JP3461492B2 - 無線通信端末装置 - Google Patents

無線通信端末装置

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JP3461492B2 JP2000334346A JP2000334346A JP3461492B2 JP 3461492 B2 JP3461492 B2 JP 3461492B2 JP 2000334346 A JP2000334346 A JP 2000334346A JP 2000334346 A JP2000334346 A JP 2000334346A JP 3461492 B2 JP3461492 B2 JP 3461492B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動可能な無線通
信端末装置に関するものであり、特に通信が切れるのを
前もって知ることが出来、安心して話を出来る無線通信
端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電話局や無線通信基地局に電波を介して
接続される無線通信端末装置が広く使用されている。こ
の種の無線通信端末装置、特に移動をしながらも通話を
行うことができる携帯電話機等の通信性能は、通話者の
移動によって生じる受信電界強度の増減によって大きな
制限を受ける。その為、電界強度を把握し、電界強度が
基準値以上であるか否かを知ることが出来るようにして
おくことが好ましい。
【0003】このような要望に沿うものとして、従来、
通話者の通話地における電波の電界強度の情報を、アン
テナマークなどの表示で視覚的に判断できるようにした
ものが提案されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでのも
のでは、通話者が通話中の場合、通話者は顔を携帯電話
機に密接させている為、携帯電話機自体に表示されてい
るアンテナマークを目で見ることが出来にくい。
【0005】又、通話中に受信電界強度が低下して通話
が不可能になってしまう状態(以下、圏外と略する。)
に陥った場合、圏外の警告が、通話の切断前に行われる
ものもあるが、通話の切断直前に行われるものが殆どで
ある。
【0006】更に、圏外に達して切断されるまでの時間
が判らないため、話が途中で途切れてしまう状況が頻発
していた。すなわち、通話を開始した際、圏外に達して
通信が切断されるまでの時間がどれだけあるか判らない
ため、話が途中で途切れてしまうのである。
【0007】従って、本発明が解決しようとする課題
は、通信が圏外となり切断される情報を事前に知ること
が出来る無線通信端末装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、無線通信
端末装置の通信が圏外となり切断される情報を事前に知
ることが出来る無線通信端末装置であって、無線通信端
末装置が移動した移動ルート情報を一時記憶する一時記
憶手段と、 前記一時記憶手段に記憶された移動ルート情
報を後記記憶手段に記憶させるか否かの判断を求める可
否手段と、 前記可否手段の情報に基づいて記憶させる旨
の情報が入力された場合に、前記移動ルート情報を記憶
する記憶手段と、無線通信端末装置が位置する位置情報
を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段
により得た位置情報と前記記憶手段に記憶されている移
動ルート情報とを比較し、無線通信端末装置の通信が圏
外となり切断される情報を求めることが出来る圏外情報
計算手段とを具備することを特徴とする無線通信端末装
置によって解決される。
【0009】尚、上記無線通信端末装置は圏外情報計算
手段で得た情報を報知する報知手段を更に有するものが
好ましい。又、無線通信端末装置が移動する移動ルート
を入力できる移動ルート入力手段を更に有するものが好
ましい。
【0010】本発明における位置情報取得手段は、例え
ばゾーン情報取得手段である。又、場合によっては、電
界強度情報取得手段であったりする。若しくは、時間取
得手段であったりする。勿論、いずれか二つの手段、更
には三つの手段を共に持つようにしておいても良い。
【0011】本発明における圏外情報計算手段は、 最終ゾーン判定手段と、 この最終ゾーン判定手段により最終ゾーンであることが
