JP3461933B2 - 換気装置 - Google Patents
換気装置Info
- Publication number
- JP3461933B2 JP3461933B2 JP27696994A JP27696994A JP3461933B2 JP 3461933 B2 JP3461933 B2 JP 3461933B2 JP 27696994 A JP27696994 A JP 27696994A JP 27696994 A JP27696994 A JP 27696994A JP 3461933 B2 JP3461933 B2 JP 3461933B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ventilation plate
- portions
- flange
- pair
- front wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
より開閉を行う換気装置に関する。
た細長い換気装置は公知である。この換気装置を用いれ
ば、サッシ戸を閉めたままで換気を行うことができる。
換気装置の一例を説明すると、換気装置は、室内に臨む
べき前壁に通気口と操作窓を形成してなる本体と、上記
前壁の裏側に配置され上記換気口を開閉する換気板と、
上記前壁の操作窓に臨んで本体の長手方向にスライド可
能に支持された操作部材とを備えている。この操作部材
のスライドに伴い換気板が移動されて換気口の開閉動作
が行われる。従来では、上記換気板の開き状態および閉
じ状態を、換気板,操作部材の本体に対する摩擦抵抗に
より維持していた。
気装置では、摩擦抵抗によるため、開き状態,閉じ状態
を確実に維持することができなかった。すなわち、サッ
シ戸の開閉時の慣性力や、振動により、開き状態から閉
じ状態へと変化したり、閉じ状態から開き状態へと変化
することがあった。
するためなされたものである。本発明の換気装置は、一
般の換気装置と同様に、(イ)空気通路と、前壁に形成
された操作窓とを有する本体と、(ロ)上記本体に移動
可能に支持され、その移動により空気通路を開閉する換
気板と、(ハ)上記換気板に連携されるとともに、上記
前壁の操作窓に臨んだ状態で本体の長手方向にスライド
可能に支持され、そのスライドに伴い換気板を移動させ
て開閉動作を行う操作部材とを備えている。
ランジと、このフランジから前方へ突出する凸部とを有
し、この凸部が操作窓に収容され、上記操作部材が付勢
手段によって前方に付勢されることにより、上記フラン
ジが前壁の裏面に当接され、上記フランジは、上記本体
の長手方向において上記凸部の左右に位置する一対のベ
ース部と、これら一対のベース部からそれぞれ本体の長
手方向に延出される一対の延出部とを有しており、ベー
ス部と延出部の境には主段差が形成されており、換気板
の閉じ状態において、凸部の左右いずれか一方の端とこ
れとは反対側の主段差が操作窓の両端にそれぞれ係止さ
れ、換気板の開き状態において、凸部の左右いずれか他
方の端とこれとは反対側の主段差が操作窓の両端にそれ
ぞれ係止されることを特徴とする。請求項2の発明で
は、請求項1の換気装置において、上記一対の延出部の
前面は平坦な第1面部分を有し、一対のベース部の前面
は少なくとも凸部の近傍に平坦な第2面部分を有し、左
の第1面部分と右の第2面部分は同一平面上に配置され
ていて上記換気板の閉じ状態,開き状態のいずれか一方
の状態で前壁の平坦な裏面に面接触し、右の第1面部分
と左の第2面部分は同一平面上に配置されていて上記換
気板の閉じ状態,開き状態のいずれか他方の状態で前壁
の平坦な裏面に面接触することを特徴とする。請求項3
の発明では、請求項2の換気装置において、上記フラン
ジは、上記凸部および一対のベース部の上下に上側当接
部,下側当接部を備え、これら当接部の前面の左右の面
部分は、それぞれ左右の第1面部分と同一平面上に配置
されていることを特徴とする。請求項4の発明では、請
求項1〜3のいずれかの換気装置において、上記一対の
ベース部の前面には、上記凸部の端と、上記一対の主段
差との中間に位置する補助段差が形成され、換気板の半
開き状態において、これら一対の補助段差が操作窓の左
