JP3458130B2 - 舗装方法 - Google Patents
舗装方法Info
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- JP3458130B2 JP3458130B2 JP16649193A JP16649193A JP3458130B2 JP 3458130 B2 JP3458130 B2 JP 3458130B2 JP 16649193 A JP16649193 A JP 16649193A JP 16649193 A JP16649193 A JP 16649193A JP 3458130 B2 JP3458130 B2 JP 3458130B2
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- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物や道路等の表面
に粒状物を施すシート及び舗装方法に関するものであ
る。
に粒状物を施すシート及び舗装方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、建造物の表面の美装化、個性化が
叫ばれており、種々の表面処理法が用いられている。ま
た、建造物ばかりでなく、道路、特に歩道等において
も、単に舗装するだけでなく、美装化が大きな課題とな
っている。この美装化の方法としては、道路であるため
低コストであること、耐久性があること、簡単に施工で
きること等が要求される。
叫ばれており、種々の表面処理法が用いられている。ま
た、建造物ばかりでなく、道路、特に歩道等において
も、単に舗装するだけでなく、美装化が大きな課題とな
っている。この美装化の方法としては、道路であるため
低コストであること、耐久性があること、簡単に施工で
きること等が要求される。
【０００３】このような目的で、タイル貼り、石貼り等
が使用されるが、いずれも施工に手間がかかり、またコ
スト高でもある。
が使用されるが、いずれも施工に手間がかかり、またコ
スト高でもある。
【０００４】そこで、建造物や道路等の表面に耐久性の
ある天然の小石等を一様に埋め込む方法が簡単であり、
またその色を揃えたり、模様状にすることにより美装化
も図れるため便利である。しかし小石等を現場で並べる
ことは非常な手間であるため、予め支持体（シート状の
もの）に固着させておき、現場でそれを建造物や道路等
に施した混合物の表面に敷設し、小石等を表面に埋め込
んだ後、支持体を除去する方法が考えられる。これは、
モザイクタイルと同様の考え方であり、出願人がすでに
開発し、特許出願もしている。
ある天然の小石等を一様に埋め込む方法が簡単であり、
またその色を揃えたり、模様状にすることにより美装化
も図れるため便利である。しかし小石等を現場で並べる
ことは非常な手間であるため、予め支持体（シート状の
もの）に固着させておき、現場でそれを建造物や道路等
に施した混合物の表面に敷設し、小石等を表面に埋め込
んだ後、支持体を除去する方法が考えられる。これは、
モザイクタイルと同様の考え方であり、出願人がすでに
開発し、特許出願もしている。
【０００５】この方法では、施工が簡単な上に、美麗で
硬質な天然石やセラミック骨材を使用するため、美観的
にも優れ、且つ耐久性も優れたものである。
硬質な天然石やセラミック骨材を使用するため、美観的
にも優れ、且つ耐久性も優れたものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のシ
ートでは、支持体を除去する際に、粒状物が支持体に接
着したまま同時に剥脱されることがあり、その部分は粒
状物が路面等に埋め込まれていないこととなる。これを
防止するため、支持体の接着力を弱めると、シートの運
搬等の取扱い時に粒状物が脱落することが多くなる。
ートでは、支持体を除去する際に、粒状物が支持体に接
着したまま同時に剥脱されることがあり、その部分は粒
状物が路面等に埋め込まれていないこととなる。これを
防止するため、支持体の接着力を弱めると、シートの運
搬等の取扱い時に粒状物が脱落することが多くなる。
【０００７】また、支持体と粒状物の剥離性は、粒状物
と被施工面との固着力により定まるため、即ち、支持体
と粒状物の接着力よりも強い固着力を発揮する箇所にし
か使用できない。よって、汎用性のあるものは製造でき
なかった。
と被施工面との固着力により定まるため、即ち、支持体
と粒状物の接着力よりも強い固着力を発揮する箇所にし
か使用できない。よって、汎用性のあるものは製造でき
なかった。
【０００８】更に、このシートをアスファルト舗装に適
用する場合、加熱状態の舗装用混合物は埋め込まれた粒
状物に対する把握力が弱いことから、粒状物の欠落を軽
