JP3457792B2 - スター型データ伝送装置 - Google Patents

スター型データ伝送装置

Info

Publication number
JP3457792B2
JP3457792B2 JP05198496A JP5198496A JP3457792B2 JP 3457792 B2 JP3457792 B2 JP 3457792B2 JP 05198496 A JP05198496 A JP 05198496A JP 5198496 A JP5198496 A JP 5198496A JP 3457792 B2 JP3457792 B2 JP 3457792B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
station
time
station device
star
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05198496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09247198A (ja
Inventor
真人 井手西
善史 中村
康壽 塩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
Priority to JP05198496A priority Critical patent/JP3457792B2/ja
Publication of JPH09247198A publication Critical patent/JPH09247198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3457792B2 publication Critical patent/JP3457792B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の局装置をハ
ブ装置中心に伝送路を介してスター状に接続し、相互に
データの伝送を行うスター型データ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のLANの主流であるIEEE80
2.3方式(インサーネット)は、CSMA/CD(C
aria Sensa Multi Acces/Co
llision Detectの略称でXEROX社の
イーサーネットのこと)というメディアアクセス制御を
行っている。CSMA/CDは、各局装置が共通伝送路
の信号を監視し、一定時間空きがあれば送信し、空きが
無ければ空きができるまで送信を遅らせる。また、送信
中も他局との衝突がないか監視し、衝突が起きれば送信
を中断し、定められた時間遅れて再度送信する。このよ
うなCSMA/CD動作のため、伝送路の使用率が高く
なってくると、衝突が頻繁に起きたり、いつまでも送信
ができない場合が発生していた。そのためリアルタイム
性を要求する用途には向いていない。
【0003】一定時間内に確実に情報の交換が可能とい
うリアルタイム性を実現するため、IEEE802.4
規格に代表されるトークンパッシング方式のメディアア
クセス制御部を採用する方式と、特公平4ー39819
号公報の「データ伝送装置」に述べられている、伝送遅
れが補償されないIEEE802.3方式の局装置に衝
突を起こさず送信する機能、およびHDLC(High
Level Data Link Control)
方式等のメディアアクセス制御機能を持たない機器にメ
ディアアクセス機能を付加した方式がこれまで用いられ
てきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた従来のトークンパッシング方式は広く普及しておら
ず機器が高価である。また用意されている機器の種類も
少なく、必要に応じて新規開発する必要がある。さら
に、前記IEEE802.3の局装置に機能を付加する
方式は、標準でないため各種の局装置を独自に開発する
必要がありコスト高になる。
【0005】そこで本発明は、IEEE802.3に機
能を付加する方式でリアルタイム性を確保しながら、標
準に準拠したCSMA/CD方式の局装置がそのまま使
用できるスター型データ伝送装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に対応する発明は、ハブ装置の伝送路に、
CSMA/CD方式のメディアアクセス制御を持った局
装置を複数個スター状に接続したスター型データ伝送装
置において、前記ハブ装置から前記局装置に対してデー
タ情報を含まないダミーフレームを送信可能な構成と
し、前記ダミーフレームを、特定の1局装置を除く全て
局装置選択送信することで前記局装置の送信を不
可能とする手段を付加したことを特徴とするスター型デ
ータ伝送装置である。
【0007】前記目的を達成するために、請求項2に対
応する発明は、ハブ装置の伝送路に、CSMA/CD方
式のメディアアクセス制御を持った局装置を複数個スタ
