JP3458619B2 - 車両用自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の油圧制御装置

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JP3458619B2 JP25722196A JP25722196A JP3458619B2 JP 3458619 B2 JP3458619 B2 JP 3458619B2 JP 25722196 A JP25722196 A JP 25722196A JP 25722196 A JP25722196 A JP 25722196A JP 3458619 B2 JP3458619 B2 JP 3458619B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、車両用自動変
速機の油圧制御装置に係り、特にアイドル運転時のクリ
ープ低減制御に関連して車両の後退を防止するヒルホー
ルド制御を行う油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来の自動変速機のクリープ低減制御
およびヒルホールド制御を行う車両用自動変速機の油圧
制御装置としては、例えば特開昭63−106449号
公報、特開昭63−106450号公報に示すようなも
のがある。これら特開昭63−10649号公報および
特開昭63−106450号公報に示す油圧制御装置で
は、クリープ低減制御およびヒルホールド制御を解除し
て車両の発進のためフォワードクラッチ制御解除および
シフト用ブレーキ制御解除は、その制御タイミングが同
期するシステムとなっており、シフト用ブレーキの解放
時に、フォワードクラッチの係合が十分でないことによ
る車両の後退の阻止と第1速段への達成を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、この
ような従来のシステムにあっては、フォワードクラッチ
制御圧を急激に高めると、フォワードクラッチ制御圧室
におけるクラッチストロークが大きく変化するため、必
要液圧流量が多くなり、アイドル運転時のようなオイル
ポンプ吐出量が少ない状態においては制御圧の元圧とな
るライン圧の低下が見られてしまう。このライン圧の低
下が大きいときシフト用ブレーキの制御圧が意図した制
御圧以下となり、低速段への変化が急激に起こり、発進
時のフィーリング悪化をもたらす。特に油温が高いとき
またはオイルポンプ回転が低いときその傾向が顕著にな
るという問題がある。
【0004】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、油温が高い時、またはエンジン
回転数が低い時には、シフト用ブレーキ制御圧が低くな
り、ブレーキを解放したことを判断するまで、フォワー
ドクラッチの制御圧を完全締結に必要なだけの締結力を
与えるレベルで制御し、この制御のオーバーラップ時間
を油温とエンジン回転数に基づいて制御することによ
り、上記問題点を解決することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成する
ため、請求項1記載の発明では、流体伝導装置と、自動
変速機の前進レンジ状態を検知する前進レンジ検知手段
と、車両の停車状態を検知する停車検知手段と、複数個
の摩擦係合装置の係合・解放により複数個の変速段の間
に切り換えられる歯車変速装置とを有し、前記複数個の
摩擦係合装置は、前記流体伝導装置の出力部材と前記歯
車変速装置の前進走行用入力部材とを選択的に接続する
油圧作動装置のフォワードクラッチと、係合することに
より前記歯車変速装置の出力軸が出力後進方向へ回転す
ることを阻止する油圧作動式のシフト用ブレーキとを含
んでいる車両用自動変速機の油圧制御装置において、自
動変速機の作動油の温度を検出する作動油温度検出手段
を設け、前記フォワードクラッチを締結して発進を行う
際に前記シフト用ブレーキを解放してヒルホールド制御
を解除する時、フォワードクラッチ締結制御指令圧がラ
イン圧より低い値に制御されている時間とシフト用ブレ
ーキ解放制御指令圧がライン圧より低い値に制御されて
いる時間とのオーバーラップ時間を、作動油の温度が高
油温であるほど長い時間に設定することを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明では、流体伝導装置
と、自動変速機の前進レンジ状態を検知する前進レンジ
検知手段と、車両の停車状態を検知する停車検知手段
と、複数個の摩擦係合装置の係合・解放により複数個の
変速段の間に切り換えられる歯車変速装置とを有し、前
記複数個の摩擦係合装置は前記流体伝導装置の出力部材
