JP2014082758A - アンテナ装置およびアンテナ装置の設置方法 - Google Patents

アンテナ装置およびアンテナ装置の設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】放射素子を金属部材上に配置した場合にも給電線の配置状態によって放射特性が低減される事態を抑制できるようにする。
【解決手段】アンテナ装置1は、放射素子11と、放射素子11から引き出された給電線12とを備え、給電線12の少なくとも一部は、設置対象部材2の設置面に対して離れるように配置されている。放射素子11は、例えば表面が平坦な基材の表面に形成されている。放射素子11は、同一平面上に配置され,例えば、導体ワイヤーあるいは導体フィルムにて形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車載用として使用されるアンテナ装置およびアンテナ装置の設置方法に関するものである。
近年、携帯電話やスマートフォンなど、通信機能を有する携帯機器の増加に伴って、無線通信用のアンテナ装置の需要が増加している。アンテナ装置は、上記携帯機器の他、カーナビ、パソコンあるいは専用ポータブルテレビなど多種多様な受信機に搭載され、小型化および高性能化が進められている。
例えば、特許文献1に記載されているアンテナ装置は、VHF放送帯域やUHF地上デジタル放送帯域といった、低周波帯域側の電波、高周波帯域側の電波のいずれを送受信する場合であっても、それぞれの電波に関する高い放射利得を実現し、VSWR特性を向上して、使用可能帯域を拡大できるようになっている。
WO2011/087123号公報(2011年7月21日公開)
特許文献1に記載されているアンテナ装置は、上記のように、小型かつ高性能なものとなっている。しかしながら、本願発明者は、上記アンテナ装置では、例えば自動車のルーフ等の金属部材上に放射素子を配置した場合において、放射素子と接続された給電線の配置状態によっては、放射特性が低減してしまうことを見出した。
したがって、本発明は、放射素子を金属部材上に配置した場合であっても、放射素子と接続された給電線の配置状態により放射特性が低減される事態を抑制し、所望の放射特性を維持することができるアンテナ装置およびアンテナ装置の設置方法の提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明のアンテナ装置は、放射素子と、前記放射素子から引き出され、前記放射素子を前記放射素子の接続対象装置に接続する給電線とを備え、前記給電線の少なくとも一部は、前記給電線が設置される設置対象部材の設置面から離れるように配置されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、放射素子から引き出され、放射素子を放射素子の接続対象装置に接続する給電線の少なくとも一部は、給電線が設置される設置対象部材の設置面から離れるように配置されている。これにより、アンテナ装置における放射特性の低減を抑制することができる。
また、本発明のアンテナ装置は、放射素子と、前記放射素子から引き出され、前記放射素子を前記放射素子の接続対象装置に接続する給電線と、前記給電線の少なくとも一部を前記給電線が設置される設置対象部材の設置面から離れるように支持する支持部材とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、放射素子から引き出され、放射素子を放射素子の接続対象装置に接続する給電線の少なくとも一部は、支持部材によって、給電線が設置される設置対象部材の設置面から離れるように支持される。これにより、アンテナ装置における放射特性の低減を抑制することができる。
また、本発明のアンテナ装置は、放射素子と、前記放射素子から引き出され、前記放射素子を前記放射素子の接続対象装置に接続する給電線とを備え、前記給電線の少なくとも一部は、前記給電線が設置される設置対象部材の端縁部において前記端縁部に沿って、もしくは前記設置対象部材から離れた、前記端縁部の近傍位置において前記端縁部に沿って配置されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、放射素子から引き出され、放射素子を放射素子の接続対象装置に接続する給電線の少なくとも一部は、給電線が設置される設置対象部材の端縁部において端縁部に沿って配置される。あるいは設置対象部材から離れた、設置対象部材の端縁部の近傍位置において端縁部に沿って配置されている。これにより、アンテナ装置における放射特性の低減を抑制することができる。
また、本発明のアンテナ装置は、放射素子と、前記放射素子から引き出され、前記放射素子を前記放射素子の接続対象装置に接続する給電線と、前記給電線の少なくとも一部を、前記給電線が設置される設置対象部材の端縁部において前記端縁部に沿って配置されるように、もしくは前記設置対象部材から離れた、前記端縁部の近傍位置において、前記端縁部に沿って配置されるように支持する支持部材とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、放射素子から引き出され、放射素子を放射素子の接続対象装置に接続する給電線の少なくとも一部は、支持部材に支持されて、給電線が設置される設置対象部材の端縁部において端縁部に沿って配置される。あるいは支持部材に支持されて、設置対象部材から離れた、設置対象部材の端縁部の近傍位置において端縁部に沿って配置される。これにより、アンテナ装置における放射特性の低減を抑制することができる。
