JP3457725B2 - 携帯型電子機器 - Google Patents

携帯型電子機器

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JP3457725B2
JP3457725B2 JP34281893A JP34281893A JP3457725B2 JP 3457725 B2 JP3457725 B2 JP 3457725B2 JP 34281893 A JP34281893 A JP 34281893A JP 34281893 A JP34281893 A JP 34281893A JP 3457725 B2 JP3457725 B2 JP 3457725B2
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一記 喜多
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子腕時計、電子手
帳などの携帯型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】電子手帳などの携帯型電子機器では、機
器本体に外部メモリを交換可能に装着することにより、
住所録などのデータを記憶するための記憶容量の拡張、
あるいは英単語や株式管理などの外部データの利用を図
り、使い勝手の向上を図っている。また、電子腕時計に
おいても、電子回路部を内蔵した腕時計ケースの上部に
表示部と半導体記憶素子収納部を並列に設けるととも
に、腕時計ケースの上部に半導体記憶素子収納部を開閉
自在に覆う開閉蓋を回動可能に取り付け、半導体記憶素
子収納部にコイン型の外部記憶用の半導体記憶素子を収
納させて開閉蓋で覆い、この状態で半導体記憶素子に記
憶されたデータを必要に応じて読み出して表示部に表示
させることが考えられている。この場合、開閉蓋には、
腕時計ケースに設けられた係止部に係脱可能に係合して
開閉蓋が勝手に開かないようにするための係合突起が設
けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電子腕時計では、腕時計ケースの上部に開閉蓋が取
り付けられているので、携帯時に誤って開閉蓋を物など
に引掛けたりすると、開閉蓋の係合突起と腕時計ケース
の係止部との係合が解除されて、不用意に開閉蓋が開い
てしまうことがある。このような場合には、半導体記憶
素子が半導体記憶素子収納部から飛び出し、記憶された
データが消えてしまうという問題がある。なお、このよ
うな問題を解消するために、腕時計ケースの下部に半導
体記憶素子を収納する半導体記憶素子収納部を設け、こ
の半導体記憶素子収納部を腕時計ケースの下部に設けら
れた開閉蓋で覆うようにしたものもあるが、このような
構造では、電子腕時計を腕から取り外さなければ、半導
体記憶素子を交換することができないため、交換作業が
面倒であるという問題がある。この発明は、上記事情に
鑑みてなされたもので、半導体記憶素子の交換が簡単に
できるとともに、半導体記憶素子の不用意な飛び出しを
極力抑えることのできる携帯型電子機器を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、内部に電子回路部を備え、上面に表示部
とキー入力部とが前後方向に並列に設けられると共に前
記前後方向両端にバンド取付部が設けられ、かつ前記前
後方向とは直交する方向の側面に開口された支持体収納
部が形成された腕に装着可能な機器本体と、前記支持体
収納部に回動自在に取り付けられ、回動動作に応じて
没可能で、上面に開口された半導体記憶素子収納部が形
成された収納支持体と、前記半導体記憶素子収納部に着
脱可能に収納される半導体記憶素子と、前記電子回路部
と前記半導体記憶素子とを電気的に接続する接続手段と
を備えたものである。
【0005】
【作用】この発明によれば、収納支持体が機器本体の支
持体収納部に、機器本体の側面から突出するように回動
自在に取り付けられ、回動動作に応じて出没可能に設け
られているので、収納支持体を回動することにより、支
持体収納部の半導体記憶素子収納部から半導体記憶素子
を取り出すことができ、機器本体を腕に装着した状態で
半導体記憶素子を簡単に交換することができる。ま
た、支持体収納部が機器本体の側面に開口されているの
で、支持体収納部に収納支持体が収納されている状態で
は、収納支持体の側面のみが機器本体の側面に露出する
だけとなり、このため携帯時に誤って収納支持体を物な
どに引掛けたりすることが少なく、不用意に収納支持体
が支持体収納部から引き出されるのを少なくすることが
でき、このため半導体記憶素子が支持体収納部の半導体
