JP2004040368A - 移動通信システム、移動通信端末、基地局制御装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

移動通信システム、移動通信端末、基地局制御装置およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯電話機が通信する際の通信品質が低下することを未然に回避する。
【解決手段】携帯電話機2は、基準高度以上の位置に存在していると、携帯電話機2からの距離が基準距離未満にある基地局3を通信基地局として捕捉する旨を許可すると共に、携帯電話機2からの距離が基準距離以上にある基地局3を通信基地局として捕捉する旨を禁止する。携帯電話機2は、例えば高層ビルの屋上などの高度が高い位置に存在していても、携帯電話機2から遠方に位置する基地局3を通信基地局として捕捉するのではなく、携帯電話機2から近距離に位置する基地局3を通信基地局として捕捉することになる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の基地局のうちからいずれかの基地局を通信基地局として捕捉可能な移動通信端末を備えてなる移動通信システム、前記移動通信端末および前記移動通信端末にて実行されるコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、移動通信端末の一つとして、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access )方式を採用した携帯電話機が供されている。CDMA方式を採用した携帯電話機は、基本的には、パイロット信号の受信強度が大きい基地局を通信基地局として捕捉するので、当該携帯電話機から近距離に位置する基地局を通信基地局として捕捉するようになっている。
【0003】
そして、携帯電話機が当該携帯電話機から近距離に位置する基地局を通信基地局として捕捉することにより、携帯電話機が通信基地局として捕捉されている基地局から送信された信号(下り信号)を適切に受信することができると共に、通信基地局として捕捉されている基地局が携帯電話機から送信された信号(上り信号)を適切に受信することができ、通信品質を適切に保持することができる。
【0004】
ところで、携帯電話機は、例えば高層ビルの屋上などの高度が高い位置に存在しており、携帯電話機と遠方に位置する基地局との間に電波を遮る障害物が存在しなく、携帯電話機と遠方に位置する基地局との間の見通しが良いと、携帯電話機から近距離に位置する基地局を通信基地局として捕捉するのではなく、携帯電話機から遠方に位置する基地局を通信基地局として捕捉する場合がある。
【0005】
しかしながら、携帯電話機が当該携帯電話機から遠方に位置する基地局を通信基地局として捕捉すると、携帯電話機が通信基地局として捕捉されている基地局から送信された信号を適切に受信することができるものの、その一方で、通信基地局として捕捉されている基地局が携帯電話機から送信された信号を適切に受信することができなくなる場合があり、その結果、通信品質が低下するという問題がある。
【0006】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信品質が低下することを未然に回避することができる移動通信システム、移動通信端末およびコンピュータプログラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した移動通信システムによれば、移動通信端末は、複数の基地局のうちからいずれかの基地局を通信基地局として捕捉するに際して、移動通信端末が存在している位置の高度が高度検出手段により検出され、移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にある旨が高度判定手段により判定されると、移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉する旨を許可すると共に、移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉する旨を禁止するように構成した。
【0008】
したがって、移動通信端末は、例えば高層ビルの屋上などの高度が高い位置に存在しており、移動通信端末と遠方に位置する基地局との間に電波を遮る障害物が存在しなく、移動通信端末から遠方に位置する基地局を通信基地局として捕捉可能な場合であっても、移動通信端末から遠方に位置する基地局を通信基地局として捕捉することを未然に回避することができ、移動通信端末から近距離に位置する基地局を通信基地局として捕捉することができる。
【0009】
これにより、移動通信端末が通信基地局として捕捉されている基地局から送信された信号(下り信号)を適切に受信することができると共に、通信基地局として捕捉されている基地局が移動通信端末から送信された信号(上り信号)を適切に受信することができ、通信品質が低下することを未然に回避することができる。
【0010】
