JP3460887B2 - 無線機 - Google Patents

無線機

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JP3460887B2
JP3460887B2 JP08543995A JP8543995A JP3460887B2 JP 3460887 B2 JP3460887 B2 JP 3460887B2 JP 08543995 A JP08543995 A JP 08543995A JP 8543995 A JP8543995 A JP 8543995A JP 3460887 B2 JP3460887 B2 JP 3460887B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、広い帯域を持ち、か
つ高い利得を持つ無線機、特に携帯無線機のアンテナに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10に従来の携帯無線機用アンテナの
一例を示す。この例はマイクロストリップアンテナ10
0に固定コンデンサ103を接続し、共振周波数を調整
できる形式のアンテナを持った携帯無線機の場合を示
す。つまり、マイクロストリップアンテナ100は放射
金属板101Aと、グランド金属板101Bおよびこれ
らの間に挟み込んだ誘電体102とによって構成され
る。固定コンデンサ103は放射金属板101Aとグラ
ンド金属板101Bの間に接続され、この固定コンデン
サ103の容量を適当に選ぶことにより、アンテナの共
振周波数を調整している。その他の構成としては104
は給電線、105は内部無線回路、106は筐体であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構造である
ので、アンテナはマイクロストリップアンテナとして動
作し、かつ固定コンデンサ103によって共振周波数が
調整できる。しかしながらアンテナは、比較的利得が高
いが非常に帯域が狭く、かつ単一の周波数でしか共振し
ないという欠点をもっていた。このため、広い帯域を確
保するには、アンテナの形状をより大きくするか、利得
を低下させなければならなかった。
【0004】従って、従来のマイクロストリップアンテ
ナを有する無線機では、非常に帯域が狭く、かつ単一の
周波数でしか共振せず、広い帯域を確保するには、アン
テナの形状をより大きくするか、利得を低下させなけれ
ばならないという欠点を有していた。この発明の目的
は、広い帯域を持ち、かつ高い利得のアンテナをもつ無
線機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では、互いに対
向して配置された放射金属板とグランド金属板とによっ
て構成されたマイクロストリップアンテナと、筐体内に
収納された内部無線回路と、これら内部無線回路と上記
マイクロストリップアンテナとの間を接続する給電線と
を具備して構成される無線機において、マイクロストリ
ップアンテナを構成する放射金属板とグランド金属板と
の間に、マイクロストリップアンテナの最低共振周波数
の波長の約1/4の奇数倍の長さに選定され、他端が開
放された先端開放線路の端部を接続した構成としたもの
である。
【0006】
【作 用】この発明による無線機によれば、先端開放線
路を接続することにより、この先端開放線路はマイクロ
ストリップアンテナの最低共振波長では短絡状態に見え
るため、マイクロストリップアンテナを構成する放射金
属板とグランド金属板は短絡されて逆Fアンテナとして
動作する。これと共に最低共振波長の約2倍の周波数近
くでは、先端開放線路は開放状態に見える。従って、こ
の周波数ではマイクロストリップアンテナとして動作す
る。この結果、2つの共振周波数で共振し、かつその共
振周波数は可変容量素子に外部電圧を与えることにより
可変できるので、広い帯域を持ち、かつ高い利得を持つ
無線機を提供することができる。
【0007】
【実施例】
実施例1 図1はこの発明の請求項1で提案する無線機の実施例を
示す。この発明ではマイクロストリップアンテナをマイ
クロストリップ形と逆F形の両方のモードで動作させ、
さらに可変容量素子によって共振周波数を可変させるも
のである。ここで、1はマイクロストリップアンテナ、
1Aは放射金属板、1Bはグランド金属板、2は誘電
体、3は先端が開放された先端開放線路、4は電圧で制
御される可変容量素子、5は給電線、6は内部回路、7