右両端にそれぞれ係止されることを特徴とする。請求項
5の発明では、請求項1〜4のいずれかの換気装置にお
いて、上記一対のベース部の前面は、上記凸部の端と補
助段差との間に形成された上記第2面部分と、上記主段
差と補助段差との間に形成された平坦な第3面部分とを
有しており、これら一対の第3面部分は同一平面上に配
置されており、上記換気板の半開き状態において、前壁
の平坦な裏面に面接触することを特徴とする。
ランジと、このフランジから前方へ突出する凸部とを有
し、この凸部が操作窓に収容され、上記操作部材が付勢
手段によって前方に付勢されることにより、上記フラン
ジが前壁の裏面に当接され、上記フランジは、上記本体
の長手方向において上記凸部の左右に位置する一対のベ
ース部と、上記凸部の上下に位置する当接部とを有し、
これらベース部は、当接部の前面より前方に突出してお
り、換気板の閉じ状態において、凸部の左右いずれか一
方の端とこれとは反対側に位置する一方のベース部の端
が、操作窓の両端にそれぞれ係止され、換気板の開き状
態において、凸部の左右いずれか他方の端とこれとは反
対側に位置する他方のベース部の端が操作窓の両端にそ
れぞれ係止され、上記フランジは、上記一方のベース部
から延出された延出部を有し、上記上下の当接部は上記
凸部と上記一方のベース部の全長にわたって延びるとと
もに上記延出部まで延びており、上記延出部の前面が平
坦な第1面部分を有し、上記他方のベース部の前面が少
なくとも凸部近傍において平坦な第2面部分を有し、上
下の当接部の前面は上記延出部の第1面部分に連なる面
部分を有しており、これら当接部の面部分が延出部とは
反対側に位置する凸部の端まで延びており、これら第
1,第2の面部分と上下の当接部の面部分が、同一平面
上に配置されるとともに、上記換気板の閉じ状態におい
て前壁の平坦な裏面に面接触することを特徴とする。
段差が操作窓の両端に係止されることにより、操作部材
が閉じ位置,開き位置でロックされ、ひいては換気板の
閉じ状態,開き状態が確実に維持される。付勢手段に抗
して操作部材を押すと、このロック状態が解除される。
このロック解除状態で、操作部材を本体の長手方向に移
動することにより、操作部材の位置を変えることがで
き、ひいては換気板の開閉動作を行うことができる。請
求項2の発明では、延出部の第1面部とベース部の第2
面部が前壁の裏面に面接触するので、操作部材は開閉位
置で安定した姿勢を維持できるとともに、操作部材と操
作窓との間のシール性を比較的良好に維持できる。請求
項3の発明では、上下の当接部の第3面部分も前壁の裏
面に面接触するので、操作部材は開閉位置でより一層安
定した姿勢を維持できるとともに、操作部材と操作窓と
の間のシール性をより一層良好に維持できる。請求項4
の発明では、一対の補助段差が操作窓の両端に係止され
ることにより、操作部材がロックされ、ひいては換気板
の半開き状態が確実に維持される。請求項5の発明で
は、ベース部の第3面部分が前壁の裏面に面接触するの
で、操作部材は半開き位置で安定した姿勢を維持できる
とともに、操作部材と操作窓との間のシール性を比較的
良好に維持できる。請求項6の発明では、凸部の端とベ
ース部の端が操作窓の両端に係止することにより、操作
部材が閉じ位置,開き位置でロックされ、ひいては換気
板の閉じ状態,開き状態が確実に維持される。ロック解
除については請求項1の発明と同様である。また、上記
換気板の閉じ状態において、第1,第2の面部分および
上下の当接部の面部分が、操作窓の全周にわたって前壁
の裏面に面接触するので、操作部材と操作窓のシール性
を極めて良好に維持できる。
明する。図5,図6に示すように、換気装置は、長く延
びる2つの金属製型材10a,10bからなる本体10
を備えている。一方の型材10aは、垂直に起立する室
内側の前壁11と、この前壁11の上部に形成された上
側ベース部12と、前壁11の下部に形成された断面ほ
ぼ矩形の下側ベース部13とを有している。上側ベース
部12に形成された2つの突起12aがサッシ戸の上框
に差し込まれ、下側ベース13にガラス戸が嵌め込まれ
ることにより、換気装置はサッシ戸に取り付けられるよ
うになっている。
14を有している。この型材10bの上端が、上記一方
