JP3454687B2 - プリペイドカードシステム、読書装置、発券機及びカード使用状況管理方法 - Google Patents
プリペイドカードシステム、読書装置、発券機及びカード使用状況管理方法Info
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- JP3454687B2 JP3454687B2 JP26140897A JP26140897A JP3454687B2 JP 3454687 B2 JP3454687 B2 JP 3454687B2 JP 26140897 A JP26140897 A JP 26140897A JP 26140897 A JP26140897 A JP 26140897A JP 3454687 B2 JP3454687 B2 JP 3454687B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用されたプリペ
イドカードの販売時期の情報を取得することができるプ
リペイドカードシステム及びカード使用状況管理方法に
関する。
イドカードの販売時期の情報を取得することができるプ
リペイドカードシステム及びカード使用状況管理方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、プリペイドカードシステムにおい
て、プリペイドカードに記憶されている金額情報を使用
するための読書装置は、使用された金額情報等をセンタ
等の上位装置に送信する。送信された金額情報等は、セ
ンタにより売上金の集計等に使用される。
て、プリペイドカードに記憶されている金額情報を使用
するための読書装置は、使用された金額情報等をセンタ
等の上位装置に送信する。送信された金額情報等は、セ
ンタにより売上金の集計等に使用される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなプ
リペイドカードシステムでは、使用された金額情報につ
いて、それらがいつ販売されたプリペイドカードに記憶
されていた金額情報なのかを知ることができなかった。
よって、例えば、使用された金額情報を、その金額情報
が格納されたプリペイドカードが販売された時期毎（例
えば、月毎、四半期毎、年度毎等）に集計することが事
実上困難であった。
リペイドカードシステムでは、使用された金額情報につ
いて、それらがいつ販売されたプリペイドカードに記憶
されていた金額情報なのかを知ることができなかった。
よって、例えば、使用された金額情報を、その金額情報
が格納されたプリペイドカードが販売された時期毎（例
えば、月毎、四半期毎、年度毎等）に集計することが事
実上困難であった。
【０００４】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、プリペイドカードシステムで使用された金額情報に
ついて、それらの金額情報が格納されていたプリペイド
カードの販売時期の情報を取得することができるプリペ
イドカードシステム、読書装置、発券機及びカード使用
状況管理方法を提供することを目的とする。
で、プリペイドカードシステムで使用された金額情報に
ついて、それらの金額情報が格納されていたプリペイド
カードの販売時期の情報を取得することができるプリペ
イドカードシステム、読書装置、発券機及びカード使用
状況管理方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第１の観点に係るプリペイドカードシス
テムは、金銭的価値を有する金額情報を記憶するプリペ
イドカードを用いて取引を行い、該取引の決済を集中管
理するセンタを有するプリペイドカードシステムにおい
て、前記プリペイドカードに該プリペイドカードの販売
時期を記録する手段と、外部からの要求に応じて前記プ
リペイドカードを発券する手段と、所定期間毎に区切ら
れた集計期間と、各前記集計期間に対応して、その期間
に販売されたプリペイドカードの使用金額が加算される
集計金額と、を記憶する集計情報記憶手段と、前記プリ
ペイドカード使用時に、該プリペイドカードが装着され
る装着手段と、外部からの要求に応じて、前記装着手段
に装着された前記プリペイドカードに記憶されている金
額情報を使用金額に応じて更新する手段と、前記装着手
段に装着されたプリペイドカードに記憶されている前記
販売時期を読み出す読出手段と、前記集計情報記憶手段
において、前記読出手段により読み出された前記販売時
期に該当する前記集計期間を検出する検出手段と、前記
検出手段により検出された該集計期間に対応する集計金
額に前記使用金額を加算する更新手段と、前記集計情報
記憶手段に記憶されている情報を所定のタイミングで前
記センタに送信する手段と、を備える。
め、この発明の第１の観点に係るプリペイドカードシス
テムは、金銭的価値を有する金額情報を記憶するプリペ
イドカードを用いて取引を行い、該取引の決済を集中管
理するセンタを有するプリペイドカードシステムにおい
て、前記プリペイドカードに該プリペイドカードの販売
時期を記録する手段と、外部からの要求に応じて前記プ
リペイドカードを発券する手段と、所定期間毎に区切ら
れた集計期間と、各前記集計期間に対応して、その期間
に販売されたプリペイドカードの使用金額が加算される
集計金額と、を記憶する集計情報記憶手段と、前記プリ
ペイドカード使用時に、該プリペイドカードが装着され
る装着手段と、外部からの要求に応じて、前記装着手段
に装着された前記プリペイドカードに記憶されている金
額情報を使用金額に応じて更新する手段と、前記装着手
段に装着されたプリペイドカードに記憶されている前記
販売時期を読み出す読出手段と、前記集計情報記憶手段
において、前記読出手段により読み出された前記販売時
期に該当する前記集計期間を検出する検出手段と、前記
検出手段により検出された該集計期間に対応する集計金
額に前記使用金額を加算する更新手段と、前記集計情報
記憶手段に記憶されている情報を所定のタイミングで前
記センタに送信する手段と、を備える。
【０００６】このような構成によれば、使用されたプリ
ペイドカードの金額情報を、その格納元のプリペイドカ
ードの販売時期をもとに所定期間毎に振り分けて集計す
ることができる。これにより、販売されたプリペイドカ
ードの使用状況を把握することができる。また、例え
ば、決済のために、プリペイドカードの使用金額を、そ
のカードの販売時期をもとに所定期間毎に集計する必要
があるシステムにおいて、必要な情報を容易に取得で
き、また、センタにおける集計作業の負荷を軽減するこ
とができる。
ペイドカードの金額情報を、その格納元のプリペイドカ
ードの販売時期をもとに所定期間毎に振り分けて集計す
ることができる。これにより、販売されたプリペイドカ
ードの使用状況を把握することができる。また、例え
ば、決済のために、プリペイドカードの使用金額を、そ
のカードの販売時期をもとに所定期間毎に集計する必要
があるシステムにおいて、必要な情報を容易に取得で
き、また、センタにおける集計作業の負荷を軽減するこ
とができる。
【０００７】また、この発明の第２の観点に係るプリペ
イドカードシステムは、金銭的価値を有する金額情報を