上記のアンテナ装置は、前記放射素子と前記接続対象装置とを収容する筐体を備え、前記放射素子と前記接続対象装置とは、前記筐体の底壁上面の方向に並ぶように、筐体内に配置され、前記給電線は、前記放射素子との接続部から、前記筐体の側面における前記放射素子側の位置を貫通して前記筐体の外部に引き出され、前記筐体の前記側面における前記接続対象装置側の位置を貫通して前記筐体の内部に引き込まれ、前記接続対象装置との接続部に達している構成としてもよい。
上記の構成によれば、放射素子と放射素子の接続対象装置とを収容する筐体を設置した状態において、放射素子と接続対象装置とを接続する給電線の少なくとも一部を、放射素子、接続対象装置および給電線が設定される設置対象部材の設置面から容易に離すことができ、アンテナ装置における放射特性の低減を確実に抑制することができる。
上記のアンテナ装置において、前記放射素子は、一端から他端に連続する導電性経路を有し、前記導電性経路の両端側に給電部が形成され、前記導電性経路の一端側である第1の根本部、前記導電性経路の他端側である第2の根本部、およびこれら第1の根本部と第2の根本部との間の中間部を有し、前記給電部は、前記第1の根本部および前記第2の根本部に形成され、前記第1の根本部および前記第2の根本部は、前記給電部を取り囲むように配置され、かつ前記導電性経路が形成されている領域のうちの一部の領域である第1の領域に形成され、前記第1の領域における、前記第1の根本部と前記第2の根本部との前記中間部と直接接続されている後端直線部は互いに反対方向に延びており、前記第1の根本部と前記第2の根本部との少なくとも一方には、前記給電部に接続される給電線と重畳する位置における幅が他の位置よりも広くなっている幅広部が形成されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、放射素子の高い放射利得を実現させながら、そのVSWR特性を向上させることができ、放射素子の使用可能領域を拡大することができる。
また、本発明のアンテナ装置の設置方法は、放射素子から引き出され、前記放射素子を前記放射素子の接続対象装置に接続する前記給電線の少なくとも一部を金属部材の面から離して配置することを特徴としている。
上記の構成によれば、放射素子から引き出された給電線の少なくとも一部は金属部材の面から離して配置される。これにより、アンテナ装置における放射特性の低減を抑制することができる。
また、本発明のアンテナ装置の設置方法は、放射素子から引き出され、前記放射素子を前記放射素子の接続対象装置に接続する前記給電線の少なくとも一部を、前記給電線が設置される金属部材の端縁部において前記端縁部に沿って、もしくは前記金属部材から離れた、前記端縁部の近傍位置において前記端縁部に沿って配置することを特徴としている。
上記の構成によれば、放射素子から引き出され、放射素子を放射素子の接続対象装置に接続する給電線の少なくとも一部は、給電線が設置される金属部材の端縁部において端縁部に沿って配置される。あるいは、金属部材から離れた、金属部材の端縁部の近傍位置において端縁部に沿って配置される。これにより、アンテナ装置における放射特性の低減を抑制することができる。
上記のアンテナ装置の設置方法において、前記放射素子は、一端から他端に連続する導電性経路を有し、前記導電性経路の両端側に給電部が形成され、前記導電性経路の一端側である第1の根本部、前記導電性経路の他端側である第2の根本部、およびこれら第1の根本部と第2の根本部との間の中間部を有し、前記給電部は、前記第1の根本部および前記第2の根本部に形成され、前記第1の根本部および前記第2の根本部は、前記給電部を取り囲むように配置され、かつ前記導電性経路が形成されている領域のうちの一部の領域である第1の領域に形成され、前記第1の領域における、前記第1の根本部と前記第2の根本部との前記中間部と直接接続されている後端直線部は互いに反対方向に延びており、前記第1の根本部と前記第2の根本部との少なくとも一方には、前記給電部に接続される給電線と重畳する位置における幅が他の位置よりも広くなっている幅広部が形成されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、放射素子の高い放射利得を実現させながら、そのVSWR特性を向上させることができ、放射素子の使用可能領域を拡大することができる。
本発明の構成によれば、アンテナ装置における放射特性の低減を抑制することができる。
