JP3464211B2 - 遊技機用釘測定装置 - Google Patents

遊技機用釘測定装置

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JP3464211B2
JP3464211B2 JP2002109093A JP2002109093A JP3464211B2 JP 3464211 B2 JP3464211 B2 JP 3464211B2 JP 2002109093 A JP2002109093 A JP 2002109093A JP 2002109093 A JP2002109093 A JP 2002109093A JP 3464211 B2 JP3464211 B2 JP 3464211B2
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nails
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睦 纐纈
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機の盤面より
突出する釘間の間隔及び釘の上下方向の傾斜度合を測定
する遊技機用釘測定装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】遊技機、例えばパチン
コ機を扱うパチンコホールにおいては、パチンコ機の出
玉率が収益に大きな影響を与えることから、その出玉率
をコントロールすることが望まれている。パチンコ機の
出玉率には、パチンコ玉のセーフ穴付近に存する複数の
釘の間隔と釘の傾斜度合が大きく影響する。そこで、適
度な出玉率を確保するため、従来から釘の間隔と傾斜度
合を調整することが行われている。
【0003】従来、釘間の間隔については、専用の測定
器があり、これにより測定することが可能であるが、釘
の傾斜度合については、目安となる定規を用いて行われ
ているのが一般的であり、正確な測定はできないもので
あった。また、釘間の間隔と釘の傾斜度合を調整する場
合、間隔測定用の測定器と傾斜測定用の定規とを持ち替
える必要があり、測定や調整作業の効率が悪いものであ
った。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、釘間の間隔と釘の傾斜度合とを一つ
の測定装置で正確に測定することができ、ひいては釘の
調整作業の効率を向上させることができる遊技機用釘測
定装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明の遊技機用釘測定装置は、持ち運
びが可能な本体と、この本体に設けられ、遊技機の盤面
及び当該盤面より突出する隣り合った2本の釘の奥端部
上面に当接される間隔測定用基準部と、前記本体に設け
られ、前記間隔測定用基準部が当接される前記2本の釘
間の間隔を測定する間隔測定手段と、この間隔測定手段
による測定結果を表示する間隔表示手段と、前記本体に
設けられ、前記盤面及び当該盤面より突出する釘の奥端
部上面に当接される傾斜測定用の第1の基準部と、この
第1の基準部の下方に設けられ、前記盤面に当接される
傾斜測定用の第2の基準部と、前記本体に設けられ、前
記第1の基準部が当接される前記釘の奥端部を基準にし
て当該釘の先端部の上下方向の傾斜度合を測定する傾斜
度合測定手段と、この傾斜度合測定手段による測定結果
を表示する傾斜度合表示手段とを具備し、前記間隔測定
手段は、前記2本の釘のうちの一方の釘の対向内側面に
当接する固定測定子と、水平方向に変位可能に設けら
れ、前記2本の釘のうちの他方の釘の対向内側面に当接
し、前記2本の釘間の間隔に応じて変位する可動測定子
と、この可動測定子の変位を検出する間隔用変位測定器
とを有し、前記傾斜度合測定手段は、対応する釘の先端
部上面に当接して当該釘の傾斜度合に応じて変位する傾
斜測定子と、この傾斜測定子の変位を検出する傾斜用変
位測定器とを有し、前記間隔測定手段の前記可動測定子
と前記傾斜度合測定手段の前記傾斜測定子は、共通の操
作レバーの変位に応じてそれぞれ測定方向へ変位する構
成とされていることを特徴とする。
