JP3395073B2 - Phsネットワークを利用した顧客情報取得システム - Google Patents

Phsネットワークを利用した顧客情報取得システム

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JP3395073B2
JP3395073B2 JP02863897A JP2863897A JP3395073B2 JP 3395073 B2 JP3395073 B2 JP 3395073B2 JP 02863897 A JP02863897 A JP 02863897A JP 2863897 A JP2863897 A JP 2863897A JP 3395073 B2 JP3395073 B2 JP 3395073B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナル・ハン
ディーホン・システム(以下、「PHS」という。)ネ
ットワークの利用システムに係り、例えば、自分の位置
を特定するPHSネットワークを利用した位置特定シス
テム、使用者通知システム、使用者検知システム及び顧
客情報取得システム等への応用に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の位置特定システムとして
は、一般に、自分の位置を特定する位置特定システムと
してGPS(Global Positioning System )が知られて
いる。これは車のナビゲーションシステムとして利用さ
れているもので、3個以上のGPS用の衛生から送信さ
れる情報を受信し、その受信情報と自分が持つ地図デー
タを解析することにより自分の位置を特定するシステム
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
位置特定システムとして知られるGPSでは、端末に地
図データを記憶するCD−ROM等の記憶部を搭載する
必要があるため、一定の大きさが必要である。従って、
端末の小型化、軽量化、低価格化が困難である問題点が
あった。また、GPSと通信電話システムを組み合わせ
て、GPS機能と通信電話機能の両方を端末に持たせる
ようにすると、その都度地図データを端末に送信するこ
とが可能となるため、端末に記憶部を搭載する必要がな
くなり、上記問題点である端末の小型化、軽量化を解決
することができると考えられる。しかし、2つのシステ
ムを利用しているためコストがかかり、低価格化に向か
ない欠点が考えられる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、複数の
基地局と無線により通信を行って、自身が現在所属する
エリアの基地局を示す基地局識別情報を取得するPHS
端末と、前記PHS端末から送信される識別情報と前記
基地局識別情報を対応付けて格納する位置情報データベ
ースを備えた位置管理装置を備えるPHSネットワーク
を利用した顧客情報取得システムであって、PHS端末
の機能を有する渉外端末と、基地局識別情報により基地
局の座標を特定する座標特定情報を格納した座標特定情
報データベースと、各基地局の座標に対応づけた顧客情
報を格納した顧客情報データベースと、前記座標特定情
報データベース及び前記顧客情報データベースを管理す
る検索処理装置を備え、前記渉外端末が自身が現在所属
するエリアの基地局から取得した基地局識別情報を前記
検索処理装置に送信すると、その基地局識別情報に基づ
いて前記検索処理装置が前記座標特定情報データベース
により基地局の座標を特定し、特定した当該座標に対応
する顧客情報を前記顧客情報データベースから抽出し、
その顧客情報を前記渉外端末に送信して取得させること
を特徴とするPHSネットワーク利用した顧客情報取
システムを提供する。
【0005】また、本発明は、前記PHS機能付き渉外
端末に顧客名を入力する入力手段を設け、前記基地局識
別情報と入力された顧客名に基づいて前記顧客情報のう
ちの顧客名に対応する顧客情報を抽出して渉外端末に送
