JP3458643B2 - 摩擦車式無段変速機 - Google Patents
摩擦車式無段変速機Info
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- JP3458643B2 JP3458643B2 JP03187397A JP3187397A JP3458643B2 JP 3458643 B2 JP3458643 B2 JP 3458643B2 JP 03187397 A JP03187397 A JP 03187397A JP 3187397 A JP3187397 A JP 3187397A JP 3458643 B2 JP3458643 B2 JP 3458643B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦車式無段変速
機、特に摩擦車用スラストニードルベアリングの好適配
置に関するものである。
機、特に摩擦車用スラストニードルベアリングの好適配
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】摩擦車式無段変速機は通常、特開平3−
89066号公報に記載されているように、そして図7
および図8に示したトロイダル型無段変速機に代表され
るように、図8の図面直角方向へ同軸に対向配置した入
出力ディスク間に挟圧されて入力ディスクから出力ディ
スクへの動力伝達行う摩擦車1を、摩擦車支持部材2上
に回転自在に支持して具える。
89066号公報に記載されているように、そして図7
および図8に示したトロイダル型無段変速機に代表され
るように、図8の図面直角方向へ同軸に対向配置した入
出力ディスク間に挟圧されて入力ディスクから出力ディ
スクへの動力伝達行う摩擦車1を、摩擦車支持部材2上
に回転自在に支持して具える。
【0003】ところで摩擦車1は、上記の動力伝達を行
い得るよう入出力ディスク間に挟圧することから、これ
ら入出力ディスク間から追い出される方向、つまり図8
の右方向へのスラストを受ける。これがため、摩擦車
1、詳しくは当該摩擦車をボールベアリング3を介して
スラスト方向に受け止める摩擦車外輪1aと、摩擦車支
持部材2との間には、上記のスラスト入力によっても摩
擦車の回転がスムーズに行われるようスラストニードル
ベアリング4を介在させるのが普通である。
い得るよう入出力ディスク間に挟圧することから、これ
ら入出力ディスク間から追い出される方向、つまり図8
の右方向へのスラストを受ける。これがため、摩擦車
1、詳しくは当該摩擦車をボールベアリング3を介して
スラスト方向に受け止める摩擦車外輪1aと、摩擦車支
持部材2との間には、上記のスラスト入力によっても摩
擦車の回転がスムーズに行われるようスラストニードル
ベアリング4を介在させるのが普通である。
【0004】一方、摩擦車1を摩擦車支持部材2上に回
転自在に支持するに際しては、摩擦車1をピボットシャ
フト5の相互に偏心した両端5a,5bのうちの一方5
aに回転自在(O1 が回転中心)に支持すると共に、該
ピボットシャフト5の他端5bを摩擦車支持部材2に回
転自在に支持して、摩擦車1を変速制御の都合上ピボッ
トシャフト5の他端5bの回りに揺動可能(O2 が揺動
中心)とする。
転自在に支持するに際しては、摩擦車1をピボットシャ
フト5の相互に偏心した両端5a,5bのうちの一方5
aに回転自在(O1 が回転中心)に支持すると共に、該
ピボットシャフト5の他端5bを摩擦車支持部材2に回
転自在に支持して、摩擦車1を変速制御の都合上ピボッ
トシャフト5の他端5bの回りに揺動可能(O2 が揺動
中心)とする。
【0005】従ってスラストニードルベアリング4は、
摩擦車1をボールベアリング3および摩擦車外輪1aと
共に除去して示す図7から明らかなように、上記の揺動
中も摩擦車1からのスラストを確実に受け止め得るよう
扇形部4aを有した構造にするのが常套である。
摩擦車1をボールベアリング3および摩擦車外輪1aと
共に除去して示す図7から明らかなように、上記の揺動
中も摩擦車1からのスラストを確実に受け止め得るよう
扇形部4aを有した構造にするのが常套である。
【0006】かかるスラストニードルベアリング4は、
摩擦車支持部材2に形成した窪み6内に配置するが、当
該窪み6の両側壁6a,6bと、スラストニードルベア
リング扇形部4aとの間に隙間が存在するようにして、
扇形部4aが当該隙間だけ窪み6内で移動し得るように