【0006】上記した構成において、隣り合った2本の
釘間の間隔を測定する場合には、間隔測定用基準部を、
遊技機の盤面及び測定する2本の釘の奥端部上面に当接
させることで、本体や間隔測定手段の水平方向の回転を
防止して安定した状態とすることができ、しかも、釘の
上下方向の傾斜に影響を受けることのない2本の釘の奥
端部に当接させることで、釘の上下方向の傾斜に影響さ
れることなく、それら2本の釘間の間隔を間隔測定手段
により極力正確に測定することができる。間隔測定手段
の測定結果は、間隔表示手段に表示される。
【0007】また、釘の傾斜度合を測定する場合には、
傾斜測定用の第1の基準部を、遊技機の盤面及び対象と
なる釘の奥端部上面に当接させると共に、傾斜測定用の
第2の基準部を、第1の基準部の下方において盤面に当
接させることで、その盤面を基準にする。そして、この
状態で、傾斜度合測定手段により、対象となる釘の奥端
部を基準にして当該釘の上下方向の傾斜度合を測定する
ことで、傾斜度合を正確に測定することができる。傾斜
度合測定手段の測定結果は、傾斜度合表示手段に表示さ
れる。
【0008】上記した構成によれば、釘間の間隔と釘の
傾斜度合とを一つの測定装置で測定することができるの
で、それらの測定を、2つの測定器を持ち替えるという
ようなことなく行うことができ、使い勝手がよく、ひい
ては釘の調整作業の効率を向上させることが可能とな
る。
【0009】
【0010】また、上記した構成によれば、共通の操作
レバーを操作することで、間隔測定手段の可動測定子と
傾斜度合測定手段の傾斜測定子とをそれぞれ操作するこ
とができ、別々の操作レバーを操作する場合に比べて使
いやすくなる。
【0011】請求項の発明は、前記間隔用変位測定器
と前記傾斜用変位測定器は、1個の変位測定器により共
用化されていることを特徴とする。上記した構成によれ
ば、釘間の間隔と釘の傾斜度合とを、1個の変位測定器
により測定することができ、構成が簡素となる。
【0012】請求項の発明は、前記間隔表示手段と前
記傾斜度合表示手段は、前記1個の変位測定器に設けら
れた表示手段で共用化されていることを特徴とする。上
記した構成によれば、釘間の間隔の測定結果と釘の傾斜
度合の測定結果とが、変位測定器の同じ表示手段に表示
されるようになる。従って、表示手段は一つでよいか
ら、構成が一層簡素となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、パチンコ機用釘
測定装置に適用した一実施例について図面を参照して説
明する。まず、図1ないし図3において、釘測定装置の
本体1は、例えば金属製で、人が片手で容易に持ち運ぶ
ことが可能な大きさに設定されている。この本体1に
は、前部(図1の左側)の内部に機構部収納部2が形成
され、手前側(図1の右側)に横方向(図1において、
紙面の表裏方向)に貫通する円形の指挿入孔3が形成さ
れていると共に、上部に1個の変位測定器4が取り付け
られている。この変位測定器4は、間隔用変位測定器と
傾斜用変位測定器とを共用化している。なお、機構部収
納部2は、図1に二点鎖線で示すように、カバー5で閉
鎖されるようになっている。なお、図3は、そのカバー
5を除いた状態で示している。
【0014】上記変位測定器4は、取付け用の筒部6を
本体1に固定することによって本体1に取り付けられて
いる。筒部6内には棒状の測定子7が軸方向に変位可能
に設けられていて、その測定子7の先端部が、上記機構
部収納部2内に突出している。測定子7は、図示しない
付勢手段により突出方向に付勢されている。変位測定器
4には表示手段を構成するデジタル表示器8が設けられ
ていて、このデジタル表示器8は、測定子7の軸方向の
変位に基づきその変位量をデジタル表示するものであ
る。このデジタル表示器8は、後述するように釘間の間
隔の表示と、釘の傾斜度合の表示とを切替表示できる構
成となっていて、間隔表示手段と傾斜度合表示手段とを
共用化している。
【0015】本体1の上部の前部には、間隔測定用基準
板10が設けられている。この間隔測定用基準板10
は、前後方向(図1及び図2において左右方向)に延び
る取付部10aの先端部に、横方向へ突出する間隔測定