信することを特徴とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施の形態を説明する。 第1の実施の形態 まず、本発明のPHSネットワークの利用システムの概
念を説明する。図1はネットワーク構成の概念図であ
る。図において、複数の基地局A,B,C,…が任意の
地域に適宜配置され、接続装置1を介して固定網の交換
機2に接続されている。前記各基地局は、PHS端末3
との間で無線電波の送受信を行うことができるようにな
っている。また、前記交換機2には、位置情報管理装置
4が接続されており、この位置情報管理装置4は、前記
PHS端末3の位置情報を格納する位置情報データベー
ス5を管理している。さらに、本実施の形態では、前記
交換機2を介して検索処理装置6が接続されており、こ
の検索処理装置6は、座標特定情報データベース7及び
対応情報データベース8を管理している。
【0010】前記検索処理装置6は、前記座標特定情報
データベース7と前記対応情報データベース8とを接続
し、各データベースの検索処理を制御するとともに、検
索された対応情報をPHS端末3に送信するものであ
る。前記座標特定情報データベース7は、基地局識別情
報により基地局の座標を特定する座標特定情報を格納し
たものである。ここで、「基地局識別情報」とは、一般
に「CS−ID」と呼ばれており、対象のPHS端末3
がいずれのサービスエリアに属しているかを区別するた
めに各基地局毎に付与されているものである。また、
「基地局の座標」とは、設置した基地局の地理的位置を
いい、例えば、住所や緯度・経度等である。
【0011】前記対応情報データベース8は、座標に対
応づけた対応情報を格納したものである。ここで、「対
応情報」とは、実施の形態として後述するように、例え
ば、地図情報や顧客情報等の情報であり、主として、P
HS端末3が保有するには大きすぎる量のデータの集合
体として記憶されるものである。また、前記検索処理装
置6が、前記座標特定情報データベース7の座標に基づ
いて前記対応情報データベース8を検索する際には、例
えば、座標として基地局の住所の周辺100mや200
mに相当する対応情報を検索したり、基地局の住所の番
地までを検索キーにしてその番地に相当する対応情報を
検索する等、自由に設定しておくのが好ましい。このよ
うにすると、実施の際の設計の自由度が大きいからであ
る。
【0012】なお、本発明でPHSネットワークを利用
することができるのは、次の理由による。PHS端末3
と違い基地局は、電柱や電話ボックス等に取り付けられ
るもので移動することはないため、基地局識別情報と地
図上の位置とは一意に対応するといえる。またPHS端
末3では送信電力が小さく1つの基地局で通信可能なエ
リアは、一般に半径100m程度以下と小さい。このた
め、基地局識別情報と地図情報をマッピングしたデータ
ベースを作っておけば、基地局識別情報からその位置を
誤差100m程度で割り出すことができる。従って、基
地局情報と地図情報等の対応情報を対応させて意味付け
ることができるため、PHSネットワークを利用したシ
ステムを構築することができる。
【0013】次に、前記各構成要素の本実施の形態に特
に必要な機能を説明する。前記PHS端末3は、例え
ば、図のように、現在所属するサービスエリアの基地局
Aを介して位置情報管理装置4に、所属サービスエリア
の基地局を示す基地局識別情報(以下「CS−ID」と
いう。)とPHS端末3の電話番号等の識別情報(以下
「PS−ID」という。)を送信させ、CS−IDとP
S−IDとを関連付けて前記位置情報データベース5に
格納しておく。
【0014】また、PHSは無線システムであるため、
PHS端末3は各所に分散して設置してある基地局を介
して通信を行うシステムとなっているが、このときPH
S端末3は自分がどの基地局の配下として通信するべき
かを、各基地局からの電波強度を測定することにより最
適な基地局を認識することができるようになっている。
この基地局選択中にPHS端末3は交信可能で一番電波
状態の良い基地局の固有のCS−IDを入手するように
なっている。
【0015】さらに、本実施の形態では、前記PHS端
末3が、基地局識別情報を前記検索処理装置6に送信し
