JP3461489B2 - 携帯無線端末の発信/着信規制システム - Google Patents

携帯無線端末の発信/着信規制システム

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JP3461489B2
JP3461489B2 JP2000222641A JP2000222641A JP3461489B2 JP 3461489 B2 JP3461489 B2 JP 3461489B2 JP 2000222641 A JP2000222641 A JP 2000222641A JP 2000222641 A JP2000222641 A JP 2000222641A JP 3461489 B2 JP3461489 B2 JP 3461489B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯無線端末(携
帯電話機やPHS式電話機や携帯情報端末等)の発信/
着信を規制する携帯無線端末の発信/着信規制システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機やPHS式電話機等の普及は
めざましく、何時でも何処でも通話が可能となったが、
電波干渉による他機器の誤動作を招くことから、使用禁
止区域(病院、飛行機、図書館等)が増加しているにも
かかわらず、故意でなくても、電源の切り忘れによって
問題を起こしてしまったり、注意を促されることが多く
なっている。また、使用禁止区域や制限区域の管理者に
とっても、完全にこれらを防止することができなかっ
た。また、電車内や公共性の強い場所での社会性モラル
が見直されているにもかかわらず、携帯端末の使用制限
は使用者側にあるため、規制を徹底できない状態であ
る。また、携帯端末の使用を適切に規制する装置及び携
帯端末側にも規制を掛けるしくみが無かった。
【0003】特開平11−284723号公報に記載さ
れた「送受信機能一時停止機能付き携帯電話」では、病
院や飛行機内など携帯電話使用禁止区域において、強い
電磁波を出す送受信機能のみを停止させ、その他の強い
電磁波を出さない機能はそのままにすることを目的とし
て、携帯電話機に送受信停止/解除ボタンを設け、強い
電磁波を出す送受信機能のみを停止または解除できるよ
うにしている。
【0004】また、特開平10−276475号公報に
記載された「移動通信システム」では、移動無線端末の
使用をサービス提供側から制限することを目的として、
各基地局から規制要求信号を送出し、移動無線端末であ
る移動局が当該基地局の無線エリア内に位置したとき、
移動局の送信機能に規制をかけるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の場合に
は、携帯電話機において、強い電磁波を出す送受信機能
のみを自発的に制限するだけであるため、強制力がない
とともに、送受信停止/解除ボタンの操作忘れという問
題がある。
【0006】後者の場合には、基地局から規制要求信号
を送出するので、当該基地局の決められた固定のサービ
スエリア内の全ての移動局が送信規制を受けることにな
り、規制範囲が概して広範囲でしかも固定されるため、
規制範囲を比較的狭い範囲に限定したいとか、任意に変
更及び数を増減したい場合には不向きである。
【0007】そこで、本発明の目的は、携帯無線端末の
発信/着信を規制する規制範囲を比較的狭い範囲に限定
する場合に好適であるとともに、範囲の変更及び数の増
減を自由に行うことができる、携帯無線端末の発信/着
信規制システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による携帯無線端
末の発信/着信規制システムは、子機として複数の携帯
無線端末を収容でき、携帯無線端末同士、携帯無線端末
と固定端末や公衆回線網との通信を可能とする通信制御
装置と、任意の場所に設置可能な無線アダプタとからな
り、通信制御装置は、無線アダプタとの通信を可能とす
る無線アダプタインターフェースを備え、無線アダプタ
は、通信制御装置からの発信/着信通話規制に関する規
制情報を受信及び認識可能な手段と、その認識した規制
情報を携帯無線端末に送信できる手段とを備えている。
【0009】このような構成を基本として、本発明の好
ましい形態を挙げると次のとおりである。通信制御装置
は、発信/着信通話規制に関する規制情報を各無線アダ
プタ毎に設定及び変更が可能である。
【0010】通信制御装置による各無線アダプタ毎の規
制情報の設定及び変更は、通信制御装置に収容されてい