用基準部10bを一体に有し、上から見てほぼL字形を
なしていて、取付部10aの基端部を機構部収納部2内
に位置させた状態でねじ11により本体1に取り付けら
れている。間隔測定用基準部10bは、本体1から前方
へ突出していると共に、取付部10aに対し斜め下向き
に曲げられていて、図4(a)に示すように、その先端
部の長手方向の長さ寸法L1が、パチンコ機(遊技機に
相当)における盤面13より突出する隣り合った2本の
釘14a,14bの奥端部間の幅寸法L2より大きく設
定されている(L1>L2)。また、間隔測定用基準板
10は、本体1に形成された前後方向(図2において左
右方向)に延びる長孔15に沿って前後方向に位置調整
が可能となっている。
【0016】本体1の上部の前部には、間隔測定用基準
板10と隣り合うようにして固定測定子16がねじ17
により固定状態に設けられている。この固定測定子16
は、本体1からの突出寸法は間隔測定用基準板10より
も短く設定されていて、先端部が下向きとなるようにL
字形に曲げられている。
【0017】機構部収納部2の内部において、上から見
てL字形をなすリンク部材18が軸19を中心に、図2
において水平方向に回動可能に取り付けられている。こ
のリンク部材18の前部側の一端部が本体1から前方へ
突出していて、ここを可動測定子18aとしている。こ
の可動測定子18aは、上記固定測定子16の隣に位置
されていて、リンク部材18が軸19を中心に回動する
ことに伴い、固定測定子16に対して近接する方向及び
これとは反対方向へ変位されるようになっている。この
可動測定子18aも、固定測定子16と同様に先端部が
下向きとなるようにL字形に曲げられている。
【0018】この可動測定子18aと本体1との間に
は、図3に示すように、引張りコイルばね20が設けら
れていて、この引張りコイルばね20のばね力により、
第1のリンク部材18には、矢印A1方向への回動力が
作用している。リンク部材18の他端部18bは本体1
から側方へ突出していて、この他端部18bの先端部
に、下方へ突出するピン21が取り付けられている。
【0019】機構部収納部2の下部側には、傾斜測定用
の第1の基準部23が固定状態に取り付けられている。
この第1の基準部23は、細い板状をなすもので、先端
側が本体1の下部側の一面1aから外方へ突出してい
て、その先端部が斜めに曲げられている。この第1の基
準部23の先端部には、釘が入る幅の係合溝24(図3
参照)が形成されている。第1の基準部23の本体1か
らの突出寸法は、図7及び図8に示すように、測定対象
の釘14cの盤面13からの突出寸法より大に設定され
ている。
【0020】機構部収納部2の内部には、回動部材25
が軸26を中心に、図1において前後方向に回動可能に
設けられている。この回動部材25はほぼT字形をなす
ように構成されていて、下部側の一端部が、本体1の一
面1aから上記第1の基準部23と同方向へ突出してい
て、この一端部を傾斜測定子25aとしている。この傾
斜測定子25aの先端部も斜めに曲げられている。回動
部材25の上部のうち一方の突出部25bは、上記リン
ク部材18の他端部18bと同じ側方へ突出していて、
当該突出部25bの先端部側の前部が上記ピン21に当
接している。
【0021】また、回動部材25の上部のうち、上記突
出部25bとは反対側は操作レバー25cとされてい
て、この操作レバー25cの先端部が、上記カバー3の
開口部27(図1の二点鎖線参照)を貫通して側方へ突
出している。そして、この操作レバー25cの基端部
に、機構部収納部2内において、上記変位測定器4にお
ける測定子7の先端部が当接している。この場合、測定
子7の前方への付勢力は、上記引張りコイルばね20の
付勢力よりも大に設定されている。従って、その測定子
7の付勢力により、回動部材25には図1中矢印A2方
向への回動力が作用していると共に、リンク部材18に
は、回動部材25の突出部25b及びピン21を介し
て、引張りコイルばね20の付勢力に抗して矢印A3方
向(上記矢印A1と反対方向)への回動力が作用してい
る。
【0022】本体1には、下部側の一面1aに沿うよう