て、座標を特定してこの座標を基に対応情報の検索をさ
せ、その対応情報を受信するようにシステムを構築し
て、PHSネットワークを利用するようにした。なお、
前記PHS端末3が、基地局識別情報を前記検索処理装
置6に送信して対応情報の検索をさせ、その対応情報を
受信するようにシステムを構築するようにしてもよい。
【0016】上記第1の実施の形態によると、PHS端
末において、大きな容量のデータを対照したい場合に、
その都度、PHS端末の外部のデータベースから通信に
より得ることができる効果が得られる。このため、PH
S端末に大きな容量のデータを格納するCD−ROM等
の記憶部を設けなくとも良いため、PHS端末の小型
化、軽量化、低価格化に適したものとなる効果が期待で
きる。従って、PHSネットワークを利用した位置特定
システム、使用者通知システム、使用者検知システム及
び顧客情報取得システム等のシステムに応用することが
できる効果が得られる。以下に、各システムを実施の形
態に分けて説明する。
【0017】第2の実施の形態 本実施の形態では、PHSネットワークを利用した位置
特定システムについて説明する。なお、上記第1の実施
の形態と同様の構成については説明を省略する。図2
は、第2の実施の形態のネットワーク構成の概念図であ
る。本実施の形態では、交換機2を介して検索処理装置
9が接続されており、この検索処理装置9は、座標特定
情報データベース10及び地図情報データベース11を
管理している。
【0018】前記検索処理装置9は、前記座標特定情報
データベース10と前記地理情報データベース11とを
接続し、各データベースの検索処理を制御するととも
に、検索された地理情報をPHS端末3に送信するもの
である。前記座標特定情報データベース10は、CS−
ID(基地局識別情報)により基地局の座標を特定する
座標特定情報を格納したものである。ここで、「CS−
ID」及び「基地局の座標」は、上記第1の実施の形態
で説明したのと同様であるので説明を省略する。
【0019】前記対応情報データベース8は、座標に対
応づけた地理情報を格納したものである。ここで、「地
理情報」は、一般に、GPS等のシステムで使用されて
いるものを使用すればよい。また、前記検索処理装置9
が、前記座標特定情報データベース10の座標に基づい
て前記地理情報データベース11を検索する際には、例
えば、座標として基地局の住所の周辺100mや200
mに相当する地理情報を検索したり、基地局の住所の番
地までを検索キーにしてその番地に相当する地理情報を
検索する等、自由に設定しておくのが好ましい。このよ
うにすると、実施の際の設計の自由度が大きいからであ
る。
【0020】次に、本実施の形態に使用するPHS端末
の機能を実現する構成要素を説明する。図3は、PHS
端末のブロック図である。図において、12はアンテ
ナ、13は無線部、14は制御部、15はCPU,16
はメモリ、17はマンマシンインタフェース(以下「M
MI」という。)、18は制御信号、データ信号等の共
通バスである。前記アンテナ12は、前記無線部13を
介して前記制御部14に接続している。また、前記制御
部14は、前記共通バス18を接続し、この共通バス1
8を介して、前記CPU15、前記メモリ16、前記M
MI17を相互に接続するようになっている。
【0021】なお、PHS端末3は、基地局選択の際
に、基地局との間でやりとりする制御情報の中のCS−
IDを前記CPU15の制御により前記メモリ16に書
き込むようにしてある。このPHS端末3はデータ通信
の機能を具備しており、前記メモリ16に書き込んだC
S−IDを前記MMI17の操作により送信することが
できるようにしてある。また、MMI17は、送信され
た地図情報を表示したり、紙等の媒体に出力することが
できるようにしてある。
【0022】それでは、上記位置特定システムの処理を
説明する。図4は、位置特定処理の説明図である。図に
おいて、上記図2に示した検索処理装置9及びPHS端
末3との間の通信を中心に説明する。なお、図2及び図
3を適宜参照するものとする。まず、使用者が、PHS
端末3のMMI17の操作をして地図情報の取得機能を
