JP3453336B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3453336B2
JP3453336B2 JP35683999A JP35683999A JP3453336B2 JP 3453336 B2 JP3453336 B2 JP 3453336B2 JP 35683999 A JP35683999 A JP 35683999A JP 35683999 A JP35683999 A JP 35683999A JP 3453336 B2 JP3453336 B2 JP 3453336B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿を搬送させて
原稿画像を読み取り、画像記録を行う複写機、プリン
タ、又はファクシミリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像記録作業の生産性向上の
ため、画像データの画像形成とメモリへの書きこみを並
行して行い、メモリへの書き込みが不能となったとき
に、自動的に復旧処理の可能な画像記録装置が知られて
いる。
【0003】しかし、搭載されるメモリ(記憶装置、半
導体メモリやディスクメモリを含む)の容量は限られて
いることから、原稿読み取り時にメモリのオーバーフロ
ーが発生することがあり、このときにはユーザが読み取
りを行う原稿枚数を減らしてメモリ読み込みを再度実行
する必要が生じる。また読み取る原稿には、両面原稿の
場合や片面原稿の場合、他にも底面送りの場合等の種々
の場合があり、ユーザの手作業では回復に手間がかかる
という問題があった。
【0004】そこで例えば、特開平8‐163336号
公報では、画像形成する部数が2以上の複数部数に設定
された場合に、メモリのオーバーフローが発生しても、
原稿枚数を減じることなく、画像データのメモリ読み込
みと画像形成とを実行する画像記録装置が開示されてい
る。
【0005】即ち、同公報に記載のものでは、原稿が再
給紙可能な循環式自動原稿送り装置(以降、RADFと
称する)を使用し、メモリのオーバーフローを検出する
と、メモリに格納されたデータだけ必要部数の画像形成
を行ってからメモリをリセットし、再度不足分の原稿を
再給紙させることにより、RADFにセットされた全て
の原稿の画像処理後の画像データをメモリに記憶すると
共に、画像形成することを可能としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】同公報に記載のもので
は、ジャム発生時にユーザがジャム発生頁の原稿を取り
出してRADFに原稿をセットし再度画像読み出しと画
像形成をする必要がなく、メモリから画像データを読み
出して自動的に回復することが可能であり、メモリオー
バーフローを生じたときに煩雑な手作業が不要で、迅速
な自動回復が可能であるといった有用な効果を奏し得
る。
【0007】しかしながら、同公報に記載のものは、R
ADFを備え、容量が比較的大きいメモリを搭載した記
録装置或いは複写枚数が1のものを複写する機会が多い
画像記録装置(画像形成装置)に対して有用であるとし
ても、インクジェット方式のカラーデジタル画像記録装
置等に代表されるローエンドの画像記録装置では、小容
量の画像メモリと、原稿の循環的な再給紙が不可能な自
動原稿給紙装置(以降、SPF:Single Paper Feeder
と称す)から構成されているのが一般的であり、同公報
に記載のものは採用できないという問題点があった。
【0008】しかし、このような画像記録装置において
も、SPFにセットされた原稿を1回の画像データ読み
取りだけで複数枚のコピーを実現可能であり、且つ小容
量メモリへの書きこみが不能になり設定枚数分の画像記
録ができなくなった場合でも、それ以降に続く原稿の画
像形成を継続して行うことができるものが強く要望され
ていた。
【0009】本発明は、上述した従来技術の問題点を解
消するため或いは上記要請に沿うべくなされたものであ
り、その目的とするところは、小容量の画像メモリと簡
易なSPFしか有さないローエンド向けの画像形成装置
であっても、メモリのオーバーフローが発生時にユーザ
ーの手をできるだけ煩わせることなく、セットされた原
稿を1回の画像データ読み取りだけで画像記録可能な画
像記録装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿画像を読
み取り画像データを得る読取手段と、原稿を頁毎に前記
読取手段へ給送する自動原稿送り手段と、前記画像デー
タを印字用画像データに変換する画像処理手段と、変換
