JP3461104B2 - 魚釣用スピニングリ−ル - Google Patents
魚釣用スピニングリ−ルInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロ−タの回転で
スプ−ルに釣糸を巻回する魚釣用スピニングリ−ルに関
する。 【0002】 【従来の技術】従来スピニングリ−ルのロ−タの大径円
筒部の前部外周径は、例えば実公平5−3014号公報のよ
うに後部外周径より小径に形成したリ−ルがある。この
種の形状のリ−ルでは、釣糸の糸巻き張力によってスプ
−ル糸巻き部の変形が起こり易いので、スプ−ル後側円
筒部の内径とロ−タの後部外径を近接することができな
いから、実釣りにおいて、スプ−ルが前進移動するとそ
の間隔が更に開いて、釣糸の巻取り操作時や放出操作時
に、釣糸のたるみ、糸縒れ、糸癖、風等の影響により、
釣糸がスプ−ル後側円筒部を越えてロ−タ側に落ちてス
プ−ル内側に侵入し、さらにロ−タの前部に落ちてスプ
−ル軸に絡み付く等のトラブルが発生し易い欠点があ
る。前記の構成ではトラブルの発生防止のためにロ−タ
の前部に糸落ち防止リングを取り付けているが、部品点
数が多くなると共に組み込み時に手間を要する欠点があ
る。 【0003】又、前記の構成のようにロ−タの大径円筒
部の後部外周径に対して前部外周径を極端に小径に形成
しない場合でも、図9、図10のようにロ−タ2′の成形
時の金型9の凹部9aの抜き勾配aが影響して、ロ−タの
大径円筒部2pの後部外周径に対して前部外周径は小径に
形成される。ロ−タ2′の大径円筒部2pの後部外周径に
対して前部外周径が小径に形成されていると、スプ−ル
3との組合せにおいてスプ−ルが前方に移動する程、ス
プ−ル後側円筒部3c内側面とロ−タの大径円筒部2p外周
面との隙間が大きくなり、釣糸がスプ−ルの内側に侵入
し易くなる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、前方に引き抜く形式の金型成形のままの、スプ−
ルとロ−タを組み合わせて組み立てると、スプ−ルの後
側円筒部内側面に対してロ−タの円筒部外周を近接して
組み立てることが出来ないと共に、ロ−タの成形時の抜
き勾配が影響して、ロ−タの大径円筒部の後部外周径に
対して前部外周径は小径になり、実釣りにおいて、スプ
−ルが前進移動するとその間隔が開き、釣糸の巻取り操
作時や放出操作時に、釣糸がスプ−ルの内側に侵入し易
くなることである。 【0005】本発明の目的は前記欠点に鑑み、ロ−タの
前部に形成した円筒状部の外周をスプ−ル軸線に対して
平行に形成して、スプ−ルの前後方向移動位置に関係な
く均一に後側円筒部内面と近接可能にした魚釣用スピニ
ングリ−ルを提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、ハンドルに連
動回転するロータに設けた釣糸案内部を介してスプール
に釣糸を巻回する魚釣用スピニングリールにおいて、前
記スプールの後側円筒部内に嵌入する前記ロータの前部
に形成した円筒状部の外周を、該ロータの金型成形後に
切削加工して回転軸芯に対して同一円周状に形成する共
に、該円筒状部の外周に環状の凹溝からなる釣糸侵入阻
止部を形成したことを要旨とするものである。 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】請求項1によると本発明は、スプ
−ル3内に嵌入するロ−タ2の前部に金型成形で形成し
た大径の円筒状部2cの外周をスプ−ル軸15の軸線に対し
て平行になるように形成し、スプ−ル3の後側円筒部3c
内面も金型成形や金型成形後切削加工でスプ−ル軸15の
軸線に対して平行になるように、かつ回転軸芯に対して
同一円周状に形成すると、ロ−タ2の前部大径円筒状部
2cの外周とスプ−ル3の後側円筒部3c内面の間隙を可及
的に僅小にすることができると共に、スプ−ル3の前後
方向移動位置に関係なく均一化できて、釣糸の巻取り操
作時や放出操作時に、釣糸のたるみ、糸縒れ、糸癖、風
等の影響により、釣糸がスプ−ル後側円筒部3cを越えて
ロ−タ2側に落ちても釣糸が隙間に入り込むことがな
い。 【0011】請求項2によると本発明は、釣糸の巻取り
操作時や放出操作時に、釣糸のたるみ、糸縒れ、糸癖、
風等の影響により、釣糸がスプ−ル後側円筒部3cを越え
てロ−タ2側に落ちても釣糸侵入防止部2j、2m、28でロ
−タ2の前部に形成した大径の円筒状部2c外周から前側
