JP2003264858A - 情報送信システム - Google Patents

情報送信システム

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JP2003264858A
JP2003264858A JP2002061045A JP2002061045A JP2003264858A JP 2003264858 A JP2003264858 A JP 2003264858A JP 2002061045 A JP2002061045 A JP 2002061045A JP 2002061045 A JP2002061045 A JP 2002061045A JP 2003264858 A JP2003264858 A JP 2003264858A
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Masaya Shimoshiba
雅也 下芝
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの行動に応じて情報送信を行う情報送
信システムを提供する。 【解決手段】 第1通信装置100は、小さな送信電力
による近距離無線通信方式を用いて携帯通信端末が第1
エリア内に入ったことを検出し、検出した端末固有の端
末IDと検出時刻を保持する。第1通信装置100は、
その検出した時刻から30秒経過後において、その端末
IDで識別される携帯通信端末が未だ第1エリアに存在
するならば第1エリアに滞留した者を対象とした送信情
報をその携帯通信端末に送信し、もう第1エリアに存在
しないならば第2通信装置200にその旨を伝え、これ
を受けて第2通信装置200は、その端末IDで識別さ
れる携帯通信端末が第2エリアに存在するなら第1エリ
アを通過して第2エリアに向かった者を対象とした送信
情報をその携帯通信端末に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報送信システム
に関し、特に通信端末の所在位置に応じた情報をその通
信端末に送信するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯通信端末が普及しつつあり、
様々な機能を搭載した携帯通信端末が開発されている。
例えば、全地球測位システム(GPS:Global
Positioning System)を利用して所
在位置の情報を取得し、その位置情報を特定のサービス
センター等に送信することができる機能を搭載した携帯
通信端末が開発されている。
【0003】この携帯通信端末がGPSを利用して得た
位置情報を、電話網を通じてサービスセンターに送信
し、サービスセンター側ではその位置情報に基づいて地
図や施設情報を検索してその位置に関連する情報を返信
するといったサービスの実施が行われており、この携帯
通信端末のユーザは、現在の所在位置の周辺施設につい
ての情報等を取得することが可能である。
【0004】また、近年、近距離の通信端末等の間で情
報の授受を行うための近距離無線通信技術の研究開発も
盛んであり、小さな送信電力を用いて送信を行う近距離
無線通信方式により特定のスポットから、そのスポット
の近くに位置する携帯通信端末に対して特定の情報の配
信を行うサービスの実施も行われつつある。小さな送信
電力を用いた近距離無線通信方式として、例えば、電波
による無線通信に係るBluetoothが知られてい
る。なお、Bluetoothは、Bluetooth
SIG(Special Interest Gro
up)Inc.の商標又は登録商標である。
【0005】Bluetoothは、周波数ホッピング
方式及びスペクトラム拡散通信方式を採用した通信技術
であり、送信電力についてClass1〜3の規格があ
る。例えばClass2の規格では、最大送信電力が
2.5mWとされており、一般に約10m程度の距離ま
で通信が可能である。従って、Bluetooth対応
の携帯通信端末のユーザは、Bluetoothにより
特定の情報を配信しているスポットの周辺に行くことに
より、その情報を取得することが可能である。
【0006】このように、携帯通信端末やそれに関連す
るサービスの進展により、携帯通信端末のユーザは、役
立つ情報等を容易に入手できるようになっている。但
し、従来のサービスにおいては、基本的に同じ位置範囲
に所在する各ユーザが入手可能な情報は、同じものとな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のよう
に、ある位置範囲に所在する各携帯通信端末に対して一
定範囲の情報が一律に送信されるのではなく、ユーザの
行動に応じた内容の情報が送信されるようになれば、ユ
ーザにとっては更に有用な情報を入手できる可能性が高
まり、また情報提供者にとっては一層効果的な情報伝達
ができる可能性が高まるという利益をもたらす。
【0008】そこで、本発明は、携帯通信端末のユーザ
にとっての更なる利便性向上、及び情報提供者にとって
の情報提供の更なる有効性向上を追求してなされたもの
であり、ユーザの行動に応じて情報送信を行う情報送信
システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る情報送信システムは、通信端末との通
信を通じて、第1エリア内に存在する通信端末の検出を
する検出手段と、前記検出手段による検出の所定時間後
に、当該検出をされた通信端末との通信を通じて、当該
通信端末が第2エリア内に存在するか否かの判定をする
エリア遷移判定手段と、前記エリア遷移判定手段により
第2エリア内に存在すると判定された通信端末に対して
第1メッセージ情報を送信する第1送信手段とを備える
ことを特徴とする。
【0010】ここで、メッセージ情報とは、携帯通信端
末のユーザに視覚又は聴覚を通じて認識されるための視
聴覚情報を形成するために必要なデータ等をいい、例え
ば携帯通信端末のディスプレイ画面に文字、画像等を表
示させるために必要なデータや、携帯通信端末のスピー
カ等を通じて音声を出力するために必要なデータ等であ
る。
【0011】上記構成により、第1エリアにまず所在し
て、その所定時間後、例えば30秒後等において、第2
エリアに移動等していた携帯通信端末に対して、特定の
情報を送信することができるようになる。従って、この
情報送信システムを用いてメッセージ情報の内容を適切
に設定しておけば、携帯通信端末の時間的な位置遷移等
に応じて効果的な内容の情報を送信することが可能にな
り、携帯通信端末のユーザにとっては、自己の移動等が
反映された有用性の高い情報を得ることが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>以下、本発明の
実施の形態1に係る情報送信システムについて図を用い
て説明する。 <構成>図1は、実施の形態1に係る情報送信システム
の構成図である。
【0013】情報送信システム10は、例えばBlue
tooth等、電波による特定の近距離無線通信方式に
よる通信が可能な携帯通信端末に対して、その近距離無
線通信方式により通信を行って特定の情報を送信するた
めのシステムである。同図に示すように、情報送信シス
テム10は、第1エリア内に所在する携帯通信端末と通
信可能なように第1エリア内に設置された第1通信装置
100と、第1エリアと重ならない第2エリア内に所在
する携帯通信端末と通信可能なように第2エリア内に設
置された第2通信装置200とを備え、携帯通信端末の
ユーザが第1エリアに滞留した場合と第1エリアから第
2エリアに移動した場合とによって相違する内容の情報
を、その携帯通信端末に対して送信する機能を有する。
【0014】第1通信装置100は、いわゆるアクセス
ポイントに相当し、アンテナ101、通信部110、検
出部120、滞留確認部130、送信制御部140、送
信情報記憶部141、計時部150、端末ID情報格納
部160を有する。ここで、通信部110は、例えばR
F部やベースバンド処理部等を有するBluetoot
h受信モジュール等であり、アンテナ101を介して特
定の近距離無線通信方式において規定された通信プロト
コルに従って携帯通信端末と無線通信を行う機能を有す
る。なお、アンテナ101を介して通信部110により
発された電波が届く範囲を、第1エリアと表現してい
る。ここで、「電波が届く」とは、携帯通信端末との間
で通信可能な程度のレベルの電波が届くことを言い、こ