本発明の実施の形態におけるアンテナ装置の構成を示す概略の斜視図である。 図1に示した放射素子の一例を示す平面図である。 図1に示した巻込部の拡大図である。 図1に示した放射素子の他の例を示す平面図である。 図1に示したアンテナ装置における放射特性の測定に使用した構成を示す斜視図である。 図1に示したアンテナ装置における放射特性を測定する場合における給電線の配置状態を示す正面図である。 図1に示したアンテナ装置についての電圧定在波比の測定結果を示すグラフである。 図1に示したアンテナ装置についての放射効率の測定結果を示すグラフである。 図1に示したアンテナ装置における給電線の他の配置例を示す斜視図である。 図1に示したアンテナ装置における給電線のさらに他の配置例を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態におけるアンテナ装置の構成を示す概略の斜視図である。 図11に示したアンテナ装置の平面図である。 図11に示したアンテナ装置に対する比較用アンテナ装置の平面図である。 図11に示したアンテナ装置に対する他の比較用アンテナ装置の平面図である。 図12に示した本実施の形態のアンテナ装置、並びに図13および図14に示した比較用アンテナ装置についての電圧定在波比の測定結果を示すグラフである。 図12に示した本実施の形態のアンテナ装置、並びに図13および図14に示した比較用アンテナ装置についての放射効率の測定結果を示すグラフである。 本発明の実施の形態におけるアンテナ装置の自動車の車内における設置例を示す説明図である。 本発明の実施の形態におけるアンテナ装置の自動車の車体外面における設置例を示す説明図である。 本発明のさらに他の実施の形態のアンテナ装置を示す斜視図である。 図19に示したアンテナ装置の自動車の車体外面への設置例を示す説明図である。 図19に示したアンテナ装置の自動車の車内への設置例を示す説明図である。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるアンテナ装置1の構成を示す概略の斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態のアンテナ装置1は、放射素子11、給電線12および支持部材13を備えている。アンテナ装置1は、設置対象部材2の上に設置される。アンテナ装置1が例えば自動車のルーフに設置される場合、設置対象部材2は、自動車のルーフであり、金属板となる。
給電線12は、放射素子11と接続されて放射素子11から引き出され、放射素子11を次段の装置、例えば増幅器と接続している。
支持部材13は、給電線12の少なくとも一部を設置対象部材2の上面から上方へ離間するように支持している。支持部材13は、絶縁性材料、例えば発泡スチロール等の樹脂材料にて形成されている。
放射素子11は、例えば図2および図3に示す構成となっている。図2は、図1に示した放射素子11の一例を示す平面図である。図3は、図1に示した巻込部113の拡大図である。
図2に示すように、放射素子11は、導電性経路の一端側である第1の根本部117、導電性経路の他端側である第2の根本部118、およびこれら第1の根本部117と第2の根本部118との間の中間部を有する。給電部114は、第1の根本部117および第2の根本部118に形成され、第1の根本部117および第2の根本部118は、給電部114を取り囲むように配置され、かつ導電性経路が形成されている領域のうちの一部の領域である第1の領域に形成されている。第1の領域における、第1の根本部117と第2の根本部118との中間部と直接接続されている後端直線部は互いに反対方向に延びている。第1の根本部117と第2の根本部118との少なくとも一方には、給電部114に接続される給電線12と重畳する位置における幅が他の位置よりも広くなっている幅広部が形成されている。
具体的には、放射素子11は、例えば表面が平坦な基材の表面に形成されている。放射素子11は、一端から他端に連続する導電性経路を有する。放射素子11は、同一平面上に配置され,例えば、導体ワイヤーあるいは導体フィルムにて形成されている。
放射素子11の導電性経路において、一端側の部分は第1の根本部117となっており、他端側の部分は第2の根本部118となっている。第1の根本部117と第2の根本部118との間の中間部は、一部が第1の放射部111を構成し、残りの一部が第2の放射部112を構成している。一方、第1の根本部117と第2の根本部118とは巻込部113を構成している。すなわち、放射素子11は、2つの根本部117,118と、それら根本部117,118の間の第1の放射部111および第2の放射部112とを備えている。図2の例では、第1の放射部111はメアンダ形状を有しており、第2の放射部112は直線形状を有している。
放射素子11の第1および第2の根本部117,118には、給電部114が形成されている。給電部114には給電線12が接続されている。
巻込部113においては、放射素子11の第1の根本部117の取り出しの向きが、図2における左向き(Y軸の負の向き)であり、放射素子11の第2の根本部118の取り出しの向きが、図2における右向き(Y軸の正の向き)である。すなわち、これら2つの取り出しの向きは互いに反対向きとなっている。
また、放射素子11の2つの根本部117,118の取り出しの向きは、第1の根本部117が、給電部114の位置を始端として給電線12が延びている向き、つまり、図2における左向き(Y軸の負の向き)になり、第2の根本部118が、給電部114の位置を始端として給電線12が延びている向き(図2における左向き)と反対の向きとなっている。巻込部113においては、2つの根本部117,118のいずれにおいても、それらの延在する向きが、給電部114を取り囲むようにして、360°回転している。
放射素子11の第1の放射部111は、第1の根本部117と連続しており、少なくとも1回の折り返しパターンからなるメアンダ形状を有している。このメアンダ形状の折り返しパターンの折り返し方向(図2のX軸方向)は、巻込部113における放射素子11の第1の根本部117の取り出しの向きと垂直である。
放射素子11の第2の放射部112は、直線形状を有している。この直線形状(放射部112)の延在する方向(図2のY軸方向)は、巻込部113における放射素子11の第2の根本部118の取り出しの向きと平行である。
すなわち、放射素子11では、第1の放射部111が有するメアンダ形状の折り返し方向と、第2の放射部112が有する直線形状の延在する方向とは直交するようになってされている。
また、巻込部113においては、巻込部113の上に給電線12が配置されており、給電線12の下方に位置して給電線12と重畳する、放射素子11の第1の根本部117の線幅が、給電線12の下方に位置しない、他の位置の線幅よりも広くなっている。このため、給電部114において、インピーダンス整合を実現することができる。したがって、このようにして線幅が広くなっているパターンは、インダクタンス整合パターン(幅広部)116として機能する。
また、放射素子11は、図4に示すように、第1の放射部111が有するメアンダ形状、および第2の放射部112が有するメアンダ形状の少なくとも一方に、それぞれのメアンダ形状内において短絡箇所を発生させるための1つまたは複数の短絡部材131を配置した構成としてもよい。図4は、図1に示した放射素子11の他の例を示す平面図である。
短絡部材131を配置する位置および箇所の決定は、次のように行なわれる。すなわち、放射素子115の共振点が増加し、かつ給電部114における放射素子115の2つの根本部117,118のVSWR特性が安定するように、短絡部材131を配置する位置および箇所を決定する。そうすることにより、放射素子115が、VHF帯域側の電波を送受信する場合、およびUHF帯域側の電波を送受信する場合のいずれにおいても、それぞれの電波に関する放射無指向性を向上させることができる。
ここで、本願発明者は、上記アンテナ装置1を例えば自動車のルーフ等の金属材料からなる設置対象部材2上に設置した場合において、給電線12を金属材料からなる設置対象部材2上に単に這わせて配置した場合には、放射特性が低減してしまうことを見出した。これは、次の理由によるものと考えられる。
すなわち、放射素子11は共振回路の役割を果たしており、放射素子11に接続されて平衡状態となっている給電線12、例えば同軸ケーブルは、広帯域のアンテナとして機能する。一方、給電線12は、例えばアイソレータを経由することによって給電線12の外皮に乗っている信号が減衰して非平衡状態になると、アンテナとして機能しなくなる。このように給電線12がアンテナとして機能しなくなる状態は、給電線12を金属材料からなる設置対象部材2の上に沿わせて配置した場合に、設置対象部材2に逆位相の信号が誘起され、給電線12の外皮に乗っている信号が減衰することによっても生じる。
そこで、本願発明者は、鋭意研究の結果、給電線12の少なくとも一部を金属材料からなる設置対象部材2から離間させることにより、放射特性の低減を抑制できることを見出した。したがって、本実施の形態のアンテナ装置1では、支持部材13により、給電線12の少なくとも一部を設置対象部材2の上面から上方へ離間させる構成とした。
次に、上記構成のアンテナ装置1を金属材料からなる設置対象部材2に設置した場合における放射特性の低減抑制機能について調べた結果について説明する。
図5は、アンテナ装置1における放射特性の測定に使用した構成を示す斜視図である。図5に示すように、測定は、電波暗室21において3m法にて行った。具体的には、電波暗室21内に、アンテナ装置1と送信アンテナ22とを対向させて配置し、アンテナ装置1の電圧定在波比および放射効率を測定した。アンテナ装置1は、金属板からなる設置対象部材2に取り付け、さらに、その設置対象部材2を縦壁状のボード23に取り付けた。これにより、放射素子11が送信アンテナ22と対応するように配置した。また、給電線12における放射素子11とは反対側の端部をアイソレータ24に接続し、アイソレータ24から引き出した給電線25は、ネットワークアナライザ(図示せず)に接続した。使用機器の詳細は次のとおりである。
電波暗室21:TDK製(使用可能帯域30MHz〜18GHz)
送信アンテナ22:デバイス株式会社製の対数周期ダイポールアンテナ(ADP0039-S201)
アイソレータ24:キャンドックスシステムズ製のアイソレイティングケーブル(5B-002-18-07-111FBW)
ネットワークアナライザ:アンリツ製(37247D)
放射素子11のサイズ:56×78mm
また、給電線12は、設置対象部材2の上面に這わせた状態(非離間状態)、および支持部材13によって一部を設置対象部材2から離間させた離間状態とした。離間状態では、図6に示すように、台形の左右の斜辺および上底を形成するように給電線12を配置し、第1〜第3離間状態を形成した。図6は、アンテナ装置1における放射特性を測定する場合における給電線12の配置状態を示す正面図である。第1〜第3離間状態では、下記のように、上底の高さを一定とし、上底の長さを変化させ、給電線12が存在しない下底に相当する部分(下底相当部)の長さを上底の長さ+50mmとした。
第1離間状態:上底の高さ(H)50mm、上底の長さ(HBL)20mm、下底相当部の長さ(LBL)70mm
第2離間状態:上底の高さ(H)50mm、上底の長さ(HBL)50mm、下底相当部の長さ(LBL)100mm
第3離間状態:上底の高さ(H)50mm、上底の長さ(HBL)70mm、下底相当部の長さ(LBL)120mm
上記の測定結果により、図7および図8に示す結果が得られた。図7は、アンテナ装置1についての電圧定在波比の測定結果を示すグラフである。図8は、アンテナ装置1についての放射効率の測定結果を示すグラフである。
図7の結果から、アンテナ装置1の電圧定在波比は、給電線12の非離間状態と離間状態との間において大きな変化は生じなかった。また、アンテナ装置1の電圧定在波比は、離間状態において上底の長さ(HBL)および下底相当部の長さ(LBL)を変化させた場合にも大きな変化は生じなかった。
一方、図8の結果から、アンテナ装置1の放射効率は、給電線12を非離間状態から離間状態とすることにより改善された。さらに、アンテナ装置1の放射効率は、給電線12を離間状態とした場合において、上底の長さ(HBL)および下底相当部の長さ(LBL)を長くするにしたがって改善されていくことが分かった。
上記の測定により、アンテナ装置1では、給電線12の少なくとも一部を金属材料からなる設置対象部材2におけるアンテナ装置1の設置面から離間させることにより、放射特性(放射効率)の低減を抑制し、放射特性(放射効率)を改善できることが分かった。
なお、支持部材13は、給電線12に当接して給電線12を持ち上げる構造に限定されず、例えば給電線12が上方に湾曲するように、給電線12を支持する構成であってもよい。
また、放射特性の低減を抑制するために、給電線12の少なくとも一部を金属材料からなる設置対象部材2から離間させる構成としては、上記のように、支持部材13により給電線12を支持して設置対象部材2から離間させる構成の他、図9に示すアンテナ装置31のように、給電線12の少なくとも一部を金属材料からなる設置対象部材2が存在しない領域を這わせるようにしてもよい。
さらに、図10に示すアンテナ装置32のように、給電線12の少なくとも一部を金属材料からなる設置対象部材2に沿って、設置対象部材2が存在しない領域を這わせるようにしてもよい。この場合、支持部材(図示せず)は、給電線12を、設置対象部材2に沿って、設置対象部材2が存在しない領域を這わせるように支持する構成としてもよい。
図9は、アンテナ装置1における給電線12の他の配置例を示す斜視図である。図10は、アンテナ装置1における給電線12のさらに他の配置例を示す斜視図である。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。
本願発明者は、鋭意研究の結果、アンテナ装置の放射特性の低減を抑制できる他の構成として、給電線12の少なくとも一部を金属材料からなる設置対象部材2の端縁部においてその端縁部に沿って設置対象部材2上に配置する構成を見出した。
したがって、図11に示すように、本実施の形態のアンテナ装置41では、支持部材(図示せず)により、給電線12の少なくとも一部を設置対象部材2の端縁部においてその端縁部に沿って設置対象部材2上に配置する構成とした。図11は、アンテナ装置41の構成を示す概略の斜視図である。
次に、上記構成のアンテナ装置41を金属材料からなる設置対象部材2に設置した場合における放射特性の低減抑制機能について調べた結果について説明する。
アンテナ装置41における放射特性の測定には、同様に、図5に示した構成を使用して行った。すなわち、測定は、図5に示した構成において、図1に示したアンテナ装置1を図11に示したアンテナ装置41と交換して行った。
また、図12に示す本実施の形態のアンテナ装置41と比較するために、図13に示す比較用アンテナ装置42、および図14に示す比較用アンテナ装置43を作成し、それら比較用アンテナ装置42,43についても同様にして測定を行った。図12は、アンテナ装置41の平面図、図13は比較用アンテナ装置42の平面図、図14は他の比較用アンテナ装置43の平面図である。
測定に使用したアンテナ装置41は、幅110mmの金属材料からなる設置対象部材2における幅方向の端縁部において、端縁部に沿って放射素子11(56×78mm)および給電線12が配置されたものである。したがって、給電線12は、放射素子11の給電線12が引き出された辺に隣り合う二辺のうちの一方の辺の延長線に沿って配置されている。
比較用アンテナ装置42は、幅600mmの設置対象部材2における幅方向の中央部に放射素子11が配置され、アンテナ装置41における放射素子11に対しての給電線12の位置関係を維持した状態にて、給電線12が配置されたものである。したがって、給電線12は、長方形の放射素子11における一方の長辺の延長線に沿って配置された状態である。
比較用アンテナ装置43は、幅110mmの設置対象部材2における幅方向の中央部に放射素子11が配置され、アンテナ装置41における放射素子11に対しての給電線12の位置関係を維持した状態にて、給電線12が配置されたものである。したがって、比較用アンテナ装置43の給電線12は、長方形の放射素子11における一方の長辺の延長線に沿って配置された状態である。詳細には、給電線12は、設置対象部材2における幅方向の端縁部の近傍位置において、端縁部に沿って放射素子11および給電線12が配置されたものである。これにより、比較用アンテナ装置43において、給電線12は、比較用アンテナ装置42よりも設置対象部材2の幅方向における端部寄りの位置(アンテナ装置41の給電線12の位置と比較用アンテナ装置42の給電線12の位置との中間位置付近)に配置されている。
なお、アンテナ装置41および比較用アンテナ装置42,43において、給電線12の中心の導体部は、設置対象部材2の上面から5mmの位置に存在している。
上記の測定により、図15および図16に示す結果が得られた。図15は、アンテナ装置41および比較用アンテナ装置42,43についての電圧定在波比の測定結果を示すグラフである。図16は、アンテナ装置41および比較用アンテナ装置42,43についての放射効率の測定結果を示すグラフである。なお、図15および図16において、「実施例」はアンテナ装置41の測定結果を示し、「比較例1」,「比較例2」はそれぞれ比較用アンテナ装置42,43の測定結果を示している。
図15の結果から、電圧定在波比は、アンテナ装置41および比較用アンテナ装置42,43の間において大きな変化は生じなかった。
一方、図16の結果から、アンテナ装置41の放射効率は、比較用アンテナ装置42,43の放射効率に対して改善されたことが分かった。また、比較用アンテナ装置43では、アンテナ装置41に近い放射効率が得られる一方、比較用アンテナ装置42と、アンテナ装置41および比較用アンテナ装置43との間には、放射効率に大きな開きがあることが分かった。
上記の測定結果により、給電線12を設置対象部材2の端縁部において端縁部に沿って配置したアンテナ装置41では、放射特性(放射効率)の低減を抑制し、放射特性(放射効率)を改善できることが分かった。また、給電線12を設置対象部材2から離れた、設置対象部材2の端縁部の近傍位置において端縁部に沿って配置した比較用アンテナ装置43であっても、アンテナ装置41よりは若干劣るものの、放射特性(放射効率)の低減を抑制し、放射特性(放射効率)を改善できることが分かった。
なお、アンテナ装置41は、給電線12が、例えば、矩形の放射素子11における一方の長辺の延長線に沿って配置されるように、放射素子11とともに支持部材(図示せず)によって支持されている構成であってもよい。あるいは、アンテナ装置41は、給電線12が、アンテナ装置41の設置対象部材2の端縁部に沿うように、放射素子11とともに支持部材(図示せず)によって支持されている構成であってもよい。
次に、上記の実施の形態に示したアンテナ装置1,31,32,41の具体的な設置例を図17および図18に示す。図17は、自動車の車内におけるアンテナ装置1,31,32,41の設置例を示す説明図、図18は自動車の車体外面におけるアンテナ装置1,31,32,41の設置例を示す説明図である。なお、図17および図18に示すアンテナ装置51〜55,61〜66は、アンテナ装置1,31,32,41のいずれかを示すものである。
図17において、アンテナ装置51は、放射素子11をフロントピラー73あるいは天井の内装材上に配置し、給電線12の一部をフロントウィンドウガラス71の枠部分に沿わせて配置している。アンテナ装置52は、放射素子11をルームミラー72に配置し、給電線12の一部をルームミラー72の枠部分に沿わせて配置している。アンテナ装置53は、放射素子11をフロントピラー73の内装材上に配置し、給電線12の一部をフロントピラー73の内装材の上面から離間させ、かつフロントピラー73に沿わせて配置している。アンテナ装置54は、放射素子11をダッシュボード74に配置し、給電線12の一部をフロントウィンドウガラス71の枠部分に沿うように配置している。アンテナ装置55は、放射素子11をサイドミラー75に配置し、給電線12の一部をサイドミラー75の枠部分に沿わせて配置している。
自動車の車内に配置する場合、アンテナ装置は、その他、インストルメントパネル、シート内部、シートの裏側、その他の内装材、あるいは樹脂部品内等、金属ではない部分に配置してもよい。
また、図18において、アンテナ装置61は、放射素子11をルーフ76の上面に配置し、給電線12の一部をポールアンテナ77に沿わせて配置している。アンテナ装置62は、放射素子11をルーフ76の上面に配置し、給電線12の一部をルーフ76に設けられたシャークフィン78の内部に沿わせて配置している。アンテナ装置63は、放射素子11をリアスポイラー79の上面に配置し、給電線12の一部をリアスポイラー79の上面から離間させて配置している。アンテナ装置64は、放射素子11をフロントスポイラー80の前面に配置し、給電線12の一部をフロントスポイラー80の前面に這わせて配置している。アンテナ装置65は、放射素子11をライティング機器81の近辺に配置し、給電線12の一部をライティング機器81の枠部分に沿わせて配置している。アンテナ装置66は、放射素子11をフロントシート82の背もたれ部分に配置し、給電線12の一部を背もたれの側部に沿わせて配置している。
