JP3588001B2 - 情報記録カードのリサイクルシステムおよび回収機能付き発券機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料サービスあるいは物販による対価の決済に用いられる情報記録カードのリサイクルシステム、および使用済み情報記録カードの回収機能を備えた回収機能付き発券機に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、プリペイドカードの多くは使い切った後にカードを捨ててしまう、いわゆる「使い捨て」型での利用が主流であったが、昨今、環境保護(資源の有効利用)の問題が多方面でクローズアップされている。
このため、従来のプリペイドカードの一般的な利用方法である「使い捨て」型の利用形態を見直し、カードの再資源化および再利用方法の検討を進めていく必要が生じている。
【0003】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、使用済み情報記録カードのリサイクルシステムを確立し、資源の有効利用を図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。
すなわち、請求項1記載のリサイクルシステムは、対価の決済に用いられる情報記録カードを再利用するためのリサイクルシステムであって、
回収された使用済み情報記録カードをエンコードするエンコーダと、
前記エンコーダでエンコード済みの情報記録カードが機内に予めストックされており、使用済みの情報記録カードおよび現金が挿入されると、前記使用済み情報記録カードを機内に取り込んで回収するとともに、前記エンコード済み情報記録カードの中から、前記使用済み情報記録カードの残高と挿入金額との合計額に相当する券面の情報記録カードを発券する発券機と、
前記発券機との間および前記エンコーダとの間で送受信されるカード情報を各情報記録カードに固定的に付与されたカードIDに基づきデータベースで管理し、前記カード情報には「回収済み」,「発券済み」,あるいは「エンコード済み」を示すステータスが含まれる情報管理手段とを備え、
前記発券機が発券対象として選択した情報記録カードのカードIDを前記情報管理手段に送信すると、該情報管理手段は前記データベースを検索して前記発券機から受信したカードIDを持つ情報記録カードのステータスが「エンコード済み」であるか否かを照合して「エンコード済み」であれば前記発券機に発券許可指令を送信し、前記発券機は該発券許可指令に従って発券処理を行うことを特徴とするものである。
また、請求項2記載のリサイクルシステムは、請求項1記載のリサイクルシステムにおいて、
前記情報管理手段は、使用済みの情報記録カードが発券機に回収されたり、発券機で回収された使用済み情報記録カードがエンコーダでエンコードされたり、情報記録カードが発券機から発券されると、回収,エンコード,発券された情報記録カードのカードIDを発券機やエンコーダから受信し、
該受信したカードIDを持つ情報記録カードのステータスが「回収済み」,「エンコード済み」,「発券済み」となるように前記データベースの内容を書き換えることを特徴とするものである。
【0005】
この構成では、発券機に挿入された使用済み情報記録カードは、機内に取り込まれて回収され、発券される情報記録カードは、機内に予めストックしておいたエンコード済み情報記録カードのうち、カード残高と挿入金額との合計額に相当する券面の情報記録カードとなる。
【0006】
この発券処理は、発券機との間およびエンコーダとの間で送受信される情報を管理する情報管理手段から受信した発券許可指令に従ってなされる。
発券機の内部に取り込まれた使用済み情報記録カードは、エンコーダでエンコードされ、再利用可能な状態となって、再び発券機内にストックされる。
【0007】
使用済みの情報記録カードが発券機に回収されたり、発券機で回収された使用済み情報記録カードがエンコーダでエンコードされたり、情報記録カードが発券機から発券されると、これら発券機やエンコーダから情報管理手段に情報が送信される。
これにより、情報管理手段は情報記録カードの流通状態も管理可能となる。
【0008】