ー状に接続したスター型データ伝送装置において、前記
ハブ装置から前記局装置うちの特定の1局装置を除く
全ての局装置に対してデータ情報を含まないダミーフレ
ームを送信させて前記特定の1局装置にのみ送信を可能
とし、該特定の1局装置から送信フレームを受信する
と、前記ダミーフレームの送信を中止し、前記送信フレ
ームを前記特定の1局装置を除く全ての局装置に中継送
信する手段を付加したことを特徴とするスター型データ
伝送装置である。
【0008】請求項1または請求項2に対応する発明に
よれば、IEEE802.3規格のメディアアクセス方
式を変えることなく、疑似的なトークンパッシングを実
現することができる。IEEE802.3規格のメディ
アアクセス方式、つまりCSMA/CD方式では一定時
間内に局装置が送信できるとは限らない。その点、トー
クンパッシング方式は一定時間内に必ず送信権が回って
くるので、リアルタイムな送信を可能にする。そのた
め、制御用LANなどリアルタイム性を必要とする装置
に対して有効な伝送装置となる。
【0009】前記目的を達成するために、請求項3に対
応する発明は、ハブ装置の伝送路に、CSMA/CD方
式のメディアアクセス制御を持った局装置を複数個スタ
ー状に接続したスター型データ伝送装置において、前記
ハブ装置から前記各局装置のうちの特定の局装置を除く
全ての局装置に対してデータ情報を含まないダミーフレ
ームを送信させて前記特定の局装置にのみ送信を可能と
し、この特定の局装置の送信が終了すると、別の1局装
置を除いてダミーフレームをハブ装置から送信すること
前記別の1局装置に送信権を移し、この動作を予め定
めた順番で繰り返すことで送信権を各局装置に周回させ
る手段を付加したことを特徴とするスター型データ伝送
装置である。
【0010】請求項3に対応する発明によれば、局装置
の送信順を予め設定しておき、伝送の開始と共に送信順
が1番目の局装置に送信権を与える。これを予め設定し
た順番に送信権を巡回させていき、最後の局装置の送信
が終了とともに送信権を最初の局装置に戻し、送信権を
同じ順序で繰り返していく。ここで示す方法を一例とし
て任意の順番で送信することで、送信権を予め設定した
順番で周回することができる。
【0011】前記目的を達成するために、請求項4に対
応する発明は、前記ダミーフレームと前記送信フレー
ム、または前記ダミーフレームと前記ダミーフレームの
間の間隔を、CSMA/CD方式のインターフレーム間
隔より小さくしたことで、前記複数の局装置からの同時
送信によるフレーム衝突と、それにともなう無駄時間を
回避することを特徴とする請求項2記載のスター型デー
タ伝送装置である。
【0012】請求項4に対応する発明によれば、ダミー
フレームと送信フレームまたはダミーフレームとダミー
フレームの間に空けるインターフレーム間隔をCSMA
/CD方式にみられるフレーム衝突を起こさないよう
に、各フレームの間隔をインターフレーム間隔以上あけ
る。これによりフレーム衝突を避けることができ、さら
に伝送効率もあがる。
【0013】前記目的を達成するために、請求項5に対
応する発明は、前記送信権をある局装置には1周回に複
数回与え、また別の局装置には複数周回に1回与える等
の、任意の順番で局装置に与えることで、局毎に送信の
優先度を持たせることを可能にしたことを特徴とする請
求項3記載のスター型データ伝送装置である。
【0014】請求項5に対応する発明によれば、特定の
局装置の優先度を上げるために1周回に複数の送信権を
与えたり、優先度を下げるために任意の順番で送信権を
与えることにより、局装置毎の送信の優先度を持たせる
ことができる。
【0015】前記目的を達成するために、請求項6に対
応する発明は、前記局装置が1度に送信する送信時間を
監視し、前回の送信開始時間から今回の送信開始時間の
差と目標周回時間から送信許可時間を計算し、その送信
許可時間以上になったフレームの終了時点で次の局装置
に送信権を移すことで、最大周回時間を制御することを
特徴とする請求項3記載のスター型データ伝送装置であ
る。
【0016】請求項6に対応する発明によれば、1局当
たりの送信許可時間を周回タイマーで制御することで、
最大周回時間をほぼ一定にすることができる。前記目的
を達成するために、請求項7に対応する発明は、前記ハ
ブ装置において、前記局装置が1度に送信するフレーム
数を監視し、予め決めたフレーム数が完了した時点で次
の局装置に送信権を移すことで、最大周回時間を制御す
ることを特徴とする請求項3記載のスター型データ伝送
装置である。
【0017】請求項7に対応する発明によれば、局装置
が1度に送信するフレーム数を監視することで、最大周
回時間をほぼ一定にすることができる。前記目的を達成
するために、請求項8に対応する発明は、前記局装置が
1度に送信する送信時間を監視し、予め定めた時間以上
になったフレームの送信終了時点で次の局装置に送信権
を移すことで、最大周回時間を制御することを特徴とす
る請求項3記載のスター型データ伝送装置である。
