JP3459595B2 - 光コネクタの清掃カートリッジとその収納ケース - Google Patents

光コネクタの清掃カートリッジとその収納ケース

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JP3459595B2
JP3459595B2 JP19824899A JP19824899A JP3459595B2 JP 3459595 B2 JP3459595 B2 JP 3459595B2 JP 19824899 A JP19824899 A JP 19824899A JP 19824899 A JP19824899 A JP 19824899A JP 3459595 B2 JP3459595 B2 JP 3459595B2
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    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
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    • B08B2240/02Optical fibers or optical fiber connectors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3833Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
    • G02B6/3866Devices, tools or methods for cleaning connectors

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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタの汚れ
や付着する異物を除去して綺麗に清掃する清掃具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光コネクタは、先端に光ファイバーの連
結面を表出している。図1に示す光コネクタ14は、フ
ェルール15と呼ばれるジルコニアセラミックの中心
に、光ファイバーを固定して、連結面16を鏡面に研磨
している。この構造の光コネクタ14は、互いに連結面
16を対向させる状態で連結して、光信号を伝送する。
一対の光コネクタを連結する状態で、連結面が汚れ、あ
るいはここに異物が付着していると、光信号を正常に伝
送できなくなる。汚れや異物が、光ファイバーの光を遮
断し、あるいは反射させるからである。
【0003】この弊害を避けるために、光コネクタは、
連結面を清掃して連結する必要がある。光コネクタの清
掃具として、図2に示す清掃具が開発されている(特開
平6−242347号公報)。この図の清掃具は、ケー
ス17を開いた内部構造を示す図3のように、ケース1
7の内部にテープ状の清掃シート3を卷いている。清掃
シート3は、ケース17に設けたレバー18を操作する
と卷き取られて、ケース17の開口窓19に表出させる
部分を移動させる。このため、レバー18を操作する毎
に、開口窓19には新しい清掃シート3が表出される。
したがって、開口窓19に表出する清掃シート3に、光
コネクタ15の連結面16を擦って綺麗に清掃できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2に示す清掃具は、
清掃シートで光コネクタの連結面を清掃できるが、全体
の構造が複雑なために、製造コストが高くなる欠点があ
る。また、大きいので持ち運びに不便な欠点もある。さ
らに、この清掃具は、ケースの内部に卷いている清掃シ
ートを、レバーを操作して移動させるので、ケースを完
全に密閉できず、ケース内にゴミ等が侵入して、清掃シ
ートに付着する欠点がある。清掃シートにゴミが付着す
ると、光コネクタを擦るときに、連結面に付着して光伝
送を阻害することがある。とくに、清掃シートが密着状
態で卷かれている部分では、ゴミが付着することはない
が、卷き取って移動させるために、引き出されてケース
の内部に表出する部分があって、この部分にゴミが付着
しやすい欠点がある。さらに、困ったことに、この構造
の清掃具は、使用するときにケース内にゴミ等が侵入す
ることがあるので、たとえば製造工程で、ゴミを完全に
除去して出荷しても、清掃具にゴミが付着するのを皆無
にできない。
【0005】本発明者は、このよう欠点を解決するため
に、図4に示す光コネクタの清掃具を開発した。この図
に示す光コネクタの清掃具は、プラスチック板20と表
