JP3464238B2 - モータ回転有無検出装置 - Google Patents

モータ回転有無検出装置

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JP3464238B2 JP03006993A JP3006993A JP3464238B2 JP 3464238 B2 JP3464238 B2 JP 3464238B2 JP 03006993 A JP03006993 A JP 03006993A JP 3006993 A JP3006993 A JP 3006993A JP 3464238 B2 JP3464238 B2 JP 3464238B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータ回転有無検出装
置に関し、特にモータが確実に停止していることをフェ
ールセーフに検出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、モータには、安全性を確保す
る為、モータが急に動き出したらすぐに通報できるよう
に、モータの回転を検出するモータ回転検出装置を備え
るのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
モータ回転検出装置では、モータが回転していることを
検出することで、モータの回転停止も検出しているので
あって、モータの回転が停止していることをフェールセ
ーフに検出することが出来ない。本発明はこのような従
来の課題に鑑みてなされたもので、モータの回転の有無
をフェールセーフに検出することが可能なモータ回転有
無検出装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、トラ
ンスの1次巻線を介してモータの励磁巻線に並列接続
し、該励磁巻線に発生するノイズ信号を緩衝する緩衝回
路と、一辺に前記トランスの2次巻線を介装して構成さ
れた抵抗ブリッジ回路と、該抵抗ブリッジ回路に交流信
号を供給する交流信号発生手段と、前記抵抗ブリッジ回
路の中点間に介装され、各中点の不平衡出力信号を増幅
する第1の増幅手段と、該第1の増幅手段の出力信号を
整流する第1の整流手段と、所定レベル範囲を設定し、
前記第1の整流手段の出力信号の出力レベルが所定レベ
ル範囲内である時、高エネルギ状態に相当する論理値1
のモータ回転停止検出信号を出力し、所定レベル範囲外
である時、低エネルギ状態に相当する論理値0のモータ
回転検出信号を出力するウィンドコンパレータと、該ウ
ィンドコンパレータからの出力を所定期間遅延させて出
力するオン・ディレー回路と、を備えるようにした。
【0005】また、高周波信号を発生させて、前記第1
の整流手段の出力信号に高周波信号を重畳させる高周波
信号発生手段と、前記高周波信号が重畳した第1の整流
手段の出力信号を所定レベルで飽和させて増幅させる第
2の増幅手段と、該第2の増幅手段の出力を整流して前
記ウィンドコンパレータに出力する第2の整流手段と、
を備えるようにした。
【0006】さらに前記第2の増幅手段への電源投入時
に第2の増幅手段を急速に立ち上がらせる立ち上げ手段
を備えるようにした。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、モータが回転している
時、モータの回転によるノイズ信号は緩衝回路で緩衝さ
れ、この時の信号によりトランスが励磁され、ブリッジ
回路の中点間の不平衡電圧が大きくなる。この不平衡電
圧による不平衡出力信号は第1の増幅手段により増幅さ
れて第1の整流手段によって整流され、ウィンドコンパ
レータでレベル検定される。ウィンドコンパレータの窓
をモータが略停止状態の時のレベルに設定しておけば、
モータが回転している時の第1の整流手段の出力信号は
窓範囲外となり、ウィンドコンパレータからは、低エネ
ルギ状態に相当する論理値0のモータ回転検出信号が出
力され、オン・ディレー回路の出力も論理値0となる。
【0008】そしてモータの回転が低下してブリッジ回
路の不平衡出力信号がウィンドコンパレータの所定レベ
ル範囲内となれば、ウィンドコンパレータから高エネル
ギ状態に相当する論理値1のモータ回転停止検出信号が
出力され、この出力は所定期間経過後にオン・ディレー
回路から出力される。また高周波信号発生手段、第2の
増幅手段、第2の整流手段を備えたものでは、モータは
回転によってインピーダンスが変化するので、このイン
ピーダンス変化に基づいてブリッジ回路の不平衡出力信