は筐体、8は先端開放線路3の放射金属板1Aへの接続
点、9は給電線5の接続点、10は可変容量素子に電圧
を加えて制御する電圧制御回路、11は内部無線回路、
12は直流阻止回路である。
【0008】この図において、グランド金属板は放射金
属よりやや大きな方形となっているが、これは、グラン
ド金属板の最低限必要な大きさを示したもので、この大
きさ以上であれば良く、形状も限定されるものではな
い。従って、グランド金属板が無線機全体をおおうケー
スとなっていても良い。この条件はすべての実施例にお
いて共通である。
【0009】このような構成とすることにより、マイク
ロストリップアンテナ1はマイクロストリップ形と逆F
形の両方のモードで動作することになる。従って、この
発明によれば2つの共振周波数で共振し、かつ可変容量
素子4に外部電圧を加えることができるので、可変容量
素子の容量を少し変えるだけで容易に共振周波数を変え
られる。従って、広い帯域を持ち、かつ高い利得のアン
テナを持つ無線機を提供できる。
【0010】このことを確かめるために、実施例1のも
のについて実験を行った結果を図2に示す。これは、先
端開放線路3を接続することにより、0.8GHz付近とそ
の約2倍の1.7GHz付近で共振させることができる。さ
らにそれぞれを可変容量素子4で共振周波数を変えるよ
うにし、希望する共振周波数として0.8GHzと1.5GHz
を得ようとするものである。
【0011】ここで、実験を行ったアンテナの放射金属
板1Aの寸法は38×27×5mm,先端開放線路3の長
さは5.5cm,可変容量素子4はバリキャップを用いた。
また可変容量素子4を図1に示すように給電線5を接続
した辺に直交する辺の中央に接続した。図2Aは可変容
量素子4の容量を1pF,図2Bは0.7pF,図2Cは
3pFとした場合である。これらの結果から明らかなよ
うに、可変容量素子4の容量を変えることにより、0.8
と1.5GHzで共振し、さらに0.8GHzではわずかな可変
容量素子4の容量Cの変化で共振周波数を約10MHz移
動させることができることがわかる。この場合、0.8G
Hzよりも1.5GHzの方が可変容量素子4の容量Cが大き
いことが特徴である。
【0012】このことは、アンテナ自体ですでに0.8G
Hzと1.7GHz近辺で2共振をしており、可変容量素子4
の容量Cを大きくしていくと、図2のBからAに示すよ
うに、低い方(0.8GHz)の共振周波数が下がってい
き、さらに可変容量素子4の容量Cを大きくしていく
と、図2のCのように、高い方の共振周波数が下がって
いき1.5GHz付近に現れると考えられる。
【0013】すなわち、これは高い方の共振を作るマイ
クロストリップ形と低い方の共振を作る逆F形の両方の
モードで動作しており、さらに可変容量素子4によって
これらの共振周波数の調整が可能であるアンテナである
といえる。これは、低い周波数の波長で約1/4とした
先端開放線路3を接続していることが理由である。すな
わち、低い周波数においては、先端開放の1/4波長線
路3は短絡線路と等価であるので、図1における線路の
接続点(記号8)で、放射金属板1Aとグランド金属板
1Bとの間が短絡線で結ばれているのと等価になるか
ら、この点がショートピンとなった逆Fアンテナとして
動作する。そして、この逆Fアンテナの共振周波数は可
変容量素子4の容量Cにより調整が可能である。
【0014】一方、低い周波数の約2倍(1.7GHz)の
周波数では、先端開放線路3は1/2波長線路となり、
先端開放線路3が存在しないのと等価であるので、図1
における先端開放線路3の接続点(記号8)で、放射金
属板1Aとグランド金属板1Bとの間になにも存在して
いないのと等価になり、マイクロストリップアンテナと
して動作する。そして、このマイクロストリップアンテ
ナの周波数も可変容量素子4の容量により調整が可能で
ある。従って0.8GHzと1.5GHzは正確に波長が2倍に
ならないが、上記の理由により可変容量素子4の容量C
を調整して、0.8GHzと1.5GHzで共振させることがで
きる。
【0015】この動作を明らかにするために実施例1の
ものについてさらに実験を行った結果を図3および図4
に示す。マイクロストリップ形と逆F形の両方のモード
で動作させているのは先端開放線路3であるので、図3
では可変容量素子4の容量を1pFとして、図3Aは先
端開放線路3あり、と図3Bは先端開放線路3を無く
し、その点に短絡線を付けた場合、図4では可変容量素