に落ち込むことが防止される。 【0012】請求項3によると本発明は、ロ−タ2の前
部に金型成形後切削加工で大径の円筒状部2cの外周を形
成すると、スプ−ル軸15の軸線に対して平行になるよう
に、かつ回転軸芯に対して同一円周状に寸法精度を正確
に形成することが出来て、スプ−ル3の後側円筒部3c内
面との間隙を極めて僅小にすることが出来て釣糸の侵入
を簡素な構成で確実に防止出来る。 【0013】請求項4によると本発明は、ロ−タ2の前
部に金型成形後切削加工で大径の円筒状部2cの外周と釣
糸侵入防止部2j、2m、28を形成すると、スプ−ル3の後
側円筒部3c内面との間隙を可及的に僅小にすることが出
来て釣糸の侵入を簡素な構成で確実に防止出来る。 【0014】 【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、図1から図5は第1実施例で、図1は魚釣用スピ
ニングリ−ルの要部断面側面図、図2はスプ−ルとロ−
タの要部拡大断面側面図、図3はロ−タが金型成形され
るロ−タと金型分解斜視図、図4はロ−タが金型成形さ
れるロ−タと金型の分解断面正面図、図5はロ−タが金
型成形されるロ−タと金型の分解断面側面図である。 【0015】魚釣用スピニングリ−ルは、リ−ル本体1
の前部の軸受10で回転軸筒11が回転自在に軸承されると
共に前側に突出されている。軸受10より前側の回転軸筒
11の外周にロ−タ2が嵌合されてナット12で固定されて
いる。回転軸筒11には図示しないピニオンが形成されて
いる。リ−ル本体1と蓋体13に取り付けられた図示しな
い軸受で図示しない駆動歯車が軸支され、駆動歯車の回
動軸に左右交換自在に図示しないハンドル軸が挿入嵌合
されてハンドル軸にハンドル14が取り付けられている。
回転軸筒11のピニオンに駆動歯車が噛合されてロ−タ2
はハンドル14で回転される。前記回転軸筒11の中心孔に
は先端にスプ−ル3が取り付けられたスプ−ル軸15が前
後往復動可能に摺動自在に挿入されている。 【0016】ロ−タ2は金型成形で形成されて筒部2aで
回転軸筒11に取り付けられ、筒部2aと前壁2bと前部に大
径の円筒状部2cと大径の円筒状部2cの後側基部2d、2eの
外周から前方に向けて突出された一対の支持腕2f、2gと
で形成されている。大径の円筒状部2cの外周は金型成形
でスプ−ル軸15の軸線に対して平行になるように形成さ
れている。一対のベ−ル支持腕2f、2gの先端部外側に一
方のベ−ル支持部材16と他方のベ−ル支持部材4がビス
17、18で釣糸巻取位置と釣糸放出位置に反転自在に軸承
されている。一方のベ−ル支持部材16には釣糸案内ロ−
ラからなる釣糸案内部19の取付部20が取り付けられてい
る。他方のベ−ル支持部材4と取付部20の間にベ−ル21
が取り付けられている。スプ−ル3に巻回された図示し
ない釣糸は釣糸案内部19で案内されて引き出される。 【0017】一方の支持腕2f内には、ト−ションバネ22
が設けられて一端が支持腕2f内に、他端がベ−ル支持部
材16に係止されて一方のベ−ル支持部材16と他方のベ−
ル支持部材4と釣糸案内部19の取付部20とベ−ル21を釣
糸巻取位置と釣糸放出位置に振分け付勢するように構成
され、ト−ションバネ22はビス23で固定されたカバ−24
で覆われている。他方のベ−ル支持腕2g内には、一方の
ベ−ル支持部材16と他方のベ−ル支持部材4と釣糸案内
部19の取付部20とベ−ル21を釣糸放出位置から釣糸巻取
位置側に反転させるL字形の反転機能レバ−5が載せら
れている。 【0018】ベ−ル支持腕2g内で反転機能レバ−5はビ
ス25で固定されたカバ−26で覆われている。反転機能レ
バ−5の一端5aはベ−ル支持部材4の穴4aに挿入され、
他端5bは下向きに形成されて基部2eに形成された透孔2h
に挿入されている。反転機能レバ−5の他端5bはリ−ル
本体1に設けられたカム1aに衝接可能に臨まされてい
る。 【0019】スプ−ル3は、図示しない釣糸が巻回され
る外周の釣糸巻回胴部3aと、前側の鍔部3bと、後側大径
の後側円筒部3c等で形成されている。スプ−ル3の後側
円筒部3c内面は金型成形でスプ−ル軸15の軸線に対して
平行になるように形成されている。スプ−ル3内のスプ
−ル軸15の先端には図示しないドラグ機構の制動板と摩
擦板が収容されてスプ−ル軸15の先端の図示しないネジ
部にドラグツマミ27が螺合されている。 【0020】ロ−タ2は前後の金型6、6′と左右の金
型7、7′と上下の金型8、8′で成形されている。前