にして取付け軸28が取り付けられていて、この取付け
軸28の端部に、図6〜図8において上記第1の基準部
23の下方に位置させて、傾斜測定用の2本の第2の基
準部29が取り付けられている。2本の第2の基準部2
9は、共にピン状のもので、取付板30の両端部に取り
付けられている。これら第2の基準部29の突出寸法
も、第1の基準部23と同様に、図8に示すように、釘
14の盤面13からの突出寸法よりも大に設定されてい
る。図1及び図2において、本体1の上面部には、変位
測定器4の近傍に位置させて水準器31が取り付けられ
ている。
【0023】ここで、本実施例においては、固定測定子
16と、可動測定子18aを有するリンク部材18と、
このリンク部材18と共に回動変位する回動部材25
と、この回動部材25の回動に伴い変位する測定子7を
有する変位測定器4とにより、釘間の間隔を測定する間
隔測定手段32を構成している。また、傾斜測定子25
aを有する回動部材25と、この回動部材25の回動に
伴い変位する測定子7を有する変位測定器4とにより、
釘14の上下方向の傾斜度合を測定する傾斜度合測定手
段33を構成している。
【0024】次に上記構成の作用を説明する。まず、操
作レバー25cを操作していない非測定時の状態では、
図1に示すように、操作レバー25cは開口部27の一
端部27a側に位置され、可動測定子18aは固定測定
子16から離間する方向に回動され(図2参照)、ま
た、傾斜測定子25aは第1の基準部23から離間する
方向に回動された状態となっている(図1参照)。本実
施例の釘測定装置を持ち運ぶ場合には、本体1を、これ
の指挿入孔3に左手の例えば人差し指を挿入した状態で
持つようにする。
【0025】(1)2本の釘間の間隔を測定する場合 この場合には、予めデジタル表示器8は、間隔表示用に
設定しておく。そして、図4(a),(b)に示すよう
に、間隔測定用基準部10bを、パチンコ機12の盤面
13側に向けるようにして本体1を片手で持ち、操作レ
バー25cを例えば親指で、図4に示す矢印A4方向へ
押圧して変位させる。すると、回動部材25が、測定子
7の付勢力に抗して軸26を中心に同方向へ回動し、こ
れに伴い、突出部25bにて押圧されていたリンク部材
18が、引張りコイルばね20の付勢力により軸19を
中心に矢印A1方向へ回動するため、可動測定子18a
が固定測定子16に近接する方向へ回動変位し、固定測
定子16と可動測定子18aとの間の幅が狭くなる。な
お、この場合、回動部材25の回動に伴い、傾斜測定子
25aも同方向へ変位する。
【0026】この状態で、近接した固定測定子16及び
可動測定子18aを、測定対象となる2本の釘14a,
14b間に挿入すると共に、間隔測定用基準部10b
を、パチンコ機12の盤面13及び測定対象の2本の釘
14a,14bの奥端部上面に押し付けるようにして当
接させる(図5(a)〜(c)参照)。これにより、本
体1は水平方向の回転が防止され、安定した状態とな
る。
【0027】この状態で、操作レバー25cに対する押
圧を解除する。すると、操作子7の突出方向への付勢力
により、操作レバー25cと共に回動部材25が矢印A
2方向へ戻されると共に、リンク部材18が矢印A3方
向へ戻され、可動測定子18aが固定測定子16から離
間する方向へ変位するようになる。これに伴い、図5
(a),(b)に示すように、固定測定子16の先端部
が、2本の釘14a,14bのうちの一方の釘14aの
対向内側面に当接すると共に、可動測定子18aの先端
部が、他方の釘14bの対向内側面に当接するようにな
る。
【0028】このとき、固定測定子16に対する可動測
定子18aの変位が、リンク部材18及び回動部材25
を介して変位測定器4の測定子7に伝達され、この測定
子7の変位が変位測定器4により測定され、その測定結
果がデジタル表示部8にデジタルで表示される。この場
合、デジタル表示部8には、釘14a、14b間の間隔
寸法、または基準寸法に対するずれ寸法が表示される。
この場合、間隔測定用基準部10bを、釘14a,14
bの上下方向の傾斜に影響を受けることのない奥端部に
当接させることで、釘14a,14bの上下方向の傾斜
に影響されることなく、それら釘14a,14b間の間