後の前記印字用画像データを記憶する印字用画像データ
記憶手段と、印字用画像データに基づき記録媒体上に画
像を形成する画像形成手段と、画像形成する部数を設定
する操作手段と、設定された画像形成枚数に基づき、前
記自動原稿送り手段を用いて順次読み出された頁毎の画
像データを前記印字用画像データに変換し画像形成する
画像形成動作と、オーバーフローを監視しながら頁毎の
前記印字用画像データを前記印字用画像データ記憶手段
に記憶する記憶動作とを並行して行い、オーバーフロー
を検出すると、前記記憶動作を中止して原稿の頁情報を
記憶し、次頁以降の原稿に対して、オーバーフロー検出
を可能とした画像形成動作を継続し、全原稿に対する画
像形成動作の終了時に、前記頁情報を告知する制御手段
とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0011】また本発明はさらに、オーバーフローを検
出すると、前記頁情報に係る原稿とそうでない原稿とを
区分けして排出するように構成しても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る画像記録
装置について、インクジェット方式のカラーデジタル画
像形成装置を例にして以下に説明を行う。尚、本実施形
態では、画像記録装置としてインクジェット方式のカラ
ーデジタル画像形成装置を例にして説明を行うが、本発
明に適用され得る画像記録装置はこれのみに限定される
ものではなく、小容量の画像メモリと簡易なSPFしか
有さない画像記録装置であれば良く、画像形成方法もイ
ンクジェット方式に限定されないことはいうまでもな
い。
【0013】図1と図2を用いて本装置の全体構成を説
明すると、本装置は大きく分けて、画像読取部A、画像
処理部B、画像記憶部C、画像形成部Dで構成されてお
り、前記画像読取部Aが読取手段に、前記画像処理部B
が画像処理手段に、前記画像記憶部Cが印字用画像デー
タ記憶手段に、前記画像形成部Dが画像形成手段に各々
相当している。
【0014】画像読取部Aにおいて、原稿101は、原
稿台ガラス(プラテンガラス)102上に載置され、ス
ライドレール上を移動する光学ユニット103に設けら
れた冷陰極管光源104によって照明される。尚、原稿
101は透過型原稿であっても良いが、本実施形態では
原稿が反射型であるとして説明を行う。
【0015】前記光源ユニット103には、冷陰極管光
源104と一体となって速度Vで移動する一対のミラー
105、106が設けられており、プラテンガラス10
2上の原稿101からの反射光即ち光学像は、レンズ読
取ユニット107へ導出される。前記レンズ読取ユニッ
ト107は、結像レンズ108及びCCDラインセンサ
109から構成される。尚、本実施形態では、原稿画像
を読み取るためにCCDラインセンサを用いているが、
他の読み取り方式であっても良い。
【0016】前記ミラー105、106より反射伝達さ
れた原稿101上の画像に対応する光学像は、前記結像
レンズ108により収束され、CCDラインセンサ10
9によりライン上の光学像が電気信号に光電変換され
る。また本装置はローエンドのユーザが使用することを
前提としており、原稿を自動的に給送する装置として、
比較的高価なRADFではなく、SPF110を採用し
ている。
【0017】SPF110は、プラテンガラス102上
に一定速度で原稿を送出し、前記光学ユニット103
は、スライドレールの一意の位置に固定され、移動しな
い方式を採用している。従って、副走査方向即ち原稿送
出方向の読取解像度は、前記SPFの搬送ローラ及び図
示しない該搬送ローラ駆動用の駆動源(例えばモータ)
の速度により決定される。
【0018】尚、本発明の好適な実施形態として、前記
光学ユニット103が固定され、原稿をSPFにより搬
送することで、原稿を読み取る方式を採用しているが、
光学ユニットが移動式のものであっても本発明に適用可
能なことはいうまでもない。
【0019】このようにして、読み取られた1頁分の画
像データは、後述する画像処理部Bにおいて、濃度変
換、フィルタ処理、変倍処理、及びγ補正などの各種画
像処理が施された後に、画像記憶部Cを経て画像形成部
Dにて印字処理される。尚、本実施形態の場合、画像形
成部Dは、インクジェット方式により記録紙上に直接顕
画剤(インク)を吐出して印字する。
【0020】また図1において、装置全面の下方には、
印字処理する用紙等の葉様状の記録媒体を給紙させるた
めの給紙口111と、印字処理された記録媒体を装置外
へ排出するための排出口112とを備えている。従い、
