JP3453101B2 - 生物濾過装置 - Google Patents

生物濾過装置

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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、生物濾過装置に関
し、特に生物濾過装置に用いられる集水ノズルに関す
る。 【0002】 【従来の技術】生物濾過装置は、基本的には、濾材によ
る物理的濾過と、濾材に付着繁殖させた微生物による有
機物除去の2つの機能を備えた濾過装置をいう。生物濾
過装置としては、例えば特開平2−184397号公報
に開示されたものがある。この公報記載の生物濾過装置
は、図2に示すように、濾過槽1内にアンスラサイトや
シャモット等の濾材からなる濾床2が設けられている。
濾床2は、濾過槽1の下部に水平に設置された床板3上
に濾材を敷き詰めることで形成される。床板3には複数
本の集水ノズル4が適当なパターンで、例えば1m2
たり25本、正方パターンで配置されており、この集水
ノズル4により床板3の上側と下側とが連通されてい
る。 【0003】このような生物濾過装置においては、被処
理水が濾過槽1の上部から供給され、濾床2を通過する
過程で、濾床2に付着生育している微生物による生物濾
過(有機物分解)機能により被処理水中のBOD、CO
D、NH4−N等が低減されると共に、濾床2の持つ物
理的濾過機能により被処理水中の懸濁物質等が除去され
る。その後、この被処理水は集水ノズル4を通して床板
3の下側の空間(以下「集水室」という)5に至り、清
浄な濾過水として外部の濾過水槽等に回収される。 【0004】また、微生物による生物濾過機能を発揮さ
せるためには被処理水中に十分な酸素が必要であること
から、濾過時には集水室5に空気を送り込み、その空気
が集水ノズル4を通して濾床2側に供給され被処理水中
に十分な酸素を溶存させるようになっている。 【0005】このように集水ノズル4は、上方から下方
への被処理水の流通機能と、下方から上方への空気の流
通機能との2機能を有する必要があるため、従来一般の
集水ノズル4は、図3に示すように、床板3から集水室
5内に延びるノズルステム6に、空気取入れ口としての
小孔7が形成されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来構成においては、生物濾過装置に設置され
る集水ノズル4は全て同型のものであり、従って集水ノ
ズル4の製造誤差や取付誤差等により、ノズルステム6
の小孔7の高さにばらつきが生ずることがある。小孔7
の高さにばらつきがある場合には、集水室5内の濾過水
の水面下に小孔7が位置する可能性がある。かかる場
合、その小孔7を有する集水ノズル4からは濾床2に空
気は供給されないことになり、その数が多くなると、微
生物による有機物の分解能力が低下するおそれがある。 【0007】また、通常の運転時(濾過時)において
は、例えば1m2当たりの集水ノズル4の本数が25本
である場合、必要空気量は処理水量1m3当たり0.3
3/分程度となる。この空気量を全ての集水ノズル4
から得ようとすると小孔7の径は1〜2mm程度とな
る。この孔径は小さいため、スライムの付着等により小
孔7が目詰まりを起こしてしまう可能性がある。その一
方で、孔径を大きくした場合には、必要以上の空気が濾
床2に供給されるのみならず、通水抵抗が大きくなり、
物理的濾過の妨げとなってしまう。 【0008】そこで、本発明の目的は、上述した従来に
おける技術的課題を解決することができ、被処理水の濾
過を安定に且つ確実に行うことができる生物濾過装置を
提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は種々検討した結果、濾床内の微生物によ
る生物濾過に関しては、全ての集水ノズルからの曝気は
必要ないことを見出した。一方、生物濾過装置では、定
期的に集水ノズルから空気及び洗浄水、又は空気のみを
濾床に供給して洗浄を行うのが一般的であるが、この時
の空気は濾床に可能な限り均等に供給することが、洗浄
効果を高めることも見出した。 【0010】本発明は、かかる知見に基づいてなされた
ものであり、濾過槽と、この濾過槽内に水平に設けられ
た床板と、床板上に配置され微生物が付着繁殖される濾
床と、床板に取り付けられ床板の上下間を連通する複数
本の第1の集水ノズルと、床板に取り付けられ床板の上
下間を連通する複数本の第2の集水ノズルとを備える生
物濾過装置であって、第1の集水ノズル及び第2の集水
ノズルが、床板からこの床板の下側の集水室内に延び且
つ空気を取り入れる小孔が形成されたノズルステムを有
し、第1の集水ノズルにおける小孔が、濾過時における