隔を極力正確に測定することができる。
【0029】なお、この測定の際は、操作レバー25c
を数回操作して、固定測定子16及び可動測定子18a
が釘14a、14bに対して安定して当たることを確認
することが好ましい。また、水準器31により水平状態
を確認することが好ましい。
【0030】また、間隔測定用基準板10の取付位置を
長孔15に沿って調整し、間隔測定用基準部10bの本
体1からの突出寸法を調整することで、固定測定子16
及び可動測定子18aによる釘14a,14bの間隔測
定位置を釘の突出方向に調整することが可能である。
【0031】(2)釘の傾斜度合を測定する場合 この場合には、予めデジタル表示器8は、傾斜度合表示
用に設定しておく。そして、図6に示すように、傾斜度
合測定用の第2の基準部29を第1の基準部23の下に
位置させると共に、第1及び第2の基準部23,29
を、パチンコ機12の盤面13側に向けるようにして本
体1を片手で持ち、操作レバー25cを、上記の場合と
同様に矢印A4方向へ押圧して変位させる。すると、回
動部材25が、測定子7の付勢力に抗して軸26を中心
に同方向へ回動し、傾斜測定子25aが上方へ変位す
る。
【0032】この状態で、第1の基準部23の係合溝2
4を、測定対象の釘14cに上方から係合させ、その釘
14cをガイドにして測定装置全体を盤面13側に移動
させ、第1の基準部23の先端部を、盤面13及び釘1
4cの奥端部上面に押し付けるようにして当接させる
(図7参照)。そして、この状態から本体1の下部側を
盤面13側に回動させ、下部の2本の第2の基準部29
を盤面13に当接させる(図8(a)参照)。これによ
り、本体1は、これの一面1aが盤面13に平行状態で
対向し、安定した状態となる。
【0033】この状態で、操作レバー25cに対する押
圧を解除する。すると、操作子7の突出方向への付勢力
により、操作レバー25cと共に回動部材25が矢印A
2方向へ戻され、傾斜測定子25aが測定対象の釘14
cの先端部側の上面に当接するようになる(図8
(a),(b)参照)。
【0034】このとき、傾斜測定子25aの変位が、回
動部材25を介して変位測定器4の測定子7に伝達さ
れ、この測定子7の変位が変位測定器4により測定さ
れ、その測定結果がデジタル表示部8にデジタルで表示
される。この場合、デジタル表示部8には、釘14cの
水平状態からの上下方向の角度、または変位寸法が表示
される。
【0035】上記した実施例によれば、間隔測定用基準
部10bと、間隔測定手段32とを用いることにより、
釘間の間隔を正確に測定することができ、また、傾斜測
定用の第1及び第2の基準部23,29と、傾斜度合測
定手段33とを用いることにより、釘の傾斜度合を正確
に測定することができる。そして、これら釘間の間隔と
釘の傾斜度合とを一つの測定装置で測定することができ
るので、それらの測定を、2つの測定器を持ち替えるこ
となく行うことができ、使い勝手を向上でき、ひいては
釘の調整作業の効率を向上させることが可能となる。
【0036】また、間隔測定手段32における可動測定
子18aと、傾斜度合測定手段33における傾斜測定子
25aは、共通の操作レバー25cの操作に応じてそれ
ぞれ測定方向へ変位する構成となっているので、一つの
共通の操作レバー25cを操作することで、間隔測定手
段32の可動測定子18aと傾斜度合測定手段33の傾
斜測定子25aとをそれぞれ操作することができ、別々
の操作レバーを操作する場合に比べて使いやすい。
【0037】間隔測定手段32の変位測定器と傾斜度合
測定手段33の変位測定器は、1個の変位測定器4によ
り共用化した構成としているので、それぞれ変位測定器
を設ける場合に比べて構成を簡素にできる。
【0038】しかも、間隔測定手段32の測定結果と傾
斜度合測定手段33の測定結果を、どちらも変位測定器
4のデジタル表示器8に表示する構成としているので、
測定結果を別々の表示器に表示する場合に比べて構成を
一層簡素にできる。
【0039】本発明は、上記した実施例にのみ限定され
るものではなく、次のように変形または拡張できる。表
示手段は、デジタル表示器8に代えて、アナログ表示器
であってもよい。遊技機としてはパチンコ機に限られ
ず、アレパチ機などの遊技機の釘測定装置にも適用する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図
【図2】平面図
【図3】本体のカバーを外した状態での斜視図
【図4】釘間の間隔を測定する前の状態を示すもので、
(a)は平面図、(b)は同状態での側面図
【図5】釘間の間隔を測定する際の状態を示すもので、
(a)は平面図、(b)は同状態での要部の拡大平面
図、(c)は側面図
【図6】釘の傾斜度合を測定する前の状態における側面
【図7】図6の状態から第1の基準部を盤面及び釘の奥
端部に押し付けた状態での側面図
【図8】釘の傾斜度合を測定する際の状態を示すもの
で、(a)は側面図、(b)は要部の拡大側面図
【符号の説明】
図面中、1は本体、4は変位測定器(間隔用変位測定
器、傾斜用変位測定器)、5はカバー、7は測定子、8
はデジタル表示器(表示手段、間隔表示手段、傾斜度合
表示手段)、10は間隔測定用基準板、10bは間隔測
定用基準部、13は盤面、14a,14b,14cは
釘、16は固定測定子、18はリンク部材、18aは可
動測定子、21はピン、23は第1の基準部、25は回
動部材、25aは傾斜測定子、25cは操作レバー、2
9は第2の基準部、31は水準器、32は間隔測定手
段、33は傾斜度合測定手段を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−221627(JP,A) 特開 平9−94326(JP,A) 特許2571189(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 312 G01B 3/56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 持ち運びが可能な本体と、 この本体に設けられ、遊技機の盤面及び当該盤面より突
    出する隣り合った2本の釘の奥端部上面に当接される間
    隔測定用基準部と、 前記本体に設けられ、前記間隔測定用基準部が当接され
    る前記2本の釘間の間隔を測定する間隔測定手段と、 この間隔測定手段による測定結果を表示する間隔表示手
    段と、 前記本体に設けられ、前記盤面及び当該盤面より突出す
    る釘の奥端部上面に当接される傾斜測定用の第1の基準
    部と、 この第1の基準部の下方に設けられ、前記盤面に当接さ
    れる傾斜測定用の第2の基準部と、 前記本体に設けられ、前記第1の基準部が当接される前
    記釘の奥端部を基準にして当該釘の先端部の上下方向の
    傾斜度合を測定する傾斜度合測定手段と、 この傾斜度合測定手段による測定結果を表示する傾斜度
    合表示手段とを具備し 前記間隔測定手段は、前記2本の釘のうちの一方の釘の
    対向内側面に当接する固定測定子と、水平方向に変位可
    能に設けられ、前記2本の釘のうちの他方の釘の対向内
    側面に当接し、前記2本の釘間の間隔に応じて変位する
    可動測定子と、この可動測定子の変位を検出する間隔用
    変位測定器とを有し、 前記傾斜度合測定手段は、対応する釘の先端部上面に当
    接して当該釘の傾斜度合に応じて変位する傾斜測定子
    と、この傾斜測定子の変位を検出する傾斜用変位測定器
    とを有し、 前記間隔測定手段の前記可動測定子と前記傾斜度合測定
    手段の前記傾斜測定子は、共通の操作レバーの変位に応
    じてそれぞれ測定方向へ変位する構成とされている こと
    を特徴とする遊技機用釘測定装置。
  2. 【請求項2】 前記間隔用変位測定器と前記傾斜用変位
    測定器は、1個の変位測定器により共用化されている
    とを特徴とする請求項1記載の遊技機用釘測定装置。
  3. 【請求項3】 前記間隔表示手段と前記傾斜度合表示手
    段は、前記1個の変 位測定器に設けられた表示手段で共
    用化されていることを特徴とする請求項2記載の遊技機
    用釘測定装置。
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