JP2004280718A - メモリカード用アダプタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カバー1とベース2とは、コンタクト41〜49と操作摘み7とを間に挟んだ状態で接合され、手前側の側面にはミニSDカードMSDを挿入するためのカード挿入口40が開口し、カード挿入口40に連通する凹所2aがミニSDカードMSDを収納するカード収納室10となる。凹所2a底面の手前側端部にはカード挿入口40に突出するリブからなる規制部11が形成される。可動シェル3が閉位置にあるときにはミニSDカードMSDの手前側の端部がベース2に設けた規制部11に当たってミニSDカードMSDのカード挿入口40からの引き抜きが規制される。故に本アダプタをソケットに接続した状態でミニSDカードMSDが不用意にアダプタ本体から抜き取られてしまうことがない。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型メモリカードを一回り大きな大型メモリカード用のソケットに接続するためのメモリカード用アダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図11に示すようなSDメモリカードやマルチメディアカード(MMC)のようなメモリカードMCが提供されている。
【0003】
このメモリカードMCは外周形状が矩形状になっており、メモリカードMCの後部(挿入側)の裏面側には複数個のI/O接触面(図示せず)が並設されている。またメモリカードMCの後部の一方の角を落として切欠部61を形成するとともに、裏面部の両側部には、表面側の幅よりも裏面側の幅を狭くした段部62,62を形成してあり、切欠部61と段部62とでメモリカードMCを挿抜自在に接続するソケットへの逆差しを防止している。
【0004】
メモリカードMCにおいて切欠部61を形成した一方の側縁には矩形状に陥没したロック用切欠63が設けられており、メモリカードMCをソケットに接続した際にソケットのロック片がロック用切欠63と係止することによって、メモリカードMCの脱落を防止するようになっている。またメモリカードMCにおいて切欠部61を形成した側と反対側の側面には、ライトプロテクトのスイッチSWの摘み64が露出する凹部65を設けており、スイッチSWの摘み64の凹部65内の移動位置によって、ライトプロテクト状態にあるか否かを示すようになっている。
【0005】
ところで、近年メモリカードMCを使用するPDAなどの機器の小型化に伴ってSDメモリカードの小型化が望まれており、図12及び図13に示すような構造を有しSDメモリカードの外形を一回り小さくしたミニSDカードMSDが提案されている。
【0006】
ミニSDカードMSDは扁平な略矩形板状であって、SDメモリカードに比べて外形が一回り小さくなっており、後部(挿入側)の一方の角には切欠部51が形成されている。また、ミニSDカードMSDの後部下面には凹所52が形成され、この凹所52には複数(ミニSDカードMSDの場合は11個)のI/O接触面53が並行に配設されている。また、ミニSDカードMSDの挿入側の左右両側縁には上向き段部54,54を形成してあり、上記切欠部51よりも前側(挿入側と反対側)の位置には上面の左右両側縁にロック用凹所55,55を形成している。
【0007】
このようなミニSDカードMSDは従来のメモリカードMCに比べて外形が一回り小さいので、従来のメモリカードMC用のソケットにミニSDカードMSDを接続するためには、ミニSDカードMSDを保持してメモリカードMC用のソケットに接続され、ミニSDカードMSDとソケットとの間を電気的に接続するメモリカード用アダプタが必要となる。なお、この種のメモリカード用アダプタとしては、例えば特許文献1に示されるようにPCカードを装着して、フレキシブルディスクのドライブ装置に接続するためのものが従来より提供されている。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−3405号公報(第3頁−第5頁、及び、第2図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のメモリカード用アダプタにおいては、ミニSDカードMSDのロック用凹所55,55に係脱自在に係止するロック爪を設け、ロック爪をロック用凹所55,55に係止することでメモリカード用アダプタからミニSDカードが不用意に抜き取られることがないようにしている。