JP3460406B2 - 鋳造用中子、鋳造用中子の製造方法および鋳造品の処理方法 - Google Patents

鋳造用中子、鋳造用中子の製造方法および鋳造品の処理方法

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JP3460406B2 JP24060395A JP24060395A JP3460406B2 JP 3460406 B2 JP3460406 B2 JP 3460406B2 JP 24060395 A JP24060395 A JP 24060395A JP 24060395 A JP24060395 A JP 24060395A JP 3460406 B2 JP3460406 B2 JP 3460406B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋳造用中子、鋳
造用中子の製造方法および鋳造品の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の複雑形状の鋳造品を鋳造する際に
は中子が用いられる。従来、上述の中子を造型するには
中子金型を約300℃に加熱し、中子金型のブローポー
トからキャビティ内にシェルモールド砂を吹込み、樹脂
の軟化および硬化により図10に示す如き断面形状の鋳
造用中子91が製造される。
【0003】しかし、この断面中実状の中子91は中子
金型の温度のみではその中央部まで焼成できず、図10
に示すように表面側の焼成層92の内部に未焼成の未焼
成層93が形成され、未焼成層93の強度は零に等しい
ため、中子91全体の強度が弱く、保管時、運搬時およ
び鋳造時の破損が大となる問題点があった。
【0004】加えて、上記中実中子91ではシェルモー
ルド砂の使用量および中子重量が大であるばかりでな
く、この中子91を鋳型にセットして溶湯を注湯した
時、溶湯の熱により上述の未焼成93が焼成して、ガ
スが発生するので、巣などの鋳造欠陥を引き起す問題点
があった。
【0005】また上述の中子91は鋳造後において本
来、完全に崩壊して良好に鋳ばなれすることが望まれる
が、例えばアルミ合金溶湯を用いる低加圧鋳造(low pr
essuredie castig 、略して低圧鋳造とも称される)で
は溶湯の低温熱量により中子91の中心部まで完全に崩
壊性を確保することができないので、鋳造後の製品内か
ら中子91を簡単に取出すことができず、中子の取出し
が煩雑となる問題点があった。
【0006】一方、特開平5−57394号公報に記載
のように、中子造型用の中子金型のキャビティ内に中空
状の石英管などのセラミックス製の芯材を位置決めし、
この芯材の周囲を取り囲むキャビティ空間にレジンコー
テッドサンドを充填して、このレジンコーテッドサンド
をヒータで加熱硬化してシェル中子を製造する方法もあ
るが、製造された中子はレジンコーテッドサンドのみで
あるため、充分な中子強度を確保することができず、ま
た比較的薄肉状の中子しか製造できない問題点があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、炭化可能
な中空材の外周にシェルモールド砂の成形層を有する構
造とすることで、中子強度の向上を図り、シェルモール
ド砂の使用量低減と中子重量軽減とを達成し、かつ中子
の製作が容易で、鋳造後における中子の崩壊性の向上を
図ることができ、しかも、上述の中空材にガス抜き孔を
穿設形成することで、中空材の中空部よりガスを排出す
ることができ、鋳造欠陥の発生を防止することができる
鋳造用中子の提供を目的とする
【0008】の発明はまた、炭化可能な中空材を中子
金型に配設した後に、この中空材外周と中空金型のキャ
ビティとの間にシェルモールド砂を充填して加熱硬化さ
せて中子を製造することで、充分な中子強度を有し、シ
