JP3464505B2 - 熱処理方法 - Google Patents

熱処理方法

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JP3464505B2
JP3464505B2 JP20900093A JP20900093A JP3464505B2 JP 3464505 B2 JP3464505 B2 JP 3464505B2 JP 20900093 A JP20900093 A JP 20900093A JP 20900093 A JP20900093 A JP 20900093A JP 3464505 B2 JP3464505 B2 JP 3464505B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハなどの被
処理体に対して酸化や拡散を行う熱処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造プロセスの中に、
高温下においてシリコンの表面部を酸化しこれにより絶
縁膜(酸化膜)を得る酸化処理や、不純物層を表面に形
成したシリコン層を加熱しこれにより不純物をシリコン
層内に熱拡散させる拡散処理などがある。
【0003】この種の酸化、拡散を行う熱処理装置とし
ては空気の巻き込みが少ないことから横型炉に代って縦
型炉が多く使用されるようになってきている。縦型熱処
理装置を用いて行う酸化処理の従来例について図9を参
照しながら述べると、多数枚のウエハをウエハボートに
各々4点支持して上下に積層して搭載すると共に、反応
管内をN2 (窒素)ガスとO2 (酸素)ガスとの混合ガ
ス雰囲気にしかつ処理温度よりも低い例えば約800℃
に加熱しておき、ウエハをローディング(ウエハボート
を反応管内に搬入すること)する。そして蓋体により反
応管の下端開口部が密閉された後反応管内を10℃/分
の速度で処理温度例えば900〜1100℃まで昇温
し、所定時間この温度に維持してシリコン膜の表面に酸
化膜を形成した後約2℃/分の速度で800℃まで降温
し、しかる後ウエハをアンローディング(ウエハボート
を反応管内から搬出すること)する。
【0004】また不純物の拡散について述べると、この
処理は不純物イオン例えばAsイオンをシリコン層の表
面に打ち込んだウエハを例えば温度900〜1000℃
の加熱雰囲気かつN2 ガス雰囲気下においてAsイオン
をシリコン層内に拡散させるものであり、縦型熱処理装
置を用いるにあたって反応管内のガス雰囲気が異なる他
は酸化の場合と同様にして行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】先ず酸化の場合につい
ての問題点について述べると、ウエハのローディング時
に冷たいウエハ及びウエハボートが反応管内に搬入する
ので、反応管内は800℃から約700℃付近まで降温
する。しかしながらウエハはローディング室から急激に
このような高温にさらされるため、反応管の周囲のヒー
タの輻射熱によりウエハの周縁部側が中央部側よりも高
温となり、その熱歪によりウエハ表面にスリップと呼ば
れる断層や反りが発生する。
【0006】また処理温度よりも低い温度でシリコン層
の表面がO2 に触れると膜質の悪いつまり耐圧の低い酸
化膜が成長するが、上述のように処理温度に比べて低い
温度領域にウエハを10℃/分ものゆっくりとした速度
で昇温させることにより長い時間さらすと膜質の悪い酸
化膜が本来の膜質の良い酸化膜の下に介在してしまい、
全体として膜質が低下してしまう。なお反応管内にO2
を供給しなければ、このような問題は回避できるが、N
2 ガスのみであるとシリコンが窒化して表面が荒れてし
まうので、窒化防止のためにO2 ガスは必要である。
【0007】ここで最近ではデバイスのパターンの微細
化、薄膜化が増々進みつつあることから、酸化処理によ
り例えばCMOSの容量絶縁膜を得る場合には酸化膜は
容量を大きくとるためにも非常に薄くしなければなら
ず、従って処理温度以下の雰囲気で形成された膜質の悪
い酸化膜の介在は歩留まりの低減につながってしまう。
更にまたウエハのローディング時にウエハボートのトッ
プ側のウエハがボトム側のウエハよりも長い時間O2 ガ
ス雰囲気中で高温にさらされるため、ウエハボートの上