本装置においては、前面給紙し前面排紙するように記録
媒体が搬送される。尚、インクジェット記録方式そのも
のについては、周知の技術内容であることから、インク
ジェット記録方式の詳細説明については省略する。
【0021】次に、前記画像読取部A、画像処理部B、
画像記憶部C及び画像形成部Dからなるインクジェット
方式のカラーデジタル画像形成装置の回路構成を、図2
のブロック図を用いて詳細に説明する。
【0022】まず、画像読取部Aにおいて、前記CCD
ラインセンサ109から出力されるアナログ信号は、A
/D変換器21によってデジタル画像信号に変換され
て、インターフェイス(I/F)201を介して画像処
理部Bに出力される。
【0023】次いで、画像処理部Bに入力されたデジタ
ル画像信号は、ピクセルインターリーブからラインイン
ターリーブに変換される。これは、CCDラインセンサ
109により、1画素につきR、G及びBの3要素のデ
ータを読み取るが、画像処理部Bでパイプライン処理を
行うために1ライン毎にR、G、Bデータに変換するも
のである。
【0024】そして、CCDラインセンサ109のチッ
プバラツキ等を補正すべく、シェーディング補正部22
にてシェーディング補正を行い、また入力γ補正部23
にて入力されるR、G、Bそれぞれについて入力γ補正
を行い、さらにLab変換部24により3×3のマトリ
クス演算を用いることで、R、G、Bデータを画像読取
部A(具体的にはCCDラインセンサ109)に依存し
ない色空間Labに変換し、L、a及びbそれぞれにつ
いて1次元LUT(ルックアップテーブル)を用いて正
規化を行う。
【0025】次いで、領域判別処理部25にて、L、
a、bを用いた領域判定処理を行い、テキストデータ領
域、写真データ領域、網点データ領域等を判定して、フ
ィルタ処理部26にて、それぞれのデータ領域に適した
フィルタ処理を実行する。その後、拡大・縮小処理部2
7にてユーザが設定した倍率や用紙サイズ等に基づき、
拡大・縮小処理が行われ、CMYK処理部28にて、3
次元LUTを用いて画像処理部Dに依存したC、M、
Y、Kの色空間に変換した後、画像処理の最終段階とし
て、2値化処理部29にて誤差拡散処理等の2値化処理
を行う。
【0026】このようにして、画像形成に必要な全ての
画像処理が施され、後述する画像形成装置35への最終
的な出力データ(印字用画像データ)は、画像記憶部C
のメモリ31に対して圧縮して格納され、2枚目以降の
画像形成に際しては、データ伸長部32により圧縮され
たデータを伸長してデータセレクト34を介し画像形成
部Dへ入力されることとなる。
【0027】一方、後述する画像形成装置35への最終
的な出力データは、データセレクタ34を介して直接的
に画像形成部Dへ入力される。即ち、データセレクタ3
4において、上述した画像記憶部Cと画像形成部Dへの
データの2つの流れを選択的にセレクトし、インターフ
ェイス202を介し画像形成装置35へ出力される。
【0028】ここで、画像形成装置35に対して画像デ
ータを送出する際には、画像形成装置35の図示しない
インクヘッドをユーザ設定された印字モードとなるよう
制御するためのコマンドも、インターフェイス202を
介して画像形成装置35を制御するCPU(Central Pr
ocessing Unit)205へ渡され、前記インクヘッドを
ユーザ設定に従ってコントロールし、記録媒体に対する
印字処理が実行される。
【0029】またCPU205は、区分け機構36に対
して、アクチエータの制御も行う。双方のアクチエータ
を動作させない場合、原稿はまっすぐに排紙されるが、
片方のアクチエータのみを動作させると、動作させたア
クチエータの側へ原稿が曲がることで、原稿排紙が区分
される。
【0030】このようにして、画像読取部A、画像処理
部B、画像記憶部C、区分け機構及び後述する操作部
(表示部)204は、システムバスを通じて接続された
CPU203により、集中的に制御される。従って本実
施形態では、CPU203とCPU205が制御手段を
構成している。
【0031】また、CPU203又はCPU205は、
画像処理部Bにて画像データを印字用画像データに変換
(画像処理)し、メモリ31に記憶する際には、現状記
憶されている容量に対し、次のデータを書き込むと、メ
モリ31のオーバーフロー即ち記憶容量を越える(又は
メモリ31内の記憶領域に係る記憶容量を越える)か否
かを判断する。オーバーフローを検出する方法として
は、頁毎の印字用画像データの積算値が記憶容量を越え
たらオーバーフローとする方法や、読み込む原稿のサイ
ズと枚数により判断する方法などの種々のものが考えら