【0018】請求項8に対応する発明によれば、局装置
が1度に送信する送信時間を監視することで、最大周回
時間をほぼ一定にすることができる。前記目的を達成す
るために、請求項9に対応する発明は、前記ハブ装置の
内部または外部から与えられた基準クロックに同期して
周回を開始し、1周回が終了するとダミーフレームを出
しながら次の基準クロックが来るまで周回を停止するこ
とを特徴とする請求項3記載のスター型データ伝送装置
である。
【0019】請求項9に対応する発明によれば、送信周
回動作を外部の基準クロックに同期させることで、この
伝送装置を利用するアプリケーションソフトに同期し
て、周回の開始と停止をおこなうことができる。
【0020】前記目的を達成するために、請求項10に
対応する発明は、前記ハブ装置において、送信権を与え
ていないにも関わらず送信する、または送信権を受けた
あと送信制御動作を行ったにも関わらず送信を停止しな
い局装置は、前記ハブ装置から論理的または物理的に切
り離すことを特徴とする請求項3記載のスター型データ
伝送装置である。請求項10に対応する発明によれば、
異常を起こしたポートをハブ装置から論理的または物理
的に切り離すことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスター型デー
タ伝送装置の実施の形態を図1から図5を参照して説明
する。図1は、本発明の基本的なシステム構成図であ
る。
【0022】本発明の基本的なシステムは、ハブ装置1
0と局装置51、52、53、54と、ハブ装置10と
局装置51、52、53、54を結ぶケーブル31、3
2、33、34より構成されている。
【0023】このハブ装置10はCSMA/CD方式の
メディアアクセス制御を持った局装置とケーブル31、
32、33、34を介してスター型に接続される。ケー
ブル31〜34はツイストペアや光ケーブルを利用す
る。
【0024】図2は、ハブ装置10の構成を説明するた
めの図であり、受信フレームを中継したり再送信したり
するハブ基本機能部11、ダミーフレームの送信を制御
するためのダミーフレーム制御信号23を出力するダミ
ー送信制御部12、ダミーフレーム入力信号25を発生
しハブ基本機能部11に供給するダミー発生部13、局
装置の1送信あたりの送信時間や異常状態の監視、切り
離し指示、送信権の周回、局装置の優先度などハブ基本
機能部11を制御する伝送監視部14、周回時間を計測
する周回タイマー部15、基準クロックを与える外部基
準クロック部16、特定の局装置に対してダミーフレー
ムの送信を禁止する送信禁止部17、19、受信検出部
18、20、例えば局装置51,54とそれぞれケーブ
ル31,34と接続するトランシーバー部26、27、
ハブ基本機能部11と送信禁止部17,19、受信禁止
部18,20の間をそれぞれ接続する送信データ線2
1、受信データ線22から構成される。
【0025】ハブ基本機能部11はIEEE802.3
準拠であるCSMA/CD方式のハブコントローラを使
用する。このCSMA/CD方式のハブコントローラに
リアルタイム性を持たせるためにダミーフレームを用い
て、特定の1局のみに送信権を与えるようにしている。
ダミーフレームはダミー発生部13より生じ、ダミーフ
レーム入力信号25を通じてハブ基本機能部11に入力
し、送信データ線21を介して各局装置に送信される。
【0026】しかし、ハブ基本機能部11に入力された
ダミーフレーム入力信号25はすべての局装置51〜5
4に送信されてしまうので、送信禁止部17、19は、
ダミー送信制御部12から出力されるダミーフレーム制
御信号23により特定の1局装置のみ送信しないように
制御する。ダミーフレーム入力信号25を受信しない局
装置は送信権を持つため、データ送信が可能となる。
【0027】該送信権を持つ局装置はトランシーバ部2
6、27を通じて、ハブ装置10に送信フレームを送信
する。この送信フレームは受信データ線22を介してハ
ブ基本機能部11へ入力され、これを受けてハブ基本機
能部11は送信フレームを送信した局装置を除く全ての
局装置に送信フレームを出力するが、このときダミーフ
レームを中止しないと送信フレームの出力ができなくな
る。
【0028】そのため、送信権を持たない局装置(51
〜54のうちのいずれか)に送信していたダミーフレー
ムを止めるために受信検出部18,20において送信フ
レームを検出し、該受信検出信号24を通じて伝送監視
部14へ知らせる。送信フレームの検出を受けた伝送監
視部14はダミー送信制御部12にダミーフレーム終了
を指示し、ダミーフレーム送信を中止させる。ダミーフ
レームの中止により受信データ線22を介してハブ基本
機能部11に送られた送信フレームは送信データ線21
を通じて、送信権を持たない全ての局装置に送信され
る。
【0029】送信権を持つ局装置の送信許可期間は周回
タイマー部15によって周回時間から許可される時間
と、伝送監視部14によって1回の送信権あたりに許可
される送信時間と最大フレーム数によって与えられる。
