JP3462094B2 - 部品認識方法及び装置 - Google Patents

部品認識方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を回路基
板に実装する電子部品実装機などにおいて、部品を画像
認識する部品認識方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】代表的な電子部品実装機を示す図4、図
5において、円筒部21の外周上に複数配列された吸着
ノズルユニット22が円筒部21の外周を間欠回転移動
し、電子部品31を連続的に基板23に実装していく。
その手順は、電子部品供給位置において吸着ノズルユニ
ット22の吸着ノズル32が電子部品31を吸着し、認
識カメラ30上の電子部品認識位置に移動した後、電子
部品31を認識カメラ30で撮像することにより電子部
品31の吸着位置及び姿勢を計測し、計測結果をもとに
装着姿勢との誤差を補正した後、電子部品装着位置に移
動し、基板23の所定位置に電子部品31を実装して一
連の動作を完了する。
【0003】ここで、電子部品31の吸着位置及び姿勢
の計測には一般的に画像認識が用いられており、認識カ
メラ30を使用した認識方法としては反射認識と透過認
識に分類される。
【0004】電子部品31の画像認識に当たり、従来よ
り反射認識及び透過認識は行われてきたが、その違いは
照明方法の違いであると言ってよい。反射認識は、電子
部品31の撮像面に対して認識カメラ30側に設けられ
た光源36からの光を受け、その反射光を撮像すること
により電子部品31の位置及び姿勢を計測しているのに
対して、透過認識は電子部品31の背後に設けられた拡
散板33に光源35から光を当てることにより拡散板3
3全体を発光させ、電子部品31のシルエット像を撮像
することにより電子部品31の位置及び姿勢を計測して
いる。従って、電子部品31の背後に関して言及する
と、反射認識では黒色あるいは暗色であることが望まし
く、透過認識では白色あるいは明色であることが望まし
い。
【0005】次に、両者のそれぞれの特徴を説明する。
反射認識は上述のように電子部品31の撮像面に光を当
てその反射光を認識カメラ30で撮像するため、電子部
品31の撮像面が光を反射する色及び形状で、背景が黒
色または暗色であれば認識可能である。一般に機械構成
部品を黒色に処理することは困難なことではない。ま
た、吸着ノズル32は電子部品31の寸法や形状に対し
て様々な種類が用意されているが、微小な電子部品31
に対してはノズル先端も微小になっている。しかし、耐
久性や吸着保持力・メンテナンス性等を考慮した場合、
同様のサイズダウンをするには限界があり、結果として
微小な電子部品31より大きい吸着面を持つ吸着ノズル
32で吸着することになる。反射認識の場合、背景が黒
色あるいは暗色であれば、その形状を論議する必要はな
く、電子部品31の微小化に有効に対応できる認識手法
である。
【0006】また、透過認識においては、上述したよう
に電子部品31のシルエット像を認識カメラ30で撮像
するため、電子部品31の輪郭をとらえることができれ
ば、そのボディ色やリード面形状等を考慮する必要はな
く、部品対応力の高い認識手法である。
【0007】このような両者の特徴を考慮すれば、反射
認識を中心に透過認識を補完的に活用することで電子部
品実装機としての部品対応力が飛躍的に向上する。
【0008】そこで、反射認識及び透過認識を併用する
場合の従来の部品認識方法及び装置について、図5を参
照してさらに詳しく説明する。
【0009】図5において、電子部品31を吸着保持す
る吸着ノズル32と、吸着ノズル32に設けられ認識カ
メラ30から見て電子部品31の背景となる位置に取付
けられた白色拡散板33と、電子部品31の背景となる
位置で認識カメラ30から見て白色拡散板33の手前と
なる位置に移動可能なスライド機構を具備する黒色遮光
板34と、白色拡散板33の背後より白色拡散板33に
向けてその光を照射可能な位置あるいは白色拡散板33
から見て認識カメラ30側であり、吸着保持している電
子部品31にはその光を照射することなく白色拡散板3
3にのみ照射可能な位置に設けられた透過用照明35
と、電子部品31の撮像面から見て認識カメラ30側に
設けられた反射用照明36と、認識カメラ30にて部品
認識装置が構成されている。
【0010】以上の構成による部品認識方法を図6を参
照して説明する。まず、反射認識の場合は、電子部品供
給位置において吸着ノズル32が電子部品31を吸着し
(ステップ#11)、認識カメラ30上の電子部品認識
位置に移動した後(ステップ#12)、反射用照明36
