JP3460145B2 - 周波数測定装置 - Google Patents

周波数測定装置

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JP3460145B2
JP3460145B2 JP2000072058A JP2000072058A JP3460145B2 JP 3460145 B2 JP3460145 B2 JP 3460145B2 JP 2000072058 A JP2000072058 A JP 2000072058A JP 2000072058 A JP2000072058 A JP 2000072058A JP 3460145 B2 JP3460145 B2 JP 3460145B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号の周
波数をディジタル信号処理によって測定するための技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ信号の周波数を測定する方法と
して、従来では、アナログ信号をパルス信号に波形整形
してカウンタに入力し、単位時間に入力されたパルス数
を計数する方法(直接計数法)や、所定数のパルスが入
力されるまでの時間を計測し、その時間で所定数を除算
する方法(レシプロカル測定法)があった。
【0003】これら直接計数法やレシプルカル測定法の
ようにパルスをカウンタで計数して周波数を測定するも
のは、一般的に高速でリアルタイム測定が行える。
【0004】また、アナログ信号をディジタル信号に変
換してから演算処理で周波数を求める方法として、FF
T(高速フーリエ変換)の演算によって信号のスペクト
ラムを解析してピーク周波数を求める方法や、入力され
るディジタル信号の位相を順次求めてその軌跡を算出し
て周波数を演算する位相軌跡法があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年開発さ
れている各種の信号処理機器では、DSP(ディジタル
シグナルプロセッサ)やCPUによってアナログ信号に
対する各種の信号処理を行っているが、このような機器
に周波数測定機能を設ける場合、前記した直接計数方法
やレシプルカル測定法のようにアナログ信号をパルス信
号に波形整形して計数する方式のものでは、ディジタル
演算処理を行うためのハードウエアと全く別個のハード
ウエアを設けなればならない。
【0006】これに対し、前記FFT演算による方法や
位相軌跡法は、ディジタル信号に対する演算処理である
ので、ハードウエアを別個に設ける必要がなく、機器の
ハード構成が簡単になるという利点がある。
【0007】しかしながら、FFT演算を用いる方法で
は、ディジタル信号を解析に必要な数だけ蓄えてから演
算処理を行う必要があるため、直接計数法やレシプロカ
ル測定法のようなリアルタイム測定が行えない。
【0008】また、FFTの演算処理数が多いため、F
FTの上限ポイント数が制限され、これによって測定帯
域が狭くなってしまう。例えば1024ポイントのFF
T演算を行う場合、1秒の計数時間を実現するために
は、約1kHzのサンプリングレートにしなければなら
ず、測定可能な周波数帯域はその半分の500Hzまで
に制限されてしまう。
【0009】一方、位相軌跡法では、測定期間中の各時
刻毎の位相を正確に求めなければならず、そのために演
算ステップ数が多くなり、A/D変換器のサンプリング
レートが大きくなるとリアルタイム測定ができなくなっ
てしまう。また、演算に必要なデータのビット数も多く
しなければならず、演算部の限られたレジスタビット長
やメモリ容量では、短時間の測定しか行えない。
【0010】本発明は、これらの問題を解決して、ディ
ジタル信号に対する演算処理を用いながら、直接計数法
やレシプロカル測定法のようなリアルタイム測定が高精
度に行える周波数測定装置を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の周波数測定装置は、A/D変換
器および直交復調器を含み、被測定信号を互いに位相が
直交するベースバンドのディジタル直交信号に変換して
出力する信号変換部と、所定の測定開始タイミングに前