記憶するプリペイドカードを用いて取引を行い、該取引
の決済を集中管理する管理部を有するプリペイドカード
システムにおいて、前記プリペイドカードを格納する格
納手段と、外部からの要求に応じて前記格納手段に格納
されている前記プリペイドカードを取り出し、該プリペ
イドカードに販売時期が記憶されているか否かを判別す
る判別手段と、販売時期が記憶されていない場合、該プ
リペイドカードに販売時期を記録して排出する手段と、
販売時期が記憶されている場合、該プリペイドカードに
販売時期を記録することなく排出する手段と、を備える
発券機と、所定期間毎に区切られた集計期間と、各前記
集計期間に対応して、その期間に販売されたプリペイド
カードの使用金額が加算される集計金額と、を記憶する
集計情報記憶手段と、前記プリペイドカードの使用時
に、外部からの要求に応じて、前記プリペイドカードに
記憶されている金額情報を、使用金額に応じて更新する
手段と、前記装着手段に装着されたプリペイドカードに
記憶されている前記販売時期を読み出す読出手段と、前
記集計情報記憶手段において、前記読出手段により読み
出された前記販売時期に該当する前記集計期間を検出す
る手段と、前記検出された該集計期間に対応する集計金
額に前記使用金額を加算する更新手段と、前記集計情報
記憶手段に記憶されている情報を所定のタイミングで前
記管理部に送信する手段と、を備える読書装置と、を備
える。
イドカードシステムは、金銭的価値を有する金額情報を
記憶するプリペイドカードを用いて取引を行い、該取引
の決済を集中管理する管理部を有するプリペイドカード
システムにおいて、前記プリペイドカードを格納する格
納手段と、外部からの要求に応じて前記格納手段に格納
されている前記プリペイドカードを取り出し、該プリペ
イドカードに販売時期が記憶されているか否かを判別す
る判別手段と、販売時期が記憶されていない場合、該プ
リペイドカードに販売時期を記録して排出する手段と、
販売時期が記憶されている場合、該プリペイドカードに
販売時期を記録することなく排出する手段と、を備える
発券機と、所定期間毎に区切られた集計期間と、各前記
集計期間に対応して、その期間に販売されたプリペイド
カードの使用金額が加算される集計金額と、を記憶する
集計情報記憶手段と、前記プリペイドカードの使用時
に、外部からの要求に応じて、前記プリペイドカードに
記憶されている金額情報を、使用金額に応じて更新する
手段と、前記装着手段に装着されたプリペイドカードに
記憶されている前記販売時期を読み出す読出手段と、前
記集計情報記憶手段において、前記読出手段により読み
出された前記販売時期に該当する前記集計期間を検出す
る手段と、前記検出された該集計期間に対応する集計金
額に前記使用金額を加算する更新手段と、前記集計情報
記憶手段に記憶されている情報を所定のタイミングで前
記管理部に送信する手段と、を備える読書装置と、を備
える。
【０００８】このような構成によれば、使用されたプリ
ペイドカードの金額情報を、その格納元のプリペイドカ
ードの販売時期をもとに所定期間毎に振り分けて集計す
ることができる。これにより、販売されたプリペイドカ
ードの使用状況を把握することができる。また、例え
ば、決済のために、プリペイドカードの使用金額を、そ
のカードの販売時期をもとに所定期間毎に集計する必要
があるシステムにおいて、必要な情報を容易に取得で
き、また、各読書装置を管理する管理部における集計作
業の負荷を軽減することができる。また、カード発行会
社等により発行された（販売時期が記録された）プリペ
イドカードを店舗等に販売する第三者発行型のシステム
と、店舗自身がプリペイドカードを発行する（販売時期
を記録する）自家発行型システムと、において、同一の
装置（発券機、読書装置）を使用することができる。
ペイドカードの金額情報を、その格納元のプリペイドカ
ードの販売時期をもとに所定期間毎に振り分けて集計す
ることができる。これにより、販売されたプリペイドカ
ードの使用状況を把握することができる。また、例え
ば、決済のために、プリペイドカードの使用金額を、そ
のカードの販売時期をもとに所定期間毎に集計する必要
があるシステムにおいて、必要な情報を容易に取得で
き、また、各読書装置を管理する管理部における集計作
業の負荷を軽減することができる。また、カード発行会
社等により発行された（販売時期が記録された）プリペ
イドカードを店舗等に販売する第三者発行型のシステム
と、店舗自身がプリペイドカードを発行する（販売時期
を記録する）自家発行型システムと、において、同一の
装置（発券機、読書装置）を使用することができる。
【０００９】なお、上記第１と第２の観点に係るプリペ
イドカードシステムにおいて、前記プリペイドカード
は、それぞれの種別を示す種別コードを有してもよく、
前記集計情報記憶手段は、前記集計期間に対応して、そ
の期間に販売されたプリペイドカードの使用金額が前記
種別コード毎に加算される集計金額を記憶する手段を更
に備えてもよく、前記読出手段は、前記プリペイドカー
ドから、前記販売時期と共に前記種別コードを読み出す
手段を更に備えてもよく、前記更新手段は、前記検出さ
れた集計期間において前記読出手段により読み出された
前記種別コードに該当する集計金額に前記使用金額を加
算する手段を更に備えてもよい。これにより、使用され
たプリペイドカードの金額情報を、更にプリペイドカー
ドの種別毎に振り分けて集計することができる。よっ
て、プリペイドカードのより詳細な使用状況を把握する
ことができる。
イドカードシステムにおいて、前記プリペイドカード
は、それぞれの種別を示す種別コードを有してもよく、
前記集計情報記憶手段は、前記集計期間に対応して、そ
の期間に販売されたプリペイドカードの使用金額が前記
種別コード毎に加算される集計金額を記憶する手段を更
に備えてもよく、前記読出手段は、前記プリペイドカー
ドから、前記販売時期と共に前記種別コードを読み出す
手段を更に備えてもよく、前記更新手段は、前記検出さ
れた集計期間において前記読出手段により読み出された
前記種別コードに該当する集計金額に前記使用金額を加
算する手段を更に備えてもよい。これにより、使用され
たプリペイドカードの金額情報を、更にプリペイドカー
ドの種別毎に振り分けて集計することができる。よっ
て、プリペイドカードのより詳細な使用状況を把握する
ことができる。
【００１０】
【００１１】また、この発明の第３の観点に係る読書装
置は、所定期間毎に区切られた集計期間と、各前記集計
期間に対応して、その期間に販売されたプリペイドカー
ドの使用金額が加算される集計金額と、を記憶する集計
情報記憶手段と、プリペイドカードに記憶されている金
額情報を取引における使用金額に応じて更新する手段
と、前記プリペイドカードに予め記憶されている販売時
期を読み出す読出手段と、前記集計情報記憶手段におい
て、前記読出手段により読み出された前記販売時期に該
当する前記集計期間を検出し、検出された該集計期間に
対応する集計金額に前記使用金額を加算する手段と、を
備える。また、該読書装置は、前記集計情報記憶手段に
記憶されている情報を所定のタイミングで該読書装置を
管理する上位装置に送信する手段を更に備えてもよい。