の「電波が届く」は、通信不可能な微弱電波が届くこと
を含まない。
【0015】計時部150は、時計等であり、現在時刻
を計時する機能を有する。検出部120は、通信部11
0を介して、第1エリア内に通信可能な携帯通信端末が
いるか否かを探索し、携帯通信端末が存在することを検
出した場合に、その携帯通信端末を識別するために通信
プロトコル上用いられる端末固有の端末IDを受信し
て、現在時刻を計時部150から取得して、滞留確認部
130に端末IDとともに時刻を伝達する機能を有す
る。
【0016】端末ID情報格納部160は、端末ID情
報を格納するためのメモリ領域である。図2は、端末I
D情報格納部160に格納される端末ID情報の構成及
び内容例を示す図である。同図に示すように、端末ID
情報310は、検出部120によって検出された携帯通
信端末毎に、端末ID311とその端末が検出された検
出時刻312とを対応付けて構成される。同図の内容例
は、例えば端末IDが「7VXAB3FGKBC32W
X」である携帯通信端末が第1エリアに所在することが
14時21分25秒に検出された旨を示している。
【0017】滞留確認部130は、検出部120から端
末ID及び時刻を取得して端末ID情報として端末ID
情報格納部160に保持する機能と、計時部150から
現在時刻を繰り返し取得して、端末ID情報格納部16
0中の端末ID情報における時刻が、現在時刻から30
秒前のものとなっている時刻に対応する端末IDを指定
して通信部110を介してその端末IDの携帯通信端末
が第1エリア内に所在するかを探索し、その携帯通信端
末が存在することを検出した場合にはその携帯通信端末
との無線接続を継続し、送信制御部140に送信指示を
出し、検出しなかった場合には第2通信装置200に対
して有線通信路を通じて端末IDを伝達する機能を有す
る。
【0018】送信情報記憶部141は、第1エリア内に
滞留した者に対して送信されるべき内容の送信情報を記
憶しているメモリ領域である。この送信情報は、携帯通
信端末のディスプレイ画面に表示されるべき文字又は画
像による情報である。送信制御部140は、滞留確認部
130から送信指示を受けた場合に、通信部110を介
して、送信情報記憶部141に記憶されている送信情報
を、無線接続されている携帯通信端末に送信する機能を
有する。
【0019】なお、検出部120、滞留確認部130及
び送信制御部140の全体はCPU及びメモリで構成さ
れ、メモリに格納された制御プログラムがCPUに実行
されることにより、それぞれの機能が実現される。ま
た、第2通信装置200は、いわゆるアクセスポイント
に相当し、アンテナ201、通信部210、送信制御部
240、送信情報記憶部241及び移動確認部270を
有する。
【0020】ここで、通信部210は、通信部110と
同等のものであり、アンテナ201を介して特定の近距
離無線通信方式において規定された通信プロトコルに従
って携帯通信端末と無線通信を行う機能を有する。な
お、アンテナ201を介して通信部210により発され
た電波が届く範囲を、第2エリアと表現している。移動
確認部270は、第1通信装置100の滞留確認部13
0から端末IDを取得して、その端末IDを指定して通
信部210を介してその端末IDの携帯通信端末が第2
エリア内に所在するかを探索し、その携帯通信端末が存
在することを検出した場合にはその携帯通信端末との無
線接続を継続し、送信制御部240に送信指示を出す機
能を有する。
【0021】送信情報記憶部241は、第1エリア内か
ら第2エリアに移動した者に対して送信されるべき内容
の送信情報を記憶しているメモリ領域である。この送信
情報は、携帯通信端末のディスプレイ画面に表示される
べき文字又は画像による情報である。なお、携帯通信端
末は、かかる送信情報を受信した場合にその送信情報を
ディスプレイ画面に表示する機能を有する。
【0022】送信制御部240は、移動確認部270か
ら送信指示を受けた場合に、通信部210を介して、送
信情報記憶部241に記憶されている送信情報を、無線
接続されている携帯通信端末に送信する機能を有する。
なお、移動確認部270及び送信制御部240の全体は
CPU及びメモリで構成され、メモリに格納された制御
プログラムがCPUに実行されることにより、それぞれ
の機能が実現される。
【0023】図1には携帯通信端末を保有するユーザA
を示しており、携帯通信端末90a、90b及び90c
はいずれも例えばBluetooth等、電波による特
定の近距離無線通信方式による通信が可能な同一の携帯
通信端末である。但し、携帯通信端末90aは第1エリ
ア内に入ってきた最初の状態を示したものであり、携帯
通信端末90b及び携帯通信端末90cは、それぞれ、
そのユーザAが30秒後にまだ第1エリアに滞留してい
る状態、そのユーザAが30秒後に第1エリアを通過し
て第2エリアに入っている状態を示したものである。以
下、図1に示した携帯通信端末90a、90b、90c
を携帯通信端末90とも表現する。
【0024】<動作>以下、上述の構成を備える情報送
信システム10の動作について説明する。図3は、第1
通信装置100における検出部120及び滞留確認部1
30によりなされる端末検出処理を示すフローチャート
である。この端末検出処理は、第1エリア内に設置され
た第1通信装置100内において、第1エリアに入って
きた携帯通信端末を検出するためになされる処理であ
る。
【0025】検出部120は、通信部110を介して、
電波の届く範囲に入り無線接続可能である携帯通信端末
を通信により探索し、携帯通信端末を検出した場合にそ
の携帯通信端末に固有の端末IDを受信し、計時部15
0から現在時刻を得て、端末IDと時刻とを滞留確認部
130に伝える(ステップS11)。これを受けて滞留
確認部130は、伝達された端末IDつまり検出部12
0により受信された端末IDは端末ID情報格納部16
0に既に保持済みであるか否かを判定する(ステップS
12)。
【0026】ステップS12において、その端末IDが
保持済みでないと判定した場合には、滞留確認部130
は、伝えられた端末IDと時刻とを対応付けて端末ID
情報として端末ID情報格納部160に格納する(ステ
ップS13)。また、ステップS12において、既にそ
の端末IDを保持していると判定した場合には滞留確認
部130はステップS13の処理をスキップする。
【0027】検出部120及び滞留確認部130は、こ
のようなステップS11〜S13の処理を繰り返し行
う。図4は、第1通信装置100及び第2通信装置20
0によりなされる情報送信処理を示すフローチャートで
ある。この情報送信処理は、上述の端末検出処理により
第1エリアに入ってきたことが検出された携帯通信端末
に対して、その30秒後の所在位置に応じた内容の情報
を送信するためになされる処理であり、第1通信装置1
00における滞留確認部130及び送信制御部140並
びに第2通信装置200における移動確認部270及び
送信制御部240により連携的に行われる。なお、第1
通信装置100においては、上述の端末検出処理とは例
えばオペレーティングシステムの制御下等で別プロセス
として並行的に実行される。
【0028】滞留確認部130は、計時部150から現
在時刻を取得し、端末ID情報格納部160に格納され
ている端末ID情報を参照して、検出時刻から既に30
秒経過している携帯通信端末があるかをチェックする
(ステップS21)。30秒経過しているものがなけれ
ばステップS21の処理に戻る。30秒経過している携
帯通信端末が存在すれば(ステップS22)、滞留確認
部130は、端末ID情報中において現在時刻より30
秒前であった検出時刻に対応する端末IDを指定して、
通信部110を介してその端末IDで特定される携帯通
信端末との通信を試みる(ステップS23)。
【0029】ステップS23における通信に成功した場
合には(ステップS24)、滞留確認部130はその携
帯通信端末との無線接続を保持し、送信制御部140に
対して送信情報の送信を指示し、これを受けて送信制御
部140は、送信情報記憶部141に記憶されている情
報、つまり第1エリア内に滞留した者に対して送信され
るべき内容の送信情報を通信部110を介してその携帯
通信端末に対して送信し、その後無線接続を切断し(ス
テップS25)、ステップS21の処理に戻る。
【0030】また、ステップS23における通信に失敗
した場合には(ステップS24)、滞留確認部130は
