JP3455120B2 - パック化粧料 - Google Patents

パック化粧料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長時間にわたって
肌に水分を持続的に与えることができ、保湿効果の高い
パック化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】顔や体の皮膚にうるおいを与えたり、有
効成分を浸透させる目的で一時的に肌に適用するパック
化粧料が種々実用化されている。それらパック化粧料と
しては、被膜を形成させて約30分後にその被膜をはが
すピールオフタイプ、あるいは化粧料を厚めに塗布し
て、5〜10分後に拭き取るもしくは洗い流すタイプの
ものが知られている。これらのパック化粧料は、いずれ
も肌に対する効果はある程度達成されるものの、塗布中
にべたべたする、安静にしていないとパック剤が他のも
のについてしまうなど、使用中のわずらわしさが多かっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、使用
中のわずらわしさがなく、肌に水分を持続的に与えるこ
とができ、保湿効果の高いパック化粧料を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の高
分子化合物と保湿剤を含有するパック化粧料を、皮膚に
塗布してうすい被膜を形成させ、睡眠した後、洗い流せ
ば、使用中のわずらわしさがなく、睡眠中に肌に水分を
持続的に与え続けることができ、高い保湿効果が得られ
ることを見出した。
【0005】すなわち、本発明は、(A)カルボキシビ
ニルポリマー及びカラギーナンを含有し、かつ水中に1
重量%配合した液を、解放系で64時間、25℃、相対
湿度50%の条件下に放置したとき、水分保持率が15
%以上である被膜形成性高分子、及び(B)保湿剤を含
有するパック化粧料を提供するものである。
【0006】また、本発明は、上記パック化粧料を皮膚
に塗布して就寝し、起床後、洗い流して使用するパック
方法を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いる成分(A)のカラ
ギーナンとしては、κ−カラギーナン、ι−カラギーナ
ン及びλ−カラギーナンが使用される。
【0008】
【0009】本発明においては、水中に当該高分子を1
重量%(2種以上併用の場合はその合計)配合した液
(水溶液及び水分散液を含む)を、解放系で64時間、
25℃、相対湿度50%の条件下に放置したとき、水分
保持率が15%以上、好ましくは17.5%以上となる
ものであることが必要である。ここで、水分保持率は、
前記のゲル40gを直径9cmのシャーレに入れ、前記条
件で64時間放置した後、ゲルの重量を測定し、下記式
により求める。
【0010】
【数1】
【0011】
【0012】成分(A)の高分子は、全組成中に0.0
5〜6重量%、特に0.1〜5重量%、更に0.2〜4
重量%配合するのが、べたべたせず、使用中のわずらわ
しさが生じずに被膜を形成できるので好ましい。
【0013】本発明で用いる成分(B)の保湿剤として
は、例えばグリセリン、ポリエチレングリコール等の多
価アルコール;炭化水素類、動植物油、エステル油、高
級脂肪酸、高級アルコール、リン脂質、スフィンゴシン
誘導体等の油剤;その他、アミノ酸及びその塩、アミノ
酸誘導体及びその塩、ヒドロキシ酸及びその塩、ベタイ
ン類、糖類、糖アルコール類、アンモニア、グルコサミ
ン、クレアチン、尿素、特開平8−92054号に記載
のグアニジン誘導体又はその酸付加塩、特開平10−8
7422号に記載のアミド誘導体、天然保湿因子(NM
F)として知られた親水性吸湿物質又はそれらの誘導体
などが挙げられる。
【0014】これらの保湿剤は1種以上を用いることが
でき、全組成中に0.001〜50重量%、特に0.1
〜50重量%、更に0.5〜50重量%配合するのが好
ましい。
【0015】更に、本発明のパック化粧料には、前記成
分のほか、通常の化粧料に用いられる成分、例えば界面
活性剤、ワックス類、シリコーン類、ステロール類、粉
体、低級アルコール、抗炎症剤、一重項酸素消去剤又は
抗酸化剤、pH調整剤、無機塩、粘度調整剤、キレート
剤、防腐剤、色素、美白成分、細胞賦活剤、紫外線吸収
剤、ビタミン類、皮脂抑制剤、皮脂分泌促進剤、薬効成
分、香料等を適宜配合でき、常法により製造できる。
【0016】本発明のパック化粧料は、皮膚に塗布する
とうすい被膜が形成され、この被膜は肌に水分を持続的
に与え、しかも容易に洗い流すことができる。従って、
皮膚に塗布して就寝し、起床後、洗い流して使用するこ
とができ、例えば夜眠る前に皮膚に塗布して睡眠し、翌
朝洗い流すという簡単な方法で、使用中のわずらわしさ
が全くなく、皮膚に水分を睡眠中(6時間以上)持続的
に与え、高い保湿効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】本発明のパック化粧料は、使用中のわず
らわしさがなく、長時間にわたって肌に水分を持続的に
与え、高い保湿効果が得られる。
【0018】
【実施例】参考例1 表1に示す成分をそれぞれ混合し、前記の方法により、
その水分保持率を求めた。結果を表1に併せて示す。
【0019】
【表1】
【0020】実施例1 表3に示す組成のパック化粧料を常法により製造した。
これらのパック化粧料を、0.5g手にとり、顔全体に
ひろげるように塗布し、軽くなじませるようにして、そ
のまま就寝後、翌朝における保湿効果、洗い流しやすさ
を10名の専門パネラーにより官能評価した。評価基準
は表2の通りである。結果を表3に示す。
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】実施例2 以下に示す組成のパック化粧料を常法により製造した。
【表4】 (成分) (重量%) カルボキシビニルポリマー (カーボポール980、B.F.グッドリッチ社製) 0.8 κ−カラギーナン (ソアギーナMV101、MRCポリサッカライド社製) 0.2 水酸化カリウム 0.35 酸性多糖類(特開平1-213213号の実施例2に記載のもの) 0.1 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 グリセリン 10.0 ポリエチレングリコール 5.0 スクワラン 1.0 アミド誘導体(特開平10-87422号の実施例1に記載のもの) 1.0 ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 1.0 防腐剤 0.2 精製水 残部
【0024】実施例3 以下に示す組成のパック化粧料を常法により製造した。
【表5】 (成分) (重量%) カルボキシビニルポリマー(カーボポール940) 0.8 κ−カラギーナン(ソアギーナMV101) 0.2 アミド誘導体(特開平10-87422号の実施例1に記載のもの) 0.5 グアニジン誘導体のコハク酸塩(特開平8-92054号の実施例 1に記載のもの) 1.5 グリセリン 5.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 水酸化カリウム 0.3 メチルポリシロキサン 4.0 ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 1.0 エタノール 5.0 N−プロピオニルポリエチレンイミン・メチルポリシロキサン 共重合体(エタノール溶液) 0.5 防腐剤 0.2 エデト酸二ナトリウム 0.05 香料 微量 精製水 残部
【0025】実施例4 以下に示す組成のパック化粧料を常法により製造した。
【表6】 (成分) (重量%) カルボキシビニルポリマー (カーボポール941、B.F.グッドリッチ社製) 0.8 κ−カラギーナン(ソアギーナMV101) 0.3 ポリビニルピロリドン 0.5 アルギニン 0.3 水酸化カリウム 0.35 コラーゲン 0.1 グリセリン 10.0 ポリオキシエチレンメチルグルコシド 5.0 架橋型メチルポリシロキサン 1.0 ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 (SH3775M、東レ・ダウコーニング社製) 0.5 テトラヒドロキシベンゾフェノン 0.1 黄色4号 0.003 防腐剤 0.2 精製水 残部
【0026】実施例2〜4で得られたパック化粧料を、
顔に塗布して睡眠(6時間)した後、洗い流した。使用
中のわずらわしさは全くなく、睡眠中肌に水分が持続的
に与えられ、高い保湿効果が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−72841(JP,A) 特開 平10−203925(JP,A) 特開 平8−245361(JP,A) 特開 平6−247838(JP,A) 特開 平5−32523(JP,A) 特開 平10−279427(JP,A) 特開 平6−329525(JP,A) 特開 平10−279429(JP,A) 特開 平3−279315(JP,A) 特開 平5−51311(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)カルボキシビニルポリマー及びカ
    ラギーナンを含有し、かつ水中に1重量%配合した液
    を、解放系で64時間、25℃、相対湿度50%の条件
    下に放置したとき、水分保持率が15%以上である被膜
    形成性高分子、及び(B)保湿剤を含有するパック化粧
    料。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパック化粧料を皮膚に塗
    布して就寝し、起床後、洗い流して使用するパック方
    法。
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