の型材10aのベース部12の後端縁に連結されてお
り、この状態で、後壁14が前壁11と平行をなして垂
直に起立している。なお、本体10の両端には、樹脂製
のキャップ20が取り付けられている。
る。図5に示すように、型材10aの前壁11には上下
に延びる多数のスリットが通気口15として形成されて
いる。図6の矢印で示すように、室外側の空気は、前壁
11と後壁14の下端との間に形成された開口16か
ら、前壁11と後壁15との間の形成された空間17を
通り、上記通気口15から室内に入り込むようになって
いる。以上の説明から明らかなように、開口16,空間
17,通気口15により、空気通路18が構成されてい
る。
ための構造について説明する。この流通制御構造は、図
6に最も良く示されているように、金属製型材からなる
平板形状の換気板30を備えている。この換気板30の
上縁には軸部31が形成されており、下縁には、下方に
延びる一対の突起32(カムフォロア)が形成されてい
る。この突起32は、換気板30と一体であっても別体
であってもよい。
31は、本体10の上側ベース部12に形成された軸受
部12bに嵌められており、これにより、換気板30
は、本体10の長手方向にスライド可能で、しかも軸部
31を中心に回動可能となっている。換気板30は、後
述するように手動操作より本体10の長手方向にスライ
ドされた時に、一対のガイド部材40に案内されて回動
するようになっている。詳述すると、これらガイド部材
40は、本体10の長手方向に離れて配置されており、
各ガイド部材40の前後の端部が、前壁11に形成され
た連結部11aと後壁14に形成された連結部14aに
嵌め込まれている。一対のガイド部材40の上面には、
互いに平行をなして直線的に延びるカム溝41が形成さ
れている。これらカム溝41は、本体11の長手方向に
対して例えば45°傾斜している。これらカム溝41に
上記換気板30の突起32が収容されている。
置した状態(図5において最も左側に位置した状態)で
は、その下端部の前面が前壁11の連結部11aの後面
に面接触しており、通気口15を閉じている。なお、換
気板30の両端部(本体11の長手方向の両端部)の前
面には、縦長のパッキン(図示しない)が取り付けられ
ており、上記閉じ状態において、これらパッキンが前壁
11の後面に当たることにより、換気板30の両端部と
前壁11との間がシールされている。図6において本体
10が手前方向とは反対方向(図5において右方向)に
スライドすると、上記カム溝41と突起32のカム作用
により、換気板30は図6において時計回り方向に回動
し、換気板30が通気口15を徐々に開き、想像線で示
すように通気口15を最大限開いた開き位置に至る。
ための構造について述べる。この操作構造は、本発明の
特徴部を構成するものであり、図1,図5,図6に示す
ように、樹脂製の操作部材50と、樹脂製の受け部材6
0と、コイルスプリング70(付勢手段)とを備えてい
る。
た操作窓19に臨んでいる。この操作窓19は、本体1
0の長手方向に細長い矩形をなしている。操作部材50
は、本体10の長手方向に細長い矩形をなすフランジ5
1と、このフランジ51の中央から前方に突出する凸部
52と、フランジ51の中央から後方に突出する収容部
53とを有している。
て矩形をなし、縦幅が操作窓19とほぼ等しく、横方向
(本体10の長手方向)の長さが、操作窓19より小さ
い。この凸部52は操作窓19に入り込み、本体10の
長手方向に移動可能となっている。凸部52には、操作
の際に人の指を収容するための収容凹部52aが形成さ
れている。
た係合口33に入り込んでいる。これにより、操作部材
50をスライドさせると換気板30が一緒にスライドす
るようになっている。収容部53は、後面に開口する空
間53aを有しており、この空間53aに上記受け部材
60と、コイルスプリング70が収容されている。した
がって、これら受け部材60とコイルスライド70は、
操作部材50と一緒に移動するようになっている。コイ
ルスプリング70は操作部材50と受け部材60との間
に圧縮状態で介在されており、受け部材60を後方に、
操作部材50を前方に、それぞれ付勢している。その結
果、受け部材60は常に後壁14に接し、操作部材50