側を選択し(ステップ#13)、電子部品31と白色拡
散板33との間に黒色遮光板34が水平移動して吸着し
ている電子部品31の背景を一様な黒色に保ち(ステッ
プ#14)、次に反射用照明36を点灯し(ステップ#
15)、吸着保持している電子部品31の電極部等から
の反射光を認識カメラ30で撮像してその吸着位置及び
姿勢を認識する(ステップ#16)。
【0011】透過認識の場合は、電子部品供給位置にお
いて吸着ノズル32が電子部品31を吸着し(ステップ
#11)、吸着保持した電子部品31が認識カメラ30
上の電子部品認識位置に移動した後(ステップ#1
2)、透過用照明35側を選択し(ステップ#13)、
黒色遮光板34は動作せず白色拡散板33に向けて透過
用照明35を点灯させ(ステップ#17)、白色拡散板
33にて透過用照明35からの光を拡散させて電子部品
31の背景を明色に保ち(ステップ#18)、認識カメ
ラ30で電子部品31のシルエット像を撮像し、その輪
郭データから電子部品31の吸着位置及び姿勢を認識す
る(ステップ#19)。
【0012】このように反射認識と透過認識は黒色遮光
板34の動作と照明の選択により決定し、電子部品実装
機の制御プログラム内でその選択が行われている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
部品認識方法及び装置では、吸着保持している電子部品
31のサイズに対して黒色遮光板34あるいは白色拡散
板33が一様にその背景を覆うことが困難であるという
問題がある。
【0014】反射認識の場合、認識カメラ30から見て
電子部品31の背景を黒色あるいは暗色に保つために黒
色遮光板34が電子部品31の背後に移動するが、図5
のような吸着ノズル32との接触を避けるために吸着ノ
ズル32近傍では黒色遮光板34に切欠部を設けてあ
る。電子部品31のサイズが吸着ノズル32に対して十
分大きい場合(図5に破線で示すような大型部品31a
の場合)は問題となることはないが、切欠部より小さい
場合は反射認識は不可能となる。
【0015】透過認識の場合、認識カメラ30から見て
電子部品31の背景を白色あるいは明色に保つために白
色拡散板33が吸着ノズル32に設けてあるが、電子部
品31のサイズに対して十分な範囲を確保する必要があ
る。実装する電子部品31は1005(1mm×0.5
mm)サイズのチップ部品や、40mm角サイズのQF
Pや、長さ100mmのコネクタ等、そのサイズは様々
であり、すべての電子部品31を対象に白色拡散板33
を構成することは吸着ノズル32の大型化を招き、実装
速度の高速化や吸着ノズル32の軽量化の障害となる。
【0016】このように、従来装置では比較的大きな部
品に対しては反射認識を用い、極小サイズの部品に対し
ては透過認識を用いるという限定をしているため、完全
な反射認識と透過認識の併用ではない。電子部品の大半
は反射認識で画像認識し、透過認識をその補完的な性格
として位置付けた場合、このように電子部品のサイズに
よって認識可能範囲が限定されることは問題である。
【0017】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、部品
のサイズによる限定条件なしで反射認識と透過認識を選
択することができ、かつ吸着ノズルの小型軽量化を図れ
る部品認識方法及び装置を提供することを目的としてい
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の部品認識方法
は、第1特定色に配色された第1反射面を備えた一対の
シャッタを、吸着ノズルに近接する方向へ移動させる第
1工程と、前記吸着された部品の吸着面とは反対側で、
第1特定色と補色関係にある第2光源を点灯させる第2
工程と、前記第2光源の点灯により、前記第1反射面を
暗色化し、前記第2光源で照射された前記部品を前記認
識カメラで撮像する第3工程とからなる部品認識方法で
あって、第3工程時に、前記一対のシャッタの前記吸着
ノズルと対向する位置に設けられた照射面を通して、前
記第2光源からの照射光を前記吸着ノズルに設けられた
第1特定色の第2反射面に照射し、前記第2反射面を暗
色化することを特徴とする。
【0019】また、本発明の部品認識方法は、第1特定
色に配色された第1反射面を備えかつ第1光源を備えた
一対のシャッタを、前記吸着ノズルと近接する方向へ移
動させる第1工程と、前記第1光源を点灯させて、前記
一対のシャッタに設けられた前記第1反射面を面発光さ
せる第2工程と、前記吸着部品に、前記第1反射面から
の照射光を、前記吸着した部品の前記吸着ノズル面側よ
り照射し、前記吸着部品のシルエット像を認識カメラで
撮像する第3工程とを有する部品認識方法であって、第
