JP3454464B2 - バルブゲート式ホットノズル装置 - Google Patents

バルブゲート式ホットノズル装置

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/27Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
    • B29C45/28Closure devices therefor
    • B29C45/2806Closure devices therefor consisting of needle valve systems

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ランナーレス射出
成形装置に組み込まれているバルブゲート式ホットノズ
ル装に関するものである。 【0002】 【従来の技術】熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂の射出成形
方法においては、スプルーやランナーを各成形サイクル
ごとに金型から取り出して、製品と区別して処理してい
るが、この無駄なスプルーやランナーをなくして、ノズ
ルからの溶融樹脂を直接キャビティへ導くようにした所
謂ランナーレス金型が公知である。 【0003】ランナーレス金型の特徴としては、スプル
ーやランナーなどを形造る成形材料の無駄が省け、さら
に、ランナーには常に溶融材料が蓄積されているので直
ちにキャビティに溶融樹脂が充填されることにより、充
填時間が短時間で可能であると共に、製品とスプルー等
との区別作業がいらないため、全自動も可能となる。 【0004】このランナーレス金型によく用いられるの
がホットランナー方式である。図8にこの基本的な構造
を示す。ホットランナー方式によく用いられるバルブゲ
ート式ホットノズル1(以下「ホットノズル」と称
す。)は、ヒータ2とバルブゲートピン3を備えている
のが特徴である。 【0005】図8において、ランナー4はマニホールド
5と呼ばれるブロックに収容されており、マニホールド
5内に内蔵されたカートリッジヒータにより常時適温に
保たれている。そして、ホットノズル1にもヒータ2が
組み込まれ、内部の樹脂流通路6の溶融樹脂を常時適温
に保っている。 【0006】さらに、ゲート7とキャビティ8との間を
開閉制御するバルブゲートピン3が具備されている。バ
ルブゲートピン3は、キャビティ8に溶融樹脂を充填す
る射出工程のみゲート7から離れ、ゲート7を開放して
溶融樹脂をキャビティ8に充填可能とし、射出が終わっ
たらゲート7をバルブゲートピン3よりすぐ閉じること
により、成形品がショートショットになったり、溶融樹
脂が逆流したり、ゲートから樹脂が洩れて糸を引くこと
を防止する効果をもたらす。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし、ホットノズル
を用いた射出成形方法には、次のような問題がある。マ
ニホールド内のランナーから溶融樹脂がホットノズル内
の樹脂流通路へ斜め上部から勢いよく流れ込んだ場合、
樹脂流通路の中心軸部にバルブゲートピンが位置してい
ることから、バルブゲートピンを巻くように分流して裏
側に回り込み、その後、再度合流するため、渦巻きなど
の乱流が生じる。そのため、部分的に流れの停滞や淀み
が生じ、溶融樹脂が不均一のままゲートからキャビティ
に射出充填される。このため、成形品にはフローマーク
等が生じ、品質的に満足出来ない場合がある。 【0008】その対策としては、金型におけるフローマ
ークが発生する部分のコア側(反製品面側)を切削して
キャビティ肉厚を大きくすることにより溶融樹脂の流動
性を向上して改善する方法がある。しかし、この方法の
場合、フローマークの発生場所や大きさを事前に予測す
ることが難しく、成形してみなければ判らないことか
ら、金型製作者の勘と熟練に頼っているのが現状であ
る。 【0009】又、ホットノズルの構造による対策として
は、特開平9−300407号公報に開示されている。
その特徴は、プロープ本体1内に溶融樹脂流通孔7とバ
ルブピン3を個別に構成したことにより、溶融樹脂流通
孔7内に邪魔するものがないため、溶融樹脂流通孔7を
流れる溶融樹脂が乱流することがなく、ストレートな流
動で、ゲートからキャビティに射出充填される。その結
果、ウェルドや歪みのない成形品が得られる。 【0010】しかし、前記の発明による構造は、溶融樹
脂流通孔7とバルブピン3を個別に構成するため、プロ
ープ本体1の構造が複雑になり形状が大きくなる。又、
溶融樹脂流通孔7周囲においてと、ボディヒータ2との
間隔が異なっているので、溶融樹脂流通孔7のバルブピ
ン側の温度が低くなる傾向がある。 【0011】本発明の目的は、バルブゲート式ホットノ
ズルにおいて、成形品にフローマークを発生させない装
提供することである。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、バルブゲート式
ホットノズル装置において、中心部を貫通する樹脂流通
路を形成すると共にこの樹脂流通路の先端にゲートを形
成して成るホットノズルと、前記ゲートを開閉するため
のバルブゲートピンを前記樹脂流通路内に往復運動自在
に組み込むと共に前記樹脂流通路内に樹脂を流入させる
ための樹脂流入口を樹脂流通路の側壁に形成して成るバ
ルブゲート式ホットノズルにおいて、前記樹脂流入口と
ゲート間の樹脂流通路内であって、前記樹脂流入口から
見てバルブゲートピンの背後側に、円曲角が180°〜
240°から成る断面C字状のスペーサを挿入して樹脂
流入口側から見てバルブゲートピンの背後側の樹脂流通
路を閉鎖したことを特徴とす るものである。 【0013】 【作用】マニホールド内のランナーから溶融樹脂が、
脂流入口を経由してホットノズルの樹脂流通路勢い
よく流れ込んだ場合、樹脂流通路の中心軸部にバルブゲ
ートピンがあるため、バルブゲートピンを巻くように分
流して裏側に回り込み、その後、再度合流するため、渦
巻きなどの乱流が生じることがフローマークを発生させ
る要因の一つであることは前述した。 【0014】そこで本発明においては、注入した樹脂が
樹脂流入口側から見てバルブゲートピンの背後に回り込
まないように、バルブゲートピンと樹脂流通路側壁との
間をスペーサより閉鎖した。この閉鎖角度は、少なく
とも180°以上とする。この閉鎖角度を180°以上
とした理由は、少しでもバルブゲートピンの背後に溶融
樹脂が回り込まないようにするためと、スペーサや露出
部によりバルブゲートピンを抱く形状にすることにより
位置決めをし易くするためである。なお、閉鎖角度は、
あまり大きすぎると、樹脂の流れを阻害するので、24
0°位までが実用範囲である。 【0015】樹脂流通路に以上の構造であるスペーサを
装着したり、膨出部を形成した結果、ランナーからキャ
ビティへ溶融樹脂が乱れることなく均一に充填されるた
め、フローマークの発生を防止できた。さらに、スペー
サの両端の形状を溶融樹脂の流動を阻止しないように傾
斜面にすることにより、さらに円滑な流動が得られた。 【0016】又、スペーサにおいて、ゲート方向に位置
する外側壁をホットノズルの樹脂流通路側壁がゲートへ
収束する傾斜面と同一の傾斜角とすることにより、バル
ブゲートピンとスペーサの密着性が良くなり、溶融樹脂
がその間に張り込んで樹脂焼けなどの不都合を防止でき
る。 【0017】前述したスペーサは、従来のホットノズル
に装着して改善を行う汎用的なものであるが、これに代
る手段として、バルブゲート方式ホットノズルにおい
て、流通路形成側壁を膨出させてバルブゲートピンの背
後を少なくとも180°〜240°取り囲むように閉鎖
することにより、バルブゲートピンの背後へ溶融樹脂が
回り込まないような形状として、スペーサ装着と同様な
効果が得られる。 【0018】なお、特開平9−11278号公報には、
本発明のスペーサと形状が良く似た内部カラー部90が
開示されているが、目的がバルブ部材を位置決めする部
品であり、樹脂流通路を一部閉鎖するベーン部94は1
80°閉鎖する構造でないため、溶融樹脂がバルブゲー
トピンの裏側に回り込む現象が生じ、本発明が目的とす
るフローマークを発生させない溶融樹脂の円滑な流動は
得られない。 【0019】 【発明の実施の形態】本発明である請求項に記載した
スペーサ10の形状例とこれを用いたホットノズル装置
の例を図1〜図3に示す。図1はスペーサ10の正面
図、図2はスペーサ10の側面図、図3(A)は図1に
おけるスペーサ10の左側壁図、(B)は図1における
スペーサ10の右側壁図である。以下、各図に基づいて
本発明の実施例を説明する。 【0020】 【実施例1】本実施例におけるスペーサ10の材料はプ
リハードン鋼を用いた。これは、ロム・モリブデン合金
鋼材を切削加工できる程度の硬さに、あらかじめ鋼材メ
ーカーで熱処理をしている鋼材である。プリハードン鋼
は表面が傷付きにくいため、スペーサとバルブゲートピ
ンが頻繁に摺接する所に用いる時、最適な材料といえ
る。他には、S−C材(機械用炭素鋼材)に代表される
ように、耐摩擦性が高く、機械加工性が優れていれば材
料として用いることができる。 【0021】本実施例のスペーサ10を装着するホット
ノズル20(MOLDMASTERS社製DHシステ
ム)は樹脂流通路21の直径が16mmであり、ゲート
を塞ぐバルブゲートピンの直径は8mmである。 【0022】まず、プリハードン鋼材を直径が16mm
(+0,−0.02)の寸法になるように円棒に加工
し、その円棒を104mmの長さに切断してから、内径
を8mm(+0.02,−0)のパイプ状に加工してス
ペーサ10の原形とした。次に、スペーサ10の側壁に
120°の角度を持った開口部11を切削加工により形
成した。120°の角度にした理由は、スペーサ10を
ホットノズル20の樹脂流通路21へ挿入する時、バル
ブゲートピン22へ抱き合わせて装着し易い形状にした
ためで、180°以上樹脂流通路21を閉鎖することが
可能でであれば任意に選択できる。 【0023】スペーサ10の両端面は、開口方向に向か
って斜めに向かう傾斜面A12及び傾斜面B13を形成
した。各傾斜面A12、傾斜面B13と開口面14が交わ
る角度は135°とした。これは、長年の研究により2
辺が交わる角度は120°以上あれば溶融樹脂が乱流す
ることなく辺に沿って流れることを解明したからであ
る。但し、この角度を150°以上にした場合、加工性
が悪くなるため、120°〜150°の範囲が実用的で
ある。 【0024】さらに、本実施例では、各傾斜面A12、
傾斜面B13と開口面14が交わる稜部15を10Rの
縁取りを形成して流動性を高めた。傾斜面A12は、ス
ペーサ10のホットノズル20内で樹脂流入口23方向
であり、その先端を安全の為切断している。傾斜面B1
3は、スペーサ10におけるゲート24方向であり、反
対面である外側壁17には、ホットノズル20の樹脂流
通路側壁25がゲート24へ収束する傾斜面と同一の傾
斜角による傾斜面C16を形成している。そのため、ス
ペーサ10の位置が定まり、さらに樹脂流通路側壁25
とバルブゲートピン22との密着性が良くなる。以上の
加工により、本発明のスペーサ10が完成した。 【0025】 【実施例2】実施例1にて得たスペーサ10をホットノ
ズル20へ装着して射出成形し実施例を紹介する。図
4、図5に、射出成形機(東芝機械製 IS−1300
DEW)へ組み込まれた射出成形用金型30内の断面図
を示す。 【0026】まず、図4において、20は本実施例に用
いたホットノズルであり、マニホールド31内のランナ
ー32からの溶融樹脂を固定側金型33と可動側金型3
4とで形成されたキャビティ35に導く働きをしてい
る。ホットノズル20の外壁の一部には溶融樹脂の温度
を適温に保持する為にヒータ26を具備している。ホッ
トノズル20の中心軸の位置に合わせて、溶融樹脂が流
動する樹脂流通路21とキャビティ35へ溶融樹脂を射
出するゲート24、そしてゲート24の開口部を開閉す
るため往復運動するバルブゲートピン22を具備してい
る。 【0027】射出成形用金型30内に設置する前に実施
例1に記載したスペーサ10を装着するが、その位置