る固定端末にて可能である。
【0011】通信制御装置からの発信/着信通話規制に
関する規制情報には複数の形態があり、携帯無線端末
は、当該無線アダプタより規制情報を受信したとき、そ
の形態に従った規制を受ける。
【0012】携帯無線端末は、当該無線アダプタより規
制情報を受信できなくなったとき、当該規制情報に従っ
た規制を受ける前の状態に自動復帰する。
【0013】通信制御装置は、無線アダプタを介して着
信規制される携帯無線端末に対して、特定の固定端末へ
着信を転送することができる着信転送手段を備えてい
る。
【0014】各無線アダプタは、携帯無線端末に送信す
る規制情報の送信エリアを調整可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1に、本発明を適用したシステムの全体
の概要構成を示す。本例では、親機である1台の通信制
御装置1が、子機である複数の携帯無線端末(携帯電話
機やPHS式電話機や携帯情報端末等)2及び複数の固
定端末(固定電話機や固定情報端末等)3を収容すると
ともに、複数の公衆回線網4を収容し、携帯無線端末2
同士、固定端末3同士、携帯無線端末2と固定端末3や
公衆回線網4との通信が、通信制御装置1にて可能とな
っている。また、通信制御装置1は、任意の場所に設置
可能な複数の無線アダプタ5も収容でき、この無線アダ
プタ5にて携帯無線端末2の発信/着信の規制制御を行
えるようになっている。
【0017】通信制御装置1は、複数の公衆回線網4を
収容してそれとの通信手順を行う回線インターフェース
(I/F)11と、複数の固定端末3を収容してその通
信制御・管理を行う固定端末インターフェース12と、
複数の携帯無線端末2を収容してその通信制御・管理を
行う無線端末インターフェース13と、複数の無線アダ
プタ5を収容してその通信制御・管理を行う無線アダプ
タインターフェース14と、これら回線インターフェー
ス11、固定端末インターフェース12、無線端末イン
ターフェース13、無線アダプタインターフェース14
間の通信及び制御と全体システム管理を行う制御部15
とにより構成される。
【0018】各携帯無線端末2は、図2に示すように、
通信制御装置1内の無線端末インターフェース13との
間で無線信号を送信・受信するアンテナ21と、無線通
信を行うために無線信号から音声信号や制御信号を取り
出しかつ無線信号として変調等を行うRF回路等を有す
る無線通信部22と、文字や数字等を表示する表示部2
3と、ダイヤルや機能ボタン、電源ON/OFFボタン
等の操作部24と、操作部24からの制御によって電源
を供給する電源制御部25と、無線通信部22、表示部
23、操作部24、電源制御部25間の通信及び制御・
管理を行う携帯端末制御部26とにより構成される。
【0019】無線アダプタ5は、図3に示すように、通
信制御装置1内の無線アダプタインターフェース14か
らの無線信号を受信するとともに、発信/着信に関する
規制情報を無線信号として送信するアンテナ51と、受
信した無線信号からデータを取り出すためのRF回路を
含むアダプタ受信部52と、アダプタ送信部53と、ア
ダプタ受信部52、アダプタ送信部53間の通信及び制
御・管理を行うアダプタ制御部54とにより構成され
る。アダプタ送信部53は、アダプタ制御部54から送
られてくるデータをRF回路によって無線信号に変換・
出力する
【0020】通信制御置1において、その制御部15
が、発信/着信規制に関する規制情報を無線アダプタイ
ンターフェース14へ送出すると、この無線アダプタイ
ンターフェース14は、その規制情報を無線信号として
無線アダプタ5へ送信する。規制情報は、固定端末3か
ら通信制御装置1へデータ入力することにより、無線ア
ダプタ5毎に設定及び内容の変更が可能となっている。
【0021】各無線アダプタ5は、通信制御置1からの
無線信号をアンテナ51により受信し、アダプタ受信部
52において規制情報を取り出し、アダプタ制御部54
へ送出する。アダプタ制御部54は、規制情報を認識・
管理してこれをアダプタ送信部53に送る。アダプタ送
信部33は、この規制情報を無線信号としてアンテナ5
1から送信する。
【0022】各携帯無線端末2は、無線アダプタ5から
送信されている無線信号をアンテナ21により受信し、
無線通信部22において無線信号から規制情報を取り出
し、携帯端末制御部26へ送る。この携帯端末制御部2
6は、規制情報を認識するととともに、無線通信部2
2、表示部23、操作部24、電源制御部25に制御信
号を送り、これらを規制情報の内容に従って制御する。