開始させる。すると、PHS端末3では、メモリ16に
書き込まれたCS−IDを検索処理装置9に送信する。
この検索処理装置9では、送信されたCS−IDを座標
特定データベース10に送り、CS−IDから座標を特
定させ、この座標を基に地図情報データベース11から
対応する地図情報を抽出させる。そして、検索処理装置
9は、この抽出された地図情報をPHS端末3に送信す
る。PHS端末3では、送信された地図情報をMMI1
7を介して使用者に対して出力する。例えば、GPS端
末のように表示画面に表示する。
【0023】上記第2の実施の形態によると、CS−I
Dと地図情報をマッピングしたデータベースを作成して
おき、PHS端末からCS−IDを送信することによ
り、地図情報を取得するようにしたので、上述した基地
局のサービスエリアの特性によってPHS端末の使用者
の現在位置を100m程度の誤差で割り出すことができ
る効果が得られる。また、地図情報とCS−IDのデー
タベースをPS本体に持つ必要がないため、PHS端末
の小型化、軽量化及び低価格化に好適なものとなる効果
が期待できる。
【0024】第3の実施の形態 上記第2の実施の形態の応用として、使用者通知システ
ムに付いて説明する。特に、徘徊老人や子供等の使用者
にPHS端末を携帯させ、その使用者の位置を自宅に待
機している家族等の管理者に通知するのに有用なもので
ある。なお、ネットワーク構成図とPHS端末のブロッ
ク図は、上記第2の実施の形態の場合と同様であるの
で、下記の説明でも図2及び図3を適宜参照するものと
し、構成要素の同一の機能についての説明は省略する。
【0025】本実施の形態に特有の機能は、PHS端末
3のメモリ16に自宅等の連絡先の電話番号を登録して
おき、後述の処理により徘徊老人が移動してサービスエ
リアが変わってCS−IDが変わったときに、前述の電
話番号の端末に自動的に発呼するものである。また、C
S−IDが変わったことを判断する方法としては、例え
ば、予め記憶してあるCS−IDと、変化により受信し
たCS−IDとを比較することにより行うようにする。
なお、かかる電話番号の電話端末にCD−ROM等の記
憶部に座標特定データベースや地図情報データベースを
付属させておき、その発呼の際に、CS−IDをPHS
端末から電話端末に送信し、電話端末でCS−IDに基
づき座標を検索させて住所等の座標を表示したり、地図
情報を表示したりするのが好ましい。単に、発呼して移
動を知らせるだけでは、管理者の管理情報としては不足
するからである。また、CD−ROM等の記憶部を設け
ない場合には、電話端末は、送信されたCS−IDを検
索処理装置9に送信して地図情報や住所等を取得するよ
うにしてもよい。
【0026】それでは、使用者通知システムの処理を説
明する。なお、本実施の形態では、使用者として徘徊老
人にPHS端末3を携帯させた場合を説明する。図5
は、使用者通知システムの説明図である。図において、
19は徘徊老人から一番近い基地局、20は徘徊老人、
21は徘徊老人が携帯するPHS端末、22は基地局1
9のサービスエリアである通信圏内を示す。23は隣接
する別の基地局、24は基地局23の通信圏内である。
【0027】まず、徘徊老人20が通信圏内22内にい
るときには、PHS端末21のメモリ16には基地局2
2のCS−IDが書き込まれている。そして、徘徊老人
20が移動を始め、通信圏内22から通信圏内24に移
動すると、それまで受けていた基地局19の電波より
も、基地局23の電波の方が強くなるため、PHS端末
21は基地局23の配下となる。このとき、PHS端末
21のメモリ16には基地局19のCS−IDが書き込
まれているため、基地局23の配下となると受信するC
S−IDと一致していない。このとき、PHS端末3
は、そのCS−IDの変化をCPU15の制御で検知
し、メモリ16のCS−IDを書き換えるとともに、メ
モリ16に予め設定してあった特定の電話番号の電話端
末に自動発呼する。発呼された電話端末では、上述した
ように、住所や地図を表示して、徘徊老人20の位置を
通知することをができる。
【0028】上記第3の実施の形態によると、徘徊老人
