JP3458936B2 - センサスイッチ等の取付ブラケット - Google Patents
センサスイッチ等の取付ブラケットInfo
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Description
周面にセンサスイッチを押圧固定可能な取付ブラケット
に係り、詳しくはセンサスイッチのリード線の保持も行
うセンサスイッチ等の取付ブラケットに関する。
スイッチを固着し、この状態のセンサスイッチのリード
線を保持するものとして例えば、実公平6−4712
4号公報に開示の技術では、シリンダ本体外面長手方向
にスイッチを取り付ることができ、スイッチのリード線
も収納できる取付溝を設けてあり、この溝を利用してス
イッチを取付けると共に溝に収納されたリード線は溝に
取付けられた別の押え金具により押えられて保持されて
いた。また、実開平6−1807号公報に開示の技術
では、リード線クランプにスイッチ溝に固定されたスイ
ッチのリード線を挾持し、シリンダチューブの外面長手
方向に形成されたシリンダスイッチ溝(取付溝)にリー
ド線クランプの蓋部側面に一体に形成した弾性変形する
脚部を装着し、リード線をシリンダチューブに固定して
いた。また、実開平4−8805号公報に開示の技術
では、シリンダチューブ周面とセンサ取付ピースの押圧
部との間でセンサスイッチを圧着固定し、その状態でセ
ンサ取付ピースのシリンダチューブ周面に向く部分に別
のセンサスイッチのリード線を収容する空間として設け
られた凹部とシリンダチューブ周面との間でセンサのリ
ード線を挾持していた。
リンダチューブ外周面に形成した取付溝にリード線を収
容し、それを押え金具により保持しているために、ま
た、では、リード線を保持したリード線クランプを取
付溝に装着しているので、、では、そのような取付
溝が深く大きなものとなり、シリンダチューブの強度を
大きく低下させる問題があった。また、、では取付
溝にリード線を装着しているので、保持できるリード線
の本数が取付溝により決まり、その取付溝の数より多数
のセンサスイッチを取り付けた場合にそのリード線を保
持できなかった。また、、では、リード線のシリン
ダチューブ外周面への取り付けは押え金具やリード線ク
ランプによって行われており、センサスイッチの取付と
リード線の取付が個別の部材によって行われるので、部
品点数が多くなる問題があった。
スイッチとは別に設けられたリード線収容空間である凹
部とチューブ外周面との間でリード線を挾持しているの
でリード線とセンサスイッチの取付を個別に行わなくて
も良いので、に比べ部品点数が少なく、深い取付溝
が不要でシリンダチューブの強度を大きく低下させるこ
とはないが、リード線は凹部のみで保持するので保持可
能なリード線の数が少なく、やはり、多数のセンサスイ
ッチを取付けた場合にリード線を保持することが困難で
あった。また、、、では、押え金具やリード線ク
ランプやセンサ取付ピースとシリンダチューブ外周面と
の間でリード線を保持しているので、リード線着脱のと
きにはどのような場合でも必ず押え金具等の螺子を操作
したり、リード線クランプを取付溝に着脱しなければな
らなかった。本願の課題は、リード線を保持するため専
用の押え金具やリード線クランプを使用せずにセンサス
イッチを取付ける取付ブラケットをリード線ホルダとし
て兼用することでリード線を保持するために専用の部材
を必要とせず、また、より多くのリード線を保持できる
ようにすることである。また、センサスイッチを取付ブ
ラケットにより取付けた後でも、シリンダに取付けられ
るセンサスイッチが少数でリード線の本数が限られると
きにリード線の着脱を容易とすること、または、リード
線の本数が多くてもその一部の着脱を容易に行えるよう
にすることである。
本願のセンサスイッチ等の取付ブラケットでは、シリン
ダチューブの軸線方向に沿って設けた取付溝に係止する
係止部と、係止部を取付溝に係止した状態で、操作部に
螺合した止め螺子の締付作用でチューブ外周面との間で
センサスイッチを所望の長手位置に押圧固定可能な保持
溝と、その固定状態においてセンサスイッチのリード線
をチューブ外周面との間で保持するリード線ホルダ部を
備えたセンサスイッチ等の取付ブラケットにおいて、ブ
ラケット本体の長手中間部から係止部を突出し、係止部
に対して前記保持溝と反対側を操作部とし、前記保持溝
を、係止部を取付溝に係止し、前記保持溝とチューブ外
周面との間で形成される保持空間にリード線を配置した
状態で、前記操作部に螺合した止め螺子の締付作用によ