減するため、混合物の温度が充分低下した後に支持体を
剥離、除去することとなる。その結果、道路の規制時間
が長くなり、交通渋滞の原因となる。
用する場合、加熱状態の舗装用混合物は埋め込まれた粒
状物に対する把握力が弱いことから、粒状物の欠落を軽
減するため、混合物の温度が充分低下した後に支持体を
剥離、除去することとなる。その結果、道路の規制時間
が長くなり、交通渋滞の原因となる。
【０００９】従来のシートは、使用後に廃棄物として処
理しなければならない支持体が多量に発生する。しかも
支持体は接着剤が塗布された複合素材であるため、再生
の用途も限られ、廃棄するにも非常に処理の難しいもの
である。
理しなければならない支持体が多量に発生する。しかも
支持体は接着剤が塗布された複合素材であるため、再生
の用途も限られ、廃棄するにも非常に処理の難しいもの
である。
【００１０】
【課題を解決するための手段】このような現状に鑑み、
本発明者は鋭意研究の結果本発明シート及び方法を完成
させたものであり、その特徴とするところは、シートに
あっては粒状物を表面に施すためのものであって、支持
体に粒状物がホットメルト型接着剤により固着されてい
る点にあり、舗装方法にあっては、このシートを、粒状
物を下にして敷き均した舗装用混合物上に敷設し、締固
めにより粒状物を舗装用混合物中に埋め込むとともに、
前記のシートに熱を供給し、その熱によりホットメルト
型接着剤が溶解した後、支持体を除去する点にある。
本発明者は鋭意研究の結果本発明シート及び方法を完成
させたものであり、その特徴とするところは、シートに
あっては粒状物を表面に施すためのものであって、支持
体に粒状物がホットメルト型接着剤により固着されてい
る点にあり、舗装方法にあっては、このシートを、粒状
物を下にして敷き均した舗装用混合物上に敷設し、締固
めにより粒状物を舗装用混合物中に埋め込むとともに、
前記のシートに熱を供給し、その熱によりホットメルト
型接着剤が溶解した後、支持体を除去する点にある。
【００１１】粒状物とは、天然の小石、天然石の粉砕
物、セラミックの粉砕物等であり、その形状や寸法は特
に限定しないが、１ｍｍ〜２０ｍｍ程度の粒径が好適で
ある。また、粒状物の色や種類は自由である。
物、セラミックの粉砕物等であり、その形状や寸法は特
に限定しないが、１ｍｍ〜２０ｍｍ程度の粒径が好適で
ある。また、粒状物の色や種類は自由である。
【００１２】支持体とは、前記粒状物を多数固着して取
扱いできるように支持するものであって、シート状のも
のであればよい。例えば、プラスチックシート、メッシ
ュ、紙、布等である。また、この支持体を水溶性高分子
で構成してもよい。こうすると、載置、押圧後水を散布
することにより（内部に水分が多い場合にはその水分に
よって）、それが溶解するため、除去工程が不要にな
る。
扱いできるように支持するものであって、シート状のも
のであればよい。例えば、プラスチックシート、メッシ
ュ、紙、布等である。また、この支持体を水溶性高分子
で構成してもよい。こうすると、載置、押圧後水を散布
することにより（内部に水分が多い場合にはその水分に
よって）、それが溶解するため、除去工程が不要にな
る。
【００１３】ホットメルト型接着剤とは、加熱（比較的
低温）により融解し、常温になると固化するタイプのも
のであり、エチレン酢酸ビニル系のものが汎用されてい
る。融解温度は、使用する場所（表面）によるが、加熱
が容易なように、７０℃程度で融解するタイプのものが
好ましい。
低温）により融解し、常温になると固化するタイプのも
のであり、エチレン酢酸ビニル系のものが汎用されてい
る。融解温度は、使用する場所（表面）によるが、加熱
が容易なように、７０℃程度で融解するタイプのものが
好ましい。
【００１４】このホットメルト型の接着剤がシート状で
あり支持体を兼ねるものでもよい。このようにすると、
熱によって支持体が融解するため、支持体を除去するこ
とが不要となる。
あり支持体を兼ねるものでもよい。このようにすると、
熱によって支持体が融解するため、支持体を除去するこ
とが不要となる。
【００１５】このシートの製造方法は、支持体に加熱し
たホットメルト型接着剤を塗布し、その上に粒状物を多
数載置し、余分なもの（接着されていない粒状物）を落
下させ、冷却（自然にでもよい）するだけでよい。接着
剤層が支持体を兼ねるものでは、剥離性のあるシート上
にホットメルト型接着剤を塗布し、その上に粒状物を載
置し、接着剤が固化した後剥離性シートを剥離すれば完
成である。勿論、この剥離性シートは、その場で除去せ
ず、施工場所において本発明シートを敷設した後に剥離
してもよい。
たホットメルト型接着剤を塗布し、その上に粒状物を多
数載置し、余分なもの（接着されていない粒状物）を落
下させ、冷却（自然にでもよい）するだけでよい。接着