判った場合、記憶手段に記憶している移動ルート情報の
中から無線通信端末装置の通信が圏外となり切断される
情報を求める手段とを持つものとして構成できる。
【0012】或いは、位置情報取得手段から取得される
無線通信端末装置が位置する位置情報から、現在移動し
ている移動ルートが記憶手段に記憶されている移動ルー
ト情報の中のどれに該当するかを検索するルート検索手
段と、現在の移動ルートで移動した時間を計算する移動
時間計算手段と、 前記ルート検索手段で検索された移動ルート情報の中の
移動時間と前記移動時間計算手段によって計算された移
動時間とから、無線通信端末装置の通信が圏外となり切
断されるまでの時間を計算する計算手段とを持つものと
して構成できる。
【0013】若しくは、記憶手段に記憶されている移動
ルート情報には、無線通信端末装置の通信が圏外となり
切断されるまでの時間が位置情報に関連付けられて記憶
されており、 圏外情報計算手段を、 位置情報取得手段から取得される無線通信端末装置が位
置する位置情報から、現在移動している移動ルートが記
憶手段に記憶されている移動ルート情報の中のどれに該
当するかを検索するルート検索手段と、 位置情報取得手段で得た現在位置情報と、前記ルート検
索手段で検索された移動ルート情報の前記位置情報に関
連付けられた前記時間とから、無線通信端末装置の通信
が圏外となり切断されるまでの時間を計算する計算手段
とを持つものとして構成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明になる無線通信端末装置
は、無線通信端末装置の通信が圏外となり切断される情
報を事前に知ることが出来る無線通信端末装置であっ
て、無線通信端末装置が移動した移動ルート情報を一時
記憶する一時記憶手段と、前記一時記憶手段に記憶され
た移動ルート情報を後記記憶手段に記憶させるか否かの
判断を求める可否手段と、前記可否手段の情報に基づい
て記憶させる旨の情報が入力された場合に、前記移動ル
ート情報を記憶する記憶手段と、無線通信端末装置が位
置する位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位
置情報取得手段により得た位置情報と前記記憶手段に記
憶されている移動ルート情報とを比較し、無線通信端末
装置の通信が圏外となり切断される情報を求めることが
出来る圏外情報計算手段とを具備する。又、場合によっ
ては、圏外情報計算手段で得た情報を報知する報知手段
を更に有する。又、無線通信端末装置が移動する移動ル
ートを入力できる移動ルート入力手段を更に有する。位
置情報取得手段は、例えばゾーン情報取得手段である。
又、場合によっては、電界強度情報取得手段であったり
する。若しくは、時間取得手段であったりする。勿論、
いずれか二つの手段、更には三つの手段を共に持つよう
にしておいても良い。圏外情報計算手段は、最終ゾーン
判定手段と、この最終ゾーン判定手段により最終ゾーン
であることが判った場合、記憶手段に記憶している移動
ルート情報の中から無線通信端末装置の通信が圏外とな
り切断される情報を求める手段とを持つものとして構成
できる。或いは、位置情報取得手段から取得される無線
通信端末装置が位置する位置情報から、現在移動してい
る移動ルートが記憶手段に記憶されている移動ルート情
報の中のどれに該当するかを検索するルート検索手段
と、現在の移動ルートで移動した時間を計算する移動時
間計算手段と、前記ルート検索手段で検索された移動ル
ート情報の中の移動時間と前記移動時間計算手段によっ
て計算された移動時間とから、無線通信端末装置の通信
が圏外となり切断されるまでの時間を計算する計算手段
とを持つものとして構成できる。若しくは、記憶手段に
記憶されている移動ルート情報には、無線通信端末装置
の通信が圏外となり切断されるまでの時間が位置情報に
関連付けられて記憶されており、圏外情報計算手段を、
位置情報取得手段から取得される無線通信端末装置が位
置する位置情報から、現在移動している移動ルートが記
憶手段に記憶されている移動ルート情報の中のどれに該
当するかを検索するルート検索手段と、位置情報取得手
段で得た現在位置情報と、前記ルート検索手段で検索さ
れた移動ルート情報の前記位置情報に関連付けられた前
記時間とから、無線通信端末装置の通信が圏外となり切
断されるまでの時間を計算する計算手段とを持つものと
して構成できる。
【0015】以下、更に詳しく説明する。
