JP2002198723A - 広帯域指向性アンテナ - Google Patents

広帯域指向性アンテナ

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JP2002198723A
JP2002198723A JP2001332273A JP2001332273A JP2002198723A JP 2002198723 A JP2002198723 A JP 2002198723A JP 2001332273 A JP2001332273 A JP 2001332273A JP 2001332273 A JP2001332273 A JP 2001332273A JP 2002198723 A JP2002198723 A JP 2002198723A
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radiating
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Oh Jeong-Kun
ジョングン オ
Yong Hee Lee
ヨンヒ イ
Oh Byung-Il
ビョンイル オ
Kim Woon-Phil
ウンピル キム
Kim Ju-Hyung
ジュヒョン キム
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    • H01Q9/00—Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
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    • H01Q9/16—Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole
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    • H01Q9/16—Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole
    • H01Q9/26—Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole with folded element or elements, the folded parts being spaced apart a small fraction of operating wavelength
    • H01Q9/265—Open ring dipoles; Circular dipoles

Abstract

(57)【要約】 【課題】 次世代移動通信の単一帯域や、個人携帯通信
から次世代移動通信に至る二重帯域の広い周波数帯域に
おける均一な輻射特性を有するスケルトンスロット及び
デルタスロット輻射体等の輻射体を用いた広帯域移動通
信システムにおいてサービス品質を高め、既存の個人携
帯通信アンテナ設置の基地局では、本発明の輻射体を用
いた広帯域指向性アンテナに交替するのみで個人携帯通
信と次世代移動通信のいずれもサービスでき、アンテナ
の数が低減され、既存の基地局の鉄塔等をそのまま用い
コスト低減する。 【解決手段】 無線通信サービスにおいて広帯域指向性
アンテナは、電波を輻射するための少なくとも1つ以上
の輻射手段を含み、前記輻射手段は、一つ以上のループ
を含み、輻射手段の一方の給電点は給電手段に連結さ
れ、他方の給電点は接地されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種移動無線通信
システムにおいて信号を送受信するため用いられる広帯
域指向性アンテナに関し、特に、信号を送受信する本発
明の実施例にかかる輻射体であって、スケルトンスロッ
ト(Skeleton slot)及びデルタスロット(Delta slot)輻
射体を用いることによって、アンテナの諸般特性の優秀
して帯域幅の広い、スケルトンスロット及びデルタスロ
ット輻射体を用いた広帯域指向性アンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術にかかる移動通信基地局のア
ンテナは、通常ダイフォール(dipole)構造の輻射体が利
用され、または前記ダイフォールを一部変形した構造の
ものが利用されて来た。
【０００３】図1は、従来の技術にかかるダイフォール
アレイ指向性アンテナの構成図であって、導電性金属材
料により構成されたダイフォール輻射体15が2段×2列に
アレイされた構造である。
【０００４】図1のように、ダイポールアンテナは、反
射板11、チョーク反射板12、給電ケーブル13、パワー
分配器14、またダイフォール輻射体15などを含んでお
