JP3756165B2 - スター型データ伝送方法及びその装置 - Google Patents

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本発明は、ハブ(HUB)装置に対して伝送路を介してスター状に複数の局装置を接続し、ある局装置の送信権が終了すると、ハブ装置からダミーフレームを送信して予め定められた順番に従って送信権を次の局装置に移動するスター型データ伝送方法及びその装置に関する。
現在、ローカルエリアネットワーク(LAN)の主流であるIEEE802.3方式[イーサネット(登録商標)]は、CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collision Detect)というメディアアクセス制御を行っている。
このCSMA/CDは、各局装置が共通伝送路に伝送される信号を監視し、一定時間空きがあれば送信し、空きがなければ空きが出るまで送信を遅らせる。又、このCSMA/CDは、フレームの送信中も他局装置とのフレームの衝突がないかを監視し、これらフレーム同士の衝突が起きればフレームの送信を中断し、定められた時間遅れて再度フレームを送信する。
このようなCSMA/CDによる動作の場合、伝送路の使用率が高くなってくると、他局装置の各フレーム同士の衝突が頻繁に起きたり、いつまでもフレームの送信ができない状態が発生する。
このような事からCSMA/CDは、フレーム伝送にあたってリアルタイム性が要求される用途には向いていない。
これに対し、一定時間内に確実に情報の交換が可能というリアルタイム性を実現し、かつ標準に準拠したCSMA/CD方式の局装置がそのまま使用できる方式が例えば特願平8−51984号「スター型データ伝送装置」に提案されている。
このスター型データ伝送装置は、通常、ダミーフレームを利用して各局装置の送信権を制御し、各フレーム同士の衝突は発生しない。
しかしながら、上記伝送装置では、送信権を与えられた局装置が送信権終了直前にフレームを送信し、かつ次に送信権を与えられた局装置が直ちにフレームを送信すると、フレーム同士の衝突が発生してしまう。
この場合、次に送信権を与えられた局装置がフレーム衝突後に再度フレームを送信しようとしたとき、さらに次の順番となる局装置に送信権が移動してしまい、先に送信権を与えられた局装置は一定時間内にフレームの送信を行うことが不可能になる虞がある。
そこで、本発明は、送信権終了直前にフレームが送信された場合でも、次に送信権を与えられた局装置は送信権を与えられている時間内にフレームを送信できるスター型データ伝送方法及びその装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に対応する発明は、ハブ装置に対して伝送路を介してスター状に複数の局装置を接続し、前記ハブ装置が予め定められた順番に従って次の前記局装置に送信権を与えるとともに、ある前記局装置に送信権を与えている間、送信権のない他の全局装置に第1のダミーフレームを送信するスター型データ伝送方法において、
前記ある局装置の送信権終了後で次の前記局装置に送信権を移す前に前記全ての局装置に送信権を与えないために第2のダミーフレームを送信し、前記ある局装置の送信終了直前に送信された送信フレームと前記第2のダミーフレームとを衝突させ、前記次の局装置に送信権を移して送信フレームを送信可能とするスター型データ伝送方法である。
次に、請求項2に対応する発明は、ハブ装置に対して伝送路を介してスター状に複数の局装置を接続し、前記ハブ装置が予め定められた順番に従って順次前記局装置に送信権を与えるとともに、ある前記局装置に送信権を与えている間、送信権のない他の全局装置にダミーフレームを送信するスター型データ伝送方法において、