れる。
【0032】次にSPF110に複数枚の原稿がセット
され、2枚以上の印字設定枚数がセットされた場合に、
画像データを読み出して画像形成動作とメモリへの記憶
動作とを実行するときの標準動作時の動作フローを図3
に示す。
【0033】先ず、印字動作に先行して、ステップS1
01(以降、S101というように略す)において、原
稿番号M、印字設定枚数N及び印字済み枚数nとを、C
PU203が管理する3つのレジスタに初期設定する。
ここで印字済み枚数nの初期値は0である。尚、レジス
タは、CPU203内部のレジスタ、外部のレジスタ又
はメモリ31内記憶領域の何れでも良いが、ここでは、
前記レジスタがCPU203の内部レジスタであるとし
て説明する。また印字設定枚数Nは、ユーザが操作部2
04にて設定した値(N≧1)であり、原稿番号M及び
印字済み枚数nは、CPU203が管理するカウンタの
値である。
【0034】次いでS102にて、SPF110から1
枚目の原稿がプラテンガラス102へ送出され、S10
3にて印字設定枚数Nが1と判断すると、S104にて
画像形成が実行され、S106にて最後の原稿の読み取
りが終了するまで(原稿番号MがENDとなるまで)、
S102〜S104の処理を繰り返す。
【0035】一方、S103でN=1でないとき即ちN
が2以上の時には、S105にて画像データをメモリ3
1に格納すると共に画像形成を行い、S107で印字設
定枚数Nと印字済み枚数nが一致するまで、メモリ31
からデータ伸張部32、データセレクタ34を介して画
像データが読み出され、画像形成が実行される(S10
8)。その後、n=Nと判定すると(S107)、S1
06へ処理が移行して、M=ENDとなると処理が終了
する(S106)。
【0036】次にSPF110に複数枚の原稿がセット
され、2枚以上の印字設定枚数がセットされた場合に、
画像データを読み出して画像形成動作とメモリへの記憶
動作とを実行したときに、メモリオーバーフローが検知
された場合の動作フローを図4に示す。
【0037】先ず、印字動作に先行して、ステップS2
01において、原稿番号M、印字設定枚数N及び印字済
み枚数nとを、CPU203が管理する3つのレジスタ
に初期設定する。ここでも印字済み枚数nの初期値は0
である。また同様にして印字設定枚数Nは、ユーザが操
作部204にて設定した値(N≧1)であり、原稿番号
M及び印字済み枚数nは、CPU203が管理するカウ
ンタの値である。
【0038】図4と図3の処理上の違いは、特にS20
7〜S213の部分であり、図4のS201、S20
2、S203、S204、S205及びS206の処理
は、図3におけるS101、S102、S103、S1
04、S106、S105にそれぞれ対応している。
【0039】S202にて、SPF110から1枚目の
原稿がプラテンガラス102へ送出され、S203にて
印字設定枚数Nが1と判断すると、S204にて画像形
成が実行され、S206にて最後の原稿の読み取りが終
了するまで(原稿番号MがENDとなるまで)、S20
2〜S204の処理を繰り返す。
【0040】一方、S203でN=1でないとき即ちN
が2以上の時には、S206にて画像データをメモリ3
1に格納すると共に画像形成を行う。S207でメモリ
オーバーフローが検出されたとき、その原稿番号Mを例
えばCPU203に内蔵された記憶部の所定領域に格納
し(S210)、S211で画像データのメモリ31へ
の格納処理を中止するが、1枚分の画像形成は継続す
る。
【0041】次いでS212では、メモリオーバーフロ
ーが検出された原稿と、そうでない原稿をユーザが識別
するのが容易とするために、左右に分けて設けた排紙ロ
ーラにギアクラッチの動力を伝達させ、排紙方向を変え
ることにより、原稿の区分けを実行する。
【0042】図8は、区分け機構36の構成を示す図で
ある。排紙ローラ40は、上下一体のローラによって構
成されており、下側の駆動ローラ40aの回転軸に図示
しない駆動機構を介して回転力が供給される。この駆動
ローラ40aに対して上側の従動ローラ40bが当接
し、従動ローラ40bは駆動ローラ40aの回転に伴っ
て回転する。
【0043】駆動ローラ40a及び従動ローラ40bの
回転軸の両端部には、スプリング41が設けられてい
る。このスプリング41の弾性力により、駆動ローラ4
0aと従動ローラ40bとが、例えば、340±10g
程度の所定のニップ圧で当接する。
【0044】従動ローラ40bが所定のニップ圧で当接
している状態で、駆動ローラ40aに回転力を供給する
ことにより、駆動ローラ40aと従動ローラ40bとの
間に挟持された原稿が排紙トレイ50方向に搬送され
る。
【0045】従動ローラ40bの回転軸の両端には、ソ
レノイド42・43のアクチュエータ42a・43aが
係止されている。ソレノイド42又はソレノイド43を
駆動すると、アクチュエータ42a又はアクチュエータ
33aが上方に移動し、従動ローラ40bの回転軸の何
れか一方の端部をスプリング31の弾性力に抗して上方
に引き上げる。
【0046】これによって、駆動ローラ40bと従動ロ
ーラ40bとの間のニップ圧が搬送ローラ40の軸方向
の何れか一端側において解除される。この状態で、駆動
ローラ40aに回転力を供給すると、駆動ローラ40a
と従動ローラ40bとの間に導かれた原稿は、搬送方向
に直交する方向における何れか一方の端部において駆動
ローラ40a及び従動ローラ40bの回転による搬送力
が作用せず、排紙ローラ40を通過した原稿の搬送方向
が一方側に偏向する。
【0047】従って、ソレノイド42及び43を駆動し
ない状態では、排紙トレイ50において、図7に示す中
央の位置P1に原稿が排出され、ソレノイド32のみを
駆動した状態では排紙トレイ50において、例えば一方
側の位置P2に原稿が排出され、他方のソレノイド33
のみを駆動した状態では、他方側の位置P3に原稿が排
出され、ソレノイド32、33の各駆動状態に応じて原
稿の排紙方向が3方向に区分けされることとなる。
【0048】図9に、排紙トレイ50に対する原稿の排
出方向を偏向させる際に、ソレノイド42又は43を駆
動するタイミングの一例を示す。例えば、原稿の読み取
り終了後の原稿先端位置を検出するための排紙センサ
を、搬送方向からみて排紙ローラ部よりも所定距離だけ
上流位置に配設する。従って例えば、原稿の後端が通過
して排紙センサが原稿を検出しなくなった際の原稿検出
信号の立下りエッジと同期して、原稿の後端が排紙ロー
ラ40を通過するまでの期間t1において、ソレノイド
42又は43を駆動させることとなる。尚、信号の極性
は便宜的に示したものであり、ハイ又はロー状態が適宜
逆転していても良いのは勿論である。
【0049】図6は、区分け処理の内容を動作フローと
して示したものである。まずS301では、片方のソレ
ノイド42又は43により、片方のアクチエータ42a
又は43aを付勢して排紙方向が変更される。次いでS
302で排紙の終了を検知すると、S303でソレノイ
ド42又は43により、アクチエータ42a又は43a
を消勢し、排紙方向を基の状態に戻す。これによりオー
バーフローによりメモリに格納できなかった原稿のみ排
紙方向が変更され、メモリに格納された原稿と区分する
ことが可能となる。
【0050】また、別の方法としては、SPF110の
排紙ローラのスピードをアップさせて、メモリオーバー
フロー検知しなかった原稿と比べて遠い位置に排出する
ように排紙ローラを制御しても良いし、原稿の排紙トレ
イを原稿の進行方向と垂直な方向に摺動可能な構成と
し、原稿排出位置を変更するように構成しても良い。
【0051】さて図4において、S205で原稿が最終
原稿ではない場合には、S202に戻って上述した処理
を繰り返す。そして、最終原稿の処理であれば、S21
3で操作部204の表示部において、CPU203の内
蔵メモリに格納されている原稿番号を表示させ、ユーザ
に告知する。一方、メモリオーバーフローが検出されな
かった場合には、S208で印字設定枚数Nと印字済み
枚数nが一致するまで、メモリ31からデータを読み出
す。
【0052】図5は、メモリオーバー検出時に、操作部
204の表示部に表示される内容の一例を示す。これ
は、全ての原稿に対して、印字動作を完了した時点で表
示すれば良い。尚、図5では、メッセージ全体が表示さ
れる例を示しているが、少なくとも、メッセージのう
ち、メモリーオーバーしたときの原稿番号(頁番号)
と、入力すべきコピー設定枚数等とがユーザ側に把握で
きれば良く、一部の内容のみを表示しても良いし、表示
ではなく音声等によりユーザに告知するようにしても良
いことが勿論である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、少ない記憶容量の記憶
装置しか搭載できない場合に、写真原稿などを読み込
み、メモリオーバーフローを検出したとしても、最後の
原稿まで画像形成動作を停止させずに続行することがで
きるという効果がある。
【0054】また、メモリオーバーフローが検出された
原稿に対し、表示部に表示させるなどして原稿番号をユ
ーザに対し告知することで、ユーザが必要な画像形成枚
数分だけを選択的にセットし画像形成を行うことができ
る。
【0055】さらに、ユーザが原稿番号を調べることな
く、画像形成枚数の不足している原稿を容易に選択して
取り出すことができ、操作性を格段に向上させることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインクジェット方式の
カラーデジタル画像形成装置の全体断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る画像形成装置の回路構
成を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る標準動作時の処理フロ
ーチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係るオーバーフロー検出時
の処理フローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係り、印字動作完了時に、
オーバーフローが検知された原稿番号を表示する一表示
例を示す説明図である。
【図6】本発明の実施形態に係る区分け処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態に係る区分け機構の平面図で
ある。
【図8】本発明の実施形態に係る区分け機構の正面図で
ある。
【図9】本発明の実施形態に係る区分け機構の動作タイ
ミングを説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
21 A/D変換器 22 シェーディング補正部 23 入力γ補正部 24 Lab変換部 25 領域判別処理部 26 フィルタ処理部 27 拡大・縮小処理部 28 CMYK変換部 29 2値化処理部 31 メモリ 32 データ伸長部 34 データセレクタ 35 画像形成装置 36 区分け機構 40 排紙ローラ 40a 駆動ローラ 40b 従動ローラ 41 スプリング 42、43 ソレノイド 42a、43a アクチュエータ 50 排紙トレイ 101 原稿 102 原稿台ガラス(プラテンガラス) 103 光学ユニット 104 冷陰極管光源 105、106 ミラー 107 レンズ読取ユニット 108 結像レンズ 109 CCDラインセンサ 110 SPF 201、202 インターフェイス 203、205 CPU 204 操作部(表示部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 21/00 386 G03G 21/00 386 H04N 1/00 108 H04N 1/00 108Q 1/21 1/21 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 108 H04N 1/04 107 H04N 1/21 B41J 5/30 B41J 29/38 G03G 15/00 107 G03G 21/00 370 G03G 21/00 386

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取り画像データを得る読
    取手段と、原稿を頁毎に前記読取手段へ給送する自動原
    稿送り手段と、前記画像データを印字用画像データに変
    換する画像処理手段と、変換後の前記印字用画像データ
    を記憶する印字用画像データ記憶手段と、印字用画像デ
    ータに基づき記録媒体上に画像を形成する画像形成手段
    と、画像形成する部数を設定する操作手段と、 設定された画像形成枚数に基づき、前記自動原稿送り手
    段を用いて順次読み出された頁毎の画像データを前記印
    字用画像データに変換し画像形成する画像形成動作と、
    オーバーフローを監視しながら頁毎の前記印字用画像デ
    ータを前記印字用画像データ記憶手段に記憶する記憶動
    作とを並行して行い、オーバーフローを検出すると、前
    記記憶動作を中止して原稿の頁情報を記憶し、次頁以降
    の原稿に対して、オーバーフロー検出を可能とした画像
    形成動作を継続し、全原稿に対する画像形成動作の終了
    時に、前記頁情報を告知する制御手段とを備えたことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 オーバーフローを検出すると、前記頁情
    報に係る原稿とそうでない原稿とを区分けして排出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
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