記信号変換部から出力されたディジタル直交信号および
前記測定開始タイミングから所定の測定時間が経過した
測定終了タイミングに前記信号変換部から出力されたデ
ィジタル直交信号からそれぞれ初期位相値および終了位
相値を求める位相検出手段と、前記測定開始タイミング
から測定終了タイミングまでの間に前記信号変換部から
出力されるディジタル直交信号を監視してサイクルスリ
ップの有無および回数を検出するサイクルスリップ検出
手段と、前記位相検出手段によって検出された初期位相
値、終了位相値、前記サイクルスリップ検出手段によっ
て検出されたサイクルスリップ数、前記信号変換部にお
ける周波数変換量および前記測定時間に基づいて、前記
被測定信号の周波数を算出する演算手段とを備えた周波
数測定装置であって、 前記信号変換部は、出力する直交
ディジタル信号の周波数帯域を前記A/D変換器のサン
プリング周波数の±1/4以内に制限するように構成さ
れ、 前記サイクルスリップ検出手段は、前記信号変換部
から出力されるディジタル直交信号の符号の変化に基づ
いてサイクルスリップの有無を判定することを特徴とし
ている。
【0012】また、本発明の請求項2の周波数測定装置
A/D変換器および直交復調器を含み、被測定信号
を互いに位相が直交するベースバンドのディジタル直交
信号に変換して出力する信号変換部と、 所定の測定開始
タイミングに前記信号変換部から出力されたディジタル
直交信号および前記測定開始タイミングから所定の測定
時間が経過した測定終了タイミングに前記信号変換部か
ら出力されたディジタル直交信号からそれぞれ初期位相
値および終了位相値を求める位相検出手段と、 前記測定
開始タイミングから測定終了タイミングまでの間に前記
信号変換部から出力されるディジタル直交信号を監視し
てサイクルスリップの有無および回数を検出するサイク
ルスリップ検出手段と、 前記位相検出手段によって検出
された初期位相値、終了位相値、前記サイクルスリップ
検出手段によって検出されたサイクルスリップ数、前記
信号変換部における周波数変換量および前記測定時間に
基づいて、前記被測定信号の周波数を算出する演算手段
とを備えた周波数測定装置であって、 前記サイクルスリ
ップ検出手段は、 前記信号変換部から出力されるディジ
タル直交信号のレベル比と位相値との関係を予め記憶し
ているメモリテーブルと、 前記信号変換部から出力され
るディジタル直交信号のレベル比を算出するレベル比算
出手段と、 前記レベル比算出手段によって算出されたレ
ベル比に対する位相値を前記メモリテーブルから順次読
み出す位相値読出手段と、 前記位相値読出手段が読み出
した位相値とその前に読み出した位相値との差を求める
位相差算出手段と、 前記位相差算出手段によって求めた
位相差と所定値とを比較してサイクルスリップの有無を
判定する判定手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態の周
波数測定装置20の構成を示している。
【0015】この周波数測定装置20は、信号変換部2
1、バッファメモリ25、測定条件設定手段28および
周波数検出部30によって構成されている。
【0016】信号変換部21は被測定信号Sを互いに位
相が直交するベースバンドのディジタル直交信号I、Q
に変換して出力するためのものであり、図2に示してい
るように、周波数変換回路22、A/D変換器23、直
交復調器24によって構成されている。
【0017】周波数変換回路22は、ミキサ22a、局
発回路22bおよび中間周波フィルタ22cからなり、
被測定信号Sと局発回路22bからの周波数f1の第1
ローカル信号L1とをミキサ22aに入力して、被測定
信号Sを中心周波数f2の中間周波帯に変換して出力す
る。第1ローカル信号L1の周波数f1は、測定条件設
定手段28によって、被測定信号Sの周波数fxに対し
てほぼ周波数f2だけ低いあるいは高い値に設定されて
いる。
【0018】なお、この周波数変換回路22では1段の
周波数変換を行っているが、ミキサ22a、局発回路2
2bおよび中間周波フィルタ22cを複数段用いて、周
波数変換を複数段行ってもよい。
【0019】A/D変換器23は、周波数変換回路22
から出力される中間周波帯の信号S′を所定のサンプリ