剤層が支持体を兼ねるものでは、剥離性のあるシート上
にホットメルト型接着剤を塗布し、その上に粒状物を載
置し、接着剤が固化した後剥離性シートを剥離すれば完
成である。勿論、この剥離性シートは、その場で除去せ
ず、施工場所において本発明シートを敷設した後に剥離
してもよい。
【００１６】上記の支持体が別体として構成されたもの
でも、同様に剥離性シートを貼付しておき現場で剥離し
てもよい。
でも、同様に剥離性シートを貼付しておき現場で剥離し
てもよい。
【００１７】また、粒状物の上にも（支持体とで粒状物
をサンドイッチするように）固定用剥離紙やメッシュ状
のものを補強材として貼付し、取扱時に粒状物の落下を
防止してもよい。剥離紙等からなる補強材は現場でシー
トを敷設する前に除去するものである。一方、ホットメ
ルト型接着剤や水溶性高分子で形成される補強材は、熱
や水分を有する施工面に各々施せば除去する必要がない
ものである。
をサンドイッチするように）固定用剥離紙やメッシュ状
のものを補強材として貼付し、取扱時に粒状物の落下を
防止してもよい。剥離紙等からなる補強材は現場でシー
トを敷設する前に除去するものである。一方、ホットメ
ルト型接着剤や水溶性高分子で形成される補強材は、熱
や水分を有する施工面に各々施せば除去する必要がない
ものである。
【００１８】更に、粒状物がホットメルト型の接着剤に
より表面がコーティングされていてもよい。即ち、個々
の粒状物と支持体を固着するだけでなく、粒状物の表面
にも接着剤を塗布しておくのである。このようにする
と、載置後熱で接着剤が融解し載置、埋め込まれた被処
理表面との固着がより強固になる。
より表面がコーティングされていてもよい。即ち、個々
の粒状物と支持体を固着するだけでなく、粒状物の表面
にも接着剤を塗布しておくのである。このようにする
と、載置後熱で接着剤が融解し載置、埋め込まれた被処
理表面との固着がより強固になる。
【００１９】次に本発明シートの使用方法について説明
する。まず被施工面の表面が完全硬化する前、即ち、施
工面が粒状物を埋め込み得るルーズな状態を維持してい
る間に、粒状物を下方にして本発明シートを押圧貼付す
る。そして、表面等（但し表面が高温であり、その熱で
接着剤を融解できるものの場合には不要）から加熱しホ
ットメルト型接着を融解させて支持体と粒状物との接着
力をほとんどなくす。そして表面の支持体を剥離除去す
る。勿論、接着剤層が支持体を兼ねるものの場合除去す
る必要はない。
する。まず被施工面の表面が完全硬化する前、即ち、施
工面が粒状物を埋め込み得るルーズな状態を維持してい
る間に、粒状物を下方にして本発明シートを押圧貼付す
る。そして、表面等（但し表面が高温であり、その熱で
接着剤を融解できるものの場合には不要）から加熱しホ
ットメルト型接着を融解させて支持体と粒状物との接着
力をほとんどなくす。そして表面の支持体を剥離除去す
る。勿論、接着剤層が支持体を兼ねるものの場合除去す
る必要はない。
【００２０】次に道路等の舗装方法について説明する。
道路等に敷き均した加熱アスファルト混合物は、粒状物
を圧入し得るルーズな状態であり、しかも１５０℃程度
以上の加熱状態を維持している。この状態で、本発明シ
ートを粒状物を下にして載置し、シートが載置された混
合物をローラ等で締固めることにより、粒状物を路面に
埋め込む。この時に支持体を剥離すると、加熱状態の混
合物は埋め込まれた粒状物に対する把握力が弱いため、
支持体と共に剥脱されてくる粒状物がある。よって、本
発明方法では、加熱アスファルト混合材の熱によって融
解するホットメルト型接着剤を用いているのである。そ
して、接着剤が融解した後支持体を除去する。加熱アス
ファルト混合物は追加的な熱供給が不要であるため、本
発明方法の舗装用混合物として好ましく用いられるが、
アスファルト系、セメント系、樹脂系等の常温混合物も
使用できる。常温混合物を用いる場合は、敷設された本
発明シートの表面から加熱ローラ等の加熱器具を用いて
熱を供給し、ホットメルト型接着剤を融解させればよ
い。
道路等に敷き均した加熱アスファルト混合物は、粒状物
を圧入し得るルーズな状態であり、しかも１５０℃程度
以上の加熱状態を維持している。この状態で、本発明シ
ートを粒状物を下にして載置し、シートが載置された混
合物をローラ等で締固めることにより、粒状物を路面に
埋め込む。この時に支持体を剥離すると、加熱状態の混
合物は埋め込まれた粒状物に対する把握力が弱いため、
支持体と共に剥脱されてくる粒状物がある。よって、本
発明方法では、加熱アスファルト混合材の熱によって融
解するホットメルト型接着剤を用いているのである。そ
して、接着剤が融解した後支持体を除去する。加熱アス
ファルト混合物は追加的な熱供給が不要であるため、本
発明方法の舗装用混合物として好ましく用いられるが、