前記複数の局装置に対して与える送信権の時間長を前記フレーム同士の衝突によってもフレーム送信可能な所定の時間長に設定し、前記送信権が与えられている局装置から送信権終了直前に送信された送信フレームと次に送信権を持つ局装置から送信された送信フレームとが衝突したとき、前記次の局装置が一定時間を待って前記フレーム送信可能な所定の時間長の範囲で前記送信フレームを再送信可能にするスター型データ伝送方法である。
請求項3に対応する発明は、ハブ装置に対して伝送路を介してスター状に複数の局装置を接続し、前記ハブ装置が予め定められた順番に従って順次前記局装置に送信権を与えるとともに、ある前記局装置に送信権を与えている間、送信権のない他の全局装置に第1のダミーフレームを送信するスター型データ伝送装置において、
前記局装置の送信権終了後で次の前記局装置に送信権を移す前に全ての局装置に送信権を与えない時間帯を設定する手段と、前記送信権を与えている前記局装置の送信権終了後で次の前記局装置に送信権を移す前に前記時間帯を利用して前記全ての局装置に対して第2のダミーフレームを送信する手段と、前記ある局装置の送信終了直前に送信された送信フレームと前記第2のダミーフレームとを衝突させ、前記次の局装置に送信権を移して送信フレームを送信可能とする手段とを備えたスター型データ伝送装置である。
請求項4に対応する発明は、ハブ装置に対して伝送路を介してスター状に複数の局装置を接続し、前記ハブ装置が予め定められた順番に従って順次前記局装置に送信権を与えるとともに、ある前記局装置に送信権を与えている間、送信権のない他の全局装置にダミーフレームを送信するスター型データ伝送装置において、
前記複数の局装置に対して与える送信権の時間長を、フレーム同士の衝突によるフレーム再送信可能な所定の時間長に設定する手段と、前記送信権が与えられている局装置から送信権終了直前に送信された送信フレームと次に送信権を持つ局装置から送信された送信フレームとが衝突したとき、前記次の局装置が一定時間を待って前記フレーム再送信可能な所定の時間長の範囲で送信フレームを再送信する手段とを備えたスター型データ伝送装置である。
請求項1〜2に係る発明によれば、送信権終了直前にフレームが送信された場合でも、次に送信権を与えられた局装置は送信権を与えられている時間内にフレームを送信できるスター型データ伝送方法を提供できる。
又、請求項3、4に係る発明によれば、送信権終了直前にフレームが送信された場合でも、次に送信権を与えられた局装置は送信権を与えられている時間内にフレームを再送信できるスター型データ伝送装置を提供できる。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はスター型データ伝送装置の構成図である。
このスター型データ伝送装置は、ハブ装置1に対して、CSMA/CDの方式であるメディアアクセス制御の機能を有する複数の局装置、例えば4つの局装置(A局装置、B局装置、C局装置、D局装置)2〜5がそれぞれ各伝送路(以下、ケーブルと称する)6〜9を介してスター状に接続されている。これらケーブル6〜9は、例えばツイストや光ケーブルが用いられる。
図2はハブ装置1の具体的な構成図である。なお、同図は、図示する関係上ハブ装置1に対して2つの局装置(A局装置、D局装置)2、5が接続された例を示しており、他のB局装置、C局装置は省略してある。
伝送監視部10には、周回タイマ部11及び外部基準クロック部12が接続されている。このうち周回タイマ部11は、各局装置2〜5に送信権を与えるための周回時間を計測する機能を有し、外部基準クロック部12は、基準クロックを発生する機能を有している。
伝送監視部10は、各局装置2〜5の1つの送信フレーム送信あたりの送信時間や異常状態の監視、切り離し指示、送信権の周回、局装置2、5の優先度などハブ基本機能部13を通して制御する機能を有している。
なお、送信権を持つ各局装置2〜5の送信許可時間は、周回タイマ部11の周回時間によって許可される時間と伝送監視部10によって1つの送信フレーム送信あたりに許可される送信時間と最大フレーム数とによって与えられるものであり、送信権を持つ局装置2〜5ごとに異なる時間である。