り、水平面において輻射体アレイの変化に応じて水平ビ
ーム幅の変化を具現するため、反射板11上の所定位置に
2個のダイフォール輻射体15を水平に配列したことを再
度垂直に2段に配列している。また、給電ケーブル13か
ら入力される信号を各ダイフォール輻射体に給電するこ
とはパワー分配器14を介してなされる。
【０００５】また、前記反射板の両側に長さ方向に長く
具備されたチョーク反射板12は、両側面への不必要な輻
射を減少させることによって、アンテナのサイドローブ
(sidelobe)を抑制する効果がある。
【０００６】このようなダイフォール輻射素子は、素子
自体が有する帯域幅が10%以内で狭帯域であるだけでな
く、指向性アンテナ形態に構成された場合、周波数によ
ってビーム幅の変化が大きく、使用帯域幅以外の帯域で
は、アンテナの整合状態を表す電圧定在波比（VSWR;Vol
tage Standing Wave Ratio）特性が顕著に悪くなり、利
得(gain)が減少するとする短所がある。
【０００７】一般に、既存の移動通信システムでは、セ
ルラー移動電話の場合、帯域幅が70MHzであって、帯域
幅比(帯域幅に対する中心周波数の比)は(70/859)×100=
8.15%であり、個人携帯通信の場合、帯域幅が120MHzで
あって、帯域幅比は(120/1810)×100=6.63％であること
のように周波数帯域が広帯域でないため、輻射体として
既存のダイフォール構造を適用しても十分に使用可能で
あったが、今後サービスされる次世代移動通信用周波数
や個人携帯通信から次世代移動通信に至る二重帯域の広
帯域では次世代移動通信の場合、周波数帯域が1920〜21
70MHzであるため、帯域幅は250MHzであり、帯域幅比は
{250/2045}×100=12.23%であり、二重帯域の場合、周波
数帯域が1750〜2170MHzであるため、帯域幅が420であり
帯域幅比が{420/1960}×100=21.4%であるため、既存の
ダイフォール素子自体が有する帯域幅の限界により所定
の電圧定在波比、帯域内でのビーム幅の変化度、利得の
変化度などの諸般特性を具現するのが不可能であるとい
う問題点がある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な従来の技術の問題点を解決するため、次世代移動通信
の単一帯域や、個人携帯通信から次世代移動通信に至る
二重帯域の広い周波数帯域において、均一な輻射特性を
有するスケルトンスロット及びデルタスロット輻射体な
どの輻射体を用いることによって、広帯域移動通信シス
テムでのサービス品質を高めることができ、既存の個人
携帯通信アンテナが設置された基地局の場合は、本発明
にかかる輻射体を用いた広帯域指向性アンテナに交替す
ることのみで個人携帯通信と次世代移動通信とのどれで
もサービスできて、設置されるアンテナの数を低減する
ことができると共に、既存の基地局の鉄塔などをそのま
ま用いることによって、コスト低減が可能なスケルトン
スロット及びデルタスロット輻射体を用いた広帯域指向
性アンテナを提供することをその目的にする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる無線通信
サービスにおいて広帯域指向性アンテナは、電波を輻射
するための少なくとも1つ以上の輻射手段を含み、前記
輻射手段は、前記一つ以上のループを含み、前記輻射手
段の一方の給電点は給電手段に連結され、他方の給電点
は接地されることを特徴とする。
【００１０】また、本発明は、無線通信サービスの広帯
域指向性アンテナにおいて、電波を輻射するための複数
の輻射手段の中、いずれか1つ輻射手段は、2つのループ
の一面を共有しながら対称的に連結された輻射手段と、
所定の位置に前記複数の輻射手段を固定するための複数
の固定手段と、複数の輻射手段に信号を給電するための
複数の給電手段と、複数の輻射手段の接地を維持するた
めの複数の接地分配手段と、複数の輻射手段に信号を分
配し供給するための複数のパワー分配手段と、前記複数
のパワー分配手段と前記複数の給電手段との間のインピ
ーダンス整合のための複数のインピーダンス変換手段
と、前記複数の輻射手段と所定の間隔をおいて電波を反
射させ前記の構成要素を固定するための反射手段と、前
記反射手段と所定の距離を保持しながら複数のパワー分
配手段を支持するための複数の支持手段と、前記複数の
パワー分配手段に信号を給電するための給電ケーブル
と、前記反射手段の両端に長さ方向に位置したアンテナ
のサイドローブを抑制するためのチョーク反射手段とを
含む。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、添付する図面を参照しなが
ら、本発明にかかるスケルトンスロット及びデルタスロ
ット形状の左右対称の併合ループ輻射体を用いた広帯域
指向性アンテナの各部分の特性及び動作原理を詳細に説
明する。
【００１２】図2は、本発明の第1実施例にかかるスケル
トンスロット輻射体を用いた広帯域指向性アンテナの構
成図であって、前記ダイフォールアレイ構造のアンテナ
と同等な水平ビーム幅を有するアンテナを具現するた
め、本発明にかかるスケルトンスロット輻射体26を垂直
に2段にアレイした形態である。本発明にかかるスケル
トンスロット輻射体を用いた広帯域アンテナは、反射板
21、チョーク反射板22、給電ケーブル23、パワー分配器
24、プリント基板25、スケルトンスロット輻射体26、接
地分配器27、輻射体支持手段28、スナップリング29、ま
たブリッジ型平行ライン(parallel line)給電手段30な
どを含む。
【００１３】このように構成することによって、従来の
ダイフォール構造に比べて広帯域特性を得ることがで
き、実際アンテナでは前記スケルトンスロット輻射体を
複数段連結して所望の利得(gain)特性を得ることができ
る。
【００１４】前記のようなスケルトンスロット輻射体の
概念は、平面形状の導体中央に四角形状のスロット(slo
t)を構成して電波が輻射されるようにした構造におい
て、導体の枠面を小さく減らしてもスロットアンテナと
して動作するという点を用いたことあって、左右対称に
2個のループが一面を共有しながら左右側等価的にあ
り、対称的に電流が分配されて低いQ値を有して、広い
帯域幅を有し得るし、1つの輻射体のみでダイフォール2
個がアレイされたことと同様な効果を有するため、アン
テナ構造を単純化しながらも広帯域、高利得アンテナの
具現が容易な長所がある。
【００１５】すなわち、前記図1と図2から分かるように
同じ利得と水平ビーム幅とを有するため、従来の技術に
かかる図1では、2個のダイフォール素子が用いられるに
対し、本発明にかかる図2では1個のスケルトンスロット
輻射体のみ用いられるので、素子の数を低減することが
でき、また図1において2段×2列で構成されることを、
図2ではλ/4×λ/2大きさのプリント基板に印刷された
スケルトンスロット輻射体2段のみで構成できるので、
アンテナの構造を単純化させることができる。
【００１６】図2において、アンテナの動作は、給電ケ
ーブル23により給電された信号を中央のパワー分配器24
を介して2個に分け、この信号は、ブリッジ型平行ライ
ン給電手段30を介してスケルトンスロット輻射体に伝達
される。また、前記スケルトンスロット輻射体では、中
央部分の給電部を介して再度各々2個に分岐されながら
左右2個のループに給電されるが、対面している形状の2
個のループが各々1つのダイフォールのように動作しな
がら、全体的に2個のダイフォールがアレイされたこと
と同様な効果がある。
【００１７】図3(A)は、本発明の第1実施例にかかるス
ケルトンスロットアレイ構造を用いた広帯域指向性アン
テナの要部であるスケルトンスロット輻射体の構造図で
ある。使用周波数が高まることに応じて、輻射体のサイ
ズが小さくなるので、精密なサイズ管理と軽量化及び均
一な特性維持のため、スケルトンスロット輻射体26は、
プリント基板25上にプリントされたパターンにより構成
されることができ、この時のプリント基板は、低コスト
のエポキシ系列を用いてコストを低減することができ
る。
【００１８】図3(A)において、前記スケルトン輻射体に
信号を給電する方式は、誘電体として誘電率が低い空気
を利用したマイクロストリップラインをスペサ-32を用
いて反射板と間隔を保持してくれる金属材質(本発明の
実施では黄銅版)のマイクロストリップラインによる直
接給電方式を用いることによって、一般的な同軸型給電
ケーブルに比べて、コスト低減及び誘電体損失を低減す
ることができる。前記スケルトンスロット輻射体とマイ
クロストリップラインとの接続は、マイクロストリップ
ライン支持台31及びスペサ-32などにより堅固に固定す
る。
【００１９】図3(B)は、図3(A)を簡略化した図面であっ
て、本発明の第1実施例にかかるスケルトンスロット輻
射体のサイズは、長い方向の長さがλ/2(λは、使用周
波数の波長)、短い方向の長さがλ/4である四角形状を
基本構造にする。この場合、スケルトンスロット輻射体
は、横に2個のダイフォールがアレイされたことと同様
な効果を有し(図3(B)において‘B'と示す部分)、前記の
ような基本構造においてスケルトンスロット輻射体の水
平ビーム幅は、約67゜である。また、中央部分より給電
された信号が左右各々のループをまわる間、約1波長の
長さを有し(図3(B)において‘A'と示した部分)、前記2
つのループが対面している形態となり、一方のループの
長さが1波長を維持するようにしながら、横(W)及び縦
(H)の比率を調整すれば、ダイフォールのアレイ間隔を
変化させたことと同様な効果を有するようになって、水
平ビーム幅が変化するようになる。
【００２０】例えば、横の長さを相対的に長くし、縦の
長さを短くすれば、ダイフォール間のアレイ間隔が広く
なったことと同様になって、ビーム幅が減るようにな
り、反対に横の長さを短くし、縦の長さを長くすれば、
アレイ間隔が狭くなったことと同様になって、ビーム幅
が広くなる。この場合、変化される値は約55゜から75゜
の値を有するようになる。
【００２１】また本発明の第2実施例にかかるデルタス
ロット輻射体を用いたアンテナの概念は、平面形上の導
体中央にデルタ形状(Δ)のスロット(slot)を構成して電
波が輻射されるようにした構造において、導体部の枠面
を小さく減らしてもアンテナとして動作するという点を
用いたことであって、低いQ値により広い帯域幅を有す
ることができ、1つの輻射体のみでダイフォール2個がア
レイされたことと同様な効果を有するため、サイズを減
らしながらも広帯域、高利得アンテナの具現が容易であ
るという長所がある。すなわち、前記図1と図4から分か
るように、同様な利得と水平ビーム幅とを有するため、
従来技術にかかる図1では4個のダイフォール素子が用い
られるのに対し、本発明にかかる図4では2個のデルタス
ロット輻射体のみ用いるので素子の数を低減することが
でき、また図1において2段×2列で構成されることを、
図4ではデルタスロット輻射体2段のみで構成できるの
で、アンテナの構造が単純化される。
【００２２】図4において、アンテナの動作は給電ケー
ブル23により給電された信号を中央のパワー分配器24を
介して2個に分け、この信号は、ブリッジ型平行ライン
給電手段30を介してデルタスロット輻射体40に伝達され
る。
【００２３】また、前記デルタスロット輻射体40では、
中央部分の給電部を介して、再度各々2個に分岐されな
がら左右2個のループに給電されるが、このように対面
している形状の2個のループが各々1つのダイフォールの
ように動作をしながら、全体的に2個のダイフォールが
アレイされたことと同様な効果がある。
【００２４】図5(A)は、本発明にかかるデルタスロット
輻射体を用いた広帯域指向性アンテナの要部であるデル
タスロット輻射体の構造図であって、輻射素子の両端か
ら中心部分の給電点に行くほど幅が小さくなって、1つ
のループがあたかもギリシャ文字のデルタ(Δ)形状で構
成される。
【００２５】図5(A)において、前記デルタスロット輻射
体への給電方式は、誘電体として誘電率が低い空気を利
用したマイクロストリップラインを、スペサ-32を用い
て反射板との間隔を保持する金属材質(本発明の実施で
は黄銅版)のマイクロストリップラインによる直接給電
方式を用いることによって、一般的な同軸型給電ケーブ
ルに比べてコスト低減及び誘電体損失を低減することが
できる。前記デルタスロット輻射体とマイクロストリッ
プラインとの接続は、マイクロストリップライン支持台
31及びSスペサ-32などにより堅固に固定する。特に、本
発明の実施例では、前記デルタスロットの材質として黄
銅を用いたが、大量に生産する時は製作コストを低減
し、輻射体のサイズを同一にできるように印刷回路基板
(PCB;Printed Circuit Board)に製作して用いることが
できる。
【００２６】図5(B)は、図5(A)を簡略化した図面であっ
て、本発明の実施例にかかるデルタスロット輻射体のサ
イズは、幅(図5(B)のW)が0.85λ(λは、使用周波数の波
長)であり、高さ（図5(B)のH）が0.4λであるデルタ形
状(ギリシャ文字Δ形状)を基本構造にする。この場合、
デルタスロット輻射体は、給電点を中心に2個のダイフ
ォールがアレイされたことと同様な効果を有し(図5(B)
の‘B'と示している部分)、前記のような基本構造にお
いてデルタスロット輻射体の水平ビーム幅は、約40゜で
ある。
【００２７】図6は、本発明にかかる広帯域指向性アン
テナの信号給電のための分配器の構造図である。
【００２８】図6において、コネクタ61に入力された信
号は、同軸型給電ケーブル23を経てパワー分配器24に認
可される。この場合、前記給電ケーブルと分配器との間
の接続は、半田付けなどにより連結され、ケーブル支持
手段62によりその高さが一定に保持されるようにする。
前記分配器を経た信号は、上下の経路に分けられて(本
発明の実施例では2分配)ブリッジ型平行ライン給電手段
30を介して、各々の輻射体に給電されるが、前記分配器
とブリッジ型平行ライン給電手段との間にはインピーダ
ンス整合のためのインピーダンス変換器33が備えられて
おり、前記ブリッジ型平行ライン給電手段の接地側には
接地分配器27が備えられている。
【００２９】図7は、本発明にかかる広帯域指向性アン
テナの給電手段であるブリッジ型平行ライン給電手段の
構造図であって、本発明によって輻射体の上・下垂直に
給電をするべきであるため、輻射体を垂直にアレイする
場合、各輻射体への給電を容易にするために一字型に構
成することによってブリッジ型平行ライン給電手段30と
接地分配器27とにより各々の輻射体に給電するようにな
る。
【００３０】図8は、本発明の第1実施例にかかるスケル
トンスロット輻射体を用いた広帯域指向性アンテナの電
圧定在波比の特性である。図8において、1番で示してい
る1.85GHzから2番で示している2.25GHzまでは、全て電
圧定在波比1.5以下である周波数帯域であって、約400MH
z程の広帯域であることが分かる。
【００３１】従って、この場合の帯域幅は、中心周波数
が2050MHzであるから帯域幅比は{400/2050}×100=19.5%
である。
【００３２】図9は、本発明の第1実施例にかかるスケル
トンスロット輻射体を用いた広帯域指向性アンテナの水
平面輻射パターン図である。
【００３３】測定周波数は2GHzであり、信号の最大点で
の利得は10.49dBであり、信号の最大点から3dB減少する
両側間の角度を表すビーム幅は64.85゜である。また、
前記アンテナの前後方比(F/B;Front-to-Back Ratio)は4
5.83dBを表す。
【００３４】図10は、本発明の第2実施例にかかるデル
タスロット輻射体を用いた広帯域指向性アンテナの電圧
定在波比の特性である。図10において1番で示している
1.85GHzから2番で示している2.25GHzまでは、全て電圧
定在波比1.5以下である周波数帯域であって、約400MHz
程の広帯域であることが分かる。従って、この場合の帯
域幅は、中心周波数が2050MHzであるため帯域幅比は{40
0/2050}×100=19.5%である。
【００３５】本発明の技術思想を上記好ましい実施例に
よって記述したが、請求項で限定した本発明の範囲内
で、種々の変化及び変更が可能であることは当業者にお
いて明白である。
【００３６】
【発明の効果】従って、本発明の実施例にかかるスケル
トンスロット及びデルタスロット輻射体を用いた広帯域
指向性アンテナは広い周波数帯域において均一な輻射特
性を有する輻射体を用いて次世代移動通信のサービス品
質を高めることができ、広帯域特性によって1つのアン
テナのみで多重帯域をサービスできて設置されるアンテ
ナ数を低減することができると共に、既存の基地局の鉄
塔などをそのまま利用できるので、コスト低減が可能で
あるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術にかかるダイフォールアレイ指向性
アンテナの斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施例にかかるスケルトンスロッ
ト輻射体を用いた広帯域指向性アンテナの斜視図であ
る。
【図3】(A)は、本発明の第1実施例にかかるスケルトン
スロット輻射体を用いた広帯域指向性アンテナの要部で
あるスケルトンスロット輻射体の詳細図である。(B)
は、図3(A)の簡略化図である。
【図4】 本発明の第2実施例にかかるデルタスロット輻
射体を用いた広帯域指向性アンテナの斜視図である。
【図5】(A)は、本発明の第2実施例にかかるデルタスロ
ット輻射体を用いた広帯域指向性アンテナの要部である
デルタスロット輻射体の詳細図である。(B)は、図5(A)
の簡略化図である。
【図6】 本発明にかかるアンテナの信号給電のための
分配器の斜視図である。
【図7】 本発明にかかるアンテナの給電手段であるブ
リッジ型平行ラインの詳細図である。
【図8】 本発明の第1実施例にかかるスケルトンスロッ
ト輻射体を用いた広帯域指向性アンテナの電圧定在波比
の特性を示すグラフである。
【図9】 本発明の第1実施例にかかるスケルトンスロッ
ト輻射体を用いた広帯域指向性アンテナの水平面輻射パ
ターンの特性を示すグラフである。
【図10】 本発明の第2実施例にかかるデルタスロット
輻射体を用いた広帯域指向性アンテナの電圧定在比の特
性を示すグラフである。
【符号の説明】
11、21 反射器 12、22 チョーク反射器 23 給電ケーブル 14、24 分配器 15 ダイフォール輻射体 25 プリント基板 26 スケルトンスロット輻射体 27 接地分配器 28 輻射体の支持手段 29 スナップリング 30 ブリッジ型平行ライン給電手段 31 マイクロストリップライン支持手段 32 スペサ- 33 インピーダンス変換器 40 デルタスロット輻射体 61 コネクタ 62 ケーブル支持手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オ ビョンイル 大韓民国仁川市南区龍現３洞221−８番地 12／１ (72)発明者 キム ウンピル 大韓民国仁川市南洞区間石洞19−８間石主 公Ａｐｔ．，７棟103号 (72)発明者 キム ジュヒョン 大韓民国ソウル特別市銅雀区舎堂洞91−41 Ｆターム(参考） 5J046 AA04 AA07 AB11 PA07