等の使用者が携帯するPHS端末の移動を検知して、C
S−IDを他の管理者用の電話端末に発呼することで、
管理者に徘徊老人等の使用者の移動に伴う現在位置の通
知を行うことができる効果が得られる。従って、管理者
は、徘徊老人等の使用者の位置を把握することができる
ため、徘徊老人等の使用者の安全等を考慮することがで
きる効果が期待できる。さらに、PHS端末による小
型、軽量化の実現及びシステムの低価格化を図ることが
できる効果が期待できる。
【0029】第4の実施の形態 上記第2の実施の形態の応用として、使用者検知システ
ムに付いて説明する。特に、徘徊老人や子供等の使用者
にPHS端末を携帯させ、その使用者の位置を家族等の
管理者に通知するのに有用なものである。なお、ネット
ワーク構成図とPHS端末のブロック図は、上記第2の
実施の形態の場合と同様であるので、下記の説明でも図
2及び図3を適宜参照するものとし、構成要素の同一の
機能についての説明は省略する。
【0030】本実施の形態に特有の機能は、PHS端末
3のメモリ16に記憶されているCS−IDを管理者用
の他の電話端末に送信可能な機能を設けたものである。
その送信は、他の電話端末から発呼された場合に自動的
にオフフックして行うものである。以下では、電話端末
もPHS端末として説明するが、PHS端末でなくとも
よい。
【0031】それでは、使用者検知システムの処理を説
明する。なお、本実施の形態では、使用者として徘徊老
人にPHS端末3を携帯させた場合を説明する。図6
は、使用者通知システムの説明図である。図において、
9は上記第2の実施の形態で説明した検索処理装置、2
0は徘徊老人、21は徘徊老人20が携帯するPHS端
末、25は徘徊老人を捜す管理者が利用するデータ通信
機能を持つPHS端末である。
【0032】まず、管理者がPHS端末25からPHS
端末21に電話をかけて発呼すると、PHS端末21は
自動的にオフフックし、メモリ16に書き込まれている
CS−IDを電話をかけてきたPHS端末25に送信す
る。このPHS端末25では、受信したCS−IDを自
らのCS−IDと区別してメモリ16に記憶する。そし
て、管理者が、PHS端末25のMMI17を操作等し
て、受信した徘徊老人の携帯するPHS端末21が属す
る基地局のCS−IDを検索処理装置9に送信する。そ
して、管理者は、PHS端末25で、検索処理装置9が
検索した住所や地図情報をを取得して、MMI17に表
示等することにより徘徊老人の現在位置を割り出すこと
ができる。
【0033】上記第4の実施の形態によると、徘徊老人
等の使用者がPHSネットワークの圏内にいるならば、
徘徊老人等の使用者がどこにいても、管理者は、徘徊老
人等の使用者のPHS端末に電話をかけることによりC
S−IDを取得することができるので、上記第2の実施
の形態のシステムを併用することにより、住所や地図情
報を取得することができる効果が得られる。また、PH
Sネットワークを利用しているため、徘徊老人等の使用
者の現在位置を100m程度の誤差で検知することがで
きる効果が得られる。さらに、PHS端末による小型、
軽量化の実現及びシステムの低価格化を図ることができ
る効果が期待できる。
【0034】第5の実施の形態 本実施の形態では、PHSネットワークを利用した顧客
情報取得システムについて説明する。なお、上記第1の
実施の形態と同様の構成については説明を省略する。図
7は、第5の実施の形態のネットワーク構成の概念図で
ある。本実施の形態では、交換機2を介して検索処理装
置26が接続されており、この検索処理装置26は、座
標特定情報データベース27及び顧客情報データベース
28を管理している。また、複数の基地局A,B,C,
…が任意の地域に適宜配置され、接続装置1を介して固
定網の交換機2に接続されている。前記各基地局は、P
HS端末機能を有する渉外端末29との間で無線電波の
送受信を行うことができるようになっている。
【0035】前記検索処理装置26は、前記座標特定情
報データベース27と前記顧客情報データベース28と
を接続し、各データベースの検索処理を制御するととも
に、検索された顧客情報を渉外端末29に送信するもの