子4の容量を3pFとして、図4Aは先端開放線路3あ
り、と図4Bは先端開放線路3を無くした場合である。
図3から明らかなように、図3Aは先端開放線路3あ
り、と図3Bは先端開放線路3を無くし、その点に短絡
線を付けた場合とでほぼ同じ共振周波数となり、スミス
チャートでも比較的近い軌跡を描いている。ただし、本
例の場合は完全に0.8GHzと1.5GHzで波長が2倍にな
らないので、0.8GHzでは先端開放線路3が完全な短絡
線と見えず、やや誘導性に見えているようである。この
ため、スミスチャートの軌跡は、先端開放線路3であり
の場合が短絡線の場合に比べてやや小さくなっている。
【0016】一方、図4では、図4Aは先端開放線路3
であり、と図4Bは先端開放線路3の無しとで、ほぼ同
じ共振周波数となり、スミスチャートでもほぼ同じ軌跡
を描いている。これは正に先端開放線路3が完全な開
放、すなわち、なにもない状態と等価であることを示し
ている。従って、この実験の結果より、先端開放線路3
は低い周波数ではほぼ短絡、高い周波数ではほぼ開放に
見えており、さらに可変容量素子4の容量Cを調整し
て、任意の2点で共振させることができることが実証さ
れた。
【0017】さらに、図1に示した構成によれば、放射
金属板1Aとグランド金属板1Bは直流的に切り離され
ているので、給電線5に重畳させるように直流のバイア
スをかけることができる。すなわち、全くアンテナに信
号線を接続せずに可変容量素子4の容量Cを可変させる
ことが可能となるので、可変容量素子4を用いたことに
よるアンテナ特性の変化がない。この例では、内部回路
6として受信機、送信機等の内部無線回路11とバイア
ス電圧を制御する電圧制御回路10とを設け、内部無線
回路11はコンデンサなどの直流を切る直流阻止回路1
2を通し、電圧制御回路10と並列に給電線5に接続し
ている。これにより使用する周波数の変化に応じてバイ
アス電圧を制御すれば、常に最も良い整合状態でアンテ
ナを動作させることができる。さらに、制御機能として
アンテナのVSWRを監視し、携帯電話のように、人が
近づいた場合などにVSWRが悪くなった場合にバイア
スを調整するようにすれば、さらにどんな場合において
も最も良い整合状態でアンテナを動作させることができ
る。
【0018】以上説明したように、図1に示した構成に
よれば2つの共振周波数で共振し、かつ容易に共振周波
数を外部電圧により可変できるので、広い帯域を持ち、
かつ高い利得を持つ無線機を提供できる。なお、この例
では可変容量素子4を一つとしたが、これは複数あって
も全く効果は同じである。
【0019】実施例2 図5はこの発明の第2の実施例を示す。この例では図5
Bに示すように、先端開放線路3をマイクロストリップ
線路によって構成した場合を示す。マイクロストリップ
線路は、グランド金属板1Bの裏に絶縁材を介してメア
ンダライン状(曲がりくねった形状)に形成し、さらに
放射金属板1AをL字に折り曲げたものである。ここ
で、符号1〜7は実施例1と同様であり、3はマイクロ
ストリップ線路によって構成した先端開放線路、6は内
部回路を示す。この内部回路6の内部には電圧制御回路
10,内部無線回路11,直流阻止回路12が存在する
が、この図では、これらの回路は省略してある。
【0020】この場合は、先端開放線路3をマイクロス
トリップ線路とし、アンテナの投影面積内にメアンダラ
イン状に構成してあるので、大きなスペースを取ること
がなく、コンパクトに構成できる。また、放射金属板1
AをL字に曲げてあるので、可変容量素子4をグランド
金属板1Bから立ち上がるよう設置できるので、他の基
板上部品と同様の工程で製造できるので製造工程が容易
になると共に、放射金属板1Aの長さも稼ぐことができ
る。さらに、電気特性は全く変わらず、効果は同じであ
ることは明らかである。
【0021】なお、この例では先端開放線路3をマイク
ロストリップ線路とし、グランド金属板1Bの裏にメア
ンダライン状に構成したが、グランド金属板1Bの表
(放射金属板1Aとグランド金属板1Bの間)に形成し
てもよい。 実施例3 図6はこの発明の第3の実施例を示す。この例では先端
開放線路3を構成するマイクロストリップ線路を図6B
に示すように、放射金属板1Aの表面側にメアンダライ
ン状に形成し、さらに放射金属板1AをL字に折り曲げ
た場合を示す。ここで、図6に示す符号1〜7は実施例
1と同様であり、先端開放線路3をマイクロストリップ
線路で構成する。6は内部回路であり、この内部に電圧