【0016】図1〜図6は本発明になる無線通信端末装
置(携帯電話機)の一実施形態を示すものである。図1
は、携帯電話機の構成を示すブロック図である。図2
は、移動ルートを地図的に説明する図、図3は図2の移
動ルートでの各種情報を併せて表示した説明図、図4は
図2及び図3におけるルート1における移動ルート情報
を示すテーブルである。図5は、移動ルート情報の記憶
の処理を示すフローチャートである。図6は、使用する
場合の処理を示すフローチャートである。
【0017】本発明の携帯電話機は、アンテナ部101
と、無線部102と、制御部103と、ゾーン情報取得
部104と、移動ルート情報記憶部105と、情報処理
部106と、位置情報一時記憶部107とを有する。
【0018】アンテナ部101は、通信網より送信され
る電波による信号を受信、もしくは相手側に通信網を介
して電波による信号を送信するものである。無線部10
2は、アンテナ部101より受信した信号を復調、もし
くは送信データを通信網経由で相手側に送信するために
変調するものである。制御部103は、信号の送・受信
の制御、通話者の操作に対応した制御、及び表示などの
制御をすることが出来るマイクロコンピュータとその関
連する回路とから構成されている。
【0019】ゾーン情報取得部104は、携帯電話機が
受信する無線通信基地局の識別情報(以下、IDと略
す。)から、どのゾーンにいるかの情報を取得するもの
である。例えば、現在の携帯電話機システム等で採用さ
れている方式では、サービスエリア内に複数の無線通信
基地局が設けられていて、各無線通信基地局は無線通信
基地局固有のIDを送信している。サービスエリア内に
ある携帯電話機は、通常最も強い電波を受信出来る無線
通信基地局と交信する。この場合、その携帯電話機は交
信している無線通信基地局のゾーン内に存在するとさ
れ、ゾーン情報取得部104は無線通信基地局から受信
するIDをゾーン情報として取得する。
【0020】移動ルート情報記憶部105は、移動ルー
ト情報を記憶しているものである。移動ルート情報と
は、携帯電話機の使用者に圏外までの時間を報知するた
めの基礎となる情報である。例えば、携帯電話機の使用
者がスタートする地点から無線通信基地局の電波の圏外
までの情報で、使用者に圏外までの時間を報知するため
の基礎となる情報である。移動ルート情報は、経由する
ゾーン情報と、各ゾーンでの移動時間(スタートから次
のゾーンに入るまでの移動時間と、次のゾーンに入って
からその次のゾーンに入るまでの移動時間と、最後(最
終)のゾーンに入ってから圏外となるまでの移動時間)
とによって構成される。これらの情報は、移動ルート毎
に関連つけて記憶される。
【0021】情報処理部106は、移動時間計算手段1
06aと、ルート検索手段106bと、最終ゾーン判定
手段106cと、通信可能時間計算手段106dとを有
する。
【0022】移動時間計算手段106aは、各ゾーンで
の移動時間、特に最終ゾーンに入った時から圏外に到達
するまでの移動時間を計算するものである。そして、移
動時間計算手段106aによって求められた移動時間
は、ゾーンに関連付けられて移動ルート情報記憶部10
5に記憶される。図3と図4の例では、最終ゾーンはE
であり、最終ゾーンEに移動した時点から圏外に到達す
るまでの移動時間は10分である。
【0023】ルート検索手段106bは、新たに取得さ
れた位置情報と記憶されている移動ルート情報とを比較
して、携帯電話機がどのルートを移動しているのかを検
索する手段である。
【0024】最終ゾーン判定手段106cは、移動ルー
ト情報記憶部105に記憶されている移動ルート情報を
参照することによって、携帯電話機の新たに取得したゾ
ーン情報(位置情報)が移動ルートの最終ゾーンである
か否かを判定する手段である。
【0025】通信可能時間計算手段(圏外情報計算手
段)106dは、圏外となって、携帯電話機の通信が切
断されるまでの時間を求めることが出来るものである。
例えば、携帯電話機の現在の位置情報と各ゾーンの移動
時間が記憶されている移動ルート情報とより計算(検索
または演算)出来る。
【0026】ルートとは、携帯電話機の使用者の移動す
る道筋である。但し、本発明ではルートは移動手段も含
めて設定される。このように設定したのは、携帯電話機
の使用者が電車で移動する場合と徒歩で移動する場合と
では、同じ地域を移動しても移動時間が異なるからであ
る。