面プレート21との間に清掃シート3を積層している。
表面プレート21は、厚紙にスリット状の開口窓4を複
数列に開口したもので、複数の開口窓4を閉塞するよう
に、分離して除去できる剥離シート5を付着している。
この光コネクタの清掃具は、開口窓4を閉塞している剥
離シート5を除去して開口窓4を開口し、開口された開
口窓4に沿って光コネクタプラグを移動させて、光コネ
クタプラグのプラグ端面を清掃シート3で清掃する。
【0006】この構造の光コネクタの清掃具は、光コネ
クタプラグのプラグ端面を清掃する度に、剥離シートを
除去して新しい清掃シートを使用できるので、清掃シー
トの未使用部分を密閉された状態として、ゴミ等が侵入
して清掃シートに付着するのを確実に阻止できる特長が
ある。さらに、この構造の光コネクタの清掃具は、従来
のように複雑な構造とすることなく、極めて簡単な構造
として多量生産できると共に、全体をコンパクトかつ軽
量にして便利に持ち運びできる特長がある。
【0007】しかしながら、この構造の光コネクタの清
掃具は、使い捨てにすると、使用回数に対する製造コス
トが高くなってしまう欠点がある。とくに、プラスチッ
ク板は、光コネクタプラグのフェルール部を清掃シート
で擦るときの基台となるので、表面プレートに比べて厚
く成形して丈夫にする必要があって製造コストが高くな
る。
【0008】清掃具を使い捨てとすることなく、清掃シ
ートのみを交換して再使用することもできる。ただ、光
コネクタの清掃具は、内部にゴミ等が侵入しないよう
に、表面プレートとプラスチック板を密着状態で連結し
ているので、表面プレートとプラスチック板を分解する
のに手間がかかり、能率よく多量生産できない。さら
に、表面プレートとプラスチック板を多数回にわたって
再使用すると、表面プレートとプラスチック板の連結部
分が劣化して、正確に密着させて連結できなくなってし
まう。したがって、光コネクタの清掃具は、使用後に廃
棄する使い捨ての部分と、廃棄することなく繰り返し再
使用する部分とを明確に区別して、使い捨ての部分を簡
単に交換できるようにすると、極めて便利に使用でき、
しかも低コストに多量生産できる。
【0009】本発明は、さらにこのような欠点を解決す
ることを目的に開発されたものである。本発明の重要な
目的は、全体をコンパクトにして便利に持ち運びできる
と共に、使用後に廃棄する使い捨ての部分と、廃棄する
ことなく再使用する部分とを明確に区別して、使い捨て
の部分を簡単に交換できる光コネクタの清掃カートリッ
ジとその収納ケースを提供することにある。さらに、本
発明の他の大切な目的は、使用回数に対する製造コスト
を低減して、極めて安価に多量生産できる光コネクタの
清掃カートリッジとその収納ケースを提供することにあ
る。さらにまた、本発明の他の大切な目的は、複数の清
掃カートリッジを収納するための箱体の開閉蓋に清掃カ
ートリッジを脱着できるように装着することにより、極
めて便利に使用できる光コネクタの清掃カートリッジと
その収納ケースを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光コネクタの清
掃カートリッジとその収納ケースは、開口窓を複数列に
開口している表面プレートの下面に清掃シートを積層し
て、開口窓を閉塞するように除去できる剥離シートを上
面に付着してなる清掃カートリッジを、収納ケースに収
納している。収納ケースは、複数枚の清掃カートリッジ
を積層して収納する箱体と、この箱体の開口部に開閉で
きるように装着してなる開閉蓋とを備える。開閉蓋は、
外側表面または内側表面に清掃カートリッジを脱着自在
に装着できる装着部を有する。この装着部に箱体から取
り出した清掃カートリッジを装着して、清掃カートリッ
ジでもって光コネクタプラグを清掃するように構成して
いる。
【0011】本発明の請求項2の光コネクタの清掃カー
トリッジとその収納ケースは、開閉蓋を、箱体の開口部
に沿って摺動して開閉できるように箱体に連結してい
る。
【0012】本発明の請求項3の光コネクタの清掃カー
トリッジとその収納ケースは、開閉蓋が両側縁に沿って
摺動溝を有し、この摺動溝に摺動できるように挿入され
るガイド凸部を箱体の対向する側壁に設けている。ガイ
ド凸部を摺動溝に案内して、開閉蓋を箱体に開閉できる
ように連結している。
【0013】本発明の請求項4の光コネクタの清掃カー
トリッジとその収納ケースは、開閉蓋を、蝶番を介して
箱体の開口部に連結している。
【0014】本発明の請求項5の光コネクタの清掃カー
トリッジとその収納ケースは、開閉蓋が、内側表面また
は外側表面の両側に周壁を有する。この周壁は、対向す
る面に沿って、清掃カートリッジの両側を脱着自在に連