その端末IDを第2通信装置200に伝達し、これを受
けて第2通信装置200の移動確認部270は、その端
末IDを指定して、通信部210を介してその端末ID
で特定される携帯通信端末との通信を試みる(ステップ
S26)。
【0031】ステップS26における通信に成功した場
合には(ステップS27)、移動確認部270はその携
帯通信端末との無線接続を保持し、送信制御部240に
対して送信情報の送信を指示し、これを受けて送信制御
部240は、送信情報記憶部241に記憶されている情
報、つまり第1エリア内から第2エリアに移動した者に
対して送信されるべき内容の送信情報を通信部210を
介してその携帯通信端末に対して送信し、その後無線接
続を切断する(ステップS28)。
【0032】<利用>以下、上述の情報送信システム1
0の利用例について説明する。この情報送信システム1
0は、例えば、A地点からB地点まで結ぶ一本の道路沿
いにA商店があると想定した場合において、A地点の方
からやってきてA商店の入口付近に滞留している人と、
A地点の方からやってきてA商店を単に通過してB地点
の方に行く人とに、A商店に関するそれぞれ別個の情報
を送信したい場合に適用することができる。
【0033】この場合において、近距離無線通信方式と
して例えばBluetoothのクラス2を用いて送信
電力を2.5mW程度にし、仮に電波の到達範囲が約1
0m程度であることとすれば、例えば第1通信装置10
0をそのA商店の入口付近に設置し、第2通信装置20
0は、その道路沿いでありかつA商店の入口からB地点
方面に約30m離れた地点に設置するとよい。
【0034】以下、この場合における具体的動作を簡単
に説明する。 (1)ユーザAは携帯通信端末90を所持し、近距離無
線通信方式による通信が可能な状態にその携帯通信端末
90を設定しており、A地点方面から歩いてきていると
する。 (2)ユーザAがA地点方面から歩いてきてA商店の入
口から半径約10mの第1エリアに入った場合(図1中
の携帯通信端末90aの状態)には、上述の端末検出処
理により、第1通信装置100のアンテナ101を介し
ての近距離無線通信によって携帯通信端末90aが第1
通信装置100に捕捉され、携帯通信端末90の端末I
Dが第1エリアに入ったと検出された時刻とともに端末
ID情報格納部160に格納される。 (3)その後の状態を2つの場合に分けて説明する。 (3−1)仮にその検出された時刻から30秒後にその
ユーザAがA商店に入ろうとしている又は既に入ってい
る等で第1エリア内に所在しているならば(図1中の携
帯通信端末90bの状態)、上述の情報送信処理によ
り、第1通信装置100のアンテナ101を介しての近
距離無線通信によって携帯通信端末90bが第1通信装
置100に捕捉され、その携帯通信端末90bに対し
て、送信情報記憶部141に記憶されている送信情報が
第1通信装置100のアンテナ101を介して送信され
る。
【0035】図5は、第1通信装置100から送信され
た情報を、受信して表示した携帯通信端末90bのディ
スプレイ画面の内容例を示す図である。同図に示すよう
に、携帯通信端末90bにはA商店に入っている又は入
ろうとしている者にとって役立つA商店内に関連する情
報が送られる。 (3−2)仮にその検出された時刻から30秒後にその
ユーザAはA商店の前を通過してB地点方面に歩いた等
で第2エリア内に所在しているならば(図1中の携帯通
信端末90cの状態)、上述の情報送信処理により、第
2通信装置200のアンテナ201を介しての近距離無
線通信によって携帯通信端末90cが第2通信装置20
0に捕捉され、その携帯通信端末90cに対して、送信
情報記憶部241に記憶されている送信情報が第2通信
装置200のアンテナ201を介して送信される。
【0036】図6は、第2通信装置200から送信され
た情報を、受信して表示した携帯通信端末90cのディ
スプレイ画面の内容例を示す図である。同図に示すよう
に、携帯通信端末90cにはA商店の前を単に通過した
にすぎない者にとって役立つ可能性があり、A商店側と
してそのような者に伝達したい情報が送られる。 <実施の形態2>以下、本発明の実施の形態2に係る通
信装置について図を用いて説明する。
【0037】<構成>実施の形態1で示した情報送信シ
ステム10が、携帯通信端末の所持者の移動の有無に応
じて、携帯通信端末に送信する情報を別個の内容のもの
とするシステムであったのに対し、実施の形態2に係る
通信装置は、携帯通信端末の所持者間における相対的な
行動を捉え、所持者群のうち、ある所持者があるエリア
に何番目に入ったかに応じて、携帯通信端末に送信する
情報を別個の内容のものとする装置である点で相違す
る。
【0038】図7は、実施の形態2に係る通信装置の構
成図である。なお、同図には、通信装置400以外に携
帯通信端末91をも示しており、この携帯通信端末91
は、Bluetooth等、電波による特定の近距離無
線通信方式による通信が可能な端末である。通信装置4
00は、実施の形態1で示した第1通信装置100と一
部同じであり、同じ構成要素には図7中において、図1
においてと同じ符号を付しており、ここでは説明を省略
する。
【0039】この通信装置400は、Bluetoot
h等、特定の近距離無線通信方式による通信が可能な携
帯通信端末に対して、その近距離無線通信方式により通
信を行って特定の情報を送信するための装置で、いわゆ
るアクセスポイントに相当し、アンテナ101、通信部
110、検出部420、送信制御部440、一般情報記
憶部441、特別情報記憶部442、カウント部450
及び端末ID情報格納部460を有する。
【0040】ここで、カウント部450は、外部から値
を読出可能なカウンタを有し、カウンタの値を1増加す
る機能及びカウンタの値を0にする機能を有する。検出
部420は、通信部110を介して、電波の届く範囲に
通信可能な携帯通信端末がいるか否かを探索し、携帯通
信端末が存在することを検出した場合に、その携帯通信
端末を識別するために通信プロトコル上用いられる端末
固有の端末IDを受信して、その携帯通信端末と無線接
続を行い、端末ID情報格納部460に格納するととも
に、カウント部にカウンタの1増加を指示してカウンタ
の値を読み出しカウンタの値が所定値になったか否かに
よって、例えば100等になったか否かによって、一般
向けのサービス情報か、特別のサービス情報かを指定し
て送信制御部440に送信指示を出す機能を有する。
【0041】端末ID情報格納部460は、検出部42
0により検出された携帯通信端末毎に端末IDを格納す
るためのメモリ領域である。一般情報記憶部441は、
一般向けのサービス情報を記憶しているメモリ領域であ
り、サービス情報は、携帯通信端末のディスプレイ画面
に表示されるべき文字又は画像による情報である。
【0042】特別情報記憶部442は、例えば、アクセ
スポイントからの電波到達エリア内に100人目に入っ
た人等に送られるべき内容である特別のサービス情報を
記憶しているメモリ領域である。送信制御部440は、
検出部420から送信指示を受けた場合に、指定に応じ
て、一般情報記憶部441に記憶されている情報及び特
別情報記憶部442に記憶されている情報のうちいずれ
かを通信部110を介して無線接続されている携帯通信
端末に送信する機能を有する。
【0043】なお、検出部420及び送信制御部440
の全体はCPU及びメモリで構成され、メモリに格納さ
れた制御プログラムがCPUに実行されることにより、
それぞれの機能が実現される。 <動作>以下、上述した構成を備える通信装置400の
動作について説明する。
【0044】図8は、通信装置400の動作を示すフロ
ーチャートである。通信装置400の検出部420は、
運用開始時等に初期処理として、カウント部450にカ
ウンタの値を0にするよう指示し(ステップS41)、
これによりカウント部450のカウンタの値は0とな
る。その後、検出部420は、通信部110を介して、
電波の届く範囲に入り無線接続可能である携帯通信端末
を通信により探索し、携帯通信端末を検出した場合にそ
の携帯通信端末に固有の端末IDを受信し(ステップS
42)、受信した端末IDは、既に端末ID情報格納部
460に保持済みであるか否かを判定する(ステップS
43)。
【0045】ステップS43において、その端末IDが
保持済みであると判定した場合には、検出部420はス
テップS42の処理に戻る。ステップS43において、
その端末IDが保持済みでないと判定した場合には、検
