JP3455241B2 - インクカートリッジの位置調整方法 - Google Patents

インクカートリッジの位置調整方法

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JP3455241B2 JP31571692A JP31571692A JP3455241B2 JP 3455241 B2 JP3455241 B2 JP 3455241B2 JP 31571692 A JP31571692 A JP 31571692A JP 31571692 A JP31571692 A JP 31571692A JP 3455241 B2 JP3455241 B2 JP 3455241B2
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    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にスウォース(swa
th)形プリンタに関し、更に詳細には多重プリントヘッ
ドスウォース形プリンタのプリントヘッドを垂直および
水平に位置合せする装置および方法に関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】スウォ
ースプリンタは、印刷媒体を横断して可動印刷カートリ
ッジを1回だけ走査することにより複数のドット列を印
刷できるラスタ形または行列形のプリンタである。スウ
ォースプリンタの印刷カートリッジは、複数のドット列
を印刷することができるよう互いに媒体の運動方向に設
置される複数の印刷要素(たとえば、インクジェットノ
ズル)を備えているのが普通である。用途に応じて、媒
体走査方向の印刷要素間の距離は所要分解能に対するド
ットのピッチ(たとえば、300ドット毎インチ(dpi)の分
解能に対してインチの1/300)に対応することができ
る。1スウォースまたはキャリッジ走査の後、媒体プリ
ンタが1キャリッジ走査すなわちスウォースで印刷する
ことができる列の数(すなわち、スウォース高さまたは
スウォース距離)だけ前進させることができる。印刷は
一方向または双方向とすることができる。
【0003】スウォースプリンタの印刷要素は普通、イ
ンクジェットノズルのような一並びの印刷要素を備えて
いるプリントヘッドに構成されている。構成により、プ
リントヘッドはインクジェットプリンタに普通利用され
ているもののような着脱自在のプリントヘッドカートリ
ッジを備えている。スウォース形インクジェットプリン
タの処理量は多重インクジェットプリントヘッドカート
リッジを利用して追加プリントヘッドカートリッジによ
りスウォースの高さを高くすることにより上げることが
できる。多重プリントヘッドカートリッジスウォースプ
リンタに伴う問題点は、プリントヘッドの機械的公差
(たとえば、プリントヘッドカートリッジのプリントヘ
ッドカートリッジに対する位置決めの不確かさ、および
カートリッジの挿入による変動の不確かさ)、およびプ
リントヘッドカートリッジ間の滴下速度の相違の結果と
しての印刷品位の低下であり、このような品位の低下は
双方向印刷および一方向印刷の双方で発生し得る。プリ
ントヘッドと印刷媒体との間の隙間の機械的公差も、一
つまたは複数のプリントヘッドカートリッジを用いる双
方向印刷では印刷品位の低下を生ずる。
【0004】製造される各プリンタに対する工場補正お
よび/または厳密な製造公差管理は印刷品位の低下に寄
与する幾つかの要因に注意を払っているが、極めて困難
で且つ経費がかかる。その上、製造公差管理は、特にプ
リンタの電子部品に関して、経時変化や温度がプリンタ
に及ぼす影響に注意を払うことができないことがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】それ故、多重プリントヘ
ッドカートリッジスウォースプリンタで印刷品位に影響
する位置合せ不良を検出して補正する方法および装置を
提供することは好都合である。
【0006】他の利点は多重プリントヘッドカートリッ
ジスウォースプリンタで印刷品位に影響する位置合せ不
良を自動的に検出して補正する方法を提供することであ
る。
【0007】本発明によれば、多重プリントヘッドの動
作を媒体走査軸に沿って位置合せすることはプリントヘ
ッドカートリッジの所定のノズルにより印刷された水平
試験線分の相対的位置を光センサで判定することにより
行われる。相対位置の情報を利用して水平位置合せ補正
量を計算するが、これはプリントヘッドの所定のインク
ジェットノズルを使用可能状態とし、一つのプリントヘ
ッドカートリッジの他に対する位置を調節してインクジ
ェットプリントヘッドのノズルが媒体走査軸に沿って正
しい間隔で設置されるようにして実施される。
【0008】
【実施例】以下の詳細な説明および添付の幾つかの図に
おいて、同様の要素は同様の参照数字で示している。
【0009】図1は、本発明による位置合せ方式を採用
してプリントヘッドの位置合せ不良を校正し補正するス
ウォース形多重プリントヘッドインクジェットプリンタ
の主要機械要素を、プリンタの前方から右を見て描いた
前面四分の一概要斜視図が示されている。プリンタはキ
ャリッジ走査軸(プリンタ技術では普通Y軸と言う)に
沿って並進移動するための案内レール53、55に取付けら
れた可動キャリッジ51を備えている。キャリッジ51は従
来どおりの方法で駆動され得る無端ベルト57により案内
レール53、55に沿って駆動され、直線エンコーダストリ
ップ59はキャリッジ51のキャリッジ走査軸に沿う位置
を、たとえば従来どおりの方法に従って、検出するのに
利用される。
【0010】キャリッジ51は、キャリッジの前方に設置
されて実質上同一の着脱可能な第1および第2のインク
ジェットプリントヘッドカートリッジC1、C2(時には
「ペン」、「印刷カートリッジ」、または「カートリッ
ジ」と呼ばれることがある)を保持する第1および第2
のカートリッジ保持シュー91、92を支持している。図1
はカートリッジC2を取外した状態で示しているが、図5
ではカートリッジをその取付け位置にある状態で示して
いる。図2に示したように、プリントヘッドカートリッ
ジC1、C2は、プリントヘッドカートリッジの下にある印
刷ローラ63に支持されている印刷媒体61に対して、
インクをほぼ下方に、放出する下向きのノズルを備えて
いる。
【0011】参考のため、印刷カートリッジC1、C2
は図1の説明文で示したように、プリンタの前面にある
と考えるが、図1にラベル付き矢印で示したように、左
および右の方向は印刷カートリッジの方を見ながら見た
方向である。一例によれば、印刷媒体61は印刷または位
置決めしながら前進し、図2に示すように、カートリッ
ジノズルの下方からプリンタの前面に向って通過するよ
うになり、反対方向に巻戻される。
【0012】図3に示すような媒体走査軸(普通X軸と
呼ばれる)は媒体の変位の基準としてばかりでなく、線
の向きの基準としても利用される。媒体走査軸は一般に
印刷カートリッジのノズルの下にある印刷媒体表面に接
し、カートリッジ走査軸に直交していると考えることが
できる。従来の用法によれば、媒体走査軸は、恐らくは
垂直だった印刷媒体の一部に印刷された印刷要素を有す
るプリンタのためであろうが、便宜的に「垂直」軸と呼
ばれている。また既知の使用法によれば、カートリッジ
走査軸は便宜的に「水平」軸と呼ばれている。実用的見
地からは、図1のプリンタの印刷出力が印刷ローラ63か
ら吊り下っていると同じ向きに観察者の前に垂直に置か
れていれば、単一インクジェットノズルを用いて、およ
びキャリッジ移動ではなく媒体移動により印刷される線
は「垂直」になるが、単一インクジェットノズルを用い
て、および媒体移動ではなくカートリッジ移動により印
刷される線は「水平」になる。このような線を含む印刷
媒体を観察者の前に水平に設置すれば、観察者から向う
に伸びる線は普通の慣例により垂直と考えることがで
き、観察者に関して側方に延びる線は普通の慣例により
水平と考えることができる。したがって、下記説明で
は、媒体走査軸と整列している印刷線を「垂直」線と呼
び、カートリッジ走査軸と整列している印刷線を水平線
と呼ぶ。
【0013】図3は、第1および第2のカートリッジC
1、C2のノズル板101、102の構成をカートリッジのノズ
ルの上方から見て(すなわち、印刷媒体が図の平面の下
になる)概略的に示してある。各ノズル板は2列に配置
された偶数個のノズルを備えており、一方の列のノズル
は他方の列のノズルに対して千鳥になっている。実施例
により、各ノズル板は、ノズル列の下端から出発し、左
列にあるノズルを奇数番号のノズル、右列にあるノズル
を偶数番号のノズルとして(1、1)から(1、50)までの
番号の付いた50個のノズルを備えているように示してあ
る。ただし、「1」はプリントヘッドカートリッジの番
号を表す。図3に距離Pで示した、筋違いに隣接するノ
ズルの間の媒体走査軸に沿う距離は、ノズルピッチとし
て知られており、例によれば、所要ドット分解能の分解
ドットピッチ(たとえば、300dpiに対して1/300イン
チ)に等しい。使用中、プリントヘッドのノズルの列の
間の物理的間隔は、スウォース印刷データの適切なデー
タ移転により補償されるので、二つの列は単一列のノズ
ルとして働く。
【0014】第1および第2のカートリッジC1、C2はカ
ートリッジ走査軸に沿って並列しており、媒体走査軸に
沿って互いに対して片寄っており、媒体走査軸に沿って