ング周波数fsでサンプリングしてディジタル信号Dに
変換して、直交復調器24へ出力する。このサンプリン
グ周波数fsは、周波数変換回路22から出力される信
号S′の上限周波数、即ち、中間周波フィルタ22cの
通過帯域の上限周波数の2倍以上に設定されている。
【0020】例えば、中間周波フィルタ22cの中心周
波数f2が16MHz、帯域幅が±2MHzの場合、サ
ンプリング周波数fsは36MHz以上必要であるが、
ここでは中心周波数f2の4倍の64MHzに設定され
ているものとする。
【0021】直交復調器24は、周波変換回路22の中
間周波数と等しい周波数f2の正弦波データを第2ロー
カル信号L2として出力する数値データ発生器24a、
第2ローカル信号L2の位相を90度シフトする移相器
24b、A/D変換器23からのディジタル信号と第2
ローカル信号L2とを乗算する第1の乗算器24c、A
/D変換器23からのディジタル信号と移相器24bか
らのローカル信号L2′とを乗算する第2の乗算器24
d、第1の乗算器24cの出力からイメージ成分を除去
してベースバンド成分Iを抽出する第1のLPF24
e、第2の乗算器24dの出力からイメージ成分を除去
してベースバンド成分Qを抽出する第2のLPF24f
とによって構成されており、A/D変換器23から出力
されるディジタル信号Dを直交復調して、互いに位相が
直交するベースバンドのディジタル直交信号I、Qを順
次出力する。
【0022】なお、第1のLPF24eおよび第2のL
PF24fは、入力されるデータの間引きによる帯域可
変が可能なデシメーションフィルタであり、測定条件設
定手段28から設定されたフィルタ係数Kに応じて帯域
および出力データレートが可変する。
【0023】信号変換部21から出力されるディジタル
直交信号I、Qは、図1に示しているように、バッファ
メモリ25に一時的に記憶されてから、後述する周波数
検出部30へ出力される。
【0024】測定条件設定手段28は、図示しない操作
部の操作によって指定された測定時間T、信号変換部2
1の各ローカル信号の周波数f1、f2および前記フィ
ルタ係数K等の測定条件を決定するパラメータを信号変
換部21および周波検出部30へ設定する。
【0025】周波数検出部30は、DSPによって構成
されており、信号変換部21から出力されるディジタル
直交信号I、Qに基づいて被測定信号Sの周波数を検出
する。
【0026】この周波数検出部30の周波数検出原理
は、信号の位相が所定時間T内にΦだけ累積変化したと
き、その信号の周波数fが、 f=Φ/(2πT) で表されることを利用したものである。
【0027】この累積位相変化量Φは、各サイクルの所
定位置(例えば振幅が負側から0に交差する位置)を基
準位相としたときの測定の開始タイミングにおける初期
位相値と測定の終了タイミングにおける最終位相値との
差をΔφとすれば、 Φ=Δφ+2πN と表すことができる。
【0028】ここで、初期位相値および最終位相値は基
準位相に対して−π〜+πの範囲内の値であり、数Nは
測定時間内に信号が何サイクル入力されたかを表す数、
即ちサイクルスリップ数であり、0または正の整数であ
る。
【0029】簡単な例で説明すると、図3に示すように
正弦波信号が入力されている場合、その振幅が負側から
0に交差した位置Rを基準位相としたときの測定開始タ
イミングt(1)における位相値φ(1)がπ/4、t
(1)からT時間が経過するまでに振幅が正側から負側
に3回変化し(N=3)、測定終了タイミングt(M)
の位相値φ(M)が−3π/4であったとすれば、この
測定時間Tにおける累積位相変化量Φは、 Φ=φ(M)−φ(1)+2πN =(−3π/4)−(π/4)+6π=5π となる。
【0030】したがって、この正弦波信号の周波数f
は、 f=5π/(2πT)=5/2T となり、測定時間Tが1秒であれば周波数fは2.5H
zとなる。
【0031】このように、測定開始タイミングおよび測
定終了タイミングにおける位相値とサイクルスリップ数
Nが判れば、信号の周波数を求めることができる。
【0032】上記原理による周波数検出を行うために、
周波数検出部30は、図1に示しているように、位相検
