JP3460123B2 - マンホール用断熱、防臭装置 - Google Patents

マンホール用断熱、防臭装置

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JP3460123B2
JP3460123B2 JP2000122581A JP2000122581A JP3460123B2 JP 3460123 B2 JP3460123 B2 JP 3460123B2 JP 2000122581 A JP2000122581 A JP 2000122581A JP 2000122581 A JP2000122581 A JP 2000122581A JP 3460123 B2 JP3460123 B2 JP 3460123B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な構成を有す
るマンホール用断熱、防臭装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマンホールは、市民生活のなかで
下水道が普及して以来数十年経過したが、図8に示すよ
うなマンホールIに蓋I2を装着した構成のものとなっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.冬期間、路面上がマイナス温度であっても、下水道
内のプラス温度がマンホール蓋を加温するので、当該マ
ンホール蓋の上面と周囲の雪を溶かしてしまい、路面上
における所謂穴明き現象を発生させる。かかる現象は交
通の障害になることは当然である。すなわち、冬期間の
下水道の熱(+10度前後)による、路上に発生する穴
明き現象を防止する穴明き対策がなされていないことに
なる。 2.万が一、下水道内部でガスが発生し管内の内圧が上
昇した場合、マンホール蓋を通過して悪臭が地上に上昇
拡散することになる。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、次のようなことのできるものを提供しようとする
ものである。本発明のものをマンホール蓋の下部に装置
することで、路面上のマイナス温度と下水道内のプラス
温度を遮断し、雪を溶かさず路面上における所謂穴明き
現象を解消することができる。本発明のものは、一年中
通して取外すことなく使用できる。冬期間以外の期間
は、二重蓋がマンホール蓋の穴から流入する雨水を水洗
トイレの要領で、雨水が溜ると、下水道本管に落とし込
むことができる。万が一、下水道内部でガスが発生し、
管内の内圧が上昇しても二重蓋の内蓋が上方に向いて開
き、ガス抜きをすることができる。その他、常時二重蓋
がウエイトとのバランスにより閉じているため、下水道
内の悪臭が地上に上昇拡散することを防止することがで
きる。
【0005】上記目的を達成するために、本発明は下記
のようになるものである。
【0006】.請求項記載の発明は、流下水受け部
2と、弁部3から構成され、 A.流下水受け部2は、断熱性を有する合成樹脂などを
素材として上方に向けラッパ状に構成された流下水受け
2Aと、流下水受けの中心に連通垂下させた縦パイプ2
Bと、流下水受け2Aの上方周囲に外方に向け水平に連
設された取付け用縁2Cから構成され、 B.弁部3は、第1弁3Aと、第2弁3Bと、ウエイト
3Cから構成され、第1弁3Aは、第1弁体3A1と、
第1支点3A2から構成され、第1弁体3A1は、流下
水受け部における縦パイプ2Bの直径より長い直径の円
盤3A11と、この円盤に縦パイプ2Bの直径より短い
直径に構成された排気用円孔3A12から構成され、第
1支点3A2は、第1弁3Aの外周に上方に向け連設さ
れた第1下方金物3A21と、流下水受け部における縦
パイプ2Bの外周に突設された第1上方金物3A22
と、これら両金物を連結する第1水平ピン3A23から
構成され、第2弁3Bは、第2弁体3B1と、第2支点
3B2から構成され、第2弁体3B1は、第1弁3Aに
おける排気用円孔3A12の直径より長く縦パイプ2B
の直径より短い直径に構成された円盤に構成され、第2
支点3B2は、第1弁3Aの上面に、当該第1弁3Aに
おける第1下方金物3A21の近傍位置をもって下方に
向け連設された第2下方金物3B21と、第2弁体3B
1の外周に突設された第2上方金物3B22と、これら
両金物を連結する第2水平ピン3B23から構成され、
ウエイト3Cは、第1下方金物3A21に、当該第1下