することで、摩擦車1の前記揺動がスラストにもかかわ
らず容易に行われるようにする
摩擦車支持部材2に形成した窪み6内に配置するが、当
該窪み6の両側壁6a,6bと、スラストニードルベア
リング扇形部4aとの間に隙間が存在するようにして、
扇形部4aが当該隙間だけ窪み6内で移動し得るように
することで、摩擦車1の前記揺動がスラストにもかかわ
らず容易に行われるようにする
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の摩擦
車式無段変速機にあっては、スラストニードルベアリン
グ扇形部4aが、上記の隙間分だけ窪み6内で自由に移
動し得ることから、摩擦車支持部材2に対する摩擦車1
の組付けに際し、窪み6内に設置しておいたスラストニ
ードルベアリング扇形部4aが窪み6の側壁6aまたは
6bに接触した状態で当該組付けがなされてしまう惧れ
がある。
車式無段変速機にあっては、スラストニードルベアリン
グ扇形部4aが、上記の隙間分だけ窪み6内で自由に移
動し得ることから、摩擦車支持部材2に対する摩擦車1
の組付けに際し、窪み6内に設置しておいたスラストニ
ードルベアリング扇形部4aが窪み6の側壁6aまたは
6bに接触した状態で当該組付けがなされてしまう惧れ
がある。
【0008】この場合、スラストニードルベアリング扇
形部4aと、これが接触している窪み6の側壁6aまた
は6bとの間に隙間が存在しないために、スラストニー
ドルベアリング扇形部4aが最早対応方向には移動する
ことができず、摩擦車1の同方向への揺動に大きな摩擦
抵抗を与えることとなって、変速安定性に悪影響が及ぶ
という問題を生ずることが懸念される。
形部4aと、これが接触している窪み6の側壁6aまた
は6bとの間に隙間が存在しないために、スラストニー
ドルベアリング扇形部4aが最早対応方向には移動する
ことができず、摩擦車1の同方向への揺動に大きな摩擦
抵抗を与えることとなって、変速安定性に悪影響が及ぶ
という問題を生ずることが懸念される。
【0009】請求項1に記載の第1発明は、摩擦車支持
部材に対する摩擦車の組付け時に、スラストニードルベ
アリング扇形部の両側に確実に隙間が存在するような保
証を提供可能にして、上述の問題を解消するようにした
摩擦車式無段変速機を提案することを目的とする。
部材に対する摩擦車の組付け時に、スラストニードルベ
アリング扇形部の両側に確実に隙間が存在するような保
証を提供可能にして、上述の問題を解消するようにした
摩擦車式無段変速機を提案することを目的とする。
【0010】請求項2に記載の第2発明は、第1発明の
作用効果を最も顕著なものにし得る摩擦車式無段変速機
を提案することを目的とする。
作用効果を最も顕著なものにし得る摩擦車式無段変速機
を提案することを目的とする。
【0011】請求項3に記載の第3発明〜請求項5に記
載の第5発明はそれぞれ、第1発明または第2発明を簡
単、且つ安価に実現することを目的とする。
載の第5発明はそれぞれ、第1発明または第2発明を簡
単、且つ安価に実現することを目的とする。
【0012】請求項6に記載の第6発明は、第1発明ま
たは第2発明を更に簡単、且つ安価に実現することを目
的とする。
たは第2発明を更に簡単、且つ安価に実現することを目
的とする。
【0013】請求項7に記載の第7発明は、一層高いス
ペース効率で第6発明を実現させることを目的とする。
ペース効率で第6発明を実現させることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上の目的のため、先ず
第1発明の摩擦車式無段変速機は、同軸に対向配置した
入出力ディスク間に挟圧され、これら入出力ディスク間
で動力の受渡しを行う摩擦車と、該摩擦車を回転自在に
支持した摩擦車支持部材とを具え、該摩擦車をピボット
シャフトの相互に偏心した両端のうちの一方に回転自在
に支持すると共に、該ピボットシャフトの他端を前記摩
擦車支持部材に回転自在に支持して、該ピボットシャフ
トの他端回りに摩擦車を揺動可能とし、前記入出力ディ
スク間の挟圧力に起因して摩擦車に作用するスラスト
を、摩擦車支持部材の窪み内に配置したスラストニード
ルベアリングを介し摩擦車支持部材で受け止めるように
し、該スラストニードルベアリングが、前記揺動中の摩
擦車からのスラストをも受け止めるよう扇形部を持つ摩
擦車式無段変速機において、前記扇形部を前記窪みに対
し、前記揺動方向両側に隙間が存在するよう弾支したこ
とを特徴とするものである。