金型6には筒部2aと前壁2bとベ−ル支持腕2f、2gの先端
下部が成形される突出部6aが形成されている。後金型
6′には筒部2a内の透孔2iと大径の円筒状部2cの内周が
成形される突出部6bが形成されている。左右の金型7、
7′には大径の円筒状部2cの外周が成形される夫々半円
突出部7a、7bが形成されている。上下の金型8、8′に
はベ−ル支持腕2f、2gが形成される夫々凹部8a、8bと凸
部8c、8dが形成されている。 【0021】魚釣用スピニングリ−ルの動作は、一方の
ベ−ル支持部材16と他方のベ−ル支持部材4が釣糸巻取
位置にあって図示しない釣糸がスプ−ル3に巻回される
方向にハンドル14が回転されると、駆動歯車とピニオン
を介して回転軸筒11が回転されてロ−タ2が回転される
と共にスプ−ル軸15とスプ−ル3が直線往復運動され
る。 【0022】仕掛が投擲されて図示しない釣糸が遠方へ
放出される際は、ベ−ル支持部材16、4が釣糸放出位置
に反転されて釣竿が勢いよく振り下ろされる。ベ−ル支
持部材16、4が釣糸放出位置に反転されると、反転機能
レバ−5の他端5bは前進され、この反転機能レバ−5の
他端5bの前進でリ−ル本体1に設けられたカム1aに対し
衝接位置に臨まされる。 【0023】仕掛の投擲後図示しない釣糸がスプ−ル3
に巻回される方向にハンドル14が回転されると、駆動歯
車とピニオンを介して回転軸筒11が回転されてロ−タ2
が正回転される。ロ−タ2が正回転されると、反転機能
レバ−5の他端5bがリ−ル本体1のカム1aに衝接されて
後方に押し戻されてベ−ル支持部材16、4が釣糸巻取位
置に自動的に反転される。 【0024】前記のようにスプ−ル3内に嵌入するロ−
タ2の前部に金型成形で形成した大径の円筒状部2cの外
周をスプ−ル軸15の軸線に対して平行になるように形成
し、スプ−ル3の後側円筒部3c内面も金型成形でスプ−
ル軸15の軸線に対して平行になるように、かつ寸法精度
を正確にするために必要に応じて切削加工で回転軸芯に
対して同一円周状に形成すると、ロ−タ2の大径の円筒
状部2cの外周とスプ−ル3の後側円筒部3c内面の間隙を
可及的に僅小にすることが出来る。 【0025】前記のように魚釣用スピニングリ−ルが構
成されると、ロ−タ2の前部に金型成形で形成した大径
の円筒状部2c外周はスプ−ル軸15の軸線に対して平行に
なるように形成されているので、スプ−ル3の後側円筒
部3c内面との隙間をスプ−ル3の前後方向移動位置に関
係なく均一化できて、釣糸の巻取り操作時や放出操作時
に、釣糸のたるみ、糸縒れ、糸癖、風等の影響により、
釣糸がスプ−ル後側円筒部3cを越えてロ−タ2側に落ち
ても釣糸が隙間に入り込むことがなく、釣糸の内部への
侵入の防止が図れる。 【0026】前記説明では、ロ−タ2の前部の大径の円
筒状部2c外周を金型成形でスプ−ル軸15の軸線に対して
平行になるように形成したが、金型成形後切削加工で回
転軸芯に対して同一円周状に形成して寸法精度を正確に
保持してスプ−ル3の後側円筒部3c内面との隙間を極め
て僅小にしてもよい。切削加工する時には図5でロ−タ
2と左右の金型7、7′の断面斜線の重複部分が切削部
分となる。 【0027】図6は第2実施例で、図6はスプ−ルとロ
−タの要部拡大断面側面図である。 【0028】第2実施例のロ−タ2の前部に金型成形や
金型成形後切削加工で形成した大径の円筒状部2c外周に
切削加工で環状の凹溝からなる釣糸侵入防止部2jが形成
されている。環状の凹溝からなる釣糸侵入防止部2jは金
型成形によって形成してもよい。第2実施例では、スプ
−ル3の後側円筒部3c内面は金型成形のままの内径寸法
でよく、ロ−タ2の前部に形成した大径の円筒状部2c外
周とスプ−ル3の後側円筒部3c内面の隙間は第1実施例
より幾分広くともよい。他の構成は前記第1実施例と略
同一である。 【0029】第2実施例のように魚釣用スピニングリ−
ルが構成されると、釣糸の巻取り操作時や放出操作時
に、釣糸のたるみ、糸縒れ、糸癖、風等の影響により、
釣糸がスプ−ル後側円筒部3cを越えてロ−タ2側に落ち
ても釣糸侵入防止部2jに入り込んでロ−タ2の前部に形
成した大径の円筒状部2c外周から前側に落ち込むことが
防止される。 【0030】図7は第3実施例で、図7はスプ−ルとロ
−タの要部拡大断面側面図である。 【0031】第3実施例のロ−タ2の前部に金型成形や
金型成形後切削加工で大径の円筒状部2kが形成されると
共に外周先端に環状凸部からなる釣糸侵入防止部2mが形
成されている。環状凸部からなる釣糸侵入防止部2mは金