って取付ブラケットを固定した時、前記リード線を取り
囲むように、前記係止部の一方壁と、これに連続する底
壁と、これに連続する前記一方壁と対向する対向壁とに
より構成し、前記対向壁の先端がリード線を保持空間に
配置して止め螺子を締付けた時に取付ブラケットを固定
するために、シリンダチューブ外周面と圧接する圧接部
となっており、前記操作部に螺合した止め螺子と係止部
の他方壁との間に、リード線ホルダ部を形成して成るこ
とを特徴とする。
はセンサスイッチを取付ける他に、保持溝とチューブ外
壁間の保持空間にリード線を保持できるので、リード線
ホルダ部とにより、より多くのリード線を保持できる。
側に、前記リード線ホルダ部と別の外側リード線ホルダ
部を設け、外側リード線ホルダ部は、リード線を収容保
持する、外側に開口したホルダ溝に形成されている。こ
のホルダ溝は、リード線をリード線の、または、ブラケ
ット形成材料の弾性により収容保持するように開口が、
リード線直径より小さく形成してある。これにより取付
ブラケットを止め螺子の締付作用によりシリンダチュー
ブに取付けた後でも、螺子等を操作することなくリード
線を容易に着脱できて好適である上に、リード線の保持
数をより増やすことができる。
1から図3により説明する。ロッドレスシリンダ1は、
図2に示すように円筒形に形成されたシリンダチューブ
(シリンダバレル)2内部のピストン室28にピストン
位置検出用のマグネット29が設けられた軸線方向摺動
自在なピストン30が嵌装され、そのピストン30と一
体で、バレル壁の円周方向所定位置に設けられて、内外
のシールバンドで塞がれるスリット2aを通るピストン
ヨーク31にチューブ外側のピストンマウント4が連結
され、このピストンマウント4がピストン30の摺動に
伴って軸線方向に所定ストロークで往復移動するように
なっている。また、チューブ外周面3には、ピストンマ
ウント4の左右に同一形状の取付溝5,5が直接形成さ
れている。
ーブ2の軸線方向全長に亘っており、センサスイッチ
(図1において左を6A,右を6Bとする)を取付ブラ
ケット(図1において左を7A,右を7Bとする)によ
りチューブ外周面3に取付けたときにピストン30に設
けられたマグネット29をセンサスイッチ6が検出可能
な位置に形成され、本願実施形態ではシリンダチューブ
2の略中央に形成されている。また、取付溝5はシリン
ダチューブ2の内圧に対する強度を低下させない大きさ
であり、断面形状がセンサスイッチ取付位置側と反対側
(図2においてピストンマウント4と反対側)へ曲がっ
ている鉤形状に形成され、取付溝5の溝縁に被係止部8
が設けられている。センサスイッチ6A,6Bは夫々チ
ューブ外周面3に軸線方向の所要位置に取り付けられ、
ピストン30に設けられたマグネット29を検出してピ
ストン30のストローク位置を検出し、その作動状態を
外部に標示するインジケータ9を備え、夫々リード線1
0が連接されている。尚、32はシリンダチューブ2の
長手中間部を支持する中間サポートを取付けるための取
付溝である。
るので、取付ブラケット7Aで説明する。取付ブラケッ
ト7Aは押出成形された成形品を切断して形成され、図
3に示すようにブラケット本体7aの長手中間部から、
その先端が取付溝5に係合可能な取付溝5の断面形状と
略同一の鉤形状に形成された係止部11が突出してお
り、ブラケット本体7aの係止部11に対してセンサス
イッチ6Aが保持される側とは反対の一端側は止め螺子
12が螺合される操作部13となっており、他端側は係
止部11と対向し同一方向に突出した腕部14となって
いる。係止部11のセンサスイッチ6A側の一方壁15
と、この一方壁15に連続する底壁16と、底壁16に
連続し一方壁15と対向する腕部14の対向壁17とに
よりセンサスイッチ6Aやリード線等を保持可能な保持
溝18が構成されている。係止部11のセンサスイッチ
6Aと反対側の他方壁19にはリード線10の外形に合
わせた円弧溝20を2つ設けてあり、取付ブラケット7
Aをチューブ外周面3に取付けたときに、この円弧溝2
0と止め螺子12とチューブ外周面3とで囲まれる空間
がリード線10を保持できるリード線ホルダ部21とな
り、ここでは2本のリード線を保持できる。勿論、取付
ブラケットは、ロストワックスや粉末治金で成形したも
のやダイカスト品等でも良い。
チューブ外周面3に当接可能な圧接部22となってお
り、腕部14の対向壁17と反対側の外面(チューブ外
周の円周方向に向く外面)23はリード線10外形に合
わせた円弧形状のホルダ溝24が2つ形成されており、
ホルダ溝24の開口部分には突片25が左右に対向して