出手段31、サイクルスリップ検出手段32、演算手段
33によって構成されており、操作部の操作や周期的な
信号等に基づく測定開始指示を受けると、信号変換部2
1から順次出力されるディジタル直交信号I、Qをバッ
ファメモリ25を介して受け、測定条件設定手段28か
ら設定されている測定時間T、周波数f1、f2等のパ
ラメータに基づいて周波数検出処理を実行する。
【0033】即ち、位相検出手段31は、例えば、測定
の開始指示を受けた直後の測定開始タイミングt(1)
にバッファメモリ25に記憶されたディジタル直交信号
I(1)、Q(1)を用いて、 φ(1)=tan−1〔Q(1)/I(1)〕 を演算し、初期位相値φ(1)を求める。
【0034】そして、測定開始タイミングt(1)から
測定時間Tが経過した測定終了タイミングt(M)にバ
ッファメモリ25に記憶されたディジタル直交信号I
(M)、Q(M)を用いて、 φ(M)=tan−1〔Q(M)/I(M)〕 を演算して、最終位相値φ(M)を求める。
【0035】ここで、測定時間T内に信号変換部21か
ら出力されるディジタル直交信号I、Qの数Mは信号変
換部21の出力レートと測定時間Tによって決まる。
【0036】なお、正接(tan)関数は図4に示すよ
うに、位相が±π/2の範囲では連続しているが、±π
の範囲で不連続となり、一つのQ/Iの値に対して2つ
の位相値φa、φbが得られ、Q/Iの値だけでは位相
値を特定することができない。
【0037】したがって、ここでは、ディジタル直交信
号の比Q/IとI、Qの符号に基づいて位相値を求め
る。
【0038】即ち、I成分、Q成分がともに正ならば、
0〜π/2の範囲にある位相値を選択し、同様にI成
分、Q成分がともに負ならば−π/2〜−πの範囲にあ
る位相値、I成分が正でQ成分が負ならば0〜−π/2
の範囲にある位相値、I成分が負でQ成分が正ならばπ
/2〜πの範囲にある位相値を選択する。
【0039】一方、サイクルスリップ検出手段31は、
測定の開始指示を受けた直後の測定開始タイミングt
(1)から測定終了タイミングt(M)までの間に信号
変換部21から出力されるディジタル直交信号I
(1)、Q(1)〜I(M)、Q(M)を監視してサイ
クルスリップの有無および回数Nを検出する。
【0040】このサイクルスリップの検出は、信号変換
部21から出力されるディジタル直交信号I、Qの帯域
がA/D変換器23のサンプリング周波数fsの±1/
4に制限されている場合、ディジタル直交信号I、Qの
符号変化を判定するだけで行える。
【0041】即ち、ディジタル直交信号I、Qの帯域が
±fs/4の範囲内に制限されている場合、あるタイミ
ングで出力されたディジタル直交信号I(i)、Q
(i)とその次のタイミングに出力されたディジタル直
交信号I(i+1)、Q(i+1)との位相の変化量は
最大でも±π/2である。
【0042】したがって、図5に示しているように、信
号のある時点の位相φが例えば第1象限にあって位相が
左回りに進む場合(正の周波数成分)、その信号が帯域
内における最大周波数であっても、次の時点の位相は第
2象限内、さらに次の時点の位相は第3象限内、さらに
次の時点の位相は第4象限内に移ることになり、象限を
飛び越えることはなく、4つの象限を順番に移動する。
【0043】また、信号のある時点の位相φが第1象限
にあって位相が右回りに進む場合(負の周波数成分)、
その信号が帯域内における最大周波数であっても、次の
時点の位相は第4象限内、さらに次の時点の位相は第3
象限内、さらに次の時点の位相は第2象限内に移ること
になり、やはり象限を飛び越えることはない。
【0044】前記図3で説明したように、信号の振幅が
負側から0に交差して正側に移るのは、図5において位
相が第2象限から第3象限に移るときであり、このとき
信号のI成分が負の状態でQ成分が正から負に変化す
る。前記したように、この第2象限から第3象限への移
動は信号が1サイクル以上入力されれば必ず発生し、そ
の移動はQ成分の符号変化として必ず現れる。
【0045】よって、I成分が負の状態においてQ成分
の正から負への変化を検出し、その検出回数を計数すれ
ばサイクルスリップ数Nを求めることができる。
【0046】また、負の周波数の信号の場合には、位相
