JP3452980B2 - トナー製造方法 - Google Patents
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Description
けられ、より詳細にはトナー組成物を製造するための凝
集(aggregation )および融合(coalescence )法に向
けられる。各具体例において本発明は、公知の粉末化お
よび/または分別の各方法を用いないトナーの経済的製
造に向けられ、平均容積にて約1〜約25μm、好まし
くは約1〜約10μm、より好ましくは約3〜約7μm
の平均容積直径と、たとえばクールター・カウンタ(C
oulter Counter)で測定して約1.16
〜約1.26の狭いGSDとを有するトナー組成物が得
られる。得られるトナーは、カラープロセスおよびリソ
グラフィーを含め既知の電子写真画像形成法および印刷
法につき選択することができる。各具体例において本発
明は、顔料と必要に応じ電荷調節剤もしくは添加剤とを
約0.01%(特記しない限り重量%)〜約10%の量
のイオン性界面活性剤を含有する水性混合物に分散させ
ると共に、この混合物をたとえば約3,000〜約1
5,000rpm(1分間当りの回転数)の範囲、好ま
しくは約6,000〜約12,000rpmの範囲の高
速度にて、容積平均直径でたとえば約0.01〜約1μ
mの懸濁樹脂粒子を含むラテックス混合物と共に顔料分
散物のイオン性界面活性剤とは反対電荷を有する約0.
01〜約10%の量の対イオン性界面活性剤と0〜約5
%の量の非イオン性界面活性剤とを含有する水溶液中で
剪断することにより樹脂粒子と顔料粒子と必要に応じ電
荷調節粒子との凝集を生ぜしめ、次いで樹脂Tgより約
5〜約35℃低い、好ましくは約5〜20℃低い温度で
加熱し、Tg範囲は一般に約40〜約80℃、好ましく
は約50〜約75℃の範囲であり、容積平均直径にて約
1〜約10μmの樹脂と顔料と必要に応じ電荷調節成分
とで構成された静電結合した凝集体を形成させることか
らなる方法に向けられる。約0.01〜10%、好まし
くは0.1〜5%の量のイオン性界面活性剤を0.01
〜10%、好ましくは0.1〜5%の量の対イオン性界
面活性剤を含有するサブミクロン樹脂粒子で構成された
ラテックス混合物と共に凝集もしくはヘテロ凝固させれ
ば、系の粘度が顕著に上昇し、たとえば約4〜約3,0
00センチポアズの上昇を生ぜしめて大きいクラスタも
しくは凝集体をもたらす。これらクラスタもしくは凝集
体の破砕なしには工程(iii)における未制御の凝集
が各具体例で生じて、許容しえない或いは望ましくない
数値の粒度およびGSDをもたらす。たとえば約3,0
00〜約15,000rpm、好ましくは約5,000
〜12,000rpmの高剪断を工程(ii)段階で加
えることにより均質もしくは均一な配合物が得られ、大
きいクラスタもしくは凝集体はたとえば約0.05〜約
1μmのほぼサブミクロン寸法まで破砕もしくは減寸さ
れ、次いで樹脂Tg(これは一般に約40〜約80℃の
範囲、好ましくは約50〜約75℃の範囲である)より
も約40〜約5℃低い、好ましくは約25〜約5℃低い
温度まで加熱して静電結合した工程(iii)の凝集体
を形成させる。上記の粘度上昇、たとえば約2センチポ
アズから約2,000センチポアズへの上昇は、主とし
てイオン性界面活性剤を含有する顔料粒子と対イオン性
界面活性剤を含有するサブミクロン樹脂粒子で構成され
たラテックス混合物との組合せ(電荷中和)の結果であ
り、さらに樹脂と顔料と必要に応じ電荷調節添加剤との
固形物の機能、すなわち工程(ii)における容積割合
充填の関数の結果であり、たとえば20%充填にて粘度
は10,000センチポアズ程度に高くなりうる。陰イ
オン性/非イオン性界面活性剤における樹脂を含有する
乳化重合によって調製されたラテックスのζ−電位も他