のフランジ51は常に前壁11の裏面に接している。な
お、上記受け部材60の上下部には図示しない爪が形成
されており、これら爪が収容部53の上下の壁に形成さ
れた切欠に入り込むことにより、受け部材60の抜け止
めがなされている。
ら見て外郭が矩形をなし、縦幅が操作窓19より広く、
横の長さが操作窓19より長い。図4に基づいて操作部
材50の形状を詳述する。上記フランジ51は、左右対
称をなしており、凸部52の左右両側に配置された一対
の矩形のベース部54と、これらベース部54から本体
10の長手方向に延出する一対の延出部55と、上記凸
部52,ベース部54,延出部55の全長にわたってそ
の上下に配置された当接部56,57とを有している。
上記ベース部54の縦幅は上記凸部52と等しい。
な面部分56aを有し、同様に下側当接部57の前面
も、左右一対の平坦な面部分57aを有している。一対
の面部分56aは、フランジ51の端に向かって後退す
るように、凸部52,収容部53の中心軸と直交する面
に対して僅かに傾いており、フランジ51の中央におい
て互いに交わって非常に鈍い角度の稜線56xを形成し
ている。同様に、一対の面部分57aも、フランジ51
の端に向かって後退するように、僅かに傾いており、フ
ランジ51の中央において互いに交わって稜線57xを
形成している。また、上記一対の延出部55の前面はそ
れぞれ平坦な第1面部分55aとなっており、これら第
1面部分55aは、同じ側の面部分56a,57aと連
なるとともに同一平面上に配置されている。
ら離れる方向に向かって順に、平坦な第2面部分54
a,第3面部分54bを有している。ここで、図4
(B)に示すように、凸部52の左側に位置する第2面
部分54aが、右側に位置する第1面部分55aおよび
右側に位置する面部分56a,57aと同一平面P
1(一点鎖線で示す)上に配置されており、同様に、凸
部52の右側に位置する第2面部分54aが、左側に位
置する第1面部分55aおよび左側に位置する面部分5
6a,57aと同一平面P2上に配置されている。した
がって、第2面部分54aは凸部52から離れるにした
がって、前方へせり出すようになっている。また、左右
の第3面部分54bは、互いに同一平面上に配置されて
おり、しかも凸部52,収容部53の中心軸と直交し、
フランジ51の後面と平行をなしている。
部56,57より前方に突出している。ベース部54と
延出部55との境、すなわち、第3面部分54bと第1
面部分55aとの境には、主段差58(ベース部54の
端)が形成されている。また、第2面部分54aは第3
面部分54bより前方に突出しており、両者の間に補助
段差59が形成されている。これら段差58,59は、
垂直に延び、操作窓19の両端縁と平行をなしている。
なお、左側の第2面部分54aには「開」の表示がなさ
れ、右側の第2面部分54aには「閉」の表示がなされ
ている。
部52aに指を入れて、操作部材50を本体10の長手
方向、すなわち、図5の左右方向に移動させると、換気
板30も同方向に移動し、これに伴い、前述したように
ガイド部材40のカム溝41と換気板30の突起32の
カム作用により、換気板30が回動して換気口15の開
閉を行う。操作部材50は、換気板30の閉じ状態に対
応する位置(以下、閉じ位置と称す)と、換気板30の
半開き状態に対応する位置(以下、半開き位置と称す)
と、換気板30の開き状態(全開状態)に対応する位置
(以下、開き位置と称す)で、それぞれロックされるよ
うになっている。以下、各位置でのロックについて詳述
する。
ク状態を示す。この状態では、操作部材50の凸部52
と右側のベース部54が操作窓19に入り込んでおり、
凸部52の左端が操作窓19の左端に係止され、右側の
主段差58が操作窓19の右端に係止されている。この
係止状態は、操作部材50がスプリング70の力で前方
に付勢されているので、維持される。これにより、操作
部材50が閉じ位置でロックされ、ひいては換気板30
の閉じ状態が確実に維持される。上記操作部材50の閉
じ位置において、当接部56,57の右側の面部分56
a,57aと、右側の第1面部分55aと、左側の第2
面部分54aが、前壁11の平坦な裏面に面接触してい
るため、操作部材50の姿勢が安定している。しかも、