アスファルト系、セメント系、樹脂系等の常温混合物も
使用できる。常温混合物を用いる場合は、敷設された本
発明シートの表面から加熱ローラ等の加熱器具を用いて
熱を供給し、ホットメルト型接着剤を融解させればよ
い。
【００２１】
【実施例】以下図面に示す実施例に基づいて本発明をよ
り詳細に説明する。図１（ａ）は、本発明シート１の１
例の平面図であり、（ｂ）はその概略断面図である。粒
状物である小石２が、ホットメルト型接着剤層３によっ
て支持体４に固着されている。ここでは、支持体として
ポリプロピレンシートを用いた。この例では、ホットメ
ルト型接着剤は全面に塗布されているが、常温で固化し
ているため取扱いに不便はない。勿論、粒状物にのみ接
着剤を塗布し、支持体に接着してもよい。
り詳細に説明する。図１（ａ）は、本発明シート１の１
例の平面図であり、（ｂ）はその概略断面図である。粒
状物である小石２が、ホットメルト型接着剤層３によっ
て支持体４に固着されている。ここでは、支持体として
ポリプロピレンシートを用いた。この例では、ホットメ
ルト型接着剤は全面に塗布されているが、常温で固化し
ているため取扱いに不便はない。勿論、粒状物にのみ接
着剤を塗布し、支持体に接着してもよい。
【００２２】図２（ａ）は、本発明シート１の他の例の
平面図であり、（ｂ）はその概略断面図である。この例
では、支持体としてメッシュ５を用いている。
平面図であり、（ｂ）はその概略断面図である。この例
では、支持体としてメッシュ５を用いている。
【００２３】図３は、接着剤層が支持体を兼ねる例を示
す断面図である。平面図は、図１（ａ）と同様である。
この例では、支持体６と接着剤層は同一であるため、一
層しか存在しない。
す断面図である。平面図は、図１（ａ）と同様である。
この例では、支持体６と接着剤層は同一であるため、一
層しか存在しない。
【００２４】図４は、図１の例と同様であるが、粒状物
の表面にもホットメルト型接着剤３が塗布された例を示
す。
の表面にもホットメルト型接着剤３が塗布された例を示
す。
【００２５】図５は、本発明方法の１例を示す工程断面
図である。（ａ）は敷き均された加熱アスファルト混合
物７がまだ加熱状態を維持し、支持体と接着剤層が別体
である本発明シート１を敷設する寸前の図である。
（ｂ）は、敷設して粒状物がある程度埋め込まれた状態
である。（ｃ）は、加熱アスファルト混合物７の熱によ
ってホットメルト型接着剤が融解し下方に浸透し始めた
状態である。（ｄ）は、熱によりホットメルト型接着剤
が融解するのと、上部からの押圧ロール８とによって、
接着剤層がなくなっていく過程を示す。この（ｂ）から
（ｄ）の工程は時間的にはほとんど差がなく、厳密には
区別できない場合もある。（ｅ）は、接着剤がほとんど
融解し、支持体と粒状物の接着力がほとんどなくなった
後、支持体を剥離、除去しているところである。
図である。（ａ）は敷き均された加熱アスファルト混合
物７がまだ加熱状態を維持し、支持体と接着剤層が別体
である本発明シート１を敷設する寸前の図である。
（ｂ）は、敷設して粒状物がある程度埋め込まれた状態
である。（ｃ）は、加熱アスファルト混合物７の熱によ
ってホットメルト型接着剤が融解し下方に浸透し始めた
状態である。（ｄ）は、熱によりホットメルト型接着剤
が融解するのと、上部からの押圧ロール８とによって、
接着剤層がなくなっていく過程を示す。この（ｂ）から
（ｄ）の工程は時間的にはほとんど差がなく、厳密には
区別できない場合もある。（ｅ）は、接着剤がほとんど
融解し、支持体と粒状物の接着力がほとんどなくなった
後、支持体を剥離、除去しているところである。
【００２６】これで舗装が完了である。粒状物の上部表
面がわずかに露出している。支持体には接着剤はほとん
ど残存していない。
面がわずかに露出している。支持体には接着剤はほとん
ど残存していない。
【００２７】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
シート及び舗装方法は次のような利点を有している。 粒状物の固定にホットメルト型接着剤を用いている
ため、熱により簡単に融解して支持体のみの剥離、除去
が簡単である。 また支持体が接着剤を兼ねるものでは、支持体の剥
離、除去すらも不要である。 支持体に強固に接着させておくことができるため、
搬送、取扱い時に粒状物の落下がなく、作業性が向上す
る。 汎用性あるシートが製造できる。 ホットメルト型接着剤でコーティングした例では、
粒状物がより強固に接着されているため、通行車両のタ
イヤ等による粒状物の剥脱が非常に少ない。 加熱混合物に施した例では、追加的な熱供給が不要
で、混合物温度の低下途上でも支持体を剥離、除去でき
る。
シート及び舗装方法は次のような利点を有している。 粒状物の固定にホットメルト型接着剤を用いている