の因子であり、たとえば約−100ミリボルトのラテッ
クス測定ζ−電位は、電荷中和およびしたがって凝集を
生ぜしめるにはラテックスにおける前記イオン性界面活
性剤の量と比べ多量の対イオン性界面活性剤を必要とす
る。さらに、固体充填もしくはラテックスのζ−電位と
は無関係に用いられる対イオン性界面活性剤に対するイ
オン性界面活性剤の量も粘度上昇をもたらし、たとえば
陽イオン性界面活性剤と陰イオン性界面活性剤との2:
1のモル比にて配合物の粘度上昇は約2センチポアズか
ら約3,000センチポアズまで上昇する。これらおよ
び他の因子、特に固体充填とラテックスの高いζ−電位
と対向イオン性界面活性剤に対するイオン性界面活性剤
のモル比とはたとえば約2,000から約8,000セ
ンチポアズへの粘度上昇をもたらしうる。たとえばポリ
トロン、ホモゲナイザー、連続IKA剪断装置もしくは
ディスパックス−リアクタなどの高剪断装置は高粘度混
合物を効果的に処理することが実質的にできず、生成さ
れた巨大なクラスタもしくは凝集体を破砕することがで
きない。したがって粘度は、上記装置の剪断力が巨大ク
ラスタを破砕しえないほど非効果的となって未制御の凝
集(工程iii)を与えると共に許容しえない粒度分
布、すなわち1.85〜3.5の範囲のGSDを高い与
える程度まで上昇しうる。
とは、回転子・固定子のようなたとえばポリトロン、ホ
モゲナイザー、メガトロン、ディスインテグレータ、高
効率ディスペンサなどの高速剪断装置をここに例示した
工程(ii)において使用することであって、一般に約
200〜約800rpmで攪拌すると共に約40〜約8
0℃、好ましくは50〜75℃の範囲にある樹脂Tgよ
り約5〜約25℃低い温度で加熱することにより粒子を
凝集させる際(工程iii)に1.18〜1.27の範
囲にある狭い粒度分布を達成し;(iv)水に対し約
0.5〜約5重量%の追加の陰イオン性界面活性剤もし
くは非イオン性界面活性剤を添加して工程(iii)の
凝集体を安定化させ、樹脂Tgより約5〜約50℃高い
温度で加熱(工程v)して樹脂と顔料粒子と必要に応じ
電荷調節剤とを含む安定なトナー複合粒子を形成させ
る。上記高速装置を使用しなければ、得られる粒度分布
(GSD)は極めて幅広となり、たとえば螺旋型もしく
はタービン型ブレードなどを用いれば得られるGSDは
一般に1.80〜3.22の範囲となる。攪拌機の速度
をたとえば直径13cm×高さ17cmのケトル寸法に
おける長さ10.5cm×高さ3.0cmのタービンブ
レードを用いると共に約1,300センチポアズの粘度
を有する約900gの混合物を含有してたとえば650
rpm程度まで高くしうるが、樹脂および顔料の粒子の
大きいクラスタもしくは凝集体を効果的に破砕するには
不充分な剪断力しか存在せず、全く或いは極めて低い減
寸しか与えない。一般に、これら通常型の攪拌機は極め
て小さい剪断力を発生し、したがって工程(ii)にお
けるその適用は各成分を工程(iii)で凝集させる際
に望ましくない粒度および幅広なGSDをもたらしう
る。本発明により調製されるトナーはたとえば約120
〜約150℃のような低い溶融温度の使用を可能にし、
これにより紙のカールを回避もしくは最小化させること
ができる。より低い溶融温度は紙からの水分の損失を最
少化させ、これにより紙のカールを減少させ或いは除去
する。さらにプロセスカラー、特にピクトリアルカラー
において、紙とトナーとの光沢適合が極めて望ましい。
光沢適合は、紙の光沢に対しトナー画像の光沢を適合さ
せることを意味する。上記のトナーと紙との適合はたと
えば7μm未満、好ましくは5μm未満(たとえばトナ
ー層のパイル高さが低いと考えられるような約1〜約4
μm)の小さい粒度のトナーにて得ることができる。
を分別過程にかけて約1.2〜約1.4のトナーの幾何
学的寸法分布を得る必要がある。さらに上記の慣用方法