凸部52と右側のベース部54が操作窓19に入り込ん
でこれを塞いた状態で上記面接触が得られるので、操作
部材50と操作窓19との間が良好にシールされる。
ロック状態を示す。この状態では、操作部材50の凸部
52と左右のベース部54の一部が操作窓19に入り込
み、一対の補助段差59が操作窓19の両端に係止さ
れ、これにより操作部材50は半開き位置でロックされ
る。この状態で、左右の第3面部分54bが前壁11の
裏面に面接触している。
ク状態を示す。この状態では、操作部材50の凸部52
と左側のベース部54が操作窓19に入り込み、凸部5
2の右端が操作窓19の右端に係止され、左側の主段差
58が操作窓19の左端に係止されている。これによ
り、開き位置でのロックがなされる。上記操作部材50
の開き位置では、当接部56,57の左側の面部分56
a,57aと、左側の第1面部分55aと右側の第2面
部分54aが、前壁11の裏面に面接触している。
0をスプリング70に抗して押すことにより、解除され
る。操作者は、操作部材50を押しながら左右方向に移
動させることにより、他の所望位置まで操作部材50を
移動させて、そこでロックすることができる。
は、引戸の開閉に伴う衝撃に起因して換気装置の換気板
30に本体10の長手方向の慣性力が作用するが、操作
部材60は全閉位置,半開き位置,全開位置でロックさ
れるので、換気板30は全閉状態,半開き状態,全開状
態をそのまま維持できる。なお、振動が換気装置に付与
された場合でも、同様である。
の前面が、全域にわたって第2面部分であってもよい。
この場合、補助段差は形成されず、操作部材は半開き位
置ではロックされない。また、上記実施例において、上
下の当接部は省いてもよいし、一部を削除してもよい。
なす操作部材50’を説明する。この操作部材50’
は、フランジ51’の形状だけが最初の実施例と異なる
ので、他の部位については同番号を付してその詳細な説
明を省略する。図7に最も良く示されているように、こ
のフランジ51’は左右対称ではない。フランジ51’
は、凸部52の両側に配置されたベース部54’,5
4”と、右側のベース部54’から本体の長手方向に延
びる延出部55’と、上下の当接部56’,57’と、
を有している。
ース部54”の半分と、凸部52と延出部55’の全長
にわたって配置されている。上側の当接部56’の前面
は、2つの平坦な面部分56a’,56a”を有し、同
様に下側当接部57’の前面も、2つの平坦な面部分5
7a’,57a”を有している。面部分56a’,56
a”は、フランジ51の端に向かって後退するように、
凸部52,収容部53の中心軸と直交する面に対して僅
かに傾いており、凸部52の左端において互いに交わっ
て非常に鈍い角度の稜線56x’を形成している。同様
に、一対の面部分57a’,57a”も、フランジ51
の端に向かって後退するように、僅かに傾いており、凸
部52の左端において互いに交わって稜線57x’を形
成している。右側の面部分56a’,57a’は左側の
面部分56a”,57a”より遥かに長い。また、上記
延出部55’の前面は平坦な第1面部分55a’となっ
ており、この第1面部分55a’は、右側の面部分56
a’,57a’と連なるとともに同一平面上に配置され
ている。
れぞれ平坦な第2面部分54a’,54a”となってい
る。ここで、図7(B)に示すように、凸部52の左側
に位置する第2面部分54a”が、右側に位置する面部
分56a’,57a’,第1面部分55a’と同一平面
上に配置されている。また、凸部52の右側に位置する
第2面部分54a’は、左側に位置する面部分56
a”,57a”と連なっていないが、同一平面P’上に
配置されている。
び当接部56’,57’より前方に突出している。ベー
ス部54’と延出部55’との境、すなわち、右側の第
2面部分54a’と第1面部分55a’との境には、主
段差58’(ベース部54の端)が形成されている。こ
の主段差58’は、垂直に延び、操作窓19の両端縁と
平行をなしている。左側のベース部54”の端58”は
後述するロック時に重要な役割を担う。なお、左側の第
2面部分54a”には「開」の表示がなされ、右側の第
2面部分54a’には「閉」の表示がなされている。
