JP3453079B2 - 接触端子とその製造方法 - Google Patents

接触端子とその製造方法

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JP3453079B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスや
電子部品を製作する過程の電気化学反応を利用した電解
メッキ処理に用いる接触端子とその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の電解メッキ処理に使用さ
れる接触端子の構造を示したものである。図4におい
て、41は接触端子、42はメッキ対象基板である。接
触端子41は、弾性を有した板状の導電材料からなり、
メッキ対象基板42に接触する部分43のみ凸状に加工
した構造をしている。
【0003】メッキ作業に際しては、メッキ対象基板4
2に接触端子41の凸部43を接触させてメッキ液に漬
け、接触端子41を介してメッキ対象基板42にマイナ
スの電荷を印加し、メッキ対象基板42にメッキを施
す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
造では、接触端子41の導電性のある部分全体がメッキ
液にさらされているため、接触端子表面にメッキ膜が形
成され、定期的に交換が必要などメンテナンスを頻繁に
行わなければならないという問題がある。また、接触端
子41とメッキ対象基板42とがメッキ膜により結合さ
れるため、接触端子41を解放する際にメッキ膜が剥が
れるという問題があり、製品の歩留まりの低下などが生
じている。
【0005】そこで、接触端子41とメッキ対象基板4
2がメッキ膜により結合されという問題の解決策とし
て、メッキ対象基板42をOリングなどでシールし、メ
ッキ対象基板42との接点にメッキ液を触れさせないで
メッキを施す方法がある。しかしながら、この方法で
は、メッキ対象基板42にシール部分があるためにメッ
キ可能面積が小さくなるという問題が生じる。
【0006】この発明は、メンテナンスの頻度が少な
く、製品の歩留まりも良く、かつメッキ可能面積が小さ
くならずにメッキ処理を施せる接触端子とその製造方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の接触端子は、
導電性を有した接触端子支持部と、接触端子支持部に設
けた導電性を有した凸状の接触部と、接触部を除く接触
端子支持部の表面を覆い絶縁性ならびにメッキ液に対し
てシール性を有した被覆部とを備えたものである。
【0008】この発明の接触端子の製造方法は、導電性
を有した接触端子支持部に導電性を有した凸状の接触部
を設け、接触端子支持部および接触部の表面を絶縁性な
らびにメッキ液に対してシール性を有した被覆部にて覆
い、被覆部を除去して接触部を露出させるものである。
または、導電性を有した接触端子支持部の表面を絶縁性
ならびにメッキ液に対してシール性を有した被覆部にて
覆い、被覆部のメッキ対象基板との接点部分を除去し、
被覆部を除去した部分に導電性を有した凸状の接触部を
設けるものである。
【0009】この発明の接触端子とその製造方法による
と、接触部を除く接触端子支持部の表面を、絶縁性なら
びにメッキ液に対してシール性を有した被覆部で覆った
ので、接触端子表面にメッキ膜が形成されず、しかも被
覆部にて接触部とメッキ対象基板の接点をメッキ液から
シールでき、メッキ膜による接触部とメッキ対象基板の
結合を回避できる。
【0010】なお、接触端子支持部および被覆部が弾性
を有していてもよい。このように、接触端子支持部およ
び被覆部が弾性を有していると、接触部とメッキ対象基
板が密着し、被覆部による接触部とメッキ対象基板の接
点のシールがより確実なものとなり、メッキ膜による接
触部とメッキ対象基板の結合をより一層確実に防ぐこと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 本発明の第1の実施の形態について、図1および図2を
参照しながら説明する。
【0012】図1は接触端子の構造を示すものであり、
11は接触端子支持部、12は接触部、13は被覆部、
14はメッキ対象基板である。
【0013】接触端子支持部11は導電性を有し板状も
しくは棒状に形成されており、接触部12は導電性を有
し接触端子支持部11の先端に凸状に形成されている。
被覆部13は、接触部12を除く接触端子支持部11の
表面を覆うように設けられており、絶縁性とメッキ液に
対するシール性を有している。なお、接触端子支持部1
1および被覆部13は弾性を有している。
【0014】次に、図2を用いて、接触端子の製造方法
について説明する。
【0015】図2において、21は接触端子支持部、2
2は接触部、23は被覆部である。まず、板状もしくは
棒状のリン青銅板などの導電性を有した材料からなる接
触端子支持部21の先端に、凸状の接触部22を形成す
る。接触部22の形成方法は、バンプを形成する方法お
よび導電膜をエッチングして形成する方法などがある。
接触部22の材料には、ルテニウム,イリジウム,白
金,金あるいは銀などの導電性材料が用いられる(図2
(a))。形成された接触端子支持部21と接触部22
全体をメッキ液に対してシール性のある絶縁性材料で被
覆して被覆部23を形成する(図2(b))。その後、
メッキ対象基板14との接点24を露出させるために、
接触部22の被覆部23のみを除去加工する(図2
(c))。
【0016】このように構成された接触端子とその製造
方法によると、接触部12を除く接触端子支持部11の
表面を、絶縁性ならびにメッキ液に対してシール性を有
した被覆部13で覆ったので、接触端子表面にメッキ膜
が形成されず、接触端子の定期的な交換が不要となり、
メンテナンスの頻度が少なくなる。