と前記歯車変速装置の前進走行用入力部材とを選択的に
接続する油圧作動装置のフォワードクラッチと、係合す
ることにより前記歯車変速装置の出力軸が出力後進方向
へ回転することを阻止する油圧作動式のシフト用ブレー
キとを含んでいる車両用自動変速機の油圧制御装置にお
いて、エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出
手段を設け、前記フォワードクラッチを締結して発進を
行う際に前記シフト用ブレーキを解放してヒルホールド
制御を解除する時、フォワードクラッチ締結制御指令圧
がライン圧より低い値に制御されている時間とシフト用
ブレーキ解放制御指令圧がライン圧より低い値に制御さ
れている時間とのオーバーラップ時間を、エンジン回転
が低エンジン回転数であるほど長い時間に設定する
とを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】 以下、この発明の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1はこの発明のシステム慨
念図である。
【0008】図2は本発明装置により制御すべき自動変
速機の変速歯車列を例示し、この変速歯車列は同軸配置
した入力軸1、出力軸2間に入力軸側のフロントプラネ
タリギヤ3および出力軸のリヤプラネタリギヤ4を同軸
に介在させ、更に以下の各種摩擦要素を付加して構成す
る。すなわち、フロントプラネタリギヤ3のフロントサ
ンギヤ3SをバンドブレーキB/Bにより固定可能とす
る。他、リバースクラッチR/Cにより入力軸1に結合
可能とし、フロントピニオン3Pを支持するフロントキ
ャリア3CをハイクラッチH/Cにより入力軸1に結合
可能とするとともに、ローワンウェイクラッチLOW/
OWCにより入力軸1と逆の方向へ回転しないようにな
す他、ローアンドリバースブレーキL&R/Bにより固
定可能とするとともにフォワードクラッチF/Cおよび
フォワードワンウェイクラッチFWD/OWCにより、
リヤプラネタリギヤ4のリヤリングギヤ4Rに結合可能
とする。
【0009】フォワードワンウェイクラッチFWD/O
WCはフロントキャリア3Cからリヤリングギヤ4Rへ
入力軸1と同じ方向の回転を伝達可能な向きに配置し、
リヤリングギヤ4Rが同方向においてフロントキャリア
3Cより高速回転するとき、フォワードワンウェイクラ
ッチFWD/OWCが解放して両者の相対回転を許容す
るものとする。なお、フォワードワンウェイクラッチF
WD/OWCは、出力軸2から逆駆動トルクが入力され
るとき解放され、エンジンブレーキを得られなくするた
め、エンジンブレーキ要求時はフォワードワンウェイク
ラッチFWD/OWCの機能を殺して、その入出力要素
間を結合し得るようなオーバーランクラッチOVR/C
を設ける。また、リヤプラネタリギヤ4のリヤキャリア
4Cはフロントプラネタリギヤ3のフロントリングギヤ
3Rおよび出力軸2に結合し、リヤサンギヤ4Sは入力
軸1に結合する。
【0010】かかる構成においては、次表に示す各種摩
擦要素の選択作動により、第1速、第2速、第3速、第
4速、あるいは後退を得ることができる。なお、次表中
○印が作動する摩擦要素を、また無印が作動しない摩擦
要素を各々示し、◎印は対応変速段でエンジンブレーキ
を希望するときに作動させるべき摩擦要素を示す。
【表1】 また、かかる構成において、前記或る摩擦要素はバンド
ブレーキB/Bがこれに相当し、前記ワンウェイクラッ
チはローワンウェイクラッチLOW/OWCがこれに相
当し、前記別の摩擦要素はフォワードクラッチF/Cが
これに相当する。つまり、バンドブレーキB/Bを作動
させると、出力軸2はローワンウェイクラッチLOW/
OWCにより逆転(入力軸1と逆方向の回転)を阻止さ
れ、車両を登坂路でも後退しない状態に保つ(ヒルホー
ルドする)ことができ、またフォワードクラッチF/C
を非作動にすると、入力軸1を空転可能にすることがで
きる。
【0011】上記変速歯車列の変速は、図3に概略を2
0で示す変速油圧回路により司り、この変速油圧回路2
0を同図のごとくマイクロコンピュータ21’により制
御する。変速油圧回路20は、フォワードクラッチF/
C、ハイクラッチH/C、バンドブレーキB/B、リバ
ースクラッチR/C、オーバランクラッチOVR/Cお
よびローアンドリバースブレーキL&R/Bを個々の電
磁弁X1、23’、X2、25’〜27’のONにより
適宜に油圧作動させるものとし、マイクロコンピュータ
21’は電源28’により作動され、電磁弁X1,2
3’,X2,25’〜27’のON,OFFおよび電流
値制御を実行するものとする。
【0012】(実施例)以下、本発明の実施例を図面に