集水室内の第1の液面位置よりも上方に位置されてお
り、第2の集水ノズルにおける小孔が、第1の液面位置
よりも下方であって、洗浄時における前記集水室内の第
2の液面位置よりも上方に位置されていることを特徴と
している。 【0011】このような構成においては、通常の濾過時
には、第1の集水ノズルのみが通気用として機能し、第
2の集水ノズルからは空気は床板の上方の濾床には供給
されない。これにより、第2の集水ノズルの通水抵抗は
少なく、集水効率を高めることができる。また、第1の
集水ノズル1本当たりの通気量を増やすことになるの
で、小孔の径を大きくすることができ、これにより小孔
の目詰まりを防止できる。 【0012】洗浄時には第1及び第2の集水ノズルが通
気用として機能するため、多量の空気を濾床に送り込
み、十分な洗浄を行うことができる。 【0013】また、前記小孔が目詰まりを生じた場合を
考慮し、第1の集水ノズル及び第2の集水ノズルにおけ
るノズルステムに、第2の液面位置よりも下方に予備孔
を形成しておくことが有効である。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書
において「上」及び「下」の語は使用状態若しくは取付
状態での「上」、「下」をいい、便宜的な語である。 【0015】図1は、本発明による生物濾過装置の一部
を拡大して示したものである。生物濾過装置の全体構成
は、集水ノズル10(10A,10B)に関するもの以
外は、先に示した図2のものと実質的に同一である。そ
こで、まず本実施形態の生物濾過装置を図2に沿って簡
単に説明する。この生物濾過装置は、濾過槽1と、この
濾過槽1の下部に水平に配置された床板3とを備えてい
る。床板3はコンクリート等により形成されたものであ
り、濾過槽1内を上部空間と下部空間(集水室)5に仕
切っている。床板3の上部にはアンスラサイトやシャモ
ット等の濾材が敷き詰められ、濾床2が形成されてい
る。また、床板3には複数本の集水ノズル10が適当な
パターンで貫通配置されている。 【0016】また、濾過槽1の集水室5には配管11を
介して、槽外部に配置された濾過水槽12が接続されて
おり、集水室5に集められた処理済み水、すなわち濾過
水を一時的に貯めるようにしている。配管11には、洗
浄水槽13からポンプ14を介して延びる配管15が接
続されている。各配管11,15には弁16,17が設
けられている。なお、図示実施形態では、濾過水を洗浄
水として使用することとしているので、濾過水槽12と
洗浄水槽13とは連通されている。 【0017】更に、濾過槽1の集水室5には、生物濾過
に必要な空気を供給する通気ブロワ18と、濾床2を空
気洗浄する際に空気を供給する洗浄ブロア19とがそれ
ぞれ配管20,21を介して接続されている。濾過時と
洗浄時の空気流量が異なっているので、これらのブロワ
18,19は吐出量が異なっているが、吐出量可変型の
ポンプを使用するならば、ブロワは1台だけとすること
もできる。ブロワ18,19からの配管20,21にも
弁22,23が取り付けられている。 【0018】洗浄水を集水室5に導入し、集水ノズル1
0から床板3の上方に供給した場合、洗浄水は濾過槽1
の上部に取付けられた排水トラフ24から配管25を通
して槽外部の排水槽26に排出されるようになってい
る。この排水槽26内の排水は適当な水処理設備により
処理された後、廃棄される。 【0019】ここで、集水ノズル10について更に詳細
に説明する。本実施形態では、床板2に取り付けられる
集水ノズル10は2種類となっている。図1にはその2
種類の集水ノズル10が示されており、その一方の集水
ノズル(第1の集水ノズル)には添字Aを付し、他方の
集水ノズル(第2の集水ノズル)には添字Bを付してい
る。両集水ノズル10A,10Bは外形に関しては実質
的に同一である。すなわち、両集水ノズル10A,10
Bは、ポリプロピレン等の化学的、熱的に耐久性のある
適当な材料から作られており、基本的には、床板3に埋
設されるノズルブッシュ27と、このノズルブッシュ2
7の上端部に取り付けられ濾床2内に配置されるノズル
ドーム28と、ノズルブッシュ28に取り付けられ集水
室5内に所定長さで下方に延びる管状のノズルステム2
9とから構成されている。ノズルドーム28の内部はノ
ズルステム29の内部と連通している。また、ノズルド
ーム28には、複数のスリット30が形成されており、
このスリット30を通して空気や被処理水、洗浄水が集
水ノズル10A,10Bの内外間を流通できるようにな
っている。 【0020】第1の集水ノズル10Aと第2の集水ノズ
ル10B間の相違点は、ノズルステム29の側面に形成
される小孔31A,31Bの位置にある。すなわち、第
1の集水ノズル10Aでは、ノズルステム29の小孔3
1Aはノズルブッシュ27に近い位置に形成されて、第