置は、所定期間毎に区切られた集計期間と、各前記集計
期間に対応して、その期間に販売されたプリペイドカー
ドの使用金額が加算される集計金額と、を記憶する集計
情報記憶手段と、プリペイドカードに記憶されている金
額情報を取引における使用金額に応じて更新する手段
と、前記プリペイドカードに予め記憶されている販売時
期を読み出す読出手段と、前記集計情報記憶手段におい
て、前記読出手段により読み出された前記販売時期に該
当する前記集計期間を検出し、検出された該集計期間に
対応する集計金額に前記使用金額を加算する手段と、を
備える。また、該読書装置は、前記集計情報記憶手段に
記憶されている情報を所定のタイミングで該読書装置を
管理する上位装置に送信する手段を更に備えてもよい。
【００１２】このような構成によれば、使用されたプリ
ペイドカードの金額情報を、その格納元のプリペイドカ
ードの販売時期をもとに所定期間毎に振り分けて集計す
ることができる。これにより、販売されたプリペイドカ
ードの使用状況を把握することができる。
ペイドカードの金額情報を、その格納元のプリペイドカ
ードの販売時期をもとに所定期間毎に振り分けて集計す
ることができる。これにより、販売されたプリペイドカ
ードの使用状況を把握することができる。
【００１３】
【００１４】また、この発明の第４の観点に係るカード
使用状況管理方法は、金銭的価値を有する金額情報を記
憶するプリペイドカードを用いて取引を行い、該取引の
決済を集中管理するセンタを有するプリペイドカードシ
ステムにおけるカード使用状況管理方法であって、発券
機が、外部からの要求に応じて該発券機に格納されてい
る前記プリペイドカードを取り出し、該プリペイドカー
ドに販売時期が記憶されているか否かを判別する判別ス
テップと、前記発券機が、前記判別ステップにより販売
時期が記憶されていないと判別された場合、該プリペイ
ドカードに販売時期を記録して排出するステップと、前
記発券機が、前記判別ステップにより販売時期が記憶さ
れていると判別された場合、該プリペイドカードをその
まま排出するステップと、読書装置が、所定期間毎に区
切られた集計期間と、各前記集計期間に対応して、その
期間に販売されたプリペイドカードの使用金額が加算さ
れる集計金額と、を記憶する集計情報記憶ステップと、
前記読書装置が、利用者により装着されたプリペイドカ
ードに記憶されている金額情報を、取引における使用金
額に応じて更新する更新ステップと、前記読書装置が、
前記装着されたプリペイドカードに記憶されている前記
販売時期を読み出す読出ステップと、前記読書装置が、
前記集計情報記憶ステップにより記憶されている前記集
計期間において、前記読出ステップにより読み出された
前記販売時期に該当する前記集計期間を検出し、検出さ
れた該集計期間に対応する集計金額に前記使用金額を加
算するステップと、前記読書装置が、前記集計情報記憶
ステップにより記憶されている情報を所定のタイミング
で前記センタに送信する送信ステップと、を備える。
使用状況管理方法は、金銭的価値を有する金額情報を記
憶するプリペイドカードを用いて取引を行い、該取引の
決済を集中管理するセンタを有するプリペイドカードシ
ステムにおけるカード使用状況管理方法であって、発券
機が、外部からの要求に応じて該発券機に格納されてい
る前記プリペイドカードを取り出し、該プリペイドカー
ドに販売時期が記憶されているか否かを判別する判別ス
テップと、前記発券機が、前記判別ステップにより販売
時期が記憶されていないと判別された場合、該プリペイ
ドカードに販売時期を記録して排出するステップと、前
記発券機が、前記判別ステップにより販売時期が記憶さ
れていると判別された場合、該プリペイドカードをその
まま排出するステップと、読書装置が、所定期間毎に区
切られた集計期間と、各前記集計期間に対応して、その
期間に販売されたプリペイドカードの使用金額が加算さ
れる集計金額と、を記憶する集計情報記憶ステップと、
前記読書装置が、利用者により装着されたプリペイドカ
ードに記憶されている金額情報を、取引における使用金
額に応じて更新する更新ステップと、前記読書装置が、
前記装着されたプリペイドカードに記憶されている前記
販売時期を読み出す読出ステップと、前記読書装置が、
前記集計情報記憶ステップにより記憶されている前記集
計期間において、前記読出ステップにより読み出された
前記販売時期に該当する前記集計期間を検出し、検出さ
れた該集計期間に対応する集計金額に前記使用金額を加
算するステップと、前記読書装置が、前記集計情報記憶
ステップにより記憶されている情報を所定のタイミング
で前記センタに送信する送信ステップと、を備える。
【００１５】このような構成によれば、使用されたプリ
ペイドカードの金額情報を、その格納元のプリペイドカ
ードの販売時期をもとに所定期間毎に振り分けて集計す
ることができる。これにより、販売されたプリペイドカ
ードの使用状況を把握することができる。また、例え
ば、決済のために、プリペイドカードの使用金額を、そ
のカードの販売時期をもとに所定期間毎に集計する必要
があるシステムにおいて、必要な情報を容易に取得で
き、また、センタにおける集計作業の負荷を軽減するこ
とができる。また、カード発行会社等により発行された
（販売時期が記録された）プリペイドカードを店舗等に
販売する第三者発行型のシステムと、店舗自身がプリペ
イドカードを発行する（販売時期を記録する）自家発行
型システムと、において、同一の装置を使用することが
できる。
ペイドカードの金額情報を、その格納元のプリペイドカ
ードの販売時期をもとに所定期間毎に振り分けて集計す
ることができる。これにより、販売されたプリペイドカ
ードの使用状況を把握することができる。また、例え
ば、決済のために、プリペイドカードの使用金額を、そ
のカードの販売時期をもとに所定期間毎に集計する必要
があるシステムにおいて、必要な情報を容易に取得で
き、また、センタにおける集計作業の負荷を軽減するこ
とができる。また、カード発行会社等により発行された
（販売時期が記録された）プリペイドカードを店舗等に
販売する第三者発行型のシステムと、店舗自身がプリペ
イドカードを発行する（販売時期を記録する）自家発行
型システムと、において、同一の装置を使用することが
できる。
【００１６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかるプリ
ペイドカードシステムについて以下図面を参照して説明
する。このプリペイドカードシステムは、図１に示すよ
うに、プリペイドカード１０と、カード発行会社（エン
コード工場）に設置されたカード記録装置１１と、各店
舗に設置された発券機１３と読書装置１５と、センタ１
７と、を備える。
ペイドカードシステムについて以下図面を参照して説明
する。このプリペイドカードシステムは、図１に示すよ
うに、プリペイドカード１０と、カード発行会社（エン
コード工場）に設置されたカード記録装置１１と、各店
舗に設置された発券機１３と読書装置１５と、センタ１
７と、を備える。
【００１７】プリペイドカード１０は、図２に示すよう
に、所定金額相当の金額情報を記憶する金額情報エリア
Ｅ１と、そのプリペイドカード１０が販売された年月日
を示す販売時点情報を記憶する販売時点情報エリアＥ２
と、を有する磁気記憶部２１を備える。
に、所定金額相当の金額情報を記憶する金額情報エリア
Ｅ１と、そのプリペイドカード１０が販売された年月日
を示す販売時点情報を記憶する販売時点情報エリアＥ２
と、を有する磁気記憶部２１を備える。
【００１８】カード記録装置１１は、カード発行会社
（エンコード工場）に配置され、各店舗に出荷するプリ
ペイドカード１０を発行する装置である。カード発行
時、カード記録装置１１は、プリペイドカード１０の磁
気記憶部２１に金額情報等の初期情報を記憶すると共
に、販売時点情報エリアＥ２にタイマ（図示せず）から
取得した日付を販売時点情報として記録する。
（エンコード工場）に配置され、各店舗に出荷するプリ
ペイドカード１０を発行する装置である。カード発行
時、カード記録装置１１は、プリペイドカード１０の磁
気記憶部２１に金額情報等の初期情報を記憶すると共
に、販売時点情報エリアＥ２にタイマ（図示せず）から
取得した日付を販売時点情報として記録する。
【００１９】発券機１３は、各店舗に配置され、利用者
に対してプリペイドカード１０を発券する装置である。
発券機１３は、図３に示すように、現金投入部４１と、
制御部４３と、カード発券部４５と、タイマ４７と、カ
ード格納部４９と、を備える。現金投入部４１は、利用
者によりプリペイドカード１０を購入するために投入さ
れた現金を受け取る。制御部４３は、現金投入部４１へ
の現金投入の検知、カード発券部４５への発券の指示等
を行い、発券機１３全体を制御する。
に対してプリペイドカード１０を発券する装置である。
発券機１３は、図３に示すように、現金投入部４１と、
制御部４３と、カード発券部４５と、タイマ４７と、カ
ード格納部４９と、を備える。現金投入部４１は、利用
者によりプリペイドカード１０を購入するために投入さ
れた現金を受け取る。制御部４３は、現金投入部４１へ
の現金投入の検知、カード発券部４５への発券の指示等
を行い、発券機１３全体を制御する。
【００２０】カード発券部４５は、制御部４３からの発
券の指示に応答し、カード格納部４９からプリペイドカ
ード１０を取り出し、日付が記憶されているか否かを判
別する判別処理を行う。この判別処理において、日付が
記憶されていない場合は、カード発券部４５は、タイマ
４７から取得した日付をプリペイドカード１０に記録
し、図示せぬ排出口から排出する。また、日付が記憶さ
れている場合は、カード発券部４５は、プリペイドカー
ド１０に日付を記録することなく排出口から排出する。
カード格納部４９は、店舗内で利用者に販売するプリペ
イドカード１０を格納する。
券の指示に応答し、カード格納部４９からプリペイドカ
ード１０を取り出し、日付が記憶されているか否かを判
別する判別処理を行う。この判別処理において、日付が
記憶されていない場合は、カード発券部４５は、タイマ
４７から取得した日付をプリペイドカード１０に記録
し、図示せぬ排出口から排出する。また、日付が記憶さ
れている場合は、カード発券部４５は、プリペイドカー
ド１０に日付を記録することなく排出口から排出する。
カード格納部４９は、店舗内で利用者に販売するプリペ
イドカード１０を格納する。
【００２１】読書装置１５は、各店舗に配置され、プリ
ペイドカード１０に記憶されている金額情報を消費（使
用）するための装置である。読書装置１５は、図４に示
すように、カード読書部５１と、記憶部５３と、制御部
５５と、通信制御部５７と、を備える。カード読書部５
１は、制御部５５の指示に従って、利用者により装着さ
れたプリペイドカード１０の磁気記憶部２１のデータの
読取り及び書込みを行う。
ペイドカード１０に記憶されている金額情報を消費（使
用）するための装置である。読書装置１５は、図４に示
すように、カード読書部５１と、記憶部５３と、制御部
５５と、通信制御部５７と、を備える。カード読書部５
１は、制御部５５の指示に従って、利用者により装着さ
れたプリペイドカード１０の磁気記憶部２１のデータの
読取り及び書込みを行う。
【００２２】記憶部５３は、図５に示すような、読書装
置１５において使用（消費）された金額情報を、その金
額情報が格納されていたプリペイドカード１０が販売さ
れた期間毎に集計するための時期別集計テーブルを記憶
する。図示されるように、時期別集計テーブルは、所定
期間毎（図５では、年度毎）に区切られた「集計期間」
欄と、各集計期間に対応して、その期間に販売されたプ
リペイドカード１０の使用金額が加算される「集計金
額」欄と、を備える。
置１５において使用（消費）された金額情報を、その金
額情報が格納されていたプリペイドカード１０が販売さ
れた期間毎に集計するための時期別集計テーブルを記憶
する。図示されるように、時期別集計テーブルは、所定
期間毎（図５では、年度毎）に区切られた「集計期間」
欄と、各集計期間に対応して、その期間に販売されたプ
リペイドカード１０の使用金額が加算される「集計金
額」欄と、を備える。
【００２３】制御部５５は、使用されたプリペイドカー
ド１０の金額情報エリアＥ１の金額情報を更新する。ま
た、制御部５５は、プリペイドカード１０の販売時点情
報エリアＥ２の販売時点情報を取得し、記憶部５３の時
期別集計テーブルにおける各集計期間のうち該当する集
計期間に対応する集計金額に、使用された金額を加算し
て、時期別集計テーブルの更新をする。この時期別集計
テーブルの更新処理の詳細については、後述する。
ド１０の金額情報エリアＥ１の金額情報を更新する。ま
た、制御部５５は、プリペイドカード１０の販売時点情
報エリアＥ２の販売時点情報を取得し、記憶部５３の時
期別集計テーブルにおける各集計期間のうち該当する集
計期間に対応する集計金額に、使用された金額を加算し
て、時期別集計テーブルの更新をする。この時期別集計
テーブルの更新処理の詳細については、後述する。
【００２４】また、制御部５５は、時期別集計テーブル
のデータ（各集計期間とそれぞれに対応する集計金額）
を売上情報として、例えば閉店等の所定のタイミングで
センタ１７に送信する。なお、売上情報には、例えば、
送信日時が含まれる。センタ１７は、各店舗の読書装置
１５から受信した売上情報を更に集計し、システム全体
での各集計期間に対応する集計金額を算出する。通信制
御部５７は、センタ１７との通信を制御する。
のデータ（各集計期間とそれぞれに対応する集計金額）
を売上情報として、例えば閉店等の所定のタイミングで
センタ１７に送信する。なお、売上情報には、例えば、
送信日時が含まれる。センタ１７は、各店舗の読書装置
１５から受信した売上情報を更に集計し、システム全体
での各集計期間に対応する集計金額を算出する。通信制
御部５７は、センタ１７との通信を制御する。
【００２５】センタ１７は、各店舗の読書装置１５の制
御、読書装置１５から受信した売上金額等の情報を集
計、管理する。
御、読書装置１５から受信した売上金額等の情報を集
計、管理する。
【００２６】本システムは、プリペイドカード１０に、
販売された日付の情報（販売時点情報）を記録し、カー
ド使用時、その販売時点情報をもとに、使用された金額
を振り分けて集計することにより、使用された金額が、
いつの期間に販売されたプリペイドカード１０のものか
を知ることができるシステムである。本システムを構成
する各装置の動作について、プリペイドカード１０が出
荷され、発券され、使用されるという実際の処理の流れ
に沿って具体的に説明する。
販売された日付の情報（販売時点情報）を記録し、カー
ド使用時、その販売時点情報をもとに、使用された金額
を振り分けて集計することにより、使用された金額が、
いつの期間に販売されたプリペイドカード１０のものか
を知ることができるシステムである。本システムを構成
する各装置の動作について、プリペイドカード１０が出
荷され、発券され、使用されるという実際の処理の流れ
に沿って具体的に説明する。
【００２７】まず、カード発行会社（エンコード工場）
のカード記録装置１１は、例えば、店舗からのプリペイ
ドカードの発行要求に応じてプリペイドカード１０の発
行を行う。カード記録装置１１は、プリペイドカード１
０に金額情報等の初期情報を記録する。また、カード記
録装置１１は、図示せぬタイマから日付を取得し、販売
時点情報エリアＥ２に販売時点情報として記録する。初
期情報及び販売時点情報が記憶されたプリペイドカード
１０は、例えば、要求元の店舗に出荷され、店舗内に設
置された発券機１３に格納される。
のカード記録装置１１は、例えば、店舗からのプリペイ
ドカードの発行要求に応じてプリペイドカード１０の発
行を行う。カード記録装置１１は、プリペイドカード１
０に金額情報等の初期情報を記録する。また、カード記
録装置１１は、図示せぬタイマから日付を取得し、販売
時点情報エリアＥ２に販売時点情報として記録する。初
期情報及び販売時点情報が記憶されたプリペイドカード
１０は、例えば、要求元の店舗に出荷され、店舗内に設
置された発券機１３に格納される。
【００２８】店舗において、利用者は、プリペイドカー
ドを購入するため、発券機１３の現金投入部４１に所定
金額の現金を投入する。発券機１３の制御部４３は、こ
の現金の投入を検知し、カード発券部４５に発券を指示
する。カード発券部４５は、制御部４３からの指示に応
答し、カード格納部４９からプリペイドカード１０を取
り出し、磁気記憶部２１の販売時点情報エリアＥ２に日
付が記憶されているか否かを判別する。この判別におい
て、日付が記憶されている場合、カード発券部４５は、
日付を記録することなく、プリペイドカード１０を排出
し、日付が記憶されていない場合、タイマ４７から日付
を取得して販売時点情報エリアＥ２に記録し、排出す
る。日付が記憶されていない場合については、後述する
第三者型のプリペイドカードシステムの部分で述べる。
この場合、プリペイドカード１０にはカード発行会社の
カード記録装置１１による日付が記憶されているため、
カード発券部４５は、そのままプリペイドカード１０を
排出する。これにより、プリペイドカード１０が発券さ
れる。
ドを購入するため、発券機１３の現金投入部４１に所定
金額の現金を投入する。発券機１３の制御部４３は、こ
の現金の投入を検知し、カード発券部４５に発券を指示
する。カード発券部４５は、制御部４３からの指示に応
答し、カード格納部４９からプリペイドカード１０を取
り出し、磁気記憶部２１の販売時点情報エリアＥ２に日
付が記憶されているか否かを判別する。この判別におい
て、日付が記憶されている場合、カード発券部４５は、
日付を記録することなく、プリペイドカード１０を排出
し、日付が記憶されていない場合、タイマ４７から日付
を取得して販売時点情報エリアＥ２に記録し、排出す
る。日付が記憶されていない場合については、後述する
第三者型のプリペイドカードシステムの部分で述べる。
この場合、プリペイドカード１０にはカード発行会社の
カード記録装置１１による日付が記憶されているため、
カード発券部４５は、そのままプリペイドカード１０を
排出する。これにより、プリペイドカード１０が発券さ
れる。
【００２９】次に、利用者は、発券機１３で購入したプ
リペイドカード１０で支払いをするため、読書装置１５
のカード読書部５１にプリペイドカード１０を装着し、
図示せぬ支払ボタンを押下する。読書装置１５の制御部
５５は、これに応答し、装着されたプリペイドカード１
０の金額情報エリアＥ１の金額情報をカード読書部５１
を介して読み出し、その金額情報から決済金額を差し引
いた新たな金額情報を金額情報エリアＥ１に記録するこ
とにより金額情報を更新する。また、制御部５５は、装
着されたプリペイドカード１０の磁気記憶部２１の販売
時点情報エリアＥ２から販売時点情報をカード読書部５
１を介して読み出す。次に、制御部５５は、記憶部５３
の時期別集計テーブルの集計期間において、プリペイド
カード１０から読み出した販売時点情報に該当する集計
期間を検索し、検出した集計期間に対応する集計金額
に、使用された金額を加算して集計金額の更新をする。
リペイドカード１０で支払いをするため、読書装置１５
のカード読書部５１にプリペイドカード１０を装着し、
図示せぬ支払ボタンを押下する。読書装置１５の制御部
５５は、これに応答し、装着されたプリペイドカード１
０の金額情報エリアＥ１の金額情報をカード読書部５１
を介して読み出し、その金額情報から決済金額を差し引
いた新たな金額情報を金額情報エリアＥ１に記録するこ
とにより金額情報を更新する。また、制御部５５は、装
着されたプリペイドカード１０の磁気記憶部２１の販売
時点情報エリアＥ２から販売時点情報をカード読書部５
１を介して読み出す。次に、制御部５５は、記憶部５３
の時期別集計テーブルの集計期間において、プリペイド
カード１０から読み出した販売時点情報に該当する集計
期間を検索し、検出した集計期間に対応する集計金額
に、使用された金額を加算して集計金額の更新をする。
【００３０】この更新処理を、例えば、販売年月日とし
て「１９９６／０５／１０」（１９９６年５月１０日）
というデータが販売時点情報エリアＥ２に記録されてい
るプリペイドカード１０を、図５に示すような年度毎の
時期別集計テーブルを記憶する読書装置１５で使用する
場合を例に説明する。なお、この場合の支払金額は、例
えば、「５００円」とする。まず、読書装置１５の制御
部５５は、カード読書部５１を介してプリペイドカード
１０の金額情報エリアＥ１の金額情報を読み出す。制御
部５５は、読み出した金額から支払金額「５００円」だ
け差し引いた金額を新たな金額情報として金額情報エリ
アＥ１にカード読書部５１を介して記録する。
て「１９９６／０５／１０」（１９９６年５月１０日）
というデータが販売時点情報エリアＥ２に記録されてい
るプリペイドカード１０を、図５に示すような年度毎の
時期別集計テーブルを記憶する読書装置１５で使用する
場合を例に説明する。なお、この場合の支払金額は、例
えば、「５００円」とする。まず、読書装置１５の制御
部５５は、カード読書部５１を介してプリペイドカード
１０の金額情報エリアＥ１の金額情報を読み出す。制御
部５５は、読み出した金額から支払金額「５００円」だ
け差し引いた金額を新たな金額情報として金額情報エリ
アＥ１にカード読書部５１を介して記録する。
【００３１】次に、制御部５５は、プリペイドカード１
０の販売時点情報エリアＥ２から販売時点情報「１９９
６／０５／１０」を読み出し、記憶部５３に記憶される
時期別集計テーブルの集計期間において、販売時点情報
「１９９６／０５／１０」に該当する集計期間を検索す
る。この場合、制御部５５は、集計期間「１９９６年４
月〜１９９７年３月」を該当する集計期間として検出す
る。次に、制御部５５は、その集計期間に対応する集計
金額「１５０００円」に今回の支払金額「５００円」を
加算した「１５５００円」を新たな集計金額として更新
する。更新完了後、制御部５５は、図示せぬカード排出
口からプリペイドカード１０を排出する。このようにし
て、読書装置１５は、支払われた金額情報を、その金額
情報の格納元のプリペイドカード１０が販売された期間
毎に振り分けて集計する。
０の販売時点情報エリアＥ２から販売時点情報「１９９
６／０５／１０」を読み出し、記憶部５３に記憶される
時期別集計テーブルの集計期間において、販売時点情報
「１９９６／０５／１０」に該当する集計期間を検索す
る。この場合、制御部５５は、集計期間「１９９６年４
月〜１９９７年３月」を該当する集計期間として検出す
る。次に、制御部５５は、その集計期間に対応する集計
金額「１５０００円」に今回の支払金額「５００円」を
加算した「１５５００円」を新たな集計金額として更新
する。更新完了後、制御部５５は、図示せぬカード排出
口からプリペイドカード１０を排出する。このようにし
て、読書装置１５は、支払われた金額情報を、その金額
情報の格納元のプリペイドカード１０が販売された期間
毎に振り分けて集計する。
【００３２】読書装置１５は、例えば、上述のような集
計処理を繰り返した後、時期別集計テーブルに記憶され
ているデータ（各集計期間に対応する集計金額）を売上
情報として、センタ１７に送信する。送信のタイミング
は、例えば、閉店時等、任意である。売上情報送信後、
読書装置１５の制御部５５は、例えば、時期別集計テー
ブルの集計金額の欄を全てクリア（０円）する。一方、
センタ１７は、各店舗の読書装置１５から受信した売上
情報を更に集計し、システム全体での各集計期間に対応
する集計金額を算出する。
計処理を繰り返した後、時期別集計テーブルに記憶され
ているデータ（各集計期間に対応する集計金額）を売上
情報として、センタ１７に送信する。送信のタイミング
は、例えば、閉店時等、任意である。売上情報送信後、
読書装置１５の制御部５５は、例えば、時期別集計テー
ブルの集計金額の欄を全てクリア（０円）する。一方、
センタ１７は、各店舗の読書装置１５から受信した売上
情報を更に集計し、システム全体での各集計期間に対応
する集計金額を算出する。
【００３３】このようにして、センタ１７は、使用され
た金額情報について、その金額情報が格納されていたプ
リペイドカード１０がいつの期間に販売されたかについ
て知ることができる。また、各読書装置１５が、既に期
間毎に振り分けて集計した金額情報をセンタ１７に送信
するため、センタ１７における、集計作業の負荷を軽減
することができる。よって、例えば、決済のために、プ
リペイドカードの使用（消費）金額をそのカードの販売
時期をもとに所定期間毎に集計する必要があるシステム
において、必要な情報を容易に取得でき、また、センタ
における集計作業の負荷を軽減するプリペイドカードシ
ステムを実現できる。
た金額情報について、その金額情報が格納されていたプ
リペイドカード１０がいつの期間に販売されたかについ
て知ることができる。また、各読書装置１５が、既に期
間毎に振り分けて集計した金額情報をセンタ１７に送信
するため、センタ１７における、集計作業の負荷を軽減
することができる。よって、例えば、決済のために、プ
リペイドカードの使用（消費）金額をそのカードの販売
時期をもとに所定期間毎に集計する必要があるシステム
において、必要な情報を容易に取得でき、また、センタ
における集計作業の負荷を軽減するプリペイドカードシ
ステムを実現できる。
【００３４】なお、上記説明では、時期別集計テーブル
の集計期間を「年度毎」としたが、これに限定されず、
例えば、「四半期毎」、「月毎」等、任意である。
の集計期間を「年度毎」としたが、これに限定されず、
例えば、「四半期毎」、「月毎」等、任意である。
【００３５】また、読書装置１５への時期別集計テーブ
ルの設定方法は任意である。例えば、センタ１７が時期
別集計テーブルを生成するための情報（例えば、集計期
間の開始時期と所定期間、等）を各読書装置１５に送信
し、読書装置１５が受信した情報をもとに生成、記憶し
てもよい。
ルの設定方法は任意である。例えば、センタ１７が時期
別集計テーブルを生成するための情報（例えば、集計期
間の開始時期と所定期間、等）を各読書装置１５に送信
し、読書装置１５が受信した情報をもとに生成、記憶し
てもよい。
【００３６】また、時期別集計テーブルへの新たな集計
期間の追加方法は任意である。例えば、月毎に集計期間
が設定されている時期別集計テーブルにおいて、月が変
わり、新たな集計期間の欄が必要となった場合、センタ
１７が新たな項目を生成するための情報又は指示を送信
してもよく、また、読書装置１５が図示せぬタイマを参
照し自発的に追加してもよい。
期間の追加方法は任意である。例えば、月毎に集計期間
が設定されている時期別集計テーブルにおいて、月が変
わり、新たな集計期間の欄が必要となった場合、センタ
１７が新たな項目を生成するための情報又は指示を送信
してもよく、また、読書装置１５が図示せぬタイマを参
照し自発的に追加してもよい。
【００３７】なお、本発明の他の実施形態として、カー
ドの発行をカード発行会社に依存せずに、例えば、予め
初期情報等を記憶したプリペイドカードを自己の一又は
複数の店舗で発行、販売、する自家発行型のプリペイド
カードシステムがある。このシステムの場合、利用者が
発券機１３に現金を投入すると、発券機１３の制御部４
３は、これを検知し、カード発券部４５に発券を指示す
る。カード発券部４５は、カード格納部４９からプリペ
イドカード１０を取り出し、販売時点情報エリアＥ２に
日付が記憶されているか否かを判別する。この場合、販
売日付は記録されていないため、カード発券部４５は、
タイマ４７から日付を取得して販売時点情報エリアＥ２
に記録し、排出する。
ドの発行をカード発行会社に依存せずに、例えば、予め
初期情報等を記憶したプリペイドカードを自己の一又は
複数の店舗で発行、販売、する自家発行型のプリペイド
カードシステムがある。このシステムの場合、利用者が
発券機１３に現金を投入すると、発券機１３の制御部４
３は、これを検知し、カード発券部４５に発券を指示す
る。カード発券部４５は、カード格納部４９からプリペ
イドカード１０を取り出し、販売時点情報エリアＥ２に
日付が記憶されているか否かを判別する。この場合、販
売日付は記録されていないため、カード発券部４５は、
タイマ４７から日付を取得して販売時点情報エリアＥ２
に記録し、排出する。
【００３８】このように、自家発行型のプリペイドカー
ドシステムの場合は、発券機１３が発券対象のプリペイ
ドカード１０に販売時点情報が記憶されていないことを
判別し、タイマ４７から取得した日付を販売時点情報と
して記録し、発券する。読書装置１５は、上述した第三
者であるカード発行会社がプリペイドカードを発行する
第三者発行型のプリペイドカードの読書装置１５と同様
に、使用金額をカードの販売時期情報をもとに振り分け
て集計する。なお、集計された金額等は、店舗の売上金
額を管理する管理装置（センタ）に送信され、集計され
る。よって、プリペイドカードの発行元が異なるシステ
ムにおいても、同一の装置（発券機１３、読書装置１
５）を用いて、実現することができる。
ドシステムの場合は、発券機１３が発券対象のプリペイ
ドカード１０に販売時点情報が記憶されていないことを
判別し、タイマ４７から取得した日付を販売時点情報と
して記録し、発券する。読書装置１５は、上述した第三
者であるカード発行会社がプリペイドカードを発行する
第三者発行型のプリペイドカードの読書装置１５と同様
に、使用金額をカードの販売時期情報をもとに振り分け
て集計する。なお、集計された金額等は、店舗の売上金
額を管理する管理装置（センタ）に送信され、集計され
る。よって、プリペイドカードの発行元が異なるシステ
ムにおいても、同一の装置（発券機１３、読書装置１
５）を用いて、実現することができる。
【００３９】また、自家発行型のシステムと第三者発行
型のシステムとが、それぞれ専用の発券機を用いるよう
にしてもよい。この場合、発券機は、プリペイドカード
に販売時点情報が記憶されているか否かについて判別す
る機能を備えなくてもよい。この場合、自家発行型のシ
ステムの発券機は、プリペイドカードに販売時点情報を
記録して発券し、第三者発行型のシステムの発券機は、
プリペイドカードに販売時点情報を記録せずにそのまま
発券する。
型のシステムとが、それぞれ専用の発券機を用いるよう
にしてもよい。この場合、発券機は、プリペイドカード
に販売時点情報が記憶されているか否かについて判別す
る機能を備えなくてもよい。この場合、自家発行型のシ
ステムの発券機は、プリペイドカードに販売時点情報を
記録して発券し、第三者発行型のシステムの発券機は、
プリペイドカードに販売時点情報を記録せずにそのまま
発券する。
【００４０】なお、上記説明では、プリペイドカードに
おいて、金額情報、販売時点情報等を記憶するものとし
て磁気記憶媒体を使用しているが、これに限定されず、
例えば、ＩＣチップ等に記憶するようにしてもよい。
おいて、金額情報、販売時点情報等を記憶するものとし
て磁気記憶媒体を使用しているが、これに限定されず、
例えば、ＩＣチップ等に記憶するようにしてもよい。
【００４１】また、各プリペイドカードに、それぞれの
種別を識別するための種別コード（例えば、「３０００
円」と「５０００円」の金額情報を有するプリペイドカ
ードを識別するための識別コード）を付与し、読書装置
１５が、プリペイドカードの種別コードを判別し、更に
振り分けて集計するようにしてもよい。これにより、プ
リペイドカードの種別毎の使用金額も正確に把握するこ
とができる。
種別を識別するための種別コード（例えば、「３０００
円」と「５０００円」の金額情報を有するプリペイドカ
ードを識別するための識別コード）を付与し、読書装置
１５が、プリペイドカードの種別コードを判別し、更に
振り分けて集計するようにしてもよい。これにより、プ
リペイドカードの種別毎の使用金額も正確に把握するこ
とができる。
【００４２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
使用されたプリペイドカードの金額情報を、その格納元
のプリペイドカードの販売時期をもとに所定期間毎に振
り分けて集計することができる。これにより、販売され
たプリペイドカードの使用状況を把握することができ
る。
使用されたプリペイドカードの金額情報を、その格納元
のプリペイドカードの販売時期をもとに所定期間毎に振
り分けて集計することができる。これにより、販売され
たプリペイドカードの使用状況を把握することができ
る。
【図１】本発明の実施の形態に係るプリペイドカードシ
ステムの構成の一例を示す図である。
ステムの構成の一例を示す図である。
【図２】プリペイドカードの構造を示す図である。
【図３】発券機の構成を示す図である。
【図４】読書装置の構成を示す図である。
【図５】時期別集計テーブルの構造を示す図である。
１０ プリペイドカード
１１ カード記録装置
１３ 発券機
１５ 読書装置
１７ センタ
２１ 磁気記憶部
４１ 現金投入部
４３ 制御部
４５ カード発券部
４７ タイマ
４９ カード格納部
５１ カード読書部
５３ 記憶部
５５ 制御部
５７ 通信制御部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ
Ｇ０７Ｆ 7/08 Ｊ
(72)発明者 福島 茂樹
東京都中央区日本橋室町４−１−22日本
橋室町４丁目ビル 日本レジャーカード
システム株式会社内
(72)発明者 黒井 俊夫
東京都江東区豊洲三丁目３番３号 エ
ヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社内
(72)発明者 鎌田 隆之
東京都江東区豊洲三丁目３番３号 エ
ヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社内
(56)参考文献 特開 平２−240796（ＪＰ，Ａ)
特開 平９−180031（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−174252（ＪＰ，Ａ)
特開 昭61−88393（ＪＰ，Ａ)
特開 昭61−133470（ＪＰ，Ａ)
特開 昭63−8894（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G07F 7/08,9/00
G06K 17/00
Claims (6)
- 【請求項１】金銭的価値を有する金額情報を記憶するプ
リペイドカードを用いて取引を行い、該取引の決済を集
中管理するセンタを有するプリペイドカードシステムに
おいて、 前記プリペイドカードに該プリペイドカードの販売時期
を記録する手段と、 外部からの要求に応じて前記プリペイドカードを発券す
る手段と、 所定期間毎に区切られた集計期間と、各前記集計期間に
対応して、その期間に販売されたプリペイドカードの使
用金額が加算される集計金額と、を記憶する集計情報記
憶手段と、 前記プリペイドカード使用時に、該プリペイドカードが
装着される装着手段と、 外部からの要求に応じて、前記装着手段に装着された前
記プリペイドカードに記憶されている金額情報を使用金
額に応じて更新する手段と、 前記装着手段に装着されたプリペイドカードに記憶され
ている前記販売時期を読み出す読出手段と、 前記集計情報記憶手段において、前記読出手段により読
み出された前記販売時期に該当する前記集計期間を検出
する検出手段と、 前記検出手段により検出された該集計期間に対応する集
計金額に前記使用金額を加算する更新手段と、 前記集計情報記憶手段に記憶されている情報を所定のタ
イミングで前記センタに送信する手段と、 を備えることを特徴とするプリペイドカードシステム。 - 【請求項２】金銭的価値を有する金額情報を記憶するプ
リペイドカードを用いて取引を行い、該取引の決済を集
中管理する管理部を有するプリペイドカードシステムに
おいて、 前記プリペイドカードを格納する格納手段と、外部から
の要求に応じて前記格納手段に格納されている前記プリ
ペイドカードを取り出し、該プリペイドカードに販売時
期が記憶されているか否かを判別する判別手段と、販売
時期が記憶されていない場合、該プリペイドカードに販
売時期を記録して排出する手段と、販売時期が記憶され
ている場合、該プリペイドカードに販売時期を記録する
ことなく排出する手段と、を備える発券機と、 所定期間毎に区切られた集計期間と、各前記集計期間に
対応して、その期間に販売されたプリペイドカードの使
用金額が加算される集計金額と、を記憶する集計情報記
憶手段と、前記プリペイドカードの使用時に、外部から
の要求に応じて、前記プリペイドカードに記憶されてい
る金額情報を、使用金額に応じて更新する手段と、前記
装着手段に装着されたプリペイドカードに記憶されてい
る前記販売時期を読み出す読出手段と、前記集計情報記
憶手段において、前記読出手段により読み出された前記
販売時期に該当する前記集計期間を検出する手段と、前
記検出された該集計期間に対応する集計金額に前記使用
金額を加算する更新手段と、前記集計情報記憶手段に記
憶されている情報を所定のタイミングで前記管理部に送
信する手段と、を備える読書装置と、 を備えることを特徴とするプリペイドカードシステム。 - 【請求項３】前記プリペイドカードは、それぞれの種別
を示す種別コードを有し、 前記集計情報記憶手段は、前記集計期間に対応して、そ
の期間に販売されたプリペイドカードの使用金額が前記
種別コード毎に加算される集計金額を記憶する手段を更
に備え、 前記読出手段は、前記プリペイドカードから、前記販売
時期と共に前記種別コードを読み出す手段を更に備え、 前記更新手段は、前記検出された集計期間において前記
読出手段により読み出された前記種別コードに該当する
集計金額に前記使用金額を加算する手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載のプリペイドカ
ードシステム。 - 【請求項４】所定期間毎に区切られた集計期間と、各前
記集計期間に対応して、その期間に販売されたプリペイ
ドカードの使用金額が加算される集計金額と、を記憶す
る集計情報記憶手段と、プリペイドカードに記憶されて
いる金額情報を取引における使用金額に応じて更新する
手段と、前記プリペイドカードに予め記憶されている販
売時期を読み出す読出手段と、前記集計情報記憶手段に
おいて、前記読出手段により読み出された前記販売時期
に該当する前記集計期間を検出し、検出された該集計期
間に対応する集計金額に前記使用金額を加算する手段
と、を備えることを特徴とする読書装置。 - 【請求項５】前記読書装置は、前記集計情報記憶手段に
記憶されている情報を所定のタイミングで該読書装置を
管理する上位装置に送信する手段を更に備える、 ことを特徴とする請求項４に記載の読書装置。 - 【請求項６】金銭的価値を有する金額情報を記憶するプ
リペイドカードを用いて取引を行い、該取引の決済を集
中管理するセンタを有するプリペイドカードシステムに
おけるカード使用状況管理方法であって、発券機が、 外部からの要求に応じて該発券機に格納され
ている前記プリペイドカードを取り出し、該プリペイド
カードに販売時期が記憶されているか否かを判別する判
別ステップと、前記発券機が、 前記判別ステップにより販売時期が記憶
されていないと判別された場合、該プリペイドカードに
販売時期を記録して排出するステップと、前記発券機が、 前記判別ステップにより販売時期が記憶
されていると判別された場合、該プリペイドカードをそ
のまま排出するステップと、読書装置が、 所定期間毎に区切られた集計期間と、各前
記集計期間に対応して、その期間に販売されたプリペイ
ドカードの使用金額が加算される集計金額と、を記憶す
る集計情報記憶ステップと、前記読書装置が、利用者により 装着されたプリペイドカ
ードに記憶されている金額情報を、取引における使用金
額に応じて更新する更新ステップと、前記読書装置が、前記 装着されたプリペイドカードに記
憶されている前記販売時期を読み出す読出ステップと、前記読書装置が、 前記集計情報記憶ステップにより記憶
されている前記集計期間において、前記読出ステップに
より読み出された前記販売時期に該当する前記集計期間
を検出し、検出された該集計期間に対応する集計金額に
前記使用金額を加算するステップと、前記読書装置が、 前記集計情報記憶ステップにより記憶
されている情報を所定のタイミングで前記センタに送信
する送信ステップと、 を備えることを特徴とするカード使用状況管理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26140897A JP3454687B2 (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | プリペイドカードシステム、読書装置、発券機及びカード使用状況管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26140897A JP3454687B2 (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | プリペイドカードシステム、読書装置、発券機及びカード使用状況管理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11102461A JPH11102461A (ja) | 1999-04-13 |
| JP3454687B2 true JP3454687B2 (ja) | 2003-10-06 |
Family
ID=17361462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26140897A Expired - Lifetime JP3454687B2 (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | プリペイドカードシステム、読書装置、発券機及びカード使用状況管理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3454687B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002063528A (ja) * | 2000-08-23 | 2002-02-28 | Sumitomo Mitsui Banking Corp | 決済システムおよび決済方法 |
| JP6295163B2 (ja) * | 2014-08-12 | 2018-03-14 | 東芝テック株式会社 | 販売データ処理装置およびプログラム |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP26140897A patent/JP3454687B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11102461A (ja) | 1999-04-13 |
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