出部420は、カウント部450にカウンタの値を1増
加させ(ステップS44)、カウンタの値を読み出して
その値が例えば100等の所定値と等しいか否かを判定
する(ステップS45)。
【0046】ステップS45において、カウンタの値が
所定値と等しくないと判定した場合には、検出部420
は一般向けのサービス情報を指定して送信制御部440
に送信指示を出し、これを受けて送信制御部440は、
ステップS42で取得された端末IDの携帯通信端末と
無線接続して、一般情報記憶部441に記憶されている
情報をその携帯通信端末に送信してから無線接続を断ち
(ステップS46)、その後、検出部420は、その端
末IDを端末ID情報格納部460に格納し(ステップ
S49)、ステップS42の処理に戻る。
【0047】また、ステップS45において、カウンタ
の値が所定値と等しいと判定した場合には、検出部42
0は特別のサービス情報を指定して送信制御部440に
送信指示を出し、これを受けて送信制御部440は、ス
テップS42で取得された端末IDの携帯通信端末と無
線接続して、特別情報記憶部442に記憶されている情
報をその携帯通信端末に送信してから無線接続を断ち
(ステップS47)、その後、検出部420は、カウン
ト部450にカウンタの値を0にさせ(ステップS4
8)、その端末IDを端末ID情報格納部460に格納
し(ステップS49)、ステップS42の処理に戻る。
【0048】<利用>この通信装置400によれば、通
信部110がアンテナ101を中心として約半径10m
程度の範囲に到達可能な電波を送信する近距離無線通信
方式を用いるものならば、その近距離無線通信方式対応
の携帯通信端末の所有者のうち、通信装置400の周囲
のその半径10mの範囲内に例えば100人目毎に入っ
てきた者に対して携帯通信端末を通じて、特別のサービ
ス情報を提供することが可能になる。
【0049】従って、この通信装置400を店舗の入口
付近に設置すれば、特定の近距離無線通信方式に対応す
る携帯通信端末を用いておりその店舗に入場しようとす
る者の100人あたり1人に特別の割引クーポン等とな
る情報を提供することが可能となる。この情報を受信し
た携帯通信端末の所持者は、受信したその情報を携帯通
信端末のディスプレイ画面に表示して店員に示す等によ
り特別の割引等のサービスを受けることが可能となる。 <実施の形態3>以下、本発明の実施の形態3に係る情
報送信装置について図を用いて説明する。
【0050】<構成>実施の形態1で示した情報送信シ
ステム10がBluetooth等の近距離無線通信方
式を用いて、近距離に位置する携帯通信端末との間の無
線通信を行うシステムであったのに対し、実施の形態3
に係る情報送信装置は、GPSを利用する機能を備えて
所在位置の情報を電話網を通じて送信することのできる
従来の携帯電話等の携帯通信端末を対象として電話網を
介して特定の情報を送信する装置である点で相違する。
【0051】図9は、実施の形態3に係る情報送信装置
の構成図である。なお、同図には、情報送信装置600
以外に携帯通信端末92、基地局601a〜601c及
び電話網602をも示している。携帯通信端末92は、
複数のGPS衛星からの電波を受信して自己の所在位置
を算出し、算出結果なる位置情報を送信可能な携帯電話
機であり、例えば1分等の一定時間毎に、特定のサービ
スセンターに電話をかけて位置情報を送信してその位置
に関連する情報を受信する制御を行うプッシュ型配信対
応ソフトウェアを搭載している。なお、そのソフトウェ
アにより、携帯通信端末のユーザがプッシュ型配信サー
ビスのサービスセンターに申し込む等して取得して携帯
通信端末に入力済みである会員IDを、位置情報ととも
に送信するよう制御するものとする。
【0052】基地局601a〜601cは携帯電話機と
無線通信する基地局であり電話網602により情報送信
装置600と接続されている。情報送信装置600は、
サービスセンターに設置され、携帯通信端末に対しプッ
シュ型配信を行うことができるコンピュータであり、図
9に示すように、通信部610、エリア判定部620、
エリア定義情報記憶部621、送信制御部640、送信
情報群記憶部641、計時部650及び端末所在情報格
納部660を備える。
【0053】ここで、通信部610は、電話網を通じて
携帯通信端末と通信する機能を有するものであり、例え
ばモデム又はターミナルアダプタ等の通信用ハードウェ
アを含む。エリア定義情報記憶部621は、位置情報に
基づいてエリアを特定するために用いることのできるエ
リア定義情報を予め記憶するメモリ等の記憶領域であ
る。
【0054】計時部650は、時計等であり、現在時刻
を計時する機能を有する。エリア判定部620は、通信
部610を介して、携帯通信端末から送信された会員I
Dと位置情報を取得し、エリア定義情報を参照すること
により、その携帯通信端末が所在するエリアを特定し、
端末所在情報格納部660に会員IDとエリア定義情報
等を対応付けて保存し、その携帯通信端末から次回の通
信接続があった場合にも位置情報からエリアを特定し既
に保存済みの情報を参照して、元のエリアと現在のエリ
アとを示す遷移情報を送信制御部640に伝える機能を
有する。
【0055】送信情報群記憶部641は、遷移元エリア
と遷移先エリアとの組に対応付けて各種送信情報を記憶
しているメモリ等の記憶領域である。この送信情報は、
携帯通信端末のディスプレイ画面に表示されるべき文字
又は画像による情報である。送信制御部640は、エリ
ア判定部620から遷移情報をうけた場合に、その遷移
情報に対応する送信情報を特定して、特定した送信情報
を、通信部610を介して、携帯通信端末に送信する機
能を有する。
【0056】なお、エリア判定部620及び送信制御部
640の全体はCPU及びメモリで構成され、メモリに
格納された制御プログラムがCPUに実行されることに
より、それぞれの機能が実現される。 <データ>図10は、エリア定義情報記憶部621に記
憶されているエリア定義情報のデータ構成及び内容例を
示す図である。
【0057】エリア定義情報710は、各エリアを識別
するためのエリア番号711と、そのエリアについての
範囲情報712との組の集合である。範囲情報712
は、エリアの範囲を、同図に示すように、緯度の範囲
と、経度の範囲とで示した情報である。同図の内容例
は、例えばエリア番号1で特定されるエリアは、緯度に
ついて北緯35度xx分00秒から北緯35度xx分0
2秒の範囲であって、経度について東経139度△△分
00秒から東経139度△△分02秒の範囲であること
を示している。
【0058】図11は、送信情報群記憶部641に記憶
されている送信制御情報のデータ構成及び内容例を示す
図である。送信制御情報720は、送信情報群記憶部6
41に記憶されている各送信情報と遷移情報とを対応付
ける情報であり、遷移情報に相当する旧エリア番号72
1及び新エリア番号722の組と各送信情報を識別する
ための送信情報番号723とから構成される。
【0059】同図の内容例は、例えばエリア番号が2番
のエリアからエリア番号が3番のエリアに移動した者に
対して提供すべき送信情報の識別番号が153であるこ
とを示している。なお、予め送信情報群記憶部641に
記憶されている各送信情報は、対応付けられている旧エ
リア番号721で示されるエリアから新エリア番号72
2で示されるエリアへ移動した者に対して提供すべき内
容の情報である。
【0060】図12は、端末所在情報格納部660に格
納される端末所在情報のデータ構成及び内容例を示す図
である。同図に示すように端末所在情報730は、会員
ID731、エリア番号732及び時刻733で構成さ
れる。会員ID731は、サービスセンターによる情報
送信のサービスを受け得る者毎を識別するために定めら
れたIDであり、携帯通信端末から送信されるIDであ
る。
【0061】エリア番号732は、エリア定義情報にお
けるエリア番号711と同じである。時刻733は、携
帯通信端末から会員ID等を受信した時刻であり、例え
ば、会員ID毎の情報についての消去時期の管理等のた
めに用いられる。 <動作>以下、上述した構成を備え、上述したデータを
扱う情報送信装置600の動作について説明する。
【0062】図13は、情報送信装置600の動作を示
すフローチャートである。情報送信装置600のエリア
判定部620は、携帯通信端末からの電話呼び出しを受
けて回線接続すると、その携帯通信端末から会員IDと