ダミー用タイマ部14は、ダミーフレームの送信時間を計測し、その計測時間をダミー送信制御部15に送出する機能を有している。
又、このダミー用タイマ部14は、ある1つの局装置2〜5の送信権終了後で次の局装置に送信権を移動する前に、全ての局装置2〜5に対して送信権を与えない時間帯を設定する。すなわち、全ての局装置2〜5に対してダミーフレームを送信するための所定の時間T2(図3参照)が設定される。
このようにある局装置2〜5の送信権で次の局装置に送信権を移す前に、全ての局装置2〜5に対してダミーフレームを送信することにより、ある局装置から送信権終了直前に送信されたフレームと次に送信権をもつ局装置から送信されたフレームとの衝突を防いでいる。
ダミー送信制御部15は、ダミーフレームの送信を統括的に制御する機能を有する。すなわち、ダミー送信制御部15は、各局装置2〜5のうち送信権を与える1つの局装置にダミーフレームを送信せずに、送信権を与えない他の全ての局装置に対してダミーフレームを送信するためのダミーフレーム制御信号aを送信禁止部16、17に送出する機能を有している。
ダミー発生部18は、ダミー送信制御部15からのダミーフレーム制御信号aを受けて、ダミーフレーム入力信号bを発生してハブ基本機能部13に供給する機能を有している。
このハブ基本機能部13には、送信データ線23を介して各送信禁止部16、17が接続されている。このうち、送信禁止部16、17は、それぞれ各トランシーバ部19、20、各ケーブル6〜9を介して各局装置2、5が接続され、ダミー送信制御部15から出力されたダミーフレーム制御信号aを受けて特定の局装置2、5、すなわち送信権を与える1つの局装置に対してダミーフレームの送信を禁止する機能を有している。
各トランシーバ部19、20は、各局装置2〜5と各ケーブル6、9とをそれぞれ接続する機能を有するもので、これらトランシーバ部19、20には、それぞれ受信検出部21、22が接続され、さらにこれら受信検出部21、22が伝送監視部10に接続されている。
上記ハブ基本機能部13は、受信フレームを中継したり再送信したりする機能を有している。すなわち、ハブ基本機能部13は、受信データ線24を通して入力される送信フレームを受信した後当該フレームを送信した局装置除く他の全ての局装置に送信フレームとして送信データ線23に送信する機能を有している。
このハブ基本機能部13は、IEEE802.3の規定に準拠したCSMA/CD方式のハブコントローラを用いており、このCSMA/CD方式のハブコントローラにリアルタイム性を持たせるために、ダミーフレームを用いて特定の1局、すなわち各局装置2〜5のうち1局装置のみに送信権を与える機能を有している。
すなわち、このハブ基本機能部13は、ダミー発生部18から出力されるダミーフレーム入力信号bを受けると、このダミーフレーム入力信号bに基づき送信データ線23から送信禁止部16、17、トランシーバ部19、20を通して特定の局装置、すなわち送信権を与える1つの局装置を除いた他の全ての局装置2〜5にダミーフレームを送信する機能を有している。
上記各受信検出部21、22は、ハブ基本機能部13からフレームを送信したときに、ハブ基本機能部13から送信権を持たない各局装置に送信していたダミーフレームを止めるために、ハブ基本機能部13から送信したフレームを検出してその受信検出信号cを伝送監視部10に送信し、ダミーフレームの送信を中止させる機能を有している。
に、上記の如く構成された装置の作用について図3に示す伝送フレームを参照して説明する。
同図は、ハブ装置1に対して4つの局装置(A、B,C,D局装置)2〜5が接続され、これら局装置2〜5に対し1回の送信権において1つの送信フレームの送信を許可した場合の伝送フレームを示している。
送信権は、A局装置2から順番にB局装置3、C局装置4、D局装置5の順序で周回し、優先度は設けられていない。又、時間経過は図上左側から右側に向かって進むものとする。
