JP3454304B2 - 符号化復号化装置 - Google Patents

符号化復号化装置

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JP3454304B2 JP06316099A JP6316099A JP3454304B2 JP 3454304 B2 JP3454304 B2 JP 3454304B2 JP 06316099 A JP06316099 A JP 06316099A JP 6316099 A JP6316099 A JP 6316099A JP 3454304 B2 JP3454304 B2 JP 3454304B2
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレーム内符号化
フレーム(intra-coded picture:Iピクチャ)、フレ
ーム間符号化フレーム(predictive-coded picture:P
ピクチャ)、フレーム内挿符号化フレーム(bidirectio
nally predictive-coded picture:Bピクチャ)の3つ
の画像フレームから構成されるGOP(group of pictu
res)構造を用いて画像符号化を行う符号化復号化装
関する。
【0002】
【従来の技術】画像信号の高能率符号化を行う方式の1
つに、I,B,Pピクチャを周期的に挿入するGOP構
造を用いた方式がある。この方式を採用する従来の符号
化装置の概略構成を図4に示す。
【0003】図4に示す符号化装置は、減算器101、
DCT変換器102、量子化器103、可変長符号化器
104、逆量子化器105、逆DCT変換器106、加
算器107、フレームメモリ108からなる。
【0004】減算器101は、入力原画像信号(a)を
一方の入力とし、フレームメモリ108の出力である予
測信号(f)を他方の入力とし、入力原画像信号(a)
から予測信号(f)を減算して予測誤差信号(g)を生
成し、これをDCT変換器102へ出力する。
【0005】DCT変換器102は、減算器101から
入力された予測誤差信号(g)にDCT変換を施してD
CT変換係数(h)を量子化器103へ出力する。量子
化器103は、DCT変換器102から入力されたDC
T変換係数(h)に量子化処理を施して非可逆情報量の
低減処理を行い、該処理によって得られる量子化係数
(b)を可変長符号化器104および逆量子化器105
のそれぞれへ出力する。
【0006】可変長符号化器104は、量子化器103
から入力された量子化係数(b)に可変長符号化処理を
施して出力ストリーム(c)を生成する。この出力スト
リーム(c)が伝送路上に送出されて、受信側の復号化
装置に受信される。
【0007】逆量子化器105は、量子化器103から
入力された量子化係数(b)に逆量子化処理を施してD
CT変換係数(j)を生成し、これを逆DCT変換器1
06へ出力する。逆DCT変換器106は、逆量子化器
105から入力されたDCT変換係数(j)に逆DCT
変換を施して予測誤差信号(k)を生成し、これを加算
器107へ出力する。
【0008】加算器107は、逆DCT変換器106か
ら入力された予測誤差信号(k)とフレームメモリ10
8の出力である予測信号(f)との加算処理を行って再
生画像(m)を生成し、これをフレームメモリ108へ
出力する。フレームメモリ108は、加算器107から
入力された再生画像(m)に基づいて予測信号(f)を
生成し、該予測信号(f)を減算器101、加算器10
7へそれぞれ出力する。
【0009】上述の符号化装置では、各I,B,Pピク
チャに応じて適用的に符号化が行われる。具体的には、
Iピクチャでは、原画像信号をブロック毎にDCT変換
した後、DCT変換係数が量子化され、量子化後の値が
可変長符号化される。Pピクチャでは、既に符号化され
たIピクチャまたはPピクチャとの間のフレーム間予測
誤差信号が生成され、該予測誤差信号がブロック毎にD
CT変換演算された後、量子化され、可変長符号化され
る。Bピクチャでは、符号化済みのIピクチャまたはP
ピクチャが予測に用いられて、得られた予測信号がブロ
ック毎にDCT変換演算された後、量子化され、可変長
符号化される。