請求項2に記載した移動通信システムによれば、移動通信端末は、移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉しているときに、移動通信端末が存在している位置の高度が高度検出手段により検出され、移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にある旨が高度判定手段により判定されると、移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉するように通信基地局の切替動作を行うように構成した。
【0011】
したがって、移動通信端末は、移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉している状態から、移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉する状態に速やかに切替えることができ、通話品質を適切に保持することができる状態に速やかに切替えることができる。
【0012】
請求項3に記載した移動通信システムによれば、移動通信端末は、移動通信端末が存在している位置の高度が高度検出手段により検出され、移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にある旨が高度判定手段により判定されると、通信基地局として捕捉し得る基地局の群を表す捕捉候補リストから移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を除外するように構成した。
【0013】
したがって、移動通信端末は、捕捉候補リストから移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を除外することにより、これ以降、移動通信端末から遠方に位置する基地局を通信基地局として捕捉することを確実に未然に回避することができ、移動通信端末から近距離に位置する基地局を通信基地局として確実に捕捉することができる。
【0014】
請求項4に記載した移動通信システムによれば、高度検出手段は、GPS衛星から移動通信端末により受信されたGPS衛星信号に基づいて移動通信端末が存在している位置の高度を検出するように構成した。
【0015】
したがって、一般的にGPS衛星信号を利用した測位の精度が高いという事情から、移動通信端末の位置を検出する際の信頼性を高めることができる。
【0016】
請求項5に記載した移動通信システムによれば、高度検出手段は、移動通信端末から受信された測位データに基づいて移動通信端末が存在している位置の高度を検出する測位サーバから構成し、高度判定手段は、測位サーバから受信された検出結果に基づいて移動通信端末が存在している位置の高度と所定高度との関係を判定する基地局制御装置から構成した。
【0017】
したがって、移動通信端末が当該移動通信端末が存在している位置の高度を検出する必要がなく、また、移動通信端末が当該移動通信端末が存在している位置の高度と所定高度との関係を判定する必要がなく、これにより、移動通信端末の負荷を軽減することができると共に、移動通信端末の構成を簡単にすることができる。
【0018】
請求項6に記載した移動通信端末によれば、移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にあると、移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉する旨を許可すると共に、移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉する旨を禁止するように構成した。
【0019】
したがって、上記した請求項1に記載したものと同様にして、移動通信端末は、例えば高層ビルの屋上などの高度が高い位置に存在しており、移動通信端末と遠方に位置する基地局との間に電波を遮る障害物が存在しなく、移動通信端末から遠方に位置する基地局を通信基地局として捕捉可能な場合であっても、移動通信端末から遠方に位置する基地局を通信基地局として捕捉することを未然に回避することができ、移動通信端末から近距離に位置する基地局を通信基地局として捕捉することができ、これにより、通信品質が低下することを未然に回避することができる。
【0020】
請求項7に記載した移動通信端末によれば、当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉しているときに、当該移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にあると、当該移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉するように通信基地局の切替動作を行うように構成した。
【0021】
したがって、上記した請求項2に記載したものと同様にして、移動通信端末は、移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉している状態から、移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉する状態に速やかに切替えることができ、通話品質を適切に保持することができる状態に速やかに切替えることができる。
【0022】