位置情報との取得を試み、取得できた場合に(ステップ
S61)、計時部650から現在時刻を取得する(ステ
ップS62)。
【0063】なお、携帯通信端末によりGPSを利用し
て取得され送信される位置情報は、例えば、緯度及び経
度をそれぞれ度、分、秒、1/100秒までの精度で表
した情報である。ステップS62に続いて、エリア判定
部620は、エリア定義情報記憶部621に記憶されて
いるエリア情報を参照し、取得した位置情報に基づいて
携帯通信端末の所在するエリアのエリア番号を特定し
(ステップS63)、端末所在情報格納部660の内容
を参照して取得した会員IDが既に端末所在情報として
登録されているか否か、つまり会員IDが保持されてい
るか否かを判定する(ステップS64)。
【0064】ステップS64において、会員IDが登録
されていないと判定した場合には(ステップS65)、
エリア判定部620は、回線を切断し、会員IDとステ
ップS63で特定したエリア番号とステップS62で取
得した時刻とを、端末所在情報として端末所在情報格納
部660に格納し(ステップS66)、端末所在情報
中、その時刻を参照して所定時間以上経過している古い
情報があれば抹消し(ステップS69)、ステップS6
1の処理に戻る。なお、抹消の時間的基準とする所定時
間は例えば2分である。
【0065】また、ステップS64において、会員ID
が既に登録されていると判定した場合には(ステップS
65)、エリア判定部620は、端末所在情報において
その会員IDと対応付けられているエリア番号と、ステ
ップS63で特定されたエリア番号との組を遷移情報と
して送信制御部640に伝え、これを受けて送信制御部
640は、送信情報群記憶部641中の送信制御情報を
参照して、遷移情報に該当する旧エリア番号と新エリア
番号との組が存在すればその組に対応する送信情報番号
で識別される送信情報を特定して、その送信情報を回線
接続中の携帯通信端末に送信して、その後回線を切断す
る(ステップS67)。
【0066】ステップS67に続いて、エリア判定部6
20は、その会員IDに対応する端末所在情報中の時刻
及びエリア番号を、ステップS62で取得した時刻及び
ステップS63で特定したエリア番号に更新し(ステッ
プS68)、端末所在情報中、その時刻を参照して所在
時間以上経過している古い情報があれば抹消し(ステッ
プS69)、ステップS61の処理に戻る。
【0067】このような動作を行う情報送信装置600
に対して、会員IDと所在位置情報とを定期的に送信す
る携帯通信端末を所持するユーザは、エリアを移動する
につれて、どのエリアからどのエリアに移動したかとい
う行為に応じて、役立つ情報を得ることができるように
なる。なお、送信制御情報720における旧エリア番号
と新エリア番号とを同一番号とした組に対応付けた送信
情報を予め送信情報群記憶部641に記憶させておくこ
とにより、情報送信装置600は、携帯通信端末のユー
ザが同一エリアに滞在した場合に対して、役立つ情報を
その携帯通信端末に送信することも可能になる。 <補足>以上、本発明に係る情報送信システム等につい
て、実施の形態1〜3に基づいて説明したが、本発明は
これらの実施の形態に限られないことは勿論である。即
ち、 (1)実施の形態1〜3では、携帯通信端末に対して通
信装置等から送信される情報は、携帯通信端末のディス
プレイ画面に表示されるべき文字又は画像による情報で
あることとしたが、これに限定されることはなく、携帯
通信端末のユーザが視覚又は聴覚を通じて認識できる情
報を形成するために必要なデータ等であれば足り、例え
ば音声による情報であってもよい。 (2)実施の形態1及び2で示した近距離無線通信方式
の代わりに、赤外線通信方式を用いることとしてもよ
い。この場合、携帯通信端末は赤外線発光部と受光部と
を備え、赤外線通信が可能であればよく、通信装置側は
アンテナの代わりに赤外線発光部と受光部とを備えてい
ればよい。例えば、電波による医療機器への悪影響を極
力防止したいようなシステムや、壁等によって囲まれた
範囲内に通信エリアを限定したいようなシステムにおい
ては、赤外線通信方式を用いるとよい。
【0068】また、通信手順として、アクセスポイント
側から端末IDのリクエストの信号を発して、これに応
答する形で携帯通信端末側が端末IDをアクセスポイン
ト側に通知することとしてもよいし、携帯通信端末側が
自発的に端末IDを発するのをアクセスポイント側が受
信するような手順を採用することとしてもよい。 (3)実施の形態1で示した情報送信システム10は、
第1通信装置100と第2通信装置200から構成され
ることとしたが、その各装置の構成要素の機能分担は、
示した形態に限られない。例えば、アクセスポイントと
しての第1通信装置及び第2通信装置は、それぞれ少な
くともアンテナを有していれば、その他の構成要素は、
各アンテナと長いケーブルで接続され、両アクセスポイ
ントから離れて設置された1つの装置の中に位置づけら
れることとしてもよい。また、実施の形態1で示した端
末検出処理(図3参照)及び情報送信処理(図4参照)
の第1通信装置における処理部分は、1つのプロセスと
してまとめても差し支えない。 (4)実施の形態1では、情報送信システム10は、第
1エリア内で携帯通信端末を検出してから30秒経過後
にその携帯通信端末が第1エリアに滞留しているか、第
2エリアに移動しているかによって相違する送信情報を
その携帯通信端末に送信することとしたが、30秒とい
う数値は単なる例示であり、例えば20秒であっても1
分であってもよい。 (5)実施の形態1では、第1エリアと第2エリアが重
複しないように第1通信装置100のアンテナ101と
第2通信装置200のアンテナ201とを離れて設置す
る例を示したが、この他に、両アンテナを近接して設置
し、第1通信装置100よりも第2通信装置200の方
が大きな送信電力を用いることとして第2エリアの一部
が第1エリアを包含するようにしてもよい。この場合に
は、ユーザの移動に伴って第1エリアから離脱した携帯
通信端末に対しては第2通信装置200から送信情報が
伝達されるようになる。 (6)実施の形態1では、第2通信装置200の移動確
認部270は第1通信装置100から端末IDを取得す
ると、特定の端末IDを指定してその端末IDで識別さ
れる携帯通信端末が第2エリア内に存在するか否かを判
定して、存在する場合にのみ送信制御部240により送
信情報の送信を行うこととしたが、この他に、移動確認
部270は特に確認を行うことなく、送信制御部240
がその端末IDを指定して送信情報を送信することとし
てもよい。 (7)実施の形態1及び3で示した送信情報は、例えば
朝、昼、夕方等の時間帯毎、或いは任意の時に、異なる
内容のものに更新されることとしてもよい。更新は、時
間帯毎に対応する各送信情報を予めメモリ領域等に保持
しておいて、その中から時間帯に応じて選択した送信情
報を、送信情報記憶部141、241や送信情報群記憶
部641に設定する等の方法で実現可能である。なお、
実施の形態1で示した送信情報記憶部241に対して
は、例えば第1通信装置100が送信すべき内容を伝送
して格納することとしてもよい。 (8)実施の形態3で示した携帯通信端末92は、携帯
電話機であることとしたが、PHS(パーソナル・ハン
ディホン・システム)の携帯機やその他の携帯情報機器
であってもよい。また、必ずしも位置情報はGPSを利
用して取得する必要はなく、例えばPHS携帯機は、直
接通信する基地局から所在位置を示す情報を取得するこ
ととしてもよいし、どのような方法で携帯通信端末がそ
の所在位置を示す位置情報を取得することとしてもよ
い。 (9)実施の形態1〜3に示した通信装置等による処理
手順(図3、図4、図8、図13に示した手順等)を、
通信用ハードウェア、メモリ、CPU等を備えた装置に
実行させるためのコンピュータプログラムを、記録媒体
に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布する
こともできる。このような記録媒体には、ICカード、
光ディスク、フレキシブルディスク、ROM等がある。
流通、頒布されたコンピュータプログラムは、特定の装
置にインストールされることにより利用に供され、その
装置等はそのコンピュータプログラムの実行により実施
の形態1〜3で示したような通信機器等の機能を実現す
る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明に係る情報送信システムは、通信端末との通信を