下の位置により酸化膜の形成の程度にばらつきがあり、
このばらつきがデバイスにも反映されるおそれがあっ
た。
【0008】また拡散処理の問題点について述べると、
デバイスの微細化に伴い、浅いpn接合をとるためにシ
リコン層内における不純物例えばAsの拡散深さは増々
浅くなる傾向にある。一方シリコン層内の不純物の濃度
プロファイルは熱履歴の影響を大きく受けるため、ウエ
ハボートの高さ位置によってウエハにおける前記濃度プ
ロファイルが異なってくる。即ちウエハボートを800
℃もの高温の反応管内に対して急激に搬入あるいは搬出
すると、ウエハに先述したスリップが発生するのみなら
ずウエハが割れるおそれが大きいので、ローディング、
アンローディングは緩やかに行う必要がある。しかしな
がらウエハボートの上部側に位置するウエハほど反応管
内の高温雰囲気にさらされる時間が長く、熱履歴を多く
受けるので表面付近の不純物濃度が小さくて深さ方向の
濃度勾配も緩やかになってしまい、この結果ウエハボー
トの各ウエハWに対して均一な拡散処理ができないとい
う問題がある。
【0009】本発明は、このような事情のもとになされ
たものであり、その目的は被処理体 の間で均一な熱処理
例えば酸化処理や拡散処理を行うことができる熱処理方
法を提供することにある。本発明の他の目的は、良質な
酸化膜を形成することのできる熱処理方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる熱処理方
法は、多数の被処理体を保持具に搭載して縦型の反応管
内に搬入し、加熱雰囲気下で反応管内に処理ガスを供給
して被処理体を熱処理する方法において、前記反応管内
を400℃以下の温度に設定した状態で、前記反応管内
に酸素ガスと所定の添加ガス、例えば窒素ガス、との混
合ガスを通流しながら、被処理体を搭載した保持具を当
該反応管内に搬入することを特徴とする。ここで熱処理
は、被処理体を酸化する処理である。また、本発明では
保持具を反応管内に搬入した後、反応管内の温度を50
〜100℃/分以上で昇温する。さらに、本発明に用い
る保持具には、被処理体の周縁を保持するためのリング
状載置台を備えたものが用いられる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の成膜方法を実施するための縦
型熱処理装置の全体構成を示す図である。図1中1は例
えば石英で作られた、下端が開口している円筒状の反応
管であり、この反応管1の周囲には加熱部2が配設され
ている。この加熱部2は、例えば図2及び図3に示すよ
うに断熱体21の内周面に、抵抗発熱線22を上下に繰
り返し屈曲させながら周方向に沿って設けた加熱ブロッ
クを複数段配列して構成される。抵抗発熱線22として
は例えば二ケイ化モリブデン(MoSi2 )を用いるこ
とができ、これによれば反応管2内を50〜100℃/
分の高速な昇温速度で昇温させることができる。
【0012】前記反応管2には、図示しないガス供給源
に接続された処理ガス供給管31が突入して設けられ、
その先端は反応管2の天井面に対向する位置まで伸びて
いる。また反応管2には、真空ポンプ32に接続された
排気管33が設けられている。
【0013】前記反応管1の下部側には、昇降台12の
上に搭載された蓋体11が設けられており、この蓋体1
1は上限位置にあるときには反応管1の下端開口部を気
密に閉塞する役割をもつものである。前記蓋体11には
保温筒3を介して保持具であるウエハボート4が搭載さ
れている。
【0014】前記ウエハボート4は図3に示すように例
えば周方向に4本配置された石英製の支柱41に熱容量
の大きな材質例えば石英製のリング状の載置台42を例
えば30枚上下に間隔を置いて配列して構成され、各リ
ング状の載置台42には、ウエハWが、その周縁部が当
該載置台42に接触して保持された状態で載置されてい
る。前記リング状の載置台42は、加熱部2からの熱線
がウエハWの周縁に直接輻射されないように周縁部がウ
エハWの表面よりも若干高く作られると共に、厚さが内
周側より外周側の方が大きくなるように構成されてい
る。
【0015】前記加熱部2の下端部と反応管1との間に
は、シャッタ51を介して装置の外部に開口するかある
いは送気ファン5に連通する吸気路52が例えば反応管
1の周方向に4ヶ所形成されており、この吸気路52の