ック状態を示す。この状態では、凸部52と右側のベー
ス部54’が操作窓19に入り込んでおり、凸部52の
左端が操作窓19の左端に係止され、主段差58’が操
作窓19の右端に係止されている。上記操作部材50’
の閉じ位置において、当接部56’,57’の右側の面
部分56a’,57a’が、操作窓19の上下縁の全長
に沿って前壁11の裏面に面接触しており、第1面部分
55a’が操作窓19の右縁に沿って前壁11の裏面に
面接触しており、左側の第2面部分54a”が操作窓1
9の左縁に沿って面接触している。このように操作窓1
9のほぼ全周にわたってフランジ51’が前壁11と面
接触しているので、操作部材50’と操作窓19との間
が良好にシールされる。
ック状態を示す。この状態では、操作部材50’の凸部
52と左側のベース部54”が操作窓19に入り込み、
凸部52の右端が操作窓19の右端に係止され、ベース
部54”の端58”が操作窓19の左端に係止されてい
る。これにより、開き位置でのロックがなされる。上記
操作部材50’の開き位置では、当接部56’,57’
の左側の面部分56a”,57a”と、右側の第2面部
分54a’が、前壁11の裏面に面接触している。
ベース部54”からも延出部を延出させてもよい。
様が可能である。上記実施例では、換気板が操作部材と
一緒に本体の長手方向にスライドするようになっている
が、換気板は回動のみ可能とし長手方向のスライドを禁
じ、カム部材を連携機構を介して操作部材と一緒に動か
すことにより、換気板を回動させるようにしてもよい。
換気板を回動させず、操作部材と一緒に本体の長手方向
にスライドさせる過程で、上下に配置されたカム部材に
より、換気板を本体の前壁に接近させたり離すことによ
り、開閉動作を行ってもよい。換気板は、前壁に形成さ
れた通気口と同一ピッチの通気口を有して前壁の裏面に
スライドのみ可能に支持されていてもよい。この場合、
換気板の通気口と前壁の通気口が不一致の時に閉じ状態
となり、一致の時に開き状態となる。さらに、上記換気
板は、前壁の裏側に配置された壁の通気口を開閉するよ
うにしてもよい。
は、操作部材が閉じ位置,開き位置でロックされるの
で、換気板の閉じ状態,開き状態を確実に維持できる。
しかも、このロックのための操作部材の形状は、簡単で
あり製造コストも安くて済む。請求項2の発明では、フ
ランジと前壁の面接触により、操作部材は開閉位置で安
定した姿勢を維持できるとともに、操作部材と操作窓と
の間のシール性を比較的良好に維持できる。請求項3の
発明では、さらにフランジと前壁の面接触領域が広くな
るので、操作部材は開閉位置でより一層安定した姿勢を
維持できるとともに、操作部材と操作窓との間のシール
性をより一層良好に維持できる。請求項4の発明では、
操作部材が半開き位置でロックされるので、換気板の半
開き状態を確実に維持できる。請求項5の発明では、上
記半開き位置でもフランジと前壁が面接触するので、操
作部材は半開き位置で安定した姿勢を維持できるととも
に、操作部材と操作窓との間のシール性を比較的良好に
維持できる。請求項6の発明では、操作部材が閉じ位
置,開き位置でロックされるので、換気板の閉じ状態,
開き状態を確実に維持できる。また、このロックのため
の操作部材の形状は簡単である。また、換気板の閉じ状
態において、フランジが操作窓の全周にわたって前壁の
裏面に面接触するので、操作部材と操作窓のシール性を
極めて良好に維持できる。
材のロック状態を示す横断面図である。
す横断面図である。
横断面図である。
図である。
図である。
図、(B)は平面図である。
す横断面図である。
す横断面図である。
a” … 面部分 58,58’,58” … 主段差,ベース部の端 59 … 補助段差 60 … 受け部材 70 … スプリング(付勢手段)
Claims (6)
- 【請求項1】(イ)空気通路と、前壁に形成された操作
窓とを有する本体と、 (ロ)上記本体に移動可能に支持され、その移動により
空気通路を開閉する換気板と、 (ハ)上記換気板に連携されるとともに、上記前壁の操
作窓に臨んだ状態で本体の長手方向にスライド可能に支
持され、そのスライドに伴い換気板を移動させて開閉動
作を行う操作部材とを備えた換気装置において、上記操
作部材は、フランジと、このフランジから前方へ突出す