通じて、第1エリア内に存在する通信端末の検出をする
検出手段と、前記検出手段による検出の所定時間後に、
当該検出をされた通信端末との通信を通じて、当該通信
端末が第2エリア内に存在するか否かの判定をするエリ
ア遷移判定手段と、前記エリア遷移判定手段により第2
エリア内に存在すると判定された通信端末に対して第1
メッセージ情報を送信する第1送信手段とを備えること
を特徴とする。
【0070】これにより、第1エリアにまず所在して、
その所定時間後、例えば30秒後等において、第2エリ
アに移動等していた携帯通信端末に、特定の情報を送信
することができるようになる。従って、この情報送信シ
ステムを用いて送信情報の内容を適切に設定しておけ
ば、携帯通信端末の時間的な位置遷移等に応じて効果的
な内容の情報を送信することが可能になり、携帯通信端
末のユーザにとっては、自己の移動等が反映された有用
性の高い情報を得ることが可能になる。
【0071】ここで、前記通信端末は、送信電力を一定
値以下として電波により通信を行う方式である近距離無
線通信方式による通信を行うことができ、前記検出手段
は、近距離無線通信方式により通信端末との前記通信を
行い、通信端末との通信が正常に行えたことをもって当
該通信端末を第1エリア内に存在する通信端末として検
出し、前記エリア遷移判定手段は、前記検出をされた通
信端末と近距離無線通信方式により通信を行い、当該通
信が正常に行えたか否かにより前記判定を行い、前記第
1送信手段は、前記エリア遷移判定手段により第2エリ
ア内に存在すると判定された通信端末に対して、近距離
無線通信方式により第1メッセージ情報を送信すること
としてもよい。
【0072】これにより、GPS等を利用してその所在
位置を示す情報を取得するような高度な機能を有してい
ない携帯通信端末であっても、Bluetooth等の
近距離無線通信方式で通信を行う機能さえ有していれ
ば、その携帯通信端末のユーザの移動等に応じた適切な
情報の配信を受けることが可能であり、そのユーザは移
動等に応じた有用な情報を取得し得るようになる。
【0073】また、前記情報送信システムは、第1アン
テナ及び第2アンテナを備え、前記検出手段は、前記第
1アンテナを介して前記通信を行い、前記エリア遷移判
定手段は、前記第2アンテナを介して前記通信を行い、
前記第1送信手段は、前記第2アンテナを介して前記送
信を行い、前記第1アンテナ及び前記第2アンテナは、
前記第2エリアが前記第1エリアと重複する部分を持た
ないように、互いに離れた位置に存在することとしても
よい。
【0074】これにより、互いに重複しない第1エリア
に入って第2エリアに所定時間内に移動した携帯通信端
末のユーザに、その第1エリアから第2エリアへの移動
行為に対応した情報を送信することが可能になる。もっ
とも、その移動行為に適合するような内容の情報は、予
め本発明に係る情報送信システムの運用者がシステム内
に設定しておく必要がある。
【0075】また、前記情報送信システムは更に、前記
検出手段による検出の所定時間後に、当該検出をされた
通信端末との通信を通じて、当該通信端末が第1エリア
内に存在するか否かの判定をするエリア滞留判定手段
と、前記エリア滞留判定手段により第1エリア内に存在
すると判定された通信端末に対して、第1メッセージ情
報と内容の異なる第2メッセージ情報を送信する第2送
信手段とを備え、前記エリア滞留判定手段は、前記第1
アンテナを介して前記通信を行い、前記第2送信手段
は、前記第1アンテナを介して前記送信を行うこととし
てもよい。
【0076】これにより、互いに重複しない第1エリア
に入って第2エリアに所定時間内に移動した、近距離無
線通信方式で通信可能な携帯通信端末のユーザと、第1
エリアに所定時間以上滞留したユーザとを区別して、こ
れらの各ユーザに異なる情報を送信することができるよ
うになる。また、前記第1送信手段は、時間経過を計時
する計時部と、前記計時部により計時された時間に応じ
て前記第1メッセージ情報の内容を変更するメッセージ
情報変更部とを有することとしてもよい。
【0077】これにより、時間帯によって異なる内容の
情報を送信できるため、この情報送信システムを商店等
の付近に設置する場合において、タイムサービス的な商
品情報等を送信することができるようになる。また、前
記情報送信システムは、アンテナを備え、前記検出手段
は、前記アンテナを介して前記通信を行い、前記エリア
遷移判定手段は、前記アンテナを介して前記通信を行
い、前記第1送信手段は、前記アンテナを介して前記送
信を行い、前記第2エリアと前記第1エリアとは、その
範囲において同一であることとしてもよい。
【0078】これにより、第1エリアに入って所定時間
以上滞留した、近距離無線通信方式で通信可能な携帯通
信端末のユーザのみに、特定の情報を送信することがで
きるようになる。また、前記情報送信システムは、アン
テナを備え、前記検出手段は、前記アンテナを介して送
信電力を第1値未満とする近距離無線通信方式により通
信端末との前記通信を行い、前記エリア遷移判定手段
は、前記検出をされた通信端末と、前記アンテナを介し
て送信電力を第1値未満とする近距離無線通信方式によ
り通信を試み、当該通信に失敗した場合に限り、前記第
2エリアの一部が前記第1エリアを包含することとなる
ように送信電力を前記第1値以上でかつ前記一定値以下
とする近距離無線通信方式で、当該通信端末と通信を行
うことにより前記判定を行い、前記第1送信手段は、前
記アンテナを介して送信電力を前記第1値以上でかつ前
記一定値以下とする近距離無線通信方式により前記送信
を行うこととしてもよい。
【0079】これにより、第1エリアに入って所定時間
内に離脱した携帯通信端末のユーザのみに特定の情報を
送信することができるようになる。また、前記検出手段
における検出に係る前記第1エリアは、前記エリア遷移
判定手段における判定に係る前記第2エリアと重複する
部分を持たないこととしてもよい。
【0080】これにより、重複しないエリア間を所定時
間内に移動した携帯通信端末のユーザのみに特定の情報
を送信することができるようになる。また、前記情報送
信システムは更に、前記検出手段による検出の所定時間
後に、当該検出をされた通信端末との通信を通じて、当
該通信端末が第1エリア内に存在するか否かの判定をす
るエリア滞留判定手段と、前記エリア滞留判定手段によ
り第1エリア内に存在すると判定された通信端末に対し
て、第1メッセージ情報と内容の異なる第2メッセージ
情報を送信する第2送信手段とを備えることとしてもよ
い。
【0081】これにより、互いに重複しない第1エリア
に入って第2エリアに所定時間内に移動した携帯通信端
末のユーザと、第1エリアに所定時間以上滞留したユー
ザとを区別して、これらの各ユーザに異なる情報を送信
することができるようになる。また、前記検出手段にお
ける検出に係る前記第1エリアと、前記エリア遷移判定
手段における判定に係る前記第2エリアとは、その範囲
において同一であることとしてもよい。
【0082】これにより、第1エリアに入って所定時間
以上滞留した携帯通信端末のユーザのみに特定の情報を
送信することができるようになる。また、前記通信端末
は、赤外線通信方式により通信を行うことができ、前記
検出手段は、赤外線通信方式により通信端末との前記通
信を行い、通信端末との通信が正常に行えたことをもっ
て当該通信端末を第1エリア内に存在する通信端末とし
て検出し、前記エリア遷移判定手段は、前記検出をされ
た通信端末と、赤外線通信方式により通信を行い、当該
通信が正常に行えたか否かにより前記判定を行い、前記
第1送信手段は、前記エリア遷移判定手段により第2エ
リア内に存在すると判定された通信端末に対して、赤外
線通信方式により第1メッセージ情報を送信することと
してもよい。
【0083】これにより、赤外線通信方式により通信可
能な携帯通信端末のユーザが、第1エリアに入って所定
時間内に第2エリアに移動した場合に、その移動に応じ
た特定の情報を送信することができるようになる。ま
た、前記通信端末は、GPSを利用して当該通信端末の
所在位置を示す位置情報を送信する機能を備えた携帯型
の通信端末であり、前記検出手段、前記エリア遷移判定
手段及び前記第1送信手段は、前記通信端末と電話網を
介して通信可能な管理装置に備えられ、前記検出手段
は、前記第1エリアの位置範囲を定める第1エリア情報
を予め記憶している第1エリア情報記憶部を有し、通信