請求項8に記載した移動通信端末によれば、当該移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にあると、通信基地局として捕捉し得る基地局の群を表す捕捉候補リストから移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を除外するように構成した。
【0023】
したがって、上記した請求項3に記載したものと同様にして、移動通信端末は、捕捉候補リストから移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を除外することにより、これ以降、移動通信端末から遠方に位置する基地局を通信基地局として捕捉することを確実に未然に回避することができ、移動通信端末から近距離に位置する基地局を通信基地局として確実に捕捉することができる。
【0024】
請求項9に記載したコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを、複数の基地局のうちからいずれかの基地局を通信基地局として捕捉可能な移動通信端末にインストールして実行すると、当該移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にあると、当該移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉する旨を許可させると共に、当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉する旨を禁止させる手順を実行するようになるので、上記した請求項6に記載したものと同様の作用効果を得ることができる。
【0025】
請求項10に記載したコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを、複数の基地局のうちからいずれかの基地局を通信基地局として捕捉可能な移動通信端末にインストールして実行すると、当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉しているときに、当該移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にあると、当該移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉するように通信基地局の切替動作を行わせる手順を実行するようになるので、上記した請求項7に記載したものと同様の作用効果を得ることができる。
【0026】
請求項11に記載したコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを、複数の基地局のうちからいずれかの基地局を通信基地局として捕捉可能な移動通信端末にインストールして実行すると、当該移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にあると、通信基地局として捕捉し得る基地局の群を表す捕捉候補リストから当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を除外させる手順を実行するようになるので、上記した請求項8に記載したものと同様の作用効果を得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の移動通信システムを、携帯電話機がGPS衛星から受信されたGPS衛星信号や基地局から受信されたパイロット信号を測定して測定結果を測位データとして測位サーバに送信し、測位サーバが携帯電話機から受信された測位データに基づいて携帯電話機の位置を検出可能に構成されてなる携帯電話システムに適用した一実施例について、図面を参照して説明する。
【0028】
まず、図1は、携帯電話システムの全体構成を概略的に示している。携帯電話システム1において、携帯電話機2は、電源が投入されている状態(いわゆる待受状態)では、複数の基地局3のうちから例えばパイロット信号の受信強度が最大の基地局3を通信基地局として捕捉する。そして、携帯電話機2は、測位を行うと、GPS衛星4から受信されたGPS衛星信号(図1では、破線矢印Gにて示す)を測定すると共に、通信基地局の周辺に位置する基地局(周辺基地局)3から受信されたパイロット信号(図1では、破線矢印Pにて示す)を測定し、それらの測定結果を測位データとして通信基地局を通じて基地局制御装置(交換局)5(本発明でいう高度判定手段)に送信する。
【0029】
基地局制御装置5は、携帯電話機2から測位データが受信されると、受信された測定データを測位サーバ6(本発明でいう高度検出手段)に送信する。
測位サーバ6は、GPS衛星4に関するアルマナック情報(GPS衛星番号、衛星位置など)および基地局3に関するアルマナック情報(基地局番号、基地局位置など)を保持しており、基地局制御装置5から測位データが受信されると、受信された測位データを解析し、GPS衛星4に関するアルマナック情報および基地局3に関するアルマナック情報を参照することにより、携帯電話機2の位置を検出するための演算を行い、演算結果を基地局制御装置5に送信する。この場合、携帯電話機2の位置は、緯度、経度および高度により表される。
【0030】