無線アダプタ5から送信されて携帯無線端末2にて受信
される無線信号の受信エリアは、各無線アダプタ5にお
いてアダプタ制御部54により、例えば電界強度を変え
ることにより任意に調整できるようになっている。
【0023】図4は、あるフロアに本発明によるシステ
ムを設置した実施例を示す。この例では、通信制御置1
は倉庫内に設置されている。「TEL」と記したのは、
固定端末3である固定電話機が室内に設置されているこ
と、「PHS」としたのは、携帯無線端末2であるPH
S式電話機が室内に存在すること、「WA」と記したの
は、無線アダプタ5が室内に設置されていることをそれ
ぞれ表し、数字はそれぞれの機器の番号を示している。
因に、無線アダプタWA1〜WA7は、携帯無線端末で
あるPHS式電話機の発信/着信を規制したい役員室、
会議室A、会議室B、評価室、図書室、健康管理室、制
御室にそれぞれ1台ずつ設置されている。
【0024】図5は、通信制御装置1の制御部15内の
記憶部が管理している発信/着信規制テーブルの内容を
示す。規制情報の内容、つまり携帯無線端末2に対する
規制の形態はa、b、c、d、eの5種類があり、規制
情報aは発信及び着信の両方ともOFF、規制情報bは
着信のみOFF、規制情報cは発信のみOFF、規制情
報dは発信はOFFで、着信はバイブレータによる着信
報知、規制情報eは特定の固定端末(例えばTEL1)
への着信転送という内容になっている。そして、通信制
御装置1から規制情報aを送信される無線アダプタはW
A2、WA4、WA6、規制情報bを送信される無線ア
ダプタはWA7、規制情報cを送信される無線アダプタ
はWA1、規制情報dを送信される無線アダプタはWA
5、規制情報eを送信される無線アダプタはWA3に設
定されていることを示している。
【0025】また、図6は、通信制御装置1の制御部1
5内の記憶部が管理している発信/着信規制テーブルの
変更例であり、無線アダプタWA4が規制情報aからb
に変更されたことを示す。
【0026】次に、図1及び図3を参照して、無線アダ
プタ5が通信制御装置1からの発信/着信に関する規制
情報を受信し、規制情報に基づいた無線信号を携帯無線
端末へ送信する動作例について説明する。
【0027】通信制御装置1において、その制御部15
が、発信/着信規制に関する規制情報及び無線アダプタ
の番号情報を無線アダプタインターフェース14へ送る
と、無線アダプタインターフェース14は、番号情報か
ら送信すべき無線アダプタ5を認識するとともに、規制
情報を無線信号に変換して、番号情報に該当する無線ア
ダプタ5へ送信する。
【0028】無線アダプタ5は、アンテナ51により通
信制御装置1からの無線信号を受信し、アダプタ受信部
52へ送る。アダプタ受信部52は、無線信号に含まれ
る規制情報を取り出してアダプタ制御部54へ送る。ア
ダプタ制御部54は、規制情報を認識・管理してアダプ
タ送信部53に送る。アダプタ送信部53は、規制情報
を無線信号としてアンテナ51から無線送信する。この
時、アダプタ受信部52とアダプタ送信部53と共用し
ているアンテナ51は、アダプタ制御部54の制御によ
りスイッチで送信と受信を切り換えることができる。
【0029】図4及び図5を参照して具体例を説明する
と、通信制御装置1の制御部15からの発信/着信に関
する規制情報a、つまり「発信/着信OFF」で、無線
アダプタ番号情報「WA2」が送信された場合には、会
議室Aに設置されている無線アダプタWA2がこれを受
信し、そのアダプタ制御部54が規制情報aを認識、つ
まり「a=発信/着信OFF」であることを認識した
後、アダプタ送信部53へ送る。アダプタ送信部53
は、このデータを変調して無線信号としてアンテナ51
を介して送信する。
【0030】次に、図2及び図3を参照して、無線アダ
プタ5から送信されている無線信号を携帯無線端末2が
受信し、無線信号に含まれる発信/着信に関する規制情
報に従って、自携帯無線端末の制御を行う動作例につい
て説明する。
【0031】携帯無線端末2は、無線アダプタ5から送
信されている無線信号をアンテナ21により受信し、無
線通信部22に送る。無線通信部22は、無線アダプタ
5から送信されている無線信号の電界強度の判断認識レ
ベル以上及びある一定時間以上になると、無線信号に含
まれる規制情報aを取り出し、規制情報aを携帯端末制
御部26へ送る。携帯端末制御部26は、規制情報aを
認識・管理するとともに、規制情報aの内容に従って、
表示部23への表示制御や操作部24への操作制御及び
電源制御部25へのON/OFF制御を行う。また、携