なお、給電線12は、車体の金属部に穴やスリットなどの金属でない部分を形成し、それら穴やスリットなどから、車体の外面側や車体の内面側に通す構成としてもよい。
上記の自動車に対するアンテナ装置51〜55,61〜66の配置例は、樹脂部品周辺の車体部分に放射素子11を配置し、樹脂部品に給電線12の一部を配置したものである。あるいは、ガラス周辺の車体部分に放射素子11を配置し、ガラスに給電線12の一部を配置したものである。すなわち、放射素子11から引き出された給電線12の一部を、金属が無いところに配置したものである。
なお、以上の実施の形態において、(1)給電線12の少なくとも一部を、設置対象部材2の上面から上方へ離間するように配置した構成、(2)給電線12の少なくとも一部を、設置対象部材2の端縁部においてその端縁部に沿って設置対象部材2上に配置した構成、および(3)給電線12を設置対象部材2から離れた、設置対象部材2の端縁部の近傍位置において端縁部に沿って配置した構成は、本実施の形態のアンテナ装置を設置する作業者によって実現されるものではなく、例えばアンテナ装置の筐体内において実現されているものなど、アンテナ装置自体が備えている構成によって実現されるものであってもよい。
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。
図19は、本発明の実施の形態のアンテナ装置201を示す斜視図である。図19では、筐体211の天壁部分を破断して筐体211の内部を示している。
図19に示すように、アンテナ装置201は、例えば樹脂からなる平たい直方体の箱形状の筐体211を備えている。筐体211の内部には、放射素子11と増幅器212とが所定の間隔をおいて筐体211の長手方向に並ぶように配置されている。これら放射素子11と増幅器212とは給電線12によって接続されている。
給電線12は、放射素子11における増幅器212側とは反対側の端縁部に一端部が接続され、増幅器212における放射素子11側とは反対側の端縁部に他端部が接続されている。詳細には、給電線12は、放射素子11の上記端縁部から筐体211の一側面(以下、第1側面211aと称する)に対して垂直な方向に外部に引き出された後、筐体211の第1側面211aと平行に増幅器212の方向へ延び、第1側面211aに対して垂直な方向に筐体211の内部に引き込まれ、増幅器212の上記端縁部に達している。
また、増幅器212における給電線12の上記他端部が接続されている端縁部には、給電線215の一端部が接続され、この給電線215は、第1側面211aと隣り合う第2側面211bから筐体211の外部に引き出されている。給電線215の他端部は、例えばアンテナ装置201の受信信号を利用する受信機と接続される。
筐体211の第1側面211aにおける給電線12が引き出される位置、および給電線12が引き込まれる位置には、例えば板形状の支持部材213がそれぞれ設けられている。支持部材213は、ヒンジ214を介して筐体211に取り付けられ、上面に給電線12が配置されている。したがって、支持部材213は、給電線12を支持しながら、筐体211の第1側面211aに対する配置角度を任意に変更可能となっている。
次に、アンテナ装置201の具体的な設置例について説明する。図20は、自動車の車体外面におけるアンテナ装置201の設置例を示す説明図、図21は自動車の車内におけるアンテナ装置201の設置例を示す説明図である。
アンテナ装置201を自動車の車体外面に設置する場合、例えば図20に示すように、内部に放射素子11および増幅器212を備える筐体211は、ルーフ(金属材料からなる設置対象部材)76の上面にルーフ76の後縁部に沿って配置され、支持部材213および筐体211の外部の給電線12は、リアウインドガラス221の上面に配置される。この場合、筐体211および支持部材213は粘着剤や接着剤によってそれぞれの位置に固定される。
アンテナ装置201を自動車の車内に設置する場合、例えば図21に示すように、筐体211は、ルーフ76の下の内装材の面にルーフ76の後縁部に沿って配置され、支持部材213および筐体211の外部の給電線12は、リアウインドガラス221の内面に配置される。この場合、筐体211および支持部材213は同様に粘着剤や接着剤によってそれぞれの位置に固定される。
上記のようなアンテナ装置201の配置例では、放射素子11がルーフ(金属材料からなる設置対象部材)76に近接して配置されるものの、給電線12の少なくとも一部、すなわち給電線12の筐体211の外部の部分がルーフ76から離間される。これにより、アンテナ装置201の放射特性の低減を抑制することができる。なお、放射素子11とルーフ76(金属部材)とは5mm以上離しておくことが好ましい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、放送波受信用のアンテナ装置に適用できる。具体的には、例えば、VHF放送帯域とUHF地上デジタル放送帯域の両帯域で送受信可能な、自動車、表示機能付き携帯機器、あるいはパーソナルコンピュータ等に装備されるアンテナ装置に利用することができる。
1 アンテナ装置
2 設置対象部材
11 放射素子
12 給電線
13 支持部材
21 電波暗室
22 送信アンテナ
24 アイソレータ