型成形によって形成してもよい。他の構成は前記第1実
施例と略同一である。 【0032】第3実施例のように魚釣用スピニングリ−
ルが構成されると、釣糸の巻取り操作時や放出操作時
に、釣糸のたるみ、糸縒れ、糸癖、風等の影響により、
釣糸がスプ−ル後側円筒部3cを越えてロ−タ2側に落ち
ても釣糸侵入防止部2mでロ−タ2の前部に形成した大径
の円筒状部2k外周から前側に落ち込むことが防止され
る。 【0033】図8は第4実施例で、図8はスプ−ルとロ
−タの要部拡大断面側面図である。 【0034】第4実施例のロ−タ2の前部に金型成形や
金型成形後切削加工で形成した大径の円筒状部2c外周先
端に段部で円筒状部2cより小径の円筒状部2nと周溝2oが
切削加工で形成されて円筒状部2n外周にボ−ルベアリン
グからなる釣糸侵入防止部28が嵌合されてリング29で抜
け止めされている。スプ−ル3の後側円筒部3c内面も切
削加工でスプ−ル軸15の軸線に対して平行になるよう
に、かつ回転軸芯に対して同一円周状に形成すると、釣
糸侵入防止部28のボ−ルベアリングはスプ−ル3の後側
円筒部3c内面を移動自在に嵌合出来る。円筒状部2nと周
溝2oは金型成形によって形成してもよい。他の構成は前
記第1実施例と略同一である。 【0035】第4実施例のように魚釣用スピニングリ−
ルが構成されると、釣糸の巻取り操作時や放出操作時
に、釣糸のたるみ、糸縒れ、糸癖、風等の影響により、
釣糸がスプ−ル後側円筒部3cを越えてロ−タ2側に落ち
ても釣糸侵入防止部28でロ−タ2の前部に形成した大径
の円筒状部2c外周から前側に落ち込むことが防止され
る。 【0036】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。 【0037】請求項1によれば、ロータの前部に金型成
形後に切削加工で形成した円筒状部外周に環状の凹溝か
らなる釣糸侵入防止部が形成されていると、スプールの
後側円筒部内面との隙間をスプールの前後方向移動位置
に関係なく均一化できるので、スプール位置に関係なく
釣糸の内部への侵入の防止が図れると共に、釣糸がスプ
ール後側円筒部を越えてロータ側に落ちても釣糸侵入防
止部でロータの前部に形成した円筒状部外周から前側に
落ち込むことが防止される。 【0038】 【0039】
スプ−ルに釣糸を巻回する魚釣用スピニングリ−ルに関
する。 【0002】 【従来の技術】従来スピニングリ−ルのロ−タの大径円
筒部の前部外周径は、例えば実公平5−3014号公報のよ
うに後部外周径より小径に形成したリ−ルがある。この
種の形状のリ−ルでは、釣糸の糸巻き張力によってスプ
−ル糸巻き部の変形が起こり易いので、スプ−ル後側円
筒部の内径とロ−タの後部外径を近接することができな
いから、実釣りにおいて、スプ−ルが前進移動するとそ
の間隔が更に開いて、釣糸の巻取り操作時や放出操作時
に、釣糸のたるみ、糸縒れ、糸癖、風等の影響により、
釣糸がスプ−ル後側円筒部を越えてロ−タ側に落ちてス
プ−ル内側に侵入し、さらにロ−タの前部に落ちてスプ
−ル軸に絡み付く等のトラブルが発生し易い欠点があ
る。前記の構成ではトラブルの発生防止のためにロ−タ
の前部に糸落ち防止リングを取り付けているが、部品点
数が多くなると共に組み込み時に手間を要する欠点があ
る。 【0003】又、前記の構成のようにロ−タの大径円筒
部の後部外周径に対して前部外周径を極端に小径に形成
しない場合でも、図9、図10のようにロ−タ2′の成形
時の金型9の凹部9aの抜き勾配aが影響して、ロ−タの
大径円筒部2pの後部外周径に対して前部外周径は小径に
形成される。ロ−タ2′の大径円筒部2pの後部外周径に
対して前部外周径が小径に形成されていると、スプ−ル
3との組合せにおいてスプ−ルが前方に移動する程、ス
プ−ル後側円筒部3c内側面とロ−タの大径円筒部2p外周
面との隙間が大きくなり、釣糸がスプ−ルの内側に侵入
し易くなる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、前方に引き抜く形式の金型成形のままの、スプ−
ルとロ−タを組み合わせて組み立てると、スプ−ルの後
側円筒部内側面に対してロ−タの円筒部外周を近接して
組み立てることが出来ないと共に、ロ−タの成形時の抜
き勾配が影響して、ロ−タの大径円筒部の後部外周径に
対して前部外周径は小径になり、実釣りにおいて、スプ
−ルが前進移動するとその間隔が開き、釣糸の巻取り操
作時や放出操作時に、釣糸がスプ−ルの内側に侵入し易