結する挿入溝を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための光コネクタの清掃カート
リッジとその収納ケースを例示するものであって、本発
明は清掃カートリッジと収納ケースとを下記のものに特
定しない。
【0016】図5ないし図8の斜視図と、図9と図10
の断面図に示す光コネクタの清掃カートリッジと収納ケ
ースは、光コネクタプラグのフェルール部やプラグ端面
を清掃する清掃シート3を有する清掃カートリッジ1
と、この清掃カートリッジ1を収納する収納ケース8と
を備える。
【0017】清掃カートリッジ1は、開口窓4を複数列
に開口している表面プレート2と、この表面プレート2
の下面に積層される清掃シート3と、表面プレート2に
設けた複数の開口窓4を閉塞するように表面プレート2
の上面に付着されると共に、剥離して除去できる剥離シ
ート5とを備える。
【0018】表面プレート2は、紙やプラスチックで製
作している。紙製の表面プレートは、安価に多量生産で
きる特長がある。プラスチック製の表面プレートは、強
くできる特長がある。
【0019】表面プレート2は、開口窓4を複数列に開
口している。開口窓4の幅は、光コネクタプラグのフェ
ルール部を確実に挿入できる大きさに開口されている。
さらに、開口窓4は、挿入された光コネクタプラグのフ
ェルール部を清掃シート3に摺動させながら往復させて
清掃できる充分な全長を有する。図に示す表面プレート
2は、平行なスリット状の開口窓4を複数列に設けてい
る。この開口窓4は、両端部を円弧状に面取り加工し
て、円筒状のフェルール部に沿う形状としている。た
だ、開口窓は、矩形状に開口することもできる。
【0020】表面プレート2の厚さは、好ましくは、
0.2〜1.5mm、好ましくは、0.3〜1mm、さ
らに好ましくは0.3〜0.8mmとする。表面プレー
ト2をこの厚さにする清掃具は、開口窓4が浅く、光コ
ネクタプラグのフェルール部を開口窓4に奥深く挿入す
ることなく、便利に使用できる。ただ、表面プレート2
が薄すぎると、開口窓4に沿って光コネクタプラグを往
復運動させるのが難しくなる。開口窓4をガイドにし
て、光コネクタプラグのフェルール部を往復運動させな
がら、プラグ端面を清掃シート3で擦って綺麗にするか
らである。
【0021】清掃シート3は、光コネクタプラグのプラ
グ端面を擦って綺麗にできるシート材、たとえば、微細
な繊維を編み組みしている布地、あるいは、乾式または
湿式で製造された不織布が使用できる。清掃シート3
は、プラグ端面を擦ったときに、繊維等が分離して付着
しないものが最適である。清掃シート3は、表面プレー
ト2の下面に接着されて定位置に固定される。
【0022】表面プレート2の上面には、剥離シート5
を付着している。剥離シート5は、表面プレート2に設
けた複数の開口窓4を閉塞するように、表面プレート2
の表面に付着している。剥離シート5は、接着材を介し
て接着され、あるいは、接着材を使用することなく、プ
ラスチック製の表面プレート2に熱溶着して接着され
る。剥離シート5は、それぞれの開口窓4を独立して開
口できるように、剥離して除去できるように表面プレー
ト2に接着される。図に示す剥離シート5は、隣接して
配設される開口窓4の境界に、簡単に切断できる破断線
7を設けている。破断線7は、剥離シート5を薄くし、
あるいは、局部的に切断して、切断しやすくしている。
この剥離シート5は、接着部分を剥離して、破断線7で
分離して除去し、開口窓4を独立して開口する。剥離シ
ートは、接着部分を剥離しないで、開口窓の周縁に沿っ
て切断線を設けた構造とすることもできる。この剥離シ
ートは、切断線で切断して、あるいは、切断することな
く開口窓を開口する。
【0023】さらに、剥離シートは、分離することなく
剥離することもできる。この剥離シートは、破断線や切
断線を設けることなく、図11に示すように、剥離シー
ト5の一端を所定の方向に引っ張って剥離する。剥離シ
ート5が剥離された表面シート2は、開口窓4が順に開
口されて清掃シート3が表出する。このように、分離し
ない剥離シート5は、剥離したシート片を多量に発生さ
せることなく、極めてクリーンに使用できる特長があ
る。
【0024】収納ケース8は、複数枚の清掃カートリッ
ジ1を積層して収納する箱体22と、この箱体22の開
口部に開閉できるように装着している開閉蓋9とを備え
る。箱体22は、たとえば、5〜50枚、好ましくは5
〜30枚、最適には約10枚の清掃カートリッジ1を積
層して収納できる深さを有する。清掃カートリッジ1の
内形は、清掃カートリッジ1の外形よりも多少大きくす
る。清掃カートリッジ1を簡単に脱着するためである。
図の清掃カートリッジ1は長方形であるから、収納ケー