端末から電話網を介して位置情報を受信し、当該位置情
報と第1エリア情報とに基づいて前記検出を行い、前記
エリア遷移判定手段は、前記第2エリアの位置範囲を定
める第2エリア情報を予め記憶している第2エリア情報
記憶部を有し、前記検出手段による検出の所定時間後
に、前記検出をされた通信端末から電話網を介して位置
情報を受信し、当該位置情報と第2エリア情報とに基づ
いて前記判定を行い、前記第1送信手段は、電話網を介
して前記送信を行うこととしてもよい。
【0084】これにより、GPSを利用して位置情報を
取得し送信する機能を備えた携帯電話機等の携帯通信端
末のユーザの移動等に応じた情報をその携帯通信端末に
送信することができるようになる。また、通信端末との
通信を通じて、第1エリア内に存在する通信端末の検出
をする検出手段と、前記検出手段による検出の所定時間
後に、当該検出をされた通信端末に対して、第1エリア
と重複しない第2エリア内のアンテナを介して、メッセ
ージ情報を送信する送信手段とを備えることとしてもよ
い。
【0085】これにより、互いに重複しない第1エリア
に入って第2エリアに所定時間内に移動したユーザに特
定の情報を送信することができるようになる。また、通
信端末との通信を通じて、第1エリア内に存在する通信
端末の検出をする検出手段と、前記検出手段により通信
端末が検出される毎に、保持するカウンタ値を1増加す
る計数手段と、前記計数手段により保持されているカウ
ンタ値が所定値になった場合に、前記検出手段により検
出された通信端末に対して特定情報を送信する送信手段
とを備えることとしてもよい。
【0086】これにより、特定番目にあるエリア内に入
った携帯通信端末のユーザに対して、特定の情報を提供
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る情報送信システムの構成図
である。
【図2】端末ID情報格納部160に格納される端末I
D情報の構成及び内容例を示す図である。
【図3】第1通信装置100によりなされる端末検出処
理を示すフローチャートである。
【図4】第1通信装置100及び第2通信装置200に
よりなされる情報送信処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】第1通信装置100から送信された情報を、受
信して表示した携帯通信端末90bのディスプレイ画面
の内容例を示す図である。
【図6】第2通信装置200から送信された情報を、受
信して表示した携帯通信端末90cのディスプレイ画面
の内容例を示す図である。
【図7】実施の形態2に係る通信装置の構成図である。
【図8】通信装置400の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】実施の形態3に係る情報送信装置の構成図であ
る。
【図10】エリア定義情報記憶部621に記憶されてい
るエリア定義情報のデータ構成及び内容例を示す図であ
る。
【図11】送信情報群記憶部641に記憶されている送
信制御情報のデータ構成及び内容例を示す図である。
【図12】端末所在情報格納部660に格納される端末
所在情報のデータ構成及び内容例を示す図である。
【図13】情報送信装置600の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 情報送信システム 90a〜c,91,92 携帯通信端末 100 第1通信装置 101,201 アンテナ 110,210,610 通信部 120,420 検出部 130 滞留確認部 140,240,440,640 送信制御部 141,241 送信情報記憶部 150,650 計時部 160,460 端末ID情報格納部 200 第2通信装置 270 移動確認部 400 通信装置 441 一般情報記憶部 442 特別情報記憶部 450 カウント部 600 情報送信装置 620 エリア判定部 621 エリア定義情報記憶部 641 送信情報群記憶部 660 端末所在情報格納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA71 CC11 GG10 5K067 BB04 DD17 DD19 DD51 EE02 EE10 EE24 EE35 EE37 EE57 FF03 FF05 FF23 GG08 HH05 HH23 JJ52 JJ53 JJ54 JJ56 5K101 KK16 LL12 NN21

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信端末との通信を通じて、第1エリア
    内に存在する通信端末の検出をする検出手段と、 前記検出手段による検出の所定時間後に、当該検出をさ
    れた通信端末との通信を通じて、当該通信端末が第2エ
    リア内に存在するか否かの判定をするエリア遷移判定手
    段と、 前記エリア遷移判定手段により第2エリア内に存在する
    と判定された通信端末に対して第1メッセージ情報を送
    信する第1送信手段とを備えることを特徴とする情報送
    信システム。
  2. 【請求項2】 前記通信端末は、送信電力を一定値以下
    として電波により通信を行う方式である近距離無線通信
    方式による通信を行うことができ、 前記検出手段は、近距離無線通信方式により通信端末と
    の前記通信を行い、通信端末との通信が正常に行えたこ
    とをもって当該通信端末を第1エリア内に存在する通信
    端末として検出し、 前記エリア遷移判定手段は、前記検出をされた通信端末
    と近距離無線通信方式により通信を行い、当該通信が正
    常に行えたか否かにより前記判定を行い、 前記第1送信手段は、前記エリア遷移判定手段により第
    2エリア内に存在すると判定された通信端末に対して、
    近距離無線通信方式により第1メッセージ情報を送信す
    ることを特徴とする請求項1記載の情報送信システム。
  3. 【請求項3】 前記情報送信システムは、第1アンテナ
    及び第2アンテナを備え、 前記検出手段は、前記第1アンテナを介して前記通信を
    行い、 前記エリア遷移判定手段は、前記第2アンテナを介して
    前記通信を行い、 前記第1送信手段は、前記第2アンテナを介して前記送
    信を行い、 前記第1アンテナ及び前記第2アンテナは、前記第2エ
    リアが前記第1エリアと重複する部分を持たないよう
    に、互いに離れた位置に存在することを特徴とする請求
    項2記載の情報送信システム。
  4. 【請求項4】 前記情報送信システムは更に、 前記検出手段による検出の所定時間後に、当該検出をさ
    れた通信端末との通信を通じて、当該通信端末が第1エ
    リア内に存在するか否かの判定をするエリア滞留判定手
    段と、 前記エリア滞留判定手段により第1エリア内に存在する
    と判定された通信端末に対して、第1メッセージ情報と
    内容の異なる第2メッセージ情報を送信する第2送信手
    段とを備え、 前記エリア滞留判定手段は、前記第1アンテナを介して
    前記通信を行い、 前記第2送信手段は、前記第1アンテナを介して前記送
    信を行うことを特徴とする請求項3記載の情報送信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記第1送信手段は、 時間経過を計時する計時部と、 前記計時部により計時された時間に応じて前記第1メッ
    セージ情報の内容を変更するメッセージ情報変更部とを
    有することを特徴とする請求項4記載の情報送信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記情報送信システムは、アンテナを備
    え、 前記検出手段は、前記アンテナを介して前記通信を行
    い、 前記エリア遷移判定手段は、前記アンテナを介して前記
    通信を行い、 前記第1送信手段は、前記アンテナを介して前記送信を
    行い、 前記第2エリアと前記第1エリアとは、その範囲におい
    て同一であることを特徴とする請求項2記載の情報送信
    システム。
  7. 【請求項7】 前記情報送信システムは、アンテナを備
    え、 前記検出手段は、前記アンテナを介して送信電力を第1
    値未満とする近距離無線通信方式により通信端末との前
    記通信を行い、 前記エリア遷移判定手段は、前記検出をされた通信端末