【0030】図3は、本発明の実施形態に使用する伝送
フレームの一例である。図3はハブ装置10に4つの
A,B,C,D局装置51〜54を接続し、各局装置5
1〜54に対し1回の送信権において1つの送信フレー
ムの送信を許可した場合の伝送フレームの様子である。
送信権はA局装置から順番にB局装置、C局装置、D局
装置の順で周回するものとし、優先度は設けていない。
また、図中の斜線いりのフレームはダミーフレーム、白
抜きのフレームは送信フレーム、tiはインターフレー
ム間隔を示している。
【0031】時間経過は図の左から右に進むものとす
る。始めに送信権がA局装置に与えられ、インターフレ
ーム間隔を空けた後、ダミー発生部13からダミーフレ
ームが送信される。このときダミーフレームはA局装置
を除いた全ての局に受信される。A局装置が送信フレー
ムを送信しない間、ダミーフレームの送信を継続し、一
定時間が過ぎるとダミーフレームの送信を終了し、次の
局装置に送信権を移す。
【0032】次に、インターフレーム間隔を空けた後に
ダミーフレームを送信するが、インターフレーム間隔
は、CSMA/CD方式のインターフレーム間隔以上空
けてはいけない。送信権がB局装置に移るとB局装置は
送信データがあるため、CSMA/CD方式のインター
フレーム間隔以上空けてから送信フレームをハブ装置1
0に送信する。ハブ装置10はB局装置からの送信フレ
ームを検出すると、直ちにダミーフレーム送信を中止
し、送信フレームを送信権を持つ局装置以外に送信す
る。そしてB局装置の送信の終了後、送信権をC局に移
し、インターフレーム間隔を空け、ダミーフレームを送
信する。同様なことをC局装置、D局装置も行い、D局
装置の送信権終了後に、A局装置に送信権が移る。この
ようにして送信権が周回する。
【0033】図4は1回の送信権あたりのデータ送信
可時間を示している。この図は1回の送信権あたりに複
数のフレームの送信を許可する条件を図3の伝送フレー
ム例に加えたものである。
【0034】ここではD局の送信が終了し、A局に送信
権を移した場合を示している。最大送信フレーム数によ
る制限をこの例で説明すると、最大フレーム数の設定を
3としたとき、伝送監視部14は送信権がA局に移った
ときからA局の送信フレーム数をカウントし、3つ目の
送信フレーム終了を待って、A局の送信権を終了させ
る。
【0035】同様に送信権許可時間のリミット値による
制限は伝送監視部14がA局装置に送信権が移った段階
で伝送監視部14内に持つタイマーをオンさせ、送信時
間を計測する。前もって決められたリミット値を越える
と送信権を終了させるが、リミット値の段階で送信フレ
ームの送信中であれば、その送信の終了を持って送信権
を終了させる。このように個々の局装置は、最大送信フ
レーム数による制限と送信許可時間のリミット値による
制御によって、個別に送信時間をコントロールし、最大
周回時間を一定にしている。
【0036】また、送信時間制御方法は個々のコントロ
ールを独立して行い、どれか一つの条件に合致すると、
個々の制御を行う。そのうえ、制御する際に、優先度は
ないものとしている。
【0037】図5は外部基準クロック部16による送信
タイミングを示している。外部基準クロック部16から
基準クロックを受けると、伝送監視部14は任意に決め
られた順序で、局装置に送信権を受け渡していく。図の
場合、始めにA局装置から送信を開始し、A局装置の送
信時間が完了すると、B局装置に送信権を渡していく。
この動作をD局装置まで続けていくが、D局装置の送信
終了、つまり1周回の送信が完了したときが外部基準ク
ロックより早ければ、送信を停止させる。そして、次の
基準クロックが発生した場合には、その時点での局装置
の送信終了を持って、その周回の送信を終了し、次の周
回に移るものとする。この方法により最大周回時間をほ
ぼ一定に保つことができる。
【0038】以上述べた実施の形態によれば、IEEE
802.3規格のメディアアクセス方式を変えることな
く、疑似的なトークンパッシングを実現することができ
る。IEEE802.3規格のメディアアクセス方式、
つまりCSMA/CD方式では一定時間内に局装置が送
信できるとは限らない。その点、トークンパッシング方
式は一定時間内に必ず送信権が回ってくるので、リアル
タイムな送信を可能にする。そのため、制御用LANな
どリアルタイム性を必要とする装置に対して有効な伝送
装置となる。
【0039】本発明は、以上述べた実施形態に限定され
るものではなく、次のよう変形して実施できる。 (1)前述の実施の形態では、送信権が1周回に必ず各
局装置に回る場合を想定したが、1周回に複数回の送信
権を与えたり、数周回に1度の送信権を与えたりして特
定の局装置に対し優先度を設けることができる。具体的
には、図2の伝送部監視部14に特定の局装置に1周回
に複数回の送信権与えたり、また別の局装置には複数周
回に1回与える等して、任意の順番で局装置に与えるこ
とで、局装置毎に送信の優先度を持たせることが可能で
ある。この場合、特定の局装置の優先度を上げるために