くなることである。 【0005】本発明の目的は前記欠点に鑑み、ロ−タの
前部に形成した円筒状部の外周をスプ−ル軸線に対して
平行に形成して、スプ−ルの前後方向移動位置に関係な
く均一に後側円筒部内面と近接可能にした魚釣用スピニ
ングリ−ルを提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、ハンドルに連
動回転するロータに設けた釣糸案内部を介してスプール
に釣糸を巻回する魚釣用スピニングリールにおいて、前
記スプールの後側円筒部内に嵌入する前記ロータの前部
に形成した円筒状部の外周を、該ロータの金型成形後に
切削加工して回転軸芯に対して同一円周状に形成する共
に、該円筒状部の外周に環状の凹溝からなる釣糸侵入阻
止部を形成したことを要旨とするものである。 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】請求項1によると本発明は、スプ
−ル3内に嵌入するロ−タ2の前部に金型成形で形成し
た大径の円筒状部2cの外周をスプ−ル軸15の軸線に対し
て平行になるように形成し、スプ−ル3の後側円筒部3c
内面も金型成形や金型成形後切削加工でスプ−ル軸15の
軸線に対して平行になるように、かつ回転軸芯に対して
同一円周状に形成すると、ロ−タ2の前部大径円筒状部
2cの外周とスプ−ル3の後側円筒部3c内面の間隙を可及
的に僅小にすることができると共に、スプ−ル3の前後
方向移動位置に関係なく均一化できて、釣糸の巻取り操
作時や放出操作時に、釣糸のたるみ、糸縒れ、糸癖、風
等の影響により、釣糸がスプ−ル後側円筒部3cを越えて
ロ−タ2側に落ちても釣糸が隙間に入り込むことがな
い。 【0011】請求項2によると本発明は、釣糸の巻取り
操作時や放出操作時に、釣糸のたるみ、糸縒れ、糸癖、
風等の影響により、釣糸がスプ−ル後側円筒部3cを越え
てロ−タ2側に落ちても釣糸侵入防止部2j、2m、28でロ
−タ2の前部に形成した大径の円筒状部2c外周から前側
に落ち込むことが防止される。 【0012】請求項3によると本発明は、ロ−タ2の前
部に金型成形後切削加工で大径の円筒状部2cの外周を形
成すると、スプ−ル軸15の軸線に対して平行になるよう
に、かつ回転軸芯に対して同一円周状に寸法精度を正確
に形成することが出来て、スプ−ル3の後側円筒部3c内
面との間隙を極めて僅小にすることが出来て釣糸の侵入
を簡素な構成で確実に防止出来る。 【0013】請求項4によると本発明は、ロ−タ2の前
部に金型成形後切削加工で大径の円筒状部2cの外周と釣
糸侵入防止部2j、2m、28を形成すると、スプ−ル3の後
側円筒部3c内面との間隙を可及的に僅小にすることが出
来て釣糸の侵入を簡素な構成で確実に防止出来る。 【0014】 【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、図1から図5は第1実施例で、図1は魚釣用スピ
ニングリ−ルの要部断面側面図、図2はスプ−ルとロ−
タの要部拡大断面側面図、図3はロ−タが金型成形され
るロ−タと金型分解斜視図、図4はロ−タが金型成形さ
れるロ−タと金型の分解断面正面図、図5はロ−タが金
型成形されるロ−タと金型の分解断面側面図である。 【0015】魚釣用スピニングリ−ルは、リ−ル本体1
の前部の軸受10で回転軸筒11が回転自在に軸承されると
共に前側に突出されている。軸受10より前側の回転軸筒
11の外周にロ−タ2が嵌合されてナット12で固定されて
いる。回転軸筒11には図示しないピニオンが形成されて
いる。リ−ル本体1と蓋体13に取り付けられた図示しな
い軸受で図示しない駆動歯車が軸支され、駆動歯車の回
動軸に左右交換自在に図示しないハンドル軸が挿入嵌合
されてハンドル軸にハンドル14が取り付けられている。
回転軸筒11のピニオンに駆動歯車が噛合されてロ−タ2
はハンドル14で回転される。前記回転軸筒11の中心孔に
は先端にスプ−ル3が取り付けられたスプ−ル軸15が前
後往復動可能に摺動自在に挿入されている。 【0016】ロ−タ2は金型成形で形成されて筒部2aで
回転軸筒11に取り付けられ、筒部2aと前壁2bと前部に大
径の円筒状部2cと大径の円筒状部2cの後側基部2d、2eの
外周から前方に向けて突出された一対の支持腕2f、2gと
で形成されている。大径の円筒状部2cの外周は金型成形
でスプ−ル軸15の軸線に対して平行になるように形成さ
れている。一対のベ−ル支持腕2f、2gの先端部外側に一