号に交流信号が重畳し、この交流信号は第1の整流手段
の出力信号にも重畳している。
【0009】この交流信号に、高周波信号発生手段で発
生した高周波信号を重畳させ、この信号は第2の増幅手
段によって増幅される。第2の増幅手段は入力信号を所
定レベルで飽和させるようになっているので、第2の増
幅手段の所定レベル以上の信号は高周波信号がカットさ
れる。したがってこの第2の増幅手段の出力信号はモー
タの回転周期に基づいた信号となり、回転が低下してく
るにしたがってそのパルス幅も長くなる。この信号は第
2の整流手段により整流され、ウィンドコンパレータに
入力される。
【0010】ウィンドコンパレータの出力が論理値1に
なるパルス幅は、前記第2の増幅手段の出力信号のパル
ス幅と同じであり、ウィンドコンパレータの出力の周期
が短く、ウィンドコンパレータの出力のパルス幅がオン
・ディレー回路の遅延時間よりも短い時には、オン・デ
ィレー回路からモータ回転停止検出信号は出力されず、
モータ回転停止検出信号はこのパルス幅が遅延時間より
も長くなった時に初めてオン・ディレー回路から出力さ
れるようになる。したがってこの遅延時間を略モータの
停止状態の値に設定しておけば確実に回転停止を検出す
ることが可能となる。
【0011】また立ち上げ手段を備えたものでは、第2
の増幅手段への電源投入時に第2の増幅手段が急速に立
ち上がるようになるので、短期間でウィンドコンパレー
タに信号を出力することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜5に基づい
て説明する。本実施例を示す図1において、モータM
は、モータMに通電する電流をオン/オフ制御するスイ
ッチ回路1を介してAC電源に接続されている。尚、本
装置はどのようなモータにも適用できる。
【0013】スナバ回路2は、モータMのノイズを緩衝
させる為に抵抗とコンデンサとが直列に接続された
緩衝回路であり、トランスT1 の1次巻線 1 を介して
モータMと並列に接続されている。トランスT1 の2次
巻線N2 は、トランスT1 が励磁された時、負の電圧が
発生するように巻回されている。巻線N3 は、コンデン
サC4 と並列に接続して共振回路を形成しており、この
共振回路は、モータM側のリアクタンス分を相殺して2
次巻線N2 を抵抗とみなせるように介装されたものであ
る。
【0014】ブリッジ回路3は、このトランスT1 の2
次巻線N2 を一辺に接続し、夫々抵抗R2 、R3 、R4
を他の三辺に接続して構成されている。交流信号発生手
段である高周波信号発生回路4は、例えば1mV程度の
交流信号を発生させ、この交流信号をトランスT2 を介
してブリッジ回路3に供給する回路である。尚、ブリッ
ジ回路3の各抵抗R2 、R3 、R4 の抵抗値はスイッチ
回路1がオフしている時でも夫々中点p、qの電位が不
平衡になるように設定されている。この中点p、q間に
は、トランスT3 の1次巻線が接続され、中点p、q間
に発生した電圧によって1次巻線N31が励磁され、2次
巻線N32からこの不平衡出力信号が出力される。
【0015】アンプAMP1は、この不平衡出力信号を
入力して増幅する回路である。尚、アンプAMP1は
図3に示すように、入力信号を所定信号レベルE2 で飽
和するようになっている。このトランスT3 とアンプA
MP1とが第1の増幅手段に相当する。整流回路REC
1はこの増幅された不平衡出力信号を整流し、整流した
信号aを抵抗R5 を介して2入力ウィンドコンパレータ
5の一方の入力端Aに出力する回路であり、第1の整流
手段に相当する。
【0016】高周波信号発生手段としての高周波信号発
生回路7は、高周波信号を発生させて、抵抗R5 を介し
た整流回路REC1の出力信号bに、抵抗R6 を介して
重畳させる。高周波信号が重畳した信号は、コンデンサ
2 を介して信号cとして第2の増幅手段としてのアン
プAMP2に入力される。アンプAMP2は、入力信号
を所定レベルで飽和するように設定して増幅する増幅器
であり、入力信号を飽和させて、飽和した期間の高周波
信号を出力させない構成となっている。
【0017】第2の整流手段としての整流回路REC2
は例えば図2に示すようにコンデンサC11、C12、ダイ
オードD1 、D2 からなる回路で構成され、高周波成分
を通過させて倍電圧整流する倍電圧整流回路であり、ア
ンプAMP2の出力信号dを倍電圧整流した信号fをウ
ィンドコンパレータ5のもう一方の入力端Bに出力され
る。
【0018】ウィンドコンパレータ5は、入力した信号
b、fが共に所定レベルの範囲にある時にのみ出力信号