である。前記座標特定情報データベース27は、CS−
ID(基地局識別情報)により基地局の座標を特定する
座標特定情報を格納したものである。ここで、「CS−
ID」及び「基地局の座標」は、上記第1の実施の形態
で説明したのと同様であるので説明を省略する。
【0036】前記顧客情報データベース28は、座標に
対応づけた顧客情報を格納したものである。例えば、座
標として住所が検索された場合、検索された住所の
「市」内に属する顧客の顧客情報を検索するようにす
る。次に、本実施の形態に使用する渉外端末の機能を実
現する構成要素を説明する。図8は、渉外端末のブロッ
ク図である。図において、30はアンテナ、31は無線
部、32は制御部、33はCPU,34はメモリ、35
はデータ端末部である。前記アンテナ30は、前記無線
部31を介して前記制御部32に接続している。また、
前記制御部32は、前記CPU33、前記メモリ34、
前記データ端末部35を相互に接続するようになってい
る。
【0037】なお、渉外端末29は、基地局選択の際
に、基地局との間でやりとりする制御情報の中のCS−
IDを前記CPU33の制御により前記メモリ34に書
き込むようにしてある。この渉外端末29はデータ通信
の機能を具備しており、前記メモリ33に書き込んだC
S−IDをデータ端末部35の操作により送信すること
ができるようにしてある。また、データ端末部35は、
送信された顧客情報を表示したり、紙等の媒体に出力し
たりする等のデータ加工をすることができるようにして
ある。また、一定の電話番号をメモリ34に書き込むこ
とが可能となっており、その電話番号の電話端末へ自動
発呼することもできるようにしてある。
【0038】それでは、上記顧客情報取得システムの処
理を説明する。図9は、顧客情報取得処理の説明図であ
る。図において、上記図7に示した検索処理装置26及
び渉外端末29との間の通信を中心に説明する。なお、
図7及び図8を適宜参照するものとする。まず、使用者
が、渉外端末29のデータ端末部35を操作して顧客情
報の取得機能を開始させる。すると、渉外端末29
は、メモリ34に書き込まれたCS−IDを記憶された
電話番号に相当する電話端末の検索処理装置26に送信
する。この検索処理装置26では、送信されたCS−I
Dを座標特定データベース27に送り、CS−IDから
座標を特定させ、この座標を基に顧客情報データベース
28から対応する顧客情報を抽出させる。そして、検索
処理装置26は、この抽出された顧客情報を渉外端末2
9に送信する。渉外端末29では、送信された顧客情報
をデータ端末部35を介して使用者に対して出力する。
例えば、取得した顧客名簿等を表示画面に表示する。な
お、取得する顧客情報は、CS−IDにより決定した座
標の半径100m程度の範囲の顧客名簿等の顧客情報で
あってもよい。
【0039】上記第5の実施の形態によると、CS−I
Dと顧客情報をマッピングしたデータベースを作成し、
そのデータベースにCS−IDを送信し、CS−IDか
らデータベースにより変換した顧客情報を受信すること
により、渉外端末を所有する渉外員の現在位置における
地域の顧客情報を自動的にダウンロードすることができ
る効果が得られる。また、PHS端末による小型、軽量
化の実現及びシステムの低価格化を図ることができる効
果が期待できる。
【0040】第6の実施の形態 上記第5の実施の形態の応用として、顧客情報取得シス
テムに付いて説明する。上記第5の実施の形態との大き
な相違点は、データ端末部35に図示しない音声認識部
を設けたものである。この音声認識部は、渉外員が発声
した顧客名を認識するものである。そして、渉外端末2
9では、顧客情報取得の際にCS−IDとともに顧客名
を検索処理装置26に送信するようにしてある。また、
検索処理装置29では、CS−IDにより決定された座
標とともに顧客名を検索キーとして、現在の地域の顧客
を限定して取得するようにしたものである。なお、ネッ
トワーク構成図と渉外端末29のブロック図は、上記第
5の実施の形態の場合と同様であるので、下記の説明で
も図7及び図8を適宜参照するものとし、構成要素の同
一の機能についての説明は省略する。
【0041】それでは、上記顧客情報取得システムの処
理を説明する。図10は、顧客情報取得処理の説明図で
ある。図において、上記図7に示した検索処理装置26
及び渉外端末29との間の通信を中心に説明する。な
お、図7及び図8を適宜参照するものとする。まず、使
用者が、渉外端末3のデータ端末部35を操作して顧客
情報の取得機能を開始させ、音声により顧客名をデータ
端末部35に入力する。すると、渉外端末3では、音声
認識部で顧客名を認識して文字コード化し、メモリ34
に書き込まれたCS−IDとともに記憶された電話番号
に相当する電話端末の検索処理装置26に送信する。こ
の検索処理装置26では、送信されたCS−IDを座標
特定データベース27に送り、CS−IDから座標を特
定させ、この座標と顧客名を基に顧客情報データベース
28から対応する顧客情報を抽出させる。そして、検索
処理装置26は、この抽出された顧客情報を渉外端末2
9に送信する。渉外端末29では、送信された顧客情報
をデータ端末部35を介して使用者に対して出力する。
例えば、取得した顧客名簿等を表示画面に表示する。従
って、ただ1つの顧客情報を取得することができる。
【0042】上記第6の実施の形態によると、CS−I
Dと顧客情報と顧客名をマッピングしたデータベースを
作成し、そのデータベースにCS−IDと顧客名を送信
し、CS−IDと顧客名からデータベースにより変換し
たただ1つの顧客情報を受信することにより、渉外員の
現在位置の近辺、例えば100m程度の地域内のただ1
つの顧客情報を自動的にダウンロードすることができる
効果が得られる。また、PHS端末による小型、軽量化
の実現及びシステムの低価格化を図ることができる効果
が期待できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明のPHSネッ
トワークの利用システムによると、PHS端末におい
て、大きな容量のデータを対照したい場合に、その都
度、PHS端末の外部のデータベースから通信により得
ることができる効果が得られる。このため、PHS端末
に大きな容量のデータを格納するCD−ROM等の記憶
部を設けなくとも良いため、PHS端末の小型化、軽量
化、低価格化に適したものとなる効果が期待できる。従
って、PHSネットワークを利用した位置特定システ
ム、使用者通知システム、使用者検知システム及び顧客
情報取得システム等のシステムに応用することができる
効果が得られる。
【0044】位置特定システムでは、基地局識別情報と
地図情報をマッピングしたデータベースを作成してお
き、PHS端末から基地局識別情報を送信することによ
り、地図情報を取得するようにしたので、基地局のサー
ビスエリアの特性によってPHS端末の使用者の現在位
置を100m程度の誤差で割り出すことができる効果が
得られる。また、地図情報と基地局識別情報のデータベ
ースをPS本体に持つ必要がないため、PHS端末の小
型化、軽量化及び低価格化に好適なものとなる効果が期
待できる。
【0045】使用者通知システムでは、徘徊老人等の使
用者が携帯するPHS端末の移動を検知して、基地局識
別情報を他の使用者位置把握用端末に発呼することで、
管理者に徘徊老人等の使用者の移動に伴う現在位置の通
知を行うことができる効果が得られる。従って、管理者
は、徘徊老人等の使用者の位置を把握することができる
ため、徘徊老人等の使用者の安全等を考慮することがで
きる効果が期待できる。さらに、PHS端末による小
型、軽量化の実現及びシステムの低価格化を図ることが
できる効果が期待できる。
【0046】使用者検知システムでは、徘徊老人等の使
用者がPHSネットワークの圏内にいるならば、徘徊老
人等の使用者がどこにいても、管理者は、徘徊老人等の
使用者のPHS端末に電話をかけることにより基地局識
別情報を取得することができるので、住所や地図情報を
取得することができる効果が得られる。また、PHSネ
ットワークを利用しているため、徘徊老人等の使用者の
現在位置を100m程度の誤差で検知することができる
効果が得られる。さらに、PHS端末による小型、軽量
