WO2004081858A1

WO2004081858A1 - メモリーカード用アダプタ

Info

Publication number: WO2004081858A1
Application number: PCT/JP2004/003028
Authority: WO
Inventors: Toshihiro Yamamoto; Hirohisa Tanaka
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd.
Priority date: 2003-03-10
Filing date: 2004-03-09
Publication date: 2004-09-23
Also published as: US20060014434A1; KR20060031795A; US7094106B2; TWI253591B; KR100682570B1; TW200506742A

Abstract

ミニサイズのメモリーカードをレギュラーサイズのメモリーカード用スロットを有する機器で使用可能にするためのアダプタを提供する。このアダプタは、樹脂材料でなるベースおよびカバーと、アダプタ内においてメモリーカードの複数のＩ／Ｏ端子と電気的に接触するようにベース上に固定される複数の導電部材と、ベースとカバーの間に挟持される金属シェルを含み、金属シェルとベースで囲まれる空間によってメモリーカード収納室が形成される。金属シェルの使用によりアダプタの剛性が改善され、信頼性の高い互換性が得られるとともに、小型で薄いミニメモリーカードの破損を防止できる。

Description

明細書

メモリーカード用アダプタ技術分野

本発明は、ミニサイズのメモリ一カードをレギュラーサイズのメモリ一カード用スロットを有する電子機器で使用可能にするメモリ一カード用アダプタに関するものである。背景技術

S Dメモリ一カードゆマルチメディアカード（MM C) のようなメモリーカードは、消費電力ゆ携帯性が重視されるデジタルカメラゆノートパソコン、携帯電話などを中心に急速に普及が進んでいる。まだ、これらの電子機器のさらなる小型化に伴い、ミニ S Dメモリーカードのようなさらに小型で薄いミニメモリ一カードの実用化も進んでいる。このミニメモリ一力一ドを従来のレギュラーサイズのメモリーカード用スロッ卜を有する電子機器で使用するには、ミニメモリ一カードを内部に収容でき、レギュラーサイズのメモリー力一ド用スロッ卜に電気的および機械的に接続可能なアダプタが必要となる。たとえば、特開平 1 1一 3 40 5号公報には、メモリ一カードを他規格のメモリー力 —ド用スロッ卜へ接続する時に使用されるアダプタが記載されている。このアダプタは、一対のアームと連結片でなるフレームと、導電パターンを有する回路基板と、上下 —対の金属カバ一とで主として橇成される。フレームは、射出成形にて形成される合成樹脂製品である。回路基板は、フエノール樹脂などの絶縁材料上に印刷配線パターンを設けることによって形成される。導電パターンの一端は、アダプタ内へのメモリーカードの収納時にメモリ一カードの複数の端子に電気的に接続され、導電パターンの他端はメモリーカード用スロッ卜へのアダプタの挿入時に電子機器の複数の端子に電気的に接続される。回路基板が組み込まれだフレームは両側から金属カバーによって挟持される。

このアダプタにおいては、メモリー力一ドは樹脂製フレームの一対のアームによって保持される。各アームが金属カバーによって上下から補強されているとはいえ、樹脂材料でなるアームには反りゆわみが発生しやすく、薄いミニメモリーカード用アダプタとした場合はミニメモリーカードに破損が生じる恐れがある。ま、アダプタにメモリ一カードが挿入された状態においては、メモリーカードの両側縁以外の表面が露出されるので、アダプタを電子機器のスロッ卜から取り出す際に誤ってメモリ一カードの露出面を掴んでしまう恐れがあり、結果的に薄いミニメモリーカードの破損を招く可能性がある。このように、従来のアダプタ構造はその剛性の面から小型で厚みの薄いミニメモリーカード用として十分に配慮がなされたものとはいえず、依然として改善の余地が残されている。発明の開示

そこで、本発明は上記問題点に鑑みて為されものであり、その目的は、ミニサイズのメモリーカードの破損を効果的に防止するとともに、サイズの異なるメモリーカード用スロッ卜を有する電子機器との間に信頼性の高い互換性を提供することができるメモり一力一ド用アダプタを提供することにある。

すなわち、本発明のアダプタは、一側に設けた揷入口を介して内部にメモリーカードを収納でき、電子機器めメモリーカード用スロッ卜に接続可能なメモリ一カード用ァダプタであって、このアダプタは、樹脂材料でなるベースと、アダプタ内に挿入されメモリーカードの複数の端子と電気的に接触するようにベース表面に固定される複数の導電部材と、樹脂材料でなる力パーと、ペースとカバーの間に挟持される金属シェルとを含み、金属シェルと前記べ一ス表面で囲まれる空間によってメモリーカード収納室が形成されることを特徴とする。

. より具体的には、本発明のメモリ一カード用アダプタにおいて、導電部材は一端側にメモリー力一ド用スロッ卜へのアダプタの挿入時に電子機器の複数の端子に電気的に接触する第 1端子部と、他端側にアダプタ内へのメモリーカードの収納時にメモリーカードの複数の端子に電気的に接触する第 2端子部を有し、メモリーカード収納室内に第 2 端子部が露出され、第 1端子 ^はベースとカバーの間に収容される。