図2は、携帯電話機2の電気的な構成を機能ブロック図として示している。携帯電話機2は、制御プログタム(本発明でいうコンピュータプログラム)を実行するCPU(Central Processing Unit )7に、GPS衛星4を検索してGPS衛星信号を受信するGPS無線部8と、基地局3を検索してパイロット信号を受信すると共に通信基地局との間で通信処理を行うCDMA無線部9と、マイクロホン10から入力した送話音声やスピーカ11から出力する受話音声を処理する音声処理部12と、「通話開始」キー、「通話終了」キー、「0」〜「9」の「数字」キーなどの多数のキーを配列してなるキーパッドから構成される操作部13と、日付・時刻や電話番号などを表示する液晶ディスプレイから構成される表示部14と、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)から構成される記憶部15とが接続された構成となっている。この場合、操作部13は、表示部14に表示されるタッチパネル型のものであっても良く、また、GPS無線部8のアンテナとCDMA無線部9のアンテナとが兼用される構成であっても良い。
【0031】
次に、上記した構成の作用について、図3ないし図6を参照して説明する。尚、ここでは、
(1)携帯電話機2が発信する場合
(2)携帯電話機2が着信する場合
のそれぞれについて順次説明する。
【0032】
(1)携帯電話機2が発信する場合
まず、携帯電話機2が発信する場合について、図3、図5および図6を参照して説明する。
携帯電話機2は、ユーザが発信操作を行うと、接続要求を通信基地局を通じて基地局制御装置5に送信する(図3中、S1,S2)。基地局制御装置5は、携帯電話機2から接続要求が受信されると、携帯電話機2からの接続要求に対して応答可能であるか否かを判定し、応答可能である旨を判定すると、接続応答を通信基地局を通じて携帯電話機2に送信する(図3中、S3,S4)。
【0033】
さて、ここで、携帯電話機2は、このようにして基地局制御装置5から接続応答が受信されると、通信基地局として捕捉している基地局3との間で通信リンクを確立するのではなく、以下の処理を行う。すなわち、携帯電話機2は、基地局制御装置5から接続応答が受信されると、測位を行うべく測位要求を通信基地局を通じて基地局制御装置5に送信する(図3中、S5,S6)。
【0034】
基地局制御装置5は、携帯電話機2から測位要求が受信されると、携帯電話機2からの測位要求に対して応答可能であるか否かを判定し、応答可能である旨を判定すると、測位応答を通信基地局を通じて携帯電話機2に送信する(図3中、S7,S8)。
【0035】
携帯電話機2は、このようにして基地局制御装置5から測位応答が受信されると、測位を行う(図3中、ステップA1)。具体的に説明すると、携帯電話機2は、GPS無線部9にGPS衛星4を検索させ、GPS衛星4からGPS無線部9により受信されたGPS衛星信号を測定すると共に、CDMA無線部10に通信基地局の周辺に位置する基地局(周辺基地局)3を検索させ、基地局3からCDMA無線部10により受信されたパイロット信号を測定する。そして、携帯電話機2は、それらの測定結果を測位データとして通信基地局を通じて基地局制御装置5に送信する(図3中、S9,S10)。
【0036】
基地局制御装置5は、携帯電話機2から測位データが受信されると、受信された測定データを測位サーバ6に送信する(図3中、S11)。
測位サーバ6は、基地局制御装置5から測位データが受信されると、受信された測位データを解析し、GPS衛星4に関するアルマナック情報および基地局3に関するアルマナック情報を参照することにより、携帯電話機2の位置を検出するための演算を行う(図3中、ステップC1)。そして、測位サーバ6は、演算結果を基地局制御装置5に送信する(図3中、S12)。
【0037】
さて、基地局制御装置5は、測位サーバ6から演算結果が受信されると、通信基地局の切替を行うか否かの切替判定を行う(図3中、ステップB1)。すなわち、基地局制御装置5は、測位サーバ6から受信された演算結果から携帯電話機2が存在している位置の高度を抽出し、携帯電話機2が存在している位置の高度と、あらかじめ設定されている基準高度(本発明でいう所定高度)とを比較する。この場合、基準高度は、携帯電話機2の通信品質が低下することを未然に回避し得るのに適する高度であり、例えば携帯電話機2が位置している周囲の環境、携帯電話機2に特有の性能、実験結果などの各種の要素(パラメータ)を総合的に評価することにより、決定されるものであっても良いし、また、それらの要素とは無関係に一律的に決定されるものであっても良い。
【0038】
ここで、基地局制御装置5は、携帯電話機2が存在している位置の高度が基準高度以上にある旨を判定すると、携帯電話機2が当該携帯電話機2から近距離にある基地局3を通信基地局として捕捉する旨を許可すると共に、携帯電話機2が当該携帯電話機2から遠方にある基地局3を通信基地局として捕捉する旨を禁止し、以下の処理を行う。
【0039】
すなわち、基地局制御装置5は、携帯電話機2と当該携帯電話機2が通信基地局として捕捉している基地局3との間の距離を取得し、取得された距離と、あらかじめ設定されている基準距離(本発明でいう所定距離)とを比較する。この場合、基準距離は、携帯電話機2の通信品質が低下することを未然に回避し得るのに適する距離であり、上記した基準高度と同様にして、例えば携帯電話機2が位置している周囲の環境、携帯電話機2に特有の性能、実験結果などの各種の要素(パラメータ)を総合的に評価することにより、決定されるものであっても良いし、それらの要素とは無関係に一律的に決定されるものであっても良い。