ス8も長方形としている。箱体22は、好ましくはプラ
スチックで全体を一体的に成形して製作される。さら
に、図に示す箱体22は、一端にフック24を一体成形
して設けている。
【0025】開閉蓋9は、箱体22の開口部に沿って摺
動して開閉できるように箱体22に連結している。図の
開閉蓋9は、両側縁に沿って摺動溝25を有する。摺動
溝25は、開閉蓋9の両端まで延長して設けている。開
閉蓋9は、裏表を反対にして箱体22に装着される。光
コネクタの清掃に使用するときは、図5、図6および図
9に示すように、清掃カートリッジ1を設けた面を外側
面とする。光コネクタの清掃に使用しないときは、図8
と図10に示すように、清掃カートリッジ1を設けた面
を内側面とする。
【0026】開閉蓋9の摺動溝25には、箱体22の側
壁23に設けたガイド凸部26を摺動できるように案内
する。図の箱体22は、側壁23の上端縁に沿ってガイ
ド凸部26を設けている。長方形の箱体22は、長辺側
の側壁23に、内側に突出してガイド凸部26を設けて
いる。図の箱体22は、側壁23の上端を内側に折曲し
た形状に成形して、ガイド凸部26を設けている。
【0027】図7と図9に示す箱体22は、開閉蓋9を
閉じた位置で節度を出すために、ガイド凸部26の局部
に突起27を設けている。摺動溝25の底にも凸起28
を設けている。摺動溝25の凸起28がガイド凸部26
の突起27を越えることによって、開閉蓋9の節度を実
現している。摺動溝25の凸起28がガイド凸部26の
突起27を越えて、開閉蓋9を完全に閉じる位置として
いる。節度のある開閉蓋9は、完全に閉じた位置で動く
のを防止できる。開閉蓋9を開くときには、多少強く摺
動させると、摺動溝25の凸起28がガイド凸部26の
突起27を越えて、開閉蓋9が開かれる。
【0028】箱体は、図示しないが、蝶番を介して開閉
蓋を箱体の開口部に連結することもできる。蝶番で開閉
される開閉蓋は、内側表面と外側表面のいずれかに清掃
カートリッジを脱着自在にできるように連結する。
【0029】開閉蓋9は、清掃カートリッジ1を脱着自
在に装着できるように、両側に沿って清掃カートリッジ
1をスライドさせて挿入する挿入溝11を有する。開閉
蓋9は、両側と一端縁に沿って設けられた周壁10を備
える。周壁10は、対向する面にコ字状の溝を設けて清
掃カートリッジ1の挿入溝11としている。清掃カート
リッジ1は、周壁10の内側に設けられた挿入溝11に
挿入されて、収納ケース8の定位置に装着される。図示
しないが、開閉蓋は、清掃カートリッジの挿入部分近傍
にストッパを設けて清掃カートリッジを定位置に係止す
る構造とすることもできる。定位置に固定される清掃カ
ートリッジは、位置ずれして開閉蓋から抜けることなく
便利に使用できる特長がある。
【0030】開閉蓋9はプラスチックで成形される。プ
ラスチック製の開閉蓋9は、周囲に沿って周壁10を一
体成形して挿入溝11を設ける。ただ、開閉蓋は、木材
や金属で製作することもできる。木製の開閉蓋は、所定
の形状に切削加工された板材を積層して接着し、挿入溝
を成形できる。金属製の開閉蓋は、金属板の周囲を折曲
加工して、あるいは、溶着等によって周壁を設けて挿入
溝を成形できる。
【0031】開閉蓋9は、十分な強度を有する厚さとす
る。開閉蓋9は、表面プレート2の開口窓4に沿って光
コネクタプラグを往復運動させるときに、光コネクタプ
ラグのフェルール部で強く押圧しても変形しない強度に
設計される。光コネクタプラグのフェルール部を押圧状
態で往復運動させながら、プラグ端面を清掃シート3で
擦って綺麗にするからである。
【0032】さらに、図に示す開閉蓋9は、中央部に、
クッションシート6を積層している。クッションシート
6は、清掃シート3とほぼ等しい大きさを有する。クッ
ションシート6は、開閉蓋9の中央部に設けられた凹部
9Aに配設されている。開閉蓋9の凹部9Aは、クッシ
ョンシート6を嵌入できる大きさと深さを有する。クッ
ションシート6は、開閉蓋9の凹部9Aに接着材で接着
されて、開閉蓋9の定位置に固定される。
【0033】クッションシート6は、プラスチックを発
泡成形しているプラスチックフォーム、あるいはゴム状
弾性シートである。クッションシート6は、清掃シート
3を弾性的に押し上げる。このため、清掃シート3に光
コネクタプラグのフェルール部を押しつけて摺動させる
ときに、プラグ端面の全面に均一に清掃シート3を押圧
して、全体を綺麗に清掃できる特長がある。とくに、光
コネクタプラグのフェルール部が、清掃シート3に対し
て多少傾斜する姿勢で押圧されるときにも、プラグ端面
の全面に清掃シート3を接触させて、全体を綺麗に清掃
できる。クッションシート6の厚さは、たとえば、0.