が第3象限から第2象限に移るときにQ成分が負から正
に変化するので、I成分が負の状態においてQ成分の負
から正への変化を検出し、その検出回数を計数すればサ
イクルスリップ数Nを求めることができる。
【0047】つまり、信号のI成分が負の状態で、Q成
分の符号が変化したときにサイクルスリップ発生と判定
することができる。
【0048】図6に上記位相検出手段31およびサイク
ルスリップ手段32の処理手順の一例を示す。
【0049】即ち、測定の開始指示を受けると変数i
(サンプル番号)、N(サイクルスリップ数)を初期化
して、バッファメモリ25からディジタル直交信号I
(i)、Q(i)を読み出し、位相値φ(i)、即ち初
期位相値φ(1)を求める(S1、S2)。
【0050】そして、変数iを1だけ増加更新して次サ
ンプルのディジタル直交信号I(i)、Q(i)を読み
出し、Q(i)成分とその前のQ(i−1)成分の符号
を比較し、符号変化があったときI成分が負のままか否
かを判定し、I成分が負のままであればサイクルスリッ
プが発生したものとし、その符号変化が正から負の場合
にはNの値を1だけ増加更新し、符号変化が負から正の
場合にはNの値を1だけ減少更新するという処理を、変
数iがMに達するまで繰り返して、測定時間内Tに発生
したサイクルスリップの数Nを求めてから、最終位相値
φ(M)を求める(S3〜S11)。
【0051】なお、この処理手順では、初期位相値φ
(1)を最初に求めていたが、ディジタル直交信号I
(1)、Q(1)を最終のディジタル直交信号I
(M)、Q(M)が得られるまで保存しておいて、初期
位相値φ(1)と最終位相値φ(M)と最後に算出して
もよい。
【0052】このようにして得られた初期位相値φ
(1)、最終位相値φ(M)、サイクルスリップ数Nは
演算手段33に出力される。
【0053】演算手段33は、位相検出手段31によっ
て検出された初期位相値φ(1)、最終位相値φ
(M)、サイクルスリップ検出手段32によって検出さ
れたサイクルスリップ数Nおよび測定条件設定手段28
によって設定された測定時間T、周波数f1、f2に基
づいて、被測定信号Sの周波数fxを算出する。
【0054】即ち、前記したように、信号変換部21か
ら出力されるディジタル直交信号I、Qの基になるベー
スバンド成分の周波数fx1を、 fx1=〔φ(M)−φ(1)+2πN〕/2πT の演算によって求める。
【0055】なお、実際の演算では有効桁維持のため
に、 fx1=〔φ(M)−φ(1)〕/2πT+N/T のように2つの項に分けて加算処理している。
【0056】そして、この周波数fx1に、信号変換部
21における被測定信号Sに対する周波数変換量F=f
1+f2(周波数f1が被測定信号Sの周波数fxより
低い場合)またはF=f1−f2(周波数f1が被測定
信号Sの周波数fxより高い場合)を加えて、被測定信
号Sの周波数fxを算出する。
【0057】このように、実施形態の周波測定装置20
では、測定開始時の初期位相値φ(1)、測定終了時の
最終位相値φ(M)およびその間のサイクルスリップ数
Nを検出し、それらについての単純な四則演算によって
被測定信号Sの周波数を求めているため、測定時間が終
了した段階で速やかに被測定信号Sの周波数を求めるこ
とができ、FFT法や位相軌跡法に比べて演算待ちの時
間が格段に短くて済み、直接計数法やレシプルカル測定
法に近いリアルタイム測定が行える。
【0058】また、サイクルスリップ数だけでなく、位
相も演算に用いているので、高精度な測定が行える。
【0059】また、サイクルスリップの検出をディジタ
ル直交信号I、Qの符号判定のみで行っているので、こ
の検出処理に伴う演算処理の負担が非常に軽く、周波数
検出部30をDSPで構成している場合でも、他の信号
処理を並行して行うことができる。
【0060】前記説明では、信号変換部21から出力さ
れるディジタル直交信号I、Qの帯域がサンプリング周
波数fsの±1/4に制限されている場合について説明
したが、信号変換部21から出力されるディジタル直交
信号I、Qの帯域がサンプリング周波数fsの±1/2
まで広げられている場合には、ある時点で出力されたデ
ィジタル直交信号I(i+1)、Q(i+1)の位相
は、その前の時点のディジタル直交信号I(i)、Q