先ず、送信権がA局装置2に与えられた場合、ダミー用タイマ部14は、ダミー送信制御部15からダミーフレーム制御信号aを送出したタイミングに基づき、ダミーフレームの送信時間を計測してその計測時間をダミー送信制御部15に送出する。
このダミー送信制御部15は、各局装置2〜5のうち送信権を与えるA局装置2にダミーフレームを送信せずに、送信権を与えない他の全てのB、C、D局装置3〜5に対してダミーフレームを送信するためのダミーフレーム制御信号aを送信禁止部16,17及びダミー発生部18に送出する。
このダミー発生部18は、ダミー送信制御部15からのダミーフレーム制御信号aを受けると、ダミーフレーム入力信号bを発生してハブ基本機能部13に供給する。
このハブ基本機能部13は、ダミー発生部18から入力されるダミーフレーム入力信号bに基づき、送信データ線23から送信禁止部17、トランシーバ部20を通して特定の局装置、すなわち送信権を与えるA局装置2を除いた他の全てのB、C、D局装置3〜5にダミーフレームDFを送信する。B、C、D局装置3〜5は、ケーブル長による時間差をもってダミーフレームを受信する。
ここで、ハブ基本機能部13は、A局装置2が送信フレームを送信しなければ、このフレームを送信しない間、ダミーフレームDFの送信が継続される。そして、ダミー用タイマ部14によって定められた時間T1aが経過し、A局装置2の送信権終了後で次のB局装置3に送信権を移動する前になると、ダミー用タイマ部14は、全てのA〜D局装置2〜5に対してダミーフレームを送信するための所定の時間T2をダミー送信制御部15に渡す。
このダミー送信制御部15は、ダミー用タイマ部14からのダミーフレームを送信する所定の時間T2を受けると、全ての局装置2〜5に対してダミーフレームを送信するためのダミーフレーム制御信号aを送信禁止部16、17及びダミー発生部18に送出する。
このダミー発生部18は、ダミー送信制御部15からのダミーフレーム制御信号aを受けて、ダミーフレーム入力信号bを発生してハブ基本機能部13に供給する。
これにより、ハブ基本機能部13は、ダミー発生部18から入力されるダミーフレーム入力信号bに基づき、送信データ線23から送信禁止部16、17、トランシーバ部19、20を通して全ての局装置2〜5にダミーフレームFxを送信する。
この後、ダミー送信制御部15は、次に送信権を与えるB局装置2にダミーフレームを送信せずに、送信権を与えない他の全てのA、C、D局装置2、4、5に対してダミーフレームを送信するためのダミーフレーム制御信号aを送信禁止部16,17及びダミー発生部18に送出する
ハブ基本機能部13は、ダミーフレーム制御信号aを受けてダミー発生部18から入力されるダミーフレーム入力信号bに基づき、送信データ線23から送信禁止部16、17、トランシーバ部19、20を通して送信権を与えるB局装置3を除いた他の全てのA、C、D局装置2、4、5にダミーフレームDFを送信することにより、送信権をB局装置3に移動する。
なお、ハブ装置1としては、インターフレーム間隔T0を空けた後にダミーフレームDFを送信するが、インターフレーム間隔T0は、CSMA/CD方式のインターフレーム間隔以上空けてはいけない。
送信権がB局装置3に移動すると、このB局装置3には送信データがあるので、このB局装置3は、CSMA/CD方式のインターフレーム間隔T0以上空けてから送信フレームTFをハブ装置1に送信する。
ハブ基本機能部13では、B局装置3からの送信フレームTFをケーブル長による時間差をもって受信検出部21、22で検出すると、伝送監視部10の動作によりダミーフレームDFの送信を直ちに中止させ(図示(イ)参照)、送信フレームTFを送信権を持たないA、C、D局装置2、4、5に送信する。A、C、D局装置2、4、5は時間差をもって送信フレームTFを受信する(図示白枠TF´参照)。
そして、ダミー用タイマ部14によって定められた時間T1a(図示せず)が経過し、B局装置3の送信権終了後で次のC局装置4に送信権を移動する前に、上記同様にダミー用タイマ部14は、全ての局装置2〜5に対してダミーフレームを送信する所定の時間をダミー送信制御15に渡すので、所定の時間T2だけ全ての局装置2〜5に対してダミーフレームFxが送信される。