制御回路10,内部無線回路11,直流阻止回路12が
存在する。
【0022】この場合も、先端開放線路3をマイクロス
トリップ線路とし、アンテナの投影面積内にメアンダラ
イン状に形成してあるので、大きなスペースを取ること
が無く、コンパクトに構成することができる。さらに、
電気特性は全く変わらず、効果は同じである。なお、こ
の例では先端開放線路3をマイクロストリップ線路によ
って構成し、放射金属板1Aの表面にメアンダライン状
に形成したが、放射金属板1Aの裏面(放射金属板1A
とグランド金属板1Bの間)に形成してもよい。
【0023】実施例4 図7はこの発明の第4の実施例を示す。この例では先端
開放線路3に対応するマイクロストリップ線路3′を絶
縁材2′を介して放射金属板1Aの表面側にメアンダラ
イン状に形成し、その両端をグランド金属板1Bに接続
したものである。ここで、符号1〜7は実施例3と同様
であり、8,8′はマイクロストリップ線路3′の両端
の接続点である。この場合も6の内部回路に電圧制御回
路、内部無線回路、直流阻止回路が存在している。
【0024】この場合、マイクロストリップ線路3′
両端は、互いに一方からもう他方の端を見たとき、低い
周波数では両端とも放射金属板1Aに対して短絡、その
約2倍の高い周波数では両端とも放射金属板1Aに対し
て開放に見える。従って、低い周波数において接続点
8,8′で放射金属板1Aとグランド金属板1Bは短絡
したアンテナ(M形アンテナ)となり、高い周波数では
通常のマイクロストリップアンテナとして動作する。こ
れによって低い周波数でも偏波がそろうので、単一偏波
のアンテナを構成できる。さらにこの例では、より共振
周波数の自由度を増すために可変容量素子4を2ヶ所に
設置して、その可変容量の幅を大きくしている。
【0025】従って、本構成によっても2つの共振周波
数で共振し、かつ容易に共振周波数を外部電圧により可
変できるので、広い帯域を持ち、かつ高い利得を持ち、
単一偏波を放射する無線機を提供できる。 実施例5 図8はこの発明の第5の実施例を示す。この例では、先
端開放線路3に対応するマイクロストリップ線路3′
グランド金属板1Bの裏面にメアンダライン状に形成
し、その両端を放射金属板1Bに接続し、さらに放射金
属板1Aの両側辺に給電線5′,5″を接続したもので
ある。ここで、符号1〜7は実施例3と同様であり、
6,6′は共振周波数が異なる2つの内部無線回路、
8,8′はマイクロストリップ線路の両端の接続点、
9,9′は各周波数の給電点、13はグランド金属板1
Bからほぼ垂直に立ち上がる金属板である。この場合、
6′または6″の内部回路の中に電圧制御回路、内部無
線回路、直流阻止回路が存在している。
【0026】この構成では、マイクロストリップ線路
3′の動作は図7の場合と同じであるが、各周波数、す
なわち、M形アンテナとマイクロストリップアンテナの
動作モードの違いから、最適な給電点位置が同一でない
場合、各モードで最適な給電点となる2本の給電線
5′,5″を設置したものである。この場合、各給電線
5′,5″の長さ、内部回路6′,6″のインピーダン
スを調整する。低い周波数で見た、高い周波数の給電
線、例えば5′および低高い周波数で見た、高低い周波
数の給電線6″が、それぞれ開放状態(インピーダンス
無限大でなにも接続されていないのと同じ状態)になる
ように、その電気長を調整する必要がある。
【0027】また、この場合、グランド金属板1Bから
小型金属板13を立ち上げて、そこに可変容量素子4を
設置しているので、放射開口面がグランド金属板1Bよ
り高くなり、容易に可変容量素子4を設置できるととも
に、アンテナ効率が上昇すると考えられる。従って、こ
の構成により、2つの共振周波数で共振でき、かつ容易
に共振周波数を外部電圧により可変できるので、広い帯
域を持ち、かつ高い利得を持ち、各周波数で最適な整合
状態となる無線機を提供できる。
【0028】実施例6 図9はこの発明の第6の実施例を示す。この例では図8
に示した構成において、給電線を1本としてた場合であ
る。すなわち、M形アンテナとマイクロストリップアン
テナとして動作するが、どちらかを主体として給電線を
設置するものであり、実施例5のように給電線や、内部
回路のインピーダンスの調整は必要ない。
【0029】この例においても効果は全く同じであり、
2つの共振周波数で共振し、かつ容易に共振周波数を外
部電圧により可変できるので、広い帯域を持ち、かつ高