よりさらに詳述する。なお、この実施例を述べるにあた
って、F/Cを半締結状態にし、トルク伝達をすべりに
より吸収してクリープ防止を行う自動変速機のクリープ
防止装置を例にとる。まず、図4により第1発明の実施
例の構成を説明する。10は実施例のクリープ防止装置
であってトルクコンバータ(流体伝達装置)11、発進
クラッチ(フォワードクラッチF/C)12、オイルプ
レッシャーモジュレータ(締結圧コントロール手段)X
1,X2、ソレノイド(アクチュエータ)14、コント
ロールユニット(制御手段)15を備えているもので、
以下、各構成について述べる。
【0013】トルクコンバータ11は、エンジンからの
回転駆動力を所定の回転状態まではトルク増大作用によ
り伝達させる流体伝導装置の一種で、エンジンからの回
転駆動力が入力される駆動入力軸17に連結されたポン
プインペラ18と、該ポンプインペラ18からの駆動力
が流体を介して伝達されるタービンライナ19と、トラ
ンスミッションケース20にワンウェイクラッチを介し
て固定されたステータ21と、によって構成され、前記
タービンライナ19は、駆動出力軸22に連結されてい
る。
【0014】発進クラッチ(F/C)12は、自動変速
機の遊星歯車等によるギヤトレーンの締結要素の一つ
で、走行位置において常に締結される湿式多板クラッチ
構造のクラッチであって、ローワンウェイクラッチLO
W/OWCに連結されるクラッチドラム24と、該クラ
ッチドラム24に設けられたクラッチプレート25と、
該クラッチプレート25とは交互位置に配置されるクラ
ッチプレート26を設けたクラッチハブ27と、該クラ
ッチハブ27側に設けられたクラッチピストン28と、
該クラッチピストン28を作動させる制御油圧Pcが供
給されるピストン室29と、を備えている。なお、前記
クラッチハブ27には、ギヤトレーン(図示せず)を介
してミッション出力軸23が連結されている。
【0015】オイルプレッシャモジュレータ(以後、O
PMと略称する)X1及びX2は、オイルポンプからの
吐出圧力をプレッシャレギュレータバルブにより調圧さ
せたライン圧PLが供給されるライン圧油路30の途中
に設けられたもので(自動変速機のコントロールバルブ
ユニット内)、この締結圧コントロールバルブX1およ
びX2と前進発進クラッチ(F/C)12のピストン室
29およびS/A室は制御圧油路31により連結されて
いる。なお、このOPMX1およびX2は、減圧弁のス
プリング力をソレノイド14の電磁力に置き換え、ソレ
ノイド14への電流値に応じて出力ポート圧が上昇する
(図5参照)比例電磁弁タイプのもので、バルブボディ
32には、スプール33、制御圧入力ポート34、制御
圧出力ポート35、ドレーンポート36、タイヤフラム
37、スプール作動用ピストン38、空気室39、連通
路40、圧油室41、ソレノイド14が設けられ、ソレ
ノイド14による電磁力(スプール33を図面左方に押
す力)と圧油室41による油圧力(スプール33を図面
右方に押す力)との力のバランスによりスプール33が
作動する。
【0016】上記コントロールユニット15は、車載の
マイクロコンピュータを用いたもので、入力回路15
1、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)152、R
OM(リード・オンリ・メモリ)153、CPU(セン
トラル・プロセシング・ユニット)154、クロック回
路155、出力回路156を備えている。入力センサ1
6としては、セレクト位置スイッチ161、アイドルス
イッチ162、油温センサ163(作動油温度検出手
段)、出力軸回転数センサ164、エンジン回転数セン
サ165(エンジン回転数検出手段)、タービン回転数
センサ166、ブレーキスイッチ167が設けられてい
る。前記入力回路151は、前記入力センサ16からの
信号(p),(i),(t),(no),(ne),
(nt)をCPU154にて演算処理できるデジタル信
号に変換する回路である。前記RAM152は、書き込
み読み出しのできるメモリで、各センサ161、16
2、163、164、165からの入力信号書き込み
や、CPU154での演算途中における書き込みが行わ
れる。前記ROM153は、読み出し専用のメモリであ
って、CPU154での演算処理に必要な情報が予め記
憶されていて、必要に応じてCPU154から読み出さ
れる。前記CPU154は、入力された各種の情報を定
められた処理条件に従って演算処理を行う装置であり、
クリープ制御や発進クラッチ制御等における入力情報の
処理が行われる。前記クロック回路155は、CPU1
54での演算処理時間を設定する回路である。前記出力
回路156は、CPU154からの演算結果信号に基づ