本発明によれば、金属シェルとベースとの間にメモリーカード収容室を形成することでアダプタの剛性を改善し、これにより、メモリーカードの破損防止と、サイズの異なるメモリーカード用スロットを有する電子機器との信頼性の高い互換性の両方を達成してし、る。

ま、上記した剛性の改善に加えて、アダプタからのメモリーカードの抜け落ちを防止する観点から、金属シェルは、メモリーカード収納室にメモリーカードを挿入可能な開位置と、メモリーカード収納室からのメモリーカードの取り出しを規制する閉位置との間でシーソー運動するようにベースに可動に保持されることが好ましい。この場合、ベースのメモリ一カードの揷入口付近にアダプタからのメモリーカードの抜け落ち防止用突起を設ければさらに効果的である。まだ、金属シェルには一対のばね片がー体に形成され、アダプタへのメモリーカードの挿入時にばね片がメモリーカードの両側に設けられだ凹部と係止することも好ましい。さらに、金属シェルに突起を一体に形成して、この突起がベースに設けだ凹部と係合することにより金属シェルを閉位置にロックすることも好ましい。

まだ、上記し剛性の改善に加えて、アダプタのシールド性能を改善する観点から、ベースに固定される接地用の導電部材に電気的に接触する端子片を金属シェルと一体に設けることが好ましい。この場合は、金属シェルを端子片により電子機器のグランドコンタクトに接続することでアダプタのシールド性能を改善することができる。さらに、端子片を金属シェルと一体に形成することでアダプタの部品点数を減らすことができる。また、金属シェルをベースに可動に保持する場合は、接地用の導電部材と金属シェルの一方に弾性片を設け、閉位置において接地用の導電部材が金属シェルに弹性片を介して接触することが好ましい。

ま、上記しだ剛性の改善に加えて、アダプタへのメモリ一カードの出し入れを容易にする観点から、金属シェルのシーソー運動範囲を増加させるだめの溝をベースのメモリーカード収納室に面する表面に設けることが好ましい。この場合は、メモリ一カード挿入口の開口面積が大きくなるので、メモリーカードを出し入れしゆすくなる。また、ベースに切欠きを設け、アダプタ外部からこの切欠きを介してメモリ一カード収納室からのメモリーカードの取り出しを促す方向にメモリーカードが押されることが好ましい。この場合は、上記したメモリーカードの抜け落ち防止機構が導入されたアダプタにおいてもメモリーカードをアダプタから楽に取り出すことができる。

本発明のさらなる特徴およびそれがもだらす効果は，以下に述べる発明を実施するための最良の形態からより明確に理解されるだろう。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の第 1実施形態にかかるメモリ一カード用アダプタの斜視図である。図 2 Aおよび図 2 Bは、ミニサイズのメモリ一カードの平面図および側面図である。図 3は、第 1実施形態のアダプタの分解斜視囡である。図 4A〜図 4Eにおいて、図 4Aはベースの上面図、図 4Bはベースの端面図、 H4C はベースの下面図、図 4Dは H4Aの A— A断面図、図 4Eは図 4Aの B— B断面図である。

図 5は、フープ材からの分離前における導電部材の斜視囡である。

図 6は、フープ材からの分離後における導電部材の斜視 11である。

図 7 A〜囡 7 Dは、金属シェルの上面図、側面図、端面図および下面図である。

図 8A〜図 8Eにおいて、図 8 Aはカバーの上面図、図 8Bはカバ一の端面図、図 8C はカバーの下面図、 H8Dは図 8Cの A— A断面!！、図 8 Eは図 8 Cの B— B断面図である。

( 9は、カバーの斜視図である。

図 10は、アダプタの製造過程を示す分解斜視図である。

図 1 1 Aは導電部材を有するベースの平面図であり、図 1 1 Bは囡 1 1 Aの X— X断面図である。

図 12 Aおよび図 12Bは、金属シェルを有する力パーの平面図および端面図である。図 1 3は、本発明の第 2実施形態にかかるメモリーカード用アダプタの斜視図である。図 14は、第 2実施形態のアダプタの分解斜視図である。

図 1 5 Aは導電部材を配置しベースの上面図であり、図 15Bは図 15Aの A— A断面囡であり、図 15Cは図 15 Aの B— B断面図であり、図 15Dは軸部を示す部分断面図である。

16 〜図16Cは、金属シェルの上面図、正面図おょぴ側面図である。

図 17 Aおよび図 1了 Bは、金属シェルの変更例を示す上面 I および側面図である。図 18 A〜図 18Cは、金属シェルのシーソー運動を示す断面囡である。

図 19は、アダプタからのメモリーカードの取り出し動作を示す断面図である。発明を実施するための最良の形態

(第 1実施形態）

図 1〜図 3に示すように、本発明の好ましい実施形態にかかるメモリ一カード用ァダプタ Aは、合成樹脂製のベース 1、このペースの上面に固定される複数の導電部材 2 a 〜2 iと、金属シェル 3と，一対のアーム 41を有する合成樹脂製のカバー 4とで主として構成され、金属シェル 3とベース 1で囲まれる空間によってメモリーカード収納室が形成される。