【0027】そして、携帯電話機が移動すると、ゾーン
情報取得部104により自動的に位置情報(ゾーン情
報)が取得され、このゾーン情報が位置情報一時記憶部
107に記憶される。
【0028】移動ルート情報記憶部105に記憶されて
いる移動ルート情報の一例を図2〜図4を基に詳しく説
明する。
【0029】移動ルート情報記憶部105には、ルート
名としてルート1と、移動したゾーン情報(A、B、
E、圏外)と、各移動時間(スタートからBゾーンに入
るまでの移動時間と、Bのゾーンに入ってからEのゾー
ンに入るまでの移動時間と、Eのゾーンに入ってから圏
外により通信が切断されるまでの移動時間)とが、情報
として記憶されている。
【0030】すなわち、ルート1は、携帯電話機の使用
者が、ゾーンAをスタートしてゾーンBを横切り、ゾー
ンEを経由して圏外に至る。この例では、10時にゾー
ンAのある地点からスタートする。時刻は、制御部10
3のマイクロコンピュータのタイマー機能から得られ
る。ゾーンAからゾーンBに10時5分に入る。スター
トからゾーンBに入るまでの移動時間は、5分である。
その後、当該使用者はゾーンBからゾーンEに10時1
5分に入る。ゾーンBに入った時からゾーンEに入るま
での移動時間は、10分である。その後、10時25分
に圏外に達し、電界強度が7dB 以下で携帯電話機の通
信が出来なくなった例である。携帯電話機の使用者がゾ
ーンEに入った時から圏外で通信が出来なくなるまでの
移動時間は、10分である。
【0031】ところで、無線通信端末装置の通信が圏外
となり切断される時間を事前に知ることが出来るように
するためには、事前に、携帯電話機に使用者の移動ルー
ト情報が記憶されている必要がある。
【0032】使用者は、携帯電話機を所持して、徒歩や
電車などによりゾーンの異なる地域に移動したとする。
【0033】先ず、図2、図3及び図4のルート1の記
憶方法について説明する。
【0034】ゾーンAから移動を開始した時点で携帯電
話機の電源を投入すると、携帯電話機内の機能がスター
トする(S 201)。
【0035】そして、携帯電話機は位置情報(ゾーン情
報)を取得する(S 202)。具体的には、携帯電話機
は、ゾーン情報取得部104によりゾーン情報を、制御
部103に含まれるマイクロコンピュータのタイマー機
能により時刻を取得する。これら取得された情報は位置
情報として位置情報一時記憶部107に一時記憶される
(S 203)。
【0036】一時記憶後、ゾーン移動判定に入る(S 2
03)。この際、初回は「ゾーン移動せず」と設定され
ているので、待機に入る(S 204)。待機の時間は任
意に設定することが出来、例えば30秒とすると、30
秒後に、再度、位置情報を取得する(S 206)。
【0037】位置情報を取得後、圏外か否かの判定を行
う(S 207) 。
【0038】圏外で無い(No)の場合には、ゾーン移動
判定を行う(S 204) 。ゾーン移動判定は、新たに取
得した位置情報であるゾーン情報と、先に一時記憶して
いるゾーン情報とを比較することにより行う。
【0039】ゾーンが移動せずであれば、待機に入る
(S 205) 。
【0040】一定時間後、位置情報を再度取得する(S
206) 。
【0041】ゾーンを移動した場合(例えば図3、図4
にてルート1でAからBに入った場合)は、ゾーン移動
判定(S 204) で移動と判定されるので、直前に取得
したゾーン情報及び時刻が位置情報一時記憶部108に
一時記憶される(S 203)。
【0042】尚、ゾーンが移動したとき一時記憶するこ
ととしたのは、位置情報が記憶される容量を抑えるため
である。
【0043】ゾーンBからゾーンEに移動した場合も、
同様な処理が繰り返される。
【0044】移動により圏外に移行すると、その時点
で、位置情報のゾーン情報がなくなるか、電界強度が通
信できなくなるレベルまで低下するので、圏外と判定さ
れる(S 207) 。
【0045】そして、 その時の時刻が位置情報一時記憶
部108に一時記憶される(S 208) 。一時記憶後、
移動ルート情報の記憶について使用者に判断が求められ
る(S 209) 。記憶(Yes )の場合は、移動ルート情
報が情報処理部106により作成される(S 210) 。
そして、移動ルート情報記憶部107に記憶される(S
211) 。
【0046】尚、圏外に到達した直前のゾーンは最終ゾ
ーンとして記憶される。例えば、*等の符号をゾーン情