3工程時に、前記一対のシャッタの前記吸着ノズルと対
向する位置に設けられた照射面より、前記第1光源から
の照射光を前記ノズルに設けられた第1特定色の第2反
射面に照射し、前記第2反射面を面発光させることを特
徴とする。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】上記発明において、ノズル反射板が逆円錐
形状であると、同一部材のままで両シャッタ部の第1光
源からの光を部品に向けて確実に照射できるとともに反
射照明部の第2光源からの光を確実に受けて暗色化し、
透過認識と反射認識を共に適正に行うことができる。
【0026】また、第1光源が660nm前後の波長を
有する赤色光であり、第2光源が525nm前後の波長
を有する緑色光であり、第1特定色がマンセル値5R3
/14付近の赤色であり、第2特定色がマンセル値5R
3/14付近の赤色であると、これらの光源としてLE
Dを用いることができ、波長特性、照度、耐久性、メン
テナンス性に優れた効果を発揮する。
【0027】
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の部品認識装置を適
用した電子部品実装機の一実施形態について、図1〜図
3を参照して説明する。
【0029】図1、図2において、吸着ノズル2にて吸
着された電子部品1の背後となる位置に水平移動可能
で、吸着ノズル2とは反対側の基端部に第1光源5を備
えた第1シャッタ部3と、吸着ノズル2に対して第1シ
ャッタ部3とは反対側に配設された第1シャッタ部3と
同様の構成の第2シャッタ部4と、電子部品1の撮像面
より認識カメラ6側に配設され、吸着ノズル2に吸着さ
れた電子部品1に向けて斜め下方の複数方向から照明す
る第2光源8を備えた反射照明部7と、吸着ノズル2に
設けられた逆三角錘形のノズル反射板9とから構成され
ている。
【0030】第1シャッタ部3及び第2シャッタ部4は
透明材料の板材からなり、認識カメラ6とは反対側に第
1特定色が塗装された第1反射面10が形成されるとと
もに、第1光源5は第1特定色あるいはそれに近い発光
色を持っており、第1光源5を点灯することにより第1
反射面10とは反対側の第1照射面11が面発光するよ
うに構成されている。また、第1シャッタ部3及び第2
シャッタ部4の吸着ノズル2側の先端部は、図2に示す
ように、互いに僅かに重なることができるように面取り
部12、13が設けられ、またこれら第1シャッタ部3
及び第2シャッタ部4の先端部を僅かに重ねた時に吸着
ノズル2を取り囲む円形穴15が形成されるように半円
状の切欠部14が形成されるとともに、その内周にノズ
ル反射板9に向けて第1光源5からの光を照射する第2
照射面16が形成されている。切欠部14の径は認識カ
メラ6側から円形穴15を通してノズル反射板9が見え
るように設定されている。
【0031】反射照明部7の第2光源8は第1特定色と
補色関係あるいはそれに近い発光色を持っており、ノズ
ル反射板9にはこの第2光源8の発光色と補色関係ある
いはそれに近い色の第2特定色に塗装された第2反射面
17が形成されている。
【0032】次に、認識動作を図3を参照して説明す
る。電子部品供給位置において、吸着ノズル2が電子部
品1を吸着し(ステップ#1)、認識カメラ6上の電子
部品認識位置に移動した後(ステップ#2)、図1に示
すように、第1シャッタ部3及び第2シャッタ部4が認
識カメラ6から見て電子部品1の背後に移動する(ステ
ップ#3)。その状態で第1シャッタ部3及び第2シャ
ッタ部4の先端部が僅かに重なるとともに吸着ノズル2
を取り囲むように円形穴15が形成され、認識カメラ6
の画像の背景は、第1シャッタ部3、第2シャッタ部4
及びノズル反射板9で覆われることになる。
【0033】この状態で、第1光源5を点灯すると第1
特定色あるいはそれに近い発光色で発光し、その光は第
1シャッタ部3及び第2シャッタ部4の透明材料の中を
通過し、第1反射面10で反射され、第1特定色あるい
はそれに近い発光色で第1照射面11が照射され、認識
カメラ6からは第1シャッタ部3及び第2シャッタ部4
が面発光しているようにとらえられる。また、透明材料
を通過した光の一部が第2照射面16からノズル反射板
9に向けて照射され、第2反射面17により認識カメラ
6方向に反射され、認識カメラ6からはノズル反射板9
も面発光しているようにとらえられる。
【0034】また、第1シャッタ部3、第2シャッタ部
4及びノズル反射板9の第1反射面10及び第2反射面
17は、第2光源8の発光色と補色関係あるいはそれに
近い関係の色であり、反射照明部7の点灯時にはそれら