は1周回に複数の送信権を与えればよく、また特定の局
装置の優先度を下げるために任意の順番で送信権を与え
ればよい。なお、該優先度の設定はハブ装置10が伝送
を開始する前に設定しておく必要がある。
【0040】(2)1局装置当たりの送信許可時間を周
回タイマー部15で制御することで、最大周回時間をほ
ぼ一定にすることができる。具体的には、局装置が1度
に送信する送信時間を監視し、前回の送信を開始した時
間から今回の送信を開始した時間の差と、この差と目標
周回時間から送信許可時間を計算し、送信許可時間以上
になったフレームの終了時点で次の局に送信権を移すこ
とで、最大周回時間をほぼ一定にすることができる。こ
れは図2の伝送監視部14が送信時間を制御することで
実行する。
【0041】(3)局装置が1度に送信するフレーム数
を監視することで、最大周回時間をほぼ一定にすること
ができる。具体的には、フレーム数を監視し、これが一
定以上になった時点で次の局装置に送信権を移すように
すればよい。
【0042】(4)局装置が1度に送信する送信時間を
監視することで、最大周回時間をほぼ一定にすることが
できる。具体的には、局装置が1度に送信する送信時間
を監視し、一定以上になったフレームの終了時点で次の
局装置に送信権を移すようにすればよい。
【0043】(5)図2において、異常を起こした局装
置51〜54(送信権を与えていないのに送信する、ま
たは送信権を受けた後、送信権制御動作を行ったにも関
わらず送信を停止しない局装置)をハブ装置10から論
理的、または物理的に切り離すことができる。具体的に
は、図2のトランシーバ部26,27と送信禁止部1
7,19の間に接点を入れるか、またはハブ基本機能部
11と局装置51〜54の間にスイッチを入れておく。
そして、局装置の異常状態を伝送監視部14が監視し、
異常が起これば、ハブ基本機能部11に通知し、論理的
に局装置を切り離すか、あるいは直接的に伝送監視部1
4が切り離しスイッチを動作させ物理的に切り離すよう
に構成し、異常を起こした局装置の切り離しを行えばよ
い。この結果、常に安全なデータ送信を保証できる。さ
らに、切り離した局装置を、リセットスイッチにより接
続状態に復帰できる構成することにより、該故障した局
装置を修理後の局装置の復帰を簡単に実行できる。
【0044】(6)図2の外部基準クロック部16は、
実施形態のように必ずしもハブ装置10の外部になく、
ハブ装置10の内部から与えられる基準クロックであっ
ても同様に実施できる。具体的には、該基準クロックに
同期して周回を開始し、1周回が終了すると、ダミーフ
レームを出しながら次の基準クロックがくるまで周回を
停止するものであればなんでもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果が得られ
る。すなちわ、IEEE802.3規格のメディアアク
セス方式を変えることなく、疑似的なトークンパッシン
グを実現することができる。IEEE802.3規格の
メディアアクセス方式、つまりCSMA/CD方式では
一定時間内に局装置が送信できるとは限らない。その
点、トークンパッシング方式は一定時間内に必ず送信権
が回ってくるので、リアルタイムな送信を可能にする。
そのため、制御用LANなどリアルタイム性を必要とす
る装置に大して有効な伝送装置となる。
【0046】また、本発明のハブ装置はIEEE80
2.3準拠のハブコントローラにリアルタイム制御のメ
ディアアクセス制御機能を付加するだけで済み、局装置
は国際基準に準拠し普及した安価な装置がそのまま利用
できる。
【0047】さらに、特定局装置に対し優先度を設定し
たい場合には、1周回に複数回の送信権を与えることに
よって簡単に優先度を設けることができる。逆に、優先
度を他の局装置より下げたい場合にも数周回に1回の送
信権を局装置に与えることで、簡単に実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスター型データ伝送装置の基本的なシ
ステム構成図。
【図2】図1のハブ装置の構成を示すブロック図。
【図3】図1,図2に使用する伝送フレームの一例を示
すタイムチャート。
【図4】図2の1回の送信権あたりに許される局装置の
データ送信許可時間の例を示すタイムチャート。
【図5】図2の外部基準クロックによる送信タイミング
を示すタイムチャート。
【符号の説明】
10…ハブ装置、 11…ハブ基本機能部、 12…ダミー送信制御部、 13…ダミー発生部、 14…伝送監視部、 15…周回タイマー部、 16…外部基準クロック部、 17、19…送信禁止部、 18、20…受信検出部、 21…送信データ線、 22…受信データ線、 23…ダミーフレーム入力信号、 24…受信検出信号、 25…ダミーフレーム入力信号、 26、27…トランシーバ部、 31、32、33、34…ケーブル、 51、52、53、54…局装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−268222(JP,A) 特開 昭61−35644(JP,A) 特開 平7−23044(JP,A) 特開 平7−240759(JP,A) 特開 平4−342335(JP,A) 特開 平5−136783(JP,A) 特開 平6−69945(JP,A) 特開 平9−51349(JP,A) 実開 昭62−80445(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/44