帯端末制御部26は、表示部23、操作部24、電源制
御部25の使用状態を規制情報aに従って制御する前の
状態を管理・記憶することができる。これは、アンテナ
21を介して無線通信部22が無線アダプタ5から送信
されている無線信号の電界強度レベルを認識しており、
電界強度がある一定時間以上検出されないと、規制情報
の解除並びに規制情報によって制御する前の状態に戻す
ためである。
【0032】例として、図2、図4及び図5を参照して
説明すると、会議室Aに設置されている無線アダプタW
A2は、規制情報a(発信/着信OFF)を無線信号に
よって送信中である。この時、携帯無線端末2を持った
人が会議室Aに入ると、携帯無線端末2は、アンテナ2
1にて無線信号を受信し、無線通信部22に送る。無線
通信部22は、無線信号の電界強度レベルを認識し、あ
る一定レベル、一定時間以上の電界強度レベルに達する
と受信信号として認識し、無線通信部22内のRF回路
によって無線信号から規制情報aを取り出し、携帯端末
制御部26に送る。携帯端末制御部26は、規制情報a
を認識すると、携帯端末制御部26が制御している表示
部23、操作部24、電源制御部25の動作状態を携帯
端末制御部26内の記憶部に記憶する。その後、携帯端
末制御部26は規制情報aに従い、表示部23には「発
信着信拒否範囲」の旨を表示制御を行い、表示部23は
表示制御に従って表示を行う。
【0033】また、規制情報aには着信OFFの制御命
令があることにより携帯端末制御部26は、着信OFF
制御を行う前に、通信制御装置1の無線端末インターフ
ェース13に対して通信制御部22、アンテナ21を介
して「着信拒否」の旨を送信する。無線端末インターフ
ェース13は、携帯無線端末2が「着信拒否」エリアで
あることを通信装置制御部1内の制御部15に送り、制
御部15は、携帯無線端末2に対する着信情報が他の端
末及び携帯無線端末から有った場合には、発信側の端末
に「着信拒否」エリアである旨の情報を送出する。
【0034】以上の構成及び手段によって、携帯無線端
末2からの発信時の場合は、携帯端末制御部26は規制
情報aを認識しているために、操作部24からの発信操
作情報に対して、発信操作情報は携帯端末制御部26に
送られるが、携帯端末制御部26は、無線アダプタ5か
ら無線信号の電界強度レベルが一定レベル及び一定時間
以上が続いていることを認識すると発信操作情報による
発信制御を行わず、表示部23に対し、「発信エリア
外」を表示する旨の表示制御を行い、表示部23は、
「発信エリア外」を表示することで会議室A内にいる携
帯無線端末2の発信を停止させる。
【0035】また、着信時の場合は、携帯無線端末2内
の携帯端末制御部26は、無線アダプタ5から無線信号
の電界強度レベルが一定レベル及び一定時間以上が続い
ていることによって、無線信号に含まれる規制情報aを
認識する。規制情報aには着信OFFの制御命令がある
ことにより、携帯端末制御部26は、着信OFF制御を
行う前に、図1の通信制御装置1の無線端末インターフ
ェース13に対して通信制御部22、アンテナ21を介
して「着信拒否」の旨を送信する。無線端末インターフ
ェース13は、携帯無線端末2が「着信拒否」エリアで
あることを通信装置制御部1内の制御部15に送り、制
御部15は、携帯無線端末2に対する着信情報が他の端
末及び携帯無線端末から有った場合には、発信側の端末
に「着信エリア外」の旨を返信する。その後、携帯端末
制御部26は、無線通信部22内の受信機能を停止させ
ることにより携帯無線端末2への着信を停止させる。
【0036】次に、図1、図4及び図5を参照して、通
信制御装置1は、複数の発信/着信に関する規制情報を
記憶・管理することで、複数設置された無線アダプタ5
を用途により区別して規制情報を送信し、携帯無線端末
2を部屋毎に異なった形態で制御する動作例について説
明する。
【0037】通信制御装置1の制御部15内の記憶部に
は、図5に示したような発信/着信規制情報テーブルが
格納され、複数の規制情報a〜eに対して携帯無線端末
制御形態が予め決められており、各部屋に設置された無
線アダプタWA1〜WA7を用途別に各々の規制情報テ
ーブルに対比させて、記憶しておく。これにより、規制
情報テーブルに基づいた規制情報(a〜e)と、規制情
報と対応した無線アダプタ番号情報(WA1〜WA7)
を、制御部15から無線アダプタインターフェース14
に送ると、無線アダプタインターフェース14は、無線
アダプタ番号情報に対応する無線アダプタWA1〜WA
7に、設定されている規制情報(a〜e)を無線信号と
