JP3462610B2 - 疎水性メタチタン酸微粒子及びその製造方法 - Google Patents

疎水性メタチタン酸微粒子及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、疎水性及び分散性に優
れ、塗料、プラスチック、繊維などの紫外線吸収剤や、
電子写真用トナーの帯電調整剤、流動化剤に用いられる
メタチタン酸微粒子に関する。
【0002】
【従来の技術】酸化チタンの超微粒子は紫外線カットの
目的で化粧品、塗料、インキ、プラスチック等に使用さ
れる他、電子写真用トナーの帯電調整剤、流動化剤等に
も広く使用されている。これらの用途には、分散性の向
上や吸湿性の防止のために、表面を疎水化処理された酸
化チタンが使用されている。
【0003】従来、ベースとなる微粒子としては、四塩
化チタンやチタンアルコキシドの気相酸化により合成さ
れた酸化チタンや、硫酸法で脱水焼成された酸化チタン
であり、これらに気相中で(特開平1−153529号
公報)あるいは水溶液中で(特開平5−19528号公
報、特開平2−216440号公報)シランカップリン
グ剤の処理を行うものであったが、メタチタン酸を被覆
対象とするものはなかった。又、チタンアルコキシドの
気相酸化により合成された酸化チタンにシランカップリ
ング剤の処理を行ったものは、疎水化度、比表面積が高
く、分散性も良好であるが高価である。一方、四塩化チ
タンの気相酸化により合成された酸化チタンや硫酸法で
脱水焼成された酸化チタンにシランカップリング剤の処
理を行ったものは比較的安価に製造できるが、比表面積
が小さく、分散性も劣るものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、疎水
化度、比表面積が高く、分散性の良好な微粒子を比較的
容易にしかも安価に提供するものであり、具体的には、
高価であるチタンアルコキシドを使用せず、又、四塩化
チタンの気相法や硫酸法で得られる従来の酸化チタンよ
り高比表面積で、かつ、分散性の良い微粒子を製造する
ことを課題とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、疎水化
度、比表面積及び良好な分散性を保持した微粒子を開発
するため鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成させたも
のである。
【0006】すなわち、本発明は、硫酸法加水分解反応
により合成されたメタチタン酸の塩酸解膠により得られ
た非凝集性スラリーに、水系でアルコキシシランを処理
することを特徴とする疎水性メタチタン酸微粒子を提供
するものである。
【0007】本発明にかかる疎水性メタチタン酸微粒子
は、基体であるメタチタン酸に対して、アルコキシシラ
ンとして10〜100重量%被覆させ、100〜190
℃にて乾燥することにより得られる。
【0008】本発明の基体となるメタチタン酸は、硫酸
法加水分解反応により得られるもので、電子顕微鏡写真
による一次粒径が0.01〜0.1μmのものであれば
良い。
【0009】次に本発明による疎水性メタチタン酸微粒
子を完成させた経過について説明を行う。
【0010】疎水性微粒子を得るために、メタチタン酸
を乾燥・焼成した粉末を粉砕・分散することで単分散化
をはかり、水系でアルコキシシランを処理する方法を検
討したが、この方法では、特にメタチタン酸の粒径が細
かくなるとメタチタン酸の乾燥・焼成時に強い凝集を起
こした。そのため、疎水化度を高くすることはできた
が、比表面積が小さく、分散性の劣るものであり、従来
からある超微粒子酸化チタンと大差ないものとなった。
そこで、この問題を解決するための検討を続けた結果、
メタチタン酸を塩酸解膠し、非凝集性のスラリーとした
状態でアルコキシシランを添加し被覆処理を行うことに
より、含水物であるメタチタン酸であるにもかかわら
ず、固液分離し、乾燥した粉末は高い疎水化度を有し、
しかも高い比表面積を有しており乾燥後も非凝集性を維
持した分散性の良好な微粒子であることが判明し本発明
を完成するに至った。
【0011】本発明における製造方法の詳細な説明を引
き続き行う。
【0012】原料となるメタチタン酸の粒径の範囲の下
限は、好ましくは0.01μm、さらに好ましくは0.
02μmであり、小さすぎるとアルコキシシランを処理
しても凝集を十分におさえきれない。一方、粒径の上限
は、好ましくは0.07μm、さらに好ましくは0.0
5μmである。大きすぎると解膠速度が非常に遅くなり
実用的ではないからである。
【0013】メタチタン酸の解膠処理方法として、いく
つかの方法がある。例えば、凝集メタチタン酸のスラリ
ーにアンモニアや苛性アルカリを加え、中和後、ろ過、
水洗して残存している硫酸根を除去し、引き続き塩酸、
硝酸、トリクロル酢酸などの強塩基性一塩基酸を加えて
pH3以下、好ましくはpH0.9〜2.0にする方法
がある。又、脱硫酸根の処理を行うことなく、凝集メタ
チタン酸のスラリーに、硫酸根と反応して不溶性の硫酸
塩を形成すると同時に一塩基酸を形成するような塩、例
えば塩化バリウムを添加する方法等がある。異物質の混
入がなく、又、アルコキシシランを溶解し、反応し易い
状態とするには、前者の方法、特に塩酸を使用して解膠
する方法がより適している。
【0014】アルコキシシランを添加するときは、好ま
しくはpH3.0以下、さらに好ましくはpH2.0以
下で行う。pHを上記値以下にすることによって、メタ
チタン酸の再凝集がさらに上首尾に阻止できる。また、
アルコキシシランを添加するときは、好ましくはpH
0.9以上で行う。pHを上記値以上にすることによっ
て、アルコキシシランの被覆処理を均一に促進できる。
又、撹拌保持した後、加水分解反応を促進する目的で、
アルカリを用いて好ましくはpH4〜9、さらに好まし
くは5〜7になるように中和を行う。又、反応スラリー
の温度を、好ましくは20〜100℃、さらに好ましく
は30〜70℃に加温する。
【0015】アルコキシシランとしては、 一般式
RnSiR'm R :アルキル基、フェニル基、ビニル基、グリドキシ
基、メルカプト基、メタクリル基を含む炭化水素基 n :1〜3の整数 R':アルコキシ基 m :1〜3の整数 n+m=4 で表されるものであり、例えば、ビニルトリメトキシシ
ラン、プロピルトリメトキシシラン、i−ブチルトリメ
トキシシラン、n−ブチルトリメトキシシラン、n−ヘ
キシルトリメトキシシラン、n−オクチルトリメトキシ
シラン、n−ドデシルトリエトキシシラン、フェニルト
リメトキシシラン、3−グリドキシプロピルトリメトキ
シシラン等を挙げることができ、炭化水素基Rの炭素の
数が2〜10のものが好ましい。炭素数が1のものは分
子鎖長が短いため疎水化度が低く、又、乾燥時に粒子間
が十分に離れないため凝集が起こり分散性が低下する。
一方、炭素数が11以上のものは分子鎖長が長過ぎて分
子鎖が絡み凝集を起こすとともに、比表面積の低下が大
きく好ましくない。又、疎水化度を上げるためには、ポ
リジメチルシロキサン等シリコーンオイルのエマルジョ
ンやチタネート系のカップリング剤も有効であるが、分
子鎖が長いため、同様の理由で好ましくない。
【0016】アルコキシシランの被覆量は、基体のメタ
チタン酸に対して10〜100重量%好ましくは、20
〜80%、さらに好ましくは、25〜50%である。少
な過ぎると疎水化度が低くなり、多過ぎると凝集が起こ
るとともに、比表面積も低下する。なお、アルコキシシ
ランは2種以上を併用して用いることもできる。
【0017】中和に用いるアルカリとしては、例えば、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、アンモニア水、アン
モニアガス等を使用することができる。
【0018】水洗後の乾燥温度は100℃〜190℃、
好ましくは110℃〜170℃である。低過ぎると乾燥
効率が悪く、疎水化度が低くなる。高過ぎると、炭化水
素基の熱分解が起り、変色と疎水化度の低下が起こる。
【0019】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。以下の実施例は単に例示のために記すもので
あり、発明の範囲がこれらによって制限されるものでは
ない。
【0020】[実施例1]粒径が0.03μmのメタチ
タン酸スラリーに撹拌しながら4N水酸化ナトリウム水
溶液を加えpH9.0として1時間撹拌保持後、6N塩
酸にてpH5.5まで中和し、ろ過、水洗を行った。洗
浄済ケーキに水を加え再びスラリーとし、撹拌をしなが
ら6N塩酸を加えpH1.2とし2時間撹拌保持し、解
膠処理を行った。この解膠スラリーからメタチタン酸と
して100g分を分取し、35℃に加温保持し撹拌しな
がら、エチルトリメトキシシラン40g(40重量%)
を添加し30分間撹拌保持後8N水酸化ナトリウム水溶
液を加えpH6.5まで中和し、ろ過、水洗を行った。
【0021】ろ過、水洗済ケーキは150℃で乾燥した
後、エアジェット方式による微粉砕機で微粉砕し、目的
とする疎水性メタチタン酸微粒子を得た。
【0022】[実施例2] 実施例1において、エチル
トリメトキシシランをn−プロピルトリメトキシシラン
としたほかは、同例の場合と同様に処理して、目的とす
る疎水性メタチタン酸微粒子を得た。
【0023】[実施例3] 実施例1において、エチル
トリメトキシシランをn−ブチルトリメトキシシランと
し、乾燥温度150℃を170℃としたほかは、同例の
場合と同様に処理して、目的とする疎水性メタチタン酸
微粒子を得た。
【0024】[実施例4] 実施例1において、エチル
トリメトキシシランをi−ブチルトリメトキシシランと
し、乾燥温度150℃を170℃としたほかは、同例の
場合と同様に処理して、目的とする疎水性メタチタン酸
微粒子を得た。
【0025】[実施例5] 実施例1において、エチル
トリメトキシシランをn−ヘキシルトリメトキシシラン
としたほかは、同例の場合と同様に処理して、目的とす
る疎水性メタチタン酸微粒子を得た。
【0026】[実施例6] 実施例1において、エチル
トリメトキシシラン40gをn−デシルトリメトキシシ
ラン30g(30重量%)としたほかは、同例の場合と
同様に処理して、目的とする疎水性メタチタン酸微粒子
を得た。
【0027】[実施例7] 実施例1において、エチル
トリメトキシシラン40gをn−ブチルトリメトキシシ
ラン50g(50重量%)とし、乾燥温度150℃を1
70℃としたほかは、同例の場合と同様に処理して、目
的とする疎水性メタチタン酸微粒子を得た。
【0028】[実施例8] 実施例1において、粒径が
0.03μmのメタチタン酸の代わりに粒径が0.02
μmのメタチタン酸を用い、エチルトリメトキシシラン
40gをn−ブチルトリメトキシシラン40g(40重
量%)とし乾燥温度150℃を170℃としたほかは、
同例の場合と同様に処理して、目的とする疎水性メタチ
タン酸微粒子を得た。
【0029】[実施例9] 実施例1において、粒径が
0.03μmのメタチタン酸の代わりに粒径が0.02
μmのメタチタン酸を用い、エチルトリメトキシシラン
をi−ブチルトリメトキシシランとし、乾燥温度150
℃を170℃としたほかは、同例の場合と同様に処理し
て、目的とする疎水性メタチタン酸微粒子を得た。
【0030】[実施例10] 実施例1において、粒径
が0.03μmのメタチタン酸の代わりに粒径が0.0
4μmのメタチタン酸を用い、エチルトリメトキシシラ
ンをn−ブチルトリメトキシシランとし、乾燥温度15
0℃を170℃としたほかは、同例の場合と同様に処理
して、目的とする疎水性メタチタン酸微粒子を得た。
【0031】[実施例11] 実施例1において、粒径
が0.03μmのメタチタン酸の代わりに粒径が0.0
4μmのメタチタン酸を用い、エチルトリメトキシシラ
ン40gをn−ブチルトリメトキシシラン30g(30
重量%)とし、乾燥温度150℃を170℃としたほか
は、同例の場合と同様に処理して、目的とする疎水性メ
タチタン酸微粒子を得た。
【0032】[実施例12] 実施例1において、粒径
が0.03μmのメタチタン酸の代わりに粒径が0.0
5μmのメタチタン酸を用い、エチルトリメトキシシラ
ン40gをn−ブチルトリメトキシシラン30g(30
重量%)とし、乾燥温度150℃を170℃としたほか
は、同例の場合と同様に処理して、目的とする疎水性メ
タチタン酸微粒子を得た。
【0033】[実施例13] 実施例1において、粒径
が0.03μmのメタチタン酸の代わりに粒径が0.0
7μmのメタチタン酸を用い、エチルトリメトキシシラ
ン40gをn−ブチルトリメトキシシラン20g(20
重量%)とし、乾燥温度150℃を170℃としたほか
は、同例の場合と同様に処理して、目的とする疎水性メ
タチタン酸微粒子を得た。
【0034】[実施例14] 実施例3において、乾燥
温度150℃を110℃としたほかは、同例の場合と同
様に処理して、目的とする疎水性メタチタン酸微粒子を
得た。
【0035】[比較例1] 実施例1の粒径が0.03
μmのメタチタン酸解膠スラリーに4N水酸化ナトリウ
ム水溶液を加えpH6.0とした後、ろ過、水洗した。
110℃で乾燥後300℃で加熱脱水処理して得られた
親水性二酸化チタン粉末を水もどしし、湿式ボールミル
を用いて微粉砕スラリー化を行った。引き続き、この中
からTiO2として100g分のスラリーを分取し、撹
拌しながら6N塩酸を添加してpHを1.2とした。次
いで、35℃に加温保持し、撹拌しながらn−ブチルト
リメトキシシラン25gを添加し、30分間撹拌保持後
8N水酸化ナトリウム水溶液を加え、pH6.5まで中
和し、ろ過、水洗を行った。
【0036】ろ過、水洗済ケーキは170℃で乾燥した
後エアジェット方式による微粉砕機で微粉砕し、疎水性
酸化チタン微粒子を得た。
【0037】[比較例2] 実施例14の粒径が0.0
5μmのメタチタン酸を用い、比較例1と同様に処理し
て疎水性酸化チタン微粒子を得た。
【0038】[比較例3] 実施例1の粒径が0.03
μmのメタチタン酸で、水酸化ナトリウム水溶液でpH
9.0とする脱硫酸根処理を行わず、そのまま6N塩酸
を加えpH1.2とし2時間保持した。
【0039】このメタチタン酸スラリーは硫酸根が残存
するため、解膠は起こらなかった。実施例1において、
解膠スラリーの代わりに未解膠スラリーを用い、エチル
トリメトキシシランをn−ブチルトリメトキシシラン、
乾燥温度150℃を170℃としたほかは、同例の場合
と同様に処理して疎水性メタチタン酸微粒子を得た。 [比較例4] 実施例1において、エチルトリメトキシ
シラン(Rの炭素数2)をメチルトリメトキシシラン
(炭素数1)としたほかは、同例の場合と同様に処理し
て、疎水性メタチタン酸微粒子を得た。
【0040】[比較例5] 実施例1において、エチル
トリメトキシシラン40重量%をポリジメチルシロキサ
ンエマルジョン(東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)製SM−7060)有効成分として25重量%と
したほかは、同例の場合と同様に処理して疎水性メタチ
タン酸微粒子を得た。
【0041】以上、実施例1〜14、比較例1〜5で得
られた試料の測定結果を表1に示す。これらの測定値
は、下記の要領で測定した値である。
【0042】(1)比表面積 ドイツ、シュトレーライン社製エリアメーターを用い、
BET法にて測定した。
【0043】(2)疎水化度 2.5重量%毎のメタノールを含む水溶液を試験管に用
意しておき、少量の微粉末を投入し、沈降の有無を確認
した。疎水化度としては、沈降無重量%〜沈降有重量%
を疎水化度(%)として表示した。
【0044】(3)分散性 50ミリリットルのガラスビーカーにメタノール40ミ
リリットルと微粒子約10mgを採取し、日本エマソン
(株)製超音波洗浄器B1200J1を用い5分間分散
した。
【0045】分散液は、日本分光(株)製Ubest5
0を用い、300nmの透過率が17.5%となる様メ
タノールで希釈調整した液の550nmの値を測定し
た。550nmの値が高く透明なものの方が大粒子が少
なく、分散性良好と判断した。
【0046】
【表1】 *1) 300℃で加熱し、メタチタン酸を二酸化チタ
ンとしたもの。
【0047】*2) 解膠処理を行っていない凝集性の
メタチタン酸。
【0048】
【発明の効果】本発明は、種々の分野に利用できる疎水
性及び比表面積が高く、分散性に優れた微粒子を比較的
容易にしかも安価に製造するものであり、工業的に高い
利点がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−70469(JP,A) 特開 平7−70470(JP,A) 特開 平7−53910(JP,A) 特開 昭62−177070(JP,A) 特開 平5−186221(JP,A) 特開 平4−42811(JP,A) 特開 平2−194063(JP,A) 特開 昭63−215520(JP,A) 特開 昭63−144106(JP,A) 特開 昭58−95614(JP,A) 特開 昭57−67681(JP,A) 特公 昭46−11085(JP,B1) 特公 昭45−18370(JP,B1) 特許141888(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09C 1/36 C09C 3/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体であるメタチタン酸に対して、一般
    式RnSiR’m(R:炭素数が2〜10である炭化水
    素基、R’:アルコキシ基、n=1〜3の整数、m=1
    〜3の整数、n+m=4)で表されるアルコキシシラン
    を10〜100重量%被覆処理して得られる疎水性メタ
    チタン酸微粒子であって、粒径が0.01〜0.1μ
    m、比表面積が100〜300m2/g、かつ、当該微
    粒子をメタノール中に分散させて該分散液を300nm
    の透過率%が17.5%となるよう調製した場合におい
    て、その550nmでの透過率が70%以上を示す疎水
    性メタチタン酸微粒子。
  2. 【請求項2】 疎水化度が20〜70%であることを特
    徴とする請求項1記載の疎水性メタチタン酸微粒子。
  3. 【請求項3】 硫酸法加水分解反応により合成されたメ
    タチタン酸を解膠処理し、基体であるメタチタン酸に対
    してアルコキシシランを10〜100重量%処理した
    後、アルカリで中和し、ろ過、洗浄後、100〜190
    ℃で乾燥することを特徴とする請求項1又は2記載の疎
    水性メタチタン酸微粒子の製造方法。
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