この後、送信権が次のC局装置4に移動する。ハブ装置1は上記同様にインターフレーム間隔T0を空けた後にダミーフレームDFを送信する。
ここで、この送信権を得たC局装置4が送信権終了直前にフレームTFを送信すると、伝送監視部10は、C局装置4からフレームTFが到着する前に、このC局装置4の送信権を終了させる。
これと共に、ダミー用タイマ部14は、上記同様に、全てのA〜D局装置2〜5に対してダミーフレームを送信する所定の時間T2をダミー送信制御15に渡すので、所定の時間T2だけC局装置4を含めて全ての局装置2〜5に対してダミーフレームFxが送信される。
このようにC局装置4の送信権終了後で次のD局装置5に送信権を移動する前になると、全ての局装置2〜5に対してダミーフレームFxが送信されるので、このダミーフレームFxとC局装置4から送信されたフレームTFとの衝突が発生するが、送信権を持つC局装置4の送信フレームと送信権を移動した直後にD局装置5から送信される送信フレームとの衝突は発生しない
なお、このC局装置4は、ハブ装置を介してフレームTF、Fxの衝突を検出すると、送信されたフレームTFの再送信をあきらめ、次に送信権を得たときに衝突された送信フレームTFを再送信する。
この衝突終了後、送信権はD局装置5に移動する。そして、D局装置5の送信権が終了すると、再び送信権はA局装置2に移動し、送信権がA〜D局装置2〜5間に周回する。
このように上記第1の実施の形態においては、ダミー用タイマ部14に、ある局装置2〜5の送信終了後で次の局装置に送信権を移す前に、全ての局装置2〜5に対してダミーフレームを送信する所定の時間T2を設定し、そのときに全ての局装置2〜5に対してダミーフレームFxを送信するので、例えばC局装置4から送信権終了直前に送信されたフレームと次に送信権を持つD局装置5から送信されたフレームとが衝突することがなくなり、次に送信権を持つD局装置5は、送信権を得てからフレームを送信することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態で説明した図1及び図2に示す構成と同一であり、その異なるところはダミーフレームの制御方法にある
図2に示す構成のスター型データ伝送装置のハブ装置1を用いて説明すると、ダミー用タイマ部14には、各局装置2〜5に対して送信権の時間長を、フレーム同士の衝突による再送信が可能な時間長にして設定されている。
具体的には、各局装置2〜5に与える送信権の長さをIEEE802.3に定められた衝突による再送信可能な時間T4に設定されている。
従って、ハブ装置1は、ダミー用タイマ部14により各局装置2〜5に対して与える送信権の時間長をフレームの再送信可能な所定の時間長に設定することから、送信権を移す次の局装置に対してフレームの送信を一定時間待たせる機能を有するものとなる。
次に、上記の如く構成された装置の作用について図4に示す伝送フレームを参照して説明する。
先ず、送信権がA局装置2に与えられた場合、ダミー用タイマ部14は、ダミーフレームの送信時間を計測してその計測時間をダミー送信制御部15に送出する。
このダミー送信制御部15は、各局装置2〜5のうち送信権を与えるA局装置2にダミーフレームを送信せずに、送信権を与えない他の全てのB、C、D局装置3〜5に対してダミーフレームを送信するためのダミーフレーム制御信号aを送信禁止部16、17及びダミー発生部18に送出する。
ダミー発生部18は、ダミー送信制御部15からのダミーフレーム制御信号aを受けると、ダミーフレーム入力信号bを発生してハブ基本機能部13に供給する。
このハブ基本機能部13は、ダミー発生部18からダミーフレーム入力信号bに基づき、送信データ線23から送信禁止部17、トランシーバ部20を通して特定の局装置、すなわち送信権を与えるA局装置2を除いた他の全てのB、C、D局装置3〜5にダミーフレームDFを送信する。