方金物における第1水平ピン3A23と直交方向をもっ
て外方に向け突設されている支持棒3C1と、この支持
棒に取付けたウエイト体3C2から構成され、 C.マンホールIへの取付け状態は、取付け用縁2Cを
マンホールにおける上方開口部と蓋で挟持するよう構成
されていることを特徴としている。
【0007】.請求項記載の発明は、請求項記載
の発明において、ウエイト体3C2は横向き短い円柱状
に構成され、支持棒3C1に沿って内外に進退自在に構
成されていることを特徴としている
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例にもとづき図面を参照して説明する。1は本発明のマ
ンホール用断熱、防臭装置で、流下水受け部2と、弁部
3から構成されている。Iはこのマンホール用断熱、防
臭装置1が装着される公知のマンホールで、I1は下水
道、I2は蓋である。
【0009】A.流下水受け部2は、断熱性を有する合
成樹脂などを素材として上方に向けラッパ状に構成され
た流下水受け2Aと、流下水受けの中心に連通垂下させ
た縦パイプ2Bと、流下水受け2Aの上方周囲に外方に
向け水平に連設された取付け用縁2Cから構成されてい
る。
【0010】B.弁部3は、第1弁3Aと、第2弁3B
と、ウエイト3Cから構成されている。 a.第1弁3Aは、第1弁体3A1と、第1支点3A2
から構成されている。 イ.第1弁体3A1は、流下水受け部における縦パイプ
2Bの直径より長い直径の円盤3A11と、この円盤に
縦パイプ2Bの直径より短い直径に構成された排気用円
孔3A12から構成されている。 ロ.第1支点3A2は、第1弁3Aの外周に上方に向け
連設された第1下方金物3A21と、流下水受け部にお
ける縦パイプ2Bの外周に突設された第1上方金物3A
22と、これら両金物を連結する第1水平ピン3A23
から構成されている。
【0011】b.第2弁3Bは、第2弁体3B1と、第
2支点3B2から構成されている。 イ.第2弁体3B1は、第1弁3Aにおける排気用円孔
3A12の直径より長く縦パイプ2Bの直径より短い直
径に構成された円盤に構成されている。 ロ.第2支点3B2は、第1弁3Aの上面に、当該第1
弁3Aにおける第1下方金物3A21の近傍位置をもっ
て下方に向け連設された第2下方金物3B21と、第2
弁体3B1の外周に突設された第2上方金物3B22
と、これら両金物を連結する第2水平ピン3B23から
構成されている。なお、図中、3B24は第2上方金物
3B22を挿入する開口部である。 c.ウエイト3Cは、第1下方金物3A21に、当該第
1下方金物における第1水平ピン3A23と直交方向を
もって外方に向け突設されている支持棒3C1と、この
支持棒に取付けたウエイト体3C2から構成されてい
る。なお、ウエイト体3C2は横向き短い円柱状に構成
され、支持棒3C1に沿って内外に進退自在に構成する
ことができる。この結果、流下水受け部における縦パイ
プ2Bに対する第1弁3Aの重量バランスの調整を行
い、最良の状態での作用を行うようにすることができ
る。 C.本発明のもののマンホールIへの取付け状態は、取
付け用縁2Cをマンホールにおける上方開口部と蓋で挟
持する。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.雨水や融雪水に対する効果 図4を参照して、雨水や融雪水などの量が一定以上にな
ると、ウエイト体3C2に抗して、第1弁3A、第2弁
3Bが第1支点3A2を支点として開き、雨水や融雪水
などを下方に流下させる。 2.排水からの放熱に対する効果 図5を参照して、ウエイト体3C2の作用により、第1
弁3A、第2弁3Bが流下水受け部2における縦パイプ
2Bの下端を密閉しているので、放熱は流下水受け部2
における流下水受け2Aの下方面で、逆U字状に下方に
向け誘導される。この結果、路面上のマイナス温度と下
水道内のプラス温度を遮断し、雪を溶かさず路面上にお
ける所謂穴明き現象を解消することができる。
【0013】3.排水からの悪臭に対する効果 図6を参照して、ウエイト体3C2の作用により、第1
弁3A、第2弁3Bが流下水受け部2における縦パイプ
2Bの下端を密閉しているので、悪臭は流下水受け部2
における流下水受け2Aの下方面で、逆U字状に下方に
向け誘導される。 4.排水からのガスに対する効果 図7を参照して、ガスの量が一定以上になると、第2弁
3Bのみが第2支点3B2を支点として開き、ガスを上
方に向け放出させる。 5.本発明のもののマンホールIへの取付け状態が取付