方のベ−ル支持部材16と他方のベ−ル支持部材4がビス
17、18で釣糸巻取位置と釣糸放出位置に反転自在に軸承
されている。一方のベ−ル支持部材16には釣糸案内ロ−
ラからなる釣糸案内部19の取付部20が取り付けられてい
る。他方のベ−ル支持部材4と取付部20の間にベ−ル21
が取り付けられている。スプ−ル3に巻回された図示し
ない釣糸は釣糸案内部19で案内されて引き出される。 【0017】一方の支持腕2f内には、ト−ションバネ22
が設けられて一端が支持腕2f内に、他端がベ−ル支持部
材16に係止されて一方のベ−ル支持部材16と他方のベ−
ル支持部材4と釣糸案内部19の取付部20とベ−ル21を釣
糸巻取位置と釣糸放出位置に振分け付勢するように構成
され、ト−ションバネ22はビス23で固定されたカバ−24
で覆われている。他方のベ−ル支持腕2g内には、一方の
ベ−ル支持部材16と他方のベ−ル支持部材4と釣糸案内
部19の取付部20とベ−ル21を釣糸放出位置から釣糸巻取
位置側に反転させるL字形の反転機能レバ−5が載せら
れている。 【0018】ベ−ル支持腕2g内で反転機能レバ−5はビ
ス25で固定されたカバ−26で覆われている。反転機能レ
バ−5の一端5aはベ−ル支持部材4の穴4aに挿入され、
他端5bは下向きに形成されて基部2eに形成された透孔2h
に挿入されている。反転機能レバ−5の他端5bはリ−ル
本体1に設けられたカム1aに衝接可能に臨まされてい
る。 【0019】スプ−ル3は、図示しない釣糸が巻回され
る外周の釣糸巻回胴部3aと、前側の鍔部3bと、後側大径
の後側円筒部3c等で形成されている。スプ−ル3の後側
円筒部3c内面は金型成形でスプ−ル軸15の軸線に対して
平行になるように形成されている。スプ−ル3内のスプ
−ル軸15の先端には図示しないドラグ機構の制動板と摩
擦板が収容されてスプ−ル軸15の先端の図示しないネジ
部にドラグツマミ27が螺合されている。 【0020】ロ−タ2は前後の金型6、6′と左右の金
型7、7′と上下の金型8、8′で成形されている。前
金型6には筒部2aと前壁2bとベ−ル支持腕2f、2gの先端
下部が成形される突出部6aが形成されている。後金型
6′には筒部2a内の透孔2iと大径の円筒状部2cの内周が
成形される突出部6bが形成されている。左右の金型7、
7′には大径の円筒状部2cの外周が成形される夫々半円
突出部7a、7bが形成されている。上下の金型8、8′に
はベ−ル支持腕2f、2gが形成される夫々凹部8a、8bと凸
部8c、8dが形成されている。 【0021】魚釣用スピニングリ−ルの動作は、一方の
ベ−ル支持部材16と他方のベ−ル支持部材4が釣糸巻取
位置にあって図示しない釣糸がスプ−ル3に巻回される
方向にハンドル14が回転されると、駆動歯車とピニオン
を介して回転軸筒11が回転されてロ−タ2が回転される
と共にスプ−ル軸15とスプ−ル3が直線往復運動され
る。 【0022】仕掛が投擲されて図示しない釣糸が遠方へ
放出される際は、ベ−ル支持部材16、4が釣糸放出位置
に反転されて釣竿が勢いよく振り下ろされる。ベ−ル支
持部材16、4が釣糸放出位置に反転されると、反転機能
レバ−5の他端5bは前進され、この反転機能レバ−5の
他端5bの前進でリ−ル本体1に設けられたカム1aに対し
衝接位置に臨まされる。 【0023】仕掛の投擲後図示しない釣糸がスプ−ル3
に巻回される方向にハンドル14が回転されると、駆動歯
車とピニオンを介して回転軸筒11が回転されてロ−タ2
が正回転される。ロ−タ2が正回転されると、反転機能
レバ−5の他端5bがリ−ル本体1のカム1aに衝接されて
後方に押し戻されてベ−ル支持部材16、4が釣糸巻取位
置に自動的に反転される。 【0024】前記のようにスプ−ル3内に嵌入するロ−
タ2の前部に金型成形で形成した大径の円筒状部2cの外
周をスプ−ル軸15の軸線に対して平行になるように形成
し、スプ−ル3の後側円筒部3c内面も金型成形でスプ−
ル軸15の軸線に対して平行になるように、かつ寸法精度
を正確にするために必要に応じて切削加工で回転軸芯に
対して同一円周状に形成すると、ロ−タ2の大径の円筒
状部2cの外周とスプ−ル3の後側円筒部3c内面の間隙を
可及的に僅小にすることが出来る。 【0025】前記のように魚釣用スピニングリ−ルが構
成されると、ロ−タ2の前部に金型成形で形成した大径
の円筒状部2c外周はスプ−ル軸15の軸線に対して平行に
なるように形成されているので、スプ−ル3の後側円筒
部3c内面との隙間をスプ−ル3の前後方向移動位置に関