報に付け加えて記憶させておくことにより実行される。
これにより、最終ゾーンと、これ以外のゾーンとの識別
が可能になる。
【0047】ルート2、ルート3、ルート4、及びルー
ト5についても同様な処理が行われる。
【0048】次に、図3〜図5のルート1を使用者が移
動する場合について説明する。
【0049】尚、使用者は通話状態でゾーンA→B→E
のルートを通過するとする。
【0050】Aゾーンにて通話は開始され、携帯電話機
の位置情報がゾーン情報取得部104により取得される
(S 301) 。
【0051】この取得された位置情報から、取得された
ゾーンAが最終ゾーンか否かを最終ゾーン判定手段10
6cにより判定する(S 303)。この判定では、使用
者はゾーンAで通話を開始しており、ゾーンAはゾーン
A*として記憶されていないことから、最終ゾーンでは
無いと判定される。
【0052】この後、ゾーン移動判定が行われる(S 3
05) 。使用者はゾーンAで通話をしていることから、
ゾーン移動判定ではゾーン移動せずであり、待機となる
(S310) 。そして、一定時間後、携帯電話機の位置
情報が取得される(S 301) 。
【0053】所定時間が経過し、使用者はゾーンBに入
る。
【0054】ゾーンBに入った時点、若しくはゾーンB
に入った後、再度、位置情報が取得される(S 301)
。この時点での位置情報は、ゾーンBでのものである
から、ゾーン情報取得部104により取得される情報は
ゾーンBである。
【0055】この後、S302,S303,S305,
S306の各処理に進む。そして、移動ルートの比較が
ルート検索手段106bにより行われる(S 306) 。
すなわち、二つ以上のゾーンを経由していることから、
二つ以上のゾーン情報が得られており、この二つ以上の
ゾーン情報と、移動ルート情報記憶部105に記憶され
ている移動ルート情報の中から読み出された二つ以上の
ゾーン情報との比較が行われる。これにより、今、移動
しているルートが移動ルート情報記憶部105に記憶さ
れている移動ルート情報の中に含まれているものか否か
のチェックが行われる。本例では、移動ルート情報記憶
部105に記憶されている移動ルート情報のうち、ゾー
ンA,ゾーンBが共に含まれるのは、ルート1しかない
から、ルート1が読みだされる。
【0056】ルート検索手段106bによる移動ルート
比較で記憶されている中に移動ルートがあった場合は、
最終ゾーン判定手段106cにより最終ゾーン判定が行
われる(S 307) 。この最終ゾーン判定は、上記と同
様にして行われる。
【0057】最終ゾーンと判定されると、移動ルート情
報記憶部105から、ゾーンEに対応する時間が読み出
される。本例における移動ルート情報に記憶されている
時間は10分である。
【0058】従って、この後、使用者に、通信可能時間
は10分である旨の報知が行われる(S 309)。
【0059】次に、先の説明では、ゾーンAから移動を
開始した場合であったが、通話を開始した位置が最終ゾ
ーンEの場合も有ることから、その場合について説明す
る。ゾーンEは最終ゾーンであるので、ゾーンAまたは
Bで通話を開始した場合と異なり、通話開始後、出来る
限り速やかに使用者にその旨を知らせる必要がある。一
方、通過して来た際に取得した位置情報より、移動ルー
トが1であることは上記と同様に判定されるが、ゾーン
Eのどの位置にあるかはゾーン情報のみでは特定できな
い。従って、切れるまでの通信可能時間を特定できな
い。
【0060】そこで、ゾーンEで使用者が通話を開始し
た時も、位置情報であるゾーン情報が取得される(S 3
01)。
【0061】そして、この後、通話開始後1回目か否か
の判定が行われる(S 302)。本件の場合、1回目で
あるので、最終ゾーン判定(S 303)に入る。最終ゾ
ーン判定は上記と同様に行われる。本件の場合、最終ゾ
ーンEであることから、最終ゾーン判定ではYesと判
定される。
【0062】そして、この後、使用者に「数分以内に切
断される恐れがあります。」等の圏外接近報知が行われ
る(S 304)。
【0063】他の移動ルートを通過した場合について、
特に、新たに取得した二以上のゾーン情報と、記憶され
ている移動ルート情報におけるゾーン情報とが同一の場
合について説明する。
【0064】図2及び図3におけるルート3とルート4
とが該当する。すなわち、この場合は、記憶されている