化の実現及びシステムの低価格化を図ることができる効
果が期待できる。
【0047】顧客情報取得システムでは、基地局識別情
報と顧客情報をマッピングしたデータベースを作成し、
そのデータベースに基地局識別情報を送信し、基地局識
別情報からデータベースにより変換した顧客情報を受信
することにより、PHS機能付渉外端末を所有する渉外
員の現在位置における地域の顧客情報を自動的にダウン
ロードすることができる効果が得られる。また、PHS
機能付渉外端末による小型、軽量化の実現及びシステム
の低価格化を図ることができる効果が期待できる。
【0048】また、顧客情報取得システムでは、基地局
識別情報と顧客情報と顧客名をマッピングしたデータベ
ースを作成し、そのデータベースに基地局識別情報と顧
客名を送信し、基地局識別情報と顧客名からデータベー
スにより変換したただ1つの顧客情報を受信することに
より、渉外員の現在位置の近辺、例えば100m程度の
地域内のただ1つの顧客情報を自動的にダウンロードす
ることができる効果が得られる。また、PHS機能付渉
外端末による小型、軽量化の実現及びシステムの低価格
化を図ることができる効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のネットワーク構成の概念図
【図2】第2の実施の形態のネットワーク構成の概念図
【図3】PHS端末のブロック図
【図4】第2の実施の形態の位置特定処理の説明図
【図5】第3の実施の形態の使用者通知システムの説明
【図6】第4の実施の形態の使用者検知システムの説明
【図7】第5の実施の形態のネットワーク構成の概念図
【図8】渉外端末のブロック図
【図9】第5の実施の形態の顧客情報取得処理の説明図
【図10】第6の実施の形態の顧客情報取得処理の説明
【符号の説明】
3 PHS端末 6 検索処理装置 7 座標特定情報データベース 8 対応情報データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−8917(JP,A) 特開 平8−195976(JP,A) 特開 平8−317455(JP,A) 特開 平6−335049(JP,A) 特開 平6−120875(JP,A) 特開 平8−305995(JP,A) 特開 平10−281801(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局と無線により通信を行っ
    て、自身が現在所属するエリアの基地局を示す基地局識
    別情報を取得するPHS端末と、 前記PHS端末から送信される識別情報と前記基地局識
    別情報を対応付けて格納する位置情報データベースを備
    えた位置管理装置を備える PHSネットワークを利用し
    た顧客情報取得システムであって、 PHS端末の機能を有する渉外端末と、 基地局識別情報により基地局の座標を特定する座標特定
    情報を格納した座標特定情報データベースと、 各基地局の座標に対応づけた顧客情報を格納した顧客情
    報データベースと、 前記座標特定情報データベース及び前記顧客情報データ
    ベースを管理する検索処理装置を備え、 前記渉外端末が自身が現在所属するエリアの基地局から
    取得した基地局識別情報を前記検索処理装置に送信する
    と、その基地局識別情報に基づいて前記検索処理装置が
    前記座標特定情報データベースにより基地局の座標を特
    定し、特定した当該座標に対応する顧客情報を前記顧客
    情報データベースから抽出し、その顧客情報を前記渉外
    端末に送信して取得させる ことを特徴とするPHSネッ
    トワーク利用した顧客情報取得システム。
  2. 【請求項2】 前記渉外端末に顧客名を入力する入力手
    段を設け、 前記基地局識別情報と入力された顧客名に基づいて前記
    顧客情報のうちの顧客名に対応する顧客情報を抽出して
    渉外端末に送信する ことを特徴とする請求項1記載の
    HSネットワーク利用した顧客情報取得システム。
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