係なく均一化できて、釣糸の巻取り操作時や放出操作時
に、釣糸のたるみ、糸縒れ、糸癖、風等の影響により、
釣糸がスプ−ル後側円筒部3cを越えてロ−タ2側に落ち
ても釣糸が隙間に入り込むことがなく、釣糸の内部への
侵入の防止が図れる。 【0026】前記説明では、ロ−タ2の前部の大径の円
筒状部2c外周を金型成形でスプ−ル軸15の軸線に対して
平行になるように形成したが、金型成形後切削加工で回
転軸芯に対して同一円周状に形成して寸法精度を正確に
保持してスプ−ル3の後側円筒部3c内面との隙間を極め
て僅小にしてもよい。切削加工する時には図5でロ−タ
2と左右の金型7、7′の断面斜線の重複部分が切削部
分となる。 【0027】図6は第2実施例で、図6はスプ−ルとロ
−タの要部拡大断面側面図である。 【0028】第2実施例のロ−タ2の前部に金型成形や
金型成形後切削加工で形成した大径の円筒状部2c外周に
切削加工で環状の凹溝からなる釣糸侵入防止部2jが形成
されている。環状の凹溝からなる釣糸侵入防止部2jは金
型成形によって形成してもよい。第2実施例では、スプ
−ル3の後側円筒部3c内面は金型成形のままの内径寸法
でよく、ロ−タ2の前部に形成した大径の円筒状部2c外
周とスプ−ル3の後側円筒部3c内面の隙間は第1実施例
より幾分広くともよい。他の構成は前記第1実施例と略
同一である。 【0029】第2実施例のように魚釣用スピニングリ−
ルが構成されると、釣糸の巻取り操作時や放出操作時
に、釣糸のたるみ、糸縒れ、糸癖、風等の影響により、
釣糸がスプ−ル後側円筒部3cを越えてロ−タ2側に落ち
ても釣糸侵入防止部2jに入り込んでロ−タ2の前部に形
成した大径の円筒状部2c外周から前側に落ち込むことが
防止される。 【0030】図7は第3実施例で、図7はスプ−ルとロ
−タの要部拡大断面側面図である。 【0031】第3実施例のロ−タ2の前部に金型成形や
金型成形後切削加工で大径の円筒状部2kが形成されると
共に外周先端に環状凸部からなる釣糸侵入防止部2mが形
成されている。環状凸部からなる釣糸侵入防止部2mは金
型成形によって形成してもよい。他の構成は前記第1実
施例と略同一である。 【0032】第3実施例のように魚釣用スピニングリ−
ルが構成されると、釣糸の巻取り操作時や放出操作時
に、釣糸のたるみ、糸縒れ、糸癖、風等の影響により、
釣糸がスプ−ル後側円筒部3cを越えてロ−タ2側に落ち
ても釣糸侵入防止部2mでロ−タ2の前部に形成した大径
の円筒状部2k外周から前側に落ち込むことが防止され
る。 【0033】図8は第4実施例で、図8はスプ−ルとロ
−タの要部拡大断面側面図である。 【0034】第4実施例のロ−タ2の前部に金型成形や
金型成形後切削加工で形成した大径の円筒状部2c外周先
端に段部で円筒状部2cより小径の円筒状部2nと周溝2oが
切削加工で形成されて円筒状部2n外周にボ−ルベアリン
グからなる釣糸侵入防止部28が嵌合されてリング29で抜
け止めされている。スプ−ル3の後側円筒部3c内面も切
削加工でスプ−ル軸15の軸線に対して平行になるよう
に、かつ回転軸芯に対して同一円周状に形成すると、釣
糸侵入防止部28のボ−ルベアリングはスプ−ル3の後側
円筒部3c内面を移動自在に嵌合出来る。円筒状部2nと周
溝2oは金型成形によって形成してもよい。他の構成は前
記第1実施例と略同一である。 【0035】第4実施例のように魚釣用スピニングリ−
ルが構成されると、釣糸の巻取り操作時や放出操作時
に、釣糸のたるみ、糸縒れ、糸癖、風等の影響により、
釣糸がスプ−ル後側円筒部3cを越えてロ−タ2側に落ち
ても釣糸侵入防止部28でロ−タ2の前部に形成した大径
の円筒状部2c外周から前側に落ち込むことが防止され
る。 【0036】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。 【0037】請求項1によれば、ロータの前部に金型成
形後に切削加工で形成した円筒状部外周に環状の凹溝か
らなる釣糸侵入防止部が形成されていると、スプールの
後側円筒部内面との隙間をスプールの前後方向移動位置
に関係なく均一化できるので、スプール位置に関係なく
釣糸の内部への侵入の防止が図れると共に、釣糸がスプ
ール後側円筒部を越えてロータ側に落ちても釣糸侵入防
止部でロータの前部に形成した円筒状部外周から前側に
落ち込むことが防止される。 【0038】 【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの要部