移動ルート情報は、共に、A→C→Gである。従って、
ゾーン情報のみでは使用者の移動ルートを特定できな
い。
【0065】そこで、この場合は、新たに取得した位置
情報を用いて移動時間計算手段106aにより計算され
た各ゾーンの移動時間と、記憶されている移動ルート情
報における移動時間とを比較することにより、移動ルー
トが判定される。図2と図3の例では、ゾーンCの移動
時間がルート3のC2では15分であるのに対して、ル
ート4のC3では9分である。新たにCゾーンを通過す
る際に取得し移動時間計算手段106aにて計算された
移動時間が15分であれば、ゾーンGに入った時、ルー
ト3と判定される。
【0066】以上の例では、位置情報取得手段としてゾ
ーン情報取得部104を用いた場合であったが、ゾーン
情報取得部104の代わりに電界強度情報取得部や時間
取得部であっても良い。或いは、位置情報取得手段とし
てゾーン情報取得部と電界強度情報取得部とを併用する
ようにしても良い。更には、時間取得部を併用するよう
にしても良い。例えば、ゾーン情報取得部と電界強度情
報取得部とを併用し、位置情報をゾーン情報と電界強度
情報とで得るようにしたならば、位置情報による位置精
度が更に正確になる。従って、切れるまでの通信可能時
間がよりきめ細かなものとなる。例えば、上記の場合で
は、ゾーンEで使用者が通話を開始した時は、「数分以
内に切断される恐れがあります。」等の圏外接近報知し
か行えなかったのに対して、この場合でも、切れるまで
の通信可能時間を報知できるようになる。
【0067】又、上記の例は、携帯電話機が移動する
と、位置情報が取得され、記憶された移動ルート情報か
ら現在移動しているルートをルート検索手段106bに
より自動的に検索する例であった。
【0068】しかし、移動ルートを入力できる移動ルー
ト入力手段(図示せず)を設けておき、使用者が、予
め、どのルートを移動するかを手動で入力するようにし
ておけば、ルート検索手段106bは必ずしも必要でな
い。
【0069】また、移動ルート情報を使用者が事前に、
予め他の携帯電話機等で収集された移動ルート情報をパ
ソコン等に転送して編集し、その後パソコン等から携帯
電話機に転送し記憶させるか、または、手動で携帯電話
機に記憶させて使用することも可能である。
【0070】図7及び図8に、このような例を示す。図
7はこのような移動ルートのブロック図である。図8は
移動ルート情報のテーブルについての図7の例である。
【0071】記憶データは図8に示すように、ルート名
と、各ゾーンと、各ゾーンに入った時の電界強度と、圏
外までの移動時間とすることが出来る。使用者は移動を
開始する時、移動ルートがルート1であることを入力す
る。この入力により、移動ルートは判明しているので、
位置情報を取得し記憶された移動ルート情報から通話可
能時間を求めることにより、携帯電話機はルート上で通
話開始前に、使用者に通話可能時間を報知することが可
能である。また、通話開始後に通話可能時間を使用者に
知らせる様に設定することも出来る。
【0072】又、最終ゾーン情報のみが移動ルートと関
連つけられて移動ルート情報記憶部105に記憶されて
おり、移動ルートを移動前に使用者が入力する。移動し
た際、現在位置するゾーンのゾーン情報と、記憶されて
いる最終ゾーン情報とを比較し、現在位置するゾーンが
最終ゾーンである場合は、圏外接近情報を通知するよう
に構成もすることも可能である。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、通信が切れるのを前も
って知ることが出来、安心して話を出来る。すなわち、
話が途中で途切れてしまうと言ったことを無くすことが
出来る。つまり、話を完結して伝えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話機の構成を示すブロック図
【図2】移動ルートを地図的に説明する図
【図3】図2に対応したルートのブロック図
【図4】ルート1における移動ルート情報を示すテーブ
【図5】移動ルート情報の記憶の処理を示すフローチャ
ート
【図6】使用する場合の処理を示すフローチャート
【図7】他の使用例を示す移動ルートのブロック図
【図8】図7に対応した移動ルート情報を示すテーブル
【符号の説明】