3ノズルピッチほども重なることができる。ここで更に
完全に説明するように、各ペンの2個のノズルは、使用
可能ノズルを垂直軸に沿う正しい動作位置合せに一層近
付けるために、試験パターンに従って選択されたとおり
に論理的に使用不能にされる。
【0015】第2の保持シュー92はカートリッジ51に固
定されており、一方第1のカートリッジ保持シュー91
は、弾性的に変形可能なトーションバー状支持部材93に
よりカートリッジ51に枢軸回転可能に固定されており、
このトーションバー状支持部材93は、第1のプリントヘ
ッドカートリッジC1のノズル板の平面近くで保持シュー
91の下部後方部分にカートリッジ走査軸にほぼ平行に設
置されている。実施例によれば、トーションバー状支持
部材93は第1のカートリッジ保持シュー91の背面板95お
よびカートリッジ枠の一部と一体に形成されているの
で、第1の保持シュー91はトーションバー状支持部材93
を通過する枢軸PAの周りを枢軸回転することができる。
第1のカートリッジ保持シューの最上部は保持シューの
背面板95と構造的に一体を成すカムフォロワーフランジ
97を備えている。カムフォロワーフランジ97は、キャリ
ッジの最上部と第1の保持シューの最上部の間に接続さ
れている1対の保持ばね113により位置調節カム111に向
って後方に片寄せられている。
【0016】調節カム111はキャリッジ51にあるピン115
に回転可能に取付けられており、上方から見てカムの時
計方向の回転を増すとカムピン115と保持シューフラン
ジ97との間の距離が増大するように形成されている。カ
ムはカムと一体になっているカムレバー117により回転
させられ、カムの時計方向回転を制限する右カム止め11
9と係合することができる。したがって、カムレバー117
がカム止め119から離れるよう反時計方向に回転するに
つれて、第1のカートリッジC1のノズル板101は枢軸PA
の周りを下向きに回転するが、これにより第1のカート
リッジのノズル板は、その印刷区域が媒体走査軸に沿っ
て第2のカートリッジの印刷区域に一層近くなるよう補
助される。上方から見て反時計方向に調節カム111が回
転することにより第1の印刷カートリッジC1が第2の印
刷カートリッジC2に一層近くなるよう効果的に位置決め
される。
【0017】調節カム111は、カムレバー117が、便利に
設置された枢軸止め調節レバー腕121の下向きに突出す
るタブ121aに対して係合している間に、キャリッジ51の
移動に従って制御可能に移動する。この調節レバー腕12
1は、タブ121aを、カムレバー117がキャリッジ51と共に
移動するにつれてカムレバー117の径路の中または上方
にあるように枢軸回転させることができる。図5に示す
ように、カムアクチュエータ腕121はキャリッジ案内レ
ールの一端の近辺に設けることができ、作動用レバー12
3により作動され、この作動用レバー123はステップモー
タ129の出力によりカム127により制御されるカムフォロ
ウ125により駆動される。片寄せばね131はカムアクチュ
エータ腕121が作動されたとき上昇位置に完全に確実に
上昇するようにする。
【0018】カムアクチュエータ腕121は他の機構によ
り制御され得ること、およびステップモータ129は別の
目的に使用し得ることが認められるはずである。アクチ
ュエータ腕121およびカム調節のためアクチュエータ腕1
21に対してカートリッジの変位を使用することによりカ
ム調節のために別々のサーボモータを使用しなくてよ
い。
【0019】印刷線を描く図に対する説明を容易にする
ため、媒体走査方向を垂直方向とも呼ぶことにし、キャ
リッジ走査方向を水平方向とも呼ぶことにする。またし
たがって、キャリッジがカムアクチュエータの方に移動
するときキャリッジは左に移動し、キャリッジがカムア
クチュエータ機構から遠くに移動するときキャリッジは
右に移動する。図1、図3、および図5には全般に左方
向および右方向の指示が入っている。
【0020】スウォースの前進に関しては、印刷媒体61
は印刷ローラの下に入り、印刷されたとき印刷ローラの
上にあるから、最初に印刷される材料は、印刷ローラか
ら吊り下がるにつれて印刷画像に最も近くなる。したが
って、図面に描いた印刷主体材料は一般に、下スウォー
スが最初に印刷されるように、下から上に印刷されると
見なされる。
【0021】光センサ65はキャリッジ51に、たとえば第
1のプリントヘッドカートリッジ保持シューの右に隣接
して、取付けられている。ここに更に説明するように、
光センサ65は第1と第2のプリントヘッドカートリッジ
C1とC2との間の水平および垂直の位置合せ不良を補償す
るよう処理される印刷媒体61に印刷された試験線に関し
て位置データを与えるのに利用される。
【0022】キャリッジ51の移動、印刷媒体61の移動、
プリントヘッドカートリッジC1およびC2の動作および第
1のプリントヘッドカートリッジC1の位置の調節は図6
に示すようなプリンタ制御システムにより制御される。
制御システムは制御システム内の要素の行動を制御する
主制御装置31を備えている。媒体軸駆動モータエンコー
ダ35は、制御装置31からの媒体運動命令に従って印刷ロ
ーラ63を動かす媒体軸駆動モータ33をフィードバック制
御する情報を発生する。同様に、キャリッジ軸エンコー
ダ37は、制御装置31からのキャリッジ運動命令に従って
キャリッジ51を位置決めするキャリッジ走査軸駆動モー
タ39をフィードバック制御するフィードバック情報を発
生する。マルチチャンネルアナログ・ディジタル(A/D)
変換器65は光センサ81の出力に基づいてアナログ信号を
受け、ここに更に説明する手順に従って処理するこのよ
うな信号のディジタル形態を発生する。制御装置は更
に、たとえば入力ベクトルの終点をラスタデータに変換
することによりまたはラスタデータを適切な源から直接
ロードすることにより、スウォースラスタデータをスウ
ォースデータランダムアクセス記憶装置(RAM)41に格納
する。制御装置は、スウォースRAM内の理想的ビットマ
ップが媒体に写像されるようスウォースラスタデータの
転送を制御する。これは、キャリッジがいずれかのキャ
リッジ走査方向に横断するにつれてノズルが印刷媒体61
の適切な領域の上にあるときビットマップからの適切な
データが印刷カートリッジノズルに到達するように、デ
ータを水平に選択的に移転することにより行なわれる。
この写像は通常各印刷カートリッジの各ノズルを適切に
移転して各カートリッジの2列のノズルおよび印刷カー
トリッジ間の水平片寄りを補償することを含んでいる。
このような移転は累積分解ドットピッチに対応する。こ
こに更に説明するように、公称スウォースデータ移転は
調節されてまたは補正されて、ここに説明した手順に従
って検出される水平位置合せ不良を補償する。制御装置
31はまた印刷遅延制御装置43の遅延を、カートリッジC
1、C2からの最終滴下設置を精密制御するために、1分
解能ドットピッチ未満である水平位置合せ移転を補償す
るように設定する。印刷遅延制御装置43はインク発射パ
ルスを印刷カートリッジC1、C2のノズルに供給する印刷
ドライバ45を制御する。
【0023】媒体写像および印刷カートリッジタイミン
グ遅延補正に対するスウォースデータは、たとえば、19
91年10月31日にこれと同時に出願されている、「FAST FL
EXIBILE PRINTER/PLOTTER WITH THETA-Z CORRECTION(θ
-Z補正付き高速高柔軟性プリンタ/プロッタ)」と題する
出願に開示されている回路および方法により実現するこ
とができる。
【0024】印刷カートリッジC1、C2は、製造公差
に従って機械的に近接して整列されており、ここに開示
するように二つの印刷カートリッジC1、C2が96個
のノズルから成る1列の単一プリントヘッドのように協
同して機能するように精密に整列している。このように
して、各走査またはスウォースは(媒体走査方向に測っ
て)96ノズルピッチの広さであり、単一印刷カートリ
ッジを使用するのに比較して印刷の速さが増大してい
る。キャリッジ走査軸に沿う位置合せはスウォースデー
タ移転を調節して検出された水平位置合せ不良の累積ド
ットピッチ部分の補正を行い、次にインクジェットノズ
ルの発射のタイミングを調節して検出された水平位置合
せ不良の断片的ドットピッチ部分を補正することにより
達成される。媒体走査方向の位置合せはプリントヘッド
カートリッジC1、C2の使用可能ノズルを選択して検
出された垂直位置合せ不良の累積ノズルピッチ部分を補
正し、次に第1のプリントヘッドカートリッジC1の角
度部分を第2のプリントヘッドカートリッジC2に対し
て調節カム111を介して調節し、検出された垂直位置
合せ不良の断片的ノズルピッチ部分を補正することによ
り達成される。これら調節は試験線分の印刷に従って、
次いで図7に簡略概略断面に示してある光センサ65を
使用して試験線分間の距離を測定することにより行われ
る。特に図7を参照すれば、光センサは、印刷媒体の一
部を、たとえば一対一に、ハウジングの上に設置された
四つ組み(以下、「四つ組み」を「カッド」と記載す
る)フォトダイオード検出器73に結像する結像レンズ
69、71を支持するハウジング67を備えている。た
とえばLEDからなる照明源75は、結像レンズ69、
71の光軸の付近にある印刷媒体を照明するようにハウ
ジングの底部に支持されている。
【0025】カッドフォトダイオード検出器73は図8に