る凸部とを有し、この凸部が操作窓に収容され、上記操
作部材が付勢手段によって前方に付勢されることによ
り、上記フランジが前壁の裏面に当接され、 上記フランジは、上記本体の長手方向において上記凸部
の左右に位置する一対のベース部と、これら一対のベー
ス部からそれぞれ本体の長手方向に延出される一対の延
出部とを有しており、ベース部と延出部の境には主段差
が形成されており、 換気板の閉じ状態において、凸部の左右いずれか一方の
端とこれとは反対側の主段差が操作窓の両端にそれぞれ
係止され、換気板の開き状態において、凸部の左右いず
れか他方の端とこれとは反対側の主段差が操作窓の両端
にそれぞれ係止されることを特徴とする換気装置。 - 【請求項2】 上記一対の延出部の前面は平坦な第1面
部分を有し、一対のベース部の前面は少なくとも凸部の
近傍に平坦な第2面部分を有し、左の第1面部分と右の
第2面部分は同一平面上に配置されていて上記換気板の
閉じ状態,開き状態のいずれか一方の状態で前壁の平坦
な裏面に面接触し、右の第1面部分と左の第2面部分は
同一平面上に配置されていて上記換気板の閉じ状態,開
き状態のいずれか他方の状態で前壁の平坦な裏面に面接
触することを特徴とする請求項1に記載の換気装置。 - 【請求項3】 上記フランジは、上記凸部および一対の
ベース部の上下に上側当接部,下側当接部を備え、これ
ら当接部の前面の左右の面部分は、それぞれ左右の第1
面部分と同一平面上に配置されていることを特徴とする
請求項2に記載の換気装置。 - 【請求項4】 上記一対のベース部の前面には、上記凸
部の端と、上記一対の主段差との中間に位置する補助段
差が形成され、換気板の半開き状態において、これら一
対の補助段差が操作窓の左右両端にそれぞれ係止される
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の換気
装置。 - 【請求項5】 上記一対のベース部の前面は、上記凸部
の端と補助段差との間に形成された上記第2面部分と、
上記主段差と補助段差との間に形成された平坦な第3面
部分とを有しており、これら一対の第3面部分は同一平
面上に配置されており、上記換気板の半開き状態におい
て、前壁の平坦な裏面に面接触することを特徴とする請
求項1〜4のいずれかに記載の換気装置。 - 【請求項6】(イ)空気通路と、前壁に形成された操作
窓とを有する本体と、 (ロ)上記本体に移動可能に支持され、その移動により
空気通路を開閉する換気板と、 (ハ)上記換気板に連携されるとともに、上記前壁の操
作窓に臨んだ状態で本体の長手方向にスライド可能に支
持され、そのスライドに伴い換気板を移動させて開閉動
作を行う操作部材とを備えた換気装置において、上記操
作部材は、フランジと、このフランジから前方へ突出す
る凸部とを有し、この凸部が操作窓に収容され、上記操
作部材が付勢手段によって前方に付勢されることによ
り、上記フランジが前壁の裏面に当接され、 上記フランジは、上記本体の長手方向において上記凸部
の左右に位置する一対のベース部と、上記凸部の上下に
位置する当接部とを有し、これらベース部は、当接部の
前面より前方に突出しており、 換気板の閉じ状態において、凸部の左右いずれか一方の
端とこれとは反対側に位置する一方のベース部の端が、
操作窓の両端にそれぞれ係止され、換気板の開き状態に
おいて、凸部の左右いずれか他方の端とこれとは反対側
に位置する他方のベース部の端が操作窓の両端にそれぞ
れ係止され、 上記フランジは、上記一方のベース部から延出された延
出部を有し、上記上下の当接部は上記凸部と上記一方の
ベース部の全長にわたって延びるとともに上記延出部ま
で延びており、上記延出部の前面が平坦な第1面部分を
有し、上記他方のベース部の前面が少なくとも凸部近傍
において平坦な第2面部分を有し、上下の当接部の前面
は上記延出部の第1面部分に連なる面部分を有してお
り、これら当接部の面部分が延出部とは反対側に位置す
る凸部の端まで延びており、これら第1,第2の面部分
と上下の当接部の面部分が、同一平面上に配置されると
ともに、上記換気板の閉じ状態において前壁の平坦な裏