A局装置2が送信権が与えられているにも拘らず送信フレームを送信しない間、上記同様にハブ基本機能部13からはダミーフレームDFの送信が継続される。なお、このとき、A局装置2に対して与える送信権の時間長は、ダミー用タイマ部14に設定されているフレーム同士の衝突による再送信可能な時間長T4まで延長させることが可能である。
そして、ダミー用タイマ部14によって計測された時間T3が経過すると、ハブ基本機能部13からのダミーフレームDFの送信が終了し、送信権を次のB局装置3に移動する。
すなわち、ハブ基本機能部13は、ダミー発生部18から入力されるダミーフレーム入力信号bに基づき、送信データ線23から送信禁止部17、トランシーバ部20を通して送信権を与えるB局装置3を除いた他の全てのA、C、D局装置2、4、5にダミーフレームDFを送信することにより、送信権をB局装置3に移動する。
ここで、ハブ装置1は、インターフレーム間隔T0を空けた後にダミーフレームDFを送信するが、インターフレーム間隔T0は、CSMA/CD方式のインターフレーム間隔
以上空けてはいけない。
A、C、D局装置2、4、5は、ハブ装置1を介してケーブル長による時間差をもってダミーフレームDFを受信する。
送信権がB局装置3に移動すると、このB局装置3には送信データがあるので、このB局装置3は、CSMA/CD方式のインターフレーム間隔T0以上空けてから送信フレームTFをハブ基本機能部13に送信する。
ハブ基本機能部13では、B局装置3からの送信フレームTFをケーブル長による時間差をもって受信検出部21、22で検出すると、伝送監視部10の動作によりダミーフレームDFの送信を直ちに中止させ(図示(イ)参照)、送信フレームTFを送信権を持たないA、C、D局装置2、4、5に送信する。A、C、D局装置2、4、5は時間差をもって送信フレームTFを受信する(図示白枠TF´参照)。
この送信フレームTFの送信後、送信権が次のC局装置4に移動する。ハブ装置1は、上記同様にインターフレーム間隔T0を空けた後にダミーフレームDFを送信する。
ここで、この送信権を得たC局装置4が送信権終了直前にフレームTFを送信すると、このとき既に伝送監視部10は、C局装置4からフレームTFが到着する前に、このC局装置4の送信権をD局装置5に移動させている。
このような場合、上記の如くダミータイマ部14には、各局装置2〜5に対して与える送信権の時間長を、フレーム同士の衝突による再送信が可能な時間長T4設定しているので、ハブ基本機能部13からは、この時間長T4だけ送信権を与えるC局装置4を除いた他の全てのA、B、D局装置2、3、5にダミーフレームDFが送信される。
これによりC局装置4は、送信フレームTFを送信する。
このとき、送信権がD局装置5に移動しているので、D局装置5は、送信データがある場合に送信フレームTFを送信すると、フレーム同士の衝突が発生する。ここで、C局装置4は送信されたフレームTFの再送信をあきらめ、次に送信権を得たときに衝突された送信フレームTFを送信する。
一方、D局装置5は、一定時間T5を待った後、既に送信権を得ているので、ダミー用タイマ部14に設定されているフレーム同士の衝突による再送信可能な時間長T4の範囲でフレームTFを再送信する。そして、D局装置5の送信権が終了すると、再び送信権はA局装置2に移動し、送信権がA〜D局装置2〜5間に周回する。
このように上記第2の実施の形態においては、ダミー用タイマ部14に各局装置2〜5に対して与える送信権の時間長を、フレーム同士の衝突による再送信可能な時間長に設定したので、例えばC局装置4から送信権終了直前に送信されたフレームと次に送信権を持つD局装置5から送信されたフレームとが衝突するが、C局装置4は次の周期の送信権得たときに衝突したフレームTFを送信でき、またD局装置5は衝突と同時に送信を停止し、一定時間T5を待って再度フレームを再送信できる。