概略描いたように4個のフォトダイオードA、B、C、
Dから構成されている。図8はブロック図の形で検出器
フォトダイオードの出力を処理する回路をも示してい
る。フォトダイオードA、B、C、Dはその活動域を表
す箱として示してある。フォトダイオードAおよびBの
活動域はフォトダイオードCおよびDの活動域がそうで
あるようにキャリッジ走査軸と一直線を成している。フ
ォトダイオードAおよびCの活動域は、フォトダイオー
ドBおよびDの活動域がそうであるように媒体軸と一直
線を成している。実質上、フォトダイオードはその辺が
キャリッジ走査軸および媒体走査軸と一直線を成す正方
形内に設置されている。
【0026】差分増幅器回路77はフォトダイオードDの
出力を筋違いに向き合うフォトダイオードAの出力から
差引き、一方差分増幅器回路79はフォトダイオードCの
出力を筋違いに向き合うフォトダイオードBの出力から
差引く。差分増幅器回路77、79のアナログ差分出力は、
図ではチャンネル0および1であるアナログ・ディジタ
ル変換器81のそれぞれのチャンネルによりディジタルに
変換される。代わりに、差分増幅器回路77、79の差分出
力の各々について個別のAD変換器を使用することができ
る。差分増幅器回路の出力のディジタル形は、垂直方向
に整列しているフォトダイオードAおよびCが一方の検
出器として働き、垂直に整列しているフォトダイオード
BおよびDが他方の検出器として働く二重検出器の出力
の有効な差である差信号Hを発生する。
【0027】 H=CH0−CH1=(A−D)−(B−C)=(A+C)−(B+D) (方程式1)
【0028】ただしフォトダイオード検出器の出力はフ
ォトダイオード検出器を区別するのに使用される参照文
字で表してあり、AD変換器のチャンネル0および1はそ
れぞれCH0およびCH1と表してある。差信号Hは、垂直線
の水平位置を決定するのに使用されるから、センサ水平
差信号Hと呼ぶものとする。
【0029】相似的に、差分増幅器回路77、79の出力の
ディジタル形を加算すると、水平に整列しているフォト
ダイオードAおよびBが一方の検出器として働き、水平
に整列しているフォトダイオードCおよびDが他方の検
出器として働く二重検出器の出力の有効な差である差信
号Vを発生する。
【0030】 V=CH0+CH1=(A−D)+(B−C)=(A+B)−(C+D) (方程式2)
【0031】差信号Vは、水平線の垂直位置を決定する
のに使用されるから、センサ垂直差信号と呼ぶものとす
る。
【0032】図9は、センサ水平信号Hの連続プロット
をカッド検出器の活動域を横切る垂直線の像のキャリッ
ジ走査軸に沿う変位の関数として概略図示している。像
がカッドの(A+C)側に入り始めるにつれて差信号Hは、
これらの区画で発生する光電流が少なくなるので、負に
なる。差信号は像が完全に(A+C)側になると完全に平に
なる。像は(A+C)側を離れて(B+D)側に入り始める。そ
れで得られる差信号Hは、(A+C)側によって発生される
光電流が多く、(B+D)側によって発生される光電流が少
ないので、正になる。差信号Hのプロットの中心領域の
傾斜は理想的には線形であり、光センサの「有用」領域
である。プロットの平らな正の平部分は、線の像がカッ
ドの(B+D)側にだけあるときに対応する。最後に差信号
Hは、線の像がカッドの右側を離れるにつれて基線に戻
る。
【0033】センサ垂直差信号Vのカッド検出器の活動
域を媒体走査方向に沿って横切る水平線の像の変位の関
数としての連続プロットは、像の位置が媒体走査軸に沿
う以外は、図9に示すものと同じになる。差信号Vの応
答の中心には差信号Vを垂直位置を検出するのに使用す
ることができる有用な線形領域が含まれている。
【0034】光センサの視野は、検知すべき線分の長
さ、プラスマイナス線に沿う位置決め確度の不確かさよ
り小さくなければならないから、線の像は、たとえば図
8に概略図示したように、カッドセンサの活動域を超え
て広がっている。換言すれば、線分は光センサの視野を
超えて両方向に広がっていなければならない。カッド検
出器の中心あたりの光センサの線形領域の範囲は、倍
率、結像している線分の幅、およびカッド検出器の個々
のフォトダイオード区画の幅によって決まる。実施例に
よれば、倍率が実質的に1、水平線分の幅が垂直位置検
出に対して3分解ドットピッチ、垂直線分の幅が水平検
出に対して5分解ドットピッチ、であり且つフォトダイ
オード素子が結像すべき線の幅より大きい場合、線形セ
ンサ領域の範囲は、垂直位置検出に対して約3分解ドッ
トピッチ、水平位置検出に対して約5分解ドットピッチ
である。
【0035】水平位置合せは一般に次のようにして達成
することができる。光センサ5を最初に校正してその特
定のセンサに対するプロットの中心または水平差信号H
の応答に最も良く合う直線を決定し、検出した垂直線分
に対する水平差信号Hの値を所定の水平基準位置に対す
る位置に変えるようにする。次の複数の垂直試験線分を
各カートリッジにより各キャリッジ走査方向に印刷し、
垂直試験線分の水平位置を光センサを水平に位置決めす
ることにより所定基準位置に対して決定し、垂直試験線
分がすべて水平にセンサの線形領域内にあるようにす
る。次に、センサがそれぞれ試験線分の公称垂直中心と
垂直に整列するように媒体を変化させ、各線分に対する
水平差信号Hの値を読取り、最も良く合う直線に従って
線の位置を決定するのに使用する。次の垂直試験線分の
相対水平位置間の差を利用してスウォース印刷データ列
移転およびプリントヘッドカートリッジのノズル発射の
タイミングを調節する。
【0036】図10は、印刷カートリッジの水平位置合せ
に対するセンサのH差信号応答を校正するため図15A乃
至図15Cで示した校正手順に関連して一方向モードでプ
リントヘッドの一つから発生されるわずかに斜めの校正
「線」を誇張した形で示している。
【0037】特に図15A乃至図15Cの流れ図を参照して、
311で印刷媒体が巻き戻され、清浄な未印刷区域の所定
の垂直開始位置まで前進させ、駆動システムのバックラ
ッシュを除くようにする。313で光センサが後に印刷さ
れることになる校正線の公称水平中心と整列するように
(すなわち、水平に校正線の両端間にあるように)キャ
リッジを移動させ、315でAD変換器81のチャンネル0お
よびチャンネル1の出力を読取る。317でセンサ水平差
信号Hの値を方程式1に従って計算し、結果を印刷媒体
の特定の垂直位置に対するバックグラウンド値として格
納する。319で媒体を1.5スウォース(すなわち、媒体走
査軸に沿う48ノズルピッチ)前進させる。321で媒体が
ステップ319に従って26.5スウォースだけ前進している
か否かに関して確認を行う。前進していなければ、制御
はH差信号の他の値を計算し格納する315に移る。321に
おける確認がイエスであれば、制御は323に移る。
【0038】ステップ313乃至321に従い、水平差信号H
のバックグラウンド値を、次に印刷すべき校正線の垂直
線分を検知する光センサにより検出される位置について
決定する。
【0039】323で媒体を所定の垂直開始位置を過ぎて
巻き戻し、次いで所定の垂直開始位置まで前進させて、
駆動システムのバックラッシュを除くようにする。325
で校正線の第1の垂直部分CAL1に対するスウォース位置
を校正線の水平開始位置に対応する所定の水平位置に設
定する。327でキャリッジを所定方向に走査し、5分解
ドットピッチの幅を有する垂直線を所定のスウォース位
置から所定のカートリッジの48個のノズルを用いて印刷
する。329で所定のスウォース位置を歩進させて次の垂
直線分を、たとえば左に、1分解ドットピッチ片寄せ、
331で媒体を1.5スウォースだけ前進させる。333で媒体
がステップ331に従って26回前進しているか否かに関し
て確認を行う。前進していなければ、制御は327に移っ
て校正線の他の垂直部分を印刷する。
【0040】ステップ325乃至333に従い、一つのプリン
トヘッドカートリッジに同じ走査方向に実質上一定幅の
一連の垂直線分CAL1乃至CAL26を印刷させる。この場合
垂直線分の所定の水平方向に1分解ドットピッチだけそ
れぞれ歩進して片寄らせる。
【0041】335で、媒体を所定の垂直開始位置を過ぎ
て巻き戻し、次いで垂直開始位置まで前進させ、駆動シ
ステムのバックラッシュを除くようにする。337で光セ
ンサがステップ325乃至333に従って印刷された丁度その
校正線の公称水平中心(すなわち、上のステップ313の
場合と同じ水平位置)と整列するようにキャリッジ51を
移動させる。339でAD変換器のCH0およびCH1出力を読取
る。341で差信号Hに対するバックグラウンド補正値をC
H0出力とCH1出力との間の差を取ることにより計算し、
現在の垂直位置に対するHの前に格納されているバック
グラウンド値を差引く。Hのバックグラウンド補正値を
現在の垂直位置に関して格納し、343で印刷媒体を1.5ス
ウォースだけ前進させる。345で媒体がステップ343に従
って26回前進しているか否かに関して確認を行う。前進
していなければ、制御は339に移り、差らにADのCH0およ
びCH1の出力のサンプリングを行う。イエスならば、制
御は347に移る。
【0042】ステップ335乃至345に従い、異なる水平位
置の垂直線分に対する差信号Hのバックグラウンド補正
値を列に格納する。この場合列内の位置は、未規定では
あるが一定している水平基準位置からの水平距離を表し
ている。したがって、列の0番目のエントリが第1の垂
直線に対するものであれば、列の値の元になる垂直線の
水平位置は、第1の垂直線で規定される0水平位置から
I分解ドットピッチに等しいと考えることができる。た
だしIは列内の位置に対応する。後にわかるとおり、補
正の目的で列の値を互いに源算し、実際の0水平位置は
関係しない。
【0043】347で差信号Hの格納されたバックグラウ
ンド補正値をセンサ差信号Hの図9のプロットの線形領
域と同様のテンプレート機能と関係づける。テンプレー
ト機能にあるデータ点は差信号Hのバックグラウンド補
正値の格納列より少なく、最大相関を生ずる一連の差信
号値の中心における差信号値の列位置は最大相関指標と
して保存される。349で最大相関指標に対応する差信号
Hのバックグラウンド補正値およびその両側にある差信
号Hの三つのバックグラウンド補正値は最も良く合う直
線を決定する線形回帰に利用される。
【0044】H=A*HPOS+B (方程式3)
【0045】ここでHはバックグラウンド補正差信号H
であり、HPOSは不変の0水平位置に対する水平像位置で
あり、Aは傾斜であり、Bは不変の0水平位置にある垂
直線に対する最も良く合う線によるHの仮説値である。
傾斜Aは後に図11に概略示したもののような垂直試験線
の位置を決定するのに使用される。
【0046】前述の校正手順は、光センサ65を水平に移
動させずに且つプリンタの印刷キャリッジ位置決め機構
の分解能に頼らずに校正線をセンサを横切って水平方向
に有効に走査する。したがって、この校正技法およびこ
こに更に説明する垂直線の水平位置を決定する技法は、
キャリッジ位置機構の分解能ではなくセンサの分解能に
頼っているので、そのキャリッジ位置決め機構の分解能
が充分でないプリンタに有利に利用される。
【0047】次に図16A乃至図16Cを参照すると、図11に
概略描いたもののような垂直試験線分を印刷することに
より水平位置合せを行い、このような垂直線分間の距離
を決定し、相対距離の情報を利用して水平位置合せ補正
を行う流れ図が示されている。351で、カートリッジに
対するタイミング遅延補正を0に設定し、スウォースデ
ータ移転を、プリントヘッドカートリッジ間の公称片寄
り、キャリッジの寸法、平均インク滴飛翔時間などのよ
うな慣例的に考えられる因子に基づくそれらの公称値に
設定する。353で媒体を、たとえば右余白を含む未印刷
の区域に印刷することができるように設置する。355で
キャリッジ51を、後に印刷すべき垂直試験線分がセンサ
65がそのような所定の水平位置に設定されるときセンサ
65に対する差信号Hの応答の線型領域に入るように選択
された所定の水平位置に設置する。357で媒体を巻き戻
してから前進させ、センサを、カートリッジC1の第1の
走査(図11に線分VL(1,1)として区別してある)により
後に印刷されるべき線の公称垂直中心の位置と垂直に整
列させ、列指標Iを0に設定する。359でセンサ差信号
Hを読取り、バックグラウンド列にBACKGROUND(I)とし
て格納する。361で媒体を1.5スウォース(すなわち、1
公称ノズル列高さ)前進させ、363で媒体が361に従って
3回前進しているか否かに関して確認を行う。前進して
いなければ、364で指標Iを1だけ増値し、制御は359に
移ってセンサ差信号Hの別のバックグラウンド読みを行
う。363での確認がイエスであれば、媒体は361に従って
3回前進しており、制御は365に移る。
【0048】ステップ353乃至363に従い、差信号Hに対
する印刷媒体バックグラウンド値を計算し、センサ差信
号Hが後に下記に従って印刷された垂直試験線の水平位
置を決定することと関連して計算される媒体位置として
格納する。
【0049】365で媒体を巻き戻し、次いで垂直線分が
両カートリッジにより第1のスウォースまたは走査で印
刷される垂直位置まで前進させる。367で各カートリッ
ジは、広さが5ドット分解ピッチの垂直線分を指定の水
平位置に、たとえば各カートリッジの48個のノズルを使
用して、第1の走査方向に、印刷する。369で媒体を1
スウォース高さ前進させ、371でカートリッジは広さが
5ドット分解ピッチの垂直線分を指定水平位置に、たと
えば各カートリッジの48個のノズルを使用して、第1の
走査方向とは反対の第2の走査方向に印刷する。
【0050】ステップ365乃至371に従い、垂直試験線分
を各カートリッジにより指定水平位置に各走査方向に印
刷する。公称機械的仕様に対する位置合せ不良の結果、
垂直試験線分は図1に誇張した形で示してあるように、
互いに対して水平方向に片寄っている。この図では垂直
線VL(a,b)はa番目のカートリッジによりb番目の走査
またはスウォースで印刷されている。
【0051】373で、光センサ65を上のステップ355で利
用したように所定の水平位置に水平に設置する。375で
印刷媒体を巻き戻し、次に前進させてセンサ65を第1の
カートリッジにより印刷された第1の垂直線分の公称中
心と整列させ、列指標Iを0に設定する。377でAD変換
器81のチャンネル0およびチャンネル1で出力を読取
り、379でセンサ差信号Hに対するバックグラウンド補
正値を計算し、値VAL(I)を
【0052】VAL(I)=(H−B)/A (方程式4)
【0053】に従って計算する。BおよびAの値は図15
A乃至図15Cのセンサ水平位置校正に従って決定されてい
る。VAL(I)は、すべての垂直線に共通な0水平位置に関
してI番目の垂直線の水平位置を表すが、上に説明した
ように校正手順に対して明白に規定する必要はない。
【0054】379で媒体を1.5スウォースだけ前進させ、
381で媒体が379に従って3回前進しているかに関しての
確認を行う。前進していなければ、382で指標Iを1だ
け増値し、制御は377に移って他の垂直試験線に対する
センサ差信号Hの他の読取りをする。381での確認がイ
エスであれば、媒体は379に従って3回前進しており、
制御は383に移る。
【0055】ステップ375乃至382に従い、垂直試験線の
水平位置を決定し、列VAL(I)に格納する。
【0056】383で、垂直試験線の水平位置測定値の算
術平均を計算し、385で各ペンに対する各方向の水平補
正値を、水平位置測定値を水平位置の列VAL(I)の平均か
ら差引くことにより計算する。水平位置はドット分解ピ
ッチの単位で表されているから、補正値もドット分解ピ
ッチで表わす。387で水平補正値の整数部分を利用して
各カートリッジに対して各走査方向に対するスウォース
データのずれの補正値を求める。これは位置合せ誤差の
粗い量を除去することになる。389で水平補正値の分数
部分を利用して各プリントヘッドカートリッジに対して
各走査方向に対するカートリッジタイミング遅延の補正
量を計算する。これは粗補正後残っている残留位置合せ
誤差を除去することになる。391で現在するスウォース
データ移転およびカートリッジタイミング遅延の補正値
を387および389で決定した補正値に従って更新する。39
3で更に収束させるために(a)補正計算値が充分小さくな
るまで、または(b)補正値を所定回数計算し終わるま
で、ステップ353乃至391を繰返す。
【0057】ステップ353乃至391に従えば、スウォース
データずれおよびカートリッジタイミング遅延の補正値
は繰返し更新され、第1の更新は、ステップ351に従っ
て設定された公称データのずれ値および0のタイミング
遅延の補正値に対するものであり、更新は先に更新され
たデータのずれ値および発射の補正値に対して行われる
ことが認められるはずである。
【0058】395で前述と同様の位置合せ手順を、各プ
リントヘッドカートリッジが、実質上垂直に積重ねられ
た複数の印刷ユニットであり、各ユニットが複数のノズ
ルを備えたものである複数の独立に制御可能な原線(pri
mitive)を備えている状況について実行することができ
る。このような位置合せは、時々θ−Z位置合せ不良と
呼ばれることがあるカートリッジの回転位置合せ不良を
補正する。上部に25個のノズルを備えた一方の原線およ
び下部に25個のノズルを備えた他方の原線の二つの原線
を有する各プリントヘッドカートリッジの例では、位置
合せ手順は各原線に対し各方向に一つ、全部で8本の垂
直試験線分を印刷し、位置検出することを含んでいる。
原線に基づく補正計算値に従い、データの列ずれ値およ
びタイミング遅延の補正値を、完全カートリッジ垂直線
に基づく位置合せに対して391で更新したデータ列のず
れおよびタイミング遅延の補正値から出発して、必要に
応じて更新することができる。
【0059】前述の手順で参照したスウォースデータの
ずれおよびカートリッジタイミング遅延の補正は、たと
えば、前に引用したチェン,コリガンおよびハセルビー
による「FAST FLEXIBILE PRINTER/PLOTTER WITH THETA-Z
CORRECTION」と題する出願に開示されている回路および
手法を用いて達成することができる。
【0060】図16A乃至図16Cの手順は385で補正値を一
組の垂直試験線分に基づいて計算するが、複数組の垂直
試験線分の水平位置を次のように利用することができる
ことを認めるべきである。
【0061】1.異なるスウォース位置にある複数組の
垂直試験線に対する水平位置VAL(I,J)を一般にステップ
351乃至383に従って計算する。ただしIは所定のスウォ
ース位置での一組の垂直線分に対する指標であってカー
トリッジおよび印刷の方向を示し、Jはその一組の試験
線に対する指標である。二つのカートリッジC1およびC2
により印刷された完全ノズル高さ垂直線に基づく位置合
せに対しては、I=0,3、およびJ=0,N-1であ
り、ここでN組の垂直線を平均してある。
【0062】2.各ペンにより各方向に印刷された垂直
線の平均水平位置AVAL(I)を次のように計算する。
【0063】 AVAL(0)=[VAL(0,0)+VAL(0,1)+ ..... VAL(0,N-1)]/N
【0064】 AVAL(1)=[VAL(1,0)+VAL(1,1)+ ..... VAL(1,N-1)]/N
【0065】 AVAL(2)=[VAL(2,0)+VAL(2,1)+ ..... VAL(2,N-1)]/N
【0066】 AVAL(3)=[VAL(3,0)+VAL(3,1)+ ..... VAL(3,N-1)]/N
【0067】3.平均水平位置の算術平均(MEAN)および
各ペンに対する補正値はステップ383および385における
ように、ステップ383および385で利用した非平均水平位
置の代わりに平均水平位置AVAL(I)を置き換えることに
より計算することができる。
【0068】 平均(MEAN)=[AVAL(0)+AVAL(I)+AVAL(2)+AVAL(3)]/4
【0069】 右から左への方向の補正C1=平均−AVAL(O) 右から左への方向の補正C2=平均−AVAL(1) 右から左への方向の補正C1=平均−AVAL(2) 右から左への方向の補正C2=平均−AVAL(3)
【0070】4.次に前記補正値を利用してステップ38
7および389でスウォースデータのずれおよびタイミング
遅延の補正値に達することができる。
【0071】前述の水平位置合せ手順は二つのカートリ
ッジによる双方向印刷に対する水平位置合せを目的とす
るものであるが、二つのカートリッジによる一方向印刷
に対する水平位置合せは図15A乃至図15Cおよび図16A乃
至図16Cに示したものと同様の手順で達成することがで
きる。光センサを校正してから、試験区域に対するバッ
クグラウンド値を決定し、スウォース位置における垂直
試験線を、二つのカートリッジにより位置合せを模索し
ている走査方向に印刷し、試験線の互いに対する水平位
置を求めてスウォースデータのずれおよび/またはタイ
ミング遅延の補正値に到達する。発生する試験パターン
は、図2の三つの垂直線(a)、(b)、(c)により表される
三つの可能な試験パターンの一つである。垂直線(a)は
プリントヘッドカートリッジの間に水平位置合せが正し
かった場合に印刷される。垂直線(b)は印刷カートリッ
ジC2が印刷カートリッジC1より遅れている(または印刷
カートリッジC1が印刷カートリッジC2より進んでいる)
場合に生ずる。垂直線(c)は印刷カートリッジC1が印刷
カートリッジC2より遅れている(または印刷カートリッ
ジC2が印刷カートリッジC1より進んでいる)場合に生ず
る。2本の垂直試験線分の相対位置はスウォースデータ
のずれ補正値およびカートリッジタイミング遅延補正値
を得るのに利用される。
【0072】双方向印刷に対し一つの印刷カートリッジ
により図15A乃至図15Cおよび図16A乃至図16Cに示したも
のと同様の手順で水平位置合せを行うことも可能であ
る。センサ校正後、試験区域に対するバックグラウンド
値を決定し、所定のスウォース位置における第1および
第2の垂直試験線を各カートリッジ走査方向に位置合せ
されているカートリッジにより印刷し、垂直線の互いに
対する水平位置を決定してデータのずれおよび/または
タイミング遅延の補正値に到達する。発生する試験パタ
ーンは図13に示した三つの垂直線(a)、(b)、(c)のよう
な三つの可能な試験パターンの一つである。垂直線(a)
は印刷カートリッジと印刷媒体との間隔が正しいことを
示しており、垂直線(b)は印刷カートリッジと印刷媒体
との間隔が小さ過ぎることを示しており、垂直線(c)は
印刷カートリッジと印刷媒体との間隔が大き過ぎること
を示している。間隔が正しくなければ、適切なスウォー
スデータのずれおよび/またはカートリッジ遅延の補正
がキャリッジ走査方向の一方または両方について行われ
る。
【0073】垂直位置合せは一般に複数の重ならない水
平試験線を各プリントヘッドカートリッジの少なくとも
一つのノズルで印刷し、光センサ65を利用して複数の重
なっていない水平試験線分の不変基準に対する垂直位置
を精密に検出し、相対位置を処理して第1のプリントヘ
ッドカートリッジC1の位置の調節に到達することにより
達成することができる。図14は実施例により水平試験線
分HL(1,50)、HL(2,1)、HL(2,5)を示すが、これらはそれ
ぞれ第1の印刷カートリッジのノズル50、第2の印刷カ
ートリッジのノズル1、および第2のカートリッジのノ
ズル50により印刷されるものであり、図17A乃至図17Gは
このような線の印刷および相対位置の検出により垂直位
置合せを達成する手順の流れ図を示している。水平線分
はcがカートリッジ番号を識別し、dがノズルを識別す
るものとしてHL(c,d)で識別されることを認めるべきで
ある。図17A乃至図17Gの流れ図によれば、調節カム111
は既知の位置まで回転し、センサ差信号Vに対するバッ
クグラウンド値を、後に印刷される水平試験線分の位置
を検出するためセンサを設置する印刷媒体上の位置につ
いて計算し、水平試験線分を印刷し、水平試験線分の位
置を印刷媒体を不変の出発位置に対して歩進的に動かし
各歩進位置でのセンサ差信号Vに対する値を計算するこ
とにより決定する。
【0074】特に図17A乃至図17Gを参照すると、511で
カムレバー117が上昇した位置にあるカムアクチュエー
タ腕121の右になるようにキャリッジを動かし、513でカ
ムアクチュエータ腕121を下げる。515でカムレバー117
がカムアクチュエータ腕121により係合され右カム止め1
19に向って回転するようにキャリッジ51を左に動かす。
517でキャリッジ51を1/4インチだけ右に動かしてカムア
クチュエータ腕121をカムレバー117から解放し、519で
カムアクチュエータ腕121を持上げる。521でキャリッジ
51を左に動かし、カムレバー117がアクチュエータ腕121
の左になるようにし、523でアクチュエータ腕121を下げ
る。525でキャリッジ51を右に動かしてリンクのバック
ラッシュを除去し、カムレバー117をカム止め119から既
知の最初の位置までキャリッジ51に対して動かす。527
でキャリッジ51を左に1/4インチだけ動かしてカムレバ
ー117をカムアクチュエータ腕121から解放し、529でカ
ムアクチュエータ腕121を持上げる。
【0075】ステップ511乃至525に従い、カムレバー11
7をキャリッジ51に対して最初の既知位置に設定する。
カムレバー117を最初の既知位置まで動かしてからのキ
ャリッジ走査軸に沿うキャリッジ位置を後の使用のため
のキャリッジ基準位置として保存し、更にここに説明す
るように、カムレバーを更に右カム止め119から遠くに
(すなわち、上から見て反時計方向に)進める。一般
に、最終調節ずみカムレバー位置に対応する最終キャリ
ッジ位置は保存したキャリッジ基準位置およびカムレバ
ー117をその最終調節ずみ位置に動かすのに必要な付加
的なキャリッジ変位の計算値に基づく。したがって、最
終調節の場合には、カムアクチュエータ腕121は持上げ
られ、キャリッジ51はカムレバーがアクチュエータ腕12
1の左になるような位置に置かれる。次にカムアクチュ
エータ腕121は下げられ、キャリッジ51は右にカム調節
のための最終キャリッジ位置まで動かされ、カムレバー
117が最初の既知位置から、上から見て、反時計方向に
動くようにされる。
【0076】537で光センサ65が、後に印刷される水平
線HL(2,1)線の公称水平中心の印刷媒体61の位置の上方
にあるようにキャリッジを位置決めする。539で印刷媒
体61をすべてのセンサ検出動作に使用される所定の出発
位置を過ぎて巻き戻し、次いで所定の出発位置まで前進
させて媒体駆動歯車列のバックラッシュを除くようにす
る。所定の出発位置は水平試験線がすべて、たとえば50
分解ドットピッチの垂直走査の中心に近くなるように選
定する。541でAD変換器81のチャンネル0およびチャン
ネル1の出力の読取り、差信号Vのバックラッシュの値
を方程式2に従って印刷媒体81の特定の垂直位置につい
て計算する。543で現在の垂直位置に対するバックグラ
ウンド値を水平線HL(2,1)に対する列に格納し、545で印
刷媒体を1分解ドットピッチだけ前進させる。547で媒
体61が、媒体がステップ537で所定の出発位置に位置決
めされているから、50分解ドットピッチ前進しているか
否かに関して確認を行う。前進していなければ、制御は
541に戻ってセンサ差信号Vの媒体バックグラウンド値
を更に計算する。547での確認がイエスであれば、媒体6
1は50回前進しており、プロセスはステップ549に続く。
【0077】ステップ537乃至547に従い、センサ差信号
Vのバックグラウンド値を、センサ差信号Vの値を後に
印刷すべき水平線HL(2,1)の位置を決定することと関連
して計算する媒体上の各位置について計算する。バック
グラウンド値を後に水平線HL(2,1)の位置をこのような
線を印刷し終ってから求めるために、同じ位置について
計算したセンサ差信号Vの値から差引く。
【0078】ステップ549乃至559はステップ537乃至547
と同じであり、センサ差信号Vの値が水平線HL(1,50)の
位置を決定することに関連して計算される媒体位置に対
するセンサ差信号Vの媒体バックグラウンド値を得るた
め行われる。
【0079】ステップ561乃至571もステップ537乃至547
と同じであり、センサ差信号Vの値が水平線HL(2,5)の
位置を決定することに関連して計算される媒体位置に対
するセンサ差信号Vの媒体バックグラウンド値を得るた
めに行われる。
【0080】572で媒体駆動を戻し、次いで試験線を印
刷する位置まで前進させる。573で試験線に対応する1
ノズル幅の水平線をノズル(2,5)、(1,50)、および(2,1)
により一走査で印刷し、575で印刷媒体1を1分解ドッ
トピッチだけ前進させる。577でノズル幅の試験線を3
回印刷されているかに関して確認を行う。3回印刷され
ていなければ、制御は573に戻り、同じ水平位置で更に
1ノズル幅の試験線を印刷する。577での確認がイエス
であれば、1ノズル幅の試験線が3回印刷されており、
制御は353に移る。本質的に、ステップ573乃至577は媒
体走査方向に測って3ノズル幅である水平試験線の印刷
を行うが、これは更に大きい光センサ出力を発生する。
【0081】579でキャリッジを、光センサ65が水平試
験線分HL(2,1)の公称水平中心の位置の上方の位置にあ
るように設置する。581で印刷媒体61をすべてのセンサ
検出動作に利用される所定の出発位置を過ぎて巻き戻
し、次いで所定の出発位置まで前進させ、媒体駆動歯車
列のバックラッシュを除くようにする。583でAD変換器8
1のチャンネル0およびチャンネル1の出力を読取り、
差信号Vに対するバックグラウンド補正値を計算する。
585で現在の垂直媒体位置に対するバックグラウンド補
正差値を水平線HL(2,1)に対する結果列に格納し、587で
印刷媒体61を1分解ドットピッチだけ前進させる。589
で、媒体がステップ579で所定の出発位置に位置決めさ
れていたので、媒体61が50分解ドットピッチ前進してい
るか否かに関する確認を行う。前進していなければ、制
御は583に戻り、センサ差信号Vの値を更に計算する。
【0082】589での確認がイエスであれば、媒体は50
回前進しており、591でバックグラウンド補正差信号V
のデータを差信号Vの理想曲線の有用中心部分に似てい
る信号テンプレートと関係付ける。テンプレート機能に
あるデータ点は垂直差信号Vのバックグラウンド補正値
の格納列より少なく、最大相関を生ずる一連のバックグ
ラウンド補正差信号値の中心での垂直差信号値の列位置
は最大相関指標として保存される。593で最大相関指標
に対応する垂直差信号のバックグラウンド補正値および
その両側にある差信号Vの三つのバックグラウンド補正
値は最も良く合う直線を決定する線形回帰に利用され
る。
【0083】V=A*VPOS+B (方程式5)
【0084】ここでVはステップ583で計算されたバッ
クグラウンド補正垂直差信号Vであり、VPOSは所定の垂
直出発位置に対する垂直線の位置であり、Aは傾斜であ
り、Bは所定の垂直出発位置にある水平線に対する最も
良く合う線によるVの仮説値である。595で所定の垂直
出発位置に対する水平線HL(2,1)の垂直位置を、上の方
程式5でVを0に等しいと置いて得られる−B/Aに設定
する。
【0085】ステップ579乃至595に従い、センサ垂直差
信号Vの値を、所定の垂直出発位置に対する垂直試験線
分HL(2,1)の垂直位置を計算するため、その線分の上下
に広がる範囲にわたり1分解ドットピッチ離れている位
置について求める。ステップ597乃至612は所定の垂直出
発位置に対する線HL(1,50)の垂直位置を決定するため行
われるもので、ステップ579乃至595と同じである。
【0086】ステップ613乃至629は所定の垂直出発位置
に対する線HL(2,5)の垂直位置を決定するため行われる
もので、ステップ579乃至595と同じである。
【0087】631でペン補正値(PEN CORR)をV(1,50)をV
(2,0)から差引くことにより計算し、633で歯車列補正値
(GEAR CORR)をノズル(2,5)と(2,1)との間の公称距離
(すなわち、4ドットピッチ)をこのようなノズル間距
離の計算値で割ることにより計算する。635で631で計算
したペン補正値に歯車列補正値を乗じて最終ペン補正値
を得る。最終ペン補正値の計算から、ペン補正値の正の
値はカートリッジC1のノズルとカートリッジC2のノズル
との間に重なりが無いことを示すが、ペン補正値の負の
値は重なりを示していることが認められるはずである。
【0088】歯車列補正値は、測定中の水平試験線の領
域でわずかに異なる歯車比を生ずる可能性のある媒体駆
動機構の周期的歯車誤差を補正する。それは2次の効果
であるが、位置合せ距離を媒体駆動モータエンコーダの
絶対回転を基準とするのではなく、位置合せ距離(これ
は水平線HL(2,1)とHL(1,50)との間の距離である)を歯
車補償距離の測定値(これはHL(2,1)とHL(2,5)との間の
距離である)を基準とするように、上述の測定手順を使
用して正規化することができる。
【0089】637で、カートリッジC1、C2に対する最も
低い使用可能ノズルおよびペン動作値を、最終ペン補正
値を一定の経験に基づいて決められた限界値と比較する
ことにより決定する。
【0090】ペン補正値が1.0以上4.0未満であれば、事
例1が適用される。カートリッジ2の低ノズルが(2,
1)、カートリッジ1の低ノズルが(1,3)で、ペン動作は
−(ペン補正値-1)に等しい。
【0091】ペン補正値が0.0以上1.0未満であれば、事
例2が適用される。カートリッジ2の低ノズルが(2,
1)、カートリッジ1の低ノズルが(1,2)で、ペン動作は
−ペン補正値に等しい。
【0092】ペン補正値が-1.0以上0.0未満であれば、
事例3が適用される。カートリッジ2の低ノズルが(2,
1)、カートリッジ1の低ノズルが(1,1)で、ペン動作は
−(ペン補正値+1)に等しい。
【0093】ペン補正値が-2.0以上-1.0未満であれば、
事例4が適用される。カートリッジ2の低ノズルが(2,
2)、カートリッジ1の低ノズルが(1,1)で、ペン動作は
−(ペン補正値+2)に等しい。
【0094】ペン補正値が-3.0以上-2.0未満であれば、
事例5が適用される。カートリッジ2の低ノズルが(2,
3)、カートリッジ1の低ノズルが(1,1)で、ペン動作は
−(ペン補正値+3)に等しい。
【0095】ステップ637の事例2乃至5に従い、プリ
ントヘッドカートリッジに対してノズルの適切な組合せ
を選定し、カートリッジC1の最上の使用可能ノズルとカ
ートリッジC2の最低使用可能ノズルとの間の垂直距離が
1ノズルピッチ以上2ノズルピッチ未満であるようにす
る。これにより計算補正値の整数部分が効果的に実現さ
れる。計算補正値の小数部分はカートリッジC1の位置を
カートリッジC1の最上使用可能ノズルとカートリッジC2
の最低使用可能ノズルとの間の垂直距離が実質上1ノズ
ルピッチになるように調節することにより実現される。
したがって、事例2乃至5に関しては、カム調節は1ノ
ズルピッチ未満になる。効果的に、重なりがあれば、ま
たは重なりが無くてカートリッジC1の最上ノズルとカー
トリッジC2の最低ノズルとの間の垂直距離が1ノズルピ
ッチ未満であれば、ノズル選択は、カートリッジC1の最
上使用可能ノズルとカートリッジC2の最下使用可能ノズ
ルとの間の垂直距離が1ノズルピッチ以上2ノズルピッ
チ未満になるようにして利用される。カム調節は残留補
正を行う。
【0096】事例1はカートリッジC1、C2のノズルが垂
直方向に沿って基準位置にあるカムと重ならない特別の
場合であり、カム調節はノズルピッチより大きくなけれ
ばならない。
【0097】実施例によれば、カートリッジ間のノズル
の重なりの公称値が約1乃至2ノズルピッチで印刷カー
トリッジC1のカム作動機械的調節の全範囲が約21/2ノ
ズルピッチのとき、印刷カートリッジの製造公差、保持
シューの製造公差、およびカートリッジの挿入公差を補
正するのに全体調節範囲が約±4ノズルピッチとなる。
【0098】プリントヘッドカートリッジC1のカートリ
ッジC2に対する全等価調節はこのようにして(a)使用す
る適切な一連のノズルを選択することにより、および
(b)印刷カートリッジC1を機械的に動かしてノズル選択
後残っている位置合せ不良を除去することにより達成さ
れる。ステップ637の事例1だけが印刷カートリッジC1
を1ノズルピッチより多く印刷カートリッジC1の方に動
かすことを必要とする。事例1はカートリッジが媒体走
査軸に沿って離れ過ぎておりノズル選択による補正が不
可能な状況に対するものだからである。
【0099】図4に示す構成については、図示した線HL
(2,1)およびHL(1,50)に対するPEN CORRが-2.0分解ドッ
トピッチより大きく-1.0分解ドットピッチより小さいか
ら事例4が適用される。ペン補正値は1.0未満の正の小
数になるが、これはノズル(1,48)が媒体走査軸に沿って
ノズル(2,2)に一層近づくことを意味している。
【0100】639で各カートリッジに対する高ノズルを
低ノズル番号に47を加えることによって決定し、641で
カム調節のための直線エンコーダカウントのカートリッ
ジ進行距離(CAM DIST)をペン動作に腕定数(ARM CONSTAN
T)を乗ずることにより計算する。ここで腕定数は、カー
トリッジC1を媒体走査軸に沿ってカートリッジC1に近づ