5〜5mm、好ましくは1〜3mm、最適には1〜2m
mとする。
【0034】さらに、クッションシート6は、図12の
断面図に示すように、開口窓4に対向する位置に凸条6
Aを設けることができる。凸条6Aは、清掃シート3の
開口窓4に沿って延長して設けられて、開口窓4に沿う
部分を弾性的に押し上げる。この構造のクッションシー
ト6は、全体を薄くして、清掃シート3を効率よく光コ
ネクタプラグのプラグ端面に押圧できる。ただ、このク
ッションシートは、開閉蓋の凹部に配設した状態で、凸
条が凹部から上に突出すると、清掃カートリッジを挿入
し難くなる。したがって、凸条は、清掃カートリッジを
スムーズに脱着できるような突出量に設計される。
【0035】さらに、クッションシート6は、図13に
示すように、開口窓4に対向する位置に溝6Bを設ける
こともできる。溝6Bは、清掃シート3の開口窓4に沿
って延長して設けられる。この構造の清掃具は、清掃シ
ート3に光コネクタプラグのフェルール部を押圧すると
き、清掃シート3が弾性変形して、プラグ端面を押圧す
る。このため、この構造の清掃具も、清掃シート3をプ
ラグ端面の全面に均一に押圧させて、綺麗に清掃できる
特長がある。
【0036】以上の構造の収納ケース8は、開閉蓋9に
清掃カートリッジ1を挿入して使用する。この収納ケー
ス8は、光コネクタプラグのフェルール部やプラグ端面
を清掃シート3で清掃するときに、開閉蓋9の清掃カー
トリッジ1を装着した面を外側面とし、開口窓4を閉塞
している剥離シート5を除去して開口窓4を開口する。
開口された開口窓4には、清掃シート3が表出する。こ
の状態で、開口窓4に沿って光コネクタプラグを移動さ
せて、光コネクタプラグのフェルール部やプラグ端面を
清掃シート3で擦って、付着した汚れを取り除いて清掃
する。
【0037】さらに、清掃シート3の全ての清掃部分を
使用した清掃カートリッジ1は、開閉蓋9から取り外し
て新しいものに交換する。使用済みの清掃カートリッジ
1は、収納ケース8の内部に収納されている未使用の清
掃カートリッジ1と交換される。使用済みの清掃カート
リッジ1は、廃棄され、あるいは、表面プレート2のみ
を分離して再使用する。
【0038】
【発明の効果】本発明は、収納ケースの開閉蓋を清掃カ
ートリッジを脱着する台に併用する。収納ケースに収納
している清掃カートリッジは、使用するときに開閉蓋に
装着される。使用済みの清掃カートリッジは、開閉蓋か
ら外して廃棄し、収納ケースに収納している新しい清掃
カートリッジを装着する。開閉蓋を台に併用して使用さ
れる清掃カートリッジは、簡単な構造として安価に多量
生産できる。
【0039】清掃カートリッジは、収納ケースの開閉蓋
に装着する状態で、開口窓を閉塞している剥離シートを
除去して、開口された開口窓に沿って光コネクタプラグ
を移動させて、光コネクタプラグのフェルール部やプラ
グ端面を清掃シートで理想的に清掃できる。さらに、す
べての清掃部分を使用した清掃カートリッジは、開閉蓋
から外し、収納ケースに収納している新しい清掃カート
リッジに簡単に交換できる。したがって、本発明の収納
ケースは、コンパクトにして便利に持ち運びできること
に加えて、使用後に廃棄する部分と、廃棄することなく
繰り返し再使用する部分とを明確に区別して、使い捨て
の部分を簡単に交換して、極めて経済的に使用できる特
長がある。とくに、本発明の清掃具は、清掃カートリッ
ジを簡単な構造にできるので、使用回数に対する製造コ
ストを低減して、極めて安価に多量生産できる。
【0040】さらにまた、本発明の清掃カートリッジと
収納ケースは、清掃カートリッジを収納するための箱体
の開閉蓋に清掃カートリッジを脱着できるように装着し
ているので、極めて便利に使用できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】光コネクタを示す斜視図
【図2】従来の光コネクタの清掃具の斜視図
【図3】図2に示す光コネクタの清掃具のケースを開い
た状態を示す正面図
【図4】本発明者が先に開発した光コネクタの清掃具の
斜視図
【図5】本発明の実施例の光コネクタの清掃カートリッ
ジとその収納ケースの斜視図