け用縁2Cをマンホールにおける上方開口部と蓋で挟持
するよう構成されているから、極めて容易かつ確実であ
る。 6.このほか、安価に製造できる、部品点数が少ないの
で組立が容易である、経済的である、などの効果をも有
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の斜視図である。
【図2】第1弁を中心とした1部を切欠いた要部拡大分
解斜視図である。
【図3】第2弁を中心とした1部を切欠いた要部拡大分
解斜視図である。
【図4】雨水や融雪水などに対する作用を説明する縦断
面図である。
【図5】排水からの放熱に対する作用を説明する縦断面
図である。
【図6】排水からの悪臭に対する作用を説明する縦断面
図である。
【図7】排水からのガスに対する作用を説明する縦断面
図である。
【図8】従来の状態を説明する縦断面図である。
【符号の説明】
1 マンホール用断熱、防臭装置 2 流下水受け部 2A 流下水受け 2B 縦パイプ 2C 取付け用縁 3 弁部 3A 第1弁 3B 第2弁 3C ウエイト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−262863(JP,A) 特開2000−64324(JP,A) 実開 平4−117045(JP,U) 実開 昭57−133658(JP,U) 実開 平1−107756(JP,U) 実開 昭64−54889(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/14 E03F 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流下水受け部(2)と、弁部(3)から
    構成され、 流下水受け部(2)は、断熱性を有する合成樹脂などを
    素材として上方に向けラッパ状に構成された流下水受け
    (2A)と、流下水受けの中心に連通垂下させた縦パイ
    プ(2B)と、流下水受け(2A)の上方周囲に外方に
    向け水平に連設された取付け用縁(2C)から構成さ
    れ、 弁部(3)は、第1弁(3A)と、第2弁(3B)と、
    ウエイト(3C)から構成され、 第1弁(3A)は、第1弁体(3A1)と、第1支点
    (3A2)から構成され、第1弁体(3A1)は、流下
    水受け部における縦パイプ(2B)の直径より長い直径
    の円盤(3A11)と、この円盤に縦パイプ(2B)の
    直径より短い直径に構成された排気用円孔(3A12)
    から構成され、第1支点(3A2)は、第1弁(3A)
    の外周に上方に向け連設された第1下方金物(3A2
    1)と、流下水受け部における縦パイプ(2B)の外周
    に突設された第1上方金物(3A22)と、これら両金
    物を連結する第1水平ピン(3A23)から構成され、 第2弁(3B)は、第2弁体(3B1)と、第2支点
    (3B2)から構成され、第2弁体(3B1)は、第1
    弁(3A)における排気用円孔(3A12)の直径より
    長く縦パイプ(2B)の直径より短い直径に構成された
    円盤に構成され、第2支点(3B2)は、第1弁(3
    A)の上面に、当該第1弁(3A)における第1下方金
    物(3A21)の近傍位置をもって下方に向け連設され
    た第2下方金物(3B21)と、第2弁体(3B1)の
    外周に突設された第2上方金物(3B22)と、これら
    両金物を連結する第2水平ピン(3B23)から構成さ
    れ、 ウエイト(3C)は、第1下方金物(3A21)に、当
    該第1下方金物における第1水平ピン(3A23)と直
    交方向をもって外方に向け突設されている支持棒(3C
    1)と、この支持棒に取付けたウエイト体(3C2)か
    ら構成され、 マンホール(I)への取付け状態は、取付け用縁(2
    C)をマンホールにおける上方開口部と蓋で挟持 するよ
    う構成されていることを特徴とするマンホール用断熱、
    防臭装置。
  2. 【請求項2】 ウエイト体(3C2)は横向き短い円柱
    状に構成され、支持 棒(3C1)に沿って内外に進退自
    在に構成されている請求項1記載のマンホール用断熱、
    防臭装置。
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