【0017】また、被覆部13にて接触部12とメッキ
対象基板14の接点をメッキ液からシールでき、メッキ
対象基板14への通電再現性を確保し、かつメッキ膜に
よる接触部12とメッキ対象基板14の結合を回避し、
接触端子の解放によってメッキ膜が剥がれるということ
がなく、製品の歩留りが良くなる。しかも、被覆部13
にて接触端子支持部11の表面を覆うことで、メッキ膜
による接触部12とメッキ対象基板14の結合を防いで
いるので、メッキ対象基板14のメッキ可能面積が小さ
くなるようなことはない。
【0018】また、接触端子支持部11および被覆部1
3が弾性を有しており、接触部12とメッキ対象基板1
4が密着し、被覆部13による接触部12とメッキ対象
基板14の接点のシールがより確実なものとなり、メッ
キ膜による接触部12とメッキ対象基板14の結合をよ
り一層確実に防ぐことができ、製品の歩留りがより一層
向上する。
【0019】さらに、接触端子自体を被覆部13にてシ
ールしており、小型の接触端子が得られる。
【0020】なお、接触端子支持部11の形状は板状も
しくは棒状に限るものではなく、また接触部12の形成
位置も接触端子支持部11の先端に限るものではない。
また、接触端子支持部11および被覆部13は弾性を有
していなくてもよい。
【0021】第2の実施の形態 本発明の第2の実施の形態について、図3を参照しなが
ら説明する。図3は接触端子の製造工程を示している。
【0022】図3において、31は接触端子支持部、3
2は被覆部、33は接触部である。まず、板状もしくは
棒状のリン青銅板からなる接触端子支持部31全体を、
メッキ液に対してシール性のある絶縁性材料で被覆して
被覆部32を設ける。なお、接触端子支持部31および
被覆部32は弾性を有している(図3(a))。その
後、先端の接触部を形成する部分34の被覆部32をエ
ッチングして除去する(図3(b))。被覆部がエッチ
ングされ接触端子支持部31が露出した部分34に、白
金,金あるいは銀などからなる導電性材料を接触部33
として、電解メッキあるいは無電解メッキ法により形成
する(図3(c))。
【0023】そして、接触端子によるメッキ対象基板の
メッキ処理は、図1と同様、接触部33をメッキ対象基
板に密着させ、被覆部32にて接触部33とメッキ対象
基板の接点をメッキ液からシールしながら行う。
【0024】このように構成された接触端子とその製造
方法においても、第1の実施の形態と同様の効果が得ら
れる。
【0025】
【発明の効果】この発明の接触端子とその製造方法によ
ると、接触部を除く接触端子支持部の表面を、絶縁性な
らびにメッキ液に対してシール性を有した被覆部で覆っ
たので、接触端子表面にメッキ膜が形成されず、接触端
子の定期的な交換が不要となり、メンテナンスの頻度が
少なくなる。しかも、被覆部にて接触部とメッキ対象基
板の接点をメッキ液からシールでき、メッキ膜による接
触部とメッキ対象基板の結合を回避でき、製品の歩留り
が良くなると共に、メッキ対象基板のメッキ可能面積が
小さくなるようなこともない。
【0026】また、接触端子支持部および被覆部が弾性
を有していると、接触部とメッキ対象基板が密着し、被
覆部による接触部とメッキ対象基板の接点のシールがよ
り確実なものとなり、メッキ膜による接触部とメッキ対
象基板の結合をより一層確実に防ぐことができ、製品の
歩留りがより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における接触端子の
構造図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における接触端子の
製造工程図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における接触端子の
製造工程図である。
【図4】従来例の接触端子の構造図である。
【符号の説明】
11,21,31 接触端子支持部 12,22,33 接触部 13,23,32 被覆部 14 メッキ対象基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−188798(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25D 17/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有した接触端子支持部と、前記
    接触端子支持部に設けた導電性を有した凸状の接触部
    と、前記接触部を除く前記接触端子支持部の表面を覆い
    絶縁性ならびにメッキ液に対してシール性を有した被覆
    部とを備えた接触端子。
  2. 【請求項2】 接触端子支持部および被覆部が弾性を有
    することを特徴とする請求項1記載の接触端子。
  3. 【請求項3】 導電性を有した接触端子支持部に導電性
    を有した凸状の接触部を設ける工程と、前記接触端子支
    持部および前記接触部の表面を絶縁性ならびにメッキ液
    に対してシール性を有した被覆部にて覆う工程と、前記
    被覆部を除去して前記接触部を露出させる工程とを含む
    接触端子の製造方法。
  4. 【請求項4】 導電性を有した前記接触端子支持部の表
    面を絶縁性ならびにメッキ液に対してシール性を有した
    被覆部にて覆う工程と、前記被覆部のメッキ対象基板と
    の接点部分を除去する工程と、前記被覆部を除去した部
    分に導電性を有した凸状の接触部を設ける工程とを含む
    接触端子の製造方法。
  5. 【請求項5】 接触端子支持部および被覆部が弾性を有
    することを特徴とする請求項3または請求項4記載の接
    触端子の製造方法。
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