記憶素子収納部から飛び出すのを極力防ぐことができ
る。
【0006】
【実施例】以下、〜を参照して、この発明を電子腕時計
に適用した第1実施例について説明する。は電子腕時計
の斜視図である。この電子腕時計は、腕時計ケース(機
器本体)1を備えている。腕時計ケース1の上面には、
液晶表示装置などからなる表示部2およびデータを入力
するキー入力部3が前後に並列に設けられている。ま
た、腕時計ケース1の前後方向の両端にはバンド取付部
が設けられている。更に、腕時計ケース1内には、電子
回路部(図示せず)が表示部2の下に対応して設けられ
ているとともに、腕時計ケース1の側面に開口された支
持体収納部4がキー入力部3の下に対応して形成されて
いる。支持体収納部4内には、その開口側の一端部に設
けられた軸6により収納支持体5が回動自在に取り付け
られ、この軸6を中心とする回動動作に応じて収納支持
体5が出没可能に収納されるようになっている。収納支
持体5は、上面のほぼ中央部に設けられた後述する半導
体記憶素子収納部7内にコイン型の半導体記憶素子8を
着脱可能に収納するものである。
【0007】半導体記憶素子8は、図2に示すような構
造となっている。すなわち、ケース9内には合成樹脂製
の中枠10が設けられ、中枠10の下面には回路基板1
1が設けられている。この回路基板11の上面には、L
SIチップ12が中枠10の収納部10aに収納された
状態で取り付けられている。回路基板11の下面には、
スルーホール11aを介してLSIチップ12に電気的
に接続されたリング状の出力電極13が同心円状に複数
設けられている。そして、各出力電極13はケース9の
下部に形成された開口部9aから外部に露出している。
【0008】ところで、半導体記憶素子8を収納支持す
る収納支持体5は、図3に示すように、上支持部材15
と下支持部材16を重ね合わせて接合した構造のもので
あり、ほぼ四角形状に形成されている。この収納支持体
5は、収納支持体5が支持体収納部4に収納されたとき
に、支持体収納部4の開口から露出する上支持部材15
の一側面15a側における一隅部が軸6に回動自在に取
り付けられ、これと対向する隅部が回動時に支持体収納
部4の内面に当接しないように円弧状に形成された構造
となっている。
【0009】上支持部材15の中央部には、図4に示す
ように、円形状の半導体記憶素子収納部7が上下に貫通
して形成されている。この半導体記憶素子収納部7の周
囲近傍における上支持部材15の上面には、ゴムや合成
樹脂などからなる弾性を有するリング状の防水部材16
が、その上部を上支持部材15の上面から突出させた状
態で埋設されている。この防水部材16は、収納支持体
5が支持体収納部4に収納されるときに、支持体収納部
4の内部上面に摺接して半導体記憶素子収納部7の防水
を図るようになっている。また、収納支持体5の収納時
に支持体収納部4の開口から露出する上支持部材15の
一側面15aにおける軸6から離れた端面には、円弧状
の突出部17が形成され、この突出部17の上面には指
などを引掛けるための凹部17aが形成されている。こ
の突出部17付近における上支持部材15の隅部上面に
は、収納支持体5の収納時に支持体収納部4の内部上面
に形成された係止凹部(図示せず)に係合して、収納支
持体5を収納位置に規制する収納位置規制用の第1凸部
18が形成されている。この第1凸部18と対向する上
支持部材15の隅部上面には、収納支持体5が支持体収
納部4から引き出されたときに、支持体収納部4内の上
面に形成された係止凹部(図示せず)に係合して、収納
支持体5を引出位置に規制する引出位置規制用の第2凸
部19が形成されている。さらに、この第2凸部19と
軸6とが対応する上支持部材15の他側面15bには、
上コネクタ部20が突出して設けられている。この上コ
ネクタ部20の先端面および下面には、複数の接続電極
21が連続して設けられている。
【0010】下支持部材16の中央部には、図5に示す
ように、円形状の弾性部材22が上支持部材15の半導
体記憶素子収納部7に対応して設けられている。この弾
性部材22は、図6に示すように、下弾性部材24と上
弾性部材25とを重ね合わせた構造となっている。下弾
性部材24は、ゴムやスポンジなどの絶縁性を有する材
料からなり、下支持部材16の上面に設けられた凹部2
6内に下支持部材16の上面と面一状態で設けられてい
る。上弾性部材25は、下弾性部材24と同様、ゴムや
スポンジなどの絶縁性を有する材料からなり、下弾性部
材24の上面に設けられ、上支持部材15の半導体記憶
素子収納部7内に配置されるようになっている。この場
合、上弾性部材25の所定個所には、半導体記憶素子8