しかしながら、メモリカード用アダプタのカード挿入口からミニSDカードが一部露出しているため、ソケットに接続されているメモリカード用アダプタを抜き取る際にミニSDカードの前記露出部位を指でつまんでいた場合に、メモリカード用アダプタがソケットから抜けずにミニSDカードのみがメモリカード用アダプタから抜き取られてしまうことがあった。このように機器に設けられているソケットにメモリカード用アダプタが接続された状態でミニSDカードのみがメモリカード用アダプタから抜き取られてしまうと機器が動作しなくなったり、あるいは抜き取られたものと異なる別のミニSDカードがメモリカード用アダプタに接続されてデータが不用意に書き換えられて必要なデータが消失してしまうといった不具合が発生する虞があった。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、ソケットに接続された状態からメモリカードのみがアダプタ本体から抜き取られることがないメモリカード用アダプタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、メモリカードを装着して、前記メモリカードよりも外形が大きい大型メモリカード用のソケットに前記メモリカードを電気的且つ機械的に接続するためのメモリカード用アダプタであって、側面に開口したカード挿入口を通してメモリカードが挿抜される箱状のアダプタ本体と、アダプタ本体の内部にそれぞれ配置され、カード挿入口を通してアダプタ本体の内部に挿入されるメモリカードの複数のI/O接触面に電気的に接続されるとともに、ソケットに装着した際にソケットの複数のコンタクトに電気的に接続される複数の導電部材とを備え、前記アダプタ本体を、前記導電部材を支持するとともに前記カード挿入口に連通して前面に開口する凹所が設けられた樹脂製のハウジングと、前記凹所の前面開口の少なくとも一部を閉じる閉位置と前面開口を開く開位置との間でハウジングに対して回動自在に設けられる可動シェルとで構成し、該可動シェルが閉位置にあるときにメモリカードと干渉してメモリカードのカード挿入口からの引き抜きを規制する規制部を前記ハウジングに設けたことを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ハウジングを、前面に前記凹所が設けられ、メモリカードのI/O接触面に対向する前面端部に前記導電部材を配設してなる樹脂製のベースと、メモリカードのI/O接触面の裏面を覆うようにベース前面に被着される樹脂製のカバーとを結合して構成し、前記ベースのカード挿入口に突出するリブで前記規制部を形成し、前記可動シェルをカード挿入口に対するメモリカードの挿入方向に平行な面内で回動自在とする回動支点を、前記ベースにおけるカード挿入口が開口する端部と導電部材を配設した端部との間に設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記凹所の可動シェルと対向する内底面に、可動シェルを開位置に回動したときにメモリカードとの干渉を逃げる逃がし部を設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1又は2又は3の発明において、互いに凹凸嵌合して前記可動シェルを閉位置に固定する固定用突起及び固定用凹部を可動シェル並びにハウジングに設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記閉位置にある可動シェルと干渉するストッパ部を前記ハウジングに設けたことを特徴とする。
【0016】
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れかの発明において、前記複数の導電部材のうちで接地用の前記コンタクトに接続される導電部材に、少なくとも閉位置にあるときの可動シェルに弾接する弾接片を設けたことを特徴とする。
【0017】
請求項7の発明は、請求項1〜6の何れかの発明において、前記ハウジングに設けた軸部を前記可動シェルに設けた軸受け孔部に挿通して軸支するとともに、該軸部の根本部分で軸部を支える支持部をハウジングに設けたことを特徴とする。
【0018】
請求項8の発明は、請求項1〜7の何れかの発明において、前記ハウジングの後面におけるメモリカードを挟んで可動シェルの自由端側と反対側の部位にメモリカードに臨む操作孔を設けたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に係るメモリカード用アダプタの一実施形態を図1〜図10を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では特に断りが無い場合、図2における矢印a−b方向を前後方向、矢印c−d方向を左右方向、矢印e−f方向を奥行き方向として説明を行う。
【0020】
本実施形態のメモリカード用アダプタAは、図12及び図13に示すミニSDカードMSDをSDメモリカード用のソケットに接続するために用いられるもので、前面に凹所2aが設けられ、ミニSDカードMSDのI/O接触面53に対向する奥側の前面端部に導電部材としての複数本(ミニSDカードの場合は例えば9本)のコンタクト41〜49を配設してなる樹脂製のベース2と、ミニSDカードMSDのI/O接触面53の裏面を覆うようにベース2の前面に被着される樹脂製のカバー1と、凹所2aの前面開口の少なくとも一部を閉じる閉位置と前面開口を開く開位置との間でハウジングに対して回動自在に設けられる金属製の可動シェル3と、ミニSDカードMSDに対するデータの書込許可/書込禁止を切り換えるための操作摘み7とで構成される。カバー1とベース2とは、コンタクト41〜49と操作摘み7とを間に挟んだ状態で接合され、手前側の側面にはミニSDカードMSDを挿入するためのカード挿入口40が開口し、カード挿入口40に連通する凹所2aがミニSDカードMSDを収納するカード収納室10となっている。なお、カバー1とベース2と可動シェル3とで構成されるアダプタ本体はSDメモリカードと縦、横、厚みの各寸法が同じ寸法に形成されている。
【0021】
カバー1は合成樹脂成型品からなり、略矩形板状の主部1aの奥側端部には一方の角を落として切欠部5aが形成してある。カバー1の手前側の端部において切欠部5aを形成した側(右側)の外側縁には鈎形の切欠6aが設けられ、切欠部5aを形成した側と反対側(左側)の手前側端部から鈎形の突出片28が突設され、この突出片28の外側縁には操作摘み7が露出する切欠部8aが設けられている。
【0022】
またカバー1の主部1aには、図5に示すようにベース2との対向面の後部に平面視の形状が矩形状に形成された複数(本実施形態では9個)の端子片支持台14が左右方向に並べて並設され、またベース2との対向面の手前側端縁には左右方向に沿って延びるコンタクト受け台13がベース2側に向かって突設されている。このコンタクト受け台13には、後述する弾接片26に対応する部位に切欠溝13aが形成されている。またコンタクト受け台13の左右両側には、後述する可動シェル3の固定片43,43に対向する部位に、それぞれ固定片43,43と干渉する凹溝からなるストッパ部27,27がそれぞれ形成されている。
【0023】
一方、ベース2は合成樹脂成型品からなり、図3に示すように平面視の形状が略矩形状に形成されており、カバー1の切欠部5aに対応する角を落として切欠部5aとともに逆差し防止用切欠5を構成する切欠部5bが形成されている。ベース2において切欠部5bを形成した一方(右側)の側縁には、カバー1の切欠6aに対応する部位に切欠6aとともにロック用切欠6を構成する鈎形に陥没した切欠6bが設けられ、切欠部5bを形成した側と反対側(左側)の側縁には操作摘み7が露出する切欠部8bが設けられている。またベース2の前面には、切欠部8bに連通する矩形状の摘み収納凹部35が形成され、摘み収納凹部35の後方には手前から奥(図3における上下方向)に向かって延びる凹溝36が形成されており、凹溝36底面の奥行き方向(図3における上下方向)における中間部には前方に向かって係止突起37が突設されている。また、凹所2aの底面にはミニSDカードMSDの挿抜方向(奥行き方向)に沿って凹所2aの中間部から奥側端部まで延びる幅細の複数本(例えば9本)の溝16が左右方向に並べて形成され、底面の手前側略中央にはミニSDカードMSDを前方へ押し動かす際に指が入り込む長円形の操作孔9が形成してある。さらに、凹所2a底面の手前側端部にはカード挿入口40に突出するリブからなる規制部11が形成されている。ここで、凹所2aの中間部から奥側における両端の溝16の外側には、図3に示すように手前から奥に向かっておよそ2〜3度の角度で後方へ傾斜する傾斜面20aを有した逃がし部20,20がそれぞれ設けてある。
【0024】
凹所2aの左右両側にはそれぞれ幅細の突壁2b,2cが前方へ突設され、左側の突壁2cの奥側には可動シェル3と当接するL字形の支持壁31が突壁2cと連続一体に前方へ突設されるとともに、この支持壁31の手前側端面には、ミニSDカードMSDの切欠部51の傾斜面に当接する傾斜面31aが形成されている。また、各突壁2b,2cの奥側端部にはそれぞれ前方及び内方に向かって開放された凹溝2d,2dが設けられ、図3(b)及び(d)に示すように、各凹溝2d,2dの底面には、後述するように可動シェル3を回動自在に軸支するための軸部2eと、その根本部分で軸部2eを支える支持部2fとが一体に形成されている。軸部2eは凹所2a底面に対向する面を円筒面とする半円筒形に形成され、支持部2fはベース2の後方から前方(図3(b)における下から上)に向かって突壁2b,2cに近づく向きに傾斜する角柱状に形成されており、根本部分を支持部2fで支えることにより、後述するように可動シェル3を回動させる際に軸部2eが変形したり、破損したりするのを防ぐことができる。
【0025】
またベース2の奥側部位には、カバー1に設けた端子片支持台14に対向する部位に、ベース2の表裏を貫通する矩形状の貫通孔17が左右方向に並べて形成され、各貫通孔17の前側の端面には貫通孔17に連通する幅狭の圧入溝19が形成されており、ベース2の後面における各貫通孔17の周縁部には、後面側に開放された複数の凹溝32が形成されている(図5参照)。ここに、貫通孔17及び端子片支持台14の配列はSDメモリカードの端子配列と同じ配列になっている。
【0026】
9本のコンタクト41〜49は、導電性の良好な金属(例えばリン青銅など)のフープ材に抜き加工及び曲げ加工を施すことによって、一体に連結された状態で形成され、前面側から見て9番ピンのコンタクト49が右端に配置され、9番ピンのコンタクト49の左に1番ピンから8番ピンまでのコンタクト41〜48が順番に配置されている。
【0027】
各コンタクト41〜49は、矩形板状の端子片21と、端子片21の前端部略中央から一体に連設される幅狭の固定片22と、一端部が固定片22を介して端子片21に連結された中央片23と、中央片23の他端部から後向きに折り曲げられた折曲片24と、折曲片24の先端から手前に向かって突出する接触ばね片25とを連続一体に形成して構成される。各接触ばね片25の側面視の形状は、図5に示すように中間部が両端部に比べてカバー1側に向かって突出するような形状(例えばへ字状)に形成されている。そして隣接するコンタクト41〜49の間は中央片23における固定片22との連結部位の側方から連続一体に延設されたコ字形の連結片で連結されている。ここで、少なくとも閉位置(後述する)にあるときの可動シェル3に弾接する弾接片26が接地用のコンタクト43に設けてある。この弾接片26の側面視の形状は、図5に示すようにカバー1側に向かって突出する略L字形であって、カバー1に対向する先端部分が円弧形に形成されている。
【0028】
可動シェル3は、金属の薄板に抜き加工及び曲げ加工を施すことにより、図4に示すように矩形板状の主部41と、主部41の奥行き方向略中央における左右両端縁より後方へ垂下された脚片42と、脚片42よりも奥側(図4(a)における上側)における主部41の周縁より後方へ垂下された壁部47と、側部47の後側縁の左右両側部からそれぞれ奥側に向かって突出する固定片43,43と、脚片42よりも手前側(図4(a)における下側)における主部41の左右両端縁より後方へ垂下された略鈎形の腕片44とが連続一体に形成されてなる。脚片42はベース2に設けた軸部2e及び支持部2fが挿通される軸受け孔42aを有した略U字形に形成され、軸受け孔42aの手前側の側縁が後方から前方へ向かって手前に2〜3度傾斜させてある(図4(c)参照)。また、主部41の左右両側の壁部47は、手前から奥に向かって前方へ同じく2〜3度傾斜させてある(図4(c)参照)。さらに、腕片44の手前側の先端部分には左右方向の外側に向かって突出する固定用突起44aが設けてある。
【0029】
またライトプロテクト用の操作摘み7は合成樹脂成型品からなり、略直方体状の操作部7aと、操作部7aの一側面の上部から側方に突出する断面T字形の係止片7bとで構成される。操作摘み7は、係止片7bの先端から上下に突出する爪7c,7cをベース2の凹溝36内に挿入した状態で摘み収納凹部35内に配置され、操作部7aは切欠部8a,8b内に露出する。そして操作摘み7は、爪7c,7cが凹溝36内を移動することによって前後方向に移動可能となっており、爪7c,7cの前後の側面が係止突起37と係止することにより、切欠部8a,8b内で手前側端又は奥側端の切換位置に保持されるようになっており、操作摘み7の位置によってライトプロテクトの状態にあるか否かが切り換えられる。
【0030】
而して、端子片21を貫通孔17内に挿入するとともに接触ばね片25を溝16内に配置するようにして、コンタクト41〜49を前方からベース2に圧入することにより、各コンタクト41〜49の固定片22が圧入溝19内に圧入されるなどしてベース2に固定される。そして、ベース2の凹溝2dに脚片42を位置合わせして可動シェル3を前方からベース2に押しつけるようにすれば、脚片42が支持部2fの傾斜面に案内されて内側に撓み、やがて軸部2eを乗り越えて軸受け孔42aに軸部2e及び支持部2fが挿通されて可動シェル3がベース2の軸部2eに軸支される。このとき、可動シェル3の腕片44に設けられた固定用突起44aがベース2の両突片2b,2cの内側面に設けられた固定用凹部2g,2gとそれぞれ凹凸嵌合する。その後、ベース2の摘み収納凹部35内に操作摘み7を組み込み、カバー1をベース2の前方から被せて、カバー1とベース2とを接合することで組立が完了する。なおカバー1とベース2とは、超音波溶着、熱着、接着、かしめなどの適宜の方法を用いて接合すれば良い。
【0031】
組立完了状態においては、各コンタクト41〜49の端子片21がカバー1の端子片支持台14に当接しており、端子片21の後端の折曲部は、端子片支持台14の後面に設けた傾斜面に当接して、ベース2の貫通孔17の周縁部と端子片支持台14の傾斜面との間で挟持されている。また可動シェル3は、脚片42の軸受け孔42aにおいてベース2の軸部2eに軸支されており、軸受け孔42aの手前側の側縁を後方から前方へ向かって手前に2〜3度傾斜させるとともに、主部41の左右両側の壁部47を手前から奥に向かって前方へ同じく2〜3度傾斜させてあることから、主部41がベース2に対して2〜3度傾いた開位置と、主部41がベース2と略平行となる閉位置との間でカード挿入口40に対するミニSDカードMSDの挿入方向に平行な面内において上記角度の分だけ回動自在となっている。なお、可動シェル3の奥側に突出する固定片43,43がカバー1のストッパ部27,27に対向する位置に配置されるから、可動シェル3が閉位置にあるときに固定片43,43がストッパ部27,27に干渉することで可動シェル3が閉位置からさらに先に回動するのを防いでいる。また可動シェル3の奥側の壁部47にはグランド(SDメモリカードの場合は3番ピンと6番ピン)の一方のコンタクト43に設けられた弾接片26が弾接し、ソケットに装着した際にコンタクト43の弾接片26を介してソケット側のグランドのコンタクトに接続されて可動シェル3が接地されるから、アダプタ本体のシールド性能を向上することができる。
【0032】
次に、図6〜図9を参照して本実施形態のメモリカード用アダプタにミニSDカードMSDを挿着する際の動作を説明する。可動シェル3が図5に示す閉位置にあるときにはベース2に設けた規制部11によってカード挿入口40の前後方向の開口寸法がミニSDカードMSDの厚み寸法よりも小さくなっているために挿入することができないので、まず、手前側の端部を指で引っ掛けるようにして、可動シェル3を閉位置から図6に示す開位置まで回動させてカード挿入口40を拡げる必要がある。そして、可動シェル3を開位置に保持した状態で、ミニSDカードMSDを手前と奥及び表裏の各方向を正規な方向に向けてカード挿入口40からカード収納室10の内部に挿入すると(図7参照)、カード収納室10内に並行配設される接触ばね片25がミニSDカードMSDの裏面に設けたI/O接触面53に摺接して(図8参照)、接触ばね片25がI/O接触面53に電気的に接続される。さらにミニSDカードMSDをカード収納室10の内部に挿入すると、ミニSDカードMSDの切欠部51が支持壁31の傾斜面31aに当接してミニSDカードMSDのそれ以上の挿入が規制される。また、このときにはミニSDカードMSDの裏面におけるI/O接触面53が設けられた凹所52の左右外側の部位をベース2の凹所2a底面に設けられた逃がし部20で逃がすことにより、可動シェル3の回動範囲を拡げてミニSDカードMSDを挿抜する際の作業性を向上させている。
【0033】
この状態で可動シェル3を開位置から閉位置に回動させれば、図9に示すようにミニSDカードMSDがカード収納室10内に収まるとともに、ミニSDカードMSDの手前側の端部がベース2に設けた規制部11に当たってミニSDカードMSDのカード挿入口40からの引き抜きが規制される。また閉位置においては、可動シェル3の腕片44に設けられた固定用突起44aがベース2の両突片2b,2cの内側面に設けられた固定用凹部2g,2gとそれぞれ凹凸嵌合して可動シェル3がハウジングに固定されるため、可動シェル3が閉位置から開位置に不用意に回動するのを防ぐことができる。ここで、可動シェル3の回動支点(軸部2e)を、ベース2におけるカード挿入口40が開口する手前側の端部とコンタクト41〜49を配設した奥側の端部との間に設けているため、ミニSDカードMSDのI/O接触面53がコンタクト41〜49から受ける接圧力が可動シェル3を開位置から閉位置に回動させる力の向きに一致するため、このことからも可動シェル3が閉位置から開位置に不用意に回動するのを防いでいる。
【0034】
一方、メモリカード用アダプタに挿着されたミニSDカードMSDを取り外す際には、図10に示すように操作孔9からカード収納室10内に指先F等を挿入してミニSDカードMSDを前方へ押すと、固定用突起44aと固定用凹部2g,2gの凹凸嵌合が解除され、可動シェル3がミニSDカードMSDとともに閉位置から開位置に回動するから、規制部11による規制がなくなって、ミニSDカードMSDをカード挿入口40を通してメモリカード用アダプタから容易に取り外すことができる。
【0035】
上述のように本実施形態では、可動シェル3を開位置から閉位置に回動させてミニSDカードMSDがカード収納室10内に収まると、ミニSDカードMSDの手前側の端部がベース2に設けた規制部11に当たってミニSDカードMSDのカード挿入口40からの引き抜きが規制されるため、本アダプタをソケットに接続した状態でミニSDカードMSDが不用意にアダプタ本体から抜き取られてしまうことがなく、ミニSDカードMSDがアダプタ本体から不用意に抜けてミニSDカードMSDに記憶されたデータが消失するといった不具合の発生を防ぐことができる。
【0036】
【発明の効果】
請求項1の発明は、メモリカードを装着して、前記メモリカードよりも外形が大きい大型メモリカード用のソケットに前記メモリカードを電気的且つ機械的に接続するためのメモリカード用アダプタであって、側面に開口したカード挿入口を通してメモリカードが挿抜される箱状のアダプタ本体と、アダプタ本体の内部にそれぞれ配置され、カード挿入口を通してアダプタ本体の内部に挿入されるメモリカードの複数のI/O接触面に電気的に接続されるとともに、ソケットに装着した際にソケットの複数のコンタクトに電気的に接続される複数の導電部材とを備え、前記アダプタ本体を、前記導電部材を支持するとともに前記カード挿入口に連通して前面に開口する凹所が設けられた樹脂製のハウジングと、前記凹所の前面開口の少なくとも一部を閉じる閉位置と前面開口を開く開位置との間でハウジングに対して回動自在に設けられる可動シェルとで構成し、該可動シェルが閉位置にあるときにメモリカードと干渉してメモリカードのカード挿入口からの引き抜きを規制する規制部を前記ハウジングに設けたことを特徴とし、可動シェルを開位置まで回動してカード挿入口を通してメモリカードをアダプタ本体に挿入した後に可動シェルを閉位置まで回動すれば、ハウジングに設けた規制部によってメモリカードのカード挿入口からの引き抜きが規制されるため、本アダプタをソケットに接続した状態でメモリカードが不用意にアダプタ本体から抜き取られてしまうことがなく、メモリカードがアダプタ本体から不用意に抜けてメモリカードに記憶されたデータが消失するといった不具合の発生を防ぐことができる。
【0037】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ハウジングを、前面に前記凹所が設けられ、メモリカードのI/O接触面に対向する前面端部に前記導電部材を配設してなる樹脂製のベースと、メモリカードのI/O接触面の裏面を覆うようにベース前面に被着される樹脂製のカバーとを結合して構成し、前記ベースのカード挿入口に突出するリブで前記規制部を形成し、前記可動シェルをカード挿入口に対するメモリカードの挿入方向に平行な面内で回動自在とする回動支点を、前記ベースにおけるカード挿入口が開口する端部と導電部材を配設した端部との間に設けたことを特徴とし、メモリカードのI/O接触面が導電部材から受ける接圧力が可動シェルを開位置から閉位置に回動させる力の向きに一致するため、可動シェルが閉位置から開位置に不用意に回動するのを防ぐことができる。
【0038】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記凹所の可動シェルと対向する内底面に、可動シェルを開位置に回動したときにメモリカードとの干渉を逃げる逃がし部を設けたことを特徴とし、可動シェルの回動範囲を拡げてメモリカードを挿抜する際の作業性が向上する。
【0039】
請求項4の発明は、請求項1又は2又は3の発明において、互いに凹凸嵌合して前記可動シェルを閉位置に固定する固定用突起及び固定用凹部を可動シェル並びにハウジングに設けたことを特徴とし、閉位置においては固定用突起と固定用凹部が凹凸嵌合して可動シェルがハウジングに固定されるため、可動シェルが閉位置から開位置に不用意に回動するのを防ぐことができる。
【0040】
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記閉位置にある可動シェルと干渉するストッパ部を前記ハウジングに設けたことを特徴とし、可動シェルが閉位置からさらに先に回動するのを防ぐことができる。
【0041】
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れかの発明において、前記複数の導電部材のうちで接地用の前記コンタクトに接続される導電部材に、少なくとも閉位置にあるときの可動シェルに弾接する弾接片を設けたことを特徴とし、可動シェルを金属板のような導電性部材で形成した場合に弾接片を通じて接地用の導電部材と導通させることができる。
【0042】
請求項7の発明は、請求項1〜6の何れかの発明において、前記ハウジングに設けた軸部を前記可動シェルに設けた軸受け孔部に挿通して軸支するとともに、該軸部の根本部分で軸部を支える支持部をハウジングに設けたことを特徴とし、支持部で支えることによって軸部の変形や破損を防ぐことができる。
【0043】
請求項8の発明は、請求項1〜7の何れかの発明において、前記ハウジングの後面におけるメモリカードを挟んで可動シェルの自由端側と反対側の部位にメモリカードに臨む操作孔を設けたことを特徴とし、操作孔を通して指先等によりメモリカードに押圧力を加えることで可動シェルを閉位置から開位置に向けて回動させることができてアダプタ本体からメモリカードを抜き取る際の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の分解斜視図である。
【図2】同上の外観斜視図である。
【図3】(a)は同上のベースにコンタクトを組み込んだ状態の平面図、(b)は同図(a)のA−A線断面矢視図、(c)は同図(a)のC−C線断面矢視図、(d)は同図(b)の要部断面図である。
【図4】同上における可動シェルを示し、(a)は正面図、(b)は下側面図、(c)は右側面図である。
【図5】同上の断面図である。
【図6】ミニSDカードを挿入し始めた状態を示す同上の断面図である。
【図7】ミニSDカードを奥に挿入した状態を示す同上の断面図である。
【図8】ミニSDカードをさらに奥に挿入した状態を示す同上の断面図である。
【図9】ミニSDカードを挿着した状態を示す同上の断面図である。
【図10】操作孔から挿入した指先でミニSDカードを押して可動シェルを閉位置から開位置に回動させた状態を示す断面図である。
【図11】SDメモリカードの外観斜視図である。
【図12】本実施形態に装着されるミニSDカードを示し、(a)は正面図、(b)は右側から見た側面図、(c)は下面図である。
【図13】同上のミニSDカードを示し、(a)は背面図、(b)は上面図である。
【符号の説明】
1 カバー
2 ベース
3 可動シェル
41〜49 コンタクト
11 規制部
40 カード挿入口40
Claims (8)
- メモリカードを装着して、前記メモリカードよりも外形が大きい大型メモリカード用のソケットに前記メモリカードを電気的且つ機械的に接続するためのメモリカード用アダプタであって、側面に開口したカード挿入口を通してメモリカードが挿抜される箱状のアダプタ本体と、アダプタ本体の内部にそれぞれ配置され、カード挿入口を通してアダプタ本体の内部に挿入されるメモリカードの複数のI/O接触面に電気的に接続されるとともに、ソケットに装着した際にソケットの複数のコンタクトに電気的に接続される複数の導電部材とを備え、前記アダプタ本体を、前記導電部材を支持するとともに前記カード挿入口に連通して前面に開口する凹所が設けられた樹脂製のハウジングと、前記凹所の前面開口の少なくとも一部を閉じる閉位置と前面開口を開く開位置との間でハウジングに対して回動自在に設けられる可動シェルとで構成し、該可動シェルが閉位置にあるときにメモリカードと干渉してメモリカードのカード挿入口からの引き抜きを規制する規制部を前記ハウジングに設けたことを特徴とするメモリカード用アダプタ。
- 前記ハウジングを、前面に前記凹所が設けられ、メモリカードのI/O接触面に対向する前面端部に前記導電部材を配設してなる樹脂製のベースと、メモリカードのI/O接触面の裏面を覆うようにベース前面に被着される樹脂製のカバーとを結合して構成し、前記ベースのカード挿入口に突出するリブで前記規制部を形成し、前記可動シェルをカード挿入口に対するメモリカードの挿入方向に平行な面内で回動自在とする回動支点を、前記ベースにおけるカード挿入口が開口する端部と導電部材を配設した端部との間に設けたことを特徴とする請求項1記載のメモリカード用アダプタ。
- 前記凹所の可動シェルと対向する内底面に、可動シェルを開位置に回動したときにメモリカードとの干渉を逃げる逃がし部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のメモリカード用アダプタ。
- 互いに凹凸嵌合して前記可動シェルを閉位置に固定する固定用突起及び固定用凹部を可動シェル並びにハウジングに設けたことを特徴とする請求項1又は2又は3記載のメモリカード用アダプタ。
- 前記閉位置にある可動シェルと干渉するストッパ部を前記ハウジングに設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のメモリカード用アダプタ。
- 前記複数の導電部材のうちで接地用の前記コンタクトに接続される導電部材に、少なくとも閉位置にあるときの可動シェルに弾接する弾接片を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のメモリカード用アダプタ。
- 前記ハウジングに設けた軸部を前記可動シェルに設けた軸受け孔部に挿通して軸支するとともに、該軸部の根本部分で軸部を支える支持部をハウジングに設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のメモリカード用アダプタ。
- 前記ハウジングの後面におけるメモリカードを挟んで可動シェルの自由端側と反対側の部位にメモリカードに臨む操作孔を設けたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のメモリカード用アダプタ。
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