ため、熱により簡単に融解して支持体のみの剥離、除去
が簡単である。 また支持体が接着剤を兼ねるものでは、支持体の剥
離、除去すらも不要である。 支持体に強固に接着させておくことができるため、
搬送、取扱い時に粒状物の落下がなく、作業性が向上す
る。 汎用性あるシートが製造できる。 ホットメルト型接着剤でコーティングした例では、
粒状物がより強固に接着されているため、通行車両のタ
イヤ等による粒状物の剥脱が非常に少ない。 加熱混合物に施した例では、追加的な熱供給が不要
で、混合物温度の低下途上でも支持体を剥離、除去でき
る。
【図１】本発明シートの１例を示す平面図と断面図であ
る。
る。
【図２】本発明シートの他の例を示す平面図と断面図で
ある。
ある。
【図３】本発明シートの更に他の例を示す断面図であ
る。
る。
【図４】本発明シートの更に他の例を示す断面図であ
る。
る。
【図５】本発明方法の１例を示す工程断面図である。
１ 本発明シート
２ 粒状物
３ ホットメルト型接着剤
４ 支持体
５ メッシュ
６ 支持体
７ アスファルト混合材
８ 押圧ロール
フロントページの続き
(72)発明者 下田 哲也
東京都中央区京橋一丁目19番11号 日本
鋪道株式会社内
(72)発明者 長田 秀晴
大阪市中央区谷町９丁目２番30号 金岡
第二ビル６Ｆ オサダ技研株式会社内
(72)発明者 島原 辰利
大阪市中央区谷町９丁目２番30号 金岡
第二ビル６Ｆ オサダ技研株式会社内
(56)参考文献 特開 平５−9902（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−49947（ＪＰ，Ａ)
特開 昭61−78902（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
E01C 7/35
B32B 5/16
B44C 1/17
Claims (2)
- 【請求項１】 粒状物を表面に施すためのものであっ
て、支持体に粒状物がホットメルト型接着剤により固着
されているシートを、粒状物を下にして敷き均した舗装
用混合物上に敷設し、締固めにより粒状物を舗装用混合
物中に埋め込むとともに、前記シートに熱を供給し、そ
の熱によりホットメルト型接着剤が融解した後、支持体
を除去することを特徴とする舗装方法。 - 【請求項２】 粒状物を表面に施すためのものであり、
支持体に粒状物がホットメルト型接着剤により固着され
ているシートであって、ホットメルト型接着剤自体が支
持体を兼ねるものを、粒状物を下にして敷き均した舗装
用混合物上に敷設し、締固めにより粒状物を舗装用混合
物中に埋め込むとともに、前記シートに熱を供給し、そ
の熱によりホットメルト型接着剤を融解させることを特
徴とする舗装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16649193A JP3458130B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 舗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16649193A JP3458130B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 舗装方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH073707A JPH073707A (ja) | 1995-01-06 |
| JP3458130B2 true JP3458130B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=15832370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16649193A Expired - Fee Related JP3458130B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 舗装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3458130B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP16649193A patent/JP3458130B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH073707A (ja) | 1995-01-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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