請求項3記載の発券機は、対価の決済に用いられる情報記録カードについて、各情報記録カードに固定的に付与されたカードIDに基づき「回収済み」、「発券済み」、あるいは「エンコード済み」を示すステータスをデータベースで管理する情報管理手段と通信し、前記情報記録カードを発券する発券機であって、
カード挿入口に挿入された使用済み情報記録カードを取り込んで機内に回収する回収部と、
回収した使用済み情報記録カードとは別に予め機内にストックしておいたエンコード済みの情報記録カードの中から、前記使用済み情報記録カードの残高と挿入金額との合計額に相当する券面の情報記録カードを選択し、発券する発券部とを有し、
前記発券部は、選択した前記情報記録カードのカードIDを前記情報管理手段に送信し、前記情報管理手段において前記カードIDのステータスが「エンコード済み」の場合に送信される発券許可指令を受信すると、前記情報記録カードの発券を行わせる制御部を備えることを特徴とするものである。
【0009】
この構成では、発券機に挿入された使用済みの情報記録カードは、回収部に取り込まれて回収される。
他方、発券部では、予め機内にストックしておいたエンコード済み情報記録カードの中から、使用済み情報記録カードの残高と挿入金額との合計額に相当する券面の情報記録カードを発券する。
【0010】
発券機は、挿入された使用済み情報記録カードの残高が一定額以下であれば、回収部に取り込むことなくカード残高を画面に表示し、挿入された使用済み情報記録カードをそのまま排出するような構成としてもよい。
【0012】
そして、情報管理手段から発券機に送信された発券許可指令に従って発券処理が行われる。
すなわち、発券対象として選択した情報記録カードがエンコード済みであるか否かを情報管理手段が照合し、エンコード済みであれば発券を許可するが、エンコード済みでない場合には、発券機に別の情報記録カードを再選択させる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る情報記録カードのリサイクルシステムを備えた決済システムの概略構成図を示している。
図1に示すように、カードメーカ1が納入したICカード(情報記録カード)は、エンコード工場(エンコーダ)2で対価の決済に必要となるカード情報を記録するエンコード処理を受け、サービス施設3に納品される。
【0014】
ICカードには、カード情報として、カードID,ステータス(例えば、エンコード済み,発券済み,回収済み),券面や残高等の金額情報,発券日や有効期限等の日付情報等が記録されており、サービス施設3の利用者は、このICカードを用いて各種サービスの提供を受けることができる。
サービス施設3は、物品の販売(物販)や遊興サービスなどを提供するデパート,スーパー,小売店,飲食店あるいは遊興施設等、大衆にサービスを提供する施設であり、サービス施設3内には、発券機4,入金機5,読書装置6等が設置されている。
【0015】
発券機4は、サービス施設3の利用者に満額ICカードを有料で発券する装置であり、残高ゼロの0円カードの回収処理を行う回収部と、満額ICカードの発券処理を行う発券部とを備え、発券部は更にセンタ(情報管理手段)7から受信した発券許可指令に従って発券を行なわせる制御部を有している。
回収処理は、図2に示すように、カード挿入口11から0円カードが発券機4に挿入されると、この0円カードを機内の回収ボックス12に取り込んで回収する処理である。
【0016】
他方、発券処理は、現金挿入口13に現金が挿入され、選択ボタン14が押されると、機内の供給ボックス15に予めストックされている満額ICカードの中から、選択金額に相当する満額ICカードを選択し、これを発券口16から発券する処理である。
なお、図2中、符号17は金額表示画面、18はカード見本であり、金額表示画面17には、挿入金額およびカード残高が並列表示されるようになっている。
【0017】
入金機5は、利用者が所持するICカードの残高を加算するための装置であり、利用者がICカードおよび現金を挿入すれば、カード残高が挿入時残高と挿入金額との合計額に更新される。
読書装置6は、物販や遊興サービスを提供する装置に付設されていて、利用者がICカードを用いて物販やサービスの提供を受けた際に、その対価をカード残高から相殺する。
【0018】
センタ7は、エンコード工場2およびサービス施設3に接続されていて、エンコード工場2でエンコードされたICカードやサービス施設3内で使用されたICカードに関する情報を、各ICカードに固定的に付与されたカードIDに基づき、データベースで管理している。
また、センタ7は、サービス施設3内に設置された各装置に指令を送り、これら装置の動作をコントロールすることもできる。
【0019】
例えば、発券機4に発券許可指令を送信したり、入金機5や読書装置6に挿入されたICカードが不正使用や期限切れ等の理由によって回収すべきものである場合には、ICカードの取込指令を入金機5や読書装置6に送信して回収させることができる。
【0020】
しかして、本実施形態に係る情報記録カードのリサイクルシステムは、上記各装置により構成された決済システムのうち、エンコード工場2,発券機4,およびセンタ7を主体にして構成される。
次に、このリサイクルシステムの概略について、図3を参照して説明する。
【0021】
発券機4では、0円カードおよび現金が挿入されると、0円カードを回収ボックス12に取り込んで回収するとともに、供給ボックス15に予めストックしておいた満額ICカードの中から、選択ボタン14で選択された金額に相当する券面の満額ICカードを発券対象として選択し、これら0円カードおよび満額ICカードのカード情報ならびに現金情報をセンタ7に送信する。
しかる後、センタ7から発券許可指令を受信すると、満額ICカードを発券する。
【0022】
エンコード工場2では、各サービス施設3から送られてきた0円カードをエンコードし、これを満額ICカードにしたうえで、サービス施設3に納品する。
センタ7では、0円カードが回収されたり、満額ICカードが発券されたり、0円カードがエンコードされる度に、当該ICカードに関するデータベースの内容、例えばステータスを「回収済み」→「発券済み」→「エンコード済み」の順に書き換えている。
【0023】
次に、本実施形態に係るリサイクルシステムの処理フローの詳細について、図4および図5を参照して説明する。
ICカードおよび現金が発券機4に挿入されると、これらICカードおよび現金のエラーチェックが行われる。
このエラーチェックは、主としてカード形状等の物理的なチェックであり、このチェックを通過できないと、機内への取込回収や機外への排出等のエラー処理が行われる。
【0024】
ICカードについては、このエラーチェックを通過しても、残高ゼロの0円カードでない場合には、そのカード残高を金額表示画面17に表示するとともに、挿入されたICカードをカード挿入口11からそのまま排出する。
他方、ICカードが0円カードである場合には、0円カードは機内に取り込まれて回収ボックス12に回収される。
このとき、発券機4からは、回収した0円カードのカードID:Aがセンタ7に送信され、センタ7は、カードID:Aを持つICカードのステータスが「発券済み」から「回収済み」となるようにデータベースの内容を書き換える。
【0025】
次いで、利用者が例えば1000円の選択ボタン14を押したとすると、発券機4は、供給ボックス15に予めストックしておいた券面1000円の満額ICカードの中から発券対象を選択し、選択したICカードのカードID:Bをセンタ7に送信する。
すると、センタ7では、発券機4から受信したカードID:Bを持つICカードをデータベースから検索し、当該ICカードのステータスが「エンコード済み」であるか否かをチェックする。
【0026】
ここで、ステータスが「エンコード済み」でない場合には、センタ7は、そのICカードの発券を許可せず、発券機4に対して発券対象の変更指令を送信し、発券機4にカードID:Bとは別のカードIDを持つICカードを選択し直させる等のエラー処理を行う。
この処理において、変更指令を受信した発券機4は、供給ボックス15の中から別のICカードを選択し、そのカードIDをセンタ7に再度送信する。
このとき、制御部は、発券処理を行なわせない。
【0027】
ステータスチェックの結果、ステータスが「エンコード済み」であれば、センタ7は、カードID:Bを持つICカードのステータスを「発券済み」に書き換えるとともに、発券機4に発券許可指令を送信する。
制御部は、この指令に従って発券処理を行なわせる。
すなわち、発券機4は、発券対象となっているカードID:BのICカードに発券日,発券したサービス施設等の情報を書き込み、これを発券する。
しかる後、このカード情報は、センタ7に送信される。
【0028】
他方、図5に示すように、発券機4の回収ボックス12に回収され、エンコード工場2に送られた0円カードは、エンコードされることで再利用可能になる。
エンコード済みのICカードについては、そのカードID:Aがセンタに送信され、センタ7では、カードID:Aを持つICカードのステータスが「発券済み」から「エンコード済み」となるようにデータベースを書き換える。
【0029】
このようにして、センタ7は、発券機4やエンコード工場2との間で情報通信を行いながら処理を行い、さらには入金機5や読書装置6との間で行った情報通信結果をも併せて、ICカードに関する情報を逐一書き換えて記憶する。
これにより、ICカードの流通状態を把握しつつ、サービス施設3内で使用された全ICカードの決済を総合管理している。
【0030】
以上説明したように、本実施形態に係るリサイクルシステムによれば、発券機4に挿入された0円カードを回収し、これとは別に機内に予めストックしておいた満額ICカードを発券することによって、0円カードのリサイクルシステムを確立することができる。
このため、資源の有効活用が可能になるとともに、再利用回数の増加によるICカード媒体代の低減も図ることができる。
【0031】
なお、本実施形態では、カード残高がゼロとなった0円カードのみを回収する発券機4について説明したが、本発明は、0円カードの回収に限られるものではなく、カード残高が一定額以下となった使用済みのICカードをも発券機4で回収できるようにしてもよい。
かかる場合には、カード挿入口11に挿入された使用済みICカードの残高が一定額以下であれば、これを回収ボックス12に取り込んで回収するとともに、供給ボックス15にストックされた満額ICカードの中から、カード残高と挿入金額との合計額に相当する満額ICカードを発券する構成となる。
【0032】
この構成では、発券機4に挿入された使用済みICカードの残高が少額である場合に、これをそのまま排出することなく機内に取り込んで回収し、カード残高と挿入金額との合計額に相当する満額ICカードを改めて発券するため、0円カードだけでなく、カード残高が少額となった使用済みICカードを有効に回収することが可能になる。
【0033】
すなわち、利用者がサービス施設3内で物品購入や遊興サービス等の提供を受け、カード残高がゼロになってしまった場合は、0円カードをその場で破棄してしまったり、所持したまま退場することが多い。
そして、この利用者が次に同じサービス施設3に入場する場合は、必ずしも0円カードを所持して入場するとは限らないため、この0円カードのリサイクル使用ができなくなるおそれが生じる。
【0034】
これに対し、たとえ少額であっても、自己所有のICカードに残高があれば、再入場する際には、そのICカードを所持しているのが通常である。
かかる場合には、所持しているICカードの残高が少ないため、物品購入や遊興サービスの提供を受けると、入場後、比較的短い間にカード残高がゼロになり、発券機4での発券を受けることになる。
このため、使用済みICカードの回収率が向上し、再使用回数の増加によるカード媒体代の低減および資源の有効活用がより一層効果的となる。
【0035】
また、上記の実施形態では、ICカードに金額情報が記録され、カード残高がゼロまたは一定額以下になった場合にこれを回収するものとしているが、金額情報に代えて度数(回数)情報を記録したり、これら金額情報や度数情報に加えて有効期限等を記録し、これらをカード回収の要否をチェックするためのパラメータに設定してもかまわない。
かかる場合、パラメータの設定は、センタ7からの指令で行うことになる。
【0036】
さらに、上記の実施形態では、エンコード工場2で0円カードを満額ICカードにしたうえでサービス施設3に納品する構成としているが、カード残高をゼロとしたままの状態でサービス施設3に納品し、発券機4からの発券時に、センタ7からの指令に基づいてカード残高を書き込むようにしても構わない。
【0037】
さらにまた、上記の実施形態では、発券機4が、挿入されたICカードとは別の満額ICカードを発券する構成であったが、センタ7からの設定変更によって、入金額が一定額以下の場合には、挿入された使用済みICカードの残高に入金額を加算した金額情報を当該挿入されたICカードに記録したうえで排出させ、センタ7にカード情報を送信するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、発券機に挿入された使用済みの情報記録カードを回収し、これとは別に機内に予めストックしておいた情報記録カードを発券するようにしている。
そして、発券される情報記録カードは、既に使用済みカードとして発券機で回収され、エンコーダでエンコードされた情報記録カードである。
従って、本発明によれば、使用済み情報記録カードのリサイクルシステムが確立され、資源の有効活用が可能になるとともに、再利用回数の増加によるICカード媒体代の低減も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報記録カードを用いた決済システムを示す全体構成図である。
【図2】本発明に係るリサイクルシステムの一実施形態を示す全体構成図である。
【図3】本発明に係る発券機の一実施形態を示す斜視図である。
【図4】発券機及びセンタでの処理フローを示すフローチャートである。
【図5】エンコード工場およびセンタでの処理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 エンコード工場(エンコーダ)
3 サービス施設
4 発券機
7 センタ(情報管理手段)
Claims (3)
- 対価の決済に用いられる情報記録カードを再利用するためのリサイクルシステムであって、
回収された使用済み情報記録カードをエンコードするエンコーダと、
前記エンコーダでエンコード済みの情報記録カードが機内に予めストックされており、使用済みの情報記録カードおよび現金が挿入されると、前記使用済み情報記録カードを機内に取り込んで回収するとともに、前記エンコード済み情報記録カードの中から、前記使用済み情報記録カードの残高と挿入金額との合計額に相当する券面の情報記録カードを発券する発券機と、
前記発券機との間および前記エンコーダとの間で送受信されるカード情報を各情報記録カードに固定的に付与されたカードIDに基づきデータベースで管理し、前記カード情報には「回収済み」,「発券済み」,あるいは「エンコード済み」を示すステータスが含まれる情報管理手段とを備え、
前記発券機が発券対象として選択した情報記録カードのカードIDを前記情報管理手段に送信すると、該情報管理手段は前記データベースを検索して前記発券機から受信したカードIDを持つ情報記録カードのステータスが「エンコード済み」であるか否かを照合して「エンコード済み」であれば前記発券機に発券許可指令を送信し、前記発券機は該発券許可指令に従って発券処理を行うことを特徴とするリサイクルシステム。 - 前記情報管理手段は、使用済みの情報記録カードが発券機に回収されたり、発券機で回収された使用済み情報記録カードがエンコーダでエンコードされたり、情報記録カードが発券機から発券されると、回収,エンコード,発券された情報記録カードのカードIDを発券機やエンコーダから受信し、
該受信したカードIDを持つ情報記録カードのステータスが「回収済み」,「エンコード済み」,「発券済み」となるように前記データベースの内容を書き換えることを特徴とする請求項1記載のリサイクルシステム。 - 対価の決済に用いられる情報記録カードについて、各情報記録カードに固定的に付与されたカードIDに基づき「回収済み」、「発券済み」、あるいは「エンコード済み」を示すステータスをデータベースで管理する情報管理手段と通信し、前記情報記録カードを発券する発券機であって、
カード挿入口に挿入された使用済み情報記録カードを取り込んで機内に回収する回収部と、
回収した使用済み情報記録カードとは別に予め機内にストックしておいたエンコード済みの情報記録カードの中から、前記使用済み情報記録カードの残高と挿入金額との合計額に相当する券面の情報記録カードを選択し、発券する発券部とを有し、
前記発券部は、選択した前記情報記録カードのカードIDを前記情報管理手段に送信し、前記情報管理手段において前記カードIDのステータスが「エンコード済み」の場合に送信される発券許可指令を受信すると、前記情報記録カードの発券を行わせる制御部を備えることを特徴とする発券機。
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