い利得を持つ無線機を提供できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
マイクロストリップアンテナに先端開放線路3を接続し
ただけの構成により、マイクロストリップアンテナとし
て動作する状態と、放射金属板1Aとグンランド金属板
1Bの双方を電気的に短絡した逆FアンテナあるいはM
型アンテナとして動作する状態とに切り替えることがで
きる。このモード切替えによって2つの周波数で共振さ
せることができる。しかも、この2つの共振周波数を可
変容量素子4の容量を制御することによって調整するこ
とができるから、実用できる周波数帯域が広いアンテナ
を得ることができる。よって実用帯域幅が広く利得が高
いアンテナを持つ無線機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の請求項1で提案する無線機の実施例
を説明するための斜視図。
【図2】図1の動作を説明するための特性曲線図。
【図3】図1の動作を説明するための特性曲線図。
【図4】図3と同様の特性曲線図。
【図5】この出願の変形実施例を示すAは斜視図および
Bは断面図。
【図6】この出願の変形実施例を示すAは斜視図および
Bは断面図。
【図7】この出願の変形実施例を示す斜視図。
【図8】この出願の変形実施例を示すAは斜視図、Bは
断面図。
【図9】この出願の更に他の変形実施例を示す、Aは斜
視図、Bは断面図。
【図10】従来の技術を説明するための斜視図。
【符号の説明】
1 マイクロストリップアンテナ 1A 放射金属板 1B グランド金属板 2 誘電体 3 先端開放線路3′ 先端開放線路に対応するマイクロストリップ線路 4 可変容量素子 5,5′,5″ 給電線 6,6′,6″ 内部回路 7 筐体 8,8′ 接続点 9,9′ 接続点 10 電圧制御回路 11 内部無線回路 12 直流阻止回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−30322(JP,A) 特開 平6−177637(JP,A) 特開 平2−124605(JP,A) 特開 平2−308604(JP,A) 特開 平7−162226(JP,A) 特開 昭63−294107(JP,A) 特開 昭56−715(JP,A) 特開 昭60−182203(JP,A) 特開 昭56−714(JP,A) 特開 昭58−29204(JP,A) 特開 昭62−279704(JP,A) 特開 昭61−81001(JP,A) 実開 平7−1619(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/24 H01Q 13/08 H04B 1/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一辺が互いに対向して配置さ
    れた放射金属板及びグランド金属板とによって構成され
    たマイクロストリップアンテナと、筐体内に収納された
    内部無線回路と、上記マイクロストリップアンテナを構
    成する放射金属板及びグランド金属板の互いに対向する
    辺に一方の導電線と他方の導電線の各一端が接続され、
    他端が上記内部無線回路に接続された給電線とを具備し
    て構成される無線機において、 上記マイクロストリップアンテナを構成する放射金属板
    とグランド金属板の上記給電線が接続された辺と同一の
    辺のそれぞれに上記マイクロストリップアンテナの最低
    共振波長の約1/4の奇数倍の長さに選定され、他端
    2線間が開放された先端開放線路の端部をそれぞれ接続
    し、上記放射金属板とグランド金属板の上記給電線が接
    続された辺と直交する辺において上記放射金属板とグラ
    ンド金属板との間に可変容量素子を接続すると共に、上
    記給電線と内部無線回路との接続点側に電圧制御回路を
    接続し、この電圧制御回路によって上記可変容量素子に
    与える電圧を制御し、アンテナの共振周波数を制御でき
    る構成としたことを特徴とする無線機。
  2. 【請求項2】 請求項記載の無線機において、上記放
    射金属板及びグランド金属板の上記給電線を接続した辺
    と直交する辺に近接するように、小型金属板をグランド
    金属板よりほぼ直角に立ち上げ、小型金属板の一辺と、
    これに近接した放射金属板の一辺に可変容量素子の両端
    子を接続したことを特徴とする無線機。
  3. 【請求項3】 請求項記載の無線機において、放射金