【図6】収納ケースの開閉蓋に清掃カートリッジを装着
する状態を示す斜視図
【図7】収納ケースの開閉蓋を開閉する状態を示す斜視
【図8】図7に示す収納ケースの開閉蓋を反転した状態
を示す斜視図
【図9】図7に示す収納ケースの断面図
【図10】図8に示す収納ケースの断面図
【図11】本発明の他の実施例にかかる清掃カートリッ
ジの剥離シートを除去する状態を示す斜視図
【図12】開閉蓋に配設されるクッションシートの他の
一例を示す要部拡大縦断面図
【図13】開閉蓋に配設されるクッションシートの他の
一例を示す要部拡大縦断面図
【符号の説明】 1…清掃カートリッジ 2…表面プレート 3…清掃シート 4…開口窓 5…剥離シート 6…クッションシート 6A…凸条 6B
…溝 7…破断線 8…収納ケース 9…開閉蓋 9A…凹部 10…周壁 11…挿入溝 14…光コネクタ 15…フェルール 16…連結面 17…ケース 18…レバー 19…開口窓 20…プラスチック板 21…表面プレート 22…箱体 23…側壁 24…フック 25…摺動溝 26…ガイド凸部 27…突起 28…凸起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩金 功 大阪府大阪市浪速区芦原1丁目3番18号 東洋クリエイティブテクノロジー株式 会社内 (72)発明者 新井田 功 神奈川県大和市上草柳扇野365 東洋紙 業株式会社内 (72)発明者 高岡 裕二 大阪府大阪市浪速区芦原1丁目3番18号 東洋クリエイティブテクノロジー株式 会社内 (56)参考文献 特開2000−206369(JP,A) 特開 平9−197180(JP,A) 特開 平9−105835(JP,A) 特開 平2−264907(JP,A) 特開 平2−171706(JP,A) 米国特許5813081(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/36 - 6/40 G02B 6/00 A47L 25/00 - 25/12 B08B 1/00 - 13/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口窓を複数列に開口している表面プレ
    ートの下面に清掃シートを積層すると共に、複数の開口
    窓を閉塞するように除去できる剥離シートを上面に付着
    してなる清掃カートリッジと、この清掃カートリッジを
    収納する収納ケースとを備え、 収納ケースが、複数枚の清掃カートリッジを積層して収
    納する箱体と、この箱体の開口部に開閉できるように装
    着してなる開閉蓋とを備え、 開閉蓋は、外側表面または内側表面に清掃カートリッジ
    を脱着自在に装着できる装着部を有し、この装着部に箱
    体から取り出した清掃カートリッジを装着して、清掃カ
    ートリッジでもって光コネクタプラグを清掃するように
    構成してなる光コネクタの清掃カートリッジとその収納
    ケース。
  2. 【請求項2】 開閉蓋が、箱体の開口部に沿って摺動し
    て開閉できるように箱体に連結されてなる請求項1に記
    載される光コネクタの清掃カートリッジとその収納ケー
    ス。
  3. 【請求項3】 開閉蓋が両側縁に沿って摺動溝を有し、
    この摺動溝に摺動できるように挿入されるガイド凸部が
    箱体の対向する側壁に設けられており、ガイド凸部を摺
    動溝に案内して、開閉蓋を箱体に開閉できるように連結
    している請求項2に記載される光コネクタの清掃カート
    リッジとその収納ケース。
  4. 【請求項4】 開閉蓋が、蝶番を介して箱体の開口部に
    連結されてなる請求項1に記載される光コネクタの清掃
    カートリッジとその収納ケース。
  5. 【請求項5】 開閉蓋が、内側表面または外側表面の両
    側に周壁を有し、この周壁は、対向する面に沿って、清
    掃カートリッジの両側を脱着自在に連結する挿入溝を有
    する請求項1に記載される光コネクタの清掃カートリッ
    ジとその収納ケース。
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