このアダプタは、図 2 Aおよび図 2 Bに示すミニ S Dメモリ一カード' 'M S D をデジタルカメラやノートパソコン、携帯電話等の電子機器のレギュラーサイズの S Dメモリ —力一ド用スロッ卜に接続するために用いられ、一側にミニ S Dメモリー力一ドを揷入するだめの挿入ロ5を有する。尚、ベース 1、カバ一 2および金属シェル 3とで輪郭が構成されるアダプタは、一般の S Dメモリ一カードと縦、横、厚みの各寸法が同じに形成される。以下の説明においては特に指示がないかぎり、図 1における矢印 a— b方向を上下方向、矢印 c一 d方向を左右方向、矢印 e— f方向を前後方向とする。

<ベース >

囡 3および図 4 A〜図 4 Eを参照しながら、ベース 1について説明する。ベース 1は、電気絶縁性の樹脂材料を甩いて略矩形板状に形成される。ベース 1の上面には前方端 ( e方向）が開放された凹部 1 0が形成され、この凹部 1 0と金属シェル 3の間にカード収納室が形成される。

図中、番号 1 1は、凹部 1 0の両側において前後方向に延出する一対のフランジである。番号 1 2は、合成樹脂成型品でなるライ卜プロテクト用のツマミ了が収納されるッマミ収容部であり、一方のフランジ 1 1はこのッマミ収容部 1 2を迂回するように延出する。番号 1 2 aは、ッマミ収容部 1 2においてベース 1の前後方向に治って延びる溝であり、この溝の長さ方向における略中央部には係止突起 1 2 bが設けられている。番号 1 3は、後述する金属シェル 3の接地用端子片 3 5が当接される凸部である。

番号 1 4は、ベース 1のコーナ一に形成されたチャンファ部であり、後述するカバ一 4のチャンファ部 44と接合することにより、アダプタを逆向きでメモリ一力一ド用スロッ卜に誤って揷入するのを防止する。番号 1 5は、カバー 4の切欠 45に対] する位置でベースに設けられ切欠であり、ベースをカバーに接合してなるアダプタのこれらの切欠には、電子機器内部に設けられるロック片が係止可能となる。

番号 1 6は、前後方向 e— f方向（ミニ S Dメモリ一カード" M S の挿入方向）に沿って凹部 1 0の底面に互いから所定間隔離して略並行に延出する複数 (図では 9本) の溝である。番号 1 7は、各が略矩形形状を有し、ベース 1の後端側に亙いから所定間嗝離して略並行に設けられる複数の貫通孔である。貫通孔 1了の配列は S Dメモリーカードの端子配列と同じである。番号 1 8は、貫通孔 1 7の前方端に連通する幅狭の溝である。番号 1 9は、金属シェル 3の突出片 3 3が当接される凸部である。番号 6〇は、フランジ 1 1の各に設けられた溝であり、金属シェルの固定片 3 2が嵌合する。番号 6 1 は、ベースの前端に設けられた操作用窪みであり、ミニ S Dメモリーカード M S D をアダプタに出し入れする際にユーザーの指が入る程度の大きさに形成されている。番号 6 2は、ミニ S Dメモリ一カードのアダプタへの挿入時にミニ S Dメモリーカードのショルダ一部 5 1が当接する傾斜壁である。

ぐ導電部材〉

ベース 1の凹部 1 0に固定される複数の導電部材 2 a~2 iは、一端側にメモリー力 ―ド用スロッ卜へのアダプタの挿入時に電子機器の複数の端子に電気的に接触する第 1 端子部、他端側にアダプタ内へのミニ S Dメモリーカードの収納時にメモリーカードの複数の I ZO接触面 5 3に電気的に接触する第 2端子部を有する。

本実施例において、導電部材は 9本（2 a~ 2 i ) でなり、各導電部材 2 a〜2 iは、第 1端子部としての矩形板状の端子片 2 1と、端子片 2 1の前端から延出する幅狭の固定片 2 2と、固定片 2 2に連結される中央片 2 3と、中央片 2 3の他端部から前方に向かって延出する第 2端子部としての接触ばね片 2 5とで構成される。接触ばね片 2 5の形状は、その両端部から略中央部に向かって傾斜しており、ベース 1に導電部材を取り付け時、ベ一ス上において接触ばね片の略中央部が両端部に対して突出する（後述の図 1 1 B参照）。

図 5および図 6に示すように、リン青銅のような導電性金属でなるフープ材 2 0に打ち抜き加工及び曲げ加工を施すことによって形成され、複数の導電部材がフープ材によつて一体化されているので、アダプタへの導電部材の取り付けが容易になる。