第1発明の摩擦車式無段変速機は、同軸に対向配置した
入出力ディスク間に挟圧され、これら入出力ディスク間
で動力の受渡しを行う摩擦車と、該摩擦車を回転自在に
支持した摩擦車支持部材とを具え、該摩擦車をピボット
シャフトの相互に偏心した両端のうちの一方に回転自在
に支持すると共に、該ピボットシャフトの他端を前記摩
擦車支持部材に回転自在に支持して、該ピボットシャフ
トの他端回りに摩擦車を揺動可能とし、前記入出力ディ
スク間の挟圧力に起因して摩擦車に作用するスラスト
を、摩擦車支持部材の窪み内に配置したスラストニード
ルベアリングを介し摩擦車支持部材で受け止めるように
し、該スラストニードルベアリングが、前記揺動中の摩
擦車からのスラストをも受け止めるよう扇形部を持つ摩
擦車式無段変速機において、前記扇形部を前記窪みに対
し、前記揺動方向両側に隙間が存在するよう弾支したこ
とを特徴とするものである。
【0015】また第2発明による摩擦車式無段変速機
は、上記第1発明において、前記扇形部を前記窪みに対
し、前記揺動方向両側に等しい隙間が存在するよう弾支
したことを特徴とするものである。
は、上記第1発明において、前記扇形部を前記窪みに対
し、前記揺動方向両側に等しい隙間が存在するよう弾支
したことを特徴とするものである。
【0016】第3発明による摩擦車式無段変速機は、第
1発明または第2発明において、前記弾支を前記扇形部
の両側における板バネで生起させ、各板バネの一端を摩
擦車支持部材の前記窪み内に係止したことを特徴とする
ものである。
1発明または第2発明において、前記弾支を前記扇形部
の両側における板バネで生起させ、各板バネの一端を摩
擦車支持部材の前記窪み内に係止したことを特徴とする
ものである。
【0017】第4発明による摩擦車式無段変速機は、第
3発明において、前記各板バネをV字状とし、該V字状
板バネの一方の脚部を前記窪み内に形成した溝に係着
し、他方の脚部を前記扇形部に押圧させたことを特徴と
するものである。
3発明において、前記各板バネをV字状とし、該V字状
板バネの一方の脚部を前記窪み内に形成した溝に係着
し、他方の脚部を前記扇形部に押圧させたことを特徴と
するものである。
【0018】第5発明による摩擦車式無段変速機は、第
1発明または第2発明において、前記弾支を前記扇形部
の両側における板バネで生起させ、各板バネの一端を前
記扇形部の対応側面に結着したことを特徴とするもので
ある。
1発明または第2発明において、前記弾支を前記扇形部
の両側における板バネで生起させ、各板バネの一端を前
記扇形部の対応側面に結着したことを特徴とするもので
ある。
【0019】第6発明による摩擦車式無段変速機は、第
1発明または第2発明において、前記弾支を、一端が摩
擦車支持部材に結着され、他端が前記扇形部に係止され
たバネ棒により生起させるよう構成したものである。
1発明または第2発明において、前記弾支を、一端が摩
擦車支持部材に結着され、他端が前記扇形部に係止され
たバネ棒により生起させるよう構成したものである。
【0020】第7発明による摩擦車式無段変速機は、第
6発明において、前記バネ棒をスラストニードルベアリ
ングの潤滑油孔内に配置したことを特徴とするものであ
る。
6発明において、前記バネ棒をスラストニードルベアリ
ングの潤滑油孔内に配置したことを特徴とするものであ
る。
【0021】
【発明の効果】入出力ディスク間で摩擦係合により動力
の受渡しを行う摩擦車は、ピボットシャフトを介して摩
擦車支持部材に回転自在に、しかも揺動可能に支持し、
摩擦車の回転により上記の動力伝達を可能にし、摩擦車
の揺動により周知の変速を可能にする。そして動力伝達
時摩擦車には、入出力ディスク間から追い出される方向
のスラストが作用し、このスラストを摩擦車支持部材の
窪み内に配設したスラストニードルベアリングを介し摩
擦車支持部材で受け止める。
の受渡しを行う摩擦車は、ピボットシャフトを介して摩
擦車支持部材に回転自在に、しかも揺動可能に支持し、
摩擦車の回転により上記の動力伝達を可能にし、摩擦車
の揺動により周知の変速を可能にする。そして動力伝達
時摩擦車には、入出力ディスク間から追い出される方向
のスラストが作用し、このスラストを摩擦車支持部材の
窪み内に配設したスラストニードルベアリングを介し摩
擦車支持部材で受け止める。
【0022】ところで第1発明においては、上記揺動中
の摩擦車からのスラストを受け止めるために設定したス
ラストニードルベアリングの扇形部を、上記の窪みに対