面に面接触することを特徴とする換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27696994A JP3461933B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27696994A JP3461933B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 換気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08114070A JPH08114070A (ja) | 1996-05-07 |
JP3461933B2 true JP3461933B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=17576941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27696994A Expired - Lifetime JP3461933B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3461933B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4891852B2 (ja) * | 2007-07-11 | 2012-03-07 | 株式会社佐原 | 換気装置 |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP27696994A patent/JP3461933B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08114070A (ja) | 1996-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0965715A2 (en) | Door assembly | |
US4930254A (en) | Lock for slider mechanism | |
EP3880914B1 (en) | Window/door assembly having ventilation function and horizontal sealing function | |
CN216788228U (zh) | 门窗的掩合门梃气密性保持装置 | |
US20080302017A1 (en) | Window Latch | |
US7036851B2 (en) | Latching system for sliding window | |
JP3461933B2 (ja) | 換気装置 | |
JP6748605B2 (ja) | 戸車および建具 | |
JP4105477B2 (ja) | 適温配膳車 | |
JP4041096B2 (ja) | ストッパー部材および開き窓 | |
EP1873336A1 (en) | A locking assembly for a ventilating window | |
CN112443255B (zh) | 换气装置 | |
JP2001234673A (ja) | 換気装置 | |
JP3177910B2 (ja) | 合成樹脂製の窓枠 | |
JP2567656Y2 (ja) | サッシ枠の換気孔開閉装置 | |
JPH0732182U (ja) | 換気装置 | |
JPH0893348A (ja) | 換気装置 | |
JPH0729173Y2 (ja) | 建具の換気用框 | |
JP3460078B2 (ja) | 換気框 | |
JP2565101Y2 (ja) | 引き違い戸の補助錠 | |
JP3256433B2 (ja) | スライディングドアの構造 | |
JP2009152319A (ja) | シャッタの開閉装置 | |
KR101265925B1 (ko) | 창짝의 프로젝트 및 케이스먼트 겸용 하드웨어 | |
JP3475334B2 (ja) | 内外二重障子の同時開放操作防止装置 | |
JP2000199384A (ja) | 換気装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |