JP3460247B2 - マトリックス型表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

マトリックス型表示装置及びその駆動方法

Info

Publication number
JP3460247B2
JP3460247B2 JP11135293A JP11135293A JP3460247B2 JP 3460247 B2 JP3460247 B2 JP 3460247B2 JP 11135293 A JP11135293 A JP 11135293A JP 11135293 A JP11135293 A JP 11135293A JP 3460247 B2 JP3460247 B2 JP 3460247B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
signal
row
voltage
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11135293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0667628A (ja
Inventor
宏之 ▲真▼野
紀夫 田中
茂之 西谷
雅明 北島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11135293A priority Critical patent/JP3460247B2/ja
Publication of JPH0667628A publication Critical patent/JPH0667628A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3460247B2 publication Critical patent/JP3460247B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶駆動方法及びその表
示装置に係り、特に高速応答のSTN(Super T
wisted Nematic)液晶を高コントラスト
表示する駆動方法及びその表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マトリックス構造を持つ液晶表示
装置の駆動方法としてはアイトリプルイー トランジャ
クションズ オン エレクトロン デバイス(IEEE
Transactions on Electron
devices Vol.ED−26,No.5,M
ay1979(PP795〜)のUltimateLi
mits for Matrix Addressin
g of RMS−Responding Liqui
d−Crystal Display及びSID92’
Digest Active Addressing
Methodfor High−Contrast V
ideo−Rate STN Display)に記載
のように行電極に直交性を持つ関数に従った電圧を与
え、列電極にはその列のすべての表示情報と走査側の関
数との積和の関数を与える表示方法が提案されている。
以下、図2〜図5を用いその駆動方法を詳細に説明す
る。
【0003】図2はN行、M列のマトリックス構造の液
晶表示部の構造を示す図であり、行電極と列電極の交点
が表示ドットを構成している。N個の行電極にはそれぞ
れf(1)〜f(N)の関数で示される電圧が印加さ
れ、M個の列電極にはg(1)〜g(M)の関数で示さ
れる電圧が印加される。U(i,j)はi行、j列の交
点のドットに印加される電圧を示し、これは、f(i)
とg(j)の差電圧である。図3は現在STN液晶の駆
動波形として一般的に使用されている行電極に印加され
る直交関数の1例を示す図である。図2、図3を用い現
在STN液晶の駆動方法として一般的に用いられている
駆動方法について説明する。今f(i)が図3の関数で
示されるとするとf(i),g(j)はそれぞれ、式
(1)、式(2)で表すことがでる。
【0004】
【数8】
【0005】ここで、δ(i,t)はi=tで1、i≠
jで0であり、FPは式(3)で与えられる定数で、
【0006】
【数9】
【0007】P(i,j)はi行、j列の交点のドット
の表示情報を示し、表示オンの時に−1、表示オフの時
に1となる。この時ドットU(i,j)に印加される電
圧の実行値Urms(i,j)は式(1)(2)(3)
を用い次の様に計算できる。
【0008】
【数10】
【0009】ここでT=Nと置いて変形する。
【0010】
【数11】
【0011】
【数12】
【0012】以上より、Urms(i,j)は式(4)
となる。この時、P(i,j)が表示オンとすると、P
(i,j)=−1となり式(4)は式(5)となり、表
示オフとすると、P(i,j)=1となり式(6)とな
る。
【0013】
【数13】
【0014】以上より、ドットU(i,j)に印加され
る電圧実効値はそのドットのオン、オフの情報P(i,
j)により式(5)(6)となる。U(i,j)に印加
される電圧波形は(f(i)−g(j))であり式
(1)(2)から図4に示す波形となる。図4において
S1,S2,S3は次式で表される。
【0015】
【数14】
【0016】ここでN=240とするとS1=12.1
(U(i,j)=表示オン)、10.6(U(i,j)
=表示オフ)S2=0.73,S3=−0.73となり
1フレーム(t=1〜Nの期間)に1度(i=t)大き
な電圧が印加され、残りは低い電圧が印加される。この
ため高速応答のSTN液晶ではこの低い電圧を印加して
いる期間で表示輝度が低下することが考えられる。そこ
でこれを解決する駆動方法について次の方法が提案され
ている。この駆動方法について説明する。図5はウォル
シュ関数と呼ばれている直交関数で、分割=8の例を示
している。今、図2の液晶表示部の行電極の関数として
分割=Tのウォルシュ関数を用いf(i)にT個のウォ
ルシュ関数のうちN個を選び適用(T≧N)した場合の
ドットU(i,j)の電圧実効値Urms(i,j)は
次の様になる。
【0017】
【数15】
【0018】
【数16】
【0019】ここで、f(i),G(j)は式(7)、
式(8)で与えられるものとする。
【0020】
【数17】
【0021】ここで、W(i,t)はウォルシュ関数で
1または−1の値をとり、FPは式(9)で示される定
数である。
【0022】
【数18】
【0023】以上よりドットU(i,j)の電圧実効値
は次式となり、
【0024】
【数19】
【0025】式(4)と同一になり、表示オンのときは
式(5)、表示オフの時は式(6)の値となる。すなわ
ち、行電極に与える電圧の関数を図5に示すウォルシュ
関数としてもドットU(i,j)に印加される電圧実効
値はそのドットの表示オン、表示オフにより式(5)、
式(6)で示されることになる。
【0026】この場合、式(8)のg(j)を次式に示
す形に変形して考えると
【0027】
【数20】
【0028】ここで、Dはj列のi=1〜NのP(i,
j)とw(i,j)の値の一致数(P(i,j)は±
1、W(i,j)は±1の値をとる)である。
【0029】この時Dの値は次式で示す正規分布で示さ
れる。
【0030】
【数21】
【0031】式(11)より、DはN/2を中心とした
正規分布に従うため、式(10)の値も同様に正規分布
に従う。このことより、U(i,j)に印加される電圧
波形(f(i)−g(j))は図4に比べ、t=1〜T
の間平均した電圧が印加される。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の駆動方法は
行電極に与える電圧関数をウォルシュ関数とした場合、
式(7)(8)より列電極に印加されえる電圧関数g
(j)は式(12)となり、ある時刻tの1つのドット
に対する印加電圧を決定するにはi=1〜Nの表示情報
P(i,j)とウォルシュ関数W(i、t)の積和を計
算する必要があり実現が困難であり、具体的駆動回路は
明示されていない。これにたいして行電極に与える電圧
関数を図3に示す関数とすると列電極に印加される電圧
関数g(j)は式(13)であり、
【0033】
【数22】
【0034】積和は必要なく回路構成は簡単となる。し
かし、この場合は図4に示すようにドットU(i,j)
に印加される電圧波形はN回に1度のみ高い電圧とな
り、残りのN−1回は低い電圧となるため高速応答のS
TN液晶を表示する場合コントラストを低下させること
が考えられる。
【0035】本発明の目的は回路構成が簡単で、高速応
答のSTN液晶に対してもコントラストを低下すること
のない新しい行電極に印加する電圧関数を示すととも
に、実現可能な回路構成を示すことである。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、行関数発生手段と関数発生手段とX行の表示データ
を格納するラインメモリ手段とラインメモリ手段と関数
発生手段の出力を演算する演算手段と演算手段の出力を
電圧に変換する電圧発生手段を設けた。
【0037】
【作用】行関数発生手段はN行のうちある時刻tではX
行のみウォルシュ関数とし残りの行は0となるように関
数を発生し、液晶の行電極駆動手段に与える。また関数
発生手段は上記X行のウォルシュ関数と同じ値を発生し
その出力はラインメモリ手段の出力と演算され、演算結
果が電圧に変換され列電極駆動手段に与えられる。
【0038】
【実施例】本発明の1実施例を以下に図面を用いて説明
する。図1は本発明の一実施例の液晶表示装置のブロッ
ク図である。図1の液晶表示の動作の説明の前に液晶に
印加される電圧波形について説明する。図6はN個の行
電極に印加する電圧関数を8行のみウォルシュ関数と
し、1フレーム周期Tを2N(Nは表示行数)とし上記
8行のウォルシュ関数を分割=16で駆動する場合の行
電極の電圧関数を示す図である。なお液晶表示部は従来
例と同様にN行、M列の表示とする。この場合、行電極
に印加される電圧関数、および列電極に印加される電圧
関数はそれぞれ式(20)(21)となる。
【0039】
【数23】
【0040】ここで、FPは式(22)で示される定数
であり、B(i,t)は図6に示す関数である。
【0041】
【数24】
【0042】またP(i,j)は従来例と同様に、i
行、j列のドットが表示オンの時−1、表示オフの時1
となる。式(20)〜(22)を用いドットU(i,
j)の電圧実効値Urms(i,j)を計算すると次の
ようになる。
【0043】
【数25】
【0044】
【数26】
【0045】
【数27】
【0046】
【数28】
【0047】これよりU(i,j)の電圧実効値は式
(23)となり、U(i,j)が表示オンの時はP
(i,j)は−1となるためその電圧実効値は式(2
4)となり、表示オフのときはP(i,j)は1となる
ため式(25)となる。
【0048】
【数29】
【0049】以上より行電極に印加する電圧関数を図1
のようにしても表示オン、オフの電圧実効値は従来例で
示した時と変わらないことが式(24)(25)と式
(5)(6)を比較することでわかる。
【0050】以上N行のうち8行をウォルシュ関数と
し、この8行のウォルシュ関数を16分割で駆動すると
して説明してきたがこれに限られる訳ではなく、一般的
にN行のうちR行をウォルシュ関数とし、このウォルシ
ュ関数をK分割で駆動することも可能である。この時R
<N,K≧Rの関係が成立するものとする。
【0051】以下、一般化した場合のf(i)、g
(j)を式(26)(27)に示し、この場合の定数F
Pを式(28)に示す。また、この時のU(i,j)の
電圧実効値Urms(i,j)を計算する。
【0052】
【数30】
【0053】
【数31】
【0054】
【数32】
【0055】これは式(23)と一致する。以上より一
般的に上記のように置いても式(29)が成立すればそ
のドットU(i,j)の電圧実効値Urms(i,j)
は従来例と同様になる。また、本実施例ではウォルシュ
関数を用いて説明したがこれに限られる訳ではなく、実
効値の計算の経過より1と−1の値を持つ直交関数であ
れば良い。以下、この駆動方法を部分直交関数駆動方式
と呼び説明する。
【0056】
【数33】
【0057】次に、上記で説明した液晶駆動回路の1実
施例を図1、図7〜図14を用いて説明する。図7は部
分直交関数駆動方式を実現する列信号発生手段の1実施
例のブロック図で、1は表示データで、表示オンを”
1”、表示オフを”0”で表す。2は書き込み手段、3
はAデータ、4はBデータ、5はX行分のデータを格納
するラインメモリA、6はX行分のデータを格納するラ
インメモリBで書き込み手段2はAデータ3、Bデータ
4を介してラインメモリA5,B6に表示データ1を書
き込む。尚、この時、書き込み手段2はX行ずつ交互に
ラインメモリA5、ラインメモリB6に書き込みを行
う。7は読みだしデータA、8は読みだしデータB、9
は読みだし手段で、読みだし手段9はラインメモリA
5、ラインメモリB6のうち書き込みを行っていない方
から読みだしデータA7、読みだしデータB8を介して
格納されたデータを読みだす。なおこの読みだし動作は
X行分のデータを同時に読みだすものとする。10は読
みだし手段9によりラインメモリから読みだされた表示
情報でX行表示データである。11は演算手段、13は
関数発生手段、13はX行関数データで、演算手段11
は表示情報であるX行表示データ10とX行関数データ
13の積和演算を行う。14は演算データ、15は電圧
変換手段、16はアナログ表示データであり、演算手段
11の演算結果である演算データ14を電圧変換手段に
より電圧に変換しアナログ表示データとする。図1は図
7の列信号発生手段を用いた液晶表示装置の1実施例の
ブロック図で、17は列信号発生手段で図6で説明した
ものであり、18は列電極駆動手段でアナログ表示デー
タを1行分取り込み、その後一斉に1行分のデータを出
力する。尚、この1行分のデータ取り込みは1分割期間
で行われる。19〜21は列電極信号でそれぞれ1列列
電極信号、2列列電極信号、M列列電極信号である。2
2は行関数発生手段で、図6で示した行関数を発生す
る。23は行関数データ、24は行電極駆動手段で行関
数発生手段22は1分割時間の行分の関数を行関数デー
タ23を介して行電極駆動手段24に書き込み、行電極
駆動手段24は書き込み終了後に行電極にその値に従っ
た電圧を出力する。尚、この行関数データ23の書き込
みも1分割期間で行われ、列電極駆動手段18のアナロ
グ表示データ16の書き込みの1分割期間の周期と同期
している。25〜27は行電極信号でそれぞれ1行電極
信号、2行電極信号、N行電極信号である。28はN
行、M列の表示を行う液晶パネルである。図8は本実施
例において液晶パネル28を4行、4列とした時の液晶
パネルのドット情報を表す図、図9は関数発生手段12
のX行関数データ13の各tにおける値を示す図、図1
0はX行読みだしデータ10とX行関数データ13のタ
イミング関係を説明する図、図11は演算手段11の1
実施例のブロック図で、29、30は論理反転を行う反
転回路、31、32は排他的論理和をとるEXOR回
路、33はデコード手段である。図12は、デコード手
段33の動作を説明する図であり、図13は行関数発生
手段12の出力する関数データ23の各tの値を示す
図、図14は列電極駆動手段18、行駆動手段24の動
作を説明するタイミング図である。
【0058】また、本実施例では説明の都合上液晶パネ
ル28は4行、4列で、X=2、この2行を4分割で駆
動するとして説明する。すなわち、1フレームは8分割
で駆動することになる(式(29)参照)。まず最初に
図7の動作を説明する。
【0059】表示データ1は図8に示す液晶パネル28
の各ドットに対してU(1,1),U(1,2)………
U(2,1),U(2,2)………U(4,1),U
(4,2)……U(4,4)とシリアルに送られて来
る。この表示データ1は書き込み手段2によりラインメ
モリA5,ラインメモリB6に2行づつ交互に書き込ま
れる。すなわち、1、2行目のデータはラインメモリA
5に、3、4行目のデータはラインメモリB6に書き込
まれることになる。今、1、2行目のデータのラインメ
モリA5への書き込みが終了し、3行目のデータがライ
ンメモリB6に書き込まれているとすると、読みだし手
段9はラインメモリA5より書き込まれたデータをライ
ンメモリA5より読みだす。この時、読みだしデータA
7はU(1,1)とU(2,1)を同時に、U(1,
2)とU(2,2)を同時にと行方向のデータを同時に
読みだし、X行読みだしデータ10として出力する。関
数発生手段は各時刻t(2行を4分割で駆動しているた
めt=1〜4を繰り返す)に従い、図9に示すh
(1),h(2)のX行関数データを発生する。ここ
で、関数データh(1),h(2)は1ビットで、−1
を”0”、+1を”1”で示している。ここで、関数発
生手段12の動作と読みだし手段9の動作のタイミング
を図10で説明する。X行関数データ13がt=1のh
(1),h(2)となっているとき読みだし手段9は図
10に示すように1列目から4列目の2行のデータを順
次読みだす。これをt=4まで繰返し、終了後関数発生
手段は再びt=1からX行関数データ13を発生する。
これに対して、読みだし手段9はラインメモリB6から
ラインメモリA5からの読みだしと同様な動作でデータ
を読みだす。次に、演算手段11の動作を図11、12
を用いて説明する。今、X行読みだしデータがU(1,
1),U(2,1)で、X行関数データがh(1),h
(2)とすると表示データは表示オンを”1”、表示オ
フを”0”で表しているため、式(21)のP(i,
j)の表現に合わせるため反転回路29、30でU
(1,1),U(2,1)を反転する。この反転された
データはそれぞれh(1),h(2)と排他的論理和回
路をEXOR31,32でとり、その出力をデーコード
手段33で図12に従いデコードする。これは次式の演
算を行っていることになり、式(21)の積和を演算す
ることになる。
【0060】
【数34】
【0061】従って、演算データ14は図12に示すい
ずれかの値をとり、電圧変換手段により式(26)、
(27)(28)より次式の電圧値となる様に変換さ
れ、アナログ表示データ16として出力される。
【0062】
【数35】
【0063】本実施例ではN=4,R=2である。ま
た、Voffは式(25)で示すように表示オフ電圧
を”1”としているため実際の駆動電圧に変換するため
の係数である。以上、説明したように図7の列信号発生
手段は式(20)〜(29)で説明した部分直交関数駆
動を実現している。次に、図7に示すこの列信号発生手
段を用いた液晶表示装置の実施例を図1を用い説明す
る。
【0064】表示データ1は列信号発生手段17により
式(27)に従った信号に変換され式(30)に従った
電圧に変換される。このアナログ表示データ16は順次
列電極駆動手段18に取り込まれ、このデータは1行分
の取り込み終了時に一斉に列電極信号に出力される。行
関数発生手段22は図13に示す関数で行関数データ2
3をf(1),f(2),f(3),f(4)と順次出
力する。行電極駆動手段24はこの行関数データ23を
受取、1列分のデータを全て受け取った後、行電極信号
として出力する。以上、列電極手段18、行電極手段2
4の動作タイミングを図14に示す。
【0065】以上説明したSTN液晶の駆動方法によれ
ば、式(27)に示される列信号の演算は従来例ではN
行分を行うのに対して、R行(R<N)分でよく、回路
的にも実現が容易である。ここで、240行、640列
の1演算時間(図10のta)を求める。ここで、フレ
ーム周波数は60Hz,R=8,K=16とする。
【0066】
【数36】
【0067】すなわち、約54nsの間に8行(R=
8)分のデータを読みだし演算を行えば良い。これは、
実施例で示したように8行分のデータを同時に読みだ
し、演算することは容易である。これに対して、従来の
駆動方法ではtaは次のようになる。
【0068】
【数37】
【0069】taそのものは部分直交関数駆動に比較し
て長くなる。しかし、この約100nsの間に240行
分のデータを読みだし演算することは論理回路上困難で
ある。すなわち、1行のデータ分の処理速度は0.4n
sとなり、パラレル駆動を行い論理回路上実現可能な速
度に落すとしても、そのパラレル数が多くなり、大きな
論理規模となる。これに比較して、部分直交関数駆動で
は演算の行数が少なく、小さな論理規模で実現可能とな
る。
【0070】次に、本発明の他の実施例を以下図面を用
いて説明する。図15は本実施例の液晶表示装置のブロ
ック図である。図15の液晶表示の動作の説明の前に液
晶に印加される電圧波形について説明する。図16はN
個の行電極に印加する電圧関数を8行のみウォルシュ関
数とし、1フレーム周期Tを2N(Nは表示行数)と
し、上記8行のウォルシュ関数を分割=16で駆動する
場合の行電極の電圧関数を示す図である。また液晶表示
部は従来例と同様にN行、M列の表示とする。一般的
に、N個の行電極に印加する電圧関数をm行のみウォル
シュ関数とし、1フレームの周期をTとし、上記m行の
ウォルシュ関数の分割数をsとすると、各行電極に印加
される電圧関数Fhと、各列電極に印加される電圧関数
Gjと、i行j列の画素に印加される電圧の実行値Ur
msは次のようになる。
【0071】
【数38】
【0072】
【数39】
【0073】
【数40】
【0074】
【数41】
【0075】以上よりi行j列の画素に印加される電圧
の実行値Urmsは、式(36)となる。又、表示オン
のときIijは−1、表示オフのときIijは+1とな
るので、それぞれの電圧実行値は式(37)、式(3
8)となる。
【0076】
【数42】
【0077】ここで、動作マージンRを定義すると式
(39)となる。
【0078】
【数43】
【0079】式(39)において、動作マージンRが最
大となるcを求めると、式(40)となる。
【0080】
【数44】
【0081】式(40)を式(37)、式(38)に代
入すると、Urms(on)とUrms(off)は式
(41)、式(42)となる。
【0082】
【数45】
【0083】又、式(40)をしき(39)に代入する
と、動作マージンRは式(43)となる。
【0084】
【数46】
【0085】ここで、Urms(off)を1と置く
と、式(42)からFは式(44)となる。
【0086】
【数47】
【0087】式(44)をしき(41)、式(42)に
代入すると、Urms(on)とUrms(off)は
式(45)、式(46)となる。
【0088】
【数48】
【0089】以上のように、行電極に印加する電圧関数
を図16のようにした場合、表示オン、オフの電圧実行
値は、従来例のNをnNとしたときと同じであることが
式(45)式(46)と、式(6)、式(6)を比較す
ることで分かる。また、本実施例ではウォルシュ関数を
用いて説明したがこれに限られる訳ではなく、実効値の
計算の経過より1と−1の値を持つ直交関数であれば良
い。以下、この駆動方法を第一の実施例と同様に部分直
交関数駆動方式と呼ぶこととする。
【0090】次に、上記で説明した液晶駆動回路の第二
の実施例を図15、図16、及び図7〜図14を用いて
説明する。図7は部分直交関数駆動方式を実現する列信
号発生手段のブロック図で、第一の実施例と同じ構成で
あり、各部分の説明は省略する。又、同様に図8〜図1
4は、第一の実施例と同じ構成であるので、各部分の説
明は省略する。図15は図7の列信号発生手段を用いた
液晶表示装置の第二の実施例のブロック図で、17は列
信号発生手段で図7で説明したものであり、18は列電
極駆動手段でアナログ表示データを1行分取り込み、そ
の後一斉に1行分のデータを出力する。尚、この1行分
のデータ取り込みは1分割期間で行われる。19〜21
は列電極信号でそれぞれ1列列電極信号、2列列電極信
号、M列列電極信号である。34は行関数発生手段で、
図6で示した行関数を発生する。23は行関数データ、
24は行電極駆動手段で行関数発生手段34は1分割時
間の行分の関数を行関数データ23を介して行電極駆動
手段24に書き込み、行電極駆動手段24は書き込み終
了後に行電極にその値に従った電圧を出力する。尚、こ
の行関数データ23の書き込みも1分割期間で行われ、
列電極駆動手段18のアナログ表示データ16の書き込
みの1分割期間の周期と同期している。25〜27は行
電極信号でそれぞれ1行電極信号、2行電極信号、N行
電極信号である。28はN行、M列の表示を行う液晶パ
ネルである。尚、本実施例では説明の都合上液晶パネル
28は4行、4列で、X=2、この2行を4分割で駆動
するとして説明する。すなわち、1フレームは8分割で
駆動することになる(式(29)参照)。まず最初に図
7の動作を説明する。表示データ1は図8に示す液晶パ
ネル28の各ドットに対してU(1,1),U(1,
2)………U(2,1),U(2,2)………U(4,
1),U(4,2)……U(4,4)とシリアルに送ら
れて来る。この表示データ1は書き込み手段2によりラ
インメモリA5,ラインメモリB6に2行づつ交互に書
き込まれる。すなわち、1、2行目のデータはラインメ
モリA5に、3、4行目のデータはラインメモリB6に
書き込まれることになる。今、1、2行目のデータのラ
インメモリA5への書き込みが終了し、3行目のデータ
がラインメモリB6に書き込まれているとすると、読み
だし手段9はラインメモリA5より書き込まれたデータ
をラインメモリA5より読みだす。この時、読みだしデ
ータAはU(1,1)とU(2,1)を同時に、U
(1,2)とU(2,2)を同時にと行方向のデータを
同時に読みだし、X行読みだしデータ10として出力す
る。関数発生手段は各時刻t(2行を4分割で駆動して
いるためt=1〜4を繰り返す)に従い、図9に示すh
(1),h(2)のX行関数データを発生する。ここ
で、関数データh(1),h(2)は1ビットで、−1
を”0”、+1を”1”で示している。ここで、関数発
生手段12の動作と読みだし手段9の動作のタイミング
を図10で説明する。X行関数データ13がt=1のh
(1),h(2)となっているとき読みだし手段9は図
10に示すように1列目から4列目の2行のデータを順
次読みだす。これをt=4まで繰返し、終了後関数発生
手段は再びt=1からX行関数データ13を発生する。
これに対して、読みだし手段9はラインメモリB6から
ラインメモリA5からの読みだしと同様な動作でデータ
を読みだす。次に、演算手段11の動作を図11、12
を用いて説明する。今、X行読みだしデータがU(1,
1),U(2,1)で、X行関数データがh(1),h
(2)とすると表示データは表示オンを”1”、表示オ
フを”0”で表しているため、式(21)のP(i,
j)の表現に合わせるため反転回路29、30でU
(1,1),U(2,1)を反転する。この反転された
データはそれぞれh(1),h(2)と排他的論理和回
路をEXOR31,32でとり、その出力をデーコード
手段33で図12に従いデコードする。これは式(3
4)の積和演算を行っていることになる。従って、演算
データ14は図12に示すいずれかの値をとり、電圧変
換手段により式(31)、(32)(34)(40)
(44)に示す電圧値となる様に変換され、アナログ表
示データ16として出力される。本実施例ではN=4,
R=2である。また、Voffは表示オフ電圧を”1”
としているため実際の駆動電圧に変換するための係数で
ある。以上、説明したように図7の列信号発生手段は式
(31)〜(46)で説明した部分直交関数駆動を実現
している。
【0091】次に、図7に示すこの列信号発生手段を用
いた液晶表示装置の実施例を図15を用い説明する。表
示データ1は、列信号発生手段17により式(34)に
従った信号に変換される。このアナログ表示データ16
は順次列電極駆動手段18に取り込まれ、このデータは
1行分の取り込み終了時に一斉に列電極信号に出力され
る。行関数発生手段22は、図16に示す関数で行関数
データ23をf(1),f(2),f(3),f(4)
と順次出力する。行電極駆動手段24はこの行関数デー
タ23を受け取り、1列分のデータを全て受け取った
後、行電極信号として出力する。以上、列電極手段1
8、行電極手段24の動作タイミングを図14に示す。
【0092】以上説明したSTN液晶の駆動方法によれ
ば、式(34)に示される列信号の演算はm行(m<
N)分でよく、回路的にも実現が容易である。ここで、
240行、640列の1演算時間(図10のta)を求
める。ここで、フレーム周波数は60Hz,m=8,s
=16とすると、第一の実施例と同様に約54nsの間
に8行(m=8)分のデータを読みだし演算を行えば良
い。これは、実施例で示したように8行分のデータを同
時に読みだし、演算することは容易である。これに対し
て、従来の駆動方法ではtaも第一の実施例と同様に約
100nsとなる。しかし、この約100nsの間に2
40行分のデータを読みだし演算することは論理回路上
困難である。すなわち、1行のデータ分の処理速度は
0.4nsとなり、パラレル駆動を行い論理回路上実現
可能な速度に落すとしても、そのパラレル数が多くな
り、大きな論理規模となる。これに比較して、部分直交
関数駆動では演算の行数が少なく、小さな論理規模で実
現可能となる。
【0093】以上説明した実施例では、N行の表示装置
をR行単位にK分割の直交関数を電圧関数として駆動す
る場合、図6、図16に示したように、K分割を連続し
て行なっていた。又、第一の実施例と第二の実施例か
ら、図17に示す直交関数を用いても実現可能である。
図17の直交関数は、第一の実施例では0を、第二の実
施例ではW0となる期間に0とW0を交互に組み合わせ与
えるものである。この場合の実施例の詳細の説明は行わ
ないが、第一の実施例、第二の実施例の説明から同様に
実現可能であることは自明である。さらに、図17で
は、0とW0を交互としたが、これに限られる訳ではな
く、それらの数、与え方を変えても実現可能である。
【0094】次に、本発明の第三の実施例を示す。第三
の実施例は、例えばN行の表示装置を8行ずつ、16分
割で駆動する場合において、16分割をW1からW4の
各4分割(k1からk16で示される16分割のうちk
1からk4をW1、k5からk8をW2、k9からk1
2をW3、k13からk16をW4とする)を分散させ
て駆動する方法の具体的回路について示すものである。
この場合、16分割を分散させただけであり、その分散
された時間に、当該の8行の演算を行ない列電極の印加
電圧を計算することにより、第1の実施例と同じ表示オ
ンと表示オフの電圧で駆動できることは自明である。
尚、この考え方に近い公知例としては、Japan D
isplay ’92ダイジェストの503頁から50
5頁に記載されているが、その動作、具体的回路に関し
ては記載されていない。以下、図面を用いて第3の実施
例の詳細を説明する。図18は本第3の実施例の液晶表
示装置のブロック図であり、35は表示データ、36は
水平同期信号であるH信号、37は垂直同期信号である
V信号、38は表示データ35に同期したDCLK、3
9は表示データ35のうち表示装置上で表示すべきデー
タを”ハイ”で示す表示信号であり、表示データ35と
してはH信号36の1周期の1水平時間に1ライン分の
640ドット、V信号37の1周期の1フレーム時間に
240ライン分のデータが送られてくるものとする。4
0はフレームメモリ制御手段、41はフレームライトデ
ータ、42はフレームメモリに対し入力されるデータの
書き込み及び読みだしを制御するフレームメモリ制御バ
ス、43はデータ信号制御バスであり、フレームメモリ
制御手段40は表示データ35をシリアルパラレル変換
し4ドットのパラレルデータのフレームメモリライトデ
ータ41を生成し、さらに、H信号36、V信号37、
DCLK38、表示信号39よりフレーム制御信号バス
42、データ信号制御バス43を生成する。これら生成
する信号の詳細は後で説明する。44はフレームメモリ
手段、45はフレームメモリリードデータである。46
は列信号発生手段であり、第1の実施例と同様に、フレ
ームリードデータ45の8ライン分に対し演算を行い液
晶データ47を生成する。48は列信号制御バス、49
は関数信号バスでそれぞれ列信号発生手段46で生成さ
れる。50は行関数発生手段であり、51は行データ、
52は行信号バスであり、行関数発生手段50は関数信
号バス49を用い、行データ51、行データ制御信号バ
ス52を生成する。53は列電極駆動手段、54から5
6は第1列、第2列及び第640列の列電極信号で、液
晶データ47を列信号制御バス48により列電極駆動手
段53へ書き込み、列電極駆動手段53は液晶データ4
7の情報により、9種類の電圧から1つを選択し、対応
する列電極信号に出力する。尚、図18では、9種類の
電圧は図示していないが、1例としては外部で、抵抗手
段による分圧回路で生成し、列電極駆動手段に入力し、
実現することが出来る。57は行電極駆動手段、58か
ら60はそれぞれ1行目、2行目、240行目の行電極
信号で、行データ51は行データ制御バス52により行
電極駆動手段57に書き込まれ、行電極駆動手段57は
書き込まれた行データ51の情報に従い、3種類の電圧
から1電圧を選択し対応する行電極信号に出力する。
尚、図18では3種類の電圧は図示していないが、列電
極駆動手段53の場合と同様に外部で抵抗手段による分
圧回路で生成し、行電極駆動手段57に入力する実施例
がある。また、列電極駆動手段53、行電極駆動手段5
7の動作は、選択する電圧数を除けば、日立製TFT液
晶ドライバ”HD66310”と同じ動作であり実現が
容易であることは自明である。61は横640ドット、
縦240ラインの表示部を持つ液晶表示装置で、列電極
と行電極の交点が1ドットの表示であり、この交点の電
位差の電圧実効値で表示オン、表示オフを表示する。図
19は本液晶表示装置に入力される表示データ35のタ
イミング図、図20はフレームメモリ手段44から読み
だされるフレームメモリリードデータ45及び、データ
制御バス43のタイミングを示すタイミング図である。
図20において、リードV信号81、リードH信号8
2、リード表示データ45はデータ制御バス43の信号
である。図21はフレームメモリ手段44の1実施例の
ブロック図であり、62は1フレーム分の640ドット
×240ラインの表示情報を格納するフレームメモリ手
段A、63は同様に1フレーム分の表示情報を格納する
フレームメモリ手段Bであり、64はフレームメモリ手
段A62に書き込みアドレスのリセットを指示するAW
リセット、65はフレームメモリ手段A62に書き込み
動作をを行うAWクロック、66はフレームメモリ手段
A62に読みだしアドレスのリセットを指示するARリ
セット、67はフレームメモリ手段A62に読みだし動
作を行うARクロック、68はフレームメモリ手段B6
3に書き込みアドレスのリセットを指示するBWリセッ
ト、69はフレームメモリ手段B63に書き込み動作を
を行うBWクロック、70はフレームメモリ手段B63
に読みだしアドレスのリセットを指示するBRリセッ
ト、71はフレームメモリ手段B63に読みだし動作を
行うBRクロックである。72はフレームメモリR/W
信号で、”ハイ”の時フレームメモリ手段A62への書
き込み、フレムメモリ手段B63からの読みだしを示
し、”ロー”の時フレームメモリ手段A62からの読み
だし、フレムメモリ手段B63への書き込みを示す。7
3はセレクト手段A、74はセレクト手段Bで、それぞ
れフレームメモリR/W信号72に従い選択動作を行
う。75はメモリAリセット、76はメモリAクロッ
ク、77はメモリAR/W信号、78はメモリBリセッ
ト、79はメモリBクロック、80はメモリBR/W信
号で、メモリA手段62、メモリB手段63はそれぞれ
のR/W信号77、80に従い、リード、ライトの動作
を行う(R/W信号が”ハイ”の時ライト動作、”ロ
ー”の時リード動作とする)。又、メモリA手段62、
メモリB手段63のリード、ライトのアドレスは各リセ
ット信号75、78により”0”にリセットされ、その
後各クロック76、79の書き込み、読みだし動作の後
にインクリメントされる。図22はフレームメモリ手段
44の動作を説明するタイミング図、図23は図18の
列信号発生手段46の1実施例のブロック図である。図
23において、85は書き込み手段、86はAデータ、
87はA制御バス、88はラインアドレス、89はB制
御バス、90はBデータ、91はAW信号で、92はラ
インメモリA、93はラインメモリBである。書き込み
手段85は4ビットパラレルのフレームメモリリードデ
ータ45をAデータ86、Bデータ90として出力する
と共に、データ制御信号バス43によりA制御バス8
7、ラインアドレス88、B制御バス89、AW信号9
1を生成する。尚、書き込み動作はフレームメモリリー
ドデータ45の8ライン毎にラインメモリA92、ライ
ンメモリB93に対し交互に行い、これをAW信号91
で”ハイ”の時ラインメモリA92への書き込み、”ロ
ー”の時にラインメモリB93への書き込みを示すもの
とする。95はAリード制御バス、96はBリード制御
バス、94は読みだし手段、97はAリードデータ、9
8はBリードデータであり、読みだし手段94はデータ
制御バス43を用い、Aリード制御バス95、Bリード
制御バス96を生成し、Aリードデータ97、Bリード
データ98としてラインメモリA92、ラインメモリB
93より読みだし動作を行う。尚、この読みだし動作は
AW信号91を用い、書き込み動作を行っていないライ
ンメモリからの読みだしを行うように動作する。99は
読みだしデータである8ラインデータ、100はリード
カウントであり、それぞれ読みだし手段94で生成され
る。101は関数発生手段、102は直交関数データで
あり、関数発生手段101はリードカウント100、デ
ータ制御バス43により分割16の8つの直交関数を生
成し、直交関数データ102として出力する。103は
演算手段であり、8ラインデータ99と直交関数データ
102とを演算し、液晶データ47を出力する。尚、具
体的な演算方法、手段は後述する。図24は、図23の
ラインメモリA92の書き込み動作に着目した1実施例
のブロック図で、104はAWリセット、105はAW
クロックでそれぞれA制御バス87の信号である。10
6から108はそれぞれ1ライン分の表示情報を格納す
るラインメモリで、それぞれライン1メモリ、ライン2
メモリ、ライン8メモリである。尚、図中3から7ライ
ンのメモリは省略してある。109はライトアドレスデ
コード手段でラインアドレス88をデコードし、どのラ
インメモリにデータを書き込むか指示する。110はラ
インメモリ1ライト信号、111はラインメモリ2ライ
ト信号、112はラインメモリ8ライト信号でそれぞ
れ”ハイ”となっているメモリに対して書き込み動作を
行う。又、各ラインメモリはAWリセット104によ
り、書き込みアドレスを”0”とし、その後AWクロッ
ク105により順次書き込み動作、アドレスのインクリ
メントを行う。図25、図26はラインメモリA92へ
の書き込み動作を説明する図、図27はラインメモリA
92の読みだしに着目した1実施例のブロック図であ
り、ARリセット116、ARクロック117はAリー
ド制御バス95の信号である。113から115はそれ
ぞれ、ライン1メモリ106、ライン2メモリ107、
ライン8メモリ108のリードデータでラインメモリA
1データ、ラインメモリA2データ、ラインメモリA8
データである。リード動作はARリセット116によ
り、リードアドレスを”0”とし、その後ARクロック
117により、順次ライン1メモリ106からライン8
メモリ108の8ライン分のメモリから同時に1ドット
ずつ640ドット分読みだす。図28はラインメモリA
92からの読みだし動作を説明するタイミング図、図2
9は図23の演算手段103の1実施例のブロック図で
ある。119はEXORであり、8ライン分の1ビット
のデータ情報の8ラインデータ99、及び8つの直交関
数である直交関数データ102の各データの排他的論理
和を演算する。120はEXOR119の出力の演算デ
ータ、121はデコード手段で演算データ120の”ハ
イ”の数をデコードし、デコード結果は液晶データ47
として出力される。図30は関数発生手段101の1実
施例のブロック図で、122は8種類の直交関数データ
を16分割分記憶する直交関数記憶手段で、フィールド
信号84、リードカウント100に従い8種類の直交関
数の値である直交関数データ102を出力する。123
はラインブロックカウンタ、124はラインブロック信
号であり、ラインブロックかうんた123はリードV信
号81を基準として、リードH信号82で8ライン単位
にカウント動作を行い、そのカウント値をラインブロッ
ク信号124として出力する。図31は関数値記憶手段
122の動作を説明する図であり、図32はラインブロ
ックカウンタ123の動作を説明するタイミング図、図
33は列電極駆動手段53の動作を説明するタイミング
図である。図34は行関数発生手段50の1実施例のブ
ロック図で、125は水平クロック、126は液晶クロ
ック、128は部分カウント値、129部分クロック
で、各々列信号発生手段46で生成される。127は部
分カウンタで、ここでは水平クロック125でリセット
され、液晶クロック126で8カウントを繰り返すカウ
ンタであり、そのカウント値を部分カウント値128と
して出力すると共に8カウント同期の部分クロック12
9を生成する。130はブロックカウンタ、131はブ
ロック値で、水平クロック125でリセットされ、部分
クロック129でカウントし、そのカウント値をブロッ
ク値131として出力する。132は比較手段、133
は比較出力で、ラインブロック出力124とブロック値
131を比較し、一致した時に比較出力133を“ハ
イ”とする。134はP→S手段で、入力である8種の
直交関数の直交関数データ102を部分カント値128
に従い1種ずつ出力する。135はP→S手段134の
出力のシリアル直交データで、136は比較出力133
が“ハイ”の時シリアル直交データを出力し、それ以外
では“0”を出力するセレクト手段である。
【0095】まず図18を用いて第3の実施例の概略動
作を説明し、その後図19から図35を用いて、図18
の液晶表示装置のブロック図の各ブロックの詳細の動作
説明を行う。
【0096】入力される表示データ35は、1フレーム
期間に表示すべき1画面分のデータがシリアルに送られ
てくる。フレームメモリ制御手段40はこの表示データ
35を4ビットパラレルに変換し、フレームメモリ手段
44に順次書き込みを行う。又、フレームメモリ制御手
段40は1フレーム前に格納した4ビットパラレルの表
示データ35の情報をフレームメモリ手段44から入力
のフレーム周期の1/4の周期で4回読みだし動作を行
う。フレームメモリ制御手段40は上記読みだしのタイ
ミングに合わせ入力のH信号36、V信号37、DCL
K38、表示信号39からリードV信号81、リードH
信号82、リード表示信号83、フィールド信号84、
及びDCLKと同じ周期の基準クロックを合わせてデー
タ制御バス43として列発生手段46に出力する。フィ
ールド信号84は4回の読みだしの回数を示すもので”
1”から”4”の値を持ち、ここではそれぞれ第1フィ
ールドから第4フィールドと呼ぶ。列信号発生手段46
はデータ信号制御バス43、フレームメモリリードデー
タ45から列電極駆動手段53へ出力する液晶データ4
7、列信号制御バス48を生成する。列信号発生手段4
6はフレームリードデータ45を8ライン分取り込み、
取り込んだ8ライン分のデータを同時に1ドットずつ読
みだし、この読みだした8ライン分のデータと直交関数
のデータとの演算を行い液晶データ47を生成する。こ
の演算では図17に示すように第1フィールドはW1の
直交関数での演算、第2フィールドではW2、第3フィ
ールドでW3、第4フィールドでW4の直交関数との演
算を行う。行関数発生手段50は、図17の直交関数及
び”0”の駆動電圧が各行電極信号に与えられるよう
に、行電極駆動手段57を制御する。尚、上記列信号発
生手段46内の演算の直交関数と同期をとるため、行関
数発生手段50は関数信号バス49を用いて行データ5
1を生成する。
【0097】以下、各ブロックの動作の詳細を説明す
る。
【0098】図18に入力される表示データ35のタイ
ミングを図19に示す。表示データ35は縦240ライ
ンあり、V信号37の1周期の1フレーム期間(ここで
は16ms)に240ラインのデータが送られてくる。
1ラインは、H信号36の1周期で示され、この期間で
表示信号39の”ハイ”で示される有効期間で640ド
ットのデータがシリアルに順次送られてくる。従って、
この表示データ35は1画面を横640ドット、縦24
0ラインで構成している。この表示データは、4ビット
パラレルに変換され、フレームメモリ手段44に書き込
まれると共に、図20に示すように1/4の周期で読み
だされる。次に、フレームメモリ手段44の読みだし、
書き込み動作について説明する。フレームメモリ手段4
4は、図21に示す構成で実現でき、セレクト手段Aは
フレームR/W信号72が”ハイ”の時は図22に示す
ように、メモリ手段A79への書き込みを行わせるた
め、AWリセット64、AWクロック65を選択し、メ
モリAリセット75、メモリAクロック76として出力
し、メモリAR/W信号を”ハイ”にする。これによ
り、メモリ手段AはV信号37と同一のタイミングであ
るAWリセット64によりアドレスをリセットし、その
後AWクロック65により、表示信号39の”ハイ”の
期間のフレームライトデータ41の書き込みを行う。こ
こで、AWクロック63はフレームライトデータ41に
同期した、すなわちDCLK38の4倍の周期のクロッ
クで、表示信号39が”ハイ”の期間のデータのみにク
ロック出力となるクロック信号である。この書き込み動
作を行っている時は、セレクト手段B74は、メモリB
リセット78、メモリBクロック79として、BRリセ
ット70、BRクロック71を選択し、メモリBR/W
信号を”ロー”にしているため、メモリB手段80は図
22に示すように、V信号37の4倍の周波数のリード
V信号に同期して、読みだし動作を行うことになる。
尚、BRクロック71は書き込みに対して4倍の速度で
読みだしを行うため書き込みのクロックの1/4の周期
のクロック、すなわちDCLK38と同一の周期のクロ
ックとなる。また、フレームR/W信号72が”ロー”
の時は、セレクト手段A73、セレクト手段B74はそ
れぞれ、ARリセット66、ARクロック67、BWリ
セット68、BWクロック69を選択し、メモリAR/
W信号77を”ロー”、メモリBR/W信号80を”ハ
イ”にし、メモリA手段62に対しては読みだし動作、
メモリB手段63に対しては書き込み動作を行わせる。
【0099】以上説明したように、フレームメモリ制御
手段40、フレームメモリ手段44の動作により、図1
9に示される表示データ35はフレームメモリ手段44
に書き込まれ、そのデータは1フレーム期間遅れて、図
20に示すように1/4の周期で4回読みだされる。
尚、図20には図示していないが、フレームリードデー
タ45は入力のDCLK38と同じ周期のリードクロッ
クに同期し、このリードクロックはデータ制御信号バス
43に含まれている。
【0100】次に列信号46の動作の詳細を説明する。
【0101】フレームリードデータ45は4ビットのパ
ラレルデータであり、書き込み手段85により、ライン
メモリA92又はラインメモリB93へ書き込まれる。
書き込み手段85は図24に示すように、リードV信号
81を基準にしリードH信号82によりカウントされ、
1〜8の値を繰り返すラインアドレス88を生成すると
共に8ライン毎にAW信号91を“ハイ”、“ロー”と
繰り返させる。AW信号91はフレームリードデータ4
5の書き込みを行なうラインメモリを指示する信号であ
り、“ハイ”の時ラインメモリA92への書き込みを指
示し、“ロー”の時ラインメモリBへの書き込みを指示
する。
【0102】今、AW信号91を“ハイ”とし、ライン
メモリA92への書き込み動作を図25、図26を用い
て説明する。図25においてライトアドレスデコード手
段109は、AW信号91が“ハイ”の時、図24に示
したライトアドレス88の値により、ライン1メモリ1
06からライン8メモリ109の8ヶのラインメモリに
対して、順次書き込み動作をイネーブルとする。すなわ
ち、各ラインメモリに対しては、図26に示すようにリ
ードH信号82と同一のAWリセット113によりライ
トアドレスをリセットし、リード表示信号83が“ハ
イ”の期間のデータに同期したクロック、AWクロック
114で、順次ラインメモリにAデータ86を1ライン
ずつ書き込むことになる。ラインメモリB93も図25
と同一の構成で実現できる。但し、ラインメモリB93
内のライトアドレスデコード手段は、AW信号91が
“ロー”の時にライトアドレス88に従い各ライト信号
をイネーブルにする。ラインメモリA92はAW信号9
1が“ロー”の時(ラインメモリB93へ書き込みを行
なっている時)読み出し手段94により読み出し動作を
行なう。以下、この読み出し動作を図27、図28を用
いて説明する。ライン1メモリ106からライン8メモ
リ108は、ARリセット116によりリードアドレス
をリセットし、その後ARクロック117により順次1
ドットずつ読み出される。この時、読み出し手段94は
ARリセット116を図28に示すように、AW信号9
1が“ロー”の期間に4回、すなわちリードH信号82
の2周期毎に生成し、又、その時リードカウント118
を1から4にカウントアップする。ARリセット116
の1周期では、ARクロック117により640ドット
のデータが順次読みだされ、8ラインのデータのAリー
ドデータ97として出力されえる。この動作は、フレー
ムメモリBも同様であり、AW信号が”ハイ”の時、B
Rクロック、BRリセットを読みだし手段94がBリー
ド制御バスとして出力し、読みだしを行う。図26でわ
かるように、AWリセット113、AWクロック114
はラインメモリA92が書き込み動作時のみに出力され
る。BWリセット、BWクロックも同様にラインメモリ
B93が書き込み時のみに出力される。又、リード用の
リセット、クロックも同様である。読みだされたデータ
の8ラインデータ99は演算手段103に入力され、図
29に示すようにEXOR119で直交関数データ10
2と演算を行い、その出力結果の”1”の数をデコード
し、液晶データ47として出力する。この時、演算され
る直交関数データ102は、図30に示す関数発生手段
101で生成される。図30において、関数記憶手段1
22は、フィールド信号84、リードカウント100に
従い、図31に示す関係で直交関数データ102を生成
する。すなわち、フィールド信号84が”1”の時は図
17のW1に相当する分割時間K1からK4の直交関数
データを、”2”の時はW2に相当する分割時間K5か
らK8の直交関数データを、”3”の時はW3に相当す
る分割時間K9からK12の直交関数データを、”4”
の時はW4に相当する分割時間K13からK16の直交
関数データを生成する。
【0103】ラインブロックカウンタ123は図32に
示すように、フレームリードデータ45が一旦、ライン
メモリに書き込まれれその後、読みだされることより8
ライン分遅れる。従って、リードV信号81に対し、8
ライン遅れたタイミングで、1から30(240ライン
を8ラインずつ30分割)カウントする。すなわち、こ
のラインブロックカウンタ123の出力であるラインブ
ロック信号124は、現在、ラインメモリより読みださ
れ演算手段103で演算されているラインのブロック
(8ラインずつ1から30のブロック)を示しているこ
とになる。
【0104】列信号制御バス48は水平クロック12
5、液晶クロック126を含んでおり、それぞれの信号
は読みだし手段94により生成され、水平クロック12
5はARリセット116と同一周期の、リードH信号8
2の2周期の周期であり、液晶クロック126は、リー
ドクロックと同一の周期であり、それぞれ、ARリセッ
ト116とBRリセットのOR演算、ARクロック11
7とBRクロックのOR演算で表すことができる。
【0105】列信号駆動手段53は、液晶クロック12
6により順次液晶データ47をラッチし、640ドット
分のデータラッチ後の水平クロック125により、列電
極信号として、9種類の電圧から1種類を各ドットの液
晶データ47の情報により、選択し出力する。すなわ
ち、図33に示すように、液晶データ47は水平クロッ
ク125の1周期遅れで電圧に変換され、液晶パネル6
1に与えられる。尚、図中1−k1、1−k2………は
第1ブロック(1行目から8行目)の表示データに対し
ての直交関数の分割時間k1、k2………の演算結果で
あることを示している。
【0106】次に、行関数発生手段50の動作を説明す
る。行関数発生手段50は、列信号発生手段46で演算
を行っているラインに対して直交関数を出力するように
行電極駆動手段57を制御する手段であり、図34に示
す構成で実現できる。部分カウンタ127は、図35に
示すように、水平クロック125でリセットされ、液晶
クロック126により、1から8のカウント動作を繰り
返し部分カウント値128として出力すると共に、この
8カウント周期の液晶クロック129でブロックカウン
タ130をカウントアップする。すなわち、行電極駆動
手段57の制御信号である、行データ制御バスは、水平
クロック135、液晶クロック126であるため、ライ
ンブロック信号124と同一のブロック値131以外の
行データ51を”0”とするため、比較手段132、セ
レクト手段136が動作し、ラインブロック信号124
とブロック値131が一致した時は、P→S手段174
を介して、列信号発生手段46の演算に用いられた直交
関数データ102を1ビットずつ行データ51として出
力する。これにより、演算されたブロックの行のみに直
交関数データを与え、それ以外の行を”0”とすること
が可能となる。
【0107】以上説明した動作により、列電極用の演
算、及び行電極への電圧印加を制御でき、分割時間を分
散させた形での液晶の駆動が可能となる。
【0108】又、本実施例ではフレームメモリの読みだ
しを書き込みの周期で4回としたが、これに限られる分
けではなくx回の読みだしとすることも可能である。
【0109】さらに、1ブロックのライン数も8ライン
としたが、第1の実施例と同様にyラインとすることも
可能である。
【0110】第三の実施例の回路構成では、図23に示
したように列信号発生手段46にラインメモリを使用し
ている。しかし、これに限られる訳ではなく、ラインメ
モリを使用しない構成でも実現可能である。この実施例
を第四の実施例として図35から図38を用いて説明す
る。図35は、第四の実施例の液晶表示装置のブロック
図であり、137はフレームメモリ制御手段、138は
フレームリードデータであり、フレームメモリ手段に対
して、表示データの書き込み、フレームリードデータ1
38の読み出しを制御する。139は列信号発生手段で
ある。その他第三の実施例と同じ動作を行うブロックは
図18と同じ符号を記入した。図36はフレームメモリ
手段44からの読み出し動作を説明するタイミング図、
図37は列信号発生手段の一実施例のブロック図であ
る。図37において、140はフレームリードデータ1
38のデータの並び変えを行うデータ変換手段である。
その他のブロックは第三の実施例で、説明した列信号発
生手段46の構成を示す図23と同じであり、同じ動作
を行うブロックには同じ符号を記入した。図38は、デ
ータ変換手段140の動作を説明するタイミング図であ
る。以下、図面を参照しながら、第四の実施例の動作を
説明する。
【0111】図35において、入力される表示データ3
5、及び入力タイミング信号は、第三の実施例と同じく
図19に示すタイミングで入力される。入力表示データ
35は、フレームメモリ制御手段137により、フレー
ムメモリ手段44に書き込まれる。フレームメモリ制御
手段137は入力タイミング信号である、H信号36、
V信号37、DCLK38、表示信号39を用いてフレ
ームメモリ制御バス42の信号を作成する。これらの動
作は、第三の実施例と同じである。フレームメモリ手段
44に書き込まれた表示データ35は、同じくフレーム
メモリ制御手段137により、読みだされ、フレームリ
ードデータ138として列信号発生手段139に与えら
れる。フレームメモリ制御手段137は、この読み出し
動作のタイミングにあわせ、リードV信号81、リード
H82、リード表示信号83、フィールド信号84、D
CLK38と同じ周期の基準クロックをデータ制御バス
43として生成する。以下、この読み出し動作を説明す
る。読みだしは、第三の実施例と同様に、図21に示す
フレームメモリ手段の書き込みの行われていないメモリ
手段A62または、メモリ手段B63から図36に示す
ように、入力のフレーム周期であるV信号37の周期
で、4回読み出し動作を行う。従って、リードV信号8
1は入力の1フレーム期間に4周期となり、フィールド
信号84で示す第1フィールドから第4フィールドを形
成する。1フィールド期間にリードH信号82は30周
期となり、この1周期で8ライン分の表示データをフレ
ームメモリ手段より読みだす。従って、リードH信号8
2の第1周期では、フレームリードデータ138は1ラ
イン目から8ライン目のデータを水平方向4ビットづつ
図36に示す順に読みだし、フレームリードデータ13
8とする。図中、L1、L2、……、L8は1ライン
目、2ライン目、……、8ライン目、のデータを示して
いる。以上説明したように、第四の実施例では、第三の
実施例に比べ、フレームリードデータ138の読みだし
順を変え、これにともない、リードH信号82の周期が
異なることを除けばその動作は、第三の実施例と同じで
ある。
【0112】フレームリードデータ138はデータ信号
制御バス43と共に、列信号発生手段139に与えられ
る。列信号発生手段139は図37に示す構成で実現で
き、データ変換手段140はフレームリードデータ13
8を図38に示すように、水平方向4ビットの8ライン
分のデータを水平1ビット8ライン分の8ビットのデー
タの8ラインデータ99に変換する。この8ラインデー
タ99は図37に示すように、演算手段103に与えら
れ、液晶データ47に変換される。演算手段103の動
作は、第三の実施例と同様である。
【0113】以上、説明したように、ラインメモリを用
いなくても、第三の実施例と同じ動作を実現可能であ
る。
【0114】以上説明した実施例では、液晶表示装置
は、図39に示す液晶表示装置143のように、表示デ
ータを生成するパソコンやワークステーション、ワープ
ロなどの情報処理装置の表示制御回路であるシステム装
置表示制御手段141とインターフェイス信号142で
接続され使用されることが多い。この時のインターフェ
イス信号142を図40に示す。これは、第一の実施例
から四の実施例で用いた入力信号であり、V信号37、
H信号36、表示データ35、表示信号39、DCLK
38である。V信号37は1画面の表示データを液晶表
示装置143に送る期間を示す信号で、1周期を1フレ
ームと称する。H信号36は、表示データの1ライン分
のデータを送る期間を示し、1周期を1水平期間と称す
る。表示データ35はシリアルに1ビットづつ上記タイ
ミングに従い1画面のデータを順に液晶表示装置143
に送る。DCLK38は図示していないが表示データに
同期したクロックである。表示信号39は表示データ3
5のうち、液晶表示装置に表示すべきデータを示す信号
である。尚、図40では、帰線データと呼ばれる表示し
ないデータは水平にしかない(図中の表示データ35
の”1”と記入された前と640と記入された後のデー
タ)が、これに限られる訳でなく数ラインの帰線データ
がある場合も考えられる。
【0115】しかし、第一の実施例から第四の実施例の
を実現した情報処理装置のインターフェイスはこれに限
られる訳ではなく、例えば、各実施例で用いた、フレー
ムメモリ制御手段、フレームメモリ手段、列信号発生手
段、行関数発生手段等をシステム装置表示制御手段14
1に設けることで、液晶表示装置143のインターフェ
イス142信号を図41、42とすることも可能であ
る。
【0116】図41は、第三の実施例のフレームメモリ
制御手段、フレームメモリ手段をシステム装置表示制御
手段141に設けた場合のインターフェイス信号142
の1例を示すタイミング図である。これは、図20で示
したフレームリードデータ45とデータ信号制御バス4
3の信号である。又、図示していないがフレームリード
データ45に同期したクロックが必要である。また、図
41では、フレームリードデータ45は、4ビットパラ
レルであるがこれに限られる訳ではなく、パラレル数は
1ビットのシリアルから任意の複数ビットとすることが
可能である。また、パラレルで送る場合は、液晶表示装
置側の処理回路のタイミング設計を簡単化する目的で、
インターフェイス信号として、1ドットのデータ周期の
クロックを加えることも考えられる。
【0117】図42は、第四の実施例のフレームメモリ
制御手段、フレームメモリ手段をシステム装置表示制御
手段141に設けた場合のインターフェイス信号142
の1例を示すタイミング図である。これは、図36で示
したフレームリードデータ138とデータ信号制御バス
43の信号である。又、図示していないがフレームリー
ドデータ45に同期したクロックが必要である。また、
図41では、フレームリードデータ45は、水平方向4
ビットパラレルであるがこれに限られる訳ではなく、パ
ラレル数は1ビットのシリアルから任意の複数ビットと
することが可能である。また、ライン方向の読みだし
も、例えば、1ライン目のデータを8ビット送った後、
2ライン目、3ライン目と順に8ビットのデータを送る
ことも可能である。すなわち、ここでの特徴は、1水平
のデータを順に送るのではなく、複数ラインのデータを
交互に送ることである。また、パラレルで送る場合は、
液晶表示装置側の処理回路のタイミング設計を簡単化す
る目的で、インターフェイス信号として、1ドットのデ
ータ周期のクロックを加えることも考えられる。
【0118】上記2つの実施例のインターフェイス信号
の特徴は、同じ画面のデータを複数回送ることであり、
フィールドの4回の回数、その他のタイミングに限定す
るものではない。
【0119】また、第三の実施例、第四の実施例のデー
タ信号制御バス43と比較するとフィールド信号がない
が、これは、V信号、リードV信号から容易に生成可能
である。
【0120】次に、システム装置表示制御手段141に
列信号発生手段及び、行関数発生手段を設けた場合のイ
ンターフェイス信号142の例を示す。この場合のイン
ターフェイス信号142は、図18を例に取ると、液晶
データ47、列信号制御バス48、行データ51、行信
号バス52となる。この時の特徴は、液晶データは、複
数ラインの表示データと、その複数ラインに印加される
直交関数との演算結果であること、及び、行電極駆動手
段をタイミング信号だけでなく、その動作を制御する行
データ51をインターフェイスとしたことである。ま
た、行関数発生手段のみを液晶表示装置143に設ける
構成も考えられ、この時のは、行データ51、行信号バ
ス52に変え、関数信号バス49がインターフェイス信
号142に加わる。関数信号バスは、例えば、第三の実
施例で示したように複数ラインの表示データと演算が行
われる直交関数のデータを示す直交関数データ102、
とタイミング信号を示すラインブロック信号124、水
平クロック125、液晶クロック126で構成される。
この場合の特徴は、インターフェイス信号142とし
て、液晶データ47の演算に用いた直交関数データ10
2があることである。また、上記のタイミング信号は、
これに限られる訳ではなく、直交関数データ102を行
電極駆動手段57を駆動する行データ51に変換でき、
行信号バス52を生成可能なタイミング信号であれば良
い。
【0121】次に、第一の実施例から第四の実施例で説
明した機能をシステム装置表示制御手段141に設けた
場合の実施例を図面を用いて説明する。図43は、従来
のシステム装置表示制御手段141の1例のブロック図
である。144は中央演算装置であるCPU、145は
アドレスバス、146はデータバス、147は表示コン
トローラ、148は表示メモリバス、149は表示した
い情報を格納する表示メモリ、150は表示パレットデ
ータ、151は表示タイミング信号バス、152はパレ
ット手段、153は表示データである。この時のインタ
ーフェイス信号142は図19に示すタイミングとなる
(DCLKは図示されていない)。CPU144は、表
示コントローラ147を通じて、アドレスバスで、表示
メモリ149の書き込みや読みだしの位置を指示し、デ
ータバスを介してデータを書き込み、読みだしを行う。
これにより、CPU144は表示メモリ上に、表示した
い画面を書き込んだり、表示メモリ149から読みだし
たりできることになる。表示コントローラ147はCP
U144の表示メモリ149への書き込みや読みだしの
動作を調停すると共に、表示装置へ表示すべきデータを
送るため表示メモリ149から読みだしを行う。また、
表示コントローラ147は表示タイミング制御信号バス
151を生成する。表示コントローラ147の表示メモ
リ149から読みだしたデータは、パレットデータ15
0となり、パレット手段152を介して表示データ15
3となる。通常、パレット手段152は、パレットデー
タ150を色情報に変換するが、ここでは、モノクロ表
示であるためパレットデータ150をそのまま表示デー
タ153とすることとする。
【0122】図44は、図41で示したインターフェイ
ス信号とした場合のシステム装置表示制御手段の1実施
例を示したもので、前に説明した、フレームメモリ制御
手段、フレームメモリ手段の機能をそのままシステム装
置に設けた場合と比較して、表示情報を記憶するメモリ
手段の容量を2/3にできる特徴を有するものである。
図44から図46を用いて説明する。図41は、システ
ム装置表示制御手段の1実施例のブロック図であり、従
来の構成に対して、表示コントローラ147の表示メモ
リ149の読みだし方を変え、さらに、この読みだした
データを記憶するメモリ手段を設けた。154はこの記
憶手段である、バッファ手段である。先に説明した、フ
レームメモリ手段は図21に示したように、1画面分の
データを記憶するメモリ手段を2つ用いたが、バッファ
手段154は1画面分のデータを記憶するものとする。
155はバッファデータである。図45は、バッファ手
段154の1実施例のブロック図であり、156は選択
手段で、パレットデータ150または、記憶したデータ
を切り換える。157はバッファメモリリード/ライト
手段であり、158はデータ切り換え信号、159はメ
モリ制御信号バス、160はメモリデータ、161はメ
モリリードデータである。162は、1画面分の表示デ
ータを記憶するメモリ手段である。バッファメモリリー
ド/ライト手段157は、表示タイミング制御信号バス
151を用いて、メモリ手段162に対して書き込み、
読みだしを制御するため、メモリアドレスや、メモリの
書き込み、読みだし用の信号であるメモリ制御信号バス
159を生成する。図46はパレットデータ150を説
明するタイミング図である。
【0123】図44において、表示コントローラ147
は表示メモリ149から、図46に示すように、従来の
1フレーム期間の1/4の周期(1フィールド周期)の
リードV信号の最初の周期(第1フィールド)で、1画
面分のデータを読みだし、パレットデータ150とし、
後の第2フィールドから第4フィールドまでは読みだし
を行わない。。リードH信号は1フィールド周期で26
0周期となり、パレットデータ150はリードH信号の
10周期目から249周期目までに1ライン目から24
0ライン目までのデータとなる。これを、図46では、
L1からL240で示している。リード表示信号はパレ
ットデータ150が、この表示するデータとなっている
ときに”ハイ”となる信号である。また、パレットデー
タ150はリードH信号の1周期に図中”1”から”6
40”で示される640ドットのデータがシリアルのデ
ータとなる。このような、パレットデータ150は、図
45に示す選択手段156により、第1フィールドでは
バッファデータ155となると、共に、この第1フィー
ルドでは、バッファメモリリード/ライト手段157に
より、メモリ手段162に書き込まれる。第2フィール
ド以降では、この書き込まれたデータが1フィールドで
1画面分のデータがメモリ手段162から、パレットデ
ータ150と同じタイミングで、バッファメモリリード
/ライト手段157で読みだされ、メモリリードデータ
161となり、選択手段156は、第2フィールドから
第4フィールドでは、このメモリリードデータ161が
バッファデータ155となる。従って、バッファデータ
155はパレット手段152を介して、表示データ15
3となり、図41で示したフレームリードデータと同じ
となる。バッファメモリリード/ライト手段157は表
示タイミング制御信号バス151を用いて、各種の制御
信号を生成するが、ここでは詳細には説明しないが、図
46のタイミング信号や、パレットデータの基準信号と
なるドットクロックなどから容易に生成できることは自
明である。
【0124】本実施例では、表示コントローラ147
は、従来、1画面分のデータを読みだしていた1フレー
ム期間を複数のフィールド期間に分割し、その中の1フ
ィールドで表示メモリ149から表示データを読みだ
し、これをそのまま表示データ153とすると共に、メ
モリ手段162に記憶させ、残りのフィールドでは、メ
モリ手段162に記憶したデータを1フィールドに1画
面分読みだし、表示データ153とする。これにより、
先に説明した実施例に比較して、メモリ手段162の容
量を1画面分とできる。図48は、本実施例を用いて、
図42に示したインターフェイス信号とする場合の表示
コントローラ147の表示メモリ149からの読みだし
を説明するために、パレットデータ150のタイミング
を示すものである。表示コントローラ147は、図47
に示すように、第1フィールドで1画面分のデータを読
みだし、パレットデータ150となる。パレットデータ
150はリードH信号30周期で1画面分のデータを、
1周期で8ライン分を読みだす。従って、図中のLL1
では1ライン目から8ライン目、LL2では9ライン目
から16ライン目をLL30では233ライン目から2
40ライン目の8ライン分のデータを読みだす。そし
て、図47では、リードH信号の1周期で、1ドットづ
つ8ライン分読みだし、これを繰り返す(図中L1、L
2、…L8が1ライン目、2ライン目、…8ライン目を
示し、”1”から”640”が1ドット目から640ド
ット目を示す)。
【0125】
【発明の効果】以上説明したSTN液晶の駆動方法によ
れば、式(27)に示される列信号の演算は従来例では
N行分を行うのに対して、R行(R<N)分でよく、回
路的にも実現が容易である。ここで、240行、640
列の1演算時間(図10のta)を求める。ここで、フ
レーム周波数は60Hz,R=8,K=16とする。
【0126】
【数36】
【0127】すなわち、約54nsの間に8行(R=
8)分のデータを読みだし演算を行えば良い。これは、
実施例で示したように8行分のデータを同時に読みだ
し、演算することは容易である。これに対して、従来の
駆動方法ではtaは次のようになる。
【0128】
【数37】
【0129】taそのものは部分直交関数駆動に比較し
て長くなる。しかし、この約100nsの間に240行
分のデータを読みだし演算することは論理回路上困難で
ある。すなわち、1行のデータ分の処理速度は0.4n
sとなり、パラレル駆動を行い論理回路上実現可能な速
度に落すとしても、そのパラレル数が多くなり、大きな
論理規模となる。これに比較して、部分直交関数駆動で
は演算の行数が少なく、小さな論理規模で実現可能とな
る。
【0130】さらに、部分直交駆動の分割を時間方向に
分散させることにより、選択期間(部分直交駆動用の直
交関数で示される電圧が行電極に印加される期間)の電
圧を印加する周期を短くでき、非選択期間(部分直交駆
動用の直交関数で示される電圧が行電極に印加されない
期間)の表示輝度の低下を防止することができる。
【0131】システム装置の表示制御手段に従来、表示
するデータを記憶する表示メモリ以外に表示データを記
憶する記憶手段、及び、直交関数生成手段、などを設け
ることにより、表示装置の機能を簡略化することができ
る。
【0132】さらに、表示制御手段の表示コントローラ
の表示データの読みだしを、複数フィールドに分割した
各フィールドの1フィールドで表示メモリから1画面分
のデータを読みだすこととすることで、表示データの記
憶手段の記憶容量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の1実施例のブロック
図、
【図2】N列、M行のマトリックス構造の液晶表示部、
【図3】現在STN液晶の駆動波形として一般的に使用
されている行電極に印加される直交関数の1例を示す
図、
【図4】ドットU(i,j)に印加される液晶駆動電圧
波形を示す図、
【図5】ウォルシュ関数と呼ばれている直交関数で、分
割=8の例を示す図、
【図6】N個の行電極に印加する電圧関数を8行のみウ
ォルシュ関数とし、1フレーム周期Tを2N(Nは表示
行数)とし上記8行のウォルシュ関数を分割=16で駆
動する場合の行電極の電圧関数を示す図、
【図7】列信号発生手段の1実施例のブロック図、
【図8】本実施例において液晶パネル28を4行、4列
とした時の液晶パネルのドット情報を表す図、
【図9】関数発生手段12のX行関数データ13の各t
における値を示す図、
【図10】X行読みだしデータ10とX行関数データ1
3のタイミング関係を説明する図、
【図11】演算手段11の1実施例のブロック図、
【図12】デコード回路33の動作を説明する図、
【図13】行関数発生手段12の出力する関数データ2
3の各tの値を示す図、
【図14】列電極駆動手段18、行駆動手段24の動作
を説明するタイミング図、
【図15】本発明の液晶表示装置の第二の実施例のブロ
ック図、
【図16】第二の実施例において、N個の行電極に印加
する電圧関数を8行のみウォルシュ関数とし、1フレー
ム周期Tを2N(Nは表示行数)とし、上記8行のウォ
ルシュ関数を分割=16で駆動する場合の行電極の電圧
関数を示す図、
【図17】図16の第二の実施例に対して、W0をW0
0とした行電極の電圧関数を示す図、
【図18】第三の実施例の液晶表示装置のブロック図、
【図19】液晶表示装置に入力される表示データ35の
タイミング図、
【図20】フレームメモリ手段44から読みだされるフ
レームメモリリードデータ45及びデータ制御バス43
のタイミングを示す図、
【図21】フレームメモリ手段44の一実施例を示すブ
ロック図、
【図22】フレームメモリ手段44の動作を説明するタ
イミング図、
【図23】列信号発生手段46のブロック図、
【図24】図23のラインメモリA92の書き込み動作
を説明する図、
【図25】図23のラインメモリA92の書き込み動作
に着目したブロック図、
【図26】図23のラインメモリA92の書き込み動作
を説明する図、
【図27】図23のラインメモリA92の読みだし動作
に着目したブロック図、
【図28】図23のラインメモリA92の読みだし動作
を説明する図、
【図29】演算手段103のブロック図、
【図30】関数発生手段101のブロック図、
【図31】関数値記憶手段122の動作を説明する図、
【図32】ラインブロックカウンタ123の動作を説明
するタイミング図、
【図33】列電極駆動手段53の動作を説明するタイミ
ング図、
【図34】行関数発生手段50のブロック図である。
【図35】第四の実施例の液晶表示装置のブロック図、
【図36】フレームメモリ手段44からの読み出し動作
を説明するタイミング図、
【図37】列信号発生手段の一実施例のブロック図、
【図38】データ変換手段140の動作を説明するタイ
ミング図、
【図39】システム装置の表示制御装置141と液晶表
示装置143のインターフェイスを説明するブロック
図、
【図40】インターフェイス信号142のタイミングを
表す1例を示す図、
【図41】第三の実施例のフレームメモリ制御手段、フ
レームメモリ手段をシステム装置表示制御手段141に
設けた場合のインターフェイス信号142の1例を示す
タイミング図、
【図42】第四の実施例のフレームメモリ制御手段、フ
レームメモリ手段をシステム装置表示制御手段141に
設けた場合のインターフェイス信号142の1例を示す
タイミング図、
【図43】従来のシステム装置の表示制御手段141の
1例のブロック図、
【図44】図41で示したインターフェイス信号を用い
る場合のシステム装置表示制御手段141の1実施例と
してのブロック図、
【図45】バッファ手段154の1実施例のブロック
図、
【図46】図44のパレットデータ150を説明するタ
イミング図、
【図47】図42に示したインターフェイス信号を用い
る場合に、表示コントローラ147の表示メモリ149
からの読みだしを説明するためのパレットデータ150
を説明するタイミング図。
【符号の説明】
1…表示データ、2…書き込み手段、3…Aデータ、4
…Bデータ、5…ラインメモリA、6…ラインメモリ
B、7…読みだしデータA、8…読みだしデータB、9
…読みだし手段、10…X行表示データ、11…演算手
段、12…関数発生手段、13…X行関数データ、14
…演算データ、15…電圧変換手段、16…アナログ表
示データ、17…列信号発生手段、18…列電極駆動手
段、19〜21…列電極信号でそれぞれ1列列電極信
号、2列列電極信号、M列列電極信号、22…行関数発
生手段、23…行関数データ、24…行電極駆動手段、
25〜27…行電極信号でそれぞれ1行電極信号、2行
電極信号、N行電極信号、28…N行、M列の表示を行
う液晶パネル、29、30…反転回路、31、32…E
XOR回路、33…デコード回路、34…行関数発生手
段35…表示データ、36…H信号、37…V信号、3
8…DCLK、39…表示信号、40…フレームメモリ
制御手段、41…フレームライトデータ、42…フレー
ムメモリ制御バス、43…データ信号制御バス、44…
フレームメモリ手段、45…フレームメモリリードデー
タ、46…列信号発生手段、47…液晶データ、48…
列信号制御バス、49…関数信号バス、50…行関数発
生手段、51…行データ、52…行信号バス、53…列
電極駆動手段、54…第1列列電極信号、55…第2列
列電極信号、56…第640列列電極信号、57…行電
極駆動手段、58…1行目行電極信号、59…2行目行
電極信号、60…240行目行電極信号、61…液晶表
示装置、62…フレームメモリ手段A、63…フレーム
メモリ手段B、64…AWリセット、65…AWクロッ
ク、66…ARリセット、67…ARクロック、68…
BWリセット、69…BWクロック、70…BRリセッ
ト、71…BRクロック、72…フレームメモリR/W
信号、73…セレクト手段A、74…セレクト手段B、
75…メモリAリセット、76…メモリAクロック、7
7…メモリAR/W信号、78…メモリBリセット、7
9…メモリBクロック、80…メモリBR/W信号、8
1…リードV信号、82…リードH信号、83…リード
表示信号、84…フィールド信号85…書き込み手段、
86…Aデータ、87…A制御バス、88…ラインアド
レス、89…B制御バス、90…Bデータ、91…AW
信号、92…ラインメモリA、93…ラインメモリB、
94…読みだし手段、95…Aリード制御バス、96…
Bリード制御バス、97…Aリードデータ、98…Bリ
ードデータ、99…8ラインデータ、100…リードカ
ウント、101…関数発生手段、102…直交関数デー
タ、103…演算手段、104…AWリセット、105
…AWクロック、106…ライン1メモリ、107…ラ
イン2メモリ、108…ライン8メモリ、109…ライ
トアドレスデコード手段、110…ラインメモリ1ライ
ト信号、111…ラインメモリ2ライト信号、112…
ラインメモリ8ライト信号、113…ラインメモリ1リ
ードデータ、114…ラインメモリ2リードデータ、1
15…ラインメモリ8リードデータ、116…ARリセ
ット、117…ARクロック、118…リードカウン
ト、119…EXOR、120…演算データ、121…
デコード手段、122…直交関数記憶手段、123…ラ
インブロックカウンタ、124…ラインブロック信号、
125…水平クロック、126…液晶クロック、127
…部分カウンタ、128…部分カウント値、129…部
分クロック、130…ブロックカウンタ、131…ブロ
ック値、132…比較手段、133…比較出力、134
…P→S手段、135…シリアル直交データ、136…
セレクト手段、137…フレームメモリ制御手段、13
8…フレームメモリリードデータ、139…列信号発生
手段、140…データ変換手段、141…システム装置
表示制御手段、142…インターフェイス信号、143
…液晶表示装置、144…CPU、145…アドレスバ
ス、146…データバス、147…表示コントローラ、
148…表示メモリバス、149…表示メモリ、150
…パレットデータ、151…表示タイミング信号バス、
152…パレット手段、153…表示データ、154…
バッファ手段、155…バッファデータ、156…選択
手段、157…バッファメモリリード/ライト手段、1
58…データ切り換え信号、159…メモリ制御信号バ
ス、160…メモリデータ、161…メモリリードデー
タである。162…1画面分の表示データを記憶するメ
モリ手段。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 3/20 641 G09G 3/20 641T (72)発明者 西谷 茂之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニ クス機器開発研究所内 (72)発明者 北島 雅明 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号株 式会社日立製作所日立研究所内 (56)参考文献 特開 平6−27904(JP,A) 特開 平5−100642(JP,A) 特開 平6−4043(JP,A) 国際公開93/23844(WO,A1) T.N.RUCKMONGTHAN, A GENERALIZED ADDR ESSING TECHNIQUE F OR RMS RESPONDING MATRIX LCDS,CONFER ENCE RECORD OF THE 1988 INTERNATIONAL DISPLAY RESEARCH C ONFERENCE,米国,1988年12月 18日,p.80−85 T.J.Scheffer,Acti ve addressing Meth on for High−Contor ast Video−Rate STN Displays,1992 Socie ty for Information Display internati onal Symposium Dig est of Technical P appers,米国,1992年 5月, p.228−231 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/00 - 3/38 G02F 1/133 505 - 580

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N行の行電極とM列の列電極の交点部に
    ットを備えた表示部と、表示データを列電圧に変換し該
    列電圧を該列電極に印加する列電極駆動手段と、行電圧
    を該行電極に印加する行電極駆動手段とを備えたマトリ
    ックス型表示装置において、 N行の行電極は、L分割(Lは2以上の整数)され該行電極駆動手段は、 1フレーム期間2NのうちのK期
    (0<K<2N、Kは整数)に1,−1の値を持つ
    ォルシュ関数によって形成された電圧波形、該1フレー
    ム周期2NのうちのK期間以外の期間に該ウォルシュ関
    数以外の1,−1の値を持つ直交関数と0となる関数
    交互に組み合わせて形成された電圧波形に従って、該行
    電圧を該行電極に印加し、 該行電極駆動手段は、さらに、該ウォルシュ関数によっ
    て形成された電圧波形に従った行電圧を、該L分割され
    た行電極ごとに、該K期間づつずらして 印加することを
    特徴とするマトリックス型表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1のマトリックス型表示装置におい
    て、j行目の行電極に、 【数1】 に従った行電圧が与えられる時、i列目の列電極に、 【数2】 に従った列電圧が与えられ、B(j・t)は、j行目の行電極に対し、時間tで印加
    される行電圧を指示す る関数である ことを特徴とするマ
    トリックス型表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2のマトリックス型表示装置におい
    て、 X行分(1≦X<N)の表示データを格納するメモリ手
    段と、 該メモリ手段に表示データを書き込む書き込み手段と、 該メモリ手段から表示データを読みだす読みだし手段
    と、 該K期間について該ウォルシュ関数を発生するX行関数
    発生手段と、 該X行関数発生手段の出力と該メモリ手段から読みだし
    たデータとを演算する演算手段と、 該演算手段の出力を電圧に変換する電圧変換手段とを備
    えたことを特徴とするマトリックス型表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3のマトリックス型表示装置におい
    て、 該演算手段は、 【数4】 の演算を行い、 該電圧変換手段は、 【数5】 によって規定された列電圧となるように変換することを
    特徴とするマトリックス型表示装置。
JP11135293A 1992-06-18 1993-05-13 マトリックス型表示装置及びその駆動方法 Expired - Lifetime JP3460247B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11135293A JP3460247B2 (ja) 1992-06-18 1993-05-13 マトリックス型表示装置及びその駆動方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15913992 1992-06-18
JP4-159139 1992-06-18
JP11135293A JP3460247B2 (ja) 1992-06-18 1993-05-13 マトリックス型表示装置及びその駆動方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000147465A Division JP2001013932A (ja) 1992-06-18 2000-05-15 マトリックス型表示装置及びその駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0667628A JPH0667628A (ja) 1994-03-11
JP3460247B2 true JP3460247B2 (ja) 2003-10-27

Family

ID=26450764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11135293A Expired - Lifetime JP3460247B2 (ja) 1992-06-18 1993-05-13 マトリックス型表示装置及びその駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3460247B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW270993B (en) * 1994-02-21 1996-02-21 Hitachi Seisakusyo Kk Matrix liquid crystal display and driving circuit therefor
WO1996016346A1 (fr) * 1994-11-17 1996-05-30 Seiko Epson Corporation Appareil d'affichage, procede de commande de l'appareil et equipement electronique
JPH08179731A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Hitachi Ltd データドライバ、走査ドライバ、液晶表示装置及びその駆動方式
TW320716B (ja) * 1995-04-27 1997-11-21 Hitachi Ltd
US6118425A (en) 1997-03-19 2000-09-12 Hitachi, Ltd. Liquid crystal display and driving method therefor

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
T.J.Scheffer,Active addressing Methon for High−Contorast Video−Rate STN Displays,1992 Society for Information Display international Symposium Digest of Technical Pappers,米国,1992年 5月,p.228−231
T.N.RUCKMONGTHAN,A GENERALIZED ADDRESSING TECHNIQUE FOR RMS RESPONDING MATRIX LCDS,CONFERENCE RECORD OF THE 1988 INTERNATIONAL DISPLAY RESEARCH CONFERENCE,米国,1988年12月18日,p.80−85

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0667628A (ja) 1994-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3253481B2 (ja) メモリインターフェイス回路
KR920000355B1 (ko) 디스플레이 패널 구동장치
JPH10133172A (ja) 単純マトリクス型表示装置の駆動回路
JP2003140114A (ja) コレステリック液晶ディスプレイ用ドライバ
US6559823B1 (en) Method of driving STN liquid crystal panel and apparatus therefor
JP2002318566A (ja) 液晶駆動回路及び液晶表示装置
JP3169763B2 (ja) 液晶表示パネルの階調駆動装置
JP3460247B2 (ja) マトリックス型表示装置及びその駆動方法
JPH0756538A (ja) マトリックス型表示装置の駆動方法
JP3030170B2 (ja) 単純マトリクス駆動型液晶表示装置
JPH0756540A (ja) マトリックス型表示装置の駆動方法
JPH0756541A (ja) マトリックス型表示装置の駆動方法
JPH0756542A (ja) マトリックス型表示装置の駆動方法
JP2001013932A (ja) マトリックス型表示装置及びその駆動方法
JP2741808B2 (ja) ドットマトリクス表示装置
JPH0756539A (ja) マトリックス型表示装置の駆動方法
JP2001350451A (ja) 液晶装置、その駆動装置及びその駆動方法、並びに電子機器
JPH10161610A (ja) 液晶表示装置
JP3555980B2 (ja) 液晶表示装置の列信号形成方法
JP3372306B2 (ja) マトリックス型液晶表示装置
JPH09218666A (ja) 液晶表示パネルの駆動装置
JP3233562B2 (ja) 液晶パネルの駆動方法
JPH09244594A (ja) 液晶表示駆動回路
JPS6020764B2 (ja) マトリクス表示装置
JPH07193679A (ja) 複数ライン同時駆動液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070815

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S631 Written request for registration of reclamation of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313631

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term