    属板がL字形に折り曲げられて端辺がグランド金属板に
    近接して配置され、この近接した辺とグランド金属板と
    に可変容量素子の両端子を接続したことを特徴とする無
    線機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至記載の何れかの無線機に
    おいて、上記先端開放線路を上記放射金属板の一方の面
    形成したマイクロストリップ線路によって構成したこ
    とを特徴とする無線機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至記載の何れかの無線機に
    おいて、上記先端開放線路を上記グランド金属板の一方
    の面に形成したマイクロストリップ線路によって構成し
    たことを特徴とする無線機。
  6. 【請求項6】 少なくとも一辺が互いに対向して配置さ
    れた放射金属板及びグランド金属板とによって構成され
    たマイクロストリップアンテナと、筐体内に収納された
    内部無線回路と、上記マイクロストリップアンテナを構
    成する放射金属板及びグランド金属板の互いに対向する
    辺に一方の導電線と他方の導電線の各一端が接続され、
    他端が上記内部無線回路に接続された給電線とを具備し
    て構成される無線機において、 上記マイクロストリップアンテナを構成するグランド金
    属板の上記給電線が接続された辺と同一の辺に上記マイ
    クロストリップアンテナの最低共振波長の約1/4の奇
    数倍の長さに選定されて、上記放射金属板の一方の面に
    形成されたマイクロストリップラインの一方の端部が接
    続され、上記マイクロストリップラインの他方の端部を
    上記グランド金属板の上記給電線を接続した辺と対向す
    る辺に接続し、上記放射金属板とグランド金属板の上記
    給電線を接続した辺と直交する辺において、上記放射金
    属板とグランド金属板との間に可変容量素子を接続する
    と共に、上記給電線と内部無線回路との接続点側に電圧
    制御回路を接続し、この電圧制御回路によって上記可変
    容量素子に与える電圧を制御し、アンテナの共振周波数
    を制御できる構成としたことを 特徴とする無線機。
  7. 【請求項7】 少なくとも一辺が互いに対向して配置さ
    れた放射金属板及びグランド金属板とによって構成され
    たマイクロストリップアンテナと、筐体内に収納された
    内部無線回路と、上記マイクロストリップアンテナを構
    成する放射金属板及びグランド金属板の互いに対向する
    辺に一方の導電線と他方の導電線の各一端が接続され、
    他端が上記内部無線回路に接続された給電線とを具備し
    て構成される無線機において、 上記マイクロストリップアンテナを構成する放射金属板
    の上記給電線が接続された辺と同一の辺に上記マイクロ
    ストリップアンテナの最低共振波長の約1/4の奇数倍
    の長さに選定されて、上記グランド金属板の一方の面に
    形成されたマイクロストリップラインの一方の端部を接
    続し、上記マイクロストリップラインの他方の端部を上
    記放射金属板の上記給電線を接続した辺と対向する辺に
    接続し、上記放射金属板とグランド金属板の上記給電線
    を接続した辺と直交する辺におい て、上記放射金属板と
    グランド金属板との間に可変容量素子を接続すると共
    に、上記給電線と内部無線回路との接続点側に電圧制御
    回路を接続し、この電圧制御回路によって上記可変容量
    素子に与える電圧を制御し、アンテナの共振周波数を制
    御できる構成としたことを 特徴とする無線機。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7記載の無線機の何れかに
    おいて、放射金属板の上記給電線が接続された辺と平行
    する辺に第2の給電線のプラス端子を接続し、その直下
    のグランド金属板にこの第2の給電線のマイナス端子が
    接続され、第2の給電線の放射金属板に接続されていな
    い端は第2の直流素子回路を通して第2の内部無線回路
    に接続されていることを特徴とする無線機。
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