の反射面は暗色として認識カメラ6でとらえられる。
【0035】そこで、反射認識と透過認識の選択に応じ
て第2光源8と第1光源5の点灯選択を行い(ステップ
#4)、反射認識の場合には第2光源8を点灯すると
(ステップ#5)、その背景は暗色となり、その背景で
電子部品1の反射光の像を認識カメラ6にて撮像するこ
とにより、吸着ノズル2にて吸着されている電子部品1
の電極部等の反射光からその特徴を抽出して認識するこ
とができる(ステップ#6)。
【0036】また、透過認識の場合には第1光源5を点
灯すると(ステップ#7)、その背景は明色となり、そ
の背景による電子部品1のシルエット像を認識カメラ6
にて撮像することにより、電子部品1のシルエット像か
らその特徴を抽出して認識することができる(ステップ
#8)。
【0037】なお、第1特定色及び第2特定色は任意波
長を持つ光に対しては高反射率を示し、別の任意波長を
持つ光に対しては吸収あるいは低反射率を示す特性を備
えた色であり、例えばマンセル値で5R3/14付近の
赤色であるとすれば、第1光源5には波長が660nm
付近の赤色光を、第2光源8には波長が525nm付近
の緑色光を用いればよい。また、第1特定色と第2特定
色は同一マンセル値の色である必要はない。また、ここ
で示した色は一例に過ぎず、第1特定色と第2特定色及
びそれに対する第1光源と第2光源の選択には無限の組
合せがある。
【0038】また、画像認識の照明としては、波長特性
や照度、耐久性、メンテナンス性等の良さからLEDを
用いた照明が最も良く、その発光色は赤色、黄色、青
色、緑色、白色がある。第1光源5と第2光源8は互い
に補色関係あるいはそれに近い光色でなくてはならない
ことから、LEDを用いて照明を構成する場合、例えば
第1特定色及び第2特定色が上記マンセル値であれば、
第1光源5に赤色LED、第2光源8に緑色LEDを採
用すればよい。また、第1特定色及び第2特定色が緑色
系であれば、第1光源5と第2光源8はその逆にすれば
よい。ここで示した組合せは一部であり、第1特定色及
び第2特定色の変化に合わせて別の組合せを選択すれば
よい。また、照明は特にLEDに限るものではなく、波
長特性に優れた光源であれば採用可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明の部品認識方法及び装置によれ
ば、以上のように第1光源又は第2光源の点灯選択のみ
により反射認識または透過認識の選択が可能で、かつ微
小チップ部品の反射認識も可能となり、また大型部品に
対しても第1シャッタ部及び第2シャッタ部の寸法を適
切にすることにより透過認識が可能となり、部品実装機
等において部品対応力を大幅に向上できる。
【0040】また、吸着ノズルに設けられたノズル反射
板は部品の寸法に関係することなく小型のものを吸着ノ
ズルに装着すれば良く、吸着ノズルの軽量小型化に容易
に対応できて、実装速度の高速化が可能となる。また、
吸着ノズルの種類に対してもその設計を大幅に変更する
ことなく対応できる。
【0041】また、第1シャッタ部および第2シャッタ
部の寸法や反射照明の照明範囲を対象部品に対して設計
・構成することは容易であり、対象部品寸法の異なる様
々な実装機に展開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品認識装置の一実施形態の縦断面図
である。
【図2】同実施形態における第1シャッタ部及び第2シ
ャッタ部の斜視図である。
【図3】同実施形態における部品認識方法の動作フロー
チャートである。
【図4】電子部品実装機の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図5】従来例の部品認識装置の縦断面図である。
【図6】同従来例における部品認識方法の動作フローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 電子部品 2 吸着ノズル 3 第1シャッタ部 4 第2シャッタ部 5 第1光源 6 認識カメラ 7 反射照明部 8 第2光源 9 ノズル反射板 10 第1反射面 11 第1照射面 12 面取り部 13 面取り部 14 切欠部 16 第2照射面 17 第2反射面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大田 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 本川 裕一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−93300(JP,A) 特開 平10−75093(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/00 - 13/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1特定色に配色された第1反射面を備