設けられ、開口をリード線10直径より小さなものとし
た外側リード線ホルダ部26が備えられており、本願実
施形態では取付ブラケット7Aは保持溝18を除いて4
本のリード線を保持可能になっている。尚、外側リード
線ホルダ部は腕部の外面23に設けたのでそこに保持さ
れたリード線がチューブ外周面から大きく離れず、コン
パクトに配線処理できるが、他の外面に設けても良く、
ホルダ溝の数もこれに限定されず、また、ホルダ溝の形
状も開口がリード線を挿入できる程度にリード線直径よ
り小さく、内側になるに従い幅広になり、リード線の弾
性によりリード線を保持可能な形状であれば良い。
いてチューブ外周面3にセンサスイッチ6Aとセンサス
イッチ6Bとそのセンサスイッチ6Bのリード線10と
を取付ける場合について説明する。シリンダチューブ2
の軸線方向の所望位置で、取付ブラケット7Aを係止部
11を中心としてセンサスイッチ6A取付側と反対側へ
傾倒した状態で取付溝5に係止部11を係合する。この
状態でセンサスイッチ6Aを保持溝18に挿入する。次
に操作部13に止め螺子12を螺合し、止め螺子12の
先端面をチューブ外周面3に当接して更に強く締め付け
る。すると取付ブラケット7Aは止め螺子12の締付作
用により取付溝5に係合された係止部11を支点に圧接
部22がチューブ外周面3に近づく方向に回動する。こ
の回動により底壁16がセンサスイッチ6Aの上面を押
圧してセンサスイッチ6Aの下面がチューブ外周面3に
圧着し、保持溝18とチューブ外周面3との間で形成さ
れる保持空間27で挾持される。センサスイッチ6Bも
同様にシリンダチューブ2長手方向所望位置に取付ブラ
ケット7Bにより取付けられる。センサスイッチ6Bの
リード線10はセンサスイッチ6Aを取付けた取付ブラ
ケット7Aの外側リード線ホルダ部26の一方のホルダ
溝24にシリンダチューブ2円周方向から挿入されて、
リード線10の外周面に突片25が食い込み、リード線
10はその弾性により外側リード線ホルダ部26に保持
される。このように、外側リード線ホルダ部26にリー
ド線を保持させるものでは、リード線ホルダ部21にリ
ード線を保持させる場合と比べて止め螺子12を全く操
作しないので、リード線の着脱が極めて容易である。
中間位置を検知するために複数のセンサスイッチ6A〜
6Eをチューブ外周面3に取付けた場合の複数のリード
線10の収容保持について図3、図4により説明する。
センサスイッチ6C〜6Eと取付ブラケット7C〜7E
とは前記センサスイッチ6Aと取付ブラケット7Aと同
一である。先ずシリンダチューブ2の一端側から取付ブ
ラケット7A〜7Eによりセンサスイッチ6A〜6Eを
順次取付けて行く。この時、センサスイッチ6Eのリー
ド線10はセンサスイッチ6A〜6Dの外側リード線ホ
ルダ部26の一方のホルダ溝24に保持し、センサスイ
ッチ6Dのリード線10はセンサスイッチ6A〜6Cの
他方のホルダ溝24に保持する。また、センサスイッチ
6Cのリード線10はセンサスイッチ6A,6Bのリー
ド線ホルダ部21の一方の円弧溝20に保持され、セン
サスイッチ6Bのリード線10はセンサスイッチ6Aの
リード線ホルダ部21の他方の円弧溝20に保持され、
取付ブラケット7Aには図3で実線と2点鎖線で示すよ
うにリード線ホルダ部21と外側リード線ホルダ部26
全てにリード線10を収容保持する。尚、図4において
リード線10は説明のために上下位置をずらして図示し
てある。
ンサスイッチ6を収容しない場合には、図5に示すよう
にリード線ホルダ部21と外側リード線ホルダ部26と
にリード線10を保持すると共に、保持空間27にリー
ド線10を配置することができる。この場合には、取付
ブラケット7をシリンダチューブ2に取り付け、係止部
11を中心として取付ブラケット7を操作部13方向に
傾倒した状態でリード線10を保持溝18に収容し、操
作部13に止め螺子12を螺合し、止め螺子12を圧接
部22がチューブ外周面3に圧接するまで強く締め付け
ることでリード線を取り囲むように保持空間27が形成
されてリード線10が保持空間27内から外れることな
く保持される。これにより取付ブラケット7をリード線
10のみを取付けるためのリード線ホルダ部材として使
用することができ、保持空間27にもセンサスイッチの
代りにリード線を保持するので、より多くのリード線1
0を保持できる。
ホルダ部に加えてセンサスイッチ用の保持溝とチューブ
外周面との間で形成される保持空間にもリード線を保持
可能としたので、チューブ外周の取付溝をリード線用に
深く形成しなくてよくチューブ強度の低下を防止でき