瞵接する導電部材 2 a~ 2 ίの間は連結片 2 6によって連結され、各連結片 2 6は繋ぎ片 2 7を介してキャリア部 2 4に連結される。尚、導電部材 2 h、 2 iは、連結片 2 6なしに繋ぎ片 2 7を介してキャリア部 24に連結される。各端子片 2 1の後端は上側に向かって斜めに折り曲げられており、各繋ぎ片 2了の中間部も端子片 2 1の後端部と略同じ角度で折曲されている。

く金属シ Iル〉

金属シェル 3は、ベース 1上に配置され、金属シェル 3とベースの凹部とで囲まれる空間によって提供されるメモリーカード収納室内に導電部材 2 a〜2 iの第 2端子部 (接触ばね片 25 ) が露出される。 . 図了 A〜図了 Dに示すように、金属シェル 3は、金属の薄板に打ち抜き抜き加工及び曲げ加工を施すことによって、矩形板状の天板 3 1と、天板 3 1の前方側で左右両側縁からそれぞれ下向きに突出する断面し字形の固定片 3 2と、天板 3 1の後端から後方に向かって突出する一対の突出片 3 3と、天板 3 1の後端から突出する一対の接地用端子片 3 5とが一体に形成されてなる。本実施形態においては、導電部材 2 c、 2 f に接地用端子片 3 5が接触する。接地用端子片 3 5の後端は、導電部材 2 c、 2 f の端子片 2 1 と同様に上側に向かって斜めに折り曲げられている。図中、番号 3 4は、各固定片 3 2から後方に突出する弾接ばね片である。各弾接ばね片 3 4は、金属シェルの中心部に向かつて突出する瘤 3 6を有する。

くカバ一〉

カバー 4は電気絶縁' i'生の樹脂材料で形成され、導電部材 2 a ~2 iの第 1端子部（端子片 2 1 ) がべ一ス 1とカバ一 4の間に保持されるようにベースに接合される。本実施例のカバ一 4は、囡8 A〜図 8 Eに示すように、略矩形状の天板 40と、その前端の両側から前方に延出する一対のアーム 4 1とで略 C字形状に形成される。番号 4 2は、金属シェル 3の弾接ぱね片 3 4を収納するためにアーム 4 1に設けられる凹部である。番号 4 3は、弾接ばね片 34がカバー 4の上方にずれるのを防止するために凹部 4 2内に水乎に延出するストッパー壁である。また、番号 44は、ベース 1のチャンファ部 "1 4 に対する天板 40のコーナ一に形成されるチャンファ部である。番号 4 5は、ベース -Iの切欠 1 5に対するカバー 4の部位に形成される切欠である。

図 9に示すように、カバ一 4の天板 40の下面には S Dメモリ一カードの端子配列と同じ配列で端子片支持台 4 6が形成される。本実施形態では、端子片支持台 46の数は 9個である。番号 4了は、天板 40の前端に沿って設けられるス卜ッパー壁であり、このス卜ッパ一壁 4了には、金属シェル 3の接地兩端子片 3 5に対する部位に溝 47 a が設けられている。溝 47 aは対 ¾する端子片支持台 46まで延びている。番号 48は、ス卜ッパー壁 4了の左右両側に設けられる溝であり、金属シェル 3の突出片 3 3が嵌合する。番号 49は、ッマミ 7が収納されるッマミ収容部であり、番号 49 aは、ッマミ収容部 49においてカバー 4の前後方向に沿って延びる溝である。

尚、ライトプロテクト用のツマミ 7は、図 3に示すように、略直方体状の操作部 7〇と、操作部了 0—側面上に突出する断面 T字形の係止片了 1とで構成される。ッマミ 7 の係止片了 1の先端から上下に突出する爪 7 2は、ベース 1及びカバ一 2のッマミ収容部に設けた溝（1 2 a、 49 a ) 内に挿入される。爪了 2が溝（1 2 a、 49 a ) に係止し状態で、ッマミ収容部内に露出されだ操作部 7 0の位置を係止突起 1 2 bの前方側と後方側のいずれかに切換えることで、メモリ一カードのライトプロテク卜状態がァダプタを挿入し電子機器によって認識される。

上記した構成を用いて本実施形態のメモリ一カード闲アダプタは以下のように組み立てられる。すなわち、図 1 0に示すように、フープ材 2 0によって一体形成されている導電部材 2 a~ 2 ίを、端子片 2 1が貫通孔 1 7内に挿入されるとともに、接触ぱね片 2 5が溝 1 6内に配置されるよろにペース 1に固定される。この時、各導電部材の固定片 2 2がベース 1の圧入溝 1 8内に圧入されるとともに、各導電部材 2 a〜2 iの繋ぎ片 27がベース 1に設けた溝 6 3内に挿入される。

この状態でキャリア部 24を起こして、各導電部材 2 a〜2 iの中央片 2 3に対して繋ぎ片 2 7を斜め上側に折り曲げると、中央片 2 3と繋ぎ片 2了との連結部位を切断 (ノッチ折り) することができる。尚、必要であれば、治具などで各導電部材 2 a〜2 iを押さえながらキャリア部 2 0を除去しても良い。これにより、絶縁材料でなるベース 1上に固定された導電部材 2 a ~ 2 iからキャリア部 20が分離されるとともに、各導電部材 2 a〜2 iはベースによって互いから電気的に絶縁される。