し上記揺動方向両側に隙間が存在するよう弾支したか
ら、摩擦車支持部材に対する摩擦車の組付けに際し、窪
み内に設置しておいたスラストニードルベアリングの扇
形部が窪みの側壁に接触した状態で当該組付けがなされ
てしまう惧れがなくなる。従って、スラストニードルベ
アリングの扇形部が上記揺動方向の何れの方向にも移動
し得る組み立て状態を保証することができ、摩擦車の揺
動に大きな摩擦抵抗が作用して、変速安定性に悪影響が
及ぶといった従来装置による問題を解消することができ
る。
の摩擦車からのスラストを受け止めるために設定したス
ラストニードルベアリングの扇形部を、上記の窪みに対
し上記揺動方向両側に隙間が存在するよう弾支したか
ら、摩擦車支持部材に対する摩擦車の組付けに際し、窪
み内に設置しておいたスラストニードルベアリングの扇
形部が窪みの側壁に接触した状態で当該組付けがなされ
てしまう惧れがなくなる。従って、スラストニードルベ
アリングの扇形部が上記揺動方向の何れの方向にも移動
し得る組み立て状態を保証することができ、摩擦車の揺
動に大きな摩擦抵抗が作用して、変速安定性に悪影響が
及ぶといった従来装置による問題を解消することができ
る。
【0023】第2発明においては、スラストニードルベ
アリングの扇形部を上記窪みに対し、前記揺動方向の両
側に等しい隙間が存在するよう弾支したことから、第1
発明による上記の作用効果を最も顕著なものにすること
ができる。
アリングの扇形部を上記窪みに対し、前記揺動方向の両
側に等しい隙間が存在するよう弾支したことから、第1
発明による上記の作用効果を最も顕著なものにすること
ができる。
【0024】第3発明においては、スラストニードルベ
アリング扇形部の上記弾支を、当該扇形部の両側におけ
る板バネで生起させ、各板バネの一端を摩擦車支持部材
の前記窪み内に係止したことから、第1発明および第2
発明の作用効果を、板バネの追加のみにより簡単、且つ
安価に達成することができる。
アリング扇形部の上記弾支を、当該扇形部の両側におけ
る板バネで生起させ、各板バネの一端を摩擦車支持部材
の前記窪み内に係止したことから、第1発明および第2
発明の作用効果を、板バネの追加のみにより簡単、且つ
安価に達成することができる。
【0025】第4発明においては、第3発明における各
板バネをV字状とし、該V字状板バネの一方の脚部を前
記窪み内に形成した溝に係着し、他方の脚部を前記扇形
部に押圧させたことから、板バネの取付けが簡単とな
り、第3発明の作用効果が更に顕著になる。
板バネをV字状とし、該V字状板バネの一方の脚部を前
記窪み内に形成した溝に係着し、他方の脚部を前記扇形
部に押圧させたことから、板バネの取付けが簡単とな
り、第3発明の作用効果が更に顕著になる。
【0026】第5発明においては、スラストニードルベ
アリング扇形部の前記弾支を、当該扇形部の両側におけ
る板バネで生起させ、各板バネの一端を扇形部の対応側
面に結着したことから、板バネを扇形部と一体の部品と
して取り扱うことができ、部品点数の増大を招くことな
く第1発明および第2発明の作用効果を達成することが
できる。
アリング扇形部の前記弾支を、当該扇形部の両側におけ
る板バネで生起させ、各板バネの一端を扇形部の対応側
面に結着したことから、板バネを扇形部と一体の部品と
して取り扱うことができ、部品点数の増大を招くことな
く第1発明および第2発明の作用効果を達成することが
できる。
【0027】第6発明においては、スラストニードルベ
アリング扇形部の前記弾支を、一端が摩擦車支持部材に
結着され、他端が前記扇形部に係止されたバネ棒により
生起させることから、バネ棒が1個のみでも第1発明お
よび第2発明の作用効果を達成することができ、前記の
板バネを用いる場合よりも更に簡単、且つ安価に目的を
達成することができる。
アリング扇形部の前記弾支を、一端が摩擦車支持部材に
結着され、他端が前記扇形部に係止されたバネ棒により
生起させることから、バネ棒が1個のみでも第1発明お
よび第2発明の作用効果を達成することができ、前記の
板バネを用いる場合よりも更に簡単、且つ安価に目的を
達成することができる。
【0028】第7発明においては、上記バネ棒をスラス
トニードルベアリングの潤滑油孔内に配置したことか
ら、バネ棒の設置スペースに関してスペース効率を高め
ることができ、バネ棒のためのスペースを外部に付加的
に必要としない利点がある。
トニードルベアリングの潤滑油孔内に配置したことか