【0040】
そして、基地局制御装置5は、携帯電話機2と当該携帯電話機2が通信基地局として捕捉している基地局3との間の距離が基準距離以上にある旨を判定すると、携帯電話機2との間の距離が基準距離未満にある基地局3を新たな通信基地局となるターゲット基地局として決定する。
【0041】
具体的に説明すると、基地局制御装置5は、図5に示すように、携帯電話機2が当該携帯電話機2から近距離に位置する基地局3を通信基地局として捕捉しているのではなく、携帯電話機2との間の距離が基準距離以上にある例えば基地局(A)を通信基地局として捕捉している場合であれば、携帯電話機2との間の距離が基準距離未満にある例えば基地局(E)をターゲット基地局として決定する。この場合、基地局制御装置5は、携帯電話機2との間の距離が基準距離未満にある基地局3が複数存在している場合であれば、それらのうちから例えばパイロット信号の受信強度が最大の基地局3をターゲット基地局として決定する。
【0042】
次いで、基地局制御装置5は、ハンドオフ指示を通信基地局を通じて携帯電話機2に送信する(図3中、S13,S14)。携帯電話機2は、基地局制御装置5からハンドオフ指示が受信されると、ハンドオフ要求を通信基地局を通じて基地局制御装置5に送信する(図3中、S15,S16)。
【0043】
そして、基地局制御装置5は、携帯電話機2からハンドオフ要求が受信されると、トラヒック信号送信指示をターゲット基地局に送信し(図3中、S17)、トラヒック信号送信指示を通信基地局に送信する(図3中、S18)。
【0044】
これを受けて、ターゲット基地局は、基地局制御装置5からトラヒック信号送信指示が受信されると、トラヒック信号を携帯電話機2に送信し(図3中、S19)、通信基地局は、基地局制御装置5からトラヒック信号送信指示が受信されると、トラヒック信号を携帯電話機2に送信する(図3中、S20)。
【0045】
携帯電話機2は、ターゲット基地局からトラヒック信号が受信されると共に、通信基地局からトラヒック信号が受信されると、それら受信されたトラヒック信号をレーク合成する(図3中、ステップA2)。これにより、携帯電話機2は、ターゲット基地局として決定された基地局3を新たな通信基地局として捕捉することになる。そして、携帯電話機2は、接続要求を新たな通信基地局を通じて基地局制御装置5に送信する(図3中、S21,S22)。
【0046】
基地局制御装置5は、携帯電話機2から接続要求が受信されると、携帯電話機2からの接続要求に対して応答可能であるか否かを判定し、応答可能である旨を判定すると、接続応答を新たな通信基地局を通じて携帯電話機2に送信する(図3中、S23,S24)。
【0047】
携帯電話機2は、このようにして基地局制御装置5から接続応答が受信されると、新たな通信基地局として捕捉している基地局3との間で通信リンクを確立する。そして、携帯電話機2は、このようにして新たな通信基地局として捕捉している基地局3との間で通信リンクを確立した後に、切断要求を元々の通信基地局として捕捉している基地局3に送信する(図3中、S25)。
【0048】
以上に説明した処理により、携帯電話機2は、発信する操作が行われたときに、当該携帯電話機2が存在している位置の高度が基準高度以上にあり、当該携帯電話機2からの距離が基準距離以上にある基地局3(図5では、基地局(A)が相当)を通信基地局として捕捉していると、当該携帯電話機2からの距離が基準距離未満にある基地局3(図5では、基地局(E)が相当)を通信基地局として捕捉するように切替動作(ハンドオフ)を行うことになる。
【0049】
さて、これ以降、携帯電話機2は、新たな通信基地局として捕捉されている基地局3から、次に捕捉し得る基地局3の群を表す捕捉候補リストが受信されると、受信された捕捉候補リストから携帯電話機2からの距離が基準距離以上にある基地局3を除外する。具体的に説明すると、携帯電話機2は、図6に示すように、新たな通信基地局として捕捉されている基地局(E)から、次に捕捉し得る基地局3として基地局(A)、基地局(B)、基地局(C)、基地局(D)、基地局(F)、基地局(G)および基地局(H)が含まれてなる捕捉候補リストが受信されると、受信された捕捉候補リストから携帯電話機2からの距離が基準距離以上にある例えば基地局(A)および基地局(D)を除外する。
【0050】
これにより、携帯電話機2は、これ以降、基地局(A)および基地局(D)が除外された捕捉候補リストに存在している基地局3、つまり、携帯電話機2からの距離が基準距離未満にある基地局3からいずれかの基地局3を通信基地局として捕捉することになる。
【0051】
(2)携帯電話機2が着信する場合
次に、携帯電話機2が着信する場合について、図4を参照して説明する。
この場合は、基地局制御装置5は、携帯電話機2を着信先とする着信を検出すると、接続要求を通信基地局を通じて携帯電話機2に送信する(図4中、S31,S32)。携帯電話機2は、基地局制御装置5から接続要求が受信されると、基地局制御装置5からの接続要求に対して応答可能であるか否かを判定し、応答可能である旨を判定すると、接続応答を通信基地局を通じて基地局制御装置5に送信する(図4中、S33,S34)。