31〜32 アンテナ装置
41 アンテナ装置
42,43 比較用アンテナ装置
51〜55 アンテナ装置
61〜66 アンテナ装置
201 アンテナ装置
211 筐体
212 増幅器
213 支持部材
214 ヒンジ

Claims (9)

  1. 放射素子と、
    前記放射素子から引き出され、前記放射素子を前記放射素子の接続対象装置に接続する給電線とを備え、
    前記給電線の少なくとも一部は、前記給電線が設置される設置対象部材の設置面から離れるように配置されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 放射素子と、
    前記放射素子から引き出され、前記放射素子を前記放射素子の接続対象装置に接続する給電線と、
    前記給電線の少なくとも一部を前記給電線が設置される設置対象部材の設置面から離れるように支持する支持部材とを備えていることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 放射素子と、
    前記放射素子から引き出され、前記放射素子を前記放射素子の接続対象装置に接続する給電線とを備え、
    前記給電線の少なくとも一部は、前記給電線が設置される設置対象部材の端縁部において前記端縁部に沿って、もしくは前記設置対象部材から離れた、前記端縁部の近傍位置において前記端縁部に沿って配置されていることを特徴とするアンテナ装置。
  4. 放射素子と、
    前記放射素子から引き出され、前記放射素子を前記放射素子の接続対象装置に接続する給電線と、
    前記給電線の少なくとも一部を、前記給電線が設置される設置対象部材の端縁部において前記端縁部に沿って配置されるように、もしくは前記設置対象部材から離れた、前記端縁部の近傍位置において前記端縁部に沿って配置されるように支持する支持部材とを備えていることを特徴とするアンテナ装置。
  5. 前記放射素子と前記接続対象装置とを収容する筐体を備え、
    前記放射素子と前記接続対象装置とは、前記筐体の底壁上面の方向に並ぶように、筐体内に配置され、
    前記給電線は、前記放射素子との接続部から、前記筐体の側面における前記放射素子側の位置を貫通して前記筐体の外部に引き出され、前記筐体の前記側面における前記接続対象装置側の位置を貫通して前記筐体の内部に引き込まれ、前記接続対象装置との接続部に達していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記放射素子は、
    一端から他端に連続する導電性経路を有し、前記導電性経路の両端側に給電部が形成され、
    前記導電性経路の一端側である第1の根本部、前記導電性経路の他端側である第2の根本部、およびこれら第1の根本部と第2の根本部との間の中間部を有し、
    前記給電部は、前記第1の根本部および前記第2の根本部に形成され、
    前記第1の根本部および前記第2の根本部は、前記給電部を取り囲むように配置され、かつ前記導電性経路が形成されている領域のうちの一部の領域である第1の領域に形成され、
    前記第1の領域における、前記第1の根本部と前記第2の根本部との前記中間部と直接接続されている後端直線部は互いに反対方向に延びており、
    前記第1の根本部と前記第2の根本部との少なくとも一方には、前記給電部に接続される給電線と重畳する位置における幅が他の位置よりも広くなっている幅広部が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 放射素子から引き出され、前記放射素子を前記放射素子の接続対象装置に接続する前記給電線の少なくとも一部を金属部材の面から離して配置することを特徴とするアンテナ装置の設置方法。
  8. 放射素子から引き出され、前記放射素子を前記放射素子の接続対象装置に接続する前記給電線の少なくとも一部を、前記給電線が設置される金属部材の端縁部において前記端縁部に沿って、もしくは前記金属部材から離れた、前記端縁部の近傍位置において前記端縁部に沿って配置することを特徴とするアンテナ装置の設置方法。
  9. 前記放射素子は、
    一端から他端に連続する導電性経路を有し、前記導電性経路の両端側に給電部が形成され、
    前記導電性経路の一端側である第1の根本部、前記導電性経路の他端側である第2の根本部、およびこれら第1の根本部と第2の根本部との間の中間部を有し、
    前記給電部は、前記第1の根本部および前記第2の根本部に形成され、
    前記第1の根本部および前記第2の根本部は、前記給電部を取り囲むように配置され、かつ前記導電性経路が形成されている領域のうちの一部の領域である第1の領域に形成され、
    前記第1の領域における、前記第1の根本部と前記第2の根本部との前記中間部と直接接続されている後端直線部は互いに反対方向に延びており、
    前記第1の根本部と前記第2の根本部との少なくとも一方には、前記給電部に接続される給電線と重畳する位置における幅が他の位置よりも広くなっている幅広部が形成されていることを特徴とする請求項7または8に記載のアンテナ装置の設置方法。
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