y=1を生成するフェールセーフな回路である。このウ
ィンドコンパレータ5の所定レベルは、信号bの信号波
形図である図3に示すように設定されている。即ち、 y=1(高エネルギ状態に相当)となる時、VL 1
H y=0(低エネルギ状態に相当)となる時、E0<VL
又はE2>VH 但し、yはウィンドコンパレータ5の出力信号、VH
L は、夫々、信号bをレベル検定するための上限値、
下限値、Eは信号bの信号レベル、E0 はスイッチ回路
1がオンしてモータMが回転している時に発生する電
圧、E2 はスイッチ回路2がオフしてモータMが惰行
転している時に発生する電圧である。
【0019】そして出力信号y=1がモータ回転停止検
出信号であり、y=0がモータ回転検出信号である。オ
ン・ディレー回路6は、ウィンドコンパレータ5から信
号y=0(モータ回転検出信号)が出力されている時は
信号z=0を出力し、信号y=1(モータ回転停止検出
信号)が出力された時から出力信号y=1を所定期間、
例えば20sec程度遅延させてから信号z=1を出力する
フェールセーフ回路であり、ウィンドコンパレータ5で
信号y=1が生成されてから20 sec経過するまではz=
0を保持するのでサンプリングホールドの機能を有し、
故障時の立ち上がり応答が遅れる側に誤る遅延回路であ
る。
【0020】立ち上げ手段としてのトランジスタQは、
コレクタ、エミッタが夫々コンデンサC2 、アースに接
続され、ベース−エミッタ間には抵抗R7 が接続され、
また本装置の電圧VCCの直流電源がコンデンサC3 、抵
抗R8 を介してベースに接続されている。次に図3〜5
に基づいて動作を説明する。尚、本実施例では、例えば
周波数50Hzでオン・オフ制御されるモータMを使用した
場合について説明するが、前述したように本装置はどの
ようなモータにも適用可能である。
【0021】先ず、例えば電圧VCCの装置の電源をオン
すると、トランジスタQのベースには、コンデンサ
3 、抵抗R8 を介して電圧VCCの信号が入力され、ト
ランジスタQがオンし、コンデンサC2 に電圧が印加さ
れるので、コンデンサC2 は急速に充電される。これに
より、コンデンサC3 の電圧は短時間で電源電圧VCC
で立ち上がり、モータMの回転の有無を検出できるよう
になる。尚、コンデンサC 2 が充電された後はトランジ
スタQはオフする。
【0022】図3において、時刻t1 までは、スイッチ
回路1がオフされてモータMの回転が停止している時で
あり、スナバ回路2からみた負荷はモータMの励磁巻線
のインピーダンスだけであり、その時の整流回路REC
1の出力信号aの信号レベルEはE=E1 となる。尚、
高周波信号発生回路4で発生した高周波信号がブリッジ
回路3に供給されているので、E1 ≠0となる。したが
って、万が一、高周波信号発生回路4が故障した場合に
は、E=0となり、またブリッジ回路3の配線等の断線
が装置内で発生した場合には、整流回路REC1の出力
信号はウィンドコンパレータ5の上限値、下限値を越え
てしまうので、装置内の故障も検知される。
【0023】時刻t1 においてスイッチ回路1をオンし
た時、モータMの励磁巻線はスイッチ回路1を介してA
C電源と接続され、スナバ回路2からみたインピーダン
スは、モータMの励磁巻線と、AC電源スイッチオンに
よる負荷側からみたAC電源の出力インピーダンスと、
が並列接続した時の値となる。尚、AC電源の出力イン
ピーダンスは非常に小さくなっている。
【0024】AC電源は時刻t2 〜t3 でオンし、時刻
3 〜t4 でオフするように制御されており、その周期
(時刻t2 〜t4 )は20msecである。時刻t2 〜t3
は、信号bの信号レベルE=E0 となる。ウィンドコン
パレータ5はE0 <VL に設定されているので、ウィン
ドコンパレータ5からは低エネルギ状態に相当するy=
0が出力される。
【0025】時刻t3 〜t4 では、信号bの信号レベル
はE=E1 となり、VL ≦E≦VHなのでウィンドコン
パレータ5からは高エネルギ状態に相当するy=1が出
力される。またスイッチ回路1がオンする時刻t1 から
オフする時刻t5 までは、ウィンドコンパレータ5の出
力が周期20msecでy=1、0に変化するが、オン・ディ
レー回路6の遅延時間が20sec に設定されているので、
オン・ディレー回路6の出力信号zは常にz=0に保持
される。
【0026】時刻t5 でスイッチ回路1をオフした時、
スナバ回路2からみたインピーダンスは、モータMの励
磁巻線のインピーダンスだけとなり、AC電源の影響は