さらに、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、図1及び図2と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図5はスター型データ伝送装置のハブ装置の具体的な構成図である。
このスター型データ伝送装置は、上記第1の実施の形態に対し、ある局装置2〜5の送信終了と同時に、送信権の与えられていた局装置の送信側ケーブル6、9から切り離するもので、ある局装置2〜5の送信権終了と同時にゲート制御信号dを送出するゲート制御部30と、このゲート制御部30から送出されたゲート制御信号dを受けて各局装置2〜5との受信側のラインを切り離す受信禁止部31、32とを追加した構成となっている。
すなわち、ある局装置の送信権終了と同時にゲート制御部30からゲート制御信号dを各受信禁止部31,32に送信し、各局装置2〜5からのフレームを受信禁止部31、32で停止させ、ハブ基本機能部13に伝達しないものとなっている。
次に、上記の如く構成された装置の作用について図6に示す伝送フレームを参照して説明する。
先ず、送信権がA局装置2に与えられた場合、上記実施の形態と同様に、ハブ基本機能部13からは、ダミー発生部18から入力されるダミーフレーム入力信号bに基づき、送信データ線23から送信禁止部17、トランシーバ部20を通して特定の局装置、すなわち送信権を与えるA局装置2を除いた他の全てのB、C、D局装置3〜5にダミーフレームDFを送信する。
A局装置2が送信フレームを送信しない間、ハブ基本機能部13からはダミーフレームDFの送信が継続され、ダミー用タイマ部14によって定められた時間T3が経過すると、ハブ基本機能部13からのダミーフレームDFの送信が終了し、送信権を次のB局装置3に移動する。
次に、インターフレーム間隔T0を空けた後にダミーフレームDFが送信されるが、インターフレーム間隔T0は、CSMA/CD方式のインターフレーム間隔以上空けてはいけない。
送信権がB局装置3に移動すると、このB局装置3には送信データがあるので、このB局装置3は、CSMA/CD方式のインターフレーム間隔T0以上空けてから送信フレームTFをハブ基本機能部13に送信する。
このハブ基本機能部13では、B局装置3からの送信フレームTFを受信禁止部21,22で検出すると、伝送監視部10の動作によりダミーフレームDFの送信を直ちに中止させ(図示(イ)参照)、送信フレームTFを送信権を持たない各局装置2、4、5に送信する。A、C、D局装置2、4、5は時間差をもって送信フレームTFを受信する(図示白枠TF´参照)。
この送信フレームTFの送信後、送信権が次のC局装置4に移動する。
ここで、この送信権を得たC局装置4が送信権終了直前にフレームTFを送信した場合、ゲート制御部30は、伝送監視部10からの指令によりC局装置4の送信権終了と同時にゲート制御信号dを受信禁止部31、32に送信する。
これら受信禁止部31、32は、ゲート制御部30から送出されたゲート制御信号dを受けて各局装置2〜5との受信側のラインを切り離すので、C局装置4から送信権終了直前に送信したフレームTFは、ハブ基本機能部13に到達しない。
これによりD局装置5は、送信権の獲得の後直ちにフレームTFの送信が可能になる。
そして、D局装置5の送信権が終了すると、再び送信権はA局装置2に移動し、送信権がA〜D局装置2〜5間に周回する。
このように上記第3の実施の形態においては、ある局装置2〜5の送信権終了と同時に、送信権の与えられていた局装置の送信側ケーブル6、9から切り離すようにしたので、例えばC局装置4から送信権終了直前に送信されたフレームと次に送信権を持つD局装置5から送信されたフレームとが衝突することがなくなり、D局装置は送信権獲得の直後にフレームTFを送信することが可能となる。