【0010】次に、上述の符号化装置から送出された出
力ストリームを受信して復号する復号化装置の構成につ
いて簡単に説明する。図5に、その復号化装置の概略構
成を示す。
【0011】図5に示す復号化装置は、可変長復号化器
201、逆量子化器202、逆DCT変換器203、加
算器204、平滑化器205、フレームメモリ206か
らなる。
【0012】可変長復号化器201は、伝送路より入力
される高能率符号化画像の入力ストリーム(d)に対し
て可変長復号処理を施して受信量子化係数(i)を再生
してこれを逆量子化器202へ出力する。逆量子化器2
02は、可変長復号化器201から入力された受信量子
化係数(i)に逆量子化処理を施して再生DCT変換係
数(j)を生成してこれを逆DCT変換器203へ出力
する。
【0013】逆DCT変換器203は、逆量子化器20
2から入力された再生DCT変換係数(j)に逆DCT
変換を施して再生予測誤差信号(k)を生成してこれを
加算器204へ出力する。加算器204は、逆DCT変
換器203から入力された再生予測誤差信号(k)とフ
レームメモリ206の出力である予測信号(n)との加
算処理を行って再生画像(m)を生成し、これを平滑化
器205およびフレームメモリ206へそれぞれ出力す
る。
【0014】平滑化器205は、再生画像信号(m)の
フレームレートの平滑化処理を施して出力復号画像
(e)を得る。フレームメモリ206は、加算器204
から入力された再生画像(m)に基づいて予測信号
(n)を生成してこれを加算器204へ出力する(帰還
入力)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにI,
B,Pピクチャの3つの画像フレームから構成されるG
OP構造を用いた画像符号化では、各I,B,Pピクチ
ャに応じて適用的に符号化が行われる。この場合、Bピ
クチャでは、符号化済みのIピクチャまたはPピクチャ
が予測に用いられて符号化されるが、このBピクチャの
画像フレームが直接予測に用いられることはない。
【0016】上述した従来の符号化装置においては、予
測に用いられることのないBピクチャのフレームを逆量
子化器105、逆DCT変換器106、加算器107、
フレームメモリ108からなるローカルデコード(局部
復号)部にてデコード処理するといった無駄な処理が行
われおり、このため省電力化の面で不利なものとなって
いた。
【0017】本発明の目的は、上記問題を解決し、消費
電力の低減が可能で、符号化復号化の処理の効率化を図
ることのできる符号化復号化装置を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の符号化復号化装置は、入力原画像信号をI
ピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの3つの画像フレー
ムから構成されるGOP構造を用いて符号化を行う符号
化手段と、前記入力原画像信号が符号化される際のGO
P構造を判定するGOP構造判定手段とを有し、 前記符
号化手段は、前記符号化のためのローカルデコード処理
と、通信相手先から受信された所定の符号化構造を有す
る画像信号に対する、該画像信号の再生画像を得るため
のデコード処理とを時分割に行うローカルデコード処理
手段を有し、 前記GOP構造判定手段が、前記GOP構
造の判定結果に基づいて、前記符号化手段にてIピクチ
ャまたはPピクチャの画像フレームが符号化される間は
前記ローカルデコード処理手段にその符号化のためのロ
ーカルデコード処理を行わせ、前記符号化手段にてBピ
クチャの画像フレームが符号化される間は前記ローカル
デコード処理手段に前記再生画像を得るためのデコード
処理を行わせることを特徴とする。
【0019】
【0020】
【0021】上記の場合、前記GOP構造判定手段は、
Bピクチャの画像フレームが符号化される間に再生すべ
き受信画像がない場合は、ローカルデコード処理手段を
休止させるように構成されてもよい。
【0022】
【0023】上記の場合、Bピクチャの画像フレームが
符号化される間に再生すべき受信画像がない場合は、ロ
ーカルデコード処理を休止するようにしてもよい。
【0024】
【0025】上記のとおりの本発明の符号化復号化装
おいては、ローカルデコード処理の不要なBピクチャ
の符号化の間に、このBピクチャのフレームに関するロ
ーカルデコード処理に代わって、受信画像を再生するた
のデコード処理が行われる。さらに、このBピクチャ
の符号化の間に、再生すべき受信画像がない場合は、ロ
ーカルデコード処理手段を休止させるので、その分消費
電力は少なくなる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0027】本発明に適用される符号化装置の概略構成
を図1に示す。この符号化装置は、減算器1、DCT変
換器2、量子化器3、可変長符号化器4、逆量子化器
5、逆DCT変換器6、加算器7、フレームメモリ8、
GOP構造判定部9からなる。なお、減算器1、DCT
変換器2、量子化器3、可変長符号化器4、逆量子化器
5、逆DCT変換器6、加算器7、フレームメモリ8は
いずれも図4に示したものと同じ構成で、その接続関係
および個々の構成部の動作も同じであるため、ここでは
これら構成部の説明は省略する。
【0028】GOP構造判定部9は、入力された原画像
信号(a)が符号化される際のGOP構造を判定し、I
ピクチャまたはPピクチャの画像フレームが符号化され
る間は、逆量子化器5、逆DCT変換器6、加算器7、
フレームメモリ8からなるローカルデコード部13を動
作可能な状態とし、Bピクチャの画像フレームが符号化
される間はローカルデコード部を休止させるように制御
する。ここで、画像フレームの符号化とは、減算器1、
DCT変換器2、量子化器3における符号化を意味す
る。
【0029】上述したように構成される本形態の符号化
装置でも、前述の図4に示した符号化装置の場合と同
様、各I,B,Pピクチャに応じて適用的に画像フレー
ムの符号化が行われるが、ローカルデコード部13の動
作状態がGOP構造判定部9によって以下のように制御
される点で図4のものとは異なる。
【0030】ここでは、フレームが時系列に入力される
入力原画像信号(a)に対してGOP構造「I,B,
P,B,P,...,I,B,P,...」(GOP構
造の場合、最初に符号化されるフレームは必ずIピクチ
ャとされる。)を用いて符号化する場合を例に挙げて説
明する。
【0031】GOP構造判定部9は、判定したGOP構
造に基づいて、はじめに入力されるIピクチャのフレー
ムが符号化される間は、ローカルデコード部を動作可能
な状態として、Iピクチャのフレームに関するローカル
デコード処理を行わせる。続いて入力されるBピクチャ
のフレームが符号化される間は、ローカルデコード処理
は必要ないため、GOP構造判定部9はローカルデコー
ド部13を休止させる。続いて入力されるPピクチャの
フレームが符号化される間は、GOP構造判定部9は、
ローカルデコード部13を動作可能な状態として、Pピ
クチャのフレームに関するローカルデコード処理を行わ
せる。このようにして、GOP構造判定部9は、入力原
画像信号(a)のGOP構造に応じてローカルデコード
部13の動作制御を行う。
【0032】本形態の符号化装置における符号化動作に
よれば、上述のようにBピクチャの画像フレームが符号
化される間、ローカルデコード部は休止状態になってい
るので、その分消費電力が低減されることになる。
【0033】次に、上述した符号化装置を備え、ローカ
ルデコード部を符号化部および復号化部で共有化するこ
とで効率的に使用できるようにした、本発明の符号化復
号化装置について説明する。
【0034】図2は、本発明の符号化復号化装置の一実
施形態を示すブロック図である。この符号化復号化装置
は、図1に示した符号化装置のローカルデコード部を復
号化側で共有した構成であって、フレームメモリとして
符号化用フレームメモリ8aと復号化用フレームメモリ
8bを備える他、可変長復号化器10、平滑化器11、
セレクタ12a〜12cを備える。なお、図3中、可変
長符号化器4の出力段と可変長復号化器10の入力段に
設けられるバッファは省略されている。
【0035】減算器1は、入力原画像信号(a)を一方
の入力とし、符号化用フレームメモリ8aの出力である
予測信号(f)を他方の入力とし、入力原画像信号
(a)から予測信号(f)を減算して予測誤差信号
(g)を生成し、これをDCT変換器2へ出力する。
【0036】DCT変換器2は、減算器1から入力され
た予測誤差信号(g)にDCT変換を施してDCT変換
係数(h)を量子化器3へ出力する。量子化器3は、D
CT変換器2から入力されたDCT変換係数(h)に量
子化処理を施して非可逆情報量の低減処理を行い、該処
理によって得られる量子化係数(b)を可変長符号化器
4へ出力するとともにセレクタ12aを介して逆量子化
器5へ出力する。
【0037】可変長符号化器4は、量子化器3から入力
された量子化係数(b)に可変長符号化処理を施して出
力ストリーム(c)を生成する。この出力ストリーム
(c)が伝送路上に送出されて、送信相手先の符号化復
号化装置に受信される。
【0038】可変長復号化器10は、送信元の符号化復
号化装置から伝送路を介して入力される高能率符号化画
像の入力ストリーム(d)に可変長復号処理を施して受
信量子化係数(i)を再生してこれをセレクタ12aを
介して逆量子化器5へ出力する。
【0039】セレクタ12aは、GOP構造判定部9か
ら入力されるIPB信号(O)に基づいて、該信号がI
ピクチャまたはPピクチャの符号化を示す場合は、量子
化器3の出力を選択し、Bピクチャの符号化を示す場合
は、可変長復号化器10の出力を選択する。
【0040】逆量子化器5は、セレクタ12aにて選択
される量子化係数(b)または受信量子化係数(i)に
逆量子化処理を施して再生DCT変換係数(j)を生成
し、これを逆DCT変換器6へ出力する。
【0041】逆DCT変換器6は、逆量子化器5から入
力された再生DCT変換係数(j)に逆DCT変換を施
して再生予測誤差信号(k)を生成し、これを加算器7
へ出力する。加算器7は、逆DCT変換器6から入力さ
れた再生予測誤差信号(k)とセレクタ12bの出力で
ある選択予測信号(l)との加算処理を行って再生画像
(m)を生成し、これをセレクタ12cへ出力する。
【0042】セレクタ12cは、GOP構造判定部9か
ら入力されるIPB信号(O)に基づいて、該信号がI
ピクチャまたはPピクチャの符号化を示す場合は、入力
された再生画像(m)を符号化用フレームメモリ8aへ
出力し、Bピクチャの符号化を示す場合は、入力された
再生画像(m)を復号化用フレームメモリ8bおよび平
滑化器11のそれぞれへ出力する。平滑化器11は、セ
レクタ12cを介して入力された再生画像信号(m)の
フレームレートの平滑化処理を行って出力復号画像
(e)を得る。
【0043】符号化用フレームメモリ8aは、セレクタ
12cを介して入力された再生画像(m)に基づいて予
測信号(f)を生成してこれを減算器1へ出力するとと
もにセレクタ12bを介して加算器7へ出力する。復号
化用フレームメモリ8bは、セレクタ12cを介して入
力された再生画像(m)に基づいて予測信号(n)を生
成してこれをセレクタ12bを介して加算器7へ出力す
る。
【0044】セレクタ12bは、GOP構造判定部9か
ら入力されるIPB信号(O)に基づいて、該信号がI
ピクチャまたはPピクチャの符号化を示す場合は、符号
化用フレームメモリ8aの出力を選択し、Bピクチャの
符号化を示す場合は、復号化用フレームメモリ8bの出
力を選択する。
【0045】GOP構造判定部9は、入力原画像信号
(a)のGOP構造を判定し、該判定結果に基づいて、
IピクチャまたはPピクチャの符号化であるのか、Bピ
クチャの符号化であるのかを示すIPB信号(o)を生
成し、これを各セレクタ12a〜12cへそれぞれ出力
する。さらに、このGOP構造判定部9は、Bピクチャ
の符号化時で、かつ、入力ストリームが入力されない場
合は、休止信号(p)を生成して、これをローカルデコ
ード部13’を構成する逆量子化器5、逆DCT変換器
6、加算器7、符号化用フレームメモリ8a、復号化用
フレームメモリ8b、セレクタ12a〜12c、平滑化
器11のそれぞれへ出力して休止させる。
【0046】次に、この符号化復号化装置の動作につい
て説明する。
【0047】本形態の符号化復号化装置の符号化におい
ても、各I,B,Pピクチャに応じて適用的にフレーム
の符号化が行われる。ここでは、時系列に画像フレーム
が入力される入力原画像信号(a)に対して、Bピクチ
ャが2フレーム連続するM=3のGOP構造「I,B,
B,P,B,B,P,B,B,P,B,B,I,
B,...」を用いて符号化する場合を例に挙げて説明
する。
【0048】GOP構造判定部9は、判定したGOP構
造に基づいて、はじめに入力されるIピクチャのフレー
ムが符号化される間は、Iピクチャの符号化である旨の
IPB信号(o)を各セレクタ12a〜12cへ出力す
る。このIPB信号(o)を受けて、セレクタ12aで
は量子化器3の出力が選択され、セレクタ12bでは符
号化用フレームメモリ8aの出力が選択され、セレクタ
12cでは出力先として符号化用フレームメモリ8aが
選択される。これにより、Iピクチャの符号化時に、予
測信号(f)を生成するためのローカルデコード処理が
可能となる。
【0049】続くBピクチャの符号化の間は、GOP構
造判定部9は、Bピクチャの符号化である旨のIPB信
号(o)を各セレクタ12a〜12cへ出力する。この
IPB信号(o)を受けて、セレクタ12aでは可変長
復号化器10の出力が選択され、セレクタ12bでは復
号化用フレームメモリ8bの出力が選択され、セレクタ
12cでは出力先として復号化用フレームメモリ8bが
選択される。これにより、ローカルデコード部13’で
は、Bピクチャの符号化の際に、このBピクチャのフレ
ームに関するローカルデコード処理に代わって、入力ス
トリームを復号して再生するためのローカルデコード処
理を行うことが可能となる。このとき、入力ストリーム
が入力されていなければ、GOP構造判定部9は、休止
信号(p)をローカルデコード部13’を構成する逆量
子化器5、逆DCT変換器6、加算器7、符号化用フレ
ームメモリ8a、復号化用フレームメモリ8b、セレク
タ12a〜12c、平滑化器11のそれぞれへ出力す
る。これにより、ローカルデコード部13’は休止状態
になり、消費電力が低減されることになる。
【0050】上述したBピクチャが2フレーム連続する
M=3のGOP構造を用いて符号化を行った場合で、入
力ストリーム(d)が入力されている場合の出力再生画
像(e)の結果を図3に示す。
【0051】図3に示す結果から分かるように、入力原
画像信号(a)の符号化されるフレームのタイプがBピ
クチャの場合に入力ストリームが復号化されて再生され
ている。なお、符号化されるフレームのタイプがIピク
チャまたはPピクチャの場合(ただし、はじめに符号化
されるIピクチャを除く)は、入力ストリームに関する
復号化処理を行うことができず、再生画像(m)は不連
続となる。このため、本形態では、再生画像(m)が不
連続となるフレームに対してはフレーム内挿処理(前フ
レームの再生画像を用いる。)を施してフレーム平滑化
を行っている。これにより、出力再生画像(e)の動き
再現性が改善される。
【0052】上述した符号化復号化装置において、Bピ
クチャの符号化中にローカルデコード部13’で復号処
理可能な受信信号は、GOP構造を用いた符号化方式ま
たは類似方式により高能率符号化された画像信号であ
る。本形態の場合、ローカルデコード部13では、符号
化中に該符号化処理とは非対称な復号化処理を行うこと
が可能であることから、例えば30フレーム/秒のフレ
ームレートの画像を符号化して送信する間に、15フレ
ーム/秒のフレームレートの画像信号を受信して復号化
することができる。この他、MPEG2画像を送信中に
MPEG1画像を受信したり、HDTV画像を送信中に
SDTV画像を受信したりすることもできる。さらに
は、MPEG動画像を送信中にJPEG静止画像を受信
することもできる。
【0053】また、本形態では、ローカルデコード部1
3を符号化部と復号化部で共有した構成になっている
が、ローカルデコード部を符号化部と復号化部のそれぞ
れに設けたものとしてもよい。この場合は、符号化部に
おいて図1に示した符号化装置のような省電力化が図ら
れることになる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の符号化
号化によれば、原理的に不要であったBピクチャに関す
るローカルデコード処理を受信画像の復号化のための処
理に割り当てられるので、符号化復号化処理をより効率
的に行うことができる