の各出力電極13にそれぞれ接触する導電ピン27が、
上弾性部材25の下面から上面の上方に突出して設けら
れている。また、下弾性部材24と上弾性部材25との
間には、図5および図6に示すように、各導電ピン27
に対応する複数の電極リード28が挾持されている。各
電極リード28は、各一端部が各導電ピン27の下端部
に接続され、各他端部が後述する回路基板29に延出さ
れている。
【0011】また、上支持部材15の他側面15bに設
けられた上コネクタ部20と対応する下支持部材16の
他側面16bには、図5に示すように、下コネクタ部3
0が突出して設けられている。この下コネクタ部30の
上面および下支持部材16の上面には、回路基板29が
面一状態で設けられている。この回路基板29の上面お
よびコネクタ部30の先端面には、上コネクタ部20の
下面に設けられた各接続電極21と導通する接続電極3
1が設けられており、回路基板29の上面には、各接続
電極31から延設されて、各電極リード28が接続され
る端子電極32が設けられている。さらに、上支持部材
15の一側面15aに形成された突出部17と対応する
下支持部材16の一側面16aには、それと同じ突出部
33が形成され、この突出部33の下面には指などを引
掛けるための凹部33aが形成されている。
【0012】一方、支持体収納部4の内面には、図3お
よび図6に示すように、収納支持体5が収納されたとき
に、上下のコネクタ部20、30が挿入するコネクタ凹
部35が設けられている。コネクタ凹部35内における
各コネクタ部20、30の先端面と対向する内面には、
各コネクタ部20、30の各接続電極21、31がそれ
ぞれ接離可能に接触して導通する外部接続電極36が連
続して設けられている。この外部接続電極36は、それ
ぞれ配線リード37により腕時計ケース1内に設けられ
た電子回路部(図示せず)に電気的に接続されている。
なお、コクネタ凹部35の内周面には、各コネクタ部2
0、30がコネクタ凹部35に挿入したときに、コネク
タ部20、30の外周面に密着するゴムなどの弾性およ
び絶縁性を有する防水部材38が設けられている。
【0013】このような電子腕時計では、収納支持体5
の半導体記憶素子収納部7に収納された半導体記憶素子
8を交換する場合には、腕時計ケース1の支持体収納部
4の開口から露出した収納支持体5の一側面15aに設
けられた突出部17、33の各凹部17a、33aに指
などを引掛けて収納支持体5を引き出す。すると、収納
支持体5が軸6を中心に回動しながら引き出され、収納
支持体5の半導体記憶素子収納部7に収納された半導体
記憶素子8が外部に露出することになるので、簡単に半
導体記憶素子8を交換することができる。このときに
は、新たな半導体記憶素子8の各出力電極13を半導体
記憶素子収納部7内の各導電ピン27に対応させて、半
導体記憶素子8を半導体記憶素子収納部7内に収納す
る。すると、半導体記憶素子8の各出力電極13が各導
電ピン27に接触して電気的に接続されることになる。
このとき、各導電ピン27は半導体記憶素子8によって
押し下げられることになるが、各導電ピン27はゴムや
スポンジなどの絶縁性を有する下弾性部材24と上弾性
部材25との間に挾持されているので、導電ピン27と
出力電極13の両者を弾力的に接触させることができ、
このため各出力電極13が各導電ピン27によって傷付
けられるのを防ぐことができる。
【0014】そして、半導体記憶素子8を半導体記憶素
子収納部7に収納した収納支持体5を支持体収納部4に
収納する場合には、収納支持体5の一側面15aを押圧
して、軸6を中心に収納支持体5を回動させながら押し
込む。すると、収納支持体5の第1凸部18が支持体収
納部4の係止凹部に係合して、収納支持体5が収納位置
に位置規制されるので、収納支持体5が勝手に引き出さ
れることはない。このときには、収納支持体5の上下の
コネクタ部20、30が支持体収納部4のコネクタ凹部
35に挿入して、各コネクタ部20、30の各接続電極
21、31がコネクタ凹部35の各外部接続電極36に
接触し、これにより半導体記憶素子8と腕時計ケース1
内の電子回路部(図示せず)とが電気的に接続されるの
で、半導体記憶素子8に記憶されたデータを読み出して
表示部2に表示させたり、あるいはキー入力部3で入力
されたデータを半導体記憶素子8に記憶させたりするこ
とができる。
【0015】また、収納支持体5が支持体収納部4に収
納された状態のときには、収納支持体5の一側面15a
およびこの一側面15aに設けられた円弧状の突出部1
7、33のみが腕時計ケース1の側面に露出しているだ
けであるから、携帯時に誤って収納支持体5の一側面1
5aおよび突出部17、33を物などに引掛けたりする