ら、バネ棒の設置スペースに関してスペース効率を高め
ることができ、バネ棒のためのスペースを外部に付加的
に必要としない利点がある。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1および図2は、本発明に
よる摩擦車式無段変速機の一実施の形態を示し、この図
中、図7および図8における同様の部分を同一符号にて
示す。
に基づき詳細に説明する。図1および図2は、本発明に
よる摩擦車式無段変速機の一実施の形態を示し、この図
中、図7および図8における同様の部分を同一符号にて
示す。
【0030】本実施の形態においては、スラストニード
ルベアリング4を配置するよう摩擦車支持部材2に形成
した窪み6の両側壁6a,6bに隣接させて摩擦車支持
部材2に、これら側壁6a,6bに沿って延在する切欠
き溝6c,6dを形成する。ところで、これら切欠き溝
6c,6dはそれぞれ側壁6a,6bに対し、摩擦車の
回転中心O1 および揺動中心O2 に向かうにつれて側壁
6a,6bに接近するよう傾斜させ、遂には窪み6内に
開口させる。
ルベアリング4を配置するよう摩擦車支持部材2に形成
した窪み6の両側壁6a,6bに隣接させて摩擦車支持
部材2に、これら側壁6a,6bに沿って延在する切欠
き溝6c,6dを形成する。ところで、これら切欠き溝
6c,6dはそれぞれ側壁6a,6bに対し、摩擦車の
回転中心O1 および揺動中心O2 に向かうにつれて側壁
6a,6bに接近するよう傾斜させ、遂には窪み6内に
開口させる。
【0031】そして、スラストニードルベアリング4の
扇形部4aを、中心O2 周りにおける摩擦車揺動方向の
両側から弾支するためにV字状板バネ7,8を設け、こ
れらV字状板バネ7,8の一方の脚部7a,8aをそれ
ぞれ切欠き溝6c,6d内に係止させ、他方の脚部7
b,8bをそれぞれ窪み6内に位置させると共に、スラ
ストニードルベアリング扇形部4aの隣接側面に押圧接
触させる。
扇形部4aを、中心O2 周りにおける摩擦車揺動方向の
両側から弾支するためにV字状板バネ7,8を設け、こ
れらV字状板バネ7,8の一方の脚部7a,8aをそれ
ぞれ切欠き溝6c,6d内に係止させ、他方の脚部7
b,8bをそれぞれ窪み6内に位置させると共に、スラ
ストニードルベアリング扇形部4aの隣接側面に押圧接
触させる。
【0032】かくしてV字状板バネ7,8は、スラスト
ニードルベアリングの扇形部4aを中心O2 周りにおけ
る摩擦車揺動方向の両側から相互に向かい合う方向に押
圧し、扇形部4aを窪み6の両側壁6a,6bとの間に
隙間が存在するよう弾支する。ここでV字状板バネ7,
8のバネ力は、扇形部4aの摩擦車揺動方向の両側にお
ける隙間が図示のごとく同じになるような相互に等しい
バネ力に決定するのが最も良い。
ニードルベアリングの扇形部4aを中心O2 周りにおけ
る摩擦車揺動方向の両側から相互に向かい合う方向に押
圧し、扇形部4aを窪み6の両側壁6a,6bとの間に
隙間が存在するよう弾支する。ここでV字状板バネ7,
8のバネ力は、扇形部4aの摩擦車揺動方向の両側にお
ける隙間が図示のごとく同じになるような相互に等しい
バネ力に決定するのが最も良い。
【0033】上記した実施の形態になる摩擦車式無段変
速機においては、O2 周りに揺動している時の摩擦車に
作用するスラストを受け止めるために設定したスラスト
ニードルベアリング4の扇形部4aを、摩擦車揺動方向
両側からV字状板バネ7,8により相互に向かい合う押
圧することから、扇形部4aと窪み6の両側壁6a,6
bとの間に確実に隙間ができることとなり、摩擦車支持
部材2に対する摩擦車の組付けに際し、窪み6内に設置
しておいたスラストニードルベアリング4の扇形部4a
が窪み6の側壁6aまたは6bに接触した状態で当該組
付けがなされてしまう惧れがなくなる。
速機においては、O2 周りに揺動している時の摩擦車に
作用するスラストを受け止めるために設定したスラスト
ニードルベアリング4の扇形部4aを、摩擦車揺動方向
両側からV字状板バネ7,8により相互に向かい合う押
圧することから、扇形部4aと窪み6の両側壁6a,6
bとの間に確実に隙間ができることとなり、摩擦車支持
部材2に対する摩擦車の組付けに際し、窪み6内に設置
しておいたスラストニードルベアリング4の扇形部4a
が窪み6の側壁6aまたは6bに接触した状態で当該組
付けがなされてしまう惧れがなくなる。
【0034】従って、スラストニードルベアリング4の