いて、アクチュータであるソレノイド14に対して制御
電流値信号(c)を出力する回路である。
【0017】前記セレクト位置スイッチ161は、自動
変速機のセレクト位置がニュートラル位置(N位置)か
ドライブ位置(D位置)かどうかを検出するスイッチ
で、ニュートラル位置であればON信号、走行レンジ状
態、つまりドライブ位置であればOFF信号によるスイ
ッチ信号(p)が出力される。前記アイドルスイッチ1
62は、エンジンのスロットルが全閉状態(アイドル状
態)であるかどうかを検出するスイッチで、全閉状態で
あればON信号によるスイッチ信号(i)が出力され、
スロットルが開いている時にはOFF信号が出力され
る。前記油温センサ163は、トランスミッションオイ
ルの温度(ATF温度)を検出するセンサで、油温信号
(t)が出力される。前記出力軸回転数センサ164
は、ミッション出力軸23の回転数Noを検出するセン
サで回転数信号(no)が出力され、この信号(no)
は車速を表わす信号として用いられる。前記エンジン回
転数センサ165は、駆動入力軸17の回転数Neを検
出するセンサで、回転数信号(ne)が出力される。前
記タービン回転数センサ166は、駆動出力軸22の回
転数Ntを検出するセンサで、回転数信号(nt)が出
力される。前記ブレーキスイッチ167は、ブレーキペ
ダルなどに配置され、フットブレーキまたはサイドブレ
ーキの作動を検出するセンサで、ブレーキ作動信号
(B)が出力される。前記セレクト位置スイッチ161
のスイッチ信号(p)は、ニュートラス位置からドライ
ブ位置に切り換わったことを示すスイッチ信号(p)に
より、ライン圧供給開始時を求める信号として用いられ
る。前記エンジン回転数センサ165からの回転数信号
(ne)とタービン回転数センサ166からの回転数信
号(nt)は、エンジン回転数Neとタービン回転数N
tとの回転数差を演算する信号として用いられる。
【0018】次に作用を説明する。図6〜図10を用い
て作用について説明する。図6の手段91においてエン
ジン回転数r_Ne、タービン回転数r_Nt、ブレー
キ作動信号(B)、アイドルスイッチ信号(i)および
油温信号(t)を検出する。次に手順92において図
9,10に示すエンジン回転数とオーバーラップ時間Δ
1 、油温とオーバーラップ時間Δt2 をマップより読
み込む。手順93においてアイドルスイッチ162とブ
レーキスイッチ167がそれぞれON、OFFとなった
時、手順94においてタービン回転数r_Nt=0とな
るまで手順911、912を行い、r_Nt=0となっ
たとき、手順95において1回目だと判別されたとき手
順96へ進む。ここでシフト用ブレーキの締結に必要な
油圧値をあらかじめ設定しておいた値に制御する。手順
97においてオーバーラップタイマをインクリメント
し、このインクリメントされたタイマがΔt1 、Δt2
のどちらかよりも小さいとき、手順99においてシフト
用ブレーキ、発進用クラッチの両方をランプ制御とす
る。またオーバーラップタイマがΔt1 、Δt2 のどち
らよりも大きいとき、発進用クラッチ制御圧を最大と
し、シフト用ブレーキはランプ制御を継続する。
【0019】次に手順914においてシフト用ブレーキ
ランプ制御用タイマt3 をインクリメントし、そのt3
が所定値よりも大きい時、本制御を終了する。このよう
にフォワードクラッチF/C制御圧PC をライン圧PL
とする時間とバンドブレーキB/B制御圧を抜く時間と
の間にオーバラップ時間を設定することで、制御の元と
なるライン圧およびパイロット圧の低下によるバンドブ
レーキB/B締結力の急激な抜けに伴うトルク段差は防
止できる。
【0020】
【発明の効果】 以上説明してきたように、この発明に
よれば、フォワードクラッチを締結して発進を行う際に
シフト用ブレーキを解放してヒルホールド制御を解除す
る時、フォワードクラッチ締結制御指令圧がライン圧よ
り低い値に制御されている時間とシフト用ブレーキ解放
制御指令圧がライン圧より低い値に制御されている時間
とのオーバーラップ時間を、油温が高くなることおよび
エンジン回転数の低下による油量収支が厳しい状況下に
おいて、急激な供給流量が発しないように長い時間に設
したため、ヒルホールド制御解除時、ライン圧の低下
による発進時のフィーリング悪化代を小さくできるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム概念図である。
【図2】自動変速機の変速歯車列である。
【図3】電気信号システム図である。
【図4】油圧制御系システム図である。
【図5】オイルプレッシャモジュレータ電流値と出力ポ
ート圧の関係図である。
【図6】本発明の制御フローチャートである。
【図7】従来例における制御タイムチャートである。
【図8】本発明における制御タイムチャートである。
【図9】オーバーラップ時間と油温の関係図である。
【図10】オーバーラップ時間とエンジン回転数の関係
図である。
【符号の説明】
10 クリープ防止装置 11 トルクコンバータ 12 発進クラッチ 14 ソレノイド(アクチュエータ) 15 コントロールユニット(制御手段) 17 駆動入力軸 18 ポンプインペラ 19 タービンライナ 20 トランスミッションケース 20’ 変速油圧回路 21 ステータ 21’ マイコン 22 駆動出力軸 23 ミッション出力軸 24 クラッチドラム 25 クラッチプレート 26 クラッチプレート 27 クラッチハブ 28 クラッチピストン 28’ 電源 29 ピストン室 32 バルブボディ 33 スプール 34 制御圧入力ポート 35 制御圧出力ポート 36 ドレーンポート 37 ダイヤフラム 38 スプール作動用ピストン 39 空気室 40 連通路 41 圧油室 151 入力回路 152 RAM 153 ROM 154 CPU 155 クロック回路 156 出力回路 16 入力センサ 161 セレクト位置スイッチ 162 アイドルスイッチ 163 油温センサ 164 出力軸回転数センサ 165 エンジン回転数センサ 166 タービン回転数センサ 167 ブレーキスイッチ X1 オイルプレッシャモジュレータ X2 オイルプレッシャモジュレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−128526(JP,A) 特開 昭61−31746(JP,A) 特開 平9−177963(JP,A) 特開 平8−4894(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体伝導装置と、自動変速機の前進レン
    ジ状態を検知する前進レンジ検知手段と、車両の停車状
    態を検知する停車検知手段と、複数個の摩擦係合装置の
    係合・解放により複数個の変速段の間に切り換えられる
    歯車変速装置とを有し、 前記複数個の摩擦係合装置は、前記流体伝導装置の出力
    部材と前記歯車変速装置の前進走行用入力部材とを選択
    的に接続する油圧作動装置のフォワードクラッチと、係
    合することにより前記歯車変速装置の出力軸が出力後進
    方向へ回転することを阻止する油圧作動式のシフト用ブ
    レーキとを含んでいる車両用自動変速機の油圧制御装置
    において、 自動変速機の作動油の温度を検出する作動油温度検出手
    段を設け、前記フォワードクラッチを締結して発進を行う際に前記
    シフト用ブレーキを解放してヒルホールド制御を解除す
    る時、 フォワードクラッチ締結制御指令圧がライン圧よ
    り低い値に制御されている時間とシフト用ブレーキ解放
    制御指令圧がライン圧より低い値に制御されている時間
    とのオーバーラップ時間を、作動油の温度が高油温であ
    るほど長い時間に設定することを特徴とする車両用自動
    変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 流体伝導装置と、自動変速機の前進レン
    ジ状態を検知する前進レンジ検知手段と、車両の停車状
    態を検知する停車検知手段と、複数個の摩擦係合装置
    係合・解放により複数個の変速段の間に切り換えられる
    歯車変速装置とを有し、 前記複数個の摩擦係合装置は前記流体伝導装置の出力部
    材と前記歯車変速装置の前進走行用入力部材とを選択的
    に接続する油圧作動装置のフォワードクラッチと、係合
    することにより前記歯車変速装置の出力軸が出力後進方
    向へ回転することを阻止する油圧作動式のシフト用ブレ
    ーキとを含んでいる車両用自動変速機の油圧制御装置に
    おいて、 エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段を
    設け、前記フォワードクラッチを締結して発進を行う際に前記
    シフト用ブレーキを解放してヒルホールド制御を解除す
    る時、 フォワードクラッチ締結制御指令圧がライン圧よ
    り低い値に制御されている時間とシフト用ブレーキ解放
    制御指令圧がライン圧より低い値に制御されている時間
    とのオーバーラップ時間を、エンジン回転数が低エンジ
    ン回転数であるほど長い時間に設定することを特徴とす
    る車両用自動変速機の油圧制御装置。
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