けるノズルピッチの数であるペン動作をカムレバー117
をカムアクチュエータ腕121で動かすのに必要なキャリ
ッジ変位に変換する常数である。腕定数は解析的にまた
は経験的に決定することができ、カートリッジ進行距離
とペン動作との間の直線的関係は、(a)カム腕が動いて
いる間のキャリッジの運動と(b)媒体走査軸に沿う有効
ノズル変位との間に実質上直線関係が存在するようにカ
ム111が構成されていることに基づいている。
【0101】代わりに、カートリッジ進行距離をペン動
作と非直線的に関係づけることができ、このような関係
を解析的にまたは経験的に得ることができる。経験的デ
ータは、たとえば、キャリッジを所定数のエンコーダカ
ウントだけ離れた既知位置まで動かすことによりカムを
歩進的に位置決めし、得られるペン補正値の値を各キャ
リッジ位置で測定することにより作ることができる。経
験的データにより、機能表またはルックアップ表を組立
ててカム移動用キャリッジ運動をノズル距離の変化と関
係づけることができる。
【0102】643で、カムアクチュエータが上昇位置に
ある状態で、キャリッジをその左側に動かす。645でカ
ムアクチュエータ腕を下げ、649でキャリッジを右に先
にステップ525で保存したキャリッジ基準位置およびス
テップ641で先に計算したカートリッジ進行距離値に等
しい位置まで動かす。これは事実、絶対走査軸エンコー
ダ位置ではカムはステップ525で保存された基準位置に
取残されていたので、カートリッジ進行距離のキャリッ
ジ移動に対応する量だけカムを動かす。651でキャリッ
ジを1/4インチだけ左に動かしてカム腕をカム調節アク
チュエータから解放するようにし、653でカム調節アク
チュエータ腕を持上げる。垂直軸または媒体軸の位置合
せ手順はこれで完成する。
【0103】垂直位置合せに関する前述の手順では、ス
テップ637の事例1を除き、論理的に使用可能にされた
ノズルを選択して位置合せ不良の計算値を最も近い整数
ノズルピッチに補正し、残りの小数ドットピッチの補正
の他に事例1に対する補正をも一定の方向に物理的キャ
リッジ寸法を調節することにより行っている。たとえ
ば、残留小数ドットピッチ誤差が不愉快な印刷品位を生
じないよう充分高い分解能を有し、更にカートリッジC1
の最上ノズル(1,1)とカートリッジC2の最下ノズル(2,5
0)との間の垂直距離を1ノズルピッチ未満としたとき確
実に重なりまたは重ならない機械的公差を有するスウォ
ースプリンタにより、論理的に使用可能とされたノズル
の選択だけを行って垂直位置合せを達成することができ
ることをも考えている。使用可能ノズルを必要に応じて
選択し、たとえば印刷品位に基づいて、使用可能ノズル
を重ならないようにして1ノズル未満の残留誤差を達成
するか、またはカートリッジC1の使用可能ノズルとカー
トリッジC2の使用可能ノズルとの間の垂直距離を、たと
え得られる垂直距離は1ノズルピッチより大きくても、
1ノズルピッチに最も近くする。
【0104】前述の開示は、水平試験線分の相対位置を
検出する一つの手順および垂直試験線分の相対位置を検
出する他の手順を示しているが、手順を実施するキャリ
ッジ位置決め機構および媒体位置決め機構の分解能およ
び正確度に応じて、水平試験線に対する手順を垂直試験
線に適応させることができ、垂直試験線に対する手順を
水平試験線に適応させることができることを認めるべき
である。また水平試験線および垂直試験線の位置を検出
することに関して、たとえば電荷結合素子(CCD)アレイ
を含む他の形式のセンサを利用することができることを
認めるべきである。更に代わりのものとして水平線の位
置を検出するのに二重検出器を利用することができ、垂
直線を検出するのに他の二重検出器を利用することがで
きる。
【0105】印刷素子列の位置合せに関して開示した装
置および方法を2個のプリントヘッドを備えたインクジ
ェットプリンタについて説明してきたが、開示した装置
および方法は、スウォース高さを増大するように設置さ
れた3個以上のプリントヘッドまたはノズルを備えたイ
ンクジェットプリンタで、またピン形インパクトプリン
タのような他の形式のラスタ式プリンタで実現すること
ができる。更に、垂直位置合せの技法は単一カートリッ
ジインクジェットプリンタのような単一印刷素子列プリ
ンタの双方向印刷誤差を補正するのに実施することがで
きる。
【0106】
【発明の効果】これまで述べたことは多重プリントヘッ
ドスウォースプリンタのプリントヘッドカートリッジの
位置合せを効率良く且つ確実に行う装置および方法を開
示したものであり、高い印刷品位を保持しながら連続グ
ラフィックスの処理量を向上するものである。開示した
装置および方法は特に多重プリントヘッドインクジェッ
トプリンタによる双方向印刷で高い印刷品位を生ずる。
開示した装置および方法は極度に厳しい機械的公差を有
利に回避し、処理の変動の他電気部品に対する電圧およ
び温度の影響をも補償し、且つ製造公差の管理によって
は補正することができないカートリッジをカートリッジ
保持シューに挿入することから生ずる印刷カートリッジ
取付け誤差を補償する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の要部側断面図である。
【図3】図1の印刷カートリッジのノズルの配列を示す
平面図である。
【図4】図1の印刷カートリッジの収容状態を示す側断
面図である。
【図4A】図4の4A線における断面図である。
【図5】図1の要部拡大斜視図である。
【図6】本発明のスウォースプリンタの印刷制御のブロ
ックダイヤグラムである。
【図7】図1のプリンタにおける光りセンサの簡略断面
図である。
【図8】図7の光りセンサの機能説明図である。
【図9】カッド検出器の活動域を横切る垂直線の像のキ
ャリッジ走査軸に沿う変位をセンサ信号の連続プロット
で示した図である。
【図10】垂直試験線分の水平位置を決定するためのオ
フセットされた垂直線分のシリーズを示す図である。
【図11】印刷カートリッジの水平位置調整に利用され
る複数の垂直線分を示す図である。
【図12】単一印刷のための印刷カートリッジの水平位
置調整に利用される複数の垂直線分を示す図である。
【図13】双方向印刷のための印刷カートリッジの水平
位置調整に利用される複数の垂直線分を示す図である。
【図14】印刷カートリッジの垂直位置調整に利用され
る水平試験線分のシリーズを示す図である。
【図15A】印刷カートリッジの水平位置を決定するた
めの光りセンサによる計測手順を示すフローチャートで
ある。
【図15B】印刷カートリッジの水平位置を決定するた
めの光りセンサによる計測手順を示すフローチャートで
ある。
【図15C】印刷カートリッジの水平位置を決定するた
めの光りセンサによる計測手順を示すフローチャートで
ある。
【図16A】印刷カートリッジの水平位置調整をするた
めの手順を示すフローチャートである。
【図16B】印刷カートリッジの水平位置調整をするた
めの手順を示すフローチャートである。
【図16C】印刷カートリッジの水平位置調整をするた
めの手順を示すフローチャートである。
【図17A】印刷カートリッジの垂直位置調整をするた
めの手順を示すフローチャートである。
【図17B】印刷カートリッジの垂直位置調整をするた
めの手順を示すフローチャートである。
【図17C】印刷カートリッジの垂直位置調整をするた
めの手順を示すフローチャートである。
【図17D】印刷カートリッジの垂直位置調整をするた
めの手順を示すフローチャートである。
【図17E】印刷カートリッジの垂直位置調整をするた
めの手順を示すフローチャートである。
【図17F】印刷カートリッジの垂直位置調整をするた
めの手順を示すフローチャートである。
【図17G】印刷カートリッジの垂直位置調整をするた
めの手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
C1、C2:印刷カートリッジ 51:キャリッジ 63:印刷ローラ 91:保持シュー 93:支持部材 97:カムフォロワーフランジ 101、102:ノズル板 111:調整カム 117:カムレバー 119:カムレバー 121:調整レバー腕
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−198869(JP,A) 特開 昭63−179750(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01 B41J 2/51 B41J 3/54 B41J 19/18 B41J 25/304

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の(I)から(III)を設けたスウォース型
    プリンタにおいてステップ(a)から(d)を設けたことを特
    徴とする媒体走査軸に沿う方向のカートリッジの動作を
    整列させる方法: (I) 水平のキャリッジ走査軸に沿って、第1及び第2の
    走査方向に移動可能なキャリッジ; (II) 前記移動可能なキャリッジに支持されて、前記キ
    ャリッジ走査軸に垂直の媒体走査軸に沿って選択的に移
    動可能な印刷媒体上に印刷を行う、第1及び第2のイン
    クジェットプリントヘッドカートリッジ:前記プリント
    ヘッドカートリッジの各々は前記媒体走査軸に沿って間
    隔が開くように前記媒体走査軸に沿って配置された複数
    のノズルを有し、 前記第1及び第2のプリントヘッドカートリッジの複数
    のノズルが前記媒体走査軸に沿ってオーバーラップする
    ことができるように、前記第1及び第2のプリントヘッ
    ドカートリッジが前記キャリッジ走査軸に沿って並びま
    た前記媒体走査軸に沿ってオフセットがかけられる; (III) 前記移動可能なキャリッジに支持された光セン
    サ:前記光センサは、水平線を結像して前記光センサの
    垂直動作範囲内での前記水平線の垂直位置を指示する出
    力を与える; (a) 上記第1及び第2のプリントヘッドカートリッジで
    前記キャリッジ走査軸に沿って伸びる2本のオーバーラ
    ップしない水平の試験線分を印刷する:前記水平の試験
    線分のうちの1本である第1の水平の試験線分は前記第
    1のプリントヘッドカートリッジの選択されたノズルに
    よって印刷され、前記水平の試験線分のうちののこりの
    1本である第2の水平の試験線分は前記第2のプリント
    ヘッドカートリッジの選択されたノズルによって印刷さ
    れる; (b) 前記光センサを用いて、前記2本の水平の試験線分
    の各々の前記媒体走査軸に沿った垂直位置を上記光セン
    サにより決定する; (c) 前記2本の水平の試験線分間の前記媒体走査軸に沿
    った測定された垂直距離を決定する; (d) 以下によって、前記第1及び第2のプリントヘッド
    カートリッジの前記媒体走査軸に沿った動作を調整す
    る: (d-1) 選択されたノズルを付勢する; (d-2) 前記2本の水平な試験線分の間の前記測定された
    垂直距離に基づいて前記第2のプリントヘッドカートリ
    ッジに対する前記第1のプリントヘッドカートリッジの
    位置を調整して、前記第1のプリントヘッドカートリッ
    ジの前記付勢されたノズルと前記第2のプリントヘッド
    カートリッジの前記付勢されたノズルが前記媒体走査軸
    に沿ってオーバーラップしないようにし、また前記第1
    のプリントヘッドカートリッジの前記付勢されたノズル
    と前記第2のプリントヘッドカートリッジの前記付勢さ
    れたノズルであって前記媒体走査軸に沿ってもっとも接
    近している前記付勢されたノズルが前記媒体走査軸に沿
    って互いに実質的に1ノズル間隔だけ離間しているよう
    にする。
  2. 【請求項2】前記ステップ(a)の後に続く以下のステッ
    プ(e)、前記ステップ(b)の後に続く以下のステップ
    (f)、前記ステップ(c)の後に続く以下のステップ(g)か
    ら(i)を設け、前記ステップ(d)は以下のステップ(d-3)
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の方法: (e) 前記第2のプリントヘッドカートリッジの選択され
    たノズルを使用して前記カートリッジ走査軸に沿って延
    びる第3の水平の試験線分を印刷する:前記第3の水平
    の試験線分は前記第1及び第2の水平の試験線分とはオ
    ーバーラップしない; (f) 前記光センサを使用して、前記第3の水平の試験線
    分の前記媒体走査軸に沿った垂直位置を判定する; (g) 前記第2の水平の試験線分と前記第3の水平の試験
    線分の間の前記媒体走査軸に沿った測定された垂直距離
    を判定する; (h) 前記第2のプリントヘッドカートリッジの前記選択
    されたノズル間の距離を前記第2の水平の試験線分と前
    記第3の水平の試験線分の間の測定された距離で除算す
    ることによって、媒体送り機構補償係数を計算する; (i) 前記第1の水平の試験線分と前記第2の水平の試験
    線分の間の前記測定された垂直距離に前記媒体送り機構
    補償係数を乗算して、カートリッジ位置補正係数を求め
    る; (d-3) 選択されたノズルを付勢して、前記測定された位
    置補正係数に基づいて前記第1のプリントヘッドカート
    リッジと前記第2のプリントヘッドカートリッジの相対
    的な位置を調整して、前記第1のプリントヘッドカート
    リッジの前記付勢されたノズルと前記第2のプリントヘ
    ッドカートリッジの前記付勢されたノズルであって前記
    媒体走査軸に沿ってもっとも接近している前記付勢され
    たノズルが前記媒体走査軸に沿って互いに実質的に1ノ
    ズル間隔だけ離間しているようにする。
  3. 【請求項3】前記第2のプリントヘッドカートリッジの
    位置に対する前記第1のプリントヘッドカートリッジの
    相対的な位置は前記第1のプリントヘッドカートリッジ
    を前記キャリッジ走査軸に平行な軸の周りに回転させる
    ことによって調整され、ここにおいて、前記第1のプリ
    ントヘッドカートリッジのノズルは前記第2のプリント
    ヘッドカートリッジのノズルに対して前記媒体走査軸に
    沿って移動されることを特徴とする請求項1または2記
    載の方法。
  4. 【請求項4】前記ステップ(d)において、前記プリン
    トヘッドカートリッジの各々の選択されたノズルは前記
    測定された垂直距離に基づいて、前記プリントヘッドカ
    ートリッジの前記選択されたノズルが前記媒体走査軸に
    沿ってオーバーラップしないように付勢され、 前記プリントヘッドカートリッジの相対位置は前記測定
    された垂直距離に基づいて、前記第1のプリントヘッド
    カートリッジの前記付勢されたノズルと前記第2のプリ
    ントヘッドカートリッジの前記付勢されたノズルであっ
    て前記媒体走査軸に沿ってもっとも接近している前記付
    勢されたノズルが前記媒体走査軸に沿って互いに実質的
    に1ノズル間隔だけ離間しているように調整されること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】前記ステップ(d)において、 前記プリントヘッドカートリッジの各々の選択されたノ
    ズルは、前記カートリッジ位置補正係数に基づいて、前
    記プリントヘッドカートリッジの前記付勢されたノズル
    が前記媒体走査軸に沿ってオーバーラップしないように
    付勢され、 前記プリントヘッドカートリッジ間の相対位置は、前記
    第1のプリントヘッドカートリッジの前記付勢されたノ
    ズルと前記第2のプリントヘッドカートリッジの前記付
    勢されたノズルであって前記媒体走査軸に沿ってもっと
    も接近している前記付勢されたノズルが前記媒体走査軸
    に沿って互いに実質的に1ノズル間隔だけ離間するよう
    に調節されることを特徴とする請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】前記選択されたノズルは、前記第1のプリ
    ントヘッドカートリッジの前記付勢されたノズルと前記
    第2のプリントヘッドカートリッジの前記付勢されたノ
    ズルであって前記媒体走査軸に沿ってもっとも接近して
    いる前記付勢されたノズルが前記媒体走査軸に沿って1
    ノズル間隔よりも大きく離間しているように付勢され、
    その後、前記プリントヘッドカートリッジ間の相対位置
    が前記1ノズル間隔に調節されることを特徴とする請求
    項4または5記載の方法。
  7. 【請求項7】前記第1と第2のプリントヘッドカートリ
    ッジ間の相対位置は、前記キャリッジ走査軸に平行な軸
    の周りに前記第1のプリントヘッドカートリッジを回転
    させることによって調節され、これにより、前記第1の
    プリントヘッドカートリッジのノズルは前記第2のプリ
    ントヘッドカートリッジのノズルに前記媒体走査軸に沿
    ってより接近するように移動されることを特徴とする請
    求項4または5記載の方法。
  8. 【請求項8】前記ステップ(b)が以下のステップ(b
    −1)から(b−6)を含むことを特徴とする請求項1
    から7の何れかに記載の方法: (b−1)前記光センサが前記媒体走査軸に沿って前記
    水平の試験線分の全てから変位するように、前記印刷媒
    体を予め定められた垂直開始位置へ移動する; (b−2)前記プリントヘッドカートリッジを水平に移
    動して、前記光センサを前記水平の試験線分の選択され
    1本の中心に水平方向に整列させる; (b−3)前記選択された水平の試験線分が前記媒体走
    査軸に沿ってまた静止状態になったままの前記光センサ
    の活性領域を通って歩進的に走査されるように、更に前
    記光センサが前記キャリッジ走査軸に沿って見た場合に
    同じ位置を有する一連の位置に置かれるように、前記印
    刷媒体を予め定められた量だけ歩進させる; (b−4)前記光センサが位置付けられる前記一連の位
    置の各々についての前記光センサの出力を読み取り、前
    記走査される水平の試験線分について一連の位置のサン
    プルを生成する; (b−5)前記一連の位置のサンプルから、前記走査さ
    れた水平の試験線分の垂直位置を判定する; (b−6)前記水平の試験線分の残りの各々について前
    記ステップ(b−2)から(b−5)を実行する。
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