て、取付ブラケットでリード線を押えるための専用の押
え金具等を用いることなく、リード線ホルダ部とによ
り、より多くのリード線を保持することができる。ま
た、保持空間とリード線ホルダ部と外側リード線ホルダ
部とにリード線を保持すれば、更に多くのリード線を保
持できる。また、外側リード線ホルダ部は外側に開口し
たホルダ溝に形成され、リード線を弾性により収容保持
するので、外側リード線ホルダ部で保持可能な限られた
本数のリード線であれば、取付ブラケットをチューブ外
周面に取り付けた後でもリード線を後付け保持でき、リ
ード線の収容保持に止め螺子等を操作しないで良いの
で、リード線の着脱が容易になる。
拡大図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダチューブの軸線方向に沿って設
けた取付溝に係止する係止部と、係止部を取付溝に係止
した状態で、操作部に螺合した止め螺子の締付作用でチ
ューブ外周面との間でセンサスイッチを所望の長手位置
に押圧固定可能な保持溝と、その固定状態においてセン
サスイッチのリード線をチューブ外周面との間で保持す
るリード線ホルダ部を備えたセンサスイッチ等の取付ブ
ラケットにおいて、ブラケット本体の長手中間部から係
止部を突出し、係止部に対して前記保持溝と反対側を操
作部とし、前記保持溝を、係止部を取付溝に係止し、前
記保持溝とチューブ外周面との間で形成される保持空間
にリード線を配置した状態で、前記操作部に螺合した止
め螺子の締付作用によって取付ブラケットを固定した
時、前記リード線を取り囲むように、前記係止部の一方
壁と、これに連続する底壁と、これに連続する前記一方
壁と対向する対向壁とにより構成し、前記対向壁の先端
がリード線を保持空間に配置して止め螺子を締付けた時
に取付ブラケットを固定するために、シリンダチューブ
外周面と圧接する圧接部となっており、前記操作部に螺
合した止め螺子と係止部の他方壁との間に、リード線ホ
ルダ部を形成して成ることを特徴とするセンサスイッチ
等の取付ブラケット。 - 【請求項2】 取付ブラケットには、それ自体の外側
に、前記リード線ホルダ部と別の外側リード線ホルダ部
を設け、外側リード線ホルダ部は、リード線を収容保持
する、外側に開口したホルダ溝に形成され、そのホルダ
溝は、リード線を弾性により収容保持するように、開口
がリード線直径より小さく形成してあることを特徴とす
る請求項1記載のセンサスイッチ等の取付ブラケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05682497A JP3458936B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | センサスイッチ等の取付ブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05682497A JP3458936B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | センサスイッチ等の取付ブラケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10231812A JPH10231812A (ja) | 1998-09-02 |
JP3458936B2 true JP3458936B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=13038134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05682497A Expired - Fee Related JP3458936B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | センサスイッチ等の取付ブラケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3458936B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-24 JP JP05682497A patent/JP3458936B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10231812A (ja) | 1998-09-02 |
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