(i)の位相に対して最大でπだけ進むか遅れることに
なり、この位相の進みまたは遅れがπ/2〜πの範囲で
は象限の飛び越しが発生するため、前記のような符号変
化の判定だけでは、サイクルスリップの検出を行うこと
ができない。
【0061】このような場合には、各時点の基準位相か
らの位相値φ(1)、φ(2)、…を−π〜πの範囲で
求め、連続して得られた2つの位相値の差Δφ=φ(i
+1)−φ(i)を順次検出し、その位相差Δφが±π
を超えたか否かを判定し、超えた場合にサイクルスリッ
プが発生したものとすればよい。
【0062】ただし、各時点の位相値を前記したtan
−1(Q/I)の演算で初期位相値および最終位相値と
同様に高精度に求めようとすると、その演算処理の負担
が大きくなって不利である。
【0063】これを解決するために予めディジタル直交
信号の比Q/Iの値に対する位相値をメモリテーブルに
記憶しておき、このメモリテーブルから読み出した位相
値の演算によってサイクルスリップを検出することがで
きる。
【0064】図7は、テーブルメモリを用いてサイクル
スリップを検出する場合の処理手順を示したものであ
り、前記図6の処理(S1、S2)と同様に、測定の開
始時に変数i、Nを初期化してから、初期位相値φ
(1)を前記演算によって正確に求める(S21、S2
2)。
【0065】次に、メモリテーブルを参照できる程度の
精度でディジタル直交信号I(i)、Q(i)の比Q
(i)/I(i)を求め(レベル比算出手段)、この比
に対応した位相値φ′(i)をメモリテーブルから読み
出す(位相値読出手段)(S23、S24)。
【0066】続いて、変数iを1だけ増加してから次の
ディジタル直交信号I(i)、Q(i)の比Q(i)/
I(i)を求め、この比に対応した位相値φ′(i)を
メモリテーブルから読み出して、前の位相値との差Δφ
を算出する(位相差算出手段)(S25〜S28)。
【0067】そして、この位相差Δφと±πとを比較し
(判定手段)、位相差Δφが−πより小さい場合には、
サイクルスリップが発生したものとしてNを1だけ増加
更新し、位相差Δφがπより大きい場合には、サイクル
スリップが発生したものとしてNを1だけ減少更新する
(S29〜S32)。
【0068】以下S25〜S32までの処理を変数iが
Mに達するまで繰り返してから、最終位相値φ(M)を
前記演算によって正確に求める(S33、S34)。
【0069】なお、この処理手順の場合でも初期位相値
φ(1)を最初に求めていたが、ディジタル直交信号I
(1)、Q(1)を最終のディジタル直交信号I
(M)、Q(M)が得られるまで保存しておいて、初期
位相値φ(1)を最終位相値φ(M)とともに算出して
もよい。
【0070】また、前記した信号変換部21では、被測
定信号Sを中間周波帯に周波数変換してからA/D変換
し、ディジタル型の直交復調器によってベースバンドの
ディジタル直交信号I、Qに変換していたが、これは本
発明を限定するものでなく、例えば、図8に示す信号変
換部21′のように、被測定信号Sを、局発回路41
a、移相器41b、乗算器41c、41dおよび中間周
波フィルタ41e、41fからなるアナログ型の直交復
調器41によって互いに直交する2つの中間周波帯の信
号に変換し、この信号を第1のA/D変換器42、第2
のA/D変換器43によってディジタル信号に変換し、
前記同様の帯域可変可能な第1のローパスフィルタ4
4、第2のローパスフィルタ45によって帯域制限し
て、ベースバンドのディジタル直交信号I、Qを出力す
るように構成してもよい。
【0071】この場合には、局発回路41aから出力さ
れるローカル信号L3の周波数f3が、被測定信号Sに
対する信号変換部21′における周波数変換量Fとな
る。
【0072】また、前記した信号変換部21において、
被測定信号Sの周波数がA/D変換器23のサンプリン
グ周波数fsの1/2以下の場合には、周波数変換回路
22を省略することができる。この場合には、直交復調
器24のローカル信号L2の周波数f2が、被測定信号
Sに対する信号変換部21における周波数変換量Fとな
る。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の周波数測定装置は、A/D変換器および直交復調器を
含み、被測定信号を互いに位相が直交するベースバンド
のディジタル直交信号に変換して出力する信号変換部
と、所定の測定開始タイミングに前記信号変換部から出
力されたディジタル直交信号および前記測定開始タイミ
ングから所定の測定時間が経過した測定終了タイミング
に前記信号変換部から出力されたディジタル直交信号か
らそれぞれ初期位相値および終了位相値を求める位相検
出手段と、前記測定開始タイミングから測定終了タイミ
ングまでの間に前記信号変換部から出力されるディジタ
ル直交信号を監視してサイクルスリップの有無および回
数を検出するサイクルスリップ検出手段と、前記位相検
出手段によって検出された初期位相値、終了位相値、前
記サイクルスリップ検出手段によって検出されたサイク
ルスリップ数、前記信号変換部における周波数変換量お
よび前記測定時間に基づいて、前記被測定信号の周波数
を算出する演算手段とによって構成されている。
【0074】このため、測定開始時の初期位相値、測定
終了時の最終位相値およびその間のサイクルスリップ数
についての単純な四則演算によって被測定信号の周波数
を求めることができ、測定時間が終了した段階で速やか
に被測定信号の周波数を求めることができ、従来のFF
T演算による方法や位相軌跡法に比べて演算待ちの時間
が格段に短くて済み、直接計数法やレシプルカル測定法
に近いリアルタイム測定が行える。
【0075】また、サイクルスリップ数だけでなく、位
相も演算に用いているので高精度な測定が行える。
【0076】また、前記信号変換部が、出力する直交デ
ィジタル信号の周波数帯域を前記A/D変換器のサンプ
リング周波数の±1/4以内に制限するように構成さ
れ、前記サイクルスリップ検出手段が、前記信号変換部
から出力されるディジタル直交信号の符号の変化に基づ
いてサイクルスリップの有無を判定している。
【0077】このため、サイクルスリップの検出処理に
伴う演算処理の負担が非常に軽く、周波数検出処理をD
SP等で構成した場合、他の信号処理を並行して行うこ
とができる。
【0078】また、本発明の請求項の周波数測定装置
では、前記サイクルスリップ検出手段が、前記信号変換
部から出力されるディジタル直交信号のレベル比と位相
値との関係を予め記憶しているメモリテーブルと、前記
信号変換部から出力されるディジタル直交信号のレベル
比を算出するレベル比算出手段と、前記レベル比算出手
段によって算出されたレベル比に対する位相値を前記メ
モリテーブルから順次読み出す位相値読出手段と、前記
位相値読出手段が読み出した位相値とその前に読み出し
た位相値との差を求める位相差算出手段と、前記位相差
算出手段によって求めた位相差を所定値とを比較してサ
イクルスリップの有無を判定する判定手段とによって構
成されている。
【0079】このため、信号変換部が出力する直交ディ
ジタル信号の周波数帯域がA/D変換器のサンプリング
周波数の±1/4を超える場合でも、簡単な演算処理で
スリップ検出が行え、広帯域な信号の周波数測定をリア
ルタイムに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示すブロック図
【図2】実施形態の信号変換部の構成例を示すブロック
【図3】周波数検出原理を説明するための図
【図4】位相とI、Q成分との関係を説明するための図
【図5】位相とI、Q成分との関係を説明するための図
【図6】符号判定によってサイクルスリップ検出する場
合の処理手順を示すフローチャート
【図7】メモリテーブルを用いてサイクルスリップ検出
する場合の処理手順を示すフローチャート
【図8】信号変換部の他の成例を示すブロック図
【符号の説明】