本発明に係るスター型データ伝送装置の第1の実施の形態を示す構成図。 同伝送装置におけるハブ装置の具体的な構成図。 同伝送装置の伝送フレームの一例を示す図。 本発明に係るスター型データ伝送装置の第2の実施の形態の伝送フレームの一例を示す図。 本発明に係るスター型データ伝送装置の第3の実施の形態のハブ装置の具体的な構成図。 同伝送装置の伝送フレームの一例を示す図。
符号の説明
1…ハブ装置、2〜5…局装置、6〜9…伝送路(ケーブル)、10…伝送監視部、11…周回タイマ部、12…外部基準クロック部、13…ハブ基本機能部、14…ダミー用タイマ部、15…ダミー送信制御部、16、17…送信禁止部、18…ダミー発生部、19、20…トランシーバ部、21、22…受信検出部、30…ゲート制御部、31、32…受信禁止部。

Claims (4)

  1. ハブ装置に対して伝送路を介してスター状に複数の局装置を接続し、前記ハブ装置が予め定められた順番に従って次の前記局装置に送信権を与えるとともに、ある前記局装置に送信権を与えている間、送信権のない他の全局装置に第1のダミーフレームを送信するスター型データ伝送方法において、
    前記ある局装置の送信権終了後で次の前記局装置に送信権を移す前に前記全ての局装置に送信権を与えないために第2のダミーフレームを送信することにより、前記ある局装置の送信終了直前に送信された送信フレームと前記第2のダミーフレームとを衝突させ、前記次の局装置に送信権を移して送信フレームを送信可能とすることを特徴とするスター型データ伝送方法。
  2. ハブ装置に対して伝送路を介してスター状に複数の局装置を接続し、前記ハブ装置が予め定められた順番に従って順次前記局装置に送信権を与えるとともに、ある前記局装置に送信権を与えている間、送信権のない他の全局装置にダミーフレームを送信するスター型データ伝送方法において、
    前記複数の局装置に対して与える送信権の時間長を前記フレーム同士の衝突によってもフレーム再送信可能な所定の時間長に設定し、前記送信権が与えられている局装置から送信権終了直前に送信された送信フレームと次に送信権を持つ局装置から送信された送信フレームとが衝突したとき、前記次の局装置が一定時間を待って前記フレーム再送信可能な所定の時間長の範囲で前記送信フレームを再送信可能にすることを特徴とするスター型データ伝送方法。
  3. ハブ装置に対して伝送路を介してスター状に複数の局装置を接続し、前記ハブ装置が予め定められた順番に従って順次前記局装置に送信権を与えるとともに、ある前記局装置に送信権を与えている間、送信権のない他の全局装置に第1のダミーフレームを送信するスター型データ伝送装置において、
    前記局装置の送信権終了後で次の前記局装置に送信権を移す前に全ての局装置に送信権を与えない時間帯を設定する手段と、
    前記送信権を与えている前記局装置の送信権終了後で次の前記局装置に送信権を移す前に前記時間帯を利用して前記全ての局装置に対して第2のダミーフレームを送信する手段と、
    前記ある局装置の送信終了直前に送信された送信フレームと前記第2のダミーフレームとを衝突させ、前記次の局装置に送信権を移して送信フレームを送信可能とする手段とを備えたことを特徴とするスター型データ伝送装置。
  4. ハブ装置に対して伝送路を介してスター状に複数の局装置を接続し、前記ハブ装置が予め定められた順番に従って順次前記局装置に送信権を与えるとともに、ある前記局装置に送信権を与えている間、送信権のない他の全局装置にダミーフレームを送信するスター型データ伝送装置において、
    前記複数の局装置に対して与える送信権の時間長をフレーム同士の衝突によるフレーム再送信可能な所定の時間長に設定する手段と、
    前記送信権が与えられている局装置から送信権終了直前に送信された送信フレームと次に送信権を持つ局装置から送信された送信フレームとが衝突したとき、前記次の局装置が一定時間を待って前記フレーム再送信可能な所定の時間長の範囲で送信フレームを再送信する手段とを備えたことを特徴とするスター型データ伝送装置。
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