して送信する。各無線アダプタWA1〜WA7は無線信
号をアンテナ51にて受信し、アダプタ受信部52内の
RF回路によって規制情報が取り出し、アダプタ制御部
54に送る。アダプタ制御部54は、受信した規制情報
を認識・管理し、アダプタ送信部53に送る。アダプタ
送信部53は、規制情報を変調し、無線信号としてアン
テナ51を介して送信することにより、各部屋に設置さ
れた無線アダプタWA1〜WA7は用途に応じて携帯無
線端末を制御可能にする。
【0038】例として図5を参照して説明すると、発信
/着信規制情報テーブル内の規制情報bの携帯無線端末
制御は「着信のみOFF」で、無線アダプタWA7がそ
の制御を行う。規制情報bとアダプタ番号情報WA7
は、通信制御装置1内の制御部15から無線アダプタイ
ンターフェース14に送られる。無線アダプタインター
フェース14は、無線アダプタ番号情報WA7を認識す
ると、制御室に設置された無線アダプタWA7に対し
て、規制情報bを変調し無線信号として送信する。無線
アダプタWA7は、無線信号をアンテナ51で受信し、
アダプタ受信部52に送信し、アダプタ受信部52は無
線信号から規制情報bを取り出し、アダプタ制御部54
に送る、アダプタ制御部54は規制情報bを「着信のみ
OFF」と認識・管理することで、アダプタ送信部53
にて規制情報bを変調し、無線信号としてアンテナ51
から送信する。
【0039】次に、図1を参照して、無線アダプタ5を
設置した部屋の用途が変わることに伴い、無線アダプタ
5が無線送信している発信/着信に関する規制情報を変
更するために、発信/着信規制に関する規制情報を管理
している通信制御装置1の制御部15内の記憶部への変
更を行う動作例について説明する。
【0040】通信制御装置1の制御部15内の記憶部に
ある発信/着信規制情報テーブルの変更は、通信制御装
置1に収容されている固定端末である固定電話機TEL
1〜TEL21のいずれかによって、通信制御装置1を
制御管理する制御部15へのシステム変更によって行わ
れ、システム変更の際には予め決められた手順操作によ
り行う。固定電話機TEL1〜TEL21のいずれかに
よる理由は、どの端末からも簡単にシステム変更を行わ
れることを禁止するためであり、予めシステム変更可能
な固定電話機を設定しておく。
【0041】固定電話機TEL1〜TEL21のいずれ
か1台による手順操作は、システム入力データとして通
信制御装置1の固定端末インターフェース12に送信さ
れる。固定端末インターフェース12は、システム入力
データに端末番号情報を付加して制御部15へ送る。制
御部15は、システム入力データと端末番号情報によっ
てシステム変更可能な固定端末かどうかを判別し、問題
無ければ、現在設定されている発信/着信規制情報テー
ブルを規制情報データとして、固定端末インターフェー
ス12を介して端末番号情報に一致した固定端末へ送信
する。固定電話機TEL1〜TEL21の中の特定の1
台は、変更情報を予め決められた手順によって変更する
と、変更入力データとして固定端末インターフェース1
2に送信する。固定端末インターフェース12は、変更
入力データを制御部15へ送る。制御部15は、変更入
力データによって、記憶部内の発信/着信規制情報テー
ブルを書き換える。その後、制御部15は、書き換えら
れた無線アダプタ番号情報と規制情報を、無線アダプタ
インターフェース14を介して無線アダプタ5に送信す
ることにより規制情報の変更を可能にする。
【0042】例として図1、図4〜図6を参照して説明
すると、予めシステム変更可能な固定端末を総務部に設
置された固定電話機TEL1とし、評価室に設定された
無線アダプタWA4の規制情報を「a=発信・着信とも
OFF」から「b=着信のみOFF」の規制に変更する
場合、総務部に設置された固定電話機TEL1から予め
決められた手順操作を行うと、システム入力データとし
て固定端末インターフェース12に送信される。固定端
末インターフェース12は、システム入力データに端末
番号情報「1」を付加して制御部15へ送る。制御部1
5は、システム入力データを認識すると、発信/着信規
制情報テーブルを規制情報データとして固定端末インタ
ーフェース12を介して端末番号情報「1」の固定電話
機TEL1に返信する。
【0043】次に、固定電話機TEL1から無線アダプ
タWA4の規制情報「a」から「b」へ変更するために
予め決められた一連の操作によって変更を行うと、変更
入力データとして固定端末インターフェース12に送信
される。固定端末インターフェース12は、変更入力デ
ータを制御部15へ送る。制御部15は、変更入力デー