ことが少なく、不用意に収納支持体5が支持体収納部4
から引き出されるのを少なくすることができ、このため
半導体記憶素子8が収納支持体5の半導体記憶素子収納
部7から飛び出すのを極力防ぐことができる。
【0016】また、収納支持体5が収納された状態で
は、収納支持体5の半導体記憶素子収納部7の周囲近傍
に設けられた弾性を有する防水部材16と支持体収納部
4の上面とが均一な圧力で弾接するので、半導体記憶素
子収納部7内への水の侵入を確実に防ぐことができる。
また、この状態では、収納支持体5の上下のコネクタ部
20、30が支持体収納部4のコネクタ凹部35に挿入
して、コネクタ凹部35の内周面に設けられた弾性およ
び絶縁性を有する防水部材38が各コネクタ部20、3
0の外周面に密接するので、コネクタ凹部35内への水
の侵入を確実に防ぐことができる。
【0017】さらに、この電子腕時計では、支持体収納
部4が腕時計ケース1の側面に開口され、この支持体収
納部4に収納支持体5が出没可能に収納される構造であ
るから、従来のように腕時計ケース1の上面に開閉蓋を
設ける必要がないため、腕時計ケース1の上面に直接、
表示部2およびキー入力部3を並列に設けることがで
き、腕時計ケース1の上面を有効に利用することができ
る。
【0018】次に、図7および図8を参照して、この発
明の第2実施例を説明する。なお、図1〜図6に示され
た第1実施例と同一部分には同一符号を付し、その説明
は省略する。腕時計ケース1内には、腕時計ケース1の
側面に開口された支持体収納部40がキー入力部3の下
に対応して形成されている。支持体収納部40内におけ
る左右の対向面には、図8に示すように、ガイド凸部4
1が開口側から奥面に向かって形成されている。この支
持体収納部40内には、収納支持体42が引出可能に設
けられている。すなわち、収納支持体42は、第1実施
例と同様、上支持部材43と下支持部材44を重ね合わ
せて接合したものである。この収納支持体42の引出方
向と直交する両側面には、ガイド凸部41によってガイ
ドされるガイド凹部45が形成されているとともに、こ
の両側面の奥側端部にはストッパ部46が形成されてい
る。このストッパ部46は、収納支持体42が引き出さ
れたときに、支持体収納部40の開口の両端部にガイド
凸部41よりも低く突出した係止部47に当接し、収納
支持体42が支持体収納部40から抜け出さないように
なっている。また、収納支持体42の前端面の上下部に
は、収納支持体42を引き出すために指などが挿入する
凹部48、48が形成されている。なお、これ以外は第
1実施例と同様に構成されている。
【0019】このような電子腕時計では、収納支持体4
2の半導体記憶素子収納部7に収納された半導体記憶素
子8を交換する場合には、腕時計ケース1の支持体収納
部40の開口から露出した収納支持体42の前端面に形
成された凹部48に指などを引掛けて収納支持体42を
引き出す。すると、収納支持体42はその両側面に形成
されたガイド凹部45が支持体収納部40の対向面に設
けられたガイド凸部41によってガイドされて引き出さ
れ、収納支持体5の半導体記憶素子収納部7に収納され
た半導体記憶素子8が外部に露出することになるので、
簡単に半導体記憶素子8を交換することができる。この
ときには、収納支持体42の両側面の奥側端部に形成さ
れたストッパ部46が支持体収納部40の開口の両端部
に形成された係止部47に当接するため、収納支持体4
2が支持体収納部40から完全に抜け出してしまうこと
はない。
【0020】また、収納支持体42が支持体収納部40
に収納された状態のときには、収納支持体42の前端面
のみが腕時計ケース1の側面に露出するだけで、第1実
施例のように収納支持体5の一側面15aに円弧状の突
出部17、33が設けられていないので、携帯時に誤っ
て収納支持体42の前端面を物などに引掛けたりするこ
とが第1実施例のものよりも少なく、不用意に収納支持
体42が支持体収納部40から引き出されることが極め
て少なく、半導体記憶素子8の飛び出しをより一層確実
に防ぐことができる。
【0021】なお、この発明は、上記実施例に限らず、
例えば図9および図10に示すような防水構造を設けて
も良い。すなわち、収納支持体42の前端面の外周には
鍔部50が形成され、この鍔部50の外周には装着溝5
1が形成され、この装着溝51内にはゴムや合成樹脂な
どからなる弾性を有するリング状の防水部材52が鍔部
50の外周面から少し突出した状態で装着されている。
一方、収納支持体42を引出可能に収納する支持体収納
部40の開口の内周縁には、収納支持体42が収納され
たときに、防水部材52が圧接して鍔部50が密着する
