JP3462965B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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Description
稿を示す画像データを、必要に応じて画像メモリに記憶
するようにしたファクシミリ装置に関する。
を備え、受信した画像データや送信すべき画像データを
必要に応じて記憶するものとなっている。
が用いられる。
を用いた画像メモリを備えたファクシミリ装置では、修
理のために電源をOFFした場合、画像メモリに画像デ
ータが保持されていると、その画像データは消失してし
まう。このとき、印字部にて印字を行うことが可能であ
れば、画像メモリに保持された画像データを電源をOF
Fする前に印字させることによって、消失してしまう画
像データが何であるかをユーザが知ることができ、画像
メモリに保持された画像データが消えても大きな問題に
はならないが、故障が印字部等で生じている場合には、
画像メモリに保持された画像データを印字させることが
できず、消えてしまう画像データが何であるかをユーザ
が特定することができなくなってしまう。
クアップを行うようにしたファクシミリ装置もあるが、
修理に要する時間がバッテリによるバックアップ可能時
間を超過してしまえば、画像メモリに保持されていた画
像データは消失してしまう。本発明はこのような事情を
考慮してなされたものであり、その目的とするところ
は、印字不能な状態で電源をOFFする必要が生じた際
に画像メモリに保持されていた画像データの内容をユー
ザが確認することを可能とするファクシミリ装置を提供
することにある。
めに請求項1に記載の発明は、例えば受信原稿を示す画
像データや受信原稿を示す画像データなどの任意の画像
データを記憶するための例えば画像メモリなどの画像記
憶手段と、任意の画像データを所定の通信回線を介して
送信するモデムなどの送信手段と、転送処理手段とを備
え、この転送処理手段により、所定の転送指示に応じ
て、前記画像記憶手段に記憶されている画像データのう
ちの所定のもの(例えば指定された種別に該当するも
の)を、その画像データが前記画像記憶手段に記憶され
ている理由に拘らずに所定の宛先へと送信するべく前記
送信手段を制御するようにした。
の転送指示がなされた場合には、画像記憶手段に記憶さ
れた画像データのうちの所定のものが、他の任意のファ
クシミリ装置に対して送信される。従って、転送先のフ
ァクシミリ装置で印字される画像により画像記憶手段に
記憶された画像データの内容を確認できる。
1に記載の発明に加えて、送信手段による送信が完了し
た画像データを画像記憶手段から抹消する画像抹消手段
を有し、かつこの画像抹消手段は、前記送信手段が転送
処理手段の制御の下に送信した画像データは画像記憶手
段から抹消しないようにした。
処理手段により他のファクシミリ装置に転送された画像
データは、抹消されることなく画像記憶手段に残され
る。従って、転送処理手段により他のファクシミリ装置
への転送を行ったのちでも、各画像データを、それが画
像記憶手段に記憶されている本来の目的のために用いる
ことができる。
1に記載の発明における転送処理手段を、所定の転送指
示に応じて前記画像記憶手段に記憶されている画像デー
タのうちの所定のものを所定の宛先へと送信するべく前
記送信手段を制御する処理を、復旧作業のために装置電
源を断しなければならない所定の障害が発生していると
きにのみ行うものとした。
処理手段による他のファクシミリ装置への画像データの
転送は、復旧作業のために装置電源を断しなければなら
ない所定の障害が発生しているときに制限され、正常状
態において不必要に画像データの転送が行われてしまう
ことが防止される。
実施形態につき説明する。
の要部構成を示す機能ブロック図である。
ミリ装置は、メインプロセッサ1、ROM2、RAM
3、画像メモリ4、スキャナ5、プリンタ6、操作部
7、ダイヤル送出部8、回線切換部9、モデム10、電
話回路11、ハンドセット12、スピーカ13およびト
ランス14を有してなり、このうちメインプロセッサ
1、ROM2、RAM3、画像メモリ4、スキャナ5、
プリンタ6、操作部7、ダイヤル送出部8、回線切換部
9、モデム10および電話回路11は、システムバス1
5を介して互いに接続されている。
れた制御プログラムに基づいて本ファクシミリ装置の各
部を総括制御するための制御処理を行うことでファクシ
ミリ装置としての動作を実現するものである。なお、こ
のメインプロセッサ1がROM2に格納された制御プロ
グラムに基づいて動作することで実現される制御手段
は、ファクシミリ装置における周知の一般的なものに加
えて、画像メモリ4に保持されている画像データを、そ
の保持理由に拘らずに他のファクシミリ装置へと転送す
るためのメモリ内原稿転送処理を行うための転送処理手
段1aと、画像メモリ4に保持されている画像データの
抹消を行う画像抹消手段1bとを含む。
ログラム等を記憶したものである。RAM3は、メイン
プロセッサ1が各種の処理を行う上で必要となる各種の
情報を記憶しておくためのものである。
信待ちの画像データを一時的に記憶しておくためのもの
である。この画像メモリ4は、DRAMなどの揮発性メ
モリよりなり、図示しないバッテリによってバックアッ
プされる。
タル化、シェーディング補正や暗時補正などの各種の補
正処理、あるいは冗長度圧縮符号化処理などを行って画
像データを生成するものである。
録用紙に対して印字するものである。
サ1に対する各種の指示入力を受け付けるためのキー入
力部やユーザに対して報知すべき各種の情報を表示する
ための表示部などを有したものである。
るためのダイヤル信号を生成して通信回線Cへと送出す
るものである。
回線Cの接続先をメインプロセッサ1の制御の下にモデ
ム10側と電話回路11側とで切替えるものである。
クシミリ伝送データを生成するものであり、この生成し
たファクシミリ伝送データを、回線切換部9により選択
されているときにトランス14を介して通信回線Cへと
送出する。またモデム10は、通信回線Cを介して到来
し、回線切換部9およびトランス14を介して与えられ
るファクシミリ伝送データを復調して画像データを再生
するものである。
た通信回線を介しての音声通話を可能とするものであ
る。また電話回路11は、着信時などにスピーカ13を
駆動して着信鳴動を行う。
リ装置の動作につき説明する。なお、通常のファクシミ
リ送受信に係る動作は従来よりあるファクシミリ装置と
同様であるので説明を省略し、ここではメモリ内原稿転
送処理について説明する。
べく電源をOFFするとき、ユーザまたは保守サービス
マンは、操作部7での所定の指示入力によってメモリ内
原稿転送処理の実行を指示する。
送処理手段1aにより、図2に示す手順でメモリ内原稿
転送処理を行う。すなわち、メインプロセッサ1はメモ
リ内原稿転送処理を開始するとまず、送信種別の指定を
促す図示のような表示D1を操作部7の表示部に行わせ
(ステップST1)、この状態で送信種別の指定を受付
ける(ステップST2)。
インプロセッサ1は、続いて宛先(転送先)の指定を促
す図示のような表示D2を操作部7の表示部に行わせ
(ステップST3)、この状態で宛先の指定を受付ける
(ステップST4)。
に設けられた「STARTキー」が押下されるのを待ち
受け(ステップST5)、「STARTキー」が押下さ
れたら、送信中であることを示す図示のような表示D3
を操作部7の表示部に行わせる(ステップST6)。そ
してこの状態でメインプロセッサ1は、ステップST3
で指定された宛先のダイヤル信号の送出をダイヤル送出
部8に行わせるとともに、回線切換部9をモデム側に切
替えるなどの発信処理(ステップST7)を行い、宛先
との間にリンクが確立したら画像メモリ4に記憶されて
いる画像データのうちでステップST2で指定された種
別に属するもの全てを送信する(ステップST8)。す
なわち、送信種別として「受信原稿のみ」が指定されて
いたら、メインプロセッサ1は画像メモリ4に記憶され
ている画像データのうちで受信原稿に対応するもののみ
を送信する。送信種別として「送信原稿のみ」が指定さ
れていたら、メインプロセッサ1は画像メモリ4に記憶
されている画像データのうちで送信原稿に対応するもの
のみを送信する。そして、送信種別として「全て」が指
定されていたら、メインプロセッサ1は画像メモリ4に
記憶されている画像データの全てを送信する。
が完了した画像データを画像抹消手段1bが画像メモリ
4から抹消する。しかし、上述のメモリ内原稿転送処理
手段により送信された画像データについては、画像抹消
手段1bは抹消を行わず、画像メモリ4に残す。
モリ4に記憶されている画像データを、任意の宛先、す
なわち他のファクシミリ装置に対して転送することがで
きる。なお、送信原稿の画像データの場合、その送信先
が指定されているが、メモリ内原稿転送処理のときには
その送信先に拘らずに転送先として新たに指定された宛
先に送信される。
像データを転送し、そのファクシミリ装置にて画像とし
て印字させることで、画像メモリ4に記憶されていた画
像データの内容を確認することが可能となる。これによ
り、故障の修理にバッテリによるバックアップ可能時間
を超過する時間を要して画像メモリ4から画像データが
消失してしまったとしても問題がない。
送処理によって送信した画像データは、送信完了後にも
画像メモリ4から抹消せずにそのまま残すので、故障の
修理がバッテリによるバックアップ可能時間内に完了す
れば、電源をOFFする直前の状態から動作を再開する
ことができる。
ものではない。例えば上記実施形態では、メモリ内原稿
転送処理の実行が指定されればメモリ内原稿転送処理を
無条件に実行するものとしているが、画像データに応じ
た画像を印字することが不可能なような所定の異常状態
にある時にのみメモリ内原稿転送処理を実行するように
しても良い。上記実施形態の場合は、ファクシミリ装置
が複数人で共有されるような場合に、送信原稿や受信原
稿を第三者が容易に見ることが可能となってしまい、個
人情報などが不用意に漏れてしまう恐れがあるが、本変
形例のようにすると、正常時には画像メモリ4に記憶さ
れた画像データの転送は行えないから、濫用を防止する
ことが可能となる。
受信原稿の画像データおよび送信原稿の画像データがと
もに記憶されるものとしているが、受信原稿の画像デー
タおよび送信原稿の画像データのいずれか一方のみを記
憶するようにしている場合にも本発明の適用が可能であ
る。
装置へと転送する画像データは、「受信原稿のみ」「送
信原稿のみ」および「全て」のうちからユーザが任意に
選択可能となっており、かつその選択は転送指示の度に
行うものとなっているが、転送する画像データの条件
は、予め指定されたものを登録しておくようにしても良
い。また、固定的に定めておき、ユーザによる選択は一
切できないようにしておいても良い。
で種々の変形実施が可能である。
憶するための画像記憶手段と、任意の画像データを所定
の通信回線を介して送信するモデムなどの送信手段と、
転送処理手段とを備え、この転送処理手段により、所定
の転送指示に応じて、前記画像記憶手段に記憶されてい
る画像データのうちの所定のものを、その画像データが
前記画像記憶手段に記憶されている理由に拘らずに所定
の宛先へと送信するべく前記送信手段を制御するように
したので、印字不能な状態で電源をOFFする必要が生
じた際に画像メモリに保持されていた画像データの内容
をユーザが確認することを可能とするファクシミリ装置
となる。
要部構成を示す機能ブロック図。
稿転送処理に際の処理手順を示すフローチャート。
Claims (3)
- 【請求項1】 任意の画像データを記憶するための画像
記憶手段と、 任意の画像データを所定の通信回線を介して送信する送
信手段と、前記画像記憶手段に記憶されている画像データのうちの
受信原稿に対応するものと送信原稿に対応するものとの
少なくともいずれかの原稿の送信種別の指定を受け付け
る送信種別指定受付手段と、 所定の転送指示に応じて、前記画像記憶手段に記憶され
ている画像データのうちの前記送信種別指定受付手段で
受け付けたものを、その送信種別指定受付手段で受け付
けた画像データが前記画像記憶手段に記憶されている理
由に拘わらずに所定の宛先へと送信するべく前記送信手
段を制御する転送処理手段とを具備したことを特徴とす
るファクシミリ装置。 - 【請求項2】 送信手段による送信が完了した画像デー
タを画像記憶手段から抹消する画像抹消手段を有し、 かつこの画像抹消手段は、前記送信手段が転送処理手段
の制御の下に送信した画像データは画像記憶手段から抹
消しないことを特徴とする請求項1に記載のファクシミ
リ装置。 - 【請求項3】 転送処理手段は、所定の転送指示に応じ
て前記画像記憶手段に記憶されている画像データのうち
の送信種別指定受付手段で受け付けたものを所定の宛先
へと送信するべく前記送信手段を制御する処理を、復旧
作業のために装置電源を断しなければならない所定の障
害が発生しているときにのみ行うことを特徴とする請求
項1または2に記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01258197A JP3462965B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01258197A JP3462965B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | ファクシミリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10210197A JPH10210197A (ja) | 1998-08-07 |
JP3462965B2 true JP3462965B2 (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=11809332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01258197A Expired - Lifetime JP3462965B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3462965B2 (ja) |
-
1997
- 1997-01-27 JP JP01258197A patent/JP3462965B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10210197A (ja) | 1998-08-07 |
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