は、ランナー32から樹脂流通路21への入口である樹
脂流入口23と対向する位置に合わせ、バルブゲートピ
ン22と樹脂流通路側壁25との間に挿入し、さらに傾
斜面C16において、樹脂流通路側壁25がゲート24
へ収束する面と当接して密着する位置にて装着される。 【0028】なお、スペーサ10の外壁へ小さな突起を
形成し、前記突起が収納される溝を、スペーサ10が所
望する装着位置に対応する樹脂流通路側壁25の場所に
形成することにより、より確実にスペーサ10を装着で
きる。以上のように準備された射出成形装置により、ポ
リスチレン樹脂(PS)を材料として射出成形した。 【0029】油圧シリンダー等の駆動装置によりバルブ
ゲートピン22を図の上方に移動させるとゲート24が
開放され樹脂流通路21に蓄積されている溶融樹脂がキ
ャビティ35に射出され、さらに、ランナー32からは
溶融樹脂が樹脂流動口23を通じて樹脂流通路21に流
れ込む。 【0030】溶融樹脂は、スペーサ10の効果にて、バ
ルブゲートピン22へ巻き込むような乱流は発生せず、
さらに、傾斜面A12及び傾斜面B13の形状によりス
ペーサ10面を沿うようにゲート24に向かって円滑に
流動する溶融樹脂の流れが得られた。以上の効果にて、
キャビティ35へ均一な溶融樹脂が充填された。 【0031】規定量の溶融樹脂が充填されると、図5に
示すように、バルブゲートピン22を図の下方に移動さ
せてゲート24を封鎖し、キャビティ35への溶融樹脂
の射出を止めて保圧冷却を行った。冷却時間が経過し、
固定側金型33から可動側金型34を後退させて射出成
形用金型30を開き、成形品を取り出した。その結果、
本実施例で得られた成形品は、フローマークのような外
観不良がなく、意匠的に満足できる高品位な成形品であ
った。 【0032】 【比較例】比較例として、実施例2においてスペーサ1
0をホットノズル20から取り除いた以外は、まったく
同じ条件で射出成形を行った。その結果、得られた成形
品においてゲート24の位置からマニホールドの延長方
向へフローマークが発生する場合があり、意匠的に満足
できる成形品が得られず、金型のコア側を切削するなど
の対策を講じる必要が生じた。 【0033】 【実施例3】実施例1及び実施例2では、様々なホット
ゲートに装着できる汎用性の高いスペーサや、これを用
いた成形方法を紹介したが、本実施例としてはホット
ゲートの樹脂流通路の側壁の形状をバルブゲートピンの
側面から半径方向へ左右に膨出して延びる側壁に形成
し、樹脂流通路の横断面が半円形又は扇形に形成された
ホットゲートを用いて射出成形する実施例を、図6及び
図7を基に説明する。図6はホットノズル40を射出
成形用金型に組み込んだ断面図であり、図7は、図6に
おけるホットノズル40のA−A部断面図である。 【0034】前実施例では、バルブゲートピンの背後に
回り込まないようにスペーサ10を装着したが、本実施
例に用いるホットノズル40は、樹脂流通路41におい
て、樹脂流入口42に対向する膨出した樹脂流通路側壁
43に溝44を形成し、バルブゲートピン45が溝44
の中を往復運動可能にした構造である。さらに、樹脂流
通路側壁43の左右の角度αはバルブゲートピン45を
中心として180°であり、樹脂流通路が半円形状とな
っている。角度αについは、180°以上になると溶融
樹脂の流れに乱れが生じる可能性があるので、180°
以下と設定した。なお、角度αは180°以下であれば
溶融樹脂のキャビティ46への射出時間、樹脂材料な
ど、いろいろな要因によって定めることができる。 【0035】以上のように構成されたホットゲート40
を用いて射出成形を行った。射出成形機、射出成形用金
型、成形材料は実施例2と全く同一である。樹脂流入口
42から樹脂流通路41に流入した溶融樹脂は乱れるこ
となくスムーズに流れ、キャビティ46に充填すること
ができた。その結果、本実施例で得られた成形品は、フ
ローマークのような外観不良がなく、意匠的に満足でき
る高品位な成形品であった。 【0036】 【発明の効果】以上のように、本発明におけるバルブゲ
ート式ホットノズルの樹脂流通路を180°〜240°
の範囲で閉鎖できるスペーサを樹脂流入口から見てバル
ブゲートピンの背後側に組み込み、樹脂流通路を180
°〜240°の範囲で閉鎖したことにより、次のような
効果を奏する。 a.樹脂流入口から樹脂流通路内に流入した樹脂は、バ
ルブゲートピンの裏側に 廻り込まないでゲートからキャ
ビティ内に流入する。この結果、キャビティ内 に流入す
る樹脂には渦流が発生しない。この結果、射出成形した
成形品は、フローマークのような外観不良のない高品位
であるため、塗装を行わなくてもよく、コストダウンを
図れる b.キャビティに均一に溶融樹脂を充填できるため、歪
みが少なく、内部応力の少ない成形品を得られる c.本発明のスペーサは、樹脂流通路壁面とバルブゲー
トピンの間に装着するだけで効果を得られる簡単な構造
であるため汎用性が高いことから、様々なバルブゲート
式ホットノズルに使用できる d.スペーサ及び樹脂流通路壁面の溝がバルブゲートピ
ンのガイドの働きもするので、バルブゲートピンが振れ
てゲートに当たり、損傷するような危険性を防ぐことが
できる
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例1におけるスペーサの正面図。 【図2】実施例1におけるスペーサの側面図。 【図3】(A)は実施例1におけるスペーサの左側面
図、(B)は右側面図。 【図4】実施例2における射出成形において、ゲートが
開いている射出成形用金型の断面図。 【図5】実施例2における射出成形において、ゲートが
バルブゲートピンにて閉鎖している射出成形用金型の断
面図。 【図6】実施例3のバルブゲート式ホットノズルを射出
成形用金型に組み込んだ断面図。 【図7】図6のA−A部断面図。 【図8】従来のホットランナー方式における射出成形用
金型の断面図。 【符号の説明】 10 スペーサ 11 開口部 12 傾斜面A 13 傾斜面B 14 開口面 15 稜部 16 傾斜面C 20 ホットノズル 21 樹脂流通路 22 バルブゲートピン 23 樹脂流入口 24 ゲート 25 樹脂流通路側壁 30 射出成形用金型 32 ランナー 35 キャビティ 40 ホットノズル 41 樹脂流通路 42 樹脂流入口 43 樹脂流通路側壁 44 溝 45 バルブゲートピン α 角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−277320(JP,A) 特開 平9−11278(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/00 - 33/76 B29C 39/26 - 39/36 B29C 41/38 - 41/44 B29C 43/36 - 43/42 B29C 43/50 B29C 45/26 - 45/44 B29C 45/64 - 45/68 B29C 45/73 B29C 49/48 - 49/56 B29C 49/70 B29C 51/31 - 51/40 B29C 51/44

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 中心部を貫通する樹脂流通路を形成する
    と共にこの樹脂流通路の先端にゲートを形成して成るホ
    ットノズルと、前記ゲートを開閉するためのバルブゲー
    トピンを前記樹脂流通路内に往復運動自在に組み込むと
    共に前記樹脂流通路内に樹脂を流入させるための樹脂流
    入口を樹脂流通路の側壁に形成して成るバルブゲート式
    ホットノズルにおいて、前記樹脂流入口とゲート間の樹
    脂流通路内であって、前記樹脂流入口から見てバルブゲ
    ートピンの背後側に、円曲角が180°〜240°から
    成る断面C字状のスペーサを挿入して樹脂流入口側から
    見てバルブゲートピンの背後側の樹脂流通路を閉鎖した
    ことを特徴とするバルブゲート式ホットノズル装置。
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