なくなる。またモータMのロータ(回転軸)は慣性力に
より惰行回転し、直ぐには停止せず、この時の不平衡出
力信号Eは正の値となる。時刻t5 〜t6 は、ロータの
回転速度がまだ速く、アンプAMP1に入力されるブリ
ッジ回路3の不平衡出力信号は非常に高くなっている期
間であり、この期間では、アンプAMP1の入力信号
は、アンプAMP1の飽和電圧でクランプされ、信号b
の信号レベルはE2 となる。
【0027】図5において、時刻t6 以降では、ロータ
の回転速度が低下し、信号bの信号レベルEがE<E2
となる。そして時刻t7 では、信号bの信号レベルEは
L≦E≦VH となる。一方、モータMのロータの回転
によってモータMの励磁巻線のインピーダンスが変化す
るので、整流回路REC1の出力信号aにはインダクタ
ンスの変化によって交流信号が重畳する。図4に示すよ
うに、信号bに高周波信号発生回路7で発生した高周波
信号が重畳し、信号bはコンデンサC2 を介して信号c
としてアンプAMP2に入力される。アンプAMP2は
前述のように入力信号が所定レベルで飽和するように設
定されているので、信号cは、飽和した期間で高周波信
号がカットされた信号dに変換される。整流回路REC
2では、この信号dの高周波成分のみがコンデンサC11
を通過して、信号dは信号eに変換され、さらに整流さ
れて信号fに変換される。信号eの高周波成分が出力さ
れている期間は、信号fはハイレベルとなり、ハイレベ
ルとなっているパルス幅Tは、ロータの回転に基づいた
幅となっている。
【0028】時刻t7 以降、信号bの信号レベルEはV
L ≦E≦VH となるが、ウィンドコンパレータ5からは
信号b、fの論理積が出力されるので、信号fの0、1
にしたがってウィンドコンパレータ5の出力yもy=
1、0となり、信号fのパルス幅Tが長くなるにしたが
ってウィンドコンパレータ5の出力yがy=1になるパ
ルス幅もしだいに長くなる。
【0029】時刻t7 におけるウィンドコンパレータ5
の出力y=1の期間では、ウィンドコンパレータ5の出
力が高エネルギ状態となるが、オン・ディレー回路6の
遅延時間20sec 未満であり、オン・ディレー回路6の出
力信号zはz=1に立ち上がらない。時刻t8 におい
て、ロータの回転が低下してモータMの回転速度が20se
c 以上となった時、信号fのパルス幅Tが遅延時間20se
c よりも長くなるので、時刻t 8 から20sec 後の時刻t
9 において、オン・ディレー回路6の出力zはz=0か
らz=1に立ち上がり、モータ回転停止検出信号が出力
される。
【0030】かかる構成によれば、スナバ回路2に1次
巻線N1 を接続したトランスT1 、トランスT1 の2次
巻線N2 を一辺とするブリッジ回路3により監視し、ブ
リッジ回路3の不平衡出力信号を増幅、整流した後、整
流回路REC1の出力信号をウィンドコンパレータ5で
レベル検定することにより、モータMに通電されてモー
タMが回転している時、通電されないでモータMが惰行
回転している時には、オン・ディレー回路6からモータ
回転停止検出信号は出力されず、モータMが略停止状態
になった時にのみモータ回転停止検出信号が出力される
ので、モータMの回転の有無をフェールセーフに検出す
ることが出来る。
【0031】また整流回路REC1の出力信号に重畳
し、モータMの励磁巻線のインピーダンス変化に基づい
て変化する交流信号から、モータMのロータの回転を検
出し、ロータの回転周期に基づいた整流回路REC2の
出力のパルス幅がオン・ディレー回路の遅延時間以上に
なった時にオン・ディレー回路6からモータ回転停止検
出信号を出力することにより、整流回路REC1の出力
信号でレベル検定できないような低回転時であっても、
モータの回転を検出することが出来、ウィンドコンパレ
ータ5の出力の論理値1のパルス幅が、オン・ディレー
回路6の遅延時間を越えなければ、モータ回転停止信号
が出力されないので、確実にモータの回転停止を検出す
ることができる。
【0032】また装置の電源投入時、トランジスタQで
コンデンサC2 を短絡させることにより、コンデンサC
2 に電圧が印加されて急速に充電されるので、短期間で
モータMの回転を検出することが出来る。そして高周波
信号発生回路4からトランスT2 を介してブリッジ回路
3に高周波信号を供給して不平衡信号を出力することに
より、万が一、高周波信号発生回路4が故障した場合、
ブリッジ回路3の配線等の断線が装置内で発生した場合
にも、装置内のこれらの故障も検出することが出来る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、緩