【0052】
さて、ここで、基地局制御装置5は、このようにして携帯電話機2から接続応答が受信されると、この場合も、通信基地局として捕捉している基地局3との間で通信リンクを確立するのではなく、以下の処理を行う。
【0053】
すなわち、基地局制御装置5は、携帯電話機2から接続応答が受信されると、測位要求を通信基地局を通じて携帯電話機2に送信する(図4中、S35,S36)。携帯電話機2は、基地局制御装置5から測位要求が受信されると、基地局制御装置5からの測位要求に対して応答可能であるか否かを判定し、応答可能である旨を判定すると、測位応答を通信基地局を通じて基地局制御装置5に送信する(図4中、S37,S38)。
【0054】
そして、携帯電話機2は、このようにして測位応答を基地局制御装置5に送信すると、測位を行い(図3中、ステップA1)、これ以降、上記した「(1)携帯電話機2が発信する場合」の処理と同様の処理を行う。
【0055】
すなわち、携帯電話機2は、着信したときに、当該携帯電話機2が存在している位置の高度が基準高度以上にあり、当該携帯電話機2からの距離が基準距離以上にある基地局3を通信基地局として捕捉していると、当該携帯電話機2からの距離が基準距離未満にある基地局3を通信基地局として捕捉するように切替動作(ハンドオフ)を行うことになる。
【0056】
ところで、以上は、携帯電話機2がGPS衛星4からのGPS衛星信号および基地局3からのパイロット信号を測定して測定結果を測位データとして測位サーバ6に送信することにより、測位サーバ6がGPS衛星信号およびパイロット信号の双方の測定結果に基づいて携帯電話機2の位置を検出する場合を説明したものであるが、携帯電話機2がGPS衛星4からのGPS衛星信号のみを測定して測定結果を測位データとして測位サーバ6に送信することにより、測位サーバ6がGPS衛星信号の測定結果のみに基づいて携帯電話機2の位置を検出するように構成することも可能である。
【0057】
また、以上は、測位サーバ6がGPS衛星4に関するアルマナック情報および基地局3に関するアルマナック情報を保持することにより、測位サーバ6が携帯電話機2の位置を検出して基準高度と判定する場合を説明したものであるが、携帯電話機2がGPS衛星4に関するアルマナック情報および基地局3に関するアルマナック情報を保持することにより、携帯電話機2が当該携帯電話機2の位置を検出して基準高度と判定するように構成することも可能である。
【0058】
また、以上は、携帯電話機2が発信するときや着信するときに、携帯電話機2が存在している位置の高度を検出する場合を説明したものであるが、携帯電話機2が発信や着信を待受している待受状態にあるときに、携帯電話機2が存在している位置の高度を定期的に検出し、上記した処理を行うように構成することも可能である。
【0059】
以上に説明したように本実施例によれば、携帯電話機2において、携帯電話機2が存在している位置の高度が基準高度以上にあると、携帯電話機2からの距離が基準距離未満にある基地局3を通信基地局として捕捉する旨を許可すると共に、携帯電話機2からの距離が基準距離以上にある基地局3を通信基地局として捕捉する旨を禁止するように構成したので、携帯電話機2は、例えば高層ビルの屋上などの高度が高い位置に存在しており、携帯電話機2から遠方に位置する基地局を通信基地局として捕捉可能な場合であっても、携帯電話機2から遠方に位置する基地局を通信基地局として捕捉することを未然に回避することができ、携帯電話機2から近距離に位置する基地局を通信基地局として捕捉することができる。これにより、携帯電話機2が通信基地局として捕捉されている基地局3から送信された信号を適切に受信することができると共に、通信基地局として捕捉されている基地局3が携帯電話機2から送信された信号を適切に受信することができ、通信品質が低下することを未然に回避することができる。
【0060】
また、携帯電話機2において、携帯電話機2からの距離が基準距離以上にある基地局3を通信基地局として捕捉しているときに、携帯電話機2が存在している位置の高度が基準高度以上にあると、携帯電話機2からの距離が基準距離未満にある基地局3を通信基地局として捕捉するように通信基地局の切替動作を行うように構成したので、携帯電話機2は、携帯電話機2からの距離が基準距離以上にある基地局3を通信基地局として捕捉している状態から、携帯電話機2からの距離が基準距離未満にある基地局3を通信基地局として捕捉する状態に速やかに切替えることができ、通話品質を適切に保持することができる状態に速やかに切替えることができる。
【0061】
また、携帯電話機2において、通信基地局として捕捉し得る基地局3の群を表す捕捉候補リストから携帯電話機2からの距離が基準距離以上にある基地局3を除外するように構成したので、携帯電話機2は、捕捉候補リストから携帯電話機2からの距離が基準距離以上にある基地局3を除外することにより、これ以降、携帯電話機2から遠方に位置する基地局3を通信基地局として捕捉することを確実に未然に回避することができ、携帯電話機2から近距離に位置する基地局3を通信基地局として確実に捕捉することができる。
【0062】
また、携帯電話機2において、GPS衛星4から携帯電話機2により受信されたGPS衛星信号に基づいて携帯電話機2が存在している位置の高度を検出するように構成したので、一般的にGPS衛星信号を利用した測位の精度が高いという事情から、携帯電話機2の位置を検出する際の信頼性を高めることができる。
【0063】
さらに、測位サーバ6が携帯電話機2から受信された測位データに基づいて携帯電話機2が存在している位置の高度を検出し、基地局制御装置5が測位サーバ6から受信された検出結果に基づいて携帯電話機2が存在している位置の高度と所基準高度との関係を判定するように構成したので、携帯電話機2が当該携帯電話機2が存在している位置の高度を検出する必要がなく、また、携帯電話機2が当該携帯電話機2が存在している位置の高度と基準高度との関係を判定する必要がなく、これにより、携帯電話機2の負荷を軽減することができると共に、携帯電話機2の構成を簡単にすることができる。
【0064】
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
移動通信端末は、携帯電話機に限らず、通信機能を有する携帯情報端末や、自動車に搭載される車載端末などの他のものであっても良い。
基地局制御装置が測位サーバの機能を有する構成であっても良い。
【0065】
携帯電話機が行う通信基地局の切替動作は、携帯電話機が新たな通信基地局との間で通信リンクを確立した後に、携帯電話機が切断要求を元々の通信基地局に送信する動作に限らず、携帯電話機が切断要求を元々の通信基地局に送信した後に、携帯電話機が新たな通信基地局との間で通信リンクを確立する動作であっても良い。
【0066】
携帯電話機が実行する制御プログラムは、最初(例えば製品化の段階)から記憶されているものに限らず、例えば特定のサーバからネットワークを通じてダウンロードされたり或いはCD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory)やカードなどの記録媒体から転送されてインストールされるものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を概略的に示す図
【図2】携帯電話機の電気的な構成を示す機能ブロック図
【図3】携帯電話機が発信する場合の処理の流れを表すシーケンス図
【図4】携帯電話機が着信する場合の処理の流れを表すシーケンス図
【図5】携帯電話機、通信基地局およびターゲット基地局の位置関係を概略的に示す図
【図6】捕捉候補リストの一例を示す図
【符号の説明】
図面中、1は携帯電話システム(移動通信システム)、2は携帯電話機(移動通信端末)、3は基地局、4はGPS衛星、5は基地局制御装置(高度判定手段)、6は測位サーバ(高度検出手段)である。

Claims (13)

  1. 複数の基地局のうちからいずれかの基地局を通信基地局として捕捉可能な移動通信端末を備えてなる移動通信システムであって、
    移動通信端末が存在している位置の高度を検出する高度検出手段と、
    前記高度検出手段により検出された移動通信端末が存在している位置の高度と所定高度との関係を判定する高度判定手段とを備え、
    移動通信端末は、当該移動通信端末が存在している位置の高度が前記高度検出手段により検出され、当該移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にある旨が前記高度判定手段により判定されたときに、当該移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉する旨を許可すると共に、当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉する旨を禁止することを特徴とする移動通信システム。
  2. 請求項1に記載した移動通信システムにおいて、
    移動通信端末は、当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉しており、当該移動通信端末が存在している位置の高度が前記高度検出手段により検出され、当該移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にある旨が前記高度判定手段により判定されたときに、当該移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉するように通信基地局の切替動作を行うことを特徴とする移動通信システム。
  3. 請求項1または2に記載した移動通信システムにおいて、
    移動通信端末は、当該移動通信端末が存在している位置の高度が前記高度検出手段により検出され、当該移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にある旨が前記高度判定手段により判定されたときに、通信基地局として捕捉し得る基地局の群を表す捕捉候補リストから当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を除外することを特徴とする移動通信システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載した移動通信システムにおいて、