先端には、ノズル50が設けられている。更に加熱部2
の上面には、排気ダクト53に連通する排気口54が形
成されており、この排気ダクト53には、排気口54を
開閉するために支軸55を支点として回動するシャッタ
56、熱交換器57及び排気ファン58が上流側よりこ
の順に設けられている。これら吸気路52や排気ダクト
53は、ウエハWに対して成膜が終了した後に反応管1
内を強制冷却するための強制冷却手段を構成するもので
ある。
【0016】次に上述の熱処理装置を用いて行う本発明
の熱処理方法の実施例について図4を参照しながら述べ
る。先ず反応管1内を温度400℃に設定すると共に反
応管1内にO2 ガスとN2 ガスとの混合ガスを通流して
おき、例えば30枚の被処理体であるウエハWをウエハ
ボート4に載せて昇降台12を例えば200mm/分の
速度で上昇させることにより、反応管1内に下端開口部
から搬入する。ただし前記30枚のウエハWのうち上下
数枚はダミーウエハとして用いられる。
【0017】次いで反応管1内の温度を例えば100℃
/分の速度で例えば850℃〜900℃まで昇温する。
なお反応管1内の設定温度は400℃であるが、冷たい
ウエハW及びウエハボート4が搬入されることにより反
応管1内の実際の温度は一旦例えば300℃程度まで低
下し、その後上昇することとなる。続いて反応管1内に
O2 ガス及びHClガスを夫々10リットル/分及び1
リットル/分の流量で供給して酸化処理を行い、図5に
示すようにシリコン層101の表面に、例えば膜厚50
〜200オングストロームの酸化膜102を形成する。
酸化処理については、100%O2 ガスを用いてもよい
し、この例のようなドライ酸化に限らず例えばSiO2
ガス及びHClガスを用いたウェット酸化であってもよ
い。
【0018】酸化処理後、加熱部2のスイッチをオフに
し、強制冷却手段のシャッタ51及び56を開くと共に
排気ファン57を作動させ、これにより吸気管52のノ
ズル50から排気口54へ向けて加熱部2の内周面に沿
って空気を通流させ、反応管1内を冷却する。こうして
反応管1内を例えば50℃/分の速度で400℃まで降
温した後ウエハWをアンローディングする。
【0019】このような実施例によれば、ローディング
時における反応管1内の温度を400℃もの低い温度に
設定しているためウエハWにおける熱的ストレスが小さ
く、従ってスリップと呼ばれる表面の欠陥や反りを抑制
することができる。そして処理温度に比べて低い温度領
域を100℃/分もの高速で昇温させて通過し、これに
よりウエハWが低温にさらされる時間を短かくしている
ため、膜質の悪い酸化膜の成長を抑制することができ、
この結果薄くて良質な酸化膜を得ることができる。また
ローディング、アンローディング時においてウエハボー
トの上部側に位置するウエハほど加熱雰囲気にさらされ
る時間は長いが、そのときの反応管1内の設定温度が低
いため、酸化膜の成長の度合いの差がほとんどなく、従
ってウエハ間の処理のばらつきが抑えられる。
【0020】そして加熱部2の抵抗発熱線22として発
熱効率の高い材質例えば二ケイ化モリブデンを使用し、
ローディング後反応管1内を100℃/分もの早い速度
で処理温度まで昇温させているため、スループットが高
い。
【0021】そしてまたウエハWの周縁部を熱容量の大
きい例えば石英製のリング状の載置台42により保持し
ているのでウエハWの周縁部の熱の一部が当該載置台4
2に流れ、しかも載置台41の厚さが内周側より外周側
に向かうにつれて大きくしているため、ウエハWの昇温
時及び降温時において、昇温/降温速度を大きくしても
ウエハWの径方向の温度分布を均一化することができ
る。このようにウエハWが低い温度でローディングさ
れ、しかも昇温時の面内温度均一性も高いため、この点
からもウエハWにおいてスリップや反りの発生を抑える
ことができる。
【0022】ここで反応管1内を100%O2 ガス雰囲
気とし、200mm/分の速度でウエハボートを上昇さ
せてローディングを行った場合のウエハW表面の自然酸
化膜の厚さを、反応管1内の温度毎(400℃、600
℃、800℃)に調べたところ図6に示す結果が得られ
た。ただし白枠はウエハボートのトップ部、斜線枠はセ
ンター部、網点枠はボトム部における膜厚である。この
図から各温度の膜厚を結んでいくと400〜800℃の