    と、前記アンテナを介して送信電力を第1値未満とする
    近距離無線通信方式により通信を試み、当該通信に失敗
    した場合に限り、前記第2エリアの一部が前記第1エリ
    アを包含することとなるように送信電力を前記第1値以
    上でかつ前記一定値以下とする近距離無線通信方式で、
    当該通信端末と通信を行うことにより前記判定を行い、 前記第1送信手段は、前記アンテナを介して送信電力を
    前記第1値以上でかつ前記一定値以下とする近距離無線
    通信方式により前記送信を行うことを特徴とする請求項
    2記載の情報送信システム。
  8. 【請求項8】 前記検出手段における検出に係る前記第
    1エリアは、前記エリア遷移判定手段における判定に係
    る前記第2エリアと重複する部分を持たないことを特徴
    とする請求項1記載の情報送信システム。
  9. 【請求項9】 前記情報送信システムは更に、 前記検出手段による検出の所定時間後に、当該検出をさ
    れた通信端末との通信を通じて、当該通信端末が第1エ
    リア内に存在するか否かの判定をするエリア滞留判定手
    段と、 前記エリア滞留判定手段により第1エリア内に存在する
    と判定された通信端末に対して、第1メッセージ情報と
    内容の異なる第2メッセージ情報を送信する第2送信手
    段とを備えることを特徴とする請求項8記載の情報送信
    システム。
  10. 【請求項10】 前記検出手段における検出に係る前記
    第1エリアと、前記エリア遷移判定手段における判定に
    係る前記第2エリアとは、その範囲において同一である
    ことを特徴とする請求項1記載の情報送信システム。
  11. 【請求項11】 前記通信端末は、赤外線通信方式によ
    り通信を行うことができ、 前記検出手段は、赤外線通信方式により通信端末との前
    記通信を行い、通信端末との通信が正常に行えたことを
    もって当該通信端末を第1エリア内に存在する通信端末
    として検出し、 前記エリア遷移判定手段は、前記検出をされた通信端末
    と、赤外線通信方式により通信を行い、当該通信が正常
    に行えたか否かにより前記判定を行い、 前記第1送信手段は、前記エリア遷移判定手段により第
    2エリア内に存在すると判定された通信端末に対して、
    赤外線通信方式により第1メッセージ情報を送信するこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報送信システム。
  12. 【請求項12】 前記通信端末は、全地球測位システム
    (Global Positioning Syste
    m:GPS)を利用して当該通信端末の所在位置を示す
    位置情報を送信する機能を備えた携帯型の通信端末であ
    り、 前記検出手段、前記エリア遷移判定手段及び前記第1送
    信手段は、前記通信端末と電話網を介して通信可能な管
    理装置に備えられ、 前記検出手段は、前記第1エリアの位置範囲を定める第
    1エリア情報を予め記憶している第1エリア情報記憶部
    を有し、通信端末から電話網を介して位置情報を受信
    し、当該位置情報と第1エリア情報とに基づいて前記検
    出を行い、 前記エリア遷移判定手段は、前記第2エリアの位置範囲
    を定める第2エリア情報を予め記憶している第2エリア
    情報記憶部を有し、前記検出手段による検出の所定時間
    後に、前記検出をされた通信端末から電話網を介して位
    置情報を受信し、当該位置情報と第2エリア情報とに基
    づいて前記判定を行い、 前記第1送信手段は、電話網を介して前記送信を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報送信システム。
  13. 【請求項13】 通信端末との通信を通じて、第1エリ
    ア内に存在する通信端末の検出をする検出手段と、 前記検出手段による検出の所定時間後に、当該検出をさ
    れた通信端末に対して、第1エリアと重複しない第2エ
    リア内のアンテナを介して、メッセージ情報を送信する
    送信手段とを備えることを特徴とする情報送信システ
    ム。
  14. 【請求項14】 通信端末との通信を通じて、第1エリ
    ア内に存在する通信端末の検出をする検出手段と、 前記検出手段により通信端末が検出される毎に、保持す
    るカウンタ値を1増加する計数手段と、 前記計数手段により保持されているカウンタ値が所定値
    になった場合に、前記検出手段により検出された通信端
    末に対して特定情報を送信する送信手段とを備えること
    を特徴とする情報送信システム。
  15. 【請求項15】 通信端末との通信を通じて、第1エリ
    ア内に存在する通信端末の検出をする検出ステップと、 前記検出ステップによる検出の所定時間後に、当該検出
    をされた通信端末との通信を通じて、当該通信端末が第
    2エリア内に存在するか否かの判定をするエリア遷移判
    定ステップと、 前記エリア遷移判定ステップにより第2エリア内に存在
    すると判定された通信端末に対して所定のメッセージ情
    報を送信する送信ステップとを含むことを特徴とする情
    報送信方法。
  16. 【請求項16】 通信端末との通信を通じて、第1エリ
    ア内に存在する通信端末の検出をする検出ステップと、 前記検出ステップによる検出の所定時間後に、当該検出
    をされた通信端末に対して、第1エリアと重複しない第
    2エリア内のアンテナを介して、メッセージ情報を送信
    する送信ステップとを含むことを特徴とする情報送信方
    法。
  17. 【請求項17】 プロセッサに行わせる情報送信処理を
    特定するコンピュータプログラムであって、 前記情報送信処理は、 通信端末との通信を通じて、第1エリア内に存在する通
    信端末の検出をする検出ステップと、 前記検出ステップによる検出の所定時間後に、当該検出
    をされた通信端末との通信を通じて、当該通信端末が第
    2エリア内に存在するか否かの判定をするエリア遷移判
    定ステップと、 前記エリア遷移判定ステップにより第2エリア内に存在
    すると判定された通信端末に対して所定のメッセージ情
    報を送信する送信ステップとを含むことを特徴とするコ
    ンピュータプログラム。
  18. 【請求項18】 プロセッサに行わせる情報送信処理を
    特定するコンピュータプログラムを記録した記録媒体で
    あって、 前記情報送信処理は、 通信端末との通信を通じて、第1エリア内に存在する通
    信端末の検出をする検出ステップと、 前記検出ステップによる検出の所定時間後に、当該検出
    をされた通信端末との通信を通じて、当該通信端末が第
    2エリア内に存在するか否かの判定をするエリア遷移判
    定ステップと、 前記エリア遷移判定ステップにより第2エリア内に存在
    すると判定された通信端末に対して所定のメッセージ情
    報を送信する送信ステップとを含むことを特徴とする記
    録媒体。
  19. 【請求項19】 プロセッサに行わせる情報送信処理を
    特定するコンピュータプログラムであって、 前記情報送信処理は、 通信端末との通信を通じて、第1エリア内に存在する通
    信端末の検出をする検出ステップと、 前記検出ステップによる検出の所定時間後に、当該検出
    をされた通信端末に対して、第1エリアと重複しない第
    2エリア内のアンテナを介して、メッセージ情報を送信
    する送信ステップとを含むことを特徴とするコンピュー
    タプログラム。
  20. 【請求項20】 プロセッサに行わせる情報送信処理を
    特定するコンピュータプログラムを記録した記録媒体で
    あって、 前記情報送信処理は、 通信端末との通信を通じて、第1エリア内に存在する通
    信端末の検出をする検出ステップと、 前記検出ステップによる検出の所定時間後に、当該検出
    をされた通信端末に対して、第1エリアと重複しない第
    2エリア内のアンテナを介して、メッセージ情報を送信
    する送信ステップとを含むことを特徴とする記録媒体。
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