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信サービスにおいて広帯域指向性
    アンテナは、電波を輻射するための少なくとも1つ以上
    の輻射手段を含み、 前記輻射手段は、前記一つ以上のループを含み、前記輻
    射手段の一方の給電点は給電手段に連結され、他方の給
    電点は接地されることを特徴とする広帯域指向性アンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 前記輻射手段は、2つのループでなり、印
    刷回路基板(PCB)上に2つのループが対称的に形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の広帯域指向性アンテ
    ナ。
  3. 【請求項3】 前記ループは、四角形状、またはデルタ
    形状の導電性材質であることを特徴とする請求項2に記
    載の広帯域指向性アンテナ。
  4. 【請求項4】 前記ループの長さは、使用周波数の1波長
    であることを特徴とする請求項3に記載の広帯域指向性
    アンテナ。
  5. 【請求項5】 前記給電手段は、給電パワー分配器と接
    地分配器とから前記輻射手段まで連結され、接地手段と
    平行するように上方に形成されることを特徴とする請求
    項1に記載の広帯域指向性アンテナ。
  6. 【請求項6】 無線通信サービスの広帯域指向性アンテ
    ナにおいて、 電波を輻射するための複数の輻射手段の中、いずれか1
    つ輻射手段は、2つのループの一面を共有しながら対称
    的に連結された輻射手段と、 所定の位置に前記複数の輻射手段を固定するための複数
    の固定手段と、 複数の輻射手段に信号を給電するための複数の給電手段
    と、 複数の輻射手段の接地を維持するための複数の接地分配
    手段と、 複数の輻射手段に信号を分配し供給するための複数のパ
    ワー分配手段と、 前記複数のパワー分配手段と前記複数の給電手段との間
    のインピーダンス整合のための複数のインピーダンス変
    換手段と、 前記複数の輻射手段と所定の間隔をおいて電波を反射さ
    せ上記の構成要素を固定するための反射手段と、 前記反射手段と所定の距離を保持しながら複数のパワー
    分配手段を支持するための複数の支持手段と、 前記複数のパワー分配手段に信号を給電するための給電
    ケーブルと、 前記反射手段の両端に長さ方向に位置したアンテナのサ
    イドローブを抑制するためのチョーク反射手段とを含む
    ことを特徴とする広帯域指向性アンテナ。
  7. 【請求項7】 前記輻射手段は、四角形状の2つのループ
    が一面を互いに共有しながら対称的に連結されたスケル
    トンスロット輻射手段であることを特徴とする請求項6
    に記載の広帯域指向性アンテナ。
  8. 【請求項8】 前記スケルトンスロット輻射手段におい
    て、ループの長さは、使用周波数の1波長であることを
    特徴とする請求項7に記載の広帯域指向性アンテナ。
  9. 【請求項9】 前記輻射手段は、2つのデルタ形状ループ
    が互いに一面を共有しながら対称的に連結されたデルタ
    スロット輻射手段であることを特徴とする請求項6に記
    載の広帯域指向性アンテナ。
  10. 【請求項10】 前記デルタループ輻射手段において、ル
    ープの長さは、使用周波数の1波長であることを特徴と
    する請求項9に記載の広帯域指向性アンテナ。
  11. 【請求項11】 前記給電手段は、前記輻射手段の中央に
    ある一方の給電点と連結されることを特徴とする請求項
    6に記載の広帯域指向性アンテナ。
  12. 【請求項12】 前記輻射手段は、導電性物質により形成
    されることを特徴とする請求項6に記載の広帯域指向性
    アンテナ。
  13. 【請求項13】 前記輻射手段は、印刷基板上に印刷パタ
    ーンで形成されることを特徴とする請求項6に記載の広
    帯域指向性アンテナ。
  14. 【請求項14】 前記給電手段は、ブリッジ形状の平行ラ
    イン給電構造により形成され、前記給電手段において2
    つの給電線は、前記輻射手段の中央にある2つの給電点
    に各々連結されることを特徴とする請求項6に記載の広
    帯域指向性アンテナ。
  15. 【請求項15】 前記給電手段は、誘電体として誘電率が
    低い空気を用いて前記反射手段より所定の距離ほど離れ
    たマイクロストリップラインで形成することを特徴とす
    る請求項6に記載の広帯域指向性アンテナ。
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