103 制御部 104 ゾーン情報取得部(位置情報取得手段) 105 移動ルート情報記憶部(記憶手段) 106 情報処理部 106a 移動時間計算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信端末装置の通信が圏外となり切
    断される情報を事前に知ることが出来る無線通信端末装
    置であって、無線通信端末装置が移動した移動ルート情報を一時記憶
    する一時記憶手段と、 前記一時記憶手段に記憶された移動ルート情報を後記記
    憶手段に記憶させるか否かの判断を求める可否手段と、 前記可否手段の情報に基づいて記憶させる旨の情報が入
    力された場合に、前記移動ルート情報を記憶する 記憶手
    段と、 無線通信端末装置が位置する位置情報を取得する位置情
    報取得手段と、 前記位置情報取得手段により得た位置情報と前記記憶手
    段に記憶されている移動ルート情報とを比較し、無線通
    信端末装置の通信が圏外となり切断される情報を求める
    ことが出来る圏外情報計算手段とを具備することを特徴
    とする無線通信端末装置。
  2. 【請求項2】 圏外情報計算手段で得た情報を報知する
    報知手段を更に有することを特徴とする請求項1の無線
    通信端末装置。
  3. 【請求項3】 無線通信端末装置が移動する移動ルート
    を入力できる移動ルート入力手段を更に有することを特
    徴とする請求項1又は請求項2の無線通信端末装置。
  4. 【請求項4】 位置情報取得手段はゾーン情報取得手段
    であることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかの
    無線通信端末装置。
  5. 【請求項5】 位置情報取得手段は電界強度情報取得手
    段であることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか
    の無線通信端末装置。
  6. 【請求項6】 位置情報取得手段は時間取得手段である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかの無線通
    信端末装置。
  7. 【請求項7】 圏外情報計算手段は、通信可能時間計算
    手段であることを特徴とする請求項1〜請求項6いずれ
    かの無線通信端末装置。
  8. 【請求項8】 圏外情報計算手段は、 最終ゾーン判定手段と、 この最終ゾーン判定手段により最終ゾーンであることが
    判った場合、記憶手段に記憶している移動ルート情報の
    中から無線通信端末装置の通信が圏外となり切断される
    情報を求める手段とを持つことを特徴とする請求項1〜
    請求項7いずれかの無線通信端末装置。
  9. 【請求項9】 圏外情報計算手段は、 位置情報取得手段から取得される無線通信端末装置が位
    置する位置情報から、現在移動している移動ルートが記
    憶手段に記憶されている移動ルート情報の中のどれに該
    当するかを検索するルート検索手段と、 現在の移動ルートで移動した時間を計算する移動時間計
    算手段と、 前記ルート検索手段で検索された移動ルート情報の中の
    移動時間と前記移動時間計算手段によって計算された移
    動時間とから、無線通信端末装置の通信が圏外となり切
    断されるまでの時間を計算する計算手段とを持つことを
    特徴とする請求項1〜請求項8いずれかの無線通信端末
    装置。
  10. 【請求項10】 記憶手段に記憶されている移動ルート
    情報には、無線通信端末装置の通信が圏外となり切断さ
    れるまでの時間が位置情報に関連付けられて記憶されて
    おり、 圏外情報計算手段は、 位置情報取得手段から取得される無線通信端末装置が位
    置する位置情報から、現在移動している移動ルートが記
    憶手段に記憶されている移動ルート情報の中のどれに該
    当するかを検索するルート検索手段と、 位置情報取得手段で得た現在位置情報と、前記ルート検
    索手段で検索された移動ルート情報の前記位置情報に関
    連付けられた前記時間とから、無線通信端末装置の通信
    が圏外となり切断されるまでの時間を計算する計算手段
    とを持つことを特徴とする請求項1〜請求項9いずれか
    の無線通信端末装置。
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