扇形部4aが摩擦車揺動方向の何れの方向にも移動し得
る組み立て状態を保証することができ、摩擦車のO2 周
りにおける揺動に大きな摩擦抵抗が作用して、変速安定
性に悪影響が及ぶといった従来装置による問題を解消す
ることができる。
扇形部4aが摩擦車揺動方向の何れの方向にも移動し得
る組み立て状態を保証することができ、摩擦車のO2 周
りにおける揺動に大きな摩擦抵抗が作用して、変速安定
性に悪影響が及ぶといった従来装置による問題を解消す
ることができる。
【0035】なお、V字状板バネ7,8のバネ力を同じ
にして、スラストニードルベアリング4の扇形部4aを
窪み側壁6a,6bに対し等しい隙間が存在するよう弾
支した場合、上記の作用効果を最も顕著なものにするこ
とができる。
にして、スラストニードルベアリング4の扇形部4aを
窪み側壁6a,6bに対し等しい隙間が存在するよう弾
支した場合、上記の作用効果を最も顕著なものにするこ
とができる。
【0036】更に本実施の形態においては、V字状板バ
ネ7,8の追加のみで簡単、且つ安価に上記の目的を達
成することができるし、これらV字状板バネの一方の脚
部7a,8aを切欠き溝6c,6dに係着し、他方の脚
部7b,8bを扇形部4aに押圧させたことで、板バネ
7,8の取付けを簡単にし得ると共に、これら板バネ
7,8を摩擦車支持部材2に予め取り付けておくことが
できて組み立て作業性の向上を図ることができる。
ネ7,8の追加のみで簡単、且つ安価に上記の目的を達
成することができるし、これらV字状板バネの一方の脚
部7a,8aを切欠き溝6c,6dに係着し、他方の脚
部7b,8bを扇形部4aに押圧させたことで、板バネ
7,8の取付けを簡単にし得ると共に、これら板バネ
7,8を摩擦車支持部材2に予め取り付けておくことが
できて組み立て作業性の向上を図ることができる。
【0037】図3は本発明の他の実施形態を示し、本実
施の形態においては、湾曲板バネ11,12で扇形部4
aと、窪み側壁6a,6bとの間に隙間が形成されるよ
う、扇形部4aを弾支するが、これら板バネ11,12
の一端部を摩擦車支持部材2に予備組み立てする代わり
に、扇形部4a対応側面に結着する。そして、板バネ1
1,12の他端部を窪み側壁6a,6bに押圧させて生
じたバネ反力により扇形部4aを、窪み側壁6a,6b
との間に隙間が形成されるよう弾支する。この場合も、
前記本来の作用効果を奏し得るほかに、板バネ11,1
2を扇形部4aと一体の部品として取り扱うことがで
き、部品点数の増大を招くことがないという作用効果を
達成することができる。
施の形態においては、湾曲板バネ11,12で扇形部4
aと、窪み側壁6a,6bとの間に隙間が形成されるよ
う、扇形部4aを弾支するが、これら板バネ11,12
の一端部を摩擦車支持部材2に予備組み立てする代わり
に、扇形部4a対応側面に結着する。そして、板バネ1
1,12の他端部を窪み側壁6a,6bに押圧させて生
じたバネ反力により扇形部4aを、窪み側壁6a,6b
との間に隙間が形成されるよう弾支する。この場合も、
前記本来の作用効果を奏し得るほかに、板バネ11,1
2を扇形部4aと一体の部品として取り扱うことがで
き、部品点数の増大を招くことがないという作用効果を
達成することができる。
【0038】図4および図5は、本発明の更に他の実施
形態を示し、本実施の形態においては、スラストニード
ルベアリング扇形部4aを潤滑するために摩擦車支持部
材2に形成してある潤滑油孔21内に挿置してバネ棒2
2を設ける。そして、該バネ棒22の基端22aを潤滑
油孔21の底部に固着し、球状先端22bを潤滑油孔2
1から突出させてスラストニードルベアリング扇形部4
aに係止する。
形態を示し、本実施の形態においては、スラストニード
ルベアリング扇形部4aを潤滑するために摩擦車支持部
材2に形成してある潤滑油孔21内に挿置してバネ棒2
2を設ける。そして、該バネ棒22の基端22aを潤滑
油孔21の底部に固着し、球状先端22bを潤滑油孔2
1から突出させてスラストニードルベアリング扇形部4
aに係止する。
【0039】ここでバネ棒22は、自由状態で図示のよ
うにスラストニードルベアリング扇形部4aを、窪み側
壁6a,6bとの間に好ましくは同じ程度の隙間が形成
されるような位置に弾支するものとする。よって、スラ
ストニードルベアリング扇形部4aが図6にαで示す方
向の外力で同方向に変位しても、この時同図にβで示す
ように弾性変形したバネ棒22が原形に復帰することで
スラストニードルベアリング扇形部4aを図4および図
5に示す位置に戻すことから、当該扇形部4aの両側と
窪み側壁6a,6bとの間に確実に隙間が存在した状態
で摩擦車支持部材2に対する摩擦車の組付けを行うこと
ができ、前記実施の形態におけると同様の作用効果を達
成することができる。
うにスラストニードルベアリング扇形部4aを、窪み側
壁6a,6bとの間に好ましくは同じ程度の隙間が形成
されるような位置に弾支するものとする。よって、スラ
ストニードルベアリング扇形部4aが図6にαで示す方
向の外力で同方向に変位しても、この時同図にβで示す
ように弾性変形したバネ棒22が原形に復帰することで
スラストニードルベアリング扇形部4aを図4および図
5に示す位置に戻すことから、当該扇形部4aの両側と
窪み側壁6a,6bとの間に確実に隙間が存在した状態
で摩擦車支持部材2に対する摩擦車の組付けを行うこと
ができ、前記実施の形態におけると同様の作用効果を達
成することができる。
【0040】加えて本実施の形態によれば、バネ棒22
が1個のみでも前記実施の形態におけると同様の作用効
果を達成することができ、前記の板バネ7,8(11,
12)を用いる場合よりも更に簡単、且つ安価に目的を
達成することができる。更に本実施の形態においては、
上記バネ棒22をスラストニードルベアリング扇形部4
aの潤滑油孔21内に配置したことから、バネ棒22の
設置スペースに関してスペース効率を高めることがで
き、バネ棒22のためのスペースを外部に付加的に必要
としない利点がある。
が1個のみでも前記実施の形態におけると同様の作用効
果を達成することができ、前記の板バネ7,8(11,
12)を用いる場合よりも更に簡単、且つ安価に目的を
達成することができる。更に本実施の形態においては、
上記バネ棒22をスラストニードルベアリング扇形部4
aの潤滑油孔21内に配置したことから、バネ棒22の
設置スペースに関してスペース効率を高めることがで
き、バネ棒22のためのスペースを外部に付加的に必要
としない利点がある。
【図1】本発明による摩擦車式無段変速機の一実施の形
態を示す摩擦車支持部材およびスラストニードルベアリ
ングの正面図である。
態を示す摩擦車支持部材およびスラストニードルベアリ
ングの正面図である。
【図2】同実施の形態における摩擦車支持部材の要部拡
大詳細図である。
大詳細図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示すスラストニード
ルベアリングの扇形部に係わる正面図である。
ルベアリングの扇形部に係わる正面図である。
【図4】本発明の更に他の実施の形態を示す摩擦車支持
部材およびスラストニードルベアリング扇形部に係わる
詳細拡大断面図である。
部材およびスラストニードルベアリング扇形部に係わる
詳細拡大断面図である。
【図5】同実施の形態におけるスラストニードルベアリ
ング扇形部の正面図である。
ング扇形部の正面図である。
【図6】同実施の形態においてスラストニードルベアリ
ング扇形部が外力を受けて変位した場合における状態を
示す、図4と同様な詳細拡大断面図である。
ング扇形部が外力を受けて変位した場合における状態を
示す、図4と同様な詳細拡大断面図である。
【図7】従来の摩擦車式無段変速機における摩擦車支持
部材を、摩擦車が除去された状態で示す正面図である。
部材を、摩擦車が除去された状態で示す正面図である。
【図8】図7のA−A線上で断面とし、摩擦車を取付け
た状態で示す摩擦車支持部材の縦断側面図である。
た状態で示す摩擦車支持部材の縦断側面図である。
1 摩擦車
2 摩擦車支持部材
3 ボールベアリング
4 摩擦車外輪
5 ピボットシャフト
6 窪み
6a 窪み側壁
6b 窪み側壁
6c 切欠き溝
6d 切欠き溝
7 V字状板バネ
8 V字状板バネ
7a V字状板バネの係止脚部
8a V字状板バネの係止脚部
7b V字状板バネの押圧脚部
8b V字状板バネの押圧脚部
11 板バネ
12 板バネ
21 スラストニードルベアリング潤滑油孔
22 バネ棒
22a バネ棒固着基端
22b バネ棒球状先端
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16H 15/38
F16C 19/00 - 27/08
F16C 33/30 - 33/66
Claims (7)
- 【請求項1】 同軸に対向配置した入出力ディスク間に
挟圧され、これら入出力ディスク間で動力の受渡しを行