2の集水ノズル10Bの小孔31Bはノズルブッシュ2
7からやや離れた位置に形成されている。この小孔31
A,31Bの位置は、集水室5に貯留される濾過水の液
面位置により定められる。 【0021】集水室5内の液面は、濾過時においては、
床板3の下面に比較的近い第1の液面位置L1に概ね保
たれる。一方、洗浄時には集水室5内に濾過時以上に空
気が多量に導入されるため、集水室5内の液面は第1の
液面位置L1よりも下方の第2の液面位置L2となる。
そこで、本発明では、集水ノズル10A,10Bが床板
3に取り付けられた状態において、濾過時には、第1の
集水ノズル10Aの小孔31Aは第1の液面位置L1よ
りも高い位置に配置され、第2の集水ノズル10Bの小
孔31Bは第1の液面位置L1よりも下方に配置される
ようにした。また、洗浄時には両集水ノズル10A,1
0Bの小孔31A,31Bは第2の液面位置L2よりも
上方に配置されるよう、小孔31A,31Bが位置決め
されている。これから理解される通り、第1の集水ノズ
ル10Aは濾過時と洗浄時に通気用として使用され、第
2の集水ノズル10Bは洗浄時にのみ通気用として使用
される。また、第1及び第2の集水ノズル10A,10
Bは共に濾過水の流通路として機能する。 【0022】集水ノズル10A,10Bの配置パターン
としては、正方形のパターン(碁盤の目状)が一般的で
あり、例えば1m2当たり25本設置することが好適で
ある。この場合、例えば25本のうち2本を第1の集水
ノズル10Aとし、その他の23本を第2の集水ノズル
10Bとすることが好ましい。従来の技術の欄で説明し
た通り、従来では25本全ての集水ノズルが濾過時にも
通気用として機能するため、必要空気量の関係で定めら
れた小孔の径は1〜2mmと小さくせざるを得なかった
が、本実施形態では、第2の集水ノズル10Bが濾過時
には通気用としては機能しないため、第1の集水ノズル
10Bのそれぞれの小孔31Aの径を拡大し、濾過時に
導入される空気量を増加させることができる。これによ
り、小孔31Aの径は、スライム等による目詰まりの発
生を大幅に低減できる大きさ、例えば4〜6mm以上と
することができる。また、第2の集水ノズル10Bの小
孔31Bも第1の集水ノズル10Aの小孔31Aと同寸
法とすることが好ましい。これは、目詰まり防止のため
であり、空気洗浄時に同量の空気が第1及び第2の集水
ノズル10A,10Bを通って濾床2に均等に供給され
るようにするためでもある。 【0023】なお、小孔31A,31Bの径が大きくと
も、長年の使用等により目詰まりを起こすことが考えら
れるので、第2の液面位置L2よりも下方となるノズル
ステム29の適所に予備孔34,35を形成しておくこ
とが好ましい。個数については制限はないが、2ないし
3個程度が好適である。 【0024】次に、上述した構成の生物濾過装置の作用
について図1及び図2を参照して説明する。 【0025】被処理水の濾過を行う場合、まず、通気ブ
ロワ18を駆動すると共に、配管20の弁22を開き、
集水室5内に空気を導入する。また、配管11の弁16
を開くと共に、配管36の弁37を開いて濾過槽1の上
部から被処理水を導入する。これにより、床板3上に形
成された濾床2により物理的濾過及び生物濾過がされた
被処理水が全ての集水ノズル10A,10Bにおけるノ
ズルドーム28のスリット30からノズルステム29の
内部を通って、床板3の下方の集水室5に流入し、この
集水室5内の濾過水は配管11を通って濾過水槽12に
排出される。空気導入量、被処理水の導入量、濾過水の
排出量はコントロールされているため、運転を続け安定
状態となると、集水室5内の濾過水の液面は第1の液面
位置L1にて概ね保たれる。この状態では、第1の集水
ノズル10Aの小孔31Aからのみ空気が導入され、濾
床2に供給される。この空気は、濾床2に付着した微生
物の繁殖、及び、微生物による有機物の分解に利用され
る。濾過時、第2の集水ノズル10Bの小孔31Bは濾
過水中に没し、そこからは通気されないので、第1の集
水ノズル10Aのみが通水抵抗を持つため、第2の集水
ノズル10Bでの集水効果は高く維持され、全体として
通水抵抗による集水効果の低減を防止することができ
る。 【0026】洗浄時には、通気ブロワ18を停止し、弁
16,22を閉じる。そして、弁23を開いて洗浄ポン
プ19を駆動し、通気ブロワ18よりも多量の洗浄用空
気を集水室5内に導入する。同時に、弁17を開いて、
ポンプ14を駆動し、集水室5内に洗浄水(濾過水)を
供給する。集水室5内に供給された洗浄水は、各集水ノ
ズル10A,10Bのノズルステム29の下端から上昇
し、濾床2内に送り込まれる。また、集水室5内に導入
された空気は、集水室5内の液面を第2の液面位置L2