衝回路にトランスの1次巻線を介装し、トランスの2次
巻線を一辺とするブリッジ回路から不平衡出力信号を出
力して増幅、整流してウィンドコンパレータでレベル検
定することにより、モータに通電されてモータが回転し
ている時、通電されないでモータが惰行回転している時
にはウィンドコンパレータの出力は論理値0となり、オ
ン・ディレー回路からもモータ回転停止検出信号が出力
されず、ウィンドコンパレータの論理値が1になってか
ら所定遅延時間後にオン・ディレー回路からモータ回転
停止検出信号が出力されるので、モータが略停止状態に
なった時にのみモータ回転停止検出信号が出力され、モ
ータの回転停止をフェールセーフに検出することが出来
る。
【0034】また第1の整流手段の出力信号に重畳し、
モータの励磁巻線のインピーダンス変化に基づいて変化
する交流信号を検出し、増幅、整流した後、ウィンドコ
ンパレータに入力して、ウィンドコンパレータの出力を
所定期間遅延させて出力することにより、モータの回転
速度が低下して第1の整流手段の出力信号がウィンドコ
ンパレータの窓範囲内となってもさらにモータの回転を
検知することが出来、モータの回転周期に基づいたウィ
ンドコンパレータのパルス幅がオン・ディレー回路の所
定遅延時間以上にならなければ、モータ回転停止検出信
号が出力されず、確実にモータの回転停止を検出するこ
とが出来る。
【0035】また立ち上げ手段を備えることにより、電
源投入時に第2の増幅手段が急速に立ち上がるので短期
間でウィンドコンパレータに信号を出力することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【図2】図2の整流回路の一例を示す図。
【図3】図2の信号波形図。
【図4】図2の信号波形図。
【図5】図2の信号波形図。
【符号の説明】
1 スイッチ回路 2 スナバ回路 3 ブリッジ回路 5 ウィンドコンパレータ 6 オン・ディレー回路 M モータ T1 、T2 、T3 トランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−67462(JP,A) 特開 昭57−77969(JP,A) 実開 昭53−3575(JP,U) 実開 昭60−46071(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 11/00 G01P 13/00 - 13/04 H02P 3/00 - 3/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスの1次巻線を介してモータの励磁
    巻線に並列接続し、該励磁巻線に発生するノイズ信号を
    緩衝する緩衝回路と、 一辺に前記トランスの2次巻線を介装して構成された抵
    抗ブリッジ回路と、 該抵抗ブリッジ回路に交流信号を供給する交流信号発生
    手段と、 前記抵抗ブリッジ回路の中点間に介装され、各中点の不
    平衡出力信号を増幅する第1の増幅手段と、 該第1の増幅手段の出力信号を整流する第1の整流手段
    と、 所定レベル範囲を設定し、前記第1の整流手段の出力信
    号の出力レベルが所定レベル範囲内である時、高エネル
    ギ状態に相当する論理値1のモータ回転停止検出信号を
    出力し、所定レベル範囲外である時、低エネルギ状態に
    相当する論理値0のモータ回転検出信号を出力するウィ
    ンドコンパレータと、 該ウィンドコンパレータからの出力を所定期間遅延させ
    て出力するオン・ディレー回路と、 を備えたことを特徴とするモータ回転有無検出装置。
  2. 【請求項2】高周波信号を発生させて、前記第1の整流
    手段の出力信号に高周波信号を重畳させる高周波信号発
    生手段と、 前記高周波信号が重畳した第1の整流手段の出力信号を
    所定レベルで飽和させて増幅させる第2の増幅手段と、 該第2の増幅手段の出力を整流して前記ウィンドコンパ
    レータに出力する第2の整流手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載のモータ回転有
    無検出装置。
  3. 【請求項3】前記第2の増幅手段への電源投入時に第2
    の増幅手段を急速に立ち上がらせる立ち上げ手段を備え
    たことを特徴とする請求項2記載のモータ回転有無検出
    装置。
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