次に、ッマミ 7をべ一ス 1のッマミ収容部 1 2に組み込み、ベース 1上に金属シェル 3を載置し後、カバ一 4とべ一ス 1とを接合することで組立が完了する。カバ一 4とベース 1の接合は、超音波溶着、熱着、接着、かしめなどの適宜の方法を用いて接合すれば良い。

このようにして組立られだアダプタ Aにおいては、図 1 1 A、図 1 1 B、図 1 2 Aおよび図 1 2 Bに示すように、各導電部材 2 a〜2 iの端子片 2 1が力パー 4の端子片支持台 4 6に直接又は金属シェルの接地用端子片 3 5を介して当接される。端子片 2 1の後端の折曲部は、端子片支持台 46又は接地用端子片 3 5の後面に設けだ傾斜面に当接し、端子片 2 1はベース 1の貫通孔 1 7内に保持される。

金属シェル 3は、天板 3 1がカバー 4のス卜ツバ壁 47に当接するように配置され、金属シェル 3の固定片 3 2がカバ一 4のアーム 4 1とベース 1のフランジ 1 1に設けた溝 6 0との間に挟持される。まだ、金属シェル 3の突出片 3 3は、カバ一 4の溝 48とベース 1の突部 "1 9との間で挟持される。さらに、金属シェル 3の接地用端子片 3 5は、カバ一 4の溝 47 aとベース 1の凸部 1 3との間で挟持される。本実施形態においては、金属シェル 3をカバ一 4の一対のアーム 4 1の間の開口内に嵌め込ことによってアダプタを補強し、その剛性を高めている。また、金属シェル 3 はカバ一 4及びべ一ス 1と別体であるので、金属シェル 3を樹脂製のカバー 2と同時成形する場合に比べて製造コストを低減でき、メモリーカード用アダプタのコストダウンを図れる。

また、本実施形態では、金属シェル 3の接地用端子片 3 5はグランド（S Dメモリーカードの場合は 3番ピンと 6番ピン）の導電部材 2 c、 2 f の端子片 2 1に当接し、電子機器のスロッ卜にアダプタを装着した際にそれらの端子片 2 1が電子機器側のグランドコンタク卜に接続されるので、金属シェル 3を接地してアダプタのシールド性能を改善することができる。

本実施形態のアダプタにミニ S Dメモリ一カード" M S D を挿入する場合は、図 1に示すょラに、ミニ S Dメモリーカードが挿入□ 5を介してカード収納室の内部に挿入される。この時、ミニ S Dメモリ一カード "M S D まカバー 4のアーム 4 1とべ一ス 1のフランジ部 1 1とによってメモリ一カード収納室にガイドされる。メモリ一カード収納室においては、接触ぱね片 2 5がミニ S Dメモリ一カード" M S D の裏面に設けた I / O接触面 5 3に電気的に接続される。ま、ミニ S Dメモリーカード M S のショルダ一部 5 1がベースの傾斜壁 6 2に当接し、アダプタへのミニ S Dメモリ一カードの過剰な挿入が規制される。さらに、金属シェル 3の弾接ばね片 3 4の中閭部に設けた瘤 3 6がミニ S Dメモリ一カードの凹所 5 5に係止することによって、ミニ S Dメモリ一力 —ドがアダプタ内にロックされる。

—方、本実施形態のアダプタ A内に収納されミニ S Dメモリ—力一ド S D を取り出す揚合は、揷入口 5付近において露出するミニ S Dメモリ一カードの端部を指で掴み、弾接ばね片 3 4のばね力に抗してミニ S Dメモリ一カードを引き抜くと、瘤 3 6と凹所 5 5との係止が解除されてミニ S Dメモリーカードをアダプタから取り出すことができる。このように、弾接ばね片 3 4を金属シェル 3と一体に形成する場合は、弾接ばね片 3 4を別部材とした場合に比べてアダプタを構成する総部品点数を削減でき、結果としてアダプタのコス卜ダウンを図れる。

(第 2実施形態）

図 1 3および図 1 4に示すように、本発明の第 2実施形態にかかるメモリーカード用アダプタは、合成樹脂製のベース 1、このベースの上面に固定される複数の導電部材 2 a〜2 iと、ベース 1に対して可動に保持される金属シェル 3と、合成樹脂製のカバ一 4とで主として構成され、金属シェル 3とベース 1で囲まれる空間によってメモリー力 —ド収納室が形成される。このアダプタは、実施形態 1と同様に、電子機器の S Dメモリ一カード用スロッ卜に接続するめに甩いられ、一側にミニ S Dメモリーカードを揷入するための挿入ロ5を有する。尚、アダプタの外形寸法は、 S Dメモリ一カードと縦、横、厚みの各寸法が同じに形成されている。以下の説明においては特に指示がないかぎり、図 1 3における矢印 a— b方向を上下方向、矢印 c— d方向を左右方向、矢印 e— f 方向を前後方向とする。

本実施形態のベース 1は、以下の構成において実施形態 1と異なることを除いて実質的に同じ構造を有するので重複する説明を省略する。本実施形態のペース 1は、金属シエル 3を可動に保持するだめの構造を有している点に特徴がある。すなわち、ベース 1 の両側には、前後方向に延出するフランジ 1 1が突設されており、各フランジ部 1 1には、溝 6 4が設けられ、図 1 5 A〜図 1 5 Dに示すように、溝 6 4内には、可動シェル 3を回動自在に軸支するための軸部 6 5がー体に形成されている。

図 1 5 Bに示すように、軸部 6 5は、先端からフランジ 1 Λに向かって傾斜する傾斜面 6 6を有する。このような構造とすることで、可動シ Iル 3をベースに対して回動させる時に軸部 6 5に変形が生じるのを防ぐことができる。

番号 6 7は、ベースのカード挿入口 5近辺に設けられる長円形の操作孔であり、メモリ一力一ドをアダプタから取り出すときにミニ S Dメモリー力一ドの端部を指で押すことができる。番号 6 8は、ペースの前端に沿って突出するリブであり、アダプタに揷入されたメモリ一カードが不用意に抜け落ちるのを防止する。番号 6 9は、図 1 5 Cに示すように、左右方向における最外側に位置する溝 1 6に隣接し、およそ 2〜3度の角度で後方へ傾斜する一対の溝であり、金属シェル 3の可動範囲を増加させることでメモリ一カードの取り出し易さが向上する。尚、ベースに設けられる貫通孔 1 7の配列および形状は、実施形態 1と同じである。

本実施形態の導電部材は、以下の構成において実施形態 1と異なることを除いて実質的に同じ構造を有するので重複する説明を省略する。すなわち、本実施形態においては、金属シェル 3が可動であるので、ミニメモリーカードをアダプタ内に収容しだ状態において、可動シェル 3に弾接する弾接片 2 8が接地用の導電部材 2 cに設けてある点を特徴とする。この弾接片 2 8の形状は、図 1 8 Aに示すようにベースから上方に向かって突出する略 L字形であって、先端部分が円弧形に形成されている。

本実施形態の金属シェル 3は、以下の構成において実施形態 1と異なることを除いて実質的に同じ構造を有するので重複する説明を省略する。すなわち、本実施形態の金属シェル 3,は、図 1 8 Bに示すように、アダプタへのメモリー力一ドの出し入れ可能な開位置と、 I 1 8 Cに示すように、アダプタからメモリ一カードを取り出せない閉位置との間でベース 1に対して回動自在に保持されることを特徴とする。

金属シェル 3は、図 1 6 A〜図 1 6 Cに示すように、金属の薄板に打ち抜き加工及び曲げ加工を施すことにより、矩形板状の天板 3 1と、天板 3 1の左右両端縁の略中央部より下方に垂下する軸受部 70と、天板 3 1の周縁から軸受部 7 0よりも後方において垂下する第 1壁了 1と、天板 3 1の周縁から軸受部了 0よりも前方において垂下する第

2壁了 2と、天板の後端において左右両側から後方に向かって突出する突出片 3 3とが

—体に形成されてなる。

軸受部 7 0は、ベース 1に設けだ軸部 6 5が揷通される略 U字形の軸受け孔了 3を有する。まだ、図 1 6 Cに示されるように、天板に垂直な法線に対して軸受け孔 7 3の前方側の側縁のなす角度 0が 2〜3度に設定されている。さらに、天板の 3 1の第 1壁 7

1は、その底辺と天板に平行な水平線とがなす角度^が 2〜 3度に設定されている。図中、番号 74は、第 2壁 7 2の前方端付近から外側に突出する凸部である。

本実施形態のカバ一は、以下の構成において実施形態 1と異なることを除いて実質的に同じ欞造を有するので重複する説明を省略する。すなわち、本実施形態のカバー 4は、電気絶縁性の樹脂材料により、囡1 4に示すように、天板 40と、天板の前端の一方の側から突出する単一のアーム 4 1とで主に構成される。カバー 4の下面に設けられる端子片支持台およびス卜ッパー壁の形状および配列は実施形態"！と同じである。

メモリ一カードに対するデータの書込許可/窨込禁止を切り換えるだめツマミ 7の構造および動作は、実施形態 1と同じであるので省略する。

上記しだ構成を用いて本実施形態のメモリーカード用アダプタは以下のように組み立てられる。まず、導電部材 2 a ~ 2 iを実施形態 1と同様にしてベース 1に固定する。すなわち、導電部材の端子片 2 1が貫通孔 1 7内に配置されるとともに、接触ぱね片 2

5が溝 1 6内に配置される。

次に、金属シェル 4をベース 1に取り付ける。ベース 1の溝 64に軸受部 7 0を位置合わせして金属シェル 3を上方からベース 1に押しつければ、軸受部 7 0が軸部 6 5の傾斜面 6 6にガイドされて弾性変形し、軸部 6 5が軸受け孔 7 3に揷通されて金属シェル 3がベース 1の軸部 6 5によって軸支される。このとき、金属シ: Eル 3の第 2壁了 2 に設けられた凸部 74が、ベース 1のフランジ 1 1の内側面に設けた凹部 9 0と嵌合する。

灰に、ベース 1のッマミ収容部 1 2にツマミ了を組み込み、導電部材 2 a~ 2 iの端子片 2 1がカバー 4とベース 1の間に収容されるようにカバー 4をベース 1の上方から被せて、カバ一 4とベース 1とを接合することで組立が完了する。カバ一 4とペース 1 は、超音波溶着、熱着、接着、かしめなどの適宜の方法により接合すれば良い。

このようにして組立られたアダプタにおいては、軸受部 7 0の軸受け孔 7 3によってベース 1の軸部 6 5が軸支され、軸受け孔了 3の前方側の側縁を角度 Θ ( 2〜3度）によって傾斜させるとともに、金属シェルの天板 3 1の第 1壁了 1の庭面を水線に対して角度^ ( 2〜3度）で傾斜させてあるので、金属シェル 3は、天板 3 1がベース 1に対して 2~ 3度傾いた開位置と天板 3 1がベース 1と略平行となる閉位置との間で回動自在となる。

尚、金属シェル 3が闊位置にあるとき、突出片 3 3がカバー 4に設けた溝 48内において天板 40に当接するので、金属シェル 3が所望の閉位置から過剰に回動するのを防ぐことができる。ま、金属シェル 3には接地用の導電部材 2 Gの弾接片 28が当接し、電子機器のメモリ一カード甩スロッ卜にアダプタを装着し^際に導電部材 2 cの端子片 2 1が電子機器側のグランドコンタク卜に接続されるので、可動シェル 3が接地されてアダプタのシールド性能が改善される。

尚、本実施形態の変更例として、囡1 7 Aおよび囡1了 Bに示すように、導電部材 2 cに弾接片 2 8を設ける代わりに、金属シェル 3に弾接片 3了を設けてもよい。この場合は、ミニ S Dメモリ一カード "M S D"がアダプタに挿入されていない時に金属シェル 3の挿入□ 5側が浮くのを防止することができる。

本実施形態のメモリ一カード用アダプタにミニ S Dメモリーカード M S D を揷着する揚合、金属シェル 3が囡1 8 Aに示す位置にあると、ベース 1に設けたリブ 6 8によつてカード挿入ロ5の開口寸法がミニ S Dメモリー力一ドの厚み寸法よりも小さくなるためにミニ S Dメモリ一カードを挿入することができない。そこで、金属シェル 3を図 1 8 Bに示す開位置まで回動させてカード挿入□ 5の開口寸法を拡げる。そして、金属シェル 3を閧位置に保持し;≥状態で、ミニ S Dメモリーカードをカード挿入ロ5からべース 1と金属シェル 3の間に提供されるカード収納室に挿入する。

この時、カード収納室内に並行配設される接触ぱね片 25がミニ SDメモリ一力一ド〃MSD"の裏面に設けだ Iノ〇接触面 53に電気的に接続される。まだ、ミニ SDメモリ一カード MS のショルダー部 51が傾斜壁 62に当接するので、ミニ SDメモリ一力一ドがアダプタに過剰に挿入されることがない。

まだ、ベース 1に溝 69を設けてあるので、金属シェル 3のシーソー運動可能な範囲が広がってミニ SDメモリ一力一ドを挿抜する際の作業性が改善される。ミニ SDメモリ一カードを所定位置まで挿入した後、金属シェル 3を開位置から閉位置に回動させれぱ、 I 18Cに示すように、ミニ SDメモリ一カードがカード収納室内に安定に保持されるとともに、リブ 68によってミニ SDメモリーカードのアダプタからの抜け落ちを防止できる。

まだ、閉位置においては、図 18Cに示すように、金属シェル 3の第 2壁 72に設けた凸部了 4がベース 1の凹部 90に嵌合して金属シェル 3がベースにロックされる。しがって、金属シ Iル 3が閉位置から開位置に意に反して回動するのを防げる。

さらに、本実施形態においては、金属シェル 3の回動支点（軸部 65) がカード挿入 □ 5と導電部材 2a〜2 iの接触ばね片 25の略中央部（頂上部）との間に位置しているので、ミニ SDメモリーカードの I ZO接触面 53が導電部材23~2 ίから受ける接圧力も金属シェル 3が閉位置から開位置に不用意に回動するのを防ぐのに有効に寄与する。

一方、本実施形態のアダプタに収容されミニ SDメモリーカード MSD を取り外す場合は、図 19に示すように、操作孔 6了からカード収納室内に例えば指先 Fを挿入してミニ SDメモリーカードを上方に押す。これにより、突起 74と凹部 90の嵌合が解除され、金属シェル 3がミニ S Dメモリーカードとともに閉位置から閧位置に回動する。閧位置においては、リプ 68によって邪魔されることなくミニ SDメモリーカードをアダプタから容易に取り出すことができる。尚、操作孔 67の代わりに、第 1実施形態（例えば、図 4Αの" 61 ) のように、ミニ SDメモリ一カード MSD をアダプタに出し入れする際にユーザーの指が入る程度の大きさの操作用窪みもしくは切欠きをべースの前端部に設けてもよい。産業上の利用可能性

上記しように、本発明のメモリーカード用アダプタによれば、デジタルカメラゅノ —トパソコン、携帯電話等のレギュラーサイズのメモリ一カード用スロヅトを有する電子機器においてもミニサイズのメモリーカードが使用可能になるとともに、金属シェルによりアダプタの剛性を改善したことでメモリ一カードの破損を効果的に防止することができる。ま、アダプタを電子機器に接続しない状態においては、厚みの薄いミニメモリーカードを安全に保護するのでその取扱い性が向上する。さらに、金属シェルを閧位置から閉位置に回動可能とする揚合は、電子機器のスロッ卜にアダプタを接続した状態でメモリ一カードが不用意にアダプタから抜け落ちるのを防止することができる。ま

7 &、金属シェルを接地用の導電部材を介して電子機器のグランドコンタク卜に接続することでアダプタのシールド性能を改善することができる。

このように、電子機器の急速な進歩において、ミニサイズのメモリーカードとサイズの異なるメモリ一力一ド用スロットを有する電子機器との間の互換性を信頼性よく提供することができる。

Claims

請求の範囲

1 . —側に設けた揷入口を介して内部にメモリ一カードを収納でき、電子機器のメモリ一力一ド用スロッ卜に接続可能なメモリ一カード用アダプタであって、前記アダプタは以下の構成を含 δ：

樹脂材料でなるベース；

前記アダプタ内に挿入されだメモリーカードの複数の端子と電気的に接触するようにべースの表面に固定される複数の導電部材；

樹脂材料でなるカバ一；および

前記ベースと前記カバーの間に挟持される金属シェル、前記金属シェルとベースの前記表面で囲まれる空間によってメモリーカード収納室が形成される。

2. 請求項 1のアダプタにおいて、

上記金属シェルには突出片が一体に形成され、前記突出片がペースとカバーの間に狭持される。

3. 請求項 1のアダプタにおいて、

上記金属シェルには端子片が一体に形成され、前記端子片がベースに固定される接地用の導電部材に電気的に接触する。

4. 請求項 1のアダプタにおいて、

上記金属シェルには一対のばね片が一体に形成され、アダプタへのメモリーカードの挿入時に前記ばね片はメモリ一カードの両側に設けられた凹部と係止する。

5. 請求項 1のアダプタにおいて、

上記金属シェルは、メモリ一カード収納室にメモリ一カードを挿入可能な開位置と、メモリーカード収納室からのメモリ一カードの取り出しを規制する閉位置との間でシーソー運動するようにベースに可動に保持される。

6. 請求項 5のアダプタにおいて、

上記ペースは、上記揷入口付近にアダプタからのメモリーカードの抜け落ちを規制する突起を有する。

7. 請求項 5のアダプタにおいて、

上記金属シェルのシーソー運動は、金属シェルに設けられ一対のピボッ卜軸とベースに設けられた軸受部との間の係合によって提供される。

8. 請求項 5のアダプタにおいて、

上記ベースは、金属シェルのシ一ゾ一蓮動範囲を増加させるめの溝をメモリ一カード収納室に面する表面に有する。

9. 請求項 5のアダプタにおいて、

上記金属シェルには突起が一体に形成され、前記突起をベースに設けた凹部に係合させることで上記金属シェルは閉位置にロックされる。

1 0. 請求項 5のアダプタにおいて、

上記カバーは、金属シェルの過剰なシーソー運動を規制するス卜ッパーを有する。

1 1 . 請求項 5のアダプタにおいて、

上記導電部材は接地用の導電部材を含み、前記接地用の導電部材と金属シェルの一方は弾性片を有し、上記閉位置において前記接地用の導電部材は金属シェルに前記弾性片を介して接触する。

1 2. 請求項 5のアダプタにおいて、

上記ベースは切欠きを有し、アダプタの外部から前記切欠きを介してメモリ一カード収納室からのメモリ一力一ドの取り出しを促す方向にメモリー力一ドが押される。

1 3. 請求項 1のアダプタにおいて、

上記導電部材は、一端側にメモリーカード用スロッ卜へのアダプタの挿入時に電子機器の端子に電気的に接触する第 1端子部と、他端側にアダプタ内へのメモリーカードの収納時にメモリ一力一ドの端子に電気的に接触する第 2端子部を有し、前記第 2端子部はベースと金属シェルの間のメモリ一カード収納室内に露出され、前記第 1端子部はべースとカバーの間に収容される。