に押し下げ、第2の集水ノズル10Bの小孔31Bも液
面上に現れる。これにより、全ての集水ノズル10A,
10Bを通って空気が濾床2内に供給される。濾床2に
供給された洗浄水及び空気は協働し、濾床2に詰まった
付着物を洗い出し、濾床2の上方に浮き上がらせる。こ
の際、第1及び第2の集水ノズル10A,10Bにおけ
るノズルステム29の内径は同一であり、小孔31A,
31Bの径も同一径であるので、単位面積当たりの洗浄
水と空気の供給量は均等となり、濾床2全体を均質に洗
浄することができる。洗浄水の液面は排水トラフ24の
上縁まで上昇するため、洗浄水は排水トラフ24により
回収され、配管25を経て排水槽26に排水される。 【0027】なお、小孔31A又は31Bが目詰まりを
起こした場合には、床板3の下側の空気ゾーンが広が
り、液面が下がってノズルステム29の下端が露出し、
大量の空気が集水ノズル10A,10Bに入り込むおそ
れがあるが、本実施形態では、予備孔34,35が形成
されているため、空気ゾーンが過度に広がることはな
い。 【0028】以上、本発明の好適な実施形態について詳
細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない
ことは言うまでもない。 【0029】例えば、集水室内に液面計を設置し、この
液面計からの出力信号に基づいてコンピュータにより各
弁16,17,22,23,37,38を制御する等
し、被処理水の導入量、濾過水の排出量、空気の導入量
を適宜制御することで、濾過時の液面、洗浄時の液面を
確実に維持するようにしてもよい。 【0030】また、第1の集水ノズル10Aと第2の集
水ノズル10Bの本数の割合や小孔31A,31B,3
4,35のサイズ等も上記実施形態に限られない。 【0031】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、通
常の濾過時には、第1の集水ノズルのみが通気用として
機能し、第2の集水ノズルからは空気は床板の上方の濾
床には供給されない。これにより、第2の集水ノズルの
通水抵抗は少なく、集水効率を高めることができる。ま
た、第1の集水ノズル1本当たりの通気量を増やすこと
になるので、小孔の径を大きくすることができ、これに
より小孔の目詰まりを防止できる。一方、洗浄時には第
1及び第2の集水ノズルが通気用として機能するため、
多量の空気を濾床に送り込み、十分な洗浄を行うことが
できる。更に、第1及び第2の両集水ノズルにおけるノ
ズルステムに、第2の液面位置よりも下方に予備孔を形
成しているので、長年の使用等により小孔が目詰まりを
生じたとしても使用を続けることができる。 【0032】このような数多くの効果が相俟って、本発
明による生物濾過装置は安定且つ確実な濾過を行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による生物濾過装置の要部を示す縦断面
図である。 【図2】本発明が適用され得る生物濾過装置の全体構成
を示す概要図である。 【図3】従来の生物濾過装置の要部を示す縦断面図であ
る。 【符号の説明】 1…濾過槽、2…濾床、3…床板、5…集水室、10A
…第1の集水ノズル、10B…第2の集水ノズル、27
…ノズルブッシュ、28…ノズルドーム、29…ノズル
ステム、30…スリット、31A,31B…小孔、3
4,35…予備孔、L1…第1の液面位置、L2…第2
の液面位置。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 濾過槽と、前記濾過槽内に水平に設けら
    れた床板と、前記床板上に配置され微生物が付着繁殖さ
    れる濾床と、前記床板に取り付けられ前記床板の上下間
    を連通する複数本の第1の集水ノズルと、前記床板に取
    り付けられ前記床板の上下間を連通する複数本の第2の
    集水ノズルとを備える生物濾過装置であって、 前記第1の集水ノズル及び前記第2の集水ノズルが、前
    記床板から前記床板の下側の集水室内に延び且つ空気を
    取り入れる小孔が形成されたノズルステムを有し、 前記第1の集水ノズルにおける前記小孔が、濾過時にお
    ける前記集水室内の第1の液面位置よりも上方に位置さ
    れており、 前記第2の集水ノズルにおける前記小孔が、前記第1の
    液面位置よりも下方であって、洗浄時における前記集水
    室内の第2の液面位置よりも上方に位置されており、 前記第1の集水ノズル及び前記第2の集水ノズルにおけ
    る前記ノズルステムが、前記第2の液面位置よりも下方
    に形成された予備孔を有する ことを特徴とする生物濾過
    装置。
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