段差部53が形成されている。なお、収納支持体42の
前端面には、収納支持体42を引き出すために指などが
挿入する凹部54が形成されている。このような防水構
造では、支持体収納部40に収納支持体42が収納され
ると、鍔部50の外周面から突出した防水部材52が支
持体収納部40の段差部53に圧接した状態で、鍔部5
0が段差部53に密着するので、支持体収納部40内へ
の水の侵入を確実に防ぐことができる。このため、第2
実施例のように、必ずしも、半導体記憶素子収納部7の
周囲における収納支持体42の上面にリング状の防水部
材16を埋設したり、またコネクタ凹部35の内周面に
防水部材38を設けたりする必要がないので、防水構造
の簡素化を図ることができる。
【0022】また、上記各実施例では、電子腕時計に適
用した場合について述べたが、これに限らず、例えば電
子手帳やカード型電卓などの携帯型電子機器に広く適用
することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、収納支持体を機器本体の支持体収納部に、側面から
突出するように回動自在に取り付け、回動動作に応じて
出没可能に設けたので、収納支持体を回動することによ
り、収納支持体の半導体記憶素子収納部から半導体記憶
素子を取り出すことができ、機器本体を腕に装着した状
態でも半導体記憶素子を簡単に交換することができ、ま
た支持体収納部を機器本体の側面に開口したので、支持
体収納部に収納支持体が収納されている状態では、収納
支持体の側面のみが機器本体の側面に露出するだけとな
り、このため携帯時に誤って収納支持体を物などに引掛
けたりすることが少なく、不用意に収納支持体が支持体
収納部から引き出されるのを少なくすることができ、こ
のため半導体記憶素子が支持体収納部の半導体記憶素子
収納部から飛び出すのを極力防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した第1実施例の電子腕時計の
斜視図。
【図2】図1の半導体記憶素子の拡大断面図。
【図3】図1の要部の構成を示す斜視図。
【図4】図3の収納支持体の上支持部材の斜視図。
【図5】図3の収納支持体の下支持部材の斜視図。
【図6】収納支持体のコネクタ部が支持体収納部のコネ
クタ凹部に挿入される直前における要部拡大断面図。
【図7】この発明を適用した第2実施例の電子腕時計の
斜視図。
【図8】図7の要部の構成を示す斜視図。
【図9】この発明の変形例を示す収納支持体の前端面側
を示す斜視図。
【図10】図9の収納支持体を支持体収納部に収納した
状態の要部拡大断面図。
【符号の説明】
1 腕時計ケース 4、40 支持体収納部 5、42 収納支持体 7 半導体記憶素子収納部 8 半導体記憶素子 16、38、52 防水部材 20 上コネクタ部 21、31 接続電極 27 導電ピン 28 電極リード 30 下コネクタ部 35 コネクタ凹部 36 外部接続電極
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/02 335 G04B 37/18 G04G 1/00 302 G04G 1/00 323 G06F 1/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に電子回路部を備え、上面に表示部
    とキー入力部とが前後方向に並列に設けられると共に前
    記前後方向両端にバンド取付部が設けられ、かつ前記前
    後方向とは直交する方向の側面に開口された支持体収納
    部が形成された腕に装着可能な機器本体と、 前記支持体収納部に回動自在に取り付けられ、回動動作
    に応じて出没可能で、上面に開口された半導体記憶素子
    収納部が形成された収納支持体と、 前記半導体記憶素子収納部に着脱可能に収納される半導
    体記憶素子と、 前記電子回路部と前記半導体記憶素子とを電気的に接続
    する接続手段と、 を備えたことを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 【請求項2】 前記接続手段は、前記半導体記憶素子が
    収納された前記収納支持体を前記支持体収納部に収納す
    ることで、前記電子回路部と前記半導体記憶素子とを電
    気的に接続することを特徴とする請求項1記載の携帯型
    電子機器。
  3. 【請求項3】前記支持体収納部と前記収納支持体との間
    には、防水部材が介在されていることを特徴とする請求
    項1記載の携帯型電子機器。
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