20 周波数測定装置 21、21′ 信号変換部 22 周波数変換回路 22a ミキサ 22b 局発回路 22c 中間周波フィルタ 23 A/D変換器 24 直交復調器 24a 数値データ発生器 24b 移相器 24c 第1の乗算器 24d 第2の乗算器 24e 第1のローパスフィルタ 24f 第2のローパスフィルタ 25 バッファメモリ 28 測定条件設定手段 30 周波数検出部 31 位相検出手段 32 サイクルスリップ検出手段 33 演算手段 41 直交復調器 41a 局発回路 41b 移相器 41c 第1の乗算器 41d 第2の乗算器 41e 第1の中間周波フィルタ 41f 第2の中間周波フィルタ 42 第1のA/D変換器 43 第2のA/D変換器 44 第1のローパスフィルタ 45 第2のローパスフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−160773(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 23/12 G01R 25/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A/D変換器および直交復調器を含み、被
    測定信号を互いに位相が直交するベースバンドのディジ
    タル直交信号に変換して出力する信号変換部と、 所定の測定開始タイミングに前記信号変換部から出力さ
    れたディジタル直交信号および前記測定開始タイミング
    から所定の測定時間が経過した測定終了タイミングに前
    記信号変換部から出力されたディジタル直交信号からそ
    れぞれ初期位相値および終了位相値を求める位相検出手
    段と、 前記測定開始タイミングから測定終了タイミングまでの
    間に前記信号変換部から出力されるディジタル直交信号
    を監視してサイクルスリップの有無および回数を検出す
    るサイクルスリップ検出手段と、 前記位相検出手段によって検出された初期位相値、終了
    位相値、前記サイクルスリップ検出手段によって検出さ
    れたサイクルスリップ数、前記信号変換部における周波
    数変換量および前記測定時間に基づいて、前記被測定信
    号の周波数を算出する演算手段とを備えた周波数測定装
    であって、 前記信号変換部は、出力する直交ディジタル信号の周波
    数帯域を前記A/D変換器のサンプリング周波数の±1
    /4以内に制限するように構成され、 前記サイクルスリップ検出手段は、前記信号変換部から
    出力されるディジタル直交信号の符号の変化に基づいて
    サイクルスリップの有無を判定することを特徴とする周
    波数測定装置
  2. 【請求項2】A/D変換器および直交復調器を含み、被
    測定信号を互いに位相が直交するベースバンドのディジ
    タル直交信号に変換して出力する信号変換部と、 所定の測定開始タイミングに前記信号変換部から出力さ
    れたディジタル直交信号および前記測定開始タイミング
    から所定の測定時間が経過した測定終了タイミングに前
    記信号変換部から出力されたディジタル直交信号からそ
    れぞれ初期位相値および終了位相値を求める位相検出手
    段と、 前記測定開始タイミングから測定終了タイミングまでの
    間に前記信号変換部から出力されるディジタル直交信号
    を監視してサイクルスリップの有無および回数 を検出す
    るサイクルスリップ検出手段と、 前記位相検出手段によって検出された初期位相値、終了
    位相値、前記サイクルスリップ検出手段によって検出さ
    れたサイクルスリップ数、前記信号変換部における周波
    数変換量および前記測定時間に基づいて、前記被測定信
    号の周波数を算出する演算手段とを備えた周波数測定装
    置であって、 前記サイクルスリップ検出手段は、 前記信号変換部から出力されるディジタル直交信号のレ
    ベル比と位相値との関係を予め記憶しているメモリテー
    ブルと、 前記信号変換部から出力されるディジタル直交信号のレ
    ベル比を算出するレベル比算出手段と、 前記レベル比算出手段によって算出されたレベル比に対
    する位相値を前記メモリテーブルから順次読み出す位相
    値読出手段と、 前記位相値読出手段が読み出した位相値とその前に読み
    出した位相値との差を求める位相差算出手段と、 前記位相差算出手段によって求めた位相差と所定値とを
    比較してサイクルスリップの有無を判定する判定手段と
    を備えていることを特徴とする 周波数測定装置。
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