タによって、記憶部内の発信/着信規制情報テーブルを
「a」から「b」に書き換える。その後、制御部15
は、書き換えられた無線アダプタ番号情報WA4と規制
情報「b」を、無線アダプタインターフェース14を介
して無線アダプタWA4に送信すると、評価室に設置さ
れた無線アダプタWA4は今まで無線送信していた規制
情報を「a」から「b」に変更される。
【0044】次に、携帯無線端末2は無線アダプタ5か
らの無線信号の電界強度レベルを認識し、一定ベル時間
以上、一定レベル以下になると、今まで無線アダプタ5
からの無線信号に含まれる規制情報に準じて規制してい
た制御を解除するとともに、無線アダプタ5からの規制
情報によって制御される前の使用状態に復帰させる動作
例について説明する。
【0045】例として、図2及び図4、図5を参照して
説明すると、携帯無線端末PHS17が会議室Bに入っ
て、無線アダプタWA2の無線信号によって送信してい
る規制情報a(発信・着信ともOFF)によって制御さ
れている状態から、会議室Bから退室した場合を想定す
る。携帯無線端末PHS17の無線通信部22は、無線
アダプタWA2が送信している無線信号をアンテナ21
を介して送信電界強度レベルを認識しているが、送信電
界強度レベルが一定レベル以下の電界強度に下がり、あ
る一定時間以上その状態が続いたことを認識すると、規
制情報aを解除するための制御信号を携帯端末制御部2
6に送る。携帯端末制御部26は、表示部23、操作部
24、電源制御部25に対し、規制情報aに従った規制
を解除すべく制御信号を送る。この制御信号により表示
部23、操作部24、電源制御部25が規制情報aに従
った規制を解除され、当該携帯無線端末PHS17は自
動復帰する。そして、規制情報aを受信・認識し、自端
末の規制をかける前に、「着信拒否」を通信制御装置1
の無線端末インターフェース13に送信していた制御に
関しても、「着信拒否解除」の旨を通信制御装置1の無
線端末インターフェース13に送信することにより、着
信禁止が解除される。
【0046】以上の構成及び手段によって、携帯無線端
末2が無線アダプタ5の電界強度レベル外となると、無
線アダプタ5の規制情報によって制御されていた携帯無
線端末2は、規制される前の状態に自動復帰させる。
【0047】次に、携帯無線端末2の着信が特定の固定
端末に転送される動作例について、図4及び図5を参照
して説明する。
【0048】会議室Bに設置した無線アダプタWA3
は、通信制御装置1内の発信/着信規制情報テーブルに
従い規制情報e、つまり「固定電話機TEL1への着信
転送」に設定され、規制情報eを無線信号として送信し
ている。会議室B内に存在する携帯無線端末PHS18
は、無線アダプタWA3からの無線信号を受信して、
「固定電話機TEL1への着信転送」モードに設定され
ている。この状態で携帯無線端末PHS18に着信があ
ると、その着信は、無線アダプタWA3を介して総務部
の固定電話機TEL1へ自動的に転送される。
【0049】本発明の他の実施例について、下記に示
す。 (1)無線アダプタの規制情報は無線信号による方式以
外に、光通信や低周波数信号によって実現可能な点。こ
れは、無線アダプタが送信する電波周波数帯と携帯無線
端末が通信する場合の電波干渉を避けたい場合であり、
この場合は、無線アダプタ内にアダプタ送信部の構成と
携帯無線端末内の無線通信部以外の受信部構成を追加す
る手段により達成できる。
【0050】(2)携帯無線端末が無線アダプタからの
規制情報を電界強度レベルによって認識し、制御する方
式以外に、無線アダプタが設置された個所を通過する回
数によって認識・制御できる点。これは、携帯無線端末
内の無線通信部が受信し、認識した回数を記憶・管理す
ることで実現可能。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、任意の場所に設置可能
な無線アダプタが、通信制御装置からの発信/着信通話
規制に関する規制情報を受信及び認識可能し、その認識
した規制情報を携帯無線端末に送信するので、携帯無線
端末の使用禁止場所において携帯無線端末使用者がうっ
かりミスによる電源の消し忘れによって、他人や施設関
連者に迷惑を掛けるのを防止でき、社会モラルの向上が
図れる。また、携帯無線端末の発信/着信を規制する規
制範囲を比較的狭い範囲に限定できるとともに、範囲の
変更及び数の増減を自由に行うことができる。
【0052】請求項2に係る発明によれば、発信/着信
通話規制に関する規制情報を各無線アダプタ毎に設定及
び変更が可能であるので、規制範囲及び形態を自由に設