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ装置の伝送路に、CSMA/CD方
    式のメディアアクセス制御を持った局装置を複数個スタ
    ー状に接続したスター型データ伝送装置において、 前記ハブ装置から前記局装置に対してデータ情報を含ま
    ないダミーフレームを送信可能な構成とし、前記ダミー
    フレームを、特定の1局装置を除く全ての局装置選択
    送信することで前記局装置の送信を不可能とする手段
    を付加したことを特徴とするスター型データ伝送装置。
  2. 【請求項2】 ハブ装置の伝送路に、CSMA/CD方
    式のメディアアクセス制御を持った局装置を複数個スタ
    ー状に接続したスター型データ伝送装置において、 前記ハブ装置から前記局装置うちの特定の1局装置を
    除く全ての局装置に対してデータ情報を含まないダミー
    フレームを送信させて前記特定の1局装置にのみ送信を
    可能とし、該特定の1局装置から送信フレームを受信
    ると、前記ダミーフレームの送信を中止し、前記送信フ
    レームを前記特定の1局装置を除く全ての局装置に中継
    送信する手段を付加したことを特徴とするスター型デー
    タ伝送装置。
  3. 【請求項3】 ハブ装置の伝送路に、CSMA/CD方
    式のメディアアクセス制御を持った局装置を複数個スタ
    ー状に接続したスター型データ伝送装置において、前記ハブ装置から前記各局装置のうちの特定の局装置を
    除く全ての局装置に対してデータ情報を含まないダミー
    フレームを送信させて前記特定の局装置にのみ送信を可
    能とし、この 特定の局装置の送信が終了すると、別の1
    局装置を除いてダミーフレームをハブ装置から送信する
    ことで前記別の1局装置に送信権を移し、この動作を予
    め定めた順番で繰り返すことで送信権を各局装置に周回
    させる手段を付加したことを特徴とするスター型データ
    伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記ダミーフレームと前記送信フレー
    ム、または前記ダミーフレームと前記ダミーフレームの
    間の間隔を、CSMA/CD方式のインターフレーム間
    隔より小さくしたことで、前記複数の局装置からの同時
    送信によるフレーム衝突と、それにともなう無駄時間を
    回避することを特徴とする請求項2記載のスター型デー
    タ伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記送信権をある局装置には1周回に複
    数回与え、また別の局装置には複数周回に1回与える等
    の、任意の順番で局装置に与えることで、局毎に送信の
    優先度を持たせることを可能にしたことを特徴とする請
    求項3記載のスター型データ伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記局装置が1度に送信する送信時間を
    監視し、前回の送信開始時間から今回の送信開始時間の
    差と目標周回時間から送信許可時間を計算し、その送信
    許可時間以上になったフレームの終了時点で次の局装置
    に送信権を移すことで、最大周回時間を制御することを
    特徴とする請求項3記載のスター型データ伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記ハブ装置において、前記局装置が1
    度に送信するフレーム数を監視し、予め決めたフレーム
    数が完了した時点で次の局装置に送信権を移すことで、
    最大周回時間を制御することを特徴とする請求項3記載
    のスター型データ伝送装置。
  8. 【請求項8】 前記局装置が1度に送信する送信時間を
    監視し、予め定めた時間以上になったフレームの送信終
    了時点で次の局装置に送信権を移すことで、最大周回時
    間を制御することを特徴とする請求項3記載のスター型
    データ伝送装置。
  9. 【請求項9】前記ハブ装置の内部または外部から与えら
    れた基準クロックに同期して周回を開始し、1周回が終
    了するとダミーフレームを出しながら次の基準クロック
    が来るまで周回を停止することを特徴とする請求項3記
    載のスター型データ伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記ハブ装置において、送信権を与え