    えた一対のシャッタを、吸着ノズルに近接する方向へ移
    動させる第1工程と、前記吸着された部品の吸着面とは
    反対側で、第1特定色と補色関係にある第2光源を点灯
    させる第2工程と、前記第2光源の点灯により、前記第
    1反射面を暗色化し、前記第2光源で照射された前記部
    品を前記認識カメラで撮像する第3工程とからなる部品
    認識方法であって、第3工程時に、前記一対のシャッタ
    の前記吸着ノズルと対向する位置に設けられた照射面を
    通して、前記第2光源からの照射光を前記吸着ノズルに
    設けられた第1特定色の第2反射面に照射し、前記第2
    反射面を暗色化することを特徴とする部品認識方法。
  2. 【請求項2】 第1特定色に配色された第1反射面を備
    えかつ第1光源を備えた一対のシャッタを、前記吸着ノ
    ズルと近接する方向へ移動させる第1工程と、前記第1
    光源を点灯させて、前記一対のシャッタに設けられた前
    記第1反射面を面発光させる第2工程と、前記吸着部品
    に、前記第1反射面からの照射光を、前記吸着した部品
    の前記吸着ノズル面側より照射し、前記吸着部品のシル
    エット像を認識カメラで撮像する第3工程とを有する部
    品認識方法であって、第3工程時に、前記一対のシャッ
    タの前記吸着ノズルと対向する位置に設けられた照射面
    より、前記第1光源からの照射光を前記ノズルに設けら
    れた第1特定色の第2反射面に照射し、前記第2反射面
    を面発光させることを特徴とする部品認識方法。
  3. 【請求項3】 部品供給位置で吸着ノズルにより部品を
    吸着し、前記吸着ノズルが認識カメラ上の部品認識位置
    に移動して、一対のシャッタを前記吸着ノズルの近接す
    る位置へ移動させ、部品認識を行い、その結果を元に装
    着位置及び姿勢を補正して基板の所定位置に部品を実装
    する部品実装方法において、請求項1または2記載の部
    品認識方法を利用することを特徴とする部品実装方法。
  4. 【請求項4】 吸着ノズルにより吸着した部品を認識カ
    メラで撮像して部品認識を行う部品認識装置において、
    部品の背後となる位置に水平移動可能で、認識カメラと
    は反対側の第1反射面に第1特定色が配色され、第1特
    定色あるいはそれに近い発光色を持つ第1光源を備え、
    第1光源を発光させることにより第1反射面とは反対側
    でその発光が面発光となる第1照射面を備えた第1シャ
    ッタ部と、第1シャッタ部と同様の構造で吸着ノズルを
    中心に第1シャッタ部とは反対側より部品の背後となる
    位置に第1シャッタ部と同一平面を水平移動可能で、第
    1シャッタ部と所定量だけ重なることができる第2シャ
    ッタ部と、部品の撮像面より認識カメラ側に配設され、
    第1特定色と補色関係あるいはそれに近い発光色を持つ
    第2光源を有する反射照明部と、前記一対のシャッタ部
    の半円状の切欠部に設けられた照射面と、吸着ノズルに
    設けられた第2光源と補色の関係あるいはそれに近い色
    である第2特定色に配色された第2反射面を有するノズ
    ル反射板とを備えたことを特徴とする部品認識装置。
  5. 【請求項5】 ノズル反射板が逆円錐形状であることを
    特徴とする請求項4記載の部品認識装置。
  6. 【請求項6】 第1光源が660nm前後の波長を有す
    る赤色光であり、第2光源が525nm前後の波長を有
    する緑色光であり、第1特定色がマンセル値5R3/1
    4付近の赤色であり、第2特定色がマンセル値5R3/
    14付近の赤色であることを特徴とする請求項4記載の
    部品認識装置。
  7. 【請求項7】 部品供給位置で吸着ノズルにより部品を
    吸着し、吸着ノズルが認識カメラ上の部品認識位置に移
    動し、部品を認識カメラで撮像して部品の吸着位置及び
    姿勢を計測し、計測結果を元に部品の位置及び姿勢を補
    正して基板の所定位置に部品を実装する部品実装機にお
    いて、請求項4〜6の何れかに記載の部品認識装置を備
    えたことを特徴とする部品実装機。
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