JP3453569B2 - データエントリーシステム - Google Patents

データエントリーシステム

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JP3453569B2
JP3453569B2 JP2001242591A JP2001242591A JP3453569B2 JP 3453569 B2 JP3453569 B2 JP 3453569B2 JP 2001242591 A JP2001242591 A JP 2001242591A JP 2001242591 A JP2001242591 A JP 2001242591A JP 3453569 B2 JP3453569 B2 JP 3453569B2
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株式会社ジェイ・アイ・エス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、データエントリ
ーシステム、より詳しくは、各種の帖票類の記載事項を
効率よく、また入力されたデータの照合、検収などの諸
作業の負担が軽減されたデータエントリーシステムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の帖票類に記入された記載事項をデ
ータ入力する作業は、従来入力作業者あるいはデータの
エントリー者ないし入力者は入力するべき帖票類の原票
を見ながらその原票に記載されたすべての事項をデータ
入力するということが行われている。この原票には、た
とえば、住所、氏名、郵便番号、電話番号をはじめ、口
座番号、銀行名、支店名、受取人、金額とか、発注品番
と品物名、個類、納入期限、注意事項、納入先、納入先
住所、電話番号、支店名、発注者名など帖票の種類はぼ
う大な数にのぼるとともに入力依頼者毎に同じような帖
票でも内容項目に差があるなど多種多様の帖票類がある
のが現状である。
【0003】このためデータのエントリー者はすべての
データ欄あるいは入力すべき項目の内容を理解しなけれ
ば入力ミスを生じてしまうという高度に熟練された専門
的な技術あるいは知識が必要とされ、また分割によって
は入力時の入力桁数ミスや入力位置ずれミスなどが生
じ、フォーマット照合時に入力ミスとしてはねられてし
まうなどの問題も日常経験することである。また、入力
方式も、従来からのキー・トウ・パンチ方式とかキー・
トウ・テープとかキー・トウ・ディスク方式とか各種の
やり方があり、生ずる入力上の困難さもそれぞれの方式
によっても相違する。このため、入力の難しさは入力者
の経験に依存し、実際の入力作業を行う場合には、限ら
れた熟練した高いレベルのエントリー者が入力作業を行
うことにより、納品までの期間がかかり、更に目検確認
等の作業を必要とするため非効率的な作業となる。
【0004】さらに、近年の情報通信技術の飛躍的な進
展等を背景としたインターネットやデジタル文書化の急
速な普及等に象徴されるIT化が、既に進行しつつあった
工業社会から情報化社会へ大きく世の中を変換させてい
るものの、データ入力のためのエントリー方法は、実質
的にあまり変革がなく熟練した専門的職人技術を必要と
されるキーパンチャー(訓練に3〜6ヶ月を要する)
が、エントリー専用のパンチマシンを使用しているのが
現状である。また、実際に入力作業を行うエントリー者
の熟練度がそれぞれの人についてどのような程度である
のかのレベルとかの能力を判断するためには、難易度、
品質、生産量等が判断基準となるとはいえ、実際の帖票
類の入力項目とその並び方などのいろいろな要素が複合
することによって判断基準が変化することはさけられ
ず、このため入力単価を設定するには、経験豊富な総合
管理者、いわゆるスーパーバイザーが必要であって、こ
のスーパーバイザーの判断に基づき入力単価が設定され
ているのが現状である。
【0005】加えてエントリー業者は、エントリー作業
を行うために一定の場所と設備と人員が必要であるた
め、作業量に応じた体制を作ることは、非常に難しく、
そのためにエントリー業者は相互にお互いの稼働率を上
げるために、二次受け、三次受け等の下請け構造の入力
作業体制を作ることが余儀なくされている。そこで、エ
ントリー業界でセキュリティーの高い入力原票が飛び交
うこととなってしまい、クライアント(依頼者)はエン
トリー作業を委託する時の契約条項に、情報の機密保持
条項を入れるが、結果的には入力コスト削減のために、
この下請け構造を黙認せざるをえないというのが実情で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、従来のデータのエントリー方法では、入力業者に
持ち込まれる帖票類は種々雑多の様式、入力項目、入力
内容であるため、熟練した者にとっても入力すべき帖票
類が、場合によっては日々相違したりするし、ある程度
まとまった数量の入力作業を数日間続けたりした後に入
力すべき帖票類が別のものにかわったようなときには、
変更直後にはどうしても不慣れなところからミスが発生
しやすいし、帖票類の内容を理解するまでに多少時間を
要する場合がある。このように入力すべき帖票類の種類
と内容などによって理解したり慣れるまでにどうしても
時間がかかったり、また多量の帖票類が持ち込まれると
納入日までに入力作業が間にあわないため業者間で入力
作業下請の発注とかするなどの事態となる。また、熟練
した人々を多数確保することは大変であるし、また確保
し続けなければならないし、入力コストもかさむためコ
ストダウンすることもできないし、スーパーバイザーの
存在も不可欠である。しかも、多数の入力者ないしエン
トリー者の作業場、休憩室の確保なども必要となってく
る。したがって、これらの問題点を解決することが求め
られているものの、実際として、これらの問題点を解決
し、ミスのないしかも精査にそれほど労力がかからない
データのエントリー方法が求められている。
【0007】この解決策として、入力すべき帖票類は上
述したように種々雑多の様式、入力項目や内容を有する
から、これらすべてを1人のエントリー者に入力をまか
せるのではなく、複数の人に項目別の担当を受け持たせ
ることが考えられる。しかしながら、この場合には、帖
票類の原票が複数の人の間をいったりきたりして煩雑で
あるし、原票を受け渡しする専門の人が多数必要になる
とか、入力が容易な項目をエントリーする人はすぐ入力
が済んでしまい、逆に容易でない項目を取り扱う人のと
ころに原票がたまってしまうなど、仕事のバランスをと
るのがむずかしいし、片方では入力が済んだエントリー
者は次の入力すべき原票がくるまで手があいてしまうな
ど業務管理、入力管理などの面で問題が多く実際上実行
不可能であるし、余分の人手がいるためコストがかさむ
などの欠点がある。このような従来のエントリー方法の
欠点を改善すべく研究した結果、本願発明に到達したも
のである。
【0008】
【問題を解決するための手段】本願発明は、上述の従来
のデータエントリー方法がデータをエントリーする作業
者すなわちエントリー者が入力すべき帖票類の原票から
直接データを全項目入力していることから各種の問題を
生じていることに着目し、エントリー者がこの原票を直
接取り扱わずに、しかも全項目すべてを一人で入力しな
くてもすむようにするために、原票自体をいったんイメ
ージ入力し、この入力されたイメージデータを入力すべ
き項目別にイメージ画像を分割し、この分割データを利
用してデータ入力をするようにすればよいシステムを開
発し、本願発明に至ったものである。
【0009】すなわち、本願発明は、ア)入力すべきデ
ータ項目を有する帖票の原票の全体をまずイメージ入力
してイメージデータとするか、あるいはすでにイメージ
入力したイメージデータを、入力すべき項目毎にイメー
ジ分割をし、イ)このイメージ分割のされた分割イメー
ジデータでOCR読取処理の容易なものについてはOC
R読取によりテキストデータに変換してOCRエントリ
ーデータとし、ウ)これらのデータにエントリー者はイ
ンターネットあるいはパソコン通信手段を用いてアクセ
スして、エ)OCRエントリーデータと分割イメージデ
ータとを照合して正しくテキストデータ化されているか
どうかをチェック・確認するとともに誤読などの場合に
はデータを修正あるいは入力し、オ)あるいはOCR読
取処理されなかった分割イメージデータに基づいて複数
のエントリー者がテキストデータを入力し、カ)複数の
エントリー者入力したデータについてはこれらのデータ
が一致するかどうか照合し、キ)照合の結果一致しなか
ったデータについては分割イメージデータと照合して最
終的に入力すべきデータを確定入力し、ク)この確定入
力されたデータと照合の結果一致したデータと確認・修
正入力されたOCRエントリーデータを元の帖票単位の
データに合成し統合して最終エントリーデータとすると
ともに、エントリー者がどの項目を入力したのか、何件
入力したのか、不一致データが何件あったのか、エント
リー者への支払い料金計画などのエントリー者の個人情
報の収集処理を行い、エントリー者個人情報DBに蓄積
し、このデータに基づきデータのエントリー者への支払
いとかエントリー者の人事管理情報として利用しようと
するデータエントリーシステムに基づくものである。
【0010】より具体的には、本願発明のデータエント
リーシステムは、イメージ入力した帖票のイメージデー
タを保存するイメージデータ保存手段(B)と、帖票イ
メージデータを各データ項目に対応する分割イメージデ
ータに分割処理するイメージ分割手段(C)と、この分
割イメージデータを保存する分割イメージデータ保存手
段(D)と、分割イメージデータのうち、指定されたも
のについてOCR読取処理をしてテキストデータに変換
してOCRエントリーデータとするOCR読取手段
(E)と、OCRエントリーデータと分割イメージデー
タと関係づけて保存し、かつ入力手段(G)からの確認
・修正されたOCRエントリーデータとこのOCRエン
トリーデータ以外のエントリーデータを保存する総合デ
ータ管理手段(F)と、インターネットを介して分割イ
メージデータ保存手段(D)あるいはこの保存手段
(D)と総合データ管理手段(F)にアクセスし、分割
イメージデータを表示しかつこのデータに対応するテキ
ストデータであるエントリーデータを入力するか、ある
いは分割イメージデータとOCRエントリーデータとを
表示し、OCRエントリーデータを確認・修正する入力
手段(G)と、総合データ管理手段(F)に保存された
OCRエントリーデータ以外のエントリーデータについ
て複数のエントリーデータが一致するかどうかを照合す
る照合手段(J)と、照合の結果一致しないデータにつ
いて分割イメージデータと複数のエントリーデータとを
画面に表示し、データを修正し確定する修正手段(K)
と、照合の結果一致したエントリーデータと修正手段
(K)で修正されたエントリーデータと確認・修正され
たOCRエントリーデータとを元の帖票単位のデータに
合成し統合する合成処理手段(M)とを有することを特
徴とするデータエントリーシステムか、または入力すべ
きデータ項目を有する帖票のイメージデータを保存する
イメージデータ保存手段(B)と、保存された帖票イメ
ージデータを取り出して各データ入力項目に対応する分
割イメージデータに分割するイメージ分割手段(C)
と、分割イメージデータを保存する分割イメージデータ
保存手段(D)と、この保存手段(D)に保存されたデ
ータのうち、OCR読取処理に指定されたデータを取出
してOCR読取処理をしてテキストデータに変換してO
CRエントリーデータとするOCR読取手段(E)と、
OCRエントリーデータを保存する総合データ管理手段
(F)と、インターネットを介して分割イメージデータ
保存手段(D)、あるいは分割イメージデータ保存手段
(D)と総合データ管理手段(F)にアクセスし、分割
イメージデータを表示しかつこのデータに対応するテキ
ストデータであるエントリーデータを入力するか、ある
いは分割イメージデータとOCRエントリーデータを画
面表示するとともにOCRエントリーデータを確認・修
正する入力手段(G)と、入力手段(G)からのエント
リーデータあるいは確認・修正されたOCRエントリー
データを格納する保存手段(H)と、複数のエントリー
者からの同じ分割イメージデータに基づく複数のテキス
トデータが一致するかどうかを照合する照合手段(J)
と、照合の結果一致しないデータを分割イメージデータ
とともに画面表示するとともにテキストデータを修正し
確定する修正手段(K)と、照合の結果一致したデータ
と修正手段(K)で修正されたデータと確認・修正した
OCRエントリーデータを一時格納する保存手段(L)
と、保存手段(L)に保存されたデータを元の帖票単位
のデータに合成し統合する合成処理手段(M)とを有す
ることを特徴とするデータエントリーシステムであるこ
とを特徴とする。これらのエントリーシステムにおい
て、入力すべきデータ項目を有する帖票をイメージ入力
するイメージ入力手段(A)をさらに有していてもよ
い。
【0011】そして、請求項1に係る発明は、入力すべ
きデータ項目を有する帖票のイメージデータを保存する
イメージデータ保存手段(B)と、保存された帖票イメ
ージデータを取り出して各データ入力項目に対応する分
割イメージデータに分割するイメージ分割手段(C)
と、分割イメージデータを保存する分割イメージデータ
保存手段(D)と、インターネットを介して分割イメー
ジデータ保存手段(D)にアクセスし、分割イメージデ
ータを表示し、かつこのデータに対応するテキストデー
タを入力する入力手段(G)と、入力手段(G)からの
入力作業によって生じたテキストデータを保存する総合
データ管理手段(F)と、この手段(F)に保存された
データのうち、複数のエントリー者からの同じ分割イメ
ージデータに基づく複数のテキストデータが一致するか
どうかを照合する照合手段(J)と、照合手段(J)で
複数のテキストデータが一致したものはつぎの修正手段
をスキップし、一致しないものについては、これらのテ
キストデータとともに分割イメージデータとを画面に表
示するとともにテキストデータを修正し確定する修正手
段(K)と、修正手段(K)で修正されたデータおよび
照合手段(J)で複数のテキストデータが一致したデー
タを元の帖票単位のデータに合成し統合する合成処理手
段(M)とを有することを特徴とするデータエントリー
システムについてのものであり、および、請求項2に係
る発明は、入力すべきデータ項目を有する帖票をイメー
ジ入力するイメージ入力手段(A)と、この入力された
帖票イメージデータを保存するイメージデータ保存手段
(B)と、イメージデータを取り出して各データ入力項
目に対応する分割イメージデータに分割するイメージ分
割手段(C)と、分割イメージデータを保存する分割イ
メージデータ保存手段(D)と、インターネットを介し
て分割イメージデータ保存手段(D)にアクセスし、分
割イメージデータを表示し、かつこのデータに対応する
テキストデータを入力する入力手投(G)と、入力手段
(G)からの入力作業によって生じたテキストデータを
保存する総合データ管理手段(F)と、この手段(F)
に保存されたデータのうち、複数のエントリー者からの
同じ分割イメージデータに基づく複数のテキストデータ
が一致するかどうかを照合する照合手段(J)と、照合
手段(J)で複数のテキストデータが一致したものはつ
ぎの修正手段をスキップし、一致しないものについて
は、これらのテキストデータとともに分割イメージデー
タとを画面に表示するとともにテキストデータを修正し
確定する修正手投(K)と、修正手段(K)で修正され
たデータおよび照合手段(J)で複数のテキストデータ
が一致したデータを元の帖票単位のデータに合成し統合
する合成処理手段(M)とを有することを特徴とするデ
ータエントリーシステムについてのものであり、さら
に、請求項3に係る発明は、入力すべき項目を有する帖
票のイメージデータを保存するイメージデータ保存手段
(B)と、保存された帖票イメージデータを取り出して
各データ入力項目に対応する分割イメージデータに分割
するイメージ分割手段(C)と、分割イメージデータを
保存する分割イメージデータ保存手段(D)と、分割イ
メージデータのうち指定された分割イメージデータを取
出してOCR読取処理をしてテキストデータに変換して
OCRエントリーデータとするOCR読取手段(E)
と、OCRエントリーデータを分割イメージデータと関
係づけて保存するとともに入力手段(G)からの確認・
修正されたOCRエントリーデータおよびOCRエント
リーデータ以外のエントリーデータを保存する総合デー
タ管理手段(F)と、インターネットを介して分割イメ
ージデータ保存手段(D)あるいはこの保存手段(D)
と総合データ管理手段(F)にアクセスし、分割イメー
ジデータを表示しかつこのデータに対応するテキストデ
ータを入力するか、あるいは分割イメージデータとOC
Rエントリーデータとを表示し、OCRエントリーデー
タを確認・修正する入力手段(G)と、総合データ管理
手段(F)に保存されたOCRエントリーデータ以外の
エントリーデータについて複数のエントリーデータが一
致するかどうかを照合する照合手段(J)と、一致した
ものはつぎの修正手段をスキップし、一致しないエント
リーデータを分割イメージデータと対比して最終的に入
力すべき入力項目データを確定するか再入力する修正手
段(K)と、修正手段(K)からのデータと照合手段
(J)で一致したデータと確認・修正されたOCRエン
トリーデータを元の帖票単位のデータに合成し統合する
合成処理手段(M)とを有することを特徴とするデータ
エントリーシステムについてのものであり、さらにま
た、請求項4に係る発明は、入力すべきデータ項目を有
する帖票のイメージデータを保存するイメージデータ保
存手段(B)と、保存された帖票イメージデータを取り
出して各データ入力項目に対応する分割イメージデータ
に分割するイメージ分割手段(C)と、分割イメージデ
ータを保存する分割イメージデータ保存手段(D)と、
インターネットを介して分割イメージデータ保存手段
(D)にアクセスし、分割イメージデータを表示しかつ
このデータに対応するテキストデータを入力する入力手
段(G)と、入力手段(G)からの入力作業によって生
じたテキストデータを保存する保存手段(H)と、複数
のエントリー者からの同じ分割イメージデータに基づく
複数のテキストデータが一致するかどうかを照合する照
合手段(J)と、照合の結果一致したものはつぎの修正
手段をスキップし、一致しないデータについては一致し
ないデータと分割イメージデータとを画面表示するとと
もにテキストデータを修正し確定する修正手段(K)
と、照合の結果一致したデータと修正手段(K)で修正
されたデータとを一時的に格納する保存手段(L)と、
保存手段(L)に保存されたデータを元の帖票単位のデ
ータに合成し統合する合成処理手段(M)とを有するこ
とを特徴とするデータエントリーシステムについてのも
のである。このようなデータエントリーシステムを採用
することにより、エントリー者がそれぞれの個別の条件
下で、作業を行うことができ、場所もインターネットで
のアクセスのできる場所ならばどこからでも入力作業を
行うことができるとともに時間もそれぞれのエントリー
者が都合のよい時間帯で作業が可能であること、OCR
読み取り容易な入力項目については項目により一定のパ
ターン化が可能となり、このパターン化により、エント
リー者に対しての入力付加を軽減し効率的な作業をする
ことができること、
【0012】インターネットでエントリー業者と登録契
約しているSOHOエントリー者について、それぞれの
経験に基づくきめの細かい管理が必要となるが、個々人
のスキル、品質、作業量、得意とする技術等が管理され
ることで、データによる特性を考慮して、発注者側がエ
ントリー者を選定することができるとともに、クライア
ントのニーズに応えられる商品が提供できる等の利点が
あること、また、エントリー業者とインターネット上で
登録しているSOHOエントリー者のデータベース管理
は、常時稼動しているエントリー者の稼働率を簡単に管
理できるとともに、それぞれの作業量と、その作業にお
ける料金計算も簡単に自動計算できること、
【0013】エントリーの品質精度を維持向上させるこ
とは、作業管理の重要な要素であるため、膨大なデー夕
に対し、常に一定の品質を確保するための手段として、
1項目の分割イメージデー夕に対して、2〜3名のエン
トリー者が同時に重複入力したデータを照合処理し、照
合して一致したデータは正しいデータとし、一致しなか
ったデータはどの入力データが正しいのか分割イメージ
データと対比照合して正しいデータを採用する修正処理
を行うため品質向上維持の手段として活用できること、
さらに従来のパンチエントリーの場合には、入力原票を
見ながら初回のエントリーを完了させ、次に別の人が同
様に入力原票を見ながら、ベリフアイ入力を行うので、
原票をエントリー者、ベリフアイ者それぞれ保有してい
る分だけ、時間がかかるが、そのような時間のロスを防
止できること、
【0014】さらに設備、場所、人等の固定的に発生す
る経費が従来のものに比して非常に少なくてすみ、実際
に発生するエントリーデータは、データ量に応じて生産
体制を調整することができ、変動費として対処すること
により、大幅なコスト削減が可能となること、本願発明
のシステムでは、入力項目割毎に分割されてのエントリ
ーデータ入力となるため、複雑な入力項目間の関連要素
等は排除され、入力の難易度も項目毎に単純化されるの
で、経験豊富なスーパーパイザーも不要となり、入力項
目毎の単価も設定しやすく、SOHO入力者も納得の出
来る単価で作業できること、などの諸利点が生ずる。
【0015】帖票類は、各社ともその用途に応じて各種
さまざまな記入項目があり、その大きさもまちまちであ
り必ずしも一定しているものではないし、コンピュータ
入力用のフォーマットにあわせて作成されていることは
まれである。また、各社とも同じ建物でしかも同じフロ
アーであっても形式的には別会社であったり関連会社で
あったり、事業部が相違したりするため帖票類に記入す
る社員自体どこの所属であるのかばかりでなくどこの会
社所属であるのかなど入力項目も非常に複雑なものとな
っている。したがって、これらの帖票の全体像を理解す
ることは容易なことではなく、全項目を1人で入力する
などということはますます困難になっている。そこで、
本願発明では、まず、顧客から入力依頼された帖票類全
件をイメージの入力手段(A)によりイメージデータ化
する場合では顧客からイメージデータ化したものに基づ
いて入力依頼を受けることも可能である。このような場
合にはイメージ入力手段は不必要である。このようにイ
メージ入力手段により入力された帖票のイメージデータ
をいったんイメージデータ保存手段(B)に保存してお
くことになる。また顧客から受け取ったイメージデータ
化したものは、このデータ保存手段に入力し保存する作
業を行う。つぎに保存手段(B)に保存されているイメ
ージデータを入力すべき項目毎にイメージデータを分割
処理するイメージ分割手段(C)によりイメージデータ
の画像分割を行う。この画像分割をする際には、何も記
載されていない空帖票をまずイメージ入力し、これに基
づいてどの場所をどのように画像分割をするのかの分割
設定作業を行い、この画像分割指示に基づいて実際の帖
票の入力すべき項目別にイメージデータの画像分割を行
い、この画像分割されたデータに必要な管理コードや帖
票番号、顧客番号などの情報を付加した分割イメージデ
ータができあがる。このような分割イメージデータは分
割イメージデータ保存手段(D)に保存される。入力項
目によってはカナ項目やひらがな項目とか氏名項目、数
字項目、住所項目、企業名項目、事業所項目などに分類
することが可能であり、このうち数字項目たとえば電話
番号とか金額などについては、比較的OCR読取りが容
易である。その他にもカナ項目なども同様なものがあ
る。そこで、イメージデータの画像分割を行う際に特定
の項目を指定すればその指定された分割イメージデータ
についてはOCR読取手段(E)により容易にテキスト
データとすることが可能である。しかしながら、帖票に
記入する人は千差万別であり、書き方に一定のルールは
ないため読取手段(E)が読み取れなかったり、誤読す
るものも非常に多いのが現状である。このため、OCR
読取手段(E)に学習機能をもたせ誤読率を下げる必要
があるが、郵便番号の読み取りも精度が相当向上してい
るように学習機能により相当程度の精度向上が期待でき
る。
【0016】OCR読取手段(E)により読み取られた
OCRエントリーデータは、総合データ管理手段(F)
に保存される。また、漢字項目たとえば氏名、住所、企
業名、事業所名などのOCR読取手段(E)で処理する
ことができない分割イメージデータはOCR読取処理を
行わない。つぎにSOHOエントリー者はインターネッ
トあるいはパソコン通信手段を介して分割イメージデー
タ保存手段(D)あるいはこの保存手段(D)と総合デ
ータ管理手段(F)にアクセスし、分割イメージデータ
に基づいてテキストデータを入力する作業を行うか、あ
るいはOCRエントリーデータを分割イメージデータと
照合してエントリーデータが正しいかどうかの確認作業
と、誤読取エントリーデータや読取されなかったものに
ついては正しいデータに修正したり入力したりする作業
をパソコンなどの画面上で行う。SOHOエントリー者
はあらかじめパスワードなどが与えられ、好きな時間に
分割イメージデータ保存手段(D)や総合データ管理手
段(F)を呼び出してデータのチェック修正作業や分割
イメージデータをみながら、必要な入力作業を行い、作
業が終了した段階で終了したデータを送信する。送信さ
れたデータは総合データ管理手段(F)あるいは保存手
段(H)に保存される。ここでは、エントリー者はOC
R読取した処理データについては、分割イメージデータ
とOCRエントリーデータとを対比し、間違いなければ
間違いなしとして処理し、間違っているものについては
データを修正し、OCR読取ができなかったものについ
てはそのデータを入力する作業を行い、作業が完了した
ものについては随時、あるいは全件完了した段階でデー
タを返送する。エントリー者ごとにあらかじめ作業すべ
き案件が表示されるので、何件やればよいのか案件ごと
にデータを呼び出して作業を行えばよいことになる。O
CR読取処理をできないものについては、エントリー者
は、案件ごとにデータを呼び出して画面に表示された分
割イメージデータをみながら、入力項目の内容を判断し
ながら必要な入力項目欄に、たとえば氏名欄に記載され
たものが個人であるのか法人やサークルなどの団体であ
るのかを判断して個人であれば個人名の入力欄に、団体
であれば個人名でない入力欄にそれぞれ入力する、など
という作業を行う。この場合に読み方も同時に入力しな
ければならないこともあるし、個人名も姓と名とを分割
して姓だけを入力し、名については別の人が入力するよ
うなことも可能である。この場合に、エントリー者が1
人のみで入力すると誤入力やイメージデータを誤読して
結果として誤入力となるような場合もあるので、エント
リー者を少なくとも二人とし、それぞれ独立してデータ
エントリーをさせるとそのデータを対比し、一致するか
どうかを機械的にチェックすることができ、誤入力など
を防止することができる。
【0017】総合データ管理手段(F)あるいは保存手
段(H)に保存された入力データでOCR読取処理をし
なかったものについては、同じ分割イメージデータにつ
いて少なくとも2人のエントリー者からの入力データを
照合手段(J)で照合処理をし、一致したものについて
はテキストデータを保存手段(L)に一時保存するか、
あるいは保存することなくつぎの合成処理手段(M)に
送信され帖票単位のデータに合成し統合される。一方、
照合の結果一致しなかったデータについては分割イメー
ジデータと複数のテキストデータとを画面に表示し、最
終的にどのデータを入力すべきかを修正手段(K)で決
定するとともに修正し、この修正されたデータは保存手
段(L)に保存されるかあるいは保存することなくつぎ
の合成処理手段(M)に送信され帖票単位のデータに合
成し統合される。これらのデータ、すなわち確認・修正
されたOCRエントリーデータと前記照合の結果の一致
データと修正データは入力すべき帖票の各入力項目別の
項目データであるとともに、エントリー者名、帖票原票
番号などの諸データが付加されたものである。この各入
力項目別の項目データを合成処理手段(M)により各帳
票単位入力データに合成し、統合したデータとする。こ
れらの一連の処理により帖票単位データができあがり、
最終データ保存手段(N)に保存され、顧客ないし依頼
者に納入される。また、上述のようにエントリー者の情
報が入っているので、その月何件入力したのか、また入
力済みデータとエントリー者の入力データ数との差をと
ると何件間違いが生じたのかなどの各種の情報を得るた
め、合成処理と同時に合成処理手段(M)により各エン
トリー者毎のデータをとり、エントリー者個人情報保存
手段のデータに追加する。その月何件そのエントリー者
が入力したのかの情報に基づいて支払うべき料金が算定
され、また、誤入力などのエントリー者のスキル情報に
加工することもできる。また、インターネットないしパ
ソコン通信手段を介したエントリー者の入力手段(G)
には、データチェックとかデータ入力に伴うデータ上の
問題などのエントリー業者へのフィードバック情報など
のメモデータもそえておけば、入力・修正データの照合
手段(J)のところでのチェック修正・入力の際の有力
な情報となるし、エントリー者のスキル管理の際の情報
ともなりうるものである。さらにまた、インターネット
を介してエントリー者が作業をするので、この際にエン
トリー者がその日何件作業を終了したのか、あるいはエ
ントリー者全員が何件終了したのかなど、その日その日
の作業の進捗状況をチェックできるシステムを組み込め
ば作業管理も容易となるし、特定のエントリー者の作業
が遅れ出したりしたような場合にはすぐに連絡をとり、
他のエントリー者に入力作業をふり向けることもできる
し、エントリー者毎のきめの細かい業務管理をすること
も可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本願発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。まず、図1を用いて説明す
る。図1は、本願発明のデータエントリーの一態様を示
すシステムの概要図を示すものである。本システムは、
データエントリー用の帖票原票を、イメージスキャナー
により画像情報すなわち、イメージデータとしてしまう
ことで、エントリー作業をその画像の入力項目毎に画像
(イメージ)分割することで、エントリー作業の簡易
化、効率化、品質向上を目的としたシステムである。
【0019】各種の入力依頼を受けた記入済の帖票のイ
メージスキャナーなどのイメージ入力手段(A)により
帖票全体をイメージ入力する。すなわち、帖票全体を画
像情報化すなわちイメージデータ化を行う。イメージデ
ータ化されたイメージデータはイメージファイルすなわ
ちイメージデータ保存手段(B)に格納される。この場
合に顧客から記入済の帖票をファックスで、あるいはイ
メージスキャナーなどのイメージ入力手段により送信さ
れたものを直接イメージデータ保存手段(B)に格納す
ることもできる。このイメージ入力手段(A)での処理
は図2にみるように、帖票をイメージ読込みをして、つ
いでイメージデータを作成してイメージファイルすなわ
ちイメージ保存手段(B)に格納するとともに、必要な
情報を総合データ管理ファイルすなわち総合データ管理
手段(F)に登録することにより行われる。つぎに、こ
のイメージデータ保存手段(B)に格納されたイメージ
データを順次取り出して各データ入力項目に対応する分
割イメージデータにイメージ分割手段(C)によりイメ
ージ分割処理し、分割イメージデータを分割イメージフ
ァイルすなわち分割イメージデータ保存手段(D)に格
納する。イメージ分割手段(C)で用いる分割指令デー
タなどの必要データはあらかじめ作成しておく必要があ
るが、このためには、まず未記入の帖票をスキャナーな
どのイメージ入力手段によって、場合では入力依頼者か
らファックスであるいはイメージスキャナーで信号化さ
れたものによって入力用原票の白紙のフォーマットを入
力・認識させ、そのフォーマット毎にイメージ分割すべ
き箇所を指定する。更に分割イメージデータによって
は、OCR読取変換をする項目の指定をする。つまりイ
メージ分割手段(C)により実際の帖票イメージデータ
から分割イメージデータに分割する際にOCR読取変換
すべき信号を付加して分割イメージデータ保存手段
(D)に送信し、格納される。このイメージ分割処理は
図3にみるように、イメージファイルから読取られたイ
メージデータは、まずイメージ画像のスキュー補正を行
う。すなわち、イメージ入力された帖票イメージがイメ
ージ入力手段にぴったり合致して入力されずに曲がった
状態でイメージ入力された場合にはイメージ分割が正確
に各データ入力項目に対応して行われず、入力作業が不
可能となるので、帖票イメージの入力状態の曲がりを補
正する作業を行い、各データ入力項目に対応したイメー
ジ分割が可能なようにする。ついで、各データ入力項目
に対応したイメージ分割を行って分割イメージの切出し
をし、分割イメージファイルに格納するとともに、これ
らの情報を総合データ管理ファイルに記録しておく。
【0020】この場合に、エントリーすべきデータの性
格によって、それぞれのイメージデータのイメージ分割
(画像分割)を行い、すなわちデータのセキュリティ、
精度、難易度等により、それぞれの入力項目の分割イメ
ージデータを、その性格、目的に応じた分割イメージデ
ータに分割し、それぞれをグループ化して分割イメージ
データ保存手段(D)に格納することが好ましい。つま
り、受発注書、納品書などの経理関係の書類とか契約書
とか申込書はアンケートデータとかキャンペーンの応募
データとは自ずからその機能、目的が相違しており、そ
の入力方法ないしエントリー方法も異なるため、エント
リー指示者はそれらのデータの目的機能等を理解し、そ
のエントリー指示を入力項目毎に指定し、その目的機能
等に応じた熟練度のエントリー者(入力者、修正入力
者)にそれらのエントリーを指示することができる。入
力用の帖票のイメージデータをそれぞれ各分割イメージ
データに分割する際、OCR読取変換する項目とその他
の項目を識別指定した後、その他の項目については、英
数字項目、仮名漢字項目、アンケート等のチェック項目
の分割イメージを目的、機能、難易度等を考慮したグル
ープ分けして格納する。
【0021】つぎに、分割イメージデータ保存手段
(D)に格納された分割イメージデータのうち、OCR
読取変換すべき項目に指定されたものはOCR読取手段
(E)によりテキストデータ化され、このOCR読取デ
ータは分割イメージデータと関連づけて総合データ管理
ファイル、すなわち総合データ管理手段(F)に格納さ
れる。このOCR認識処理あるいはOCR読取処理は図
4に示すように、分割イメージファイルからOCR読取
変換すべき項目に指定されたもののみを読出しし、これ
をOCR読取をしてテキストデータに変換する。この際
に誤読したり、読取できなかったものもそのままテキス
トデータすなわち、OCRエントリーデータとして処理
することになる。これらのデータは総合データ管理ファ
イルに格納されることになる。データのSOHOエント
リー者はあらかじめエントリー業者と契約し、ユーザー
名、パスワードなどが与えられ、SOHOエントリー者
はそれぞれどこからでもインターネットないしパソコン
通信システムでエントリー業者のサーバを介して総合デ
ータ管理手段(F)にアクセスし、エントリー者に指定
された入力作業、あるいはエントリー者が入力したい作
業を選択して、必要な入力作業、修正・入力作業をパー
ソナルコンピュータの画面をみながら行う。このインタ
ーネット処理によるエントリー作業は図5に示すよう
に、まず、SOHOエントリー者がインターネットある
いはパソコン通信システムを介してエントリー業者にア
クセスすると、まず、エントリー者かどうかの確認処理
が行われ、ついでエントリー者に指定された入力作業を
行うか、あるいはエントリー者に許容された作業のうち
から入力したい作業を選択して入力作業を行うことにな
る。このようにして処理を行い、エントリー処理したデ
ータはエントリー者の情報などとともに総合データ管理
ファイルに格納され、また必要な情報が受発注管理ファ
イルすなわち受発注管理手段(Q)に記録される。
【0022】そして、OCR読取項目に指定されたデー
タは、画面上に分割イメージデータとOCRエントリー
データが表示されるので、エントリー者は両者を対比
し、OCRエントリーデータが誤読されたものであった
り、読み取りできなかったものであったりした場合には
修正入力処理をしたり、入力処理をし、そのデータとと
もに処理した内容の情報を作業が終了したものからエン
トリー業者に返送する。返送されたデータ・情報は総合
データ管理ファイルすなわち総合データ管理手段(F)
に格納される。
【0023】OCR読取項目に指定されないデータは、
同じデータについて複数人の別々のエントリー者が分割
イメージデータをみながらデータを入力する。すなわ
ち、エントリー者は自身のパーソナルコンピュータ画面
上の分割イメージデータをみながら、データ入力欄にデ
ータを入力していく。この場合に分割イメージデータが
1つであってもデータ入力欄が複数の欄に区別されてい
るときには、分割イメージデータとして表示されている
内容を判断して入力欄を区別することもしなければなら
ない。たとえば、個人であるのか、法人であるのか、あ
るいは財団であるのかなどを区別して入力するような場
合があげられるし、業種別に入力するような場合もあげ
られる。この場合にデータをエントリーする場合のエン
トリー指示者からの指示を同時に画面上で見ながら入力
することも可能である。データエントリー作業が終了し
たデータからエントリー業者に返送され、返送されたデ
ータは総合データ管理手段(F)に格納される。この場
合にエントリー者からのコメントなどの処理した内容の
情報も同時に返送される。
【0024】エントリー者が作業しおわったエントリー
データについては、総合データ管理手段(F)から適宜
取り出されて各入力項目別のデータは各帳票単位のデー
タに合成処理されて最終エントリーデータとなり、最終
エントリーデータ保存手段(N)に格納され、エントリ
ーが終了する。総合データ管理手段(F)に格納されて
いるエントリーデータのうち、OCR読取項目に指定さ
れているものは、OCR読取手段によって変換されたエ
ントリーデータのうち、OCR変換エラー等のあるもの
については、入力手段でOCR変換エラーを修正し、正
しいエントリーデータが取り出されてそのまま合成処理
手段(M)により合成処理される。一方、OCR読取項
目に指定されなかったものについては同一の入力項目イ
メージデータに基づいて複数人のエントリー者によって
同じ入力項目別のデータがエントリーされているから、
このエントリーされている複数の入力項目データが一致
しているかどうかを照合手段(J)により照合する。複
数のデータが一致したものについてはついで合成処理手
段(M)により合成処理される。複数の入力項目データ
が一致しなかった場合には少なくとも誤入力されている
データが含まれていることになるので、複数のエントリ
ーデータと分割イメージデータとを端末画面上で照合
し、正しく入力されたデータがどれかを確定する作業を
修正手段(K)で行い、確定された修正データはついで
合成処理される。OCR読取項目に指定されなかったも
のについて複数人のエントリー者によりデータ入力し、
その結果を照合手段(J)や修正手段(K)によりチェ
ックしたり、修正するのはデータの入力の精度ないし正
確さを保証するものであり、このような作業を行うこと
によりベリファイ作業を容易に達成するものである。こ
の複数エントリー者データ照合・修正処理は図6に示す
ように、総合データ管理ファイルからOCR読取項目に
指定されていない同じ分割イメージデータに基づく複数
のエントリーデータを読出して、この複数のエントリー
データが一致しているかどうかのマッチング処理を行
う。入力精度としてきわめて高いレベルのものが要求さ
れる場合には、同一の分割イメージデータを3人のエン
トリー者がデータエントリーを行い、3人のデータが一
致したものについてはつぎのステップのデータ合成処理
手段(M)に送られ、3人のデータが一致しなかったも
のについては、分割イメージデータと3つのデータとを
照合し、最終的に入力すべきデータを確定する入力処理
を行い、つぎのステップのデータ合成処理手段(M)に
送られる。通常の場合には同一の分割イメージデータを
2人のエントリー者がデータエントリーを行い、上述と
同じ処理を行い、処理したものをつぎのステップの合成
処理手段(M)に送られる。
【0025】以上のように処理されたデータは各データ
入力項目に対応するデータであるから、これを各帖票単
位のデータにまとめ上げる処理をする必要がある。この
ための処理作業が最終のステップであるデータ合成の処
理である。このデータ合成に入ってくるデータは3つの
ルートから送られてくる。すなわち、OCRエントリ
ーデータでエントリー者によって確認・修正された総合
データ管理ファイルに格納されているもの、同一の分
割イメージデータに基づいて複数のエントリー者が入力
したエントリーデータで照合手段(J)で照合され、一
致したもの、前記の照合手段(J)で照合された結
果一致しなかったデータについて分割イメージデータと
照合され、データとして確定入力されたもの、の3デー
タである。これらのデータについてはエントリー者の情
報も付加されているので、各データを各帖票単位のデー
タに合成処理手段(M)により合成処理されるとともに
エントリー者についての情報は取り出されてエントリー
者個人情報ファイルすなわちエントリー者個人情報保存
手段(P)に書き加えられる。この合成検収処理は図7
に示すような処理を行うことになる。すなわち、各デー
タをデータ合成検収処理し、処理したという情報は総合
データ管理ファイルに書き込まれ、ついで各データにつ
いてのエントリー者の実績計算等の処理をしてこの情報
はエントリー者個人情報ファイルに書き込まれ、最終エ
ントリーデータが作成され、データ自体は最終エントリ
ーデータとして最終エントリーデータ保存手段(N)に
ため込まれる。一方この情報は総合データ管理ファイル
に書き込まれる。合成処理手段(M)によりエントリー
者により入力されたり修正入力されたデータが誤入力さ
れたりしたものであるのか、あるいは何件入力したのか
などのエントリー者一人づつのデータが同時に取り出す
ことができるので、これらのエントリー者の個人情報を
エントリー者個人情報保存手段(P)に各個人毎に記録
する。この記録に基づいてエントリー者への入力手数料
支払いの自動計算が可能となるし、またエントリー者が
どの程度の熟練度であるのか、どのような入力項目のデ
ータエントリーに向いているのかなどを判断できるの
で、このエントリーの難易度ランクつまりエントリーラ
ンクなどを判断し、エントリー者個人情報の記録を更新
したり、書き加えたりすることができる。
【0026】また、どの顧客からの入力依頼業務がどの
程度進んでいるのか、どのエントリー者に何件入力依頼
しているのか、入力済みのものが何件あるのかなどの管
理データを必要とするが、このような作業は受発注管理
手段(Q)によって行う。これは主として総合データ管
理手段(F)での情報に依頼することになるが、合成処
理手段(M)、最終エントリーデータ保存手段(N)、
エントリー者個人情報保存手段(P)などからの情報を
やりとりすることによっても管理作業を行うものであ
る。つぎに、図15を用いて説明する。図15は本発明
のデータエントリーの別の態様を示すシステムの概要図
を示すものである。基本的には図1のシステムの処理と
同様なところがほとんどである。記入済みの帖票をイメ
ージスキャナーなどのイメージ入力手段(A)により帖
票のイメージデータとし、これをイメージデータ保存手
段(B)に格納するか、あるいは顧客から記入済みの帖
票をファックスによりあるいはイメージスキャナーなど
のイメージ入力手段により得られたデータを公衆通信回
線あるいは専用通信回線を介して入手しイメージデータ
保存手段(B)に格納してもよい。つぎに格納されたイ
メージデータを順次取り出して各データ入力項目に対応
する分割イメージデータにイメージ分割手段(C)によ
り分割し、分割して得られた分割イメージデータを分割
イメージデータ保存手段(D)に格納する。ここまでは
図1の処理と同様であって、入力項目イメージデータに
分割する際にOCR読取項目に指定するかあるいはそれ
以外の項目に指定するかは帖票の内容と記載事項によっ
て任意に定めることができる。分割イメージデータ保存
手段(D)に格納されている分割イメージデータのう
ち、OCR読取項目に指定されているものは、OCR読
取手段(E)によりテキストデータ化され、得られたデ
ータは分割イメージデータと関連づけて総合データ管理
手段(F)に格納される。データのエントリー者はイン
ターネットでエントリー業者のサーバを介して分割イメ
ージデータ保存手段(D)と総合データ管理手段(F)
にアクセスし、必要な入力作業とか修正・入力作業をパ
ーソナルコンピュータの画面をみながら行う。OCR読
取項目に指定されたデータすなわちOCRエントリーデ
ータと指定されないデータともエントリー者が行う入力
作業や修正・入力作業は図1のシステムでの処理の場合
とまったく同様である。図1のシステムの処理の場合と
相違するのはエントリー者が入力作業、修正・入力作業
を終了したものはエントリー業者に返送され保存手段
(H)に一時格納される。格納されたデータのうち修正
・入力されたOCRエントリーデータは直ちに保存手段
(L)に格納され他のデータとともに合成処理手段
(M)により帖票別のデータに合成される。OCR読取
項目に指定されなかったものは、複数人のエントリー者
により入力されたデータ間で照合を行い、一致したデー
タについては保存手段(L)に格納される。照合の結果
一致しなかったデータについてはいずれかのデータ入力
にミスがあったことになるので、すべての一致しなかっ
たデータと分割イメージデータとを対比し、正しいデー
タを確定する作業を修正手段(K)により行い、修正さ
れたデータは保存手段(L)に一時格納される。保存手
段(L)にばらばらに格納されている同一帖票入力項目
データを帖票単位のデータに合成処理されて最終エント
リーデータとして最終エントリーデータ保存手段(N)
に格納され、エントリーが終了する。
【0027】以下に本願発明のデータエントリーシステ
ムあるいはデータエントリー方法の実施例を説明する
が、本願発明がこれに限定されるものではない。
【実施例】図13は受講申込書を示すものである。この
受講申込書は企業Aに在籍する社員と企業Aの関連会社
の社員を対象とした研修ないし講習会の申込書を示した
もので、研修ないし講習会は教育訓練給付制度の支給対
象となるものを想定してある。図13に示した帖票に記
入すべき事項としては企業Aの社員は上欄に、企業Aの
関連会社の社員は下欄に記入するようになっている。上
欄には、受講申込者の氏名とその読み方(カナ)、社員
の区分、社員番号、生年月日、所属(現在の所属と出向
者の元所属部署)と所属コード、電話番号、受講するコ
ース名とコース番号、研修ないし講習会を実施する機
関、受講料、教育訓練給付制度の利用の有無が記入する
ようになっており、下欄には、上欄と同じような記入項
目が示されているが、企業Aなどが記入する欄が別にあ
ったり、社員の区分欄がなかったりする相違点がある。
【0028】研修ないし講習会を受講する者はこの申込
書に必要事項を記入して提出するので、この必要事項の
記入された受講申込書を全体イメージとしてスキャナー
によりイメージ読取する。この場合に、スキャナー上に
正確に置いてイメージ読取するのが好ましいが、実務上
は時間との関係や読取する枚数にもより、そう正確に位
置づけしてイメージ入力することはできない。また、ス
キャナーの方式によっては1枚1枚ローラ間にはさみ込
んで読取るなどの場合には多少まがって入力することも
ありうる。このような場合にはイメージ分割処理をする
場合に各データ分割に対応したイメージ分割をすること
ができなくなるので、帖票イメージの入力状態を各デー
タ分割に対応したイメージ分割をできるように位置のま
がりを正確な方向に向くように補正する必要がある。こ
のため図13の帖票の四隅に四角で中をぬりつぶした記
号■を印刷してある。この記号を読みとって正確な方向
に入力イメージの曲がり状態を正常な位置・方向にイメ
ージデータの位置補正をするようにしてある。このよう
な記号をあらかじめ印刷してない帖票については図13
の場合でいえば上欄の氏名の読みの記入欄の一番上の横
線を基準にして位置補正をするようにすればよい。この
ようにしてイメージ入力したイメージデータをイメージ
コードなど必要な情報を付加してイメージファイルに格
納し、また、これらの情報のうち管理に必要なデータ、
たとえばイメージコード、顧客コードなどを総合データ
管理ファイルに書き加え登録する。
【0029】つぎに、イメージファイルに格納されてい
るイメージデータを取り出してイメージ分割処理、すな
わちイメージデータを各データ分割に対応したイメージ
分割を行う。イメージ分割を行う場合に、まず、図13
に記載された受講申込書で何も記載されていない空帖票
に基づいてどのようにイメージ分割をするかあらかじめ
設定しておく必要がある。そこで空帖票をイメージ入力
し、イメージ入力された空帖票の四隅に印刷された位置
補正用の記号■に基づいてイメージ入力のまがりや分割
すべき基準を作成する。このようにして作成されたイメ
ージ分割の基準であるイメージ分割原票を作成する。こ
のイメージ分割原票に基づいて実際の記入帖票のイメー
ジデータを分割していくことになるが、分割する場合に
は帖票の四隅に印刷された位置補正用の記号に基づいて
イメージデータを正確に分割できるように位置補正、す
なわちスキュー補正を行い、つぎにイメージ分割処理を
イメージ分割原票に基づいてイメージ分割を行う。同じ
記入欄であってもフリガナの部分と漢字ひらがなの部分
を別々の分割イメージに分けてもよいし、同じ分割イメ
ージとすることもできる。この分割イメージのデータは
分割イメージファイルに格納するとともに、必要な管理
情報を総合データ管理ファイルに登録する。分割イメー
ジデータをファイルに格納する場合に分割の性質とか目
的などに応じて分割イメージをそれぞれグループ化、た
とえば氏名項目はフリガナ部と漢字部をそれぞれグルー
プ化するとか、所属毎にグループ化するなどの方法が採
用される。そして、分割イメージデータのうちでOCR
読取に適した項目にはOCR読取項目に指定する信号
を、指定しないものにその旨の記号を分割イメージデー
タの情報として付加しておくことができる。図14にイ
メージ分割したものの一部を示す。氏名の場合に、姓の
部分と名の部分に分割してある。ここで受講申込書のレ
イアウトを項目毎に分析すると以下のようになる。
【0030】英数字項目としてのOCR分割に指定でき
る項目としては社員区分項目欄、社員NO欄、生年月日
欄、所属コード欄、郵便番号欄、電話番号欄、コースNO
欄、受講料欄、制度利用欄がある。この場合に英数字が
混在するとOCR読取のデータの精度が低下する傾向が
あるが、数字だけの場合、英文字だけの場合には相当学
習効果によって精度向上が望める。この図13での英数
字の入力項目はすべて数字であるのですべてOCR入力
項目に指定することができる。また仮名漢字項目として
は、氏名フリガナ欄、氏名漢字欄、住所欄(郵便番号で
検索できる部分を除く)丁目番地号欄、肩書き欄、実施
機関名欄などがあげられる。
【0031】つぎに、分割イメージデータのうち、OC
R読取項目に指定された分割イメージは分割イメージフ
ァイルから読出され、OCR入力処理によりイメージデ
ータがテキストデータに変換される。このように変換さ
れたOCRエントリーデータはイメージデータとリンク
させて総合データ管理ファイルに格納される。このよう
にして、分割イメージファイルには分割イメージのデー
タが格納されており、OCRエントリーデータやその他
エントリーに必要な情報がすべて総合データ管理ファイ
ルに格納されるとともに同様に受発注に必要な管理デー
タは受発注管理ファイルに登録され管理される。つぎ
に、エントリー者の作業を説明する。エントリー者はそ
の熟練度、経験年数などのスキルによっていくつかのグ
ループに分類する。たとえば4段階としてA,B、C、
Dのスキルグループにエントリー者をグループ分けして
おくとともに、分割イメージデータにその分割イメージ
をテキストデータに変換する難易度をこのグループ分け
のランクに応じた情報を付加しておく。したがって、B
ランクにレベル分けされたエントリー者グループは分割
イメージデータのうちBランク相当のものとされている
分割イメージのデータをみながらパソコン画面上でテキ
ストデータをエントリーすることになる。どのエントリ
ー者がどのレベルのクラスに所属しているかの情報はエ
ントリー者個人情報ファイルすなわちエントリー者個人
情報保存手段(P)のエントリーランクに登録されてお
り、Cランクに登録されている者がそれより上級のBラ
ンクやAランクのデータエントリーはできないように、
アクセス情報としても使用される。エントリー者がエン
トリー作業をする場合には、エントリー者名、パスワー
ドなどを入力するとエントリーできる環境となる。エン
トリー作業を依頼する側は、エントリーランクに応じて
あらかじめ各エントリー者に仕事量を割り当てておいて
もよいし、そのランクに属する作業の任意のものを選ん
で作業できるようにすることもできる。あるいは所定の
割り当ての作業をこなしてしまったエントリー者がさら
にエントリーできる旨の作業要求をすると遅れているエ
ントリー者の作業すべき量から自動的にその要求したエ
ントリー者にエントリー作業がまわるようにすることも
できる。OCR入力項目に指定されたデータの場合に
は、エントリー者の画面に、分割イメージのデータとO
CRエントリーデータの2つが同時に表示されるから、
正しくテキストデータ化されていればたとえばデータ修
正なしをクリックすればそれで確認作業を終了する。誤
読とか読取できなかったものについてはデータ修正をク
リックし、データを修正したり入力し、修正作業を終了
する。終了したデータは総合データ管理ファイルに格納
されるとともに、どのエントリー作業が終了したのかの
情報は受発注管理ファイルに登録される。OCR入力項
目に指定されなかったデータの場合にはエントリー者の
画面に分割イメージのデータとエントリーするデータ欄
が表示され、場合では必要なエントリー指示情報が表示
されるので、それにしたがって、分割イメージデータを
みながら、テキストデータをデータ欄に入力していく。
終了したもの順に総合データ管理ファイルに格納され
る。終了情報はOCR入力項目に指定されたデータと同
様に受発注管理ファイルにも登録される。エントリー者
はインターネットあるいはパソコン通信を通して、ブラ
ウザで表示されたイメージデータを見ながら、データエ
ントリーを行う。項目単位のデータに対して要求される
精度に基づいて、二重エントリーとするか、三重エント
リーとするかを決定し、イメージデータに対して、エン
トリー者別で二重、三重エントリーでデー夕を入力す
る。本例の受講申込書の場合は、英数字項目、カナ漢字
項目の、二種類のデータのエントリー者がこの受講申込
書の各記入項目についてエントリーを行う。通常データ
エントリーをスキル別に区分する。まずアンケート等の
チェック文字データをエントリーするグループを作業ス
キルレベルとしてDランクとする。英数字入力データは
OCR読取指定項目の確認修正作業も含めて、作業スキ
ルレベルとしてCランクとする。カナ漢字入力データの
作業スキルレベルはBランクとする。他に入力する際に
特殊な知識を要する項目のエントリーを、作業スキルレ
ベルAランクとする。エントリー者の実績経験に応じて
それぞれのスキルランクを決定するとともに、そのラン
クに応じたエントリー単価を設定する。エントリー業者
に登録されたSOHOエントリー者は、エントリー者デ
ータベースの過去の実績に応じて、それらのスキルが登
録管理されることになる。本例の受講申込書では、Bラ
ンクとCランクのスキルレベルのエントリー者が作業す
ることとなる。エントリーデータはブラウザを通して、
総合データ管理ファイルに格納される。
【0032】つぎに総合データ管理ファイルに格納され
たエントリーデータは各帳票の入力項目毎のデータであ
るから、これらのデータを各帖票毎のデータにまとめ上
げる必要がある。エントリーデータのうち、OCRエン
トリーデータについては総合データ管理ファイルから読
出されて最終ステップのデータ合成にかけられて最終エ
ントリーデータに加工される。OCRエントリーデータ
でないデータについては二人ないし三人のデータエント
リー者によってそれぞれ入力されたデータの照合を行
う。すなわち、1つの分割について二人ないし三人のエ
ントリー者が入力したエントリーデータが一致すればこ
の一致したデータが最終ステップのデータ合成で最終エ
ントリーデータに加工される。しかし、2つないし3つ
のデータが一致しないものについては分割イメージデー
タとこれらのデータとを端末画面に表示をして照合・修
正し、最終的に入力すべきデータを確定することにな
る。最終的に入力すべきデータが確定入力されたものに
ついては最終ステップのデータ合成で最終エントリーデ
ータに加工される。このようにして項目毎に最終的に正
確なデータとして後に各帖票毎のデータに合成処理され
るが、この際データ合成検収処理した情報は総合データ
管理ファイルにフィードバックされ、ついでどのエント
リー者がエントリーないし確認・修正したものであるか
などのエントリー者毎の情報は実績計算処理されてエン
トリー者個人ファイルに登録され、最終エントリーデー
タ作成の情報は総合データ管理ファイルにフィードバッ
クされるとともにエントリーデータは最終エントリーデ
ータとして格納される。SOHOエントリー者について
エントリー者個人情報ファイルでエントリー者毎のデー
タ品質判定、チャージ確認を行い、自動計算システムで
SOHOエントリー者個人情報ファイルの登録更新を行
う。
【0033】
【発明の効果】上述のように本願発明は、入力すべき原
票をイメージ入力するか、あるいはすでにイメージ入力
したものに基づいて、各データ入力項目に対応する分割
イメージデータに分割して、この分割イメージデータを
基本にしてそれぞれ別々にデータ入力作業を行うので、
熟練した高いレベルのエントリー者を必ずしも多数必
要とせず、熟練度の低いレベルの者から高いレベルの者
まで各レベルに応じた入力作業に分割することが可能と
なる、エントリー作業に伴うデータの正確性の精度の
向上が容易に達成することが可能となる、エントリー
作業を行うための一定の場所と設備と人員の確保が必要
でなく、作業量に応じた体制を作ることが可能となるこ
と、入力作業を総合的に管理する経験豊富ないわゆる
スーパーバイザーが必ずしも必要でなく、容易に入力作
業を管理・監督することが可能となること、その他エ
ントリー者個々人の処理状態やミス発生度などのエント
リー者個人情報の把握がやりやすくなり、エントリー者
の管理が容易になること、エントリー作業の簡易化・効
率化・品質向上が図れること、エントリー者にエントリ
ーの際の指示やエントリーに伴うエントリー者のコメン
トの入手などが容易であること、エントリー者にパンチ
マシンの特殊な教育訓練を一定の期間にわたって行う必
要もないので教育費も不要であり、さらにはSOHO
(在宅勤務)エントリー者という新しい雇用の創出が可
能となり、パソコン操作ができる人であればこの作業を
行うことが可能であること、エントリー者は何時でも何
処からでもエントリー作業をすることが可能となるこ
と、などの効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のデータエントリーシステムの一態様
を示す概要図である。
【図2】本願発明におけるイメージ入力処理の1つの方
法の手順を示す図である。
【図3】本願発明におけるイメージ分割処理の1つの方
法の手順を示す図である。
【図4】本願発明における分割イメージデータのうちO
CR認識処理をする場合の1つの方法の手順を示す図で
ある。
【図5】エントリー者がインターネットを介してデータ
エントリーをする場合の1つの方法の手順を示す図であ
る。