う摩擦車と、 該摩擦車を回転自在に支持した摩擦車支持部材とを具
え、 該摩擦車をピボットシャフトの相互に偏心した両端のう
ちの一方に回転自在に支持すると共に、該ピボットシャ
フトの他端を前記摩擦車支持部材に回転自在に支持し
て、該ピボットシャフトの他端回りに摩擦車を揺動可能
とし、 前記入出力ディスク間の挟圧力に起因して摩擦車に作用
するスラストを、摩擦車支持部材の窪み内に配置したス
ラストニードルベアリングを介し摩擦車支持部材で受け
止めるようにし、 該スラストニードルベアリングが、前記揺動中の摩擦車
からのスラストをも受け止めるよう扇形部を持つ摩擦車
式無段変速機において、 前記扇形部を前記窪みに対し、前記揺動方向両側に隙間
が存在するよう弾支したことを特徴とする摩擦車式無段
変速機。 - 【請求項2】 請求項1において、前記扇形部を前記窪
みに対し、前記揺動方向両側に等しい隙間が存在するよ
う弾支したことを特徴とする摩擦車式無段変速機。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記弾支を
前記扇形部の両側における板バネで生起させ、各板バネ
の一端を摩擦車支持部材の前記窪み内に係止したことを
特徴とする摩擦車式無段変速機。 - 【請求項4】 請求項3において、前記各板バネをV字
状とし、該V字状板バネの一方の脚部を前記窪み内に形
成した溝に係着し、他方の脚部を前記扇形部に押圧させ
たことを特徴とする摩擦車式無段変速機。 - 【請求項5】 請求項1または2において、前記弾支を
前記扇形部の両側における板バネで生起させ、各板バネ
の一端を前記扇形部の対応側面に結着したことを特徴と
する摩擦車式無段変速機。 - 【請求項6】 請求項1または2において、前記弾支
を、一端が摩擦車支持部材に結着され、他端が前記扇形
部に係止されたバネ棒により生起させるよう構成したこ
とを特徴とする摩擦車式無段変速機。 - 【請求項7】 請求項6において、前記バネ棒をスラス
トニードルベアリングの潤滑油孔内に配置したことを特
徴とする摩擦車式無段変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03187397A JP3458643B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 摩擦車式無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03187397A JP3458643B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 摩擦車式無段変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10227346A JPH10227346A (ja) | 1998-08-25 |
JP3458643B2 true JP3458643B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=12343165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03187397A Expired - Fee Related JP3458643B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 摩擦車式無段変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3458643B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11351344A (ja) | 1998-06-11 | 1999-12-24 | Nippon Seiko Kk | トロイダル型無段変速機 |
CN112325748B (zh) * | 2020-12-24 | 2022-06-07 | 中钢集团西安重机有限公司 | 一种扇形段导向柱间隙测量装置及测量方法 |
-
1997
- 1997-02-17 JP JP03187397A patent/JP3458643B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10227346A (ja) | 1998-08-25 |
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