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の符号化装置の一実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の符号化復号化装置の一実施形態を示す
ブロック図である。
【図3】符号化フレームと再生画像フレームの関係を示
す図である。
【図4】従来の符号化装置の概略構成を示すブロック図
である。
【図5】復号化装置の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 減算器 2 DCT変換器 3 量子化器 4 可変長符号化器 5 逆量子化器 6 逆DCT変換器 7 加算器 8 フレームメモリ 13 ローカルデコード部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力原画像信号をIピクチャ、Pピクチ
    ャ、Bピクチャの3つの画像フレームから構成されるG
    OP構造を用いて符号化を行う符号化手段と、前記入力原画像信号が符号化される際のGOP構造を判
    定するGOP構造判定手段とを有し、 前記符号化手段は、前記符号化のためのローカルデコー
    ド処理と、通信相手先から受信された所定の符号化構造
    を有する画像信号に対する、該画像信号の再生画像を得
    るためのデコード処理とを時分割に行うローカルデコー
    ド処理手段を有し、 前記GOP構造判定手段が、前記GOP構造の 判定結果
    に基づいて、前記符号化手段にてIピクチャまたはPピ
    クチャの画像フレームが符号化される間は前記ローカル
    デコード処理手段にその符号化のためのローカルデコー
    ド処理を行わせ、前記符号化手段にてBピクチャの画像
    フレームが符号化される間は前記ローカルデコード処理
    手段に前記再生画像を得るためのデコード処理を行わせ
    ることを特徴とする符号化復号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の符号化復号化装置にお
    いて、 前記GOP構造判定手段は、Bピクチャの画像フレーム
    が符号化される間に再生すべき受信画像がない場合は、
    前記ローカルデコード処理手段を休止させるように構成
    されていることことを特徴とする符号化復号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の符号化復号化装置にお
    いて、 前記符号化手段にて符号化される送信画像のフレームレ
    ートと、前記ローカルデコード処理手段にて再生される
    受信画像のフレームレートとが異なることを特徴とする
    符号化復号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の符号化復号化装置にお
    いて、 前記符号化手段にて符号化される画像信号がMPEG2
    画像であり、前記ローカルデコード処理手段にて再生さ
    れる受信画像がMPEG1画像であることを特徴とする
    符号化復号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の符号化復号化装置にお
    いて、 前記符号化手段にて符号化される画像信号がMPEG動
    画像であり、前記ローカルデコード処理手段にて再生さ
    れる受信画像がJPEG静止画像であることを特徴とす
    る符号化復号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の符号化復号化装置にお
    いて、 前記符号化手段にて符号化される画像信号がHDTV画
    像であり、前記ローカルデコード処理手段にて再生され
    る受信画像がSDTV画像であることを特徴とする符号
    化復号化装置。
JP06316099A 1999-03-10 1999-03-10 符号化復号化装置 Expired - Fee Related JP3454304B2 (ja)

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