断面側面図である。 【図2】同スプ−ルとロ−タの要部拡大断面側面図であ
る。 【図3】同ロ−タが金型成形されるロ−タと金型分解斜
視図である。 【図4】同ロ−タが金型成形されるロ−タと金型の分解
断面正面図である。 【図5】同ロ−タが金型成形されるロ−タと金型の分解
断面側面図である。 【図6】第2実施例で、スプ−ルとロ−タの要部拡大断
面側面図である。 【図7】第3実施例で、スプ−ルとロ−タの要部拡大断
面側面図である。 【図8】第4実施例で、スプ−ルとロ−タの要部拡大断
面側面図である。 【図9】従来の魚釣用スピニングリ−ルの要部断面側面
図である。 【図10】同ロ−タが金型成形されるロ−タと金型の分解
断面側面図である。 【符号の説明】 2 ロ−タ 2c、2k 円筒状部 2j、2m、28 釣糸侵入防止部 3 スプ−ル 3c 後側円筒部 6、6′、7、7′、8、8′ 金型 14 ハンドル 15 スプ−ル軸 19 釣糸案内部
断面側面図である。 【図2】同スプ−ルとロ−タの要部拡大断面側面図であ
る。 【図3】同ロ−タが金型成形されるロ−タと金型分解斜
視図である。 【図4】同ロ−タが金型成形されるロ−タと金型の分解
断面正面図である。 【図5】同ロ−タが金型成形されるロ−タと金型の分解
断面側面図である。 【図6】第2実施例で、スプ−ルとロ−タの要部拡大断
面側面図である。 【図7】第3実施例で、スプ−ルとロ−タの要部拡大断
面側面図である。 【図8】第4実施例で、スプ−ルとロ−タの要部拡大断
面側面図である。 【図9】従来の魚釣用スピニングリ−ルの要部断面側面
図である。 【図10】同ロ−タが金型成形されるロ−タと金型の分解
断面側面図である。 【符号の説明】 2 ロ−タ 2c、2k 円筒状部 2j、2m、28 釣糸侵入防止部 3 スプ−ル 3c 後側円筒部 6、6′、7、7′、8、8′ 金型 14 ハンドル 15 スプ−ル軸 19 釣糸案内部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ハンドルに連動回転するロータに設けた釣
糸案内部を介してスプールに釣糸を巻回する魚釣用スピ
ニングリールにおいて、前記スプールの後側円筒部内に
嵌入する前記ロータの前部に形成した円筒状部の外周
を、該ロータの金型成形後に切削加工して回転軸芯に対
して同一円周状に形成する共に、該円筒状部の外周に環
状の凹溝からなる釣糸侵入阻止部を形成したことを特徴
とする魚釣用リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11447197A JP3461104B2 (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 魚釣用スピニングリ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11447197A JP3461104B2 (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 魚釣用スピニングリ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10286047A JPH10286047A (ja) | 1998-10-27 |
JP3461104B2 true JP3461104B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=14638574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11447197A Expired - Fee Related JP3461104B2 (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 魚釣用スピニングリ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3461104B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-16 JP JP11447197A patent/JP3461104B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10286047A (ja) | 1998-10-27 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |