JP3456457B2 - マルチ型空気調和装置の運転制御システム - Google Patents

マルチ型空気調和装置の運転制御システム

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JP3456457B2
JP3456457B2 JP34128399A JP34128399A JP3456457B2 JP 3456457 B2 JP3456457 B2 JP 3456457B2 JP 34128399 A JP34128399 A JP 34128399A JP 34128399 A JP34128399 A JP 34128399A JP 3456457 B2 JP3456457 B2 JP 3456457B2
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thermosensor
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air conditioner
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
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    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/89Arrangement or mounting of control or safety devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/50Control or safety arrangements characterised by user interfaces or communication
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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、サーモセンサ異
常時のマルチ型空気調和装置の運転制御システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近の空気調和システムでは、例えば業
務用の空気調和装置を中心として、1台の室外機ユニッ
トに複数台の室内機ユニットを接続して並列運転する所
謂マルチ型空気調和装置の採用が多くなっている。
【0003】該マルチ型空気調和装置では、上記複数台
の室内機ユニットの内の1台を親機ユニットとし、該親
機ユニットを介して各子機ユニットに順次室外機ユニッ
トとの間の冷媒配管(2本)を接続する一方、親機ユニ
ットおよび子機ユニット各々の空気吸込口および熱交換
器部に各々吸込サーモセンサ、熱交サーモセンサを設け
て、それら各々の検出温度に基いて、室内温度が所望の
設定温度となるように各室内機ユニットの適切な空気調
和能力の制御を行うようになっている。
【0004】該制御は、例えば上記各室内機側の空調制
御ユニットと上記室外機ユニット側の空調機制御ユニッ
トの各々およびそれら相互間の双方向通信制御によって
適切に行われる。そして、上記各室内機ユニット側の空
調制御ユニットには、さらに所定の自己診断機能が備え
られていて、上記吸込サーモセンサや熱交サーモセンサ
などの正常、異常状態が検出されるようになっており、
例えば、それらの各センサが異常になると、例えば図1
0に示す如く、親機ユニットのリモートコントローラに
設けられている液晶パネル部2の異常表示部2bに当該
センサが異常となった室内機ユニットのユニットNoと
異常の種類を示す異常コードを表示した上で、上記室外
機ユニットおよび各室内機ユニットを含めた当該空気調
和装置全体の運転を停止させる運転制御システムが採用
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のように
何れか1台の室内機ユニットのサーモセンサでも異常に
なると、当該空気調和装置全体の運転を停止させる運転
制御システムの場合、運転停止による快適性阻害の影響
が大きく、システムとしての利便性にも欠けることにな
る。上述のようなマルチ型空気調和装置の場合、本来1
台の室内機ユニットのサーモセンサ又はそれ以上の複数
台の室内機ユニットのサーモセンサが異常になったとし
ても、残された室内機ユニットのサーモセンサが正常で
あれば、該正常なサーモセンサの検出温度から他の異常
になったサーモセンサの検出温度を近似的に代替させる
ことが可能である。
【0006】本願発明は、このような見地からなされた
もので、1台の室外機ユニットに対して複数台の室内機
ユニットが接続されたマルチ型空気調和装置において、
所定の室内機ユニットの所定のサーモセンサが異常とな
った場合には当該室内機ユニットに対して他の正常な室
内機ユニットの所定のサーモセンサの検出温度に基いた
所定の温度を当該室内機の検出温度として採用すること
によって運転を継続させるようにしたマルチ型空気調和
装置の運転制御システムを提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構
成されている。
【0008】(1) 請求項1の発明 この発明は、1台の室外機ユニット10に対して複数台
の室内機ユニット12a〜12eを接続し、所定の室内
機ユニットのサーモセンサTh1,Th2 ・・・が異常と
なった場合には、当該室内機ユニットに対して他の正常
な室内機ユニットのサーモセンサTh1,Th2 ・・・
検出温度に基いた所定の温度を当該室内機ユニットの検
出温度として採用することにより運転を継続させるよう
にしてなるマルチ型空気調和装置の運転制御システムで
あって、上記サーモセンサTh 1 ,Th 2 ・・・が、上記
各室内機ユニット12a〜12eの空気吸込口に設けら
れた吸込サーモセンサTh 1 又は熱交換器に設けられた
熱交サーモセンサTh 2 の何れか一方であり、かつ上記
所定の室内機ユニットの吸込サーモセンサTh 1 が異常
な場合の所定の温度には、他の正常な室内機ユニットの
吸込サーモセンサTh 1 ,Th 1 ・・・の検出温度の平均
値が採用されるようにしたことを特徴としている。
【0009】上述のようなマルチ型空気調和装置の場
合、所定の室内機ユニットのサーモセンサが異常になっ
たとしても、残された室内機ユニットのサーモセンサが
正常であれば、該正常なサーモセンサの検出温度から他
の異常になったサーモセンサの検出温度を近似的に代替
させることが可能である。
【0010】したがって、上記のように、1台の室外機
ユニットに対して複数台の室内機ユニットが接続された
マルチ型空気調和装置において、所定の室内機ユニット
のサーモセンサが異常となった場合に、当該室内機ユニ
ットに対して他の正常な室内機ユニットのサーモセンサ
の検出温度に基いた所定の温度を当該サーモセンサが異
常となった室内機の検出温度として使用して運転を継続
させるようにすると、従来のように何れか1台の室内機
ユニットのサーモセンサでも異常になると、当該空気調
和装置全体の運転が停止される場合のような、運転停止
による快適性の阻害、システムとしての利便性の欠如の
問題を確実に解決することができる。
【0011】そして、その場合において、上記サーモセ
ンサTh 1 ,Th 2 ・・・としては、上記各室内機ユニッ
ト12a〜12eの空気吸込口に設けられた吸込サーモ
センサTh 1 又は熱交換器に設けられた熱交サーモセン
サTh 2 の何れか一方を対象として、適切に機能させる
ことができ、上記の作用を有効に得ることができる。
【0012】しかも、この発明では、上記構成におい
て、上記所定の室内機ユニットの吸込サーモセンサTh
1 が異常な場合の所定の温度には、他の正常な室内機ユ
ニットの吸込サーモセンサTh 1 ,Th 1 ・・・の検出温
度の平均値が採用されるようになっている。
【0013】空調時における室内の温度は、各室内機ユ
ニットの設置位置によって或る程度変化する。
【0014】したがって、上記吸込サーモセンサTh 1
の場合には、他の正常な室内機の吸込サーモセンサTh
1 ,Th 1 ・・・の平均値を取ることが適切である。
【0015】(2) 請求項2の発明 この発明は、1台の室外機ユニット10に対して複数台
の室内機ユニット12a〜12eを接続し、所定の室内
機ユニットのサーモセンサTh 1 ,Th 2 ・・・が異常と
なった場合には、当該室内機ユニットに対して他の正常
な室内機ユニットのサーモセンサTh 1 ,Th 2 ・・・の
検出温度に基いた所定の温度を当該室内機ユニットの検
出温度として採用することにより運転を継続させるよう
てなるマルチ型空気調和装置の運転制御システムで
あって、上記サーモセンサTh 1 ,Th 2 ・・・が、上記
各室内機ユニット12a〜12eの空気吸込口に設けら
れた吸込サーモセンサTh 1 と熱交換器に設けられた熱
交サーモセンサTh 2 の両方であり、かつ上記所定の室
内機ユニットの吸込サーモセンサTh 1 が異常な場合の
所定の温度には、他の正常な室内機ユニットの吸込サー
モセンサTh 1 ,Th 1 ・・・の検出温度の平均値が採用
されるようにしたことを特徴としている。
【0016】上述のようなマルチ型空気調和装置の場
合、所定の室内機ユニットのサーモセンサが異常になっ
たとしても、残された室内機ユニットのサーモセンサが
正常であれば、該正常なサーモセンサの検出温度から他
の異常になったサーモセンサの検出温度を近似的に代替
させることが可能である。
【0017】したがって、上記のように、1台の室外機
ユニットに対して複数台の室内機ユニットが接続された
マルチ型空気調和装置において、所定の室内機ユニット
のサーモセンサが異常となった場合に、当該室内機ユニ
ットに対して他の正常な室内機ユニットのサーモセンサ
の検出温度に基いた所定の温度を当該サーモセンサが異
常となった室内機の検出温度として使用して運転を継続
させるようにすると、従来のように何れか1台の室内機
ユニットのサーモセンサでも異常になると、当該空気調
和装置全体の運転が停止される場合のような、運転停止
による快適性の阻害、システムとしての利便性の欠如の
問題を確実に解決することができる。
【0018】そして、その場合において、上記サーモセ
ンサTh 1 ,Th 2 ・・・としては、上記各室内機ユニッ
ト12a〜12eの空気吸込口に設けられた吸込サーモ
センサTh 1 と熱交換器に設けられた熱交サーモセンサ
Th 2 の両方を対象として、適切に機能させることがで
き、上記の作用を有効に得ることができる。
【0019】しかも、この発明では、上記構成におい
て、上記所定の室内機ユニットの吸込サーモセンサTh
1 が異常な場合の所定の温度には、他の正常な室内機ユ
ニットの吸込サーモセンサTh 1 ,Th 1 ・・・の検出温
度の平均値が採用されるようになっている。
【0020】空調時における室内の温度は、各室内機ユ
ニットの設置位置によって或る程度変化する。
【0021】したがって、上記吸込サーモセンサTh 1
の場合には、他の正常な室内機の吸込サーモセンサTh
1 ,Th 1 ・・・の平均値を取ることが適切である。
【0022】(3) 請求項3の発明 この発明は、1台の室外機ユニット10に対して複数台
の室内機ユニット12a〜12eを接続し、所定の室内
機ユニットのサーモセンサTh 1 ,Th 2 ・・・が異常と
なった場合には、当該室内機ユニットに対して他の正常
な室内機ユニッ トのサーモセンサTh 1 ,Th 2 ・・・の
検出温度に基いた所定の温度を当該室内機ユニットの検
出温度として採用することにより運転を継続させるよう
にしてなるマルチ型空気調和装置の運転制御システムで
あって、上記サーモセンサTh 1 ,Th 2 が、上記各室内
機ユニット12a〜12eの空気吸込口に設けられた吸
込サーモセンサTh 1 又は熱交換器に設けられた熱交サ
ーモセンサTh 2 の何れか一方であり、かつ上記所定の
室内機ユニットの熱交サーモセンサTh 2 が異常な場合
の所定の温度には、冷房運転時と暖房運転時とで異なる
温度が採用されるようになっていることを特徴としてい
る。
【0023】上述のようなマルチ型空気調和装置の場
合、所定の室内機ユニットのサーモセンサが異常になっ
たとしても、残された室内機ユニットのサーモセンサが
正常であれば、該正常なサーモセンサの検出温度から他
の異常になったサーモセンサの検出温度を近似的に代替
させることが可能である。
【0024】したがって、上記のように、1台の室外機
ユニットに対して複数台の室内機ユニットが接続された
マルチ型空気調和装置において、所定の室内機ユニット
のサーモセンサが異常となった場合に、当該室内機ユニ
ットに対して他の正常な室内機ユニットのサーモセンサ
の検出温度に基いた所定の温度を当該サーモセンサが異
常となった室内機の検出温度として使用して運転を継続
させるようにすると、従来のように何れか1台の室内機
ユニットのサーモセンサでも異常になると、当該空気調
和装置全体の運転が停止される場合のような、運転停止
による快適性の阻害、システムとしての利便性の欠如の
問題を確実に解決することができる。
【0025】そして、その場合において、上記サーモセ
ンサTh 1 ,Th 2 ・・・は、上記各室内機ユニット12
a〜12eの空気吸込口に設けられた吸込サーモセンサ
Th 1 又は熱交換器に設けられた熱交サーモセンサTh 2
の何れか一方を対象として適切に機能させることがで
き、上記の作用を有効に得ることができる。
【0026】しかも、この発明では、上記構成におい
て、上記所定の室内機ユニットの熱交 サーモセンサTh
2 が異常な場合の所定の温度には、冷房運転時と暖房運
転時とで異なる温度が採用されるようになっている。
【0027】空気調和機の制御の安全性を考えると、冷
房時の熱交換器の冷え過ぎ防止、暖房時の圧縮機の過負
荷保護が必要であり、それぞれの条件を考えて異なる温
度設定方法が採用される。
【0028】(4) 請求項4の発明 この発明は、1台の室外機ユニット10に対して複数台
の室内機ユニット12a〜12eを接続し、所定の室内
機ユニットのサーモセンサTh 1 ,Th 2 ・・・が異常と
なった場合には、当該室内機ユニットに対して他の正常
な室内機ユニットのサーモセンサTh 1 ,Th 2 ・・・の
検出温度に基いた所定の温度を当該室内機ユニットの検
出温度として採用することにより運転を継続させるよう
にしてなるマルチ型空気調和装置の運転制御システムで
あって、上記サーモセンサTh 1 ,Th 2 が、上記各室内
機ユニット12a〜12eの空気吸込口に設けられた吸
込サーモセンサTh 1 と熱交換器に設けられた熱交サー
モセンサTh 2 の両方であり、かつ上記所定の室内機ユ
ニットの熱交サーモセンサTh 2 が異常な場合の所定の
温度には、冷房運転時と暖房運転時とで異なる温度が採
用されるようになっていることを特徴としている。
【0029】上述のようなマルチ型空気調和装置の場
合、所定の室内機ユニットのサーモセンサが異常になっ
たとしても、残された室内機ユニットのサーモセンサが
正常であれば、該正常なサーモセンサの検出温度から他
の異常になったサーモセンサの検出温度を近似的に代替
させることが可能である。
【0030】したがって、上記のように、1台の室外機
ユニットに対して複数台の室内機ユニットが接続された
マルチ型空気調和装置において、所定の室内機ユニット
のサーモセンサが異常となった場合に、当該室内機ユニ
ットに対して他の正常な室内機ユニットのサーモセンサ
の検出温度に基いた所定の温度を当該サーモセンサが
常となった室内機の検出温度として使用して運転を継続
させるようにすると、従来のように何れか1台の室内機
ユニットのサーモセンサでも異常になると、当該空気調
和装置全体の運転が停止される場合のような、運転停止
による快適性の阻害、システムとしての利便性の欠如の
問題を確実に解決することができる。
【0031】そして、その場合において、上記サーモセ
ンサTh 1 ,Th 2 ・・・は、上記各室内機ユニット12
a〜12eの空気吸込口に設けられた吸込サーモセンサ
Th 1 と熱交換器に設けられた熱交サーモセンサTh 2
両方を対象として適切に機能させることができ、上記の
作用を有効に得ることができる。
【0032】しかも、この発明では、上記構成におい
て、上記所定の室内機ユニットの熱交サーモセンサTh
2 が異常な場合の所定の温度には、冷房運転時と暖房運
転時とで異なる温度が採用されるようになっている。
【0033】空気調和機の制御の安全性を考えると、冷
房時の熱交換器の冷え過ぎ防止、暖房時の圧縮機の過負
荷保護が必要であり、それぞれの条件を考えて異なる温
度設定方法が採用される。
【0034】(5) 請求項5の発明 この発明は、上記請求項3又は4記載の発明の構成にお
いて、上記冷房運転時には、他の正常な室内機ユニット
の熱交サーモセンサTh 2 ,Th 2 ・・・の検出温度の最
小値が採用されるようになっていることを特徴としてい
る。
【0035】上述のように空気調和機の制御の安全性を
考えた場合、冷房時の熱交換器の冷え過ぎを避けること
が必要であるが、そのためにも冷房運転時には、他の正
常な室内機ユニットの熱交サーモセンサTh 2 ,Th 2
・・の検出温度の最小値が採用されることが望ましい。
【0036】(6) 請求項6の発明 この発明は、上記請求項3又は4記載の発明の構成にお
いて、上記暖房運転時には、他の正常な室内機ユニット
の熱交サーモセンサTh 2 ,Th 2 ・・・の検出温度の最
大値が採用されるようになっていることを特徴としてい
る。
【0037】上述のように空気調和機の制御の安全性を
考えた場合、暖房時の圧縮機の過負荷を避けることが必
要であるが、そのためにも暖房運転時には、他の正常な
室内機ユニットの熱交サーモセンサTh 2 ,Th 2 ・・・
の検出温度の最大値が採用されることが望ましい。
【0038】
【発明の効果】以上の結果、本願発明によると、サーモ
センサが異常になった場合にも、可能な限り空気調和装
置の運転を継続することができ、各空調エリアにおける
最低限の快適性を確保することができるようになり、マ
ルチ型空気調和システムの利便性を保証することができ
る。
【0039】
【発明の実施の形態】図1〜図9は、本願発明の実施の
形態に係るマルチ型空気調和装置における空気調和機の
運転制御システムの構成および制御内容を示している。
【0040】(マルチ型空気調和装置の構成) 先ず図1および図2は、本実施の形態におけるマルチ型
空気調和装置の構成を示している。
【0041】該マルチ型空気調和装置では、図1に示す
ように、1台の室外機ユニット10に第1〜第5の複数
台の室内機ユニット12a〜12eを接続して並列運転
するようになっており、上記第1〜第5の複数台の室内
機ユニット12a〜12eの内の1台12aを親機ユニ
ット(ユニットNo:0)とし、該親機ユニット12a
を介して各子機ユニット12b,12c,12d,12
e(ユニットNo:1,2,3,4)に順次室外機ユニ
ット10との間の冷媒配管(2本)11a,11b,1
1c,11d,11eを接続する一方、親機ユニット1
2aおよび子機ユニット12b〜12e各々の空気吸込
口および熱交換器部に対応する吸込サーモセンサT
1、熱交サーモセンサTh2を設けて、それら各々の検
出温度に基いて所望の設定室温になるように室外機ユニ
ット10および各室内機ユニット12a〜12eの適切
な空気調和能力の制御を行うようになっている。
【0042】該制御は、例えば上記室内機ユニット12
a〜12e内に各々設けられた室内機ユニット側空調制
御ユニットと上記室外機ユニット10内に設けられた室
外機側空調機制御ユニット20との各々およびそれら相
互の双方向通信によって行われる。そして、該室内機ユ
ニット側空調制御ユニットには、さらに図3に示すよう
な異常検出処理ユニット19a〜19eによる自己診断
機能が備えられていて、上記吸込サーモセンサTh1
熱交サーモセンサTh2の正常、異常状態が検出される
ようになっており、例えば、それらの各センサTh1
Th2の何れか、又は全てが異常になると、その何れか
の状態に応じ、例えば何れかのみが異常である時は上記
親機ユニット12aに付設されている図2に示すリモー
トコントローラ1の液晶パネル部2の異常表示部2bに
当該異常が検出された所定の室内機ユニットのユニット
Noと異常の種別を示す異常コード「C4」を表示した
上で他の正常な室内機のサーモセンサTh1,Th2の何
れか又は各々の検出温度に基いて設定される所定の温度
を採用して当該室内機ユニットの警報運転を行うか、又
は全ての室内機ユニットの各サーモセンサTh1,Th2
が異常であることを示す異常コード「C9」を表示した
上で上記室外機ユニット10および各室内機ユニット1
2a〜12eを含めた当該空気調和装置全体の運転を停
止させる運転制御システムが採用されている(詳細は後
述)。
【0043】ところで、上記のような異常情報の表示を
行う情報表示機能を備えたリモートコントローラ1は、
例えば図2に詳細に示されるように構成されており、そ
の前面部上方位置には、上記異常情報を含む各種情報表
示用の液晶パネル部2が、また下方位置には各々裏面側
に下方側プリント基板上の導電箔接点を閉成するための
導電性シートを備えた可撓性のあるタイマー設定・入/
切キー4a、タイマー・予約/解除キー4b、点検/試
運転キー4c、タイマー設定時間・アップ/ダウンキー
4d、設定温度調節・アップ/ダウンキー4e、風向調
節キー4f、運転切換キー4g、風量調節キー4h、フ
ィルタサイン・リセットキー4i等の各種運転操作キー
を備えた操作パネル3が設けられている。また、同前面
部の液晶パネル部2の右上方部には、運転ON・OFF
キー6とそれに対応した運転ON・OFF状態表示部7
が並設されている。
【0044】上記液晶パネル部2には、例えば運転モー
ド表示部2aとともに故障診断用の点検モードに対応し
て表示される必要な複数の表示部2b,2c,2d,2
eが設けられており、もしも運転中に上記室内機ユニッ
ト12a〜12eの何れかの吸込サーモセンサTh1
熱交サーモセンサTh2が異常になったとすると、その
内の第1番目の表示部2bに上述の如く当該異常が検出
された室内機ユニット12a〜12eのユニットNo
(0〜4)と異常の種別を示す異常コード「C4」,
「C9」を自動的に表示するようになっている(図8、
図9参照)。
【0045】(空気調和機運転制御システムの構成) 一方、図3は、本実施の形態の要部である空気調和機の
運転制御システムの構成を示している。
【0046】すなわち、該空気調和機運転制御システム
は、各々所定容量のマイクロコンピュータよりなる上記
室外機ユニット側空調機制御ユニット(異常判定処理ユ
ニット)20と上記各室内機側空調制御ユニットの異常
検出処理ユニット19a〜19eを図示のように双方向
通信可能に接続して構成されており、各室内機側異常検
出処理ユニット19a〜19eには、それぞれ上記各室
内機ユニット12a〜12eの各吸込サーモセンサTh
1と熱交サーモセンサTh2の検出温度値が入力さるよう
になっており、それら入力された各サーモセンサT
1,Th2の検出温度値から当該各サーモセンサT
1,Th2の異常を検出して、異常である場合には、上
述のように親機ユニット12aに付設されたリモートコ
ントローラ1の液晶ディスプレイを駆動して上述の液晶
パネル部2の異常表示部2bに、当該サーモセンサTh
1,Th2が異常である室内機ユニットのユニットNo
(0〜4の何れか)と当該サーモセンサTh1,Th2
異常であることを示す異常コード(C4,C9)を表示
する。
【0047】一方、室外機ユニット側空調機制御ユニッ
ト20は、それらに対応した異常判定処理手段として機
能し、それら第1〜第5の各室内機ユニット側異常検出
処理ユニット19a〜19eからの異常検出データを所
定の順に入力して、当該サーモセンサTh1,Th2が異
常である室内機ユニットは全部であるか、又は1部の室
内機ユニットであるかの異常判定処理を行ない、全ての
室内機のサーモセンサTh1,Th2が異常である場合に
は従来と同様に当該空気調和装置の運転を停止するが、
そうでない場合には、該異常でない室内機ユニットのサ
ーモセンサTh1,Th2の温度検出値に基いて設定され
た所定の温度を当該異常と判定された室内機ユニットの
サーモセンサの検出温度と代替して空調機運転制御手段
30を作動させて当該異常と判定された室内機ユニット
の運転を行わせる。
【0048】もちろん、全ての室内機ユニットのサーモ
センサTh1,Th2共に異常がない場合には、通常の運
転を継続する。
【0049】(空気調和機運転制御システムの制御内
容) 次に、上記空気調和機運転制御システムの運転制御内容
について、図4〜図7のフローチャートを参照して、さ
らに詳細に説明する。
【0050】該制御は、上記各室内機ユニット12a〜
12e側異常検出処理ユニット19a〜19eでの各サ
ーモセンサTh1,Th2の異常検出処理システム(図
4、図5)と上記室外機ユニット10側空調機制御ユニ
ット20での各サーモセンサTh1,Th2の異常判定処
理システム(図6、図7)とに大別され、さらにそれら
の各々が吸込サーモセンサTh1系の異常検出処理、異
常判定対応処理システムと熱交サーモセンサTh2系の
異常検出処理、異常判定対応処理システムとに区分して
各系毎に処理されるようになっている。
【0051】(1) 室内機ユニット側のサーモセンサ
異常検出処理システム 1−1) 吸込サーモセンサTh1の異常検出処理(図
4) 該吸込サーモセンサTh1の異常検出処理は、上記各室
内機ユニット12a〜12e側の各々において、対応す
る吸込サーモセンサTh1の異常を上記各異常検出処理
ユニット19a〜19eにより検出することによって行
われる。
【0052】すなわち、先ず当該室内機ユニット12a
〜12e各々の運転開始に伴って動作がスタートされ、
対応する各室内機ユニット12a〜12eの吸込サーモ
センサTh1の温度検出値を入力する。
【0053】そして、次にステップS1で、予じめメモ
リされている正常な温度検出値の範囲を示す判定データ
と比較し、該入力された温度検出値が当該正常な温度検
出値の範囲内にあるか否かを判定する。
【0054】その結果、YESと判定された正常な温度
検出値の範囲内にある時は、ステップS2に進んで、当
該吸込サーモセンサTh1の異常判定フラグFの値をF
=0(正常)に設定した上で、再び上述の異常検出動作
を繰り返す。他方、NOと判定された異常の場合には、
ステップS3に進んで、上記吸込サーモセンサTh1の異
常判定フラグFの値をF=1(異常)に設定してステッ
プS4に進み、当該異常と判定された吸込サーモセンサ
Th1を有する室内機ユニットのユニットNo(0〜4
の何れか)と当該吸込サーモセンサTh1が異常である
ことを示す異常コード「C9」をリモートコントローラ
1の液晶パネル部2の異常表示部2bに例えば図8に示
すように表示しながら警報運転を行ない、上記検出動作
を繰り返す。
【0055】1−2) 熱交サーモセンサTh2の異常
検出処理(図5) 該熱交サーモセンサTh2の異常検出処理は、上記各室
内機ユニット12a〜12e側の各々において、対応す
る熱交サーモセンサTh2の異常を上記各異常検出処理
ユニット19a〜19eにより検出することによって行
われる。
【0056】すなわち、先ず当該室内機ユニット12a
〜12e各々の運転開始に伴って処理動作がスタートさ
れ、対応する各室内機ユニット12a〜12eの熱交サ
ーモセンサTh2の温度検出値を入力する。
【0057】そして、次にステップS1で、予じめメモ
リされている正常な温度検出値の範囲を示す判定データ
と比較し、該入力された温度検出値が当該正常な温度検
出値の範囲内にあるか否かを判定する。
【0058】その結果、YESと判定された正常な温度
検出値の範囲内にある時は、ステップS2に進んで、当
該熱交サーモセンサTh2の異常判定フラグFの値をF
=0(正常)に設定した上で、再び上述の異常検出動作
を繰り返す。他方、NOと判定された異常の場合には、
ステップS3に進んで、上記熱交サーモセンサTh2の異
常判定フラグFの値をF=1(異常)に設定してステッ
プS4に進み、当該異常と判定された熱交サーモセンサ
Th2を有する室内機ユニットのユニットNo(0〜4
の何れか)と当該熱交サーモセンサTh2が異常である
ことを示す異常コード「C4」をリモートコントローラ
1の液晶パネル部2の異常表示部2bに例えば図9に示
すように表示しながら警報運転を行ない、上記検出動作
を繰り返す。
【0059】(2) 室外機ユニット側の異常判定対応
処理システム 2−1) 吸込サーモセンサTh1の異常判定対応処理
(図6) すなわち、先ず当該室外機ユニット10の運転開始に伴
って該異常判定対応動作がスタートされ、上記各室内機
ユニット12a〜12eの異常検出処理ユニット19a
〜19eからの上述した吸込サーモセンサTh1の異常
検出結果(フラグ値)が入力される。
【0060】そこで、次にステップS1で、当該入力さ
れた異常検出結果の中でユニットNo=0の親機ユニッ
ト12aの吸込サーモセンサTh1の異常判定フラグF
の値がF=0の正常状態であるか否かを判定する。
【0061】その結果、YESの親機ユニット12aの
吸込サーモセンサTh1が正常である時には、当該親機
ユニット12aの吸込サーモセンサTh1の検出温度に
基いて親機ユニット12aを含む全室内機ユニット12
b〜12eの運転制御を継続する。
【0062】他方、NOの上記親機ユニット12aの吸
込サーモセンサTh1が異常である時には、ステップS3
に進んで先ず上記室外機ユニット10に接続されている
上記室内機ユニット12a〜12eの全台数nが1台
(n=1)であるか否かを判定する。
【0063】その結果、YES(n=1)の時は、上述
の親機ユニット12aのみの場合であるから、次にステ
ップS4に進んで、吸込サーモセンサTh1が異常であ
り、代替すべき他の吸込サーモセンサもないとして当該
空気調和機の運転を停止するとともに対応するリモート
コントローラ1の液晶パネル部2の異常表示部2bに上
記吸込サーモセンサTh1が異常であることを示す異常
コード「C9」を表示する(図8参照)。他方、複数台
(n>1)のNOの時はステップS5に進んで、さらに
室内機ユニットの台数は複数台あるが、それらの全ての
吸込サーモセンサTh1が異常であるか否かを判定す
る。
【0064】その結果、YESの時はステップS6に進
み、上記ステップS4の場合と同様に各吸込サーモセン
サTh1が異常であるとして当該空気調和機の運転を停
止するとともに対応するリモートコントローラの液晶パ
ネル部2の異常表示部2bに各吸込サーモセンサTh1
が異常であることを示す異常コード「C9」を表示する
(図8参照)。他方、正常な吸込サーモセンサTh1
有する室内機ユニットが残されているNOの時はステッ
プS7に進んで、当該残された複数の室内機ユニットの
各吸込サーモセンサTh1,Th1・・・の検出温度の平
均値を採用して空気調和機の運転を継続する。
【0065】2−2) 熱交サーモセンサTh2の異常
判定対応処理(図7) すなわち、先ず当該室外機ユニット10の運転開始に伴
って該異常判定対応動作がスタートされ、上記各室内機
ユニット12a〜12eの異常検出処理ユニット19a
〜19eからの上述した熱交サーモセンサTh2の異常
検出結果(フラグ値)が入力される。
【0066】そこで、次にステップS1で、当該入力さ
れた上記各室内機ユニットa台分(a=0〜4=5台)
各々の熱交サーモセンサTh2の異常判定フラグFの値
がF=1の異常状態であるか否かを順次判定する。
【0067】その結果、NOのa台分全ての室内機ユニ
ットの熱交サーモセンサTh2の判定結果がF=0(正
常)の時には、当該異常判定フラグF=0の時の各熱交
サーモセンサTh2,Th2・・・の検出温度に基いて通
常の室内機ユニット運転制御を継続する。
【0068】他方、YESの少なくとも異常なものがあ
る時には、ステップS2に進んで、当該室外機ユニット
10に接続されている室内機ユニットa台の内で何れか
熱交サーモセンサTh2の正常なものが残されているか
否かを判定する。
【0069】その結果、YESの時は、さらにステップ
3に進んで当該運転状態が暖房であるか冷房であるか
を判定し、その判定結果に応じてステップS4又はS5
進む。
【0070】先ず暖房運転時である場合には、ステップ
4で、正常な熱交サーモセンサTh2,Th2・・・の
各検出温度の内の最大値を採用して異常のある室内機ユ
ニットの運転を継続する。
【0071】他方、NOの冷房運転時等の場合にはステ
ップS5で、正常な熱交サーモセンサTh2,Th2・・
・の各検出温度の内の最小値を採用して異常のある室内
機ユニットの運転を継続する。
【0072】一方、これらとは異なり上記ステップS2
でNOと判定された熱交サーモセンサTh2の正常な室
内機ユニットが残されていない場合には、直ちに運転を
停止するとともに、上記リモートコントローラ1の液晶
パネル部2の異常表示部2bに、図9に示すように熱交
サーモセンサTh2が異常であることを示す異常コード
「C4」を表示する。
【0073】以上のように、本実施の形態の構成では、
1台の室外機ユニット10に対して複数台の室内機ユニ
ット12a〜12eを接続したマルチ型空気調和装置に
おいて、所定の室内機ユニットのサーモセンサTh1
Th2が異常となった場合には、当該室内機ユニットに
対して他の正常な室内機ユニットのサーモセンサT
1,Th2の検出温度に基いた所定の温度を当該室内機
ユニットの検出温度として採用することにより運転を継
続させるようにしたことを特徴としている。
【0074】上述のようなマルチ型空気調和装置の場
合、所定の室内機ユニットのサーモセンサが異常になっ
たとしても、残された室内機ユニットのサーモセンサが
正常であれば、該正常なサーモセンサの検出温度から他
の異常になったサーモセンサの検出温度を近似的に代替
させることが可能である。
【0075】したがって、上記のように、1台の室外機
ユニットに対して複数台の室内機ユニットが接続された
マルチ型空気調和装置において、所定の室内機ユニット
のサーモセンサが異常となった場合に、当該室内機ユニ
ットに対して他の正常な室内機ユニットのサーモセンサ
の検出温度に基いた所定の温度を当該サーモセンサが異
常となった室内機の検出温度として運転を継続させるよ
うにすると、従来のように何れか1台の室内機ユニット
のサーモセンサでも異常になると、当該空気調和装置全
体の運転が停止される場合のような、運転停止による快
適性の阻害、システムとしての利便性の欠如の問題を確
実に解決することができる。
【0076】そして、その場合における上記サーモセン
サTh1,Th2は、上記各室内機ユニット12a〜12
eの空気吸込口に設けられた吸込サーモセンサTh1
熱交換器に設けられた熱交サーモセンサTh2となって
おり、それら吸込および熱交各サーモセンサTh1,T
2の何れか一方、又は両方を対象として適切に上述の
ような作用を有効に得ることができる。
【0077】また、同構成では、上記所定の室内機ユニ
ットの吸込サーモセンサTh1が異常な場合の所定の温
度には、他の正常な室内機ユニットの吸込サーモセンサ
Th1,Th1・・・の検出温度の平均値が採用されるよ
うになっている。
【0078】室内の温度は、各室内機ユニットの設置位
置によって或る程度変化する。
【0079】したがって、吸込サーモセンサTh1の場
合には、他の正常な室内機の吸込サーモセンサTh1
Th1・・・の平均値を取ると、より適切な制御が可能
となる。
【0080】さらに、また同構成では、上記所定の室内
機ユニットの熱交サーモセンサTh2が異常な場合の所
定の温度は、冷房運転時と暖房運転時とで異なる温度が
採用されるようになっており、例えば冷房運転時には、
他の正常な室内機ユニットの熱交サーモセンサTh2
Th2・・・の検出温度の最小値が採用されるようにな
っている一方、暖房運転時には、他の正常な室内機ユニ
ットの熱交サーモセンサTh2,Th2・・・の検出温度
の最大値が採用されるようになっている。
【0081】上述のように空気調和機の制御の安全性を
考えた場合、冷房時には熱交換器の冷え過ぎを避けるこ
とが必要であり、そのためにも冷房運転時には、他の正
常な室内機ユニットの熱交サーモセンサTh2,Th2
・・の検出温度の最小値が採用されることが望ましい。
他方、暖房時には圧縮機の過負荷保護が必要であり、そ
のためにも暖房運転時には、他の正常な室内機ユニット
の熱交サーモセンサTh2,Th2・・・の検出温度の最
大値が採用されることが望ましい。
【0082】以上の結果、同構成によると、サーモセン
サが異常になった場合にも、可能な限り空気調和装置の
運転を継続することができ、各空調エリアにおける最低
限の快適性を確保することができるようになり、マルチ
型空気調和システムの利便性を保証することができる。
【0083】(変形例) なお、上記実施の形態の構成においては、例えば図3に
示されるように、上記複数の室内機ユニット12a〜1
2eの内の任意の室内機ユニットのサーモセンサT
1,Th2の検出温度を採用して運転制御することがで
きるようになっている。
【0084】したがって、例えば上記サーモセンサTh
1,Th2が正常な何れかの室内機ユニットの内、条件的
に近似する異常なものに最も近い位置にある室内機ユニ
ットのサーモセンサの検出温度を採用して運転するよう
にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係るマルチ型空気調和
装置の構成を示す概略図である。
【図2】同空気調和装置における親室内機に付設される
リモートコントローラの正面図である。
【図3】同空気調和装置の空気調和機運転制御システム
の概略を示すブロック図である。
【図4】同空気調和機運転制御システムにおける室内機
ユニット側吸込サーモセンサの異常検出処理システムの
内容を示すフローチャートである。
【図5】同空気調和機運転制御システムにおける室内機
ユニット側熱交サーモセンサの異常検出処理システムの
内容を示すフローチャートである。
【図6】同空気調和機運転制御システムにおける室外機
ユニット側吸込サーモセンサの異常判定対応処理システ
ムの内容を示すフローチャートである。
【図7】同空気調和機運転制御システムにおける室外機
ユニット側熱交サーモセンサの異常判定対応処理システ
ムの内容を示すフローチャートである。
【図8】同空気調和機運転制御システムにおける吸込サ
ーモセンサ異常時のリモートコントローラ液晶パネル部
の異常コード表示内容を示す図である。
【図9】同空気調和機運転制御システムにおける熱交サ
ーモセンサ異常時のリモートコントローラ液晶パネルの
異常コード表示内容を示す図である。
【図10】従来のマルチ型空気調和装置の空気調和機運
転制御システムにおける吸込サーモセンサ等センサ異常
時のリモートコントローラ液晶パネル部の異常コード表
示内容を示す図である。
【符号の説明】
1はリモートコントローラ、2は液晶パネル部、10は
室外機、12a〜12eは室内機ユニット、19a〜1
9eは室内機ユニット側の異常検出処理ユニット、20
は室外機ユニット側の空気調和機制御ユニット、30は
空気調和機運転制御手段である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102 F24F 11/02 103

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1台の室外機ユニット(10)に対して
    複数台の室内機ユニット(12a)〜(12e)を接続
    し、所定の室内機ユニットのサーモセンサ(Th1),
    (Th2・・・が異常となった場合には、当該室内機
    ユニットに対して他の正常な室内機ユニットのサーモセ
    ンサ(Th1),(Th2・・・の検出温度に基いた所
    定の温度を当該室内機ユニットの検出温度として採用す
    ることにより運転を継続させるようにしてなるマルチ型
    空気調和装置の運転制御システムであって、上記サーモ
    センサ(Th 1 ),(Th 2 )・・・が、上記各室内機ユ
    ニット(12a)〜(12e)の空気吸込口に設けられ
    た吸込サーモセンサ(Th 1 )又は熱交換器に設けられ
    た熱交サーモセンサ(Th 2 )の何れか一方であり、か
    つ上記所定の室内機ユニットの吸込サーモセンサ(Th
    1 )が異常な場合の所定の温度には、他の正常な室内機
    ユニットの吸込サーモセンサ(Th 1 ),(Th 1 )・・
    ・の検出温度の平均値が採用されるようになっている
    とを特徴とするマルチ型空気調和装置の運転制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 1台の室外機ユニット(10)に対して
    複数台の室内機ユニット(12a)〜(12e)を接続
    し、所定の室内機ユニットのサーモセンサ(Th 1 ),
    (Th 2 )・・・が異常となった場合には、当該室内機
    ユニットに対して他の正常な室内機ユニットのサーモセ
    ンサ(Th 1 ),(Th 2 )・・・の検出温度に基いた所
    定の温度を当該室内機ユニットの検出温度として採用す
    ることにより運転を継続させるようにしてなるマルチ型
    空気調和装置の運転制御システムであって、上記サーモ
    センサ(Th 1 ),(Th 2 )・・・が、上記各室内機ユ
    ニット(12a)〜(12e)の空気吸込口に設けられ
    た吸込サーモセンサ(Th 1 )と熱交換器に設けられた
    熱交サーモセンサ(Th 2 )の両方であり、かつ上記所
    定の室内機ユニットの吸込サーモセンサ(Th 1 )が異
    常な場合の所定の温度には、他の正常な室内機ユニット
    の吸込サーモセンサ(Th 1 ),(Th 1 )・・・の検出
    温度の平均値が採用されるようになっていることを特徴
    とするマルチ型空気調和装置の運転制御システム。
  3. 【請求項3】 1台の室外機ユニット(10)に対して
    複数台の室内機ユニット(12a)〜(12e)を接続
    し、所定の室内機ユニットのサーモセンサ(Th 1 ),
    (Th 2 )・・・が異常となった場合には、当該室内機
    ユニットに対して他の正常な室内機ユニットのサーモセ
    ンサ(Th 1 ),(Th 2 )・・・の検出温度に基いた所
    定の温度を当該室内機ユニットの検出温度として採用す
    ることにより運転を継続させるようにしてなるマルチ型
    空気調和装置の運転制御システムであって、上記サーモ
    センサ(Th 1 ),(Th 2 )・・・が、上記各室内機ユ
    ニット(12a)〜(12e)の空気吸込口に設けられ
    た吸込サーモセンサ(Th 1 )又は熱交換器に設けられ
    た熱交サーモセンサ(Th 2 )の何れか一方であり、か
    つ上記所定の室内機ユニットの熱交サーモセンサ(Th
    2 )が異常な場合の所定の温度には、冷房運転時と暖房
    運転時とで異なる温度が採用されるようになっているこ
    とを特徴とするマルチ型空気調和装置の運転制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 1台の室外機ユニット(10)に対して
    複数台の室内機ユニット(12a)〜(12e)を接続
    し、所定の室内機ユニットのサーモセンサ(Th 1 ),
    (Th 2 )・・・が異常となった場合には、当該室内機
    ユニットに対して他の正常な室内機ユニットのサーモセ
    ンサ(Th 1 ),(Th 2 )・・・の検出温度に基いた所
    定の温度を当該室内機ユニットの検出温度として採用す
    ることにより運転を継続させるようにしてなるマルチ型
    空気調和装置の運転制御システムであって、上記サーモ
    センサ(Th 1 ),(Th 2 )・・・が、上記各室内機ユ
    ニット(12a)〜(12e)の空気吸込口に設けられ
    た吸込サーモセンサ(Th 1 )と熱交換器に設けられた
    熱交サーモセンサ(Th 2 )の両方であり、かつ上記所
    定の室内機ユニットの熱交サーモセンサ(Th 2 )が異
    常な場合の所定の温度には、冷房運転時と暖房運転時と
    で異なる温度が採用されるようになっていることを特徴
    とするマルチ型空気調和装置の運転制御システム。
  5. 【請求項5】 冷房運転時には、他の正常な室内機ユニ
    ットの熱交サーモセンサ(Th 2 ),(Th 2 )・・・の
    検出温度の最小値が採用されるようになっていることを
    特徴とする請求項3又は4記載のマルチ型空気調和装置
    の運転制御システム。
  6. 【請求項6】 暖房運転時には、他の正常な室内機ユニ
    ットの熱交サーモセ ンサ(Th 2 ),(Th 2 )・・・の
    検出温度の最大値が採用されるようになっていることを
    特徴とする請求項3又は4記載のマルチ型空気調和装置
    の運転制御システム。
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