ある温度における自然酸化膜の膜厚を予測することがで
き、ローディング時にウエハWが上側に位置するものか
ら順次加熱雰囲気にさらされるが、600℃以下、好ま
しくは400℃以下であれば膜質の悪い酸化膜の成長を
抑えることができると推察される。
【0023】次に本発明を不純物の拡散処理に適用した
実施例について説明すると、先ず被処理体であるウエハ
としては、シリコン層の表面に不純物例えばAs(砒
素)イオンが打ち込まれたものを用いる。この場合にも
ダミーウエハを含む例えば30枚のウエハをウエハボー
ト4に載せ、酸化処理の場合と同様にしてローディング
した後反応管1内を100℃/分の速度で例えば900
〜1000℃まで昇温し、N2 ガスを例えば10リット
ル/分の流量で反応管1内に供給しながら図6に示すよ
うに不純物層例えばAs層103からAs原子がシリコ
ン層104に拡散して拡散層105が形成される。
【0024】このような実施例によれば、既述した酸化
処理の場合と同様にウエハのスリップや反りなどを抑制
できるなどの効果があり、更にAsの濃度プロファイル
がウエハ間で揃うという効果がある。即ちローディング
時及びアンローディング時にウエハボート4の上側に位
置するウエハほど反応管1内に位置している時間が長
く、受ける熱量は多いが、ローディング、アンローディ
ング時の反応管1内の温度が400℃に設定されている
ため、この温度におけるウエハの熱履歴が小さく、従っ
て上側のウエハと下側のウエハとの間の熱履歴の差も小
さい。
【0025】そしてローディングされた後は上側のウエ
ハ及び下側のウエハは均一に昇温されることから結局ウ
エハ間で不純物の濃度プロファイルが揃うと共に、その
濃度プロファイルは、図8の実線に示すようにシリコン
層104の表面部における不純物の濃度が高く、かつ拡
散深さの浅いものとなり、浅いpn接合を得ることがで
きる。なお同図中点線は、ローディング時及びアンロー
ディング時の反応管の温度を800℃に設定した場合濃
度プロファイルの悪いものの例であり、本発明方法によ
れば、前記濃度プロファイルを改善できることが理解さ
れる。ここでローディング時における自然酸化膜の成長
の抑制や、ウエハボート上のウエハの位置による前記濃
度プロファイルのばらつきの抑制を考慮するとローディ
ング時の反応管の設定温度は600℃以下であることが
好ましい。
【0026】更に不純物の拡散についてアニール後の反
応管内の降温速度の影響を調べるために次のような実験
を行った。即ちAsをイオン打ち込み処理により表面に
注入したウエハについて上述のように、反応管内にて1
000℃の加熱雰囲気かつN2 ガス雰囲気下で1分間ア
ニール処理を行い、その後の反応管内の降温速度を60
℃/分、及び通常炉と同等の2℃/分の2通りに設定し
てSIMSプロファイルを比較したところ、SIMSプ
ロファイルから2℃/分で降温した場合の拡散深さは、
60℃/分で降温した場合に比べ2倍近くになっている
ことが分かった。またAsの代りにBF2 を打ち込んだ
ウエハについて同様の試験を行ったところ同様の結果が
得られた。
【0027】更にAsを注入したシリコン表面部の活性
キャリア濃度についても、2℃/分で降温した場合には
1.3×1020atoms/cm3 であり、60℃/分
で降温した場合には2.0×1020atoms/cm3
であり、前者は後者に対して35%減少している。従っ
てこのような結果からアニール後の降温速度を早くする
ことにより不純物の拡散深さを浅くできることが理解さ
れる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、保持具を反応管内に搬
入するときに保持具の上部側に位置する被処理体ほど加
熱雰囲気にさらされる時間は長いが、そのときの反応管
内の設定温度が400℃以下であるため、保持具の上側
の被処理体と下側の被処理体の熱履歴の差が小さい。従
って多数の被処理体の間で均一な熱処理、例えば酸化処
理を行うことができる。また、反応管内に酸素ガスと所
定の添加ガス、例えば窒素ガス、との混合ガスを通流し
ながら保持具を搬入するので、表面の荒れがなく薄くて
極めて良質な酸化膜を得ることができる。
【0029】また50〜100℃/分で昇温すれば、高
いスループットで処理でき、薄くて良質な酸化膜を得る
ことができる。更にまたリング状の載置台を用いれば、
昇温時、降温時に面内温度分布について高い均一性が得
られ、被処理体の熱歪を抑えることができ、スリップを
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための装置の一例を示す
縦断面図である。
【図2】熱処理装置の加熱部の一例を示す斜視図であ
る。
【図3】熱処理装置の保持具の一例を示す縦断面図であ
る。
【図4】本発明方法の実施例における工程と反応管内の
温度とを対応して示す説明図である。
【図5】半導体ウエハの表面の酸化の様子を示す説明図
である。
【図6】自然酸化膜の厚さとローディング時の反応管の
温度との関係を示す特性図である。
【図7】半導体ウエハの表面の他の例を示す説明図であ
る。
【図8】不純物原子の濃度プロファイルを示す特性図で
ある。
【図9】従来方法における工程と反応管内の温度とを対
応して示す説明図である。
【符号の説明】
1 反応管 2 加熱部 22 抵抗発熱線 4 ウエハボート 42 リング状の載置台 52 吸気管 54 排気口 58 排気ファン W 半導体ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大部 智行 神奈川県津久井郡城山町町屋1丁目2番 41号 東京エレクトロン東北株式会社 相模事業所内 (72)発明者 池川 寛▲あき▼ 神奈川県津久井郡城山町町屋1丁目2番 41号 東京エレクトロン東北株式会社 相模事業所内 (72)発明者 中尾 賢 神奈川県津久井郡城山町町屋1丁目2番 41号 東京エレクトロン東北株式会社 相模事業所内 (56)参考文献 特開 平5−102132(JP,A) 特開 平4−215423(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の被処理体を保持具に上下に間隔を
    おいて搭載して縦型の反応管内に搬入し、加熱雰囲気下
    で反応管内に処理ガスを供給して被処理体を熱処理する
    方法において、 前記反応管内を400℃以下の温度に設定した状態で、
    前記反応管内に酸素ガスと所定の添加ガスとの混合ガス
    を通流しながら被処理体を搭載した前記保持具を前記反
    応管内に搬入することを特徴とする熱処理方法。
  2. 【請求項2】 前記所定の添加ガスが、窒素ガスである
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱処理方法。
  3. 【請求項3】 前記保持具を前記反応管内に搬入した
    後、前記反応管内の温度を50〜100℃/分の昇温速
    度で昇温することを特徴とする請求項1または2に記載
    の熱処理方法。
  4. 【請求項4】 前記保持具が、被処理体の周縁を保持す
    るためのリング状載置台を備えたことを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれか1項に記載の熱処理方法。
  5. 【請求項5】 前記熱処理が、被処理体を酸化する処理
    であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1
    項に記載の熱処理方法。
  6. 【請求項6】 多数の被処理体を保持具に上下に間隔を
    おいて搭載して縦型の反応管内に搬入し、加熱雰囲気下
    で反応管内に処理ガスを供給して被処理体を熱処理する
    方法において、 前記反応管内を400℃以下の温度に設定した状態で、
    前記反応管内に酸素ガスと所定の添加ガスとの混合ガス
    を通流しながら被処理体を搭載した前記保持具を前記反
    応管内に搬入する工程と、 前記保持具を前記反応管内に搬入した後、前記反応管内
    の温度を所定の昇温速度で昇温する工程と、 前記反応管内に搬入した被処理体を所定の加熱雰囲気下
    で処理ガスを供給して熱処理する工程と、 被処理体を熱処理した後、前記反応管内の温度を所定の
    降温速度で降温する工程と、 所定の温度まで降温した後、被処理体を前記保持具とと
    もに前記反応管から搬出する工程と、 からなることを特徴とする熱処理方法。
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