定することができる。
【0053】請求項3に係る発明によれば、各無線アダ
プタ毎の規制情報の設定及び変更を、通信制御装置に収
容されている固定端末にて簡単に行える。
【0054】請求項4に係る発明によれば、携帯無線端
末が受ける規制の形態を任意に選択できる。
【0055】請求項5に係る発明によれば、使用禁止や
使用制限エリア外となった場合に、携帯無線端末を自動
的に復旧させることができる。
【0056】請求項6に係る発明によれば、着信規制さ
れる携帯無線端末に対して、特定の固定端末へ着信を転
送することができる。
【0057】請求項7に係る発明によれば、各無線アダ
プタの規制範囲を任意に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシステムの全体の概要構成図
である。
【図2】携帯無線端末の構成を示すブロック図である。
【図3】無線アダプタの構成を示すブロック図である。
【図4】図1のシステムの設置例を示す配置図である。
【図5】通信制御装置の内部の規制情報テーブルの設定
例を示す図である。
【図6】同規制情報テーブルの変更例を示す図である。
【符号の説明】
1 通信制御装置 2 携帯無線端末 3 固定端末 4 公衆回線網 5 無線アダプタ 11 回線インターフェース 12 固定端末インターフェース 13 無線端末インターフェース 14 無線アダプタインターフェース 15 制御部 21 アンテナ 22 無線通信部 23 表示部 24 操作部 25 電源制御部 26 携帯端末制御部 51 アンテナ 52 アダプタ受信部 53 アダプタ送信部 54 アダプタ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 7/26 109L H04Q 7/04 D (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】子機として複数の携帯無線端末を収容で
    き、携帯無線端末同士、携帯無線端末と固定端末や公衆
    回線網との通信を可能とする通信制御装置と、任意の場
    所に設置可能な無線アダプタとからなり、前記通信制御
    装置は、前記無線アダプタとの通信を可能とする無線ア
    ダプタインターフェースを備え、前記無線アダプタは、
    前記通信制御装置からの発信/着信通話規制に関する規
    制情報を受信及び認識可能な手段と、その認識した規制
    情報を携帯無線端末に送信できる手段とを備えているこ
    とを特徴とする携帯無線端末の発信/着信規制システ
    ム。
  2. 【請求項2】通信制御装置は、発信/着信通話規制に関
    する規制情報を各無線アダプタ毎に設定及び変更が可能
    であることを特徴とする請求項1記載の携帯無線端末の
    発信/着信規制システム。
  3. 【請求項3】通信制御装置による各無線アダプタ毎の規
    制情報の設定及び変更は、通信制御装置に収容されてい
    る固定端末にて可能であることを特徴とする請求項2記
    載の携帯無線端末の発信/着信規制システム。
  4. 【請求項4】通信制御装置からの発信/着信通話規制に
    関する規制情報には複数の形態があり、携帯無線端末
    は、当該無線アダプタより規制情報を受信したとき、そ
    の形態に従った規制を受けることを特徴とする請求項2
    又は3記載の携帯無線端末の発信/着信規制システム。
  5. 【請求項5】携帯無線端末は、当該無線アダプタより規
    制情報を受信できなくなったとき、当該規制情報に従っ
    た規制を受ける前の状態に自動復帰することを特徴とす
    る請求項2、3又は4記載の携帯無線端末の発信/着信
    規制システム。
  6. 【請求項6】通信制御装置は、無線アダプタを介して着
    信規制される携帯無線端末に対して、特定の固定端末へ
    着信を転送することができる着信転送手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の携
    帯無線端末の発信/着信規制システム。
  7. 【請求項7】各無線アダプタは、携帯無線端末に送信す
    る規制情報の送信エリアを調整可能であることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5又は6記載の携帯無線端
    末の発信/着信規制システム。
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