    ていないにも関わらず送信する、または送信権を受けた
    あと送信制御動作を行ったにも関わらず送信を停止しな
    い局装置は、前記ハブ装置から論理的または物理的に切
    り離すことを特徴とする請求項3記載のスター型データ
    伝送装置。
JP05198496A 1996-03-08 1996-03-08 スター型データ伝送装置 Expired - Fee Related JP3457792B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05198496A JP3457792B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 スター型データ伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05198496A JP3457792B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 スター型データ伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09247198A JPH09247198A (ja) 1997-09-19
JP3457792B2 true JP3457792B2 (ja) 2003-10-20

Family

ID=12902133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05198496A Expired - Fee Related JP3457792B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 スター型データ伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3457792B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3415027B2 (ja) 1998-05-01 2003-06-09 三菱電機株式会社 データ通信装置及びデータ通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09247198A (ja) 1997-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0254472B1 (en) Data flow control arrangement for local area network
US5940399A (en) Methods of collision control in CSMA local area network
EP0074672A2 (en) Asynchronous data bus system
JP3457792B2 (ja) スター型データ伝送装置
US6249512B1 (en) Data transmission system and its control method and multiplexing method
US8718082B2 (en) Network system of time band reservation, frame transfer method, and network device
JPH03270432A (ja) ローカル・エリア・ネットワーク
JP3853969B2 (ja) データ伝送システム
JP4005969B2 (ja) データ伝送システムの制御方法
JPH11261581A (ja) データ通信制御装置
JP2000092109A (ja) 全二重イーサネットハブ装置及びネットワークシステム
JP4005968B2 (ja) データ伝送システム
JP4994281B2 (ja) 接続確認型ネットワーク装置、ネットワークシステム及びフレーム転送方法
JP2001257679A (ja) 伝送データ衝突減少方法
JP4197712B2 (ja) データ伝送システム
JP3756165B2 (ja) スター型データ伝送方法及びその装置
JP4005970B2 (ja) データ伝送システムの多重化方法
KR950001514B1 (ko) 공유버스를 이용한 근거리 통신 장치
JP3881755B2 (ja) 遠方監視制御装置における連絡順位確保装置
JPH1174921A (ja) スター型伝送装置
JPS63124648A (ja) 同期チヤネルト−クン方式
JP2004146863A (ja) 通信装置
JPH0482346A (ja) 親局の有無検出方式
JPH01126038A (ja) ネットワーク制御方式
JPH04342335A (ja) 蓄積型星型通信網における送信制御方式

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees