JP5508495B2 - データエントリーシステム - Google Patents

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Description

本発明は、帳票等の所定形式の定型書類に記載された各項目の内容を入力して電子データ化するデータエントリーシステムに関する。
従来、帳票等の所定形式の定型書類に記載された各項目の内容を入力して電子データ化するデータエントリーシステムとしては、電子データ化サービスを提供するサービス提供機関が運営するサーバから、入力の対象となる定型書類を分割した分割イメージデータを、データ入力を行うオペレータに送信して、個々のオペレータに入力させて電子データ化するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−107863号公報
しかしながら、データ入力を行うオペレータには、熟練したオペレータもいれば、未熟なオペレータも居るとともに、これら未熟なオペレータは、変換が必要な漢字の入力は不得手であるが、変換の必要がない数字の入力は比較的得意である等のように、個々のオペレータで得意なものが異なるので、オペレータは、自分が得意なもの(カテゴリ)を選択して入力できれば、処理量を上げることができるものの、入力するカテゴリを選択することができないという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、入力を行うオペレータが、入力のカテゴリを選択することのできるデータエントリーシステムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のデータエントリーシステムは、
定型書類に記載された記載内容に対応した電子データの入力を行うオペレータが操作可能なオペレータ端末とデータ通信可能に接続され、前記定型書類に記載された記載内容を情報処理に使用可能な電子データ化するデータエントリーサービスを提供するサービス提供機関が運営するサーバコンピュータを含むデータエントリーシステムであって、
前記オペレータ端末は、インターネット網に接続可能なインターネット端末を含み、
前記サーバコンピュータは、
不特定多数の前記インターネット端末の利用者が前記オペレータとしてアクセス可能にインターネット網に接続されているとともに、
入力を行う電子データのカテゴリとして1のカテゴリの記載内容のみを含むように前記定型書類のイメージデータを分割した分割画像を、当該分割画像に含まれる記載内容のカテゴリを特定可能なカテゴリ特定情報に対応付けて記憶する分割画像記憶手段と、
全カテゴリのうちからオペレータが入力を希望するカテゴリの指定を該オペレータ自身から受付けるカテゴリ受付け手段と、
前記カテゴリ受付け手段にて指定を受付けたカテゴリのカテゴリ特定情報に対応付けて前記分割画像記憶手段に記憶されている分割画像と、当該分割画像の電子データを入力する入力部とを含む入力ページを前記オペレータ端末に配信する入力ページ配信手段と、
前記入力ページの入力部に入力された電子データを前記オペレータ端末から受信することにより受付ける電子データ受信手段と、
を備える、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、入力を行うオペレータは、入力を希望する1のカテゴリを指定することで、該指定したカテゴリの分割画像を含む入力ページだけがオペレータ端末に送信されるようになるので、オペレータが入力のカテゴリを選択することができ、例えば、オペレータ自身が入力の得意なカテゴリを選択することにより、入力処理の処理量を著しく高めることができる。また、インターネット端末を利用している不特定多数の利用者を入力オペレータとして活用することができ、入力コストを低減することができるとともに、これら入力作業に不慣れな不特定多数の利用者でも、自分のレベルに合致したカテゴリを選択することで、入力オペレータとして作業を行うことができる。
本発明の請求項2に記載のデータエントリーシステムは、請求項1に記載のデータエントリーシステムであって、
前記入力ページ配信手段は、オペレータが入力を希望するカテゴリの指定を受付けるカテゴリ受付け部を含む前記入力ページを配信するとともに、該カテゴリ受付け部にて新たなカテゴリを受付けたときには該受付けたカテゴリのカテゴリ特定情報に対応付けて前記分割画像記憶手段に記憶されている分割画像と、当該分割画像の電子データを入力する入力部と、前記カテゴリ受付け部とを含む前記入力ページを配信する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、オペレータは入力ページにおいてカテゴリを適宜変更することができる。
本発明の請求項3に記載のデータエントリーシステムは、請求項1または2に記載のデータエントリーシステムであって、
前記分割画像記憶手段には、前記定型書類に含まれる前記カテゴリが同一である保護情報を認識不能に分割するための分割用テンプレートデータにより分割された分割画像が記憶されている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、保護情報が含まれる場合には、カテゴリが同一であっても異なる分割画像としてオペレータ端末に配信されるので、これら保護情報がオペレータに知得されてしまうことによる該保護情報の流出を防止することができる。
本発明が適用された実施例におけるデータエントリーシステムの構成を示すシステム構成図である。 (a)は、実施例のセンターサーバに記憶されているクライアントデータベース(DB)の構成を示す図であり、(b)は、実施例のセンターサーバに記憶されているエントリー会員データベース(DB)の構成を示す図である。 実施例のセンターサーバに記憶されている分割テンプレートデータベース(DB)の構成を示す図である。 実施例のクライアント端末に記憶されている分割画像管理データベース(DB)の構成を示す図である。 実施例に用いた帳票のイメージデータを、分割テンプレートを使用して分割する状況を示す説明図である。 分割画像の並べ替えによるシャッフルする状況を示す説明図である。 センターサーバに分割テンプレートを登録する流れ、ならびに分割テンプレートを更新する流れを示す図である。 クライアント端末からセンターサーバに分割画像を送信する流れを示す図である。 実施例のセンターサーバに記憶されている分割画像管理データベース(DB)の構成を示す図である。 センターサーバに送信された分割画像に対応する電子データが入力される流れを示す図である。 エントリー会員に配信される入力ページの一例を示す図である。
本発明に係るデータエントリーシステムを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明のデータエントリーシステムのシステム構成の一実施例を示す図であり、本実施例のデータエントリーシステムは、所定形式の定型書類に記入された記載内容を情報処理に使用可能な電子データ化するデータエントリーサービスを提供するサービス提供機関が運営するセンターサーバ100と、サービス提供機関にデータエントリーサービスを依頼する各クライアントA,B…の、例えばオフィス等に設置されることで当該クライアントA,B…の社員等が利用可能なコンピュータ端末であるクライアント端末1a,1b,…と、サービス提供機関に入力作業(エントリー)を行う会員として事前に登録したエントリー会員が操作可能なインターネット端末であるエントリー会員端末2a,2b…と、から主に構成されている。
尚、センターサーバ100は、必ずしも、サービス提供機関に設置されている必要はなく、多数のサーバ等を管理するデータセンタ等に設置されたものであっても良く、たとえば、近年において利用が急増しているクラウドサービスを提供するデータサービス会社に設置されたクラウドサーバコンピュータ等であっても良い。
センターサーバ100は、サービス提供機関に設置されているコンピュータ端末である運営機関端末101に、たとえば、秘匿性の高い専用回線やバーチャルプライベートネットワーク(VPN)回線等を介して接続されており、該運営機関端末101から後述する分割テンプレートの登録や更新が可能とされているとともに、各クライアントからの分割画像の登録状況や各クライアントへの電子データの配信状況等のセンターサーバ100の状況把握を逐次実施できるようになっている。
また、センターサーバ100は、図1に示すように、クライアント端末1a,1b,…と、エントリー会員端末2a,2b…と、オープンコンピュータネットワークであるインターネット網を介して接続されており、該インターネット網を介して各種のデータの送受信が可能とされている。
クライアント端末1a,1b,…には、図1に示すように、個々のクライアントにて使用している申込書等の帳票をイメージデータとしてクライアント端末1a,1b,…に入力するためのイメージデータ入力手段であるスキャナー11a,11b,…が接続されているとともに、インターネット網に接続されていれば良く、これらクライアント端末1a,1b,…としては、スキャナー11a,11b,…が接続可能な接続インターフェースと、インターネット網との通信を行う通信インターフェースとを有し、データエントリーサービスを利用するための後述するクライアント用のアプリケーションプログラムが動作可能な処理能力を有する通常のコンピュータ端末を使用することができる。
また、エントリー会員端末2a,2b…は、インターネット網を利用する不特定多数のインターネット利用者が使用しているインターネット端末であって、文字や数字等の入力を行うことのできるキーボート等の入力装置や、モニタ等の表示装置を備え、センターサーバ100から配信される各種ページを閲覧するための公知のブラウザプログラムがインストールされているコンピュータ端末であれば良い。
尚、クライアント端末1a,1b,…には、図1のクライアントAに示すように、各クライアントに1台とは限らず、たとえば、クライアントが、多数の店舗を有する企業である場合には、各店舗毎にクライアント端末が設置される場合があり、この場合には、これら複数のクライアント端末にて、後述する同一の分割テンプレートが共通して使用されることになる。
図2(a)は、本実施例のセンターサーバ100に記憶されているクライアントデータベース(DB)の構成を示す図である。クライアントデータベース(DB)には、各クライアントを個々に識別可能とするための各クライアントに対して固有に付与されたクライアントIDに対応付けて、データエントリーサービスを利用するためのパスワード、当該クライアントの名称、住所、電話番号等の属性情報とともに、当該クライアントが利用可能にセンターサーバ100に登録されている分割テンプレートの分割テンプレートIDと、所定期間(例えば1ヶ月)のデータエントリーサービスの利用額等の情報が記憶されている。
図2(b)は、予め会員登録をしたエントリー会員の情報が管理されているエントリー会員データベース(DB)の構成を示す図である。エントリー会員データベース(DB)には、各エントリー会員に固有に付与されたエントリー会員IDに対応付けて、ログイン時において本人確認をするためのパスワード、氏名(会社であれば名称)、住所、電話番号等、電子メールアドレス等の属性情報とともに、データのエントリ(入力)によって獲得したポイントであって、現金と交換可能なエントリーポイントが記憶されている。尚、エントリー会員は個人に限らず、SOHO事業者等の小規模企業等であっても良い。
図3は、本実施例のセンターサーバ100に記憶されている分割テンプレートデータベースの構成を示す図である。分割テンプレートデータベースには、個々の分割テンプレートに固有に付与された分割テンプレートIDに対応付けて、分割テンプレートの更新状況を示すバージョン、当該分割テンプレートの登録日、最終更新日、当該分割テンプレートファイルのパスデータが記憶されている。
また、図4は、クライアント端末1a,1b,…に記憶されている分割画像管理データベース(DB)の構成を示す図である。分割画像管理データベース(クライアント端末側)には、スキャナー11a,11b,…から入力された帳票イメージを分割テンプレートにより分割した各分割画像に付与された分割画像IDに対応付けて、当該分割画像が該当する入力カテゴリの種別コード、当該分割画像とともにセンターサーバ100に送信される本発明の情報特定データとしての送信画像ID、送信日、電子データの受信の有無を示す電子データ受信状況データが記憶されている。
本実施例において、各分割画像に固有に付与される分割画像IDとしては、分割元の帳票イメージが入力された年月日にその当日にスキャンされた帳票イメージのシリアル番号を加えた分割元の帳票イメージを特定可能に付与される定型書類特定情報となる帳票イメージID(ハイフンの前部分)に、分割テンプレートの各分割領域の項目を特定可能に付与される項目特定情報となる項目番号(ハイフンの後部分)とから構成されており、該分割画像IDから、各分割画像の分割元の帳票イメージと、該分割元の帳票イメージにおいて該当する項目と、が特定できるようになっている(図5(c)参照)。
また、「種別コード」の項目には、分割画像が該当する入力カテゴリが、後述するように、カタカナ、ひらがな、数字、漢字、選択肢のいずれのカテゴリに該当するのかを示すデータが格納され、該種別データは、分割テンプレートの各分割領域に対して予め設定されている種別データが格納される。
「送信画像ID」の項目には、各分割画像に対してランダムに付与することで、各分割画像が送信される順序をシャッフルするとともに、該データから分割元の帳票イメージが同一であること等を、クライアント以外の他者(他社)に知得されないようにするために付与される送信画像IDのデータが格納され、このように、送信画像IDと分割画像IDとが対応付けて分割画像管理データベース(DB)に記憶されることで、送信画像IDから分割画像IDを特定して、どの分割画像が同一の帳票イメージから分割されたものであるのかや、同一の帳票イメージのどの項目の分割画像であるのかを特定できるようになっている。
また、「送信日」の項目には、各分割画像がセンターサーバ100に送信された日付が格納されるとともに、「電子データ」の項目には、各分割画像をセンターサーバ100に送信したときに「未受信」が格納され、各分割画像に基づいて入力された電子データをセンターサーバ100から受信したときに「受信済」が格納されることで、各分割画像が、送信済みであるかや、各分割画像の電子データを受信済みであるかを、「電子データ」の項目データにより特定できるようになっている。
図9は、センターサーバ100に記憶されている分割画像管理データベース(DB)の構成を示す図である。分割画像管理データベース(センターサーバ側)には、各分割画像とともにクライアント端末1a,1b,…から送信されてきた送信画像IDに対応付けて、当該分割画像の種別コード(分割画像管理データベース(クライアント端末側)の種別コードと同一)、該分割画像を受信した受信日、分割画像をエントリー会員に配信して入力を受付けた配信日、該分割画像の配信を受けて入力を行った入力会員、分割画像の内容と入力内容とが一致しているかをチェックしたチェック会員、チェック会員のチェック結果、入力会員が入力したテキストデータ等から成る電子データ名が記憶されている。尚、図9には、図示を省略しているが、受信した分割画像の画像ファイルへのパスデータも、送信画像IDに対応付けて分割画像管理データベース(DB)に記憶されている。
「送信画像ID」の項目には、クライアント端末1a,1b,…から分割画像とともに受信した送信画像IDが格納される。また、「種別」コードにも、分割画像とともに受信した種別コードが格納される。尚、送信画像IDが格納されるときには、同時に受信した分割画像が記憶された場所を特定可能なパスデータも格納される。
また、「受信日」の項目には、各分割画像をクライアント端末1a,1b,…から受信した日付が格納されるとともに、「配信日」の項目には、各分割画像をエントリー会員に配信して入力を受付けた日付(配信した日と同一)が格納される。
また、「入力会員」の項目には、各分割画像を含む後述する入力ページの配信を受けて、該分割画像に対応した電子データの入力を行ったエントリー会員の会員IDが格納される。
また、「チェック会員」の項目には、各分割画像とエントリー会員により入力された電子データの双方を含むチェックページの配信を受けて、入力された電子データが間違いないか否かのチェックを行った会員の会員IDが格納される。
また、チェック結果の項目には、チェックページの配信を受けてチェックを行った会員の結果(OKまたはNG)が格納され、「電子データ名」の項目には、入力ページの配信を受けて、エントリー会員により入力された該入力ページに含まれる分割画像に対応した電子データの電子データ名(具体的には、送信画像IDがファイル名として付与されたデータ)が格納される。
ここで、図7に基づいて、センターサーバ100に分割テンプレートが登録される流れについて説明する。まず、サービス提供機関は、クライアントとのデータエントリーサービスの提供契約成立後において、実際にデータエントリーサービスを受ける帳票(例えば、申込書)のサンプルをクライアントから入手し、該入手した帳票の分割テンプレートを作成する。
これら分割テンプレートとしては、クライアント(以下、説明を簡潔化するためにクライアントAを例に説明する)が使用する帳票が、例えば、図5(b)に示すような、氏名や電話番号や電子メールアドレスや口座番号等の個人情報を含む登録申込書である場合には、図5(a)に示すように、各項目の記入欄を、カタカナや漢字や数字といった、予め設定されているカテゴリの文字のみを含むものとなるように分割領域を設定するとともに、例えば、電話番号のように、同一のカテゴリ(数字)の領域であっても、同一のエントリー会員に個人情報である電話番号全体が特定されてしまうことがないように、分割領域を設定する。
このように分割領域が分割テンプレートに設定され、該分割テンプレートを用いて帳票のイメージデータが分割されることにより、帳票のイメージデータが保護情報である個人情報を認識不能な複数の分割イメージデータに分割されるようになる。
尚、分割テンプレートに含まれる各分割領域には、それぞれの項目を特定するための項目番号と種別コードとを設定しておき、該項目番号が分割画像IDに使用されるとともに、種別コードが分割画像管理データベース(クライアント端末側)の「種別コード」の項目データとして記憶される。
そして、作成した分割テンプレートに対して、固有の分割テンプレートIDを付与し、該分割テンプレートをセンターサーバ100にアップロードして、分割テンプレートDBに登録する。尚、分割テンプレートのデータ形式としては、各分割領域のX軸−Y軸方向の座標データ等を含むデータ形式とすれば良いが、スキャンされるイメージデータのデータフォーマット(データ形式)等に合致したものであれば、適宜な形式のデータを使用することができる。
このように、分割テンプレートをセンターサーバ100に登録した後、当該分割テンプレートに付与した分割テンプレートIDをクライアントAに通知する。この分割テンプレートIDの通知は、文書にて通知しても良いし、電子メール等によって通知するようにしても良い。
通知を受けたクライアントAは、分割テンプレートIDをクライアント端末1aにインストールされているクライアント用のアプリケーションプログラムにおいて、選択できるように予め、クライアント端末1aに記憶させる。
尚、クライアントAは、図1に示すように、複数のクライアント端末を有しているクライアントであるので、分割テンプレートIDは、クライアント用のアプリケーションプログラムがインストールされている全てのクライアントAのクライアント端末に記憶させておく。
また、これら分割テンプレートが既に登録されている帳票に変更があった場合には、図7に示すように、例えば、分割テンプレートIDと、変更した帳票の画像データを運営機関端末101に対して送信すること等により、帳票に変更があったことをサービス提供機関に通知する。尚、これら帳票の変更通知は、運営機関端末101に対する送信ではなく、文書等によってサービス提供機関に通知してもよく、この場合には、変更後の帳票の雛形等を添付することが好ましい。
変更通知を受信したサービス提供機関は、受信した分割テンプレートIDから変更の対象とする分割テンプレートを特定するとともに、該特定した分割テンプレートを、受信した変更後の帳票画像データに基づいて修正し、修正した分割テンプレートを分割テンプレートデータベース(DB)に更新記憶させる。尚、この更新においてセンターサーバ100は、分割テンプレートのデータファイルとともに、バージョンのデータと、最終更新日のデータも更新する。
このように、本実施例においては、既に登録されている帳票に変更があった場合には、センターサーバ100に記憶されている分割テンプレートを更新するのみで、該更新が当該クライアントの全てのクライアント端末で利用可能となるため、当該クライアントの全てのクライアント端末に分割テンプレートを記憶している場合に比較して、分割テンプレートの変更や修正を迅速かつ確実に実行することができるので、例えば、これらの変更や修正が反映されていない分割テンプレートを使用して画像分割が実行されてしまうことによって、本来は特定不能に分割されるはずの個人情報が特定可能に分割されてしまい、個人情報がエントリー会員等に把握されてしまう事態が発生することを確実に防止できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら分割テンプレートを個々のクライアント端末に個別に記憶させておくようにしても良い。
次に、このようにして、センターサーバ100に登録された分割テンプレートを使用して、スキャナー11aにてスキャンされた帳票のイメージデータが分割される流れについて、図8を用いて説明する。まず、クライアント端末1aにおいてクライアント用のアプリケーションプログラム(以下、クライアントアプリと略記する)を起動して、クライアントIDとパスワードを入力する。
該入力されたクライアントIDとパスワードは、クライアントアプリによりセンターサーバ100に送信されて、クライアントデータベース(DB)に記憶されているデータと照合される。
センターサーバ100は、受信したクライアントIDとパスワードが、クライアントデータベース(DB)に記憶されているクライアントIDとパスワードと一致するか否かを判定し、該判定結果を返信する。
クライアントアプリは、返信されてきた判定結果が照合OKであることを条件にログインを許諾し、使用する分割テンプレートの選択を受付ける選択画面を表示して、分割テンプレートの選択を受付ける。尚、該選択画面においては、予め記憶されている全ての分割テンプレートIDが選択可能に表示される。返信されてきた判定結果が照合NGであるときには、その後の処理に進むことなく、クライアントIDとパスワードの入力を受付ける処理を繰返し実行する。
尚、帳票には、使用する分割テンプレートIDの情報が印刷されていることで、作業者が、該帳票に対して使用する分割テンプレートIDを確実に選択できるようにすることが好ましいが、記憶されている分割テンプレートIDが1つのみの場合には、該選択画面による選択受付けを省略して、記憶されている1の分割テンプレートを一義的に選択するようにしても良い。
使用する分割テンプレートの選択を受付けた場合には、受付けた分割テンプレートの分割テンプレートIDをセンターサーバ100に送信して分割テンプレートのデータを取得する。
センターサーバ100は、クライアント端末1aから分割テンプレートIDを受信したことに応じて、該受信した分割テンプレートIDに対応して分割テンプレートデータベース(DB)に記憶されている分割テンプレートのデータファイルを特定して、該特定したデータファイルを読み出して、送信元のクライアント端末1aに対して返信する。
分割テンプレートのデータファイルを受信したクライアント端末1aは、受信した分割テンプレートのデータファイルを一時記憶する。尚、該一時記憶したデータファイルは、クライアントアプリが終了するときに消去される。
そして、操作者の画像取り込み操作の受付けに応じて、スキャナー11aから帳票画像(イメージ)を取り込む画像取り込み処理を実施した後、該取り込んだ帳票画像を、図5に示すように、一時記憶した分割テンプレートを用いて分割する画像分割処理を実行する。
該画像分割処理においては、帳票画像に表示されている位置合わせ用のガイドマーカー(GM)に基づいて、各分割領域の範囲を特定し、該特定した範囲の画像に帳票画像を分割する(図5参照)。
そして、各分割画像に、上述したように、分割元の帳票画像(イメージ)を特定するための帳票イメージIDと項目番号とか成る分割画像IDを付与して、該付与した分割画像IDに対応付けて分割画像管理データベース(クライアント端末側)に、各分割領域に設定されている種別コードとともに記憶する。
そして、再度、帳票画像を取り込むための画像取り込み操作、または、既に取り込んで分割した分割画像を送信する画像送信操作のいずれかを、作業者から受付ける。
画像取り込み操作を再度受付けた場合には、上述した画像取り込み操作の受付けに応じた処理を再実行することにより、次の帳票の帳票画像(イメージ)が取り込まれて分割され、分割画像管理データベース(クライアント端末側)に記憶されていく。
一方、画像送信操作を受付けた場合には、分割画像管理データベース(クライアント端末側)において、送信画像IDが格納されることなく記憶されている未送信の分割画像数が所定数(例えば、5帳票画像(イメージ)分の分割画像数)以上であるか否かを判定し、所定数以上であれば、図6(a)に示すように、各分割画像に送信画像IDをランダムに付与し、該付与した送信画像IDを分割画像管理データベース(クライアント端末側)に記憶する。
このように、所定数以上の未送信の分割画像が分割画像管理データベース(クライアント端末側)に記憶されているときに、該記憶されている各分割画像にランダムに送信画像IDを付与することにより、図6(b)に示すように、同一の帳票画像(イメージ)から分割された各分割画像の間には、他の帳票画像(イメージ)から分割された分割画像が割り込んで送信されるようになるので、同一の帳票画像(イメージ)に分割画像がまとまって送信されることにより、これらの分割画像のデータが、送信経路上において不正に取得されても、個人情報が特定されてしまうことを回避できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら所定数以上の十分な分割画像が存在するか否かの判定を実施することなく、分割画像をセンターサーバ100に送信するようにしても良い。
尚、本実施例では、画像送信操作を受付けたときに、所定数以上の未送信の分割画像が存在するか否かを判断するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら所定数以上の未送信の分割画像が存在しない段階では、画像送信操作を受付ける操作部を無効状態(非アクティブ状態)として画像送信操作の受付けを不能とし、所定数以上の未送信の分割画像が存在する段階となったときに、画像送信操作を受付ける操作部を有効状態(アクティブ状態)として画像送信操作の受付けを可能とすることで、無駄な画像送信操作の受付けが実施されないようにしても良い。
また、本実施例の送信画像IDの下3桁には、アルファベットの組み合わせが使用されていて、図6(b)に示すように、これら組み合わせがアルファベットの上位(aaa,aab,aac,aad…)となる順に再配列されることでシャッフルされて、センターサーバ100に種別コードと送信画像IDとともに分割画像が送信される(図6(b)参照)。
尚、本実施例では、アルファベットの組み合わせを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらに、順序を特定可能な数字や記号等を用いても良い。
このようにシャッフルされて送信された分割画像は、該分割画像とともに送信されてきた送信画像IDと種別コードとに対応付けて、受信順に、分割画像管理データベース(センターサーバ側)に記憶される(図9参照)。
よって、分割画像管理データベース(センターサーバ側)に連続して記憶される分割画像は、異なる帳票画像(イメージ)から分割された画像が含まれるようになるので、これらの画像から個人情報を特定することは非常に困難となるので、個人情報が、センターサーバ100を運営するサービス提供機関において知得され難くなるとともに、仮に、センターサーバ100に不正に侵入がなされて分割画像が不正に入手されたとしても、保護情報である個人情報が流出してしまう可能性を低くできるので、個人情報が漏洩してしまうことを防止することが可能となる。
次に、上記のようにして、分割画像管理データベース(センターサーバ側)に記憶された分割画像に対応する電子データが入力される流れについて、図10、図11に基づいて説明する。
入力作業を行うために会員登録したエントリー会員は、入力作業を行うことのできる空き時間等に、センターサーバ100のサイトにアクセスすることにより配信されるログインページにおいて、会員IDとパスワードを入力してサイトにログインする。
センターサーバ100は、ログインページにおいて入力された会員IDとパスワードを、エントリー会員データベース(DB)に記憶されているデータと照合し、照合結果が照合OKであるときに、当該会員の会員ページを生成して配信する。
この会員ページには、当該エントリー会員の氏名や、現在所有しているエントリーポイント等の情報や、クライアントからの依頼予定等のエントリー作業が多くなる時期等の最新ニュース等の情報を確認できるようになっているとともに、エントリ(入力作業)を行う場合において、入力の対象とする入力カテゴリを選択する選択ウインドウ(図11参照)が設けられている。
エントリー会員は、エントリ(入力作業)を行う専門家ではないので、漢字等の入力が不得手な会員もいれば、漢字等の入力が得意な会員も居るとともに、逆に、数字等の入力が得意であっても、ひらがな等の入力は不得手な会員も居り、各会員の得意な入力対象が異なるので、エントリー会員は、例えば、自分が得意とする入力カテゴリを選択することができる。尚、入力の訓練を実施するために、自分が不得意な入力カテゴリを敢えて選択することもできる。
センターサーバ100は、選択された入力カテゴリが、例えば「カタカナ」のカテゴリである場合であれば、分割画像管理データベース(センターサーバ側)に記憶されている未配信の送信画像IDの分割画像、具体的には、配信日が記憶されていない送信画像IDの分割画像のうち、種別コードが「カタカナ」に対応するコード番号(例えば、「01」)の分割画像を1つ抽出し、該抽出した分割画像を含む、図11に示す入力ページを生成して配信する。
尚、該配信を行うときに、当日の日付が「配信日」の項目に格納されるとともに、「入力会員」の項目に、入力ページを配信するエントリー会員の会員IDが格納される。
図11に示すように、本実施例の入力ページには、入力作業領域202と、入力カテゴリを変更するときに使用する、会員ページと同一の入力カテゴリを選択可能な選択ウインドウ201と、が含まれている。
入力作業領域202には、抽出された分割画像が入力対象画像として上方位置に表示されるともに、該入力対象画像の下方位置には、テキスト入力を行うためのテキスト入力部が設けられており、エントリー会員は、上方位置に表示された分割画像を見ながら、分割画像に含まれているカタカナを、テキストにてテキスト入力部に入力する。
入力が完了した場合には、入力完了操作(例えば、エンターキーの入力操作)を実行することで、テキスト入力部に入力されたテキストデータ(電子データ)と、分割画像の送信画像IDとがセンターサーバ100に送信されて、該テキストデータ(電子データ)のデータ名に、送信画像IDによるデータ名が付与されて所定の記憶領域に記憶されるとともに、該データ名が、該分割画像の送信画像IDに対応する電子データ名として分割画像管理データベース(センターサーバ側)に、分割画像の送信画像IDに対応付けて記憶される。
尚、1の入力ページ毎にテキストデータ(電子データ)をセンターサーバ100に送信するのではなく、所定数(例えば、10)の入力ページのエントリーが終了した時点で、入力されたテキストデータ(電子データ)をセンターサーバ100に送信することで、センターサーバ100の受信負荷を低減できるようにしても良い。
そして、センターサーバ100は、再度、分割画像管理データベース(センターサーバ側)に記憶されている未配信の送信画像IDの分割画像のうち、種別コードが「カタカナ」に対応するコード番号(例えば、「01」)の分割画像を1つ抽出し、該抽出した分割画像を含む、入力ページを新たに生成してエントリー会員に配信することで、該分割画像に含まれるカタカナのテキストデータの入力が受付けられて、分割画像管理データベース(センターサーバ側)に記憶される。
このように、入力ページの配信と入力とが繰返し入力されることで、分割画像管理データベース(センターサーバ側)に記憶されている未配信の分割画像が、順次、電子データ化されていく。
尚、分割画像に対応する種別データが、選択肢に対応するコード番号である場合には、テキスト入力部に代えて、選択肢の入力用の選択肢入力部を含む入力ページが配信されることで、いずれの選択肢を選択したかを示す電子データが入力される。つまり、入力されるデータは、テキストデータや数字データに限られない。
このようにして、電子データの受付けが実行された分割画像は、該電子データと分割画像とを含むチェックページ(テキスト入力済みの入力ページと同一)が生成されて、入力を実施した入力会員とは異なる会員に対して配信されて、入力に間違いがないか否かの判定を受付ける。
尚、これらチェックページの配信に応じて、該チェックページを配信した会員の会員IDが「チェック会員」の項目に格納されるとともに、付けたチェック結果が「チェック結果」の項目に格納される。また、これらチェック作業を実施した会員にも、エントリーポイントが付与される。
チェックページの配信によって受付けたチェック結果がNGである場合には、当該分割画像が再度、入力ページにて配信されて電子データの入力受付けが実施されるとともに、該電子データと分割画像とを含むチェックページが配信されて、入力された電子データのチェックが実施される。
そして、データエントリーサービスの期限、例えば、送信後から1週間が経過した場合に、クライアント端末1aのクライアントアプリは、分割画像管理データベース(クライアント端末側)に記憶されている送信日に基づいて、期限を経過した分割画像を特定し、該特定した分割画像の送信画像IDを含む電子データ要求をセンターサーバ100に対して送信する。
尚、本実施例では、クライアント端末1aが常時起動しているものとは限らないので、クライアント端末1a側からセンターサーバ100に対して電子データ要求を送信する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、各クライアントから送信される分割画像を、送信元のクライアントのクライアントIDに対応付けて記憶しておき、チェック結果がOKであったものから、順次、送信元のクライアント端末1aに対して電子データを送信するようにしても良い。
センターサーバ100は、該電子データ要求の受信に応じて、受信した電子データ要求に含まれる送信画像IDに対応付けて分割画像管理データベース(センターサーバ側)に記憶されている電子データ名の電子データを読み出して、送信画像IDに対応付けた態様にて、電子データ要求の送信元のクライアント端末1aに対して返信するとともに、送信した電子データの個数に応じた利用料金を当該クライアントの利用金額に加算する。
尚、このとき、電子データを送信した送信画像IDと送信日を、処理完了IDとして記憶しておくことで、分割画像管理データベース(センターサーバ側)においてクライアントに電子データが送信されて処理が完了した分割画像を特定できるようになっている。また、これら送信日から所定期間が経過した送信画像IDの登録データは、分割画像管理データベース(センターサーバ側)から消去される。
クライアント端末1aは、分割画像管理データベース(クライアント端末側)において、受信した送信画像IDに対応する電子データ受信状況データを「受信済み」に更新するとともに、該受信した送信画像IDに対応付けて分割画像管理データベース(クライアント端末側)に記憶されている分割画像IDから、各電子データが対応する分割画像の分割元の帳票画像(イメージ)と、該分割元の帳票画像(イメージ)における該当項目とを特定し、特定した帳票画像(イメージ)毎に、各項目の電子データを統合して、各帳票画像(イメージ)に対応した電子データを生成して記憶する。
以上、本実施例によれば、定型書類である帳票のイメージデータは、クライアントコンピュータであるクライアント端末1aにおいて分割されてからサーバコンピュータであるセンターサーバ100に送信されて記憶されるため、クライアントコンピュータを運営するサービス提供機関において保護情報である個人情報が知得され難くなるとともに、仮に、センターサーバ100に不正に侵入がなされた場合でも、保護情報である個人情報が不正に取得されて個人情報が流出してしまう可能性を低くできるので、これら保護情報である個人情報が漏洩してしまうことを防止することができる。
また、本実施例によれば、分割用テンプレートデータは、サーバコンピュータであるセンターサーバ100にのみ記憶されているので、これら分割用テンプレートデータの管理をセンターサーバ100において一元的に実施できるため、例えば、クライアントコンピュータであるクライアント端末が複数である場合において、各クライアント端末に分割用テンプレートデータが記憶されている場合に比較して、これら分割用テンプレートデータの変更や修正を迅速かつ確実に実行することができる。
また、本実施例によれば、シャッフルされた分割画像(イメージデータ)が送信されるので、通信経路上において分割画像(イメージデータ)が不正に取得されても、保護情報が漏洩してしまうことを防止できるとともに、センターサーバ100においても、シャッフルされた配列順に分割画像(イメージデータ)が記憶されるため、更に、保護情報である個人情報が知得または流出され難くなるので、保護情報が漏洩してしまうことをさらに防止することができる。
また、本実施例によれば、入力作業を行うエントリー会員が、インターネット端末を利用している不特定多数のインターネット利用者であるので、これらインターネット利用者を入力オペレータとして活用することができ、入力コストを低減することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、インターネット端末を利用している不特定多数のインターネット利用者をエントリー会員として入力作業を行う形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら入力作業を、予めサービス提供機関と契約を交わした特定の入力業者のみが入力作業を実施するようにしても良い。
また、前記実施例では、分割テンプレートを記憶する分割用テンプレートデータ記憶手段をセンターサーバ100に設けておき、帳票画像(イメージ)の分割を行うときに、センターサーバ100から分割テンプレートのデータを取得(ダウンロード)して使用する形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら分割用テンプレートデータ記憶手段を、各クライアント端末1a,1b,…に設けるようにしても良い。
また、前記実施例では、情報特定データとして、定型書類特定情報となる帳票イメージIDと項目特定情報となる項目番号とから成る分割画像IDを秘匿するとともに、送信順を効果的にシャッフルすることを目的として、分割画像IDとは異なる送信画像IDを使用した形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら情報特定データとしては、分割画像ID自体を、分割画像IDを特定可能な情報として送信するようにしても良い。
また、前記実施例では、分割画像をシャッフルしてセンターサーバ100に送信する形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら分割画像をシャッフルすることなくセンターサーバ100に送信して、センターサーバ100がエントリー会員に各分割画像をランダムに配信するようにしても良い。
また、前記実施例では、エントリー会員が、チェック作業を実施する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらチェック作業は、サービス提供機関内において、サービス提供機関の社員等のみが実施するようにしても良い。
また、前記実施例では、帳票として登録申込書を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら文書としては、定型性を有する定型文書であれば、いずれの文書にも本発明を適用することができる。
また、前記実施例では実施していないが、例えば、口座番号等のように、入力に間違いがあると大きな問題が発生するような重要データの項目については、通常よりも高い入力精度のレベルを設定可能とし、これらの設定がある場合には、口座番号の分割画像と電子データを含むチェックページを複数の会員に配信して、複数の会員がチェックOKと判定したことにより、入力された電子データを間違いのないデータとしてクライアントに送信するようにしても良い。尚、この場合には、設定されているレベルに応じて、チェックページを配信する回数を増加させるようにしても良い。
また、前記実施例では実施していないが、電子データの精度の向上させるために、同一の分割画像を含む入力ページを複数のエントリー会員に対して配信し、各エントリー会員が入力した個々の電子データの内容が一致するときには電子データが正しいと判断し、一致しないときには電子データが間違っていると判断することで、誤って入力された電子データを効果的に抽出して、これら抽出した誤って入力された可能性が高い電子データのみをチェックページとして配信してチェックを実行するようにしても良い。
また、前記実施例では実施していないが、帳票に、画像分割に使用する分割テンプレートIDを含む2次元情報記録シンボル等を印刷しておき、これら2次元情報記録シンボルを復号して得られる分割テンプレートIDが、画像分割に使用する分割テンプレートの分割テンプレートIDと一致しているか否かを判定して、一致していることを条件に画像分割を実行し、一致していないときには、画像分割を実行しないことにより、帳票に対応していない不適切な分割テンプレートを使用した分割が実施されることで、個人情報を含んだ分割画像が、クライアント端末1a,1b,…から送信されてしまうことを防止できるようにしても良い。
また、前記実施例では実施していないが、エントリー会員に対して付与するエントリーポイントの大きさを、例えば、変換等が必要のない数字のカテゴリでは少なく、変換等が必要な漢字のカテゴリでは多くする等のように、カテゴリに応じて変更するようにしても良い。
また、前記実施例では、エントリー会員は、1のカテゴリのみを選択するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、カテゴリとして、変換の必要のない、数字とひらがなのカテゴリを選択する等のように、複数のカテゴリを選択できるようにしても良い。
また、前記実施例では、センターサーバ100にクライアント端末1a,1b,…をデータ通信可能に接続した形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらクライアント端末1a,1b,…がセンターサーバ100に接続されておらず、クライアントから送付された帳票を、サービス提供機関がスキャンして分割画像化して、センターサーバ100に記憶するようにしても良い。
1a,1b クライアント端末
2a,2b エントリー会員端末
11a,11b スキャナー
100 センターサーバ
101 運営機関端末

Claims (3)

  1. 定型書類に記載された記載内容に対応した電子データの入力を行うオペレータが操作可能なオペレータ端末とデータ通信可能に接続され、前記定型書類に記載された記載内容を情報処理に使用可能な電子データ化するデータエントリーサービスを提供するサービス提供機関が運営するサーバコンピュータを含むデータエントリーシステムであって、
    前記オペレータ端末は、インターネット網に接続可能なインターネット端末を含み、
    前記サーバコンピュータは、
    不特定多数の前記インターネット端末の利用者が前記オペレータとしてアクセス可能にインターネット網に接続されているとともに、
    入力を行う電子データのカテゴリとして1のカテゴリの記載内容のみを含むように前記定型書類のイメージデータを分割した分割画像を、当該分割画像に含まれる記載内容のカテゴリを特定可能なカテゴリ特定情報に対応付けて記憶する分割画像記憶手段と、
    全カテゴリのうちからオペレータが入力を希望するカテゴリの指定を該オペレータ自身から受付けるカテゴリ受付け手段と、
    前記カテゴリ受付け手段にて指定を受付けたカテゴリのカテゴリ特定情報に対応付けて前記分割画像記憶手段に記憶されている分割画像と、当該分割画像の電子データを入力する入力部とを含む入力ページを前記オペレータ端末に配信する入力ページ配信手段と、
    前記入力ページの入力部に入力された電子データを前記オペレータ端末から受信することにより受付ける電子データ受信手段と、
    を備える、
    ことを特徴とするデータエントリーシステム。
  2. 前記入力ページ配信手段は、オペレータが入力を希望するカテゴリの指定を受付けるカテゴリ受付け部を含む前記入力ページを配信するとともに、該カテゴリ受付け部にて新たなカテゴリを受付けたときには該受付けたカテゴリのカテゴリ特定情報に対応付けて前記分割画像記憶手段に記憶されている分割画像と、当該分割画像の電子データを入力する入力部と、前記カテゴリ受付け部とを含む前記入力ページを配信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータエントリーシステム。
  3. 前記分割画像記憶手段には、前記定型書類に含まれる前記カテゴリが同一である保護情報を認識不能に分割するための分割用テンプレートデータにより分割された分割画像が記憶されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデータエントリーシステム。
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