    前記高度検出手段は、GPS衛星から移動通信端末により受信されたGPS衛星信号に基づいて移動通信端末が存在している位置の高度を検出することを特徴とする移動通信システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載した移動通信システムにおいて、
    前記高度検出手段は、移動通信端末から受信された測位データに基づいて移動通信端末が存在している位置の高度を検出する測位サーバから構成され、
    前記高度判定手段は、測位サーバから受信された検出結果に基づいて移動通信端末が存在している位置の高度と所定高度との関係を判定する基地局制御装置から構成されていることを特徴とする移動通信システム。
  6. 複数の基地局のうちからいずれかの基地局を通信基地局として捕捉可能な移動通信端末であって、
    当該移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にあるときに、当該移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉する旨を許可すると共に、当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉する旨を禁止することを特徴とする移動通信端末。
  7. 請求項6に記載した移動通信端末において、
    当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉しており、当該移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にあるときに、当該移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉するように通信基地局の切替動作を行うことを特徴とする移動通信端末。
  8. 請求項6または7に記載した移動通信端末において、
    当該移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にあるときに、通信基地局として捕捉し得る基地局の群を表す捕捉候補リストから当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を除外することを特徴とする移動通信端末。
  9. 複数の基地局のうちからいずれかの基地局を通信基地局として捕捉可能な移動通信端末に、
    当該移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にあるときに、当該移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉する旨を許可させると共に、当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉する旨を禁止させる手順を実行させるためのコンピュータプログラム。
  10. 請求項9に記載したコンピュータプログラムにおいて、移動通信端末に、
    当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉しており、当該移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にあるときに、当該移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉するように通信基地局の切替動作を行わせる手順を実行させるためのコンピュータプログラム。
  11. 請求項9または10に記載したコンピュータプログラムにおいて、移動通信端末に、
    当該移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にあるときに、通信基地局として捕捉し得る基地局の群を表す捕捉候補リストから当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を除外させる手順を実行させるためのコンピュータプログラム。
  12. 移動通信端末により通信基地局として捕捉され得る基地局を制御する基地局制御装置であって、
    移動通信端末が当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉しており、移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にあるときに、移動通信端末が当該移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉するように基地局を制御することを特徴とする基地局制御装置。
  13. 移動通信端末により通信基地局として捕捉され得る基地局を制御する基地局制御装置に、
    移動通信端末が当該移動通信端末からの距離が所定距離以上にある基地局を通信基地局として捕捉しており、移動通信端末が存在している位置の高度が所定高度以上にあるときに、移動通信端末が当該移動通信端末からの距離が所定距離未満にある基地局を通信基地局として捕捉するように基地局を制御させる手順を実行させるためのコンピュータプログラム。
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