【図6】複数のエントリー者がエントリーしたエントリ
ーデータを照合する場合の1つの方法の手順を示す図で
ある。
【図7】各入力項目毎のエントリーデータを帖票単位の
データに合成し統合する場合の1つの方法の手順を示す
図である。
【図8】実施形態のイメージファイルのデータ構成を示
す図である。
【図9】実施形態の分割イメージファイルのデータ構成
を示す図である。
【図10】実施形態の総合データ管理ファイルのデータ
構成の1例を示す図である。
【図11】実施形態の受発注管理ファイルのデータ構成
を示す図である。
【図12】実施形態のエントリー個人情報ファイルのデ
ータ構成を示す図である。
【図13】実施例における帖票を示す図である。
【図14】実施例における分割イメージデータの1例を
示す図である。
【図15】本願発明のデータエントリーシステムの別の
態様を示す概要図である。
【符号の説明】
A イメージ入力手段 B イメージデータ保存手段 C イメージ分割手段 D 分割イメージデータ保存手段 E OCR読取手段 F 総合データ管理手段 G 入力手段 H 保存手段 J 照合手段 K 修正手段 L 保存手段 M 合成処理手段 N 最終エントリーデータ保存手段 P エントリー者個人情報保存手段 Q 受発注管理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 盛 豊 東京都江東区東陽3丁目22番6号 株式 会社ジェイ・アイ・エス内 (56)参考文献 特開2001−5888(JP,A) 特開 平11−143973(JP,A) 特開 平8−202812(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 19/00 G06F 17/60 G06K 9/00 - 9/03 G06T 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力すべきデータ項目を有する帖票のイ
    メージデータを保存するイメージデータ保存手段(B)
    と、保存された帖票イメージデータを取り出して各デー
    タ入力項目に対応する分割イメージデータに分割するイ
    メージ分割手段(C)と、分割イメージデータを保存す
    る分割イメージデータ保存手段(D)と、インターネッ
    トを介して分割イメージデータ保存手段(D)にアクセ
    スし、分割イメージデータを表示し、かつこのデータに
    対応するテキストデータを入力する入力手段(G)と、
    入力手段(G)からの入力作業によって生じたテキスト
    データを保存する総合データ管理手段(F)と、この手
    段(F)に保存されたデータのうち、複数のエントリー
    者からの同じ分割イメージデータに基づく複数のテキス
    トデータが一致するかどうかを照合する照合手段(J)
    と、照合手段(J)で複数のテキストデータが一致した
    ものはつぎの修正手段をスキップし、一致しないものに
    ついては、これらのテキストデータとともに分割イメー
    ジデータとを画面に表示するとともにテキストデータを
    修正し確定する修正手段(K)と、修正手段(K)で修
    正されたデータおよび照合手段(J)で複数のテキスト
    データが一致したデータを元の帖票単位のデータに合成
    し統合する合成処理手段(M)とを有することを特徴と
    するデータエントリーシステム。
  2. 【請求項2】 入力すべきデータ項目を有する帖票をイ
    メージ入力するイメージ入力手段(A)と、この入力さ
    れた帖票イメージデータを保存するイメージデータ保存
    手段(B)と、イメージデータを取り出して各データ入
    力項目に対応する分割イメージデータに分割するイメー
    ジ分割手段(C)と、分割イメージデータを保存する分
    割イメージデータ保存手段(D)と、インターネットを
    介して分割イメージデータ保存手段(D)にアクセス
    し、分割イメージデータを表示し、かつこのデータに対
    応するテキストデータを入力する入力手投(G)と、入
    力手段(G)からの入力作業によって生じたテキストデ
    ータを保存する総合データ管理手段(F)と、この手段
    (F)に保存されたデータのうち、複数のエントリー者
    からの同じ分割イメージデータに基づく複数のテキスト
    データが一致するかどうかを照合する照合手段(J)
    と、照合手段(J)で複数のテキストデータが一致した
    ものはつぎの修正手段をスキップし、一致しないものに
    ついては、これらのテキストデータとともに分割イメー
    ジデータとを画面に表示するとともにテキストデータを
    修正し確定する修正手投(K)と、修正手段(K)で修
    正されたデータおよび照合手段(J)で複数のテキスト
    データが一致したデータを元の帖票単位のデータに合成
    し統合する合成処理手段(M)とを有することを特徴と
    するデータエントリーシステム。
  3. 【請求項3】 入力すべき項目を有する帖票のイメージ
    データを保存するイメージデータ保存手段(B)と、保
    存された帖票イメージデータを取り出して各データ入力
    項目に対応する分割イメージデータに分割するイメージ
    分割手段(C)と、分割イメージデータを保存する分割
    イメージデータ保存手段(D)と、分割イメージデータ
    のうち指定された分割イメージデータを取出してOCR
    読取処理をしてテキストデータに変換してOCRエント
    リーデータとするOCR読取手段(E)と、OCRエン
    トリーデータを分割イメージデータと関係づけて保存す
    るとともに入力手段(G)からの確認・修正されたOC
    RエントリーデータおよびOCRエントリーデータ以外
    のエントリーデータを保存する総合データ管理手段
    (F)と、インターネットを介して分割イメージデータ
    保存手段(D)あるいはこの保存手段(D)と総合デー
    タ管理手段(F)にアクセスし、分割イメージデータを
    表示しかつこのデータに対応するテキストデータを入力
    するか、あるいは分割イメージデータとOCRエントリ
    ーデータとを表示し、OCRエントリーデータを確認・
    修正する入力手段(G)と、総合データ管理手段(F)
    に保存されたOCRエントリーデータ以外のエントリー
    データについて複数のエントリーデータが一致するかど
    うかを照合する照合手段(J)と、一致したものはつぎ
    の修正手段をスキップし、一致しないエントリーデータ
    を分割イメージデータと対比して最終的に入力すべき入
    力項目データを確定するか再入力する修正手段(K)
    と、修正手段(K)からのデータと照合手段(J)で一
    致したデータと確認・修正されたOCRエントリーデー
    タを元の帖票単位のデータに合成し統合する合成処理手
    段(M)とを有することを特徴とするデータエントリー
    システム。
  4. 【請求項4】 入力すべきデータ項目を有する帖票のイ
    メージデータを保存するイメージデータ保存手段(B)
    と、保存された帖票イメージデータを取り出して各デー
    タ入力項目に対応する分割イメージデータに分割するイ
    メージ分割手段(C)と、分割イメージデータを保存す
    る分割イメージデータ保存手段(D)と、インターネッ
    トを介して分割イメージデータ保存手段(D)にアクセ
    スし、分割イメージデータを表示しかつこのデータに対
    応するテキストデータを入力する入力手段(G)と、入
    力手段(G)からの入力作業によって生じたテキストデ
    ータを保存する保存手段(H)と、複数のエントリー者
    からの同じ分割イメージデータに基づく複数のテキスト
    データが一致するかどうかを照合する照合手段(J)
    と、照合の結果一致したものはつぎの修正手段をスキッ
    プし、一致しないデータについては一致しないデータと
    分割イメージデータとを画面表示するとともにテキスト
    データを修正し確定する修正手段(K)と、照合の結果
    一致したデータと修正手段(K)で修正されたデータと
    を一時的に格納する保存手段(L)と、保存手段(L)
    に保存されたデータを元の帖票単位のデータに合成し統
    合する合成処理手段(M)とを有することを特徴とする
    データエントリーシステム。
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