ェルモールド砂の使用量低減と中子重量軽減とを図り、
鋳造後における中子の崩壊性が良好な鋳造用中子を簡単
に製造することができる鋳造用中子の製造方法の提供を
目的とする。
【0009】この発明はさらに、上記鋳造用中子の製造
方法において製造された鋳造用中子を鋳型に配設して鋳
し、鋳造された鋳造品を中空材が焼成崩壊されるよう
に鋳造後に熱処理することで、T4処理、T6処理等の
熱処理を有効利用して、中空材のさらなる崩壊性を確保
することができる鋳造品の処理方法の提供を目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による鋳造用中
子は、鋳造用中子であって、炭化可能な中空材と、上記
中空材の外周に形成されたシェルモールド砂の成形層と
を備え上記中空材にガス抜き孔が穿設形成されたもの
である。
【0011】の発明による鋳造用中子の製造方法は
炭化可能な中空材を中子金型に配設し、上記中子金型の
キャビティと上記中空材外周との間にシェルモールド砂
を充填して加熱硬化させるものである。
【0012】この発明による鋳造品の処理方法は、上記
鋳造用中子の製造方法において製造された鋳造用中子を
鋳型に配設して鋳造するし、鋳造された鋳造品を中空材
が焼成崩壊されるように鋳造後に熱処理するものであ
る。
【0013】
【発明の作用及び効果】この発明の鋳造用中子によれ
ば、この鋳造用中子は炭化可能な中空材の外周にシェル
モールド砂の成形層を有するので、上記中空材の存在に
より中子強度の向上を図り、また中空材の内部にはシェ
ルモールド砂を充填しないので、シェルモールド砂の使
用量低減と中子全体の重量軽減とを達成することがで
き、かつ中子の製作が容易で、上記中空材の炭化により
鋳造後における中子の崩壊性の向上を図ることができる
のは勿論、上述の中空材にガス抜き孔を穿設形成したの
で、中空材の中空部からガスを排出することができて、
鋳造欠陥の発生を防止することができる効果がある
【0014】の発明の鋳造用中子の製造方法によれ
ば、炭化可能な中空材を中子金型に配設した後に、この
中子金型のキャビティと上述の中空材外周との間にシェ
ルモールド砂(いわゆる中子砂)を充填して、加熱する
と樹脂の軟化および硬化により中空材の外周にシェルモ
ールド砂の形成層が一体的に形成された鋳造用中子を製
造することができる。
【0015】この結果、充分な中子強度を有し、シェル
モールド砂の使用量低減と中子重量軽減との両立を図
り、鋳造後における中子の崩壊性が良好な鋳造用中子を
容易に製造することができる効果がある。ここで、上述
のシェルモールド砂としては、石炭酸素合成樹脂粉末を
混合した砂つまりレジンサンド(resin sand)と、砂粒
のまわりにレジンをまぶしたもの即ちコーテッドサンド
との何れを用いてもよい。
【0016】この発明の鋳造品の処理方法によれば、上
記鋳造用中子の製造方法において製造された鋳造用中子
を鋳型に配設し鋳造し、鋳造された鋳造品を中空材が
焼成崩壊されるように鋳造後に熱処理するので、T4処
理、T6処理等の熱処理を有効利用して、中空材の炭化
が進行し焼成崩壊されるので、中空材のさらなる崩壊性
を確保することができて、砂出しを簡単に行なうことが
できる効果がある。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。まず、図1乃至図5を参照して鋳造用中子の製
造方法について述べると、図1は中子造型装置を示し、
この実施例ではエンジンのシリンダヘッドにおけるSO
HCタイプのカムシャフトの支持部を鋳造する際に用い
る中子の製造方法を例示している。
【0018】すなわち図1においてキャビティ1を有す
る下型2と、キャビティ3を有する上型4とで中子金型
5を構成し、可動型としての上型4の所定部にはシェル
モールド砂を吹き込むためのブローポート部材6を取付
けて、ブローポート7(いわゆるブロー口)を形成して
いる。上述の上型4を下型2に対して離間させた状態下
(いわゆる型ばらし状態下)において炭化可能な材質よ
りなる中空材としての紙パイプ8を下型2の所定部に配
設する。
【0019】この紙パイプ8には図2に示すようにシェ
ルモールド砂の粒径よりも小径の約0.1〜0.15mm
φのガス抜き孔9が多数穿設形成されている。また、こ
の紙パイプ8としては具体的にはチップボールを螺旋状
に巻いて作成され紙管を用いる。
【0020】紙パイプ8の配設後、上型4を下型2に接
合し、かつ中子金型5を約300℃に加熱した状態下に
おいて上述のブローポート7から、中子金型5のキャビ
ティ1,3と紙パイプ8外周との間にシェルモールド砂
を充填(図3参照)して加熱硬化させると、中子金型5の
離型により図4、図5に示すような鋳造用中子10を製
造することができる。
【0021】この鋳造用中子10は図4、図5に示すよ
うに紙パイプ8の外周にシェルモールド砂の成形層(焼
成層)11が一体的に形成されている。上述の中子造型
において中子金型5に紙パイプ8をセットし、シェルモ
ールド砂のブローイング、キュアリング(curing、シェ
ルを金型に付けたまま加熱する操作のこと)、取出しま
でに要する時間は図7に説明図で示す如く約1.5分
(90秒)で、中子金型5の温度も約300℃であるた
め紙パイプ8が焼かれることはない。
【0022】次に図6を参照して上述の鋳造用中子の製
造方法において製造された鋳造用中子10を鋳型に配設
してエンジンのシリンダヘッドを低圧鋳造する鋳造方法
について説明する。
【0023】図6は低圧鋳造装置を示し(但し、図6で
は鋳造完了後の状態を示している)、同図においてアル
ミ合金溶湯12を貯溜した炉13を設け、この炉13の
一側には空気もしくはガス等の加圧気体の圧力作用ポー
ト14を形成する一方、炉13内には給油管としてのメ
インストークス15を立設している。
【0024】上述のメインストークス15の上部にサブ
ストークス16を介して、固定型17の湯口部材18内
部に湯口19を連通接続している。また鋳造用の鋳型2
0は、上述の固定型17と、図示の左右方向に移動する
可動型21,22と、図示の上下方向に移動する可動型
23とを有し、型閉め時に上述の湯口19に連通するシ
リンダヘッド対応形状のキャビティが形成される。
【0025】シリンダヘッド24のカムシャフト支持部
25を鋳造する所定位置に図4に示す鋳造用中子10を
配設し、炉13の圧力作用ポート14から例えば0.3
〜0.7kgf/cmの圧力を炉13内に作用されると、約
680〜720℃のアルミ合金溶湯12はメインストー
クス15、サブストークス16および湯口19を介して
鋳型20のキャビティ内に押上げ注湯され、カムシャフ
ト支持部25を備えたシリンダヘッド24が鋳造され
る。なお、鋳造時の鋳型20は約400〜500℃に加
熱される。
【0026】上述の鋳造時においては鋳型20内に図4
に示す鋳造用中子10がセットされて鋳造されるが、注
湯開始から鋳造品(シリンダヘッド24)取出しまでの
間の所要時間は図7に示す如く10〜15分で、鋳造用
中子10内の紙パイプ8はその外周部にシェルモールド
砂の成形層11が位置しており、この紙パイプ8に鋳型
20の温度(400〜500℃)およびアルミ合金溶湯
12の温度(680〜720℃)が直接作用することは
なく、シェルモールド砂の主成分としてのケイ砂の熱伝
導により紙パイプ8に熱エネルギが伝わり、かつ鋳型2
0内には酸素が少量であるため、紙パイプ8は火を出し
て燃えることはなく、炭化された状態となる。しかも図
7から明らかなように上述の紙パイプ8はアルミ合金溶
湯12が注湯されて凝固するまでの間は中子10の形状
保持に必要な強度を確保しており、アルミ合金溶湯12
の凝固後に炭化される。
【0027】図6に示す低圧鋳造装置で鋳造されたシリ
ンダヘッド24は型ばらしの後、鋳型20から取出され
て、外部に放置され、徐冷が行なわれるので、図7に示
す放置徐冷の領域において紙パイプ8はその炭化状態が
進行して、崩壊性が良好となる。
【0028】このようにして鋳造されたシリンダヘッド
24には、該シリンダヘッド24を構成するアルミ合金
の勒性を強化するために図7に示すT6処理が施され
る。つまり、鋳造後のシリンダヘッド24を加熱炉内に
挿入し、約520℃の加熱温度で4時間加熱した後に、
約180℃の加熱温度で1.5時間再加熱する熱処理
(T6処理)が施されるが、このT6処理を有効利用し
て、上述の紙パイプ8の炭化がさらに進行し、紙パイプ
8は完全に焼成崩壊されるので、シリンダヘッド24か
らの砂出しを簡単に行なうことができる。
【0029】なお、上述のT6処理(図7参照)に代え
てT4処理(図8参照)をし実行しても、紙パイプ8の
炭化進行および焼成崩壊については同様の効果を得るこ
とができる。また以上の説明においては軽合金鋳造の一
例としてアルミ合金鋳造を例示したが、図4に示す鋳造
用中子10を鋳鉄の鋳造に用いてもよいことは勿論であ
る。
【0030】すなわち、図4に示す鋳造用中子10を鋳
型の所定部に配設し、約1380℃の鋳鉄の溶湯を注湯
して鋳鉄製の鋳造品を製造する場合、図9に示すように
注湯開始から鋳造品取出しまでの間の所要時間は約30
〜45分で、鋳造用中子10内の紙パイプ8はその外周
部にシェルモールド砂の成形層11が位置しており、こ
の紙パイプ8に鋳鉄の溶湯の温度(1380℃)が直接
作用することはなく、シェルモールド砂の主成分として
のケイ砂の熱伝導により紙パイプ8に熱エネルギが伝わ
り、かつ鋳型内には酸素が少量であるため、紙パイプ8
は火を出して燃えることはなく、炭化された状態とな
る。しかも図9から明らかなように上述の紙パイプ8は
鋳鉄の溶湯が注湯されて凝固するまでの間は中子10の
形状保持に必要な強度を確保しており、鋳鉄溶湯の凝固
後に炭化され、かつ鋳造品の外部への取出し後の放置徐
冷の領域において紙パイプ8はその炭化状態が進行する
ので、崩壊性が良好となる。
【0031】以上要するに、上記実施例の鋳造用中子に
よれば、この鋳造用中子10は炭化可能な中空材(紙パ
イプ8参照)の外周にシェルモールド砂の成形層11を
有するので、上記紙パイプ8の存在により中子10の強
度の向上を図り、また紙パイプ8の内部にはシェルモー
ルド砂を充填しないので、シェルモールド砂の使用量低
減と中子10全体の重量軽減とを達成することができ、
かつ中子10の製作が容易で、上記紙パイプ8の炭化に
より鋳造後における中子10の崩壊性の向上を図ること
ができる。
【0032】しかも、上述の中空材(紙パイプ8参照)
にガス抜き孔9を穿設形成したので、中空材(紙パイプ
8参照)の中空部からガスを排出することができて、鋳
造欠陥の発生を防止することができる効果がある。
、上述の中子10を軽合金鋳造用に設定すると、鋳鉄
の鋳込温度に対してその鋳込温度が低温となる軽合金鋳
造に用いた時、有効となり、また、上述の中空材(紙パ
イプ8参照)を、軽合金鋳造品の強勒化処理としてのT
6処理時に炭化が進行して焼成破壊される材質に設定
ると、さらに良好な砂出しを行なうことができ、さらに
上述の中空材を紙パイプ8に設定すると、所期の目的を
達成することができる。ここで、上述の紙パイプ8とし
ては紙管(paper core)すなわちチップボール(chip b
oard、古紙を円網抄紙機ですいたもので、一般に400
g/m以上のもの)を螺旋状に巻いて作ったものを用
いることができる。
【0033】また、上記実施例の鋳造用中子の製造方法
によれば、炭化可能な中空材(紙パイプ8参照)を中子
金型5に配設した後に、この中子金型5のキャビティ
1,3と上述の中空材外周との間にシェルモールド砂
(いわゆる中子砂)を充填して、加熱すると樹脂の軟
化および硬化により中空材の外周にシェルモールド砂の
形成層11が一体的に形成された鋳造用中子を製造する
ことができる。
【0034】この結果、充分な中子10強度を有し、シ
ェルモールド砂の使用量低減と中子10の重量軽減との
両立を図り、鋳造後における中子10の崩壊性が良好な
鋳造用中子10を容易に製造することができる効果があ
る。ここで、上述のシェルモールド砂としては、石炭酸
素合成樹脂粉末を混合した砂つまりレジンサンド(resi
n sand)と、砂粒のまわりにレジンをまぶしたもの即ち
コーテッドサンドとの何れを用いてもよい。
【0035】さらに、上記実施例の鋳造品の処理方法
よれば、上述の鋳造用中子の製造方法において製造され
た鋳造用中子10を鋳型20に配設した鋳造し、鋳造さ
れた鋳造品(シリンダヘッド24参照)を中空材(紙パ
イプ8参照)が焼成崩壊されるように鋳造後に熱処理す
るので、T4処理、T6処理等の熱処理を有効利用し
て、中空材(紙パイプ8参照)の炭化が進行し焼成崩壊
されるので、中空材(紙パイプ8参照)のさらなる崩壊
性を確保することができて、砂出しを簡単に行なうこと
ができる効果がある。
【0036】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の中空材は、実施例の断面円形の紙
パイプ8に対応し、以下同様に、鋳造品は、シリンダヘ
ッド24に対応するも、この発明は、上述の実施例の構
成のみに限定されるものではない。
【0037】例えば、本発明の鋳造用中子の製造方法は
シェルモールド法のみに限らず、常温間によるCO
ンド法やコールドボックス法にも適用でき、この場合、
上述の中空材を補強部材として使用することができ、ま
た本発明の鋳造方法は低圧鋳造法のみに限らず、砂型鋳
造、シェルモールド鋳造、金型鋳造の各方法に適用可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の鋳造用中子の製造方法を示す断面
図。
【図2】 中空材としての紙パイプの斜視図。
【図3】 本発明の鋳造用中子の製造方法を示す断面
図。
【図4】 本発明の鋳造用中子を示す斜視図。
【図5】 鋳造用中子の部分断面図。
【図6】 造方法を示す断面図。
【図7】 中子造型、鋳造およびT6処理の時間に対す
る温度の関係を示す説明図。
【図8】 中子造型、鋳造およびT4処理の時間に対す
る温度の関係を示す説明図。
【図9】 中子造型、鋳造の時間に対する温度の関係を
示す説明図。
【図10】 従来の中実中子の断面図。
【符号の説明】
1,3…キャビティ 5…中子金型 8…紙パイプ 9…ガス抜き孔 10…鋳造用中子 11…成形層 20…鋳型 24…シリンダヘッド(鋳造品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B22D 29/00 B22D 29/00 F

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳造用中子であって、 炭化可能な中空材と、 上記中空材の外周に形成されたシェルモールド砂の成形
    層とを備え 上記中空材にガス抜き孔が穿設形成された 鋳造用中子。
  2. 【請求項2】炭化可能な中空材を中子金型に配設し、 上記中子金型のキャビティと上記中空材外周との間にシ
    ェルモールド砂を充填して加熱硬化させる鋳造用中子の
    製造方法
  3. 【請求項3】上記請求項2記載の鋳造用中子の製造方法
    において製造された鋳造用中子を鋳型に配設して鋳造
    し、 鋳造された鋳造品を中空材が焼成崩壊されるように鋳造
    後に熱処理する鋳造品の処理方法。
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