においては、分別後に低いトナー収率しか得られない。
一般に約11〜約15μmの平均粒度直径を有するトナ
ーを製造する際、トナー収率は分別の後に約70〜約8
5%の範囲である。さらに、より小さい寸法の約7〜約
11μmの粒度を有するトナーを製造する際、分別の後
に低いトナー収率が得られ、たとえば約50〜約70%
である。各具体例において本発明の方法を用いれば、た
とえば約3〜約9μm、好ましくは5μmの小さい平均
粒度が分別過程なしに得られ、たとえば約1.16〜約
1.30、好ましくは約1.16〜約1.25のような
狭い幾何学的寸法分布が得られる。たとえば約90〜約
98%のように高いトナー収率も各具体例で得られる。
さらに各具体例における本発明のトナー粒子製造法によ
り、約3〜約7μmの小さい粒度のトナーをたとえばト
ナー樹脂および顔料のようなトナー原料成分の全重量に
対し約90〜約98重量%のような高収率で経済的に調
製することができる。
は、酸性もしくは塩基性の極性基を有するポリマーの一
次粒子と着色剤とを含む二次粒子の結合粒子よりなるト
ナーが例示されている。米国特許第4,983,488
号公報には、重合しうるモノマーの重合によるトナーの
製造方法が例示されており、ここでは重合しうるモノマ
ーを着色剤および/または磁性粉末の存在下で乳化する
ことにより分散させて主たる樹脂成分を調製し、次いで
得られた重合液の凝集を凝集後の液体中の粒子がトナー
に適する寸法を有するように行う。この米国特許の第9
欄には、1〜100、特に3〜70の凝集粒子が得られ
ることが示されている。この方法はしたがってたとえば
無機硫酸マグネシウムのような凝集剤の使用に向けら
れ、幅広なGSDを有する粒子の形成をもたらす。たと
えば貧弱なGSDという上記欠点が生じ、したがって低
収率をもたらす分別が必要とされ、これについては米国
特許第4,797,339号公報のような他の従来技術
に示され、ここには樹脂乳化重合によるトナーの製造方
法が開示され、米国特許第4,996,127号と同様
に反対電荷の極性樹脂が選択される。本発明におけるよ
うな凝集は開示されていない。
を有する小トナー粒子の効果的製造を含めここで説明す
る幾つかの利点を有する:すなわちトナーの収率は高く
なり、多量の動力消費が回避され、この方法は急速な時
間で完結することができ、したがって魅力的かつ経済的
であり、トナーの粒度をたとえば凝集の温度を制御する
ことにより厳密に制御しうるので制御可能な方法であ
り、しかも配合物の剪断速度と時間を制御して所望の粒
度分布が得られるという利点を有する。
41(実験室ユニット)、IKAディスパックス・リア
クタおよびメガトロンなどを含め本発明には多くのプロ
セスにおける改善が存在すると考えられ、顔料混合物を
ポリマー樹脂と陰イオン性界面活性剤と非イオン性界面
活性剤とで構成されたラテックス混合物と共に連続循環
させて、バッチ型の装置とは異なり混合物が均一に配合
され、均質となり或いは均一となることが確保される。
たとえばバッチ型のブリンクマン(PT/G32M)も
しくはIKA(G45M)ポリトロン分散装置において
は特に混合もしくは配合がポリトロン分散装置の周囲で
特にコテージチーズ状配合物における約2,000〜
3,000センチポアズのような高粘度にて局部的に生
ずる。この挙動は、さらに(a)固形物含有量を工程
(ii)にて11%から15%まで増大させると共に
(b)イオン性界面活性剤に対する対イオン性界面活性
剤の濃度をバッチ型の剪断装置につき約1.1のモル比
から約2:1のモル比まで増大させるとさらに増大しか
つ顕著となる。
えば優秀な顔料分散および狭いGSDを有する黒色およ
び着色トナー組成物を簡単かつ経済的に直接製造する方
法を提供することにある。
m、好ましくは約1〜約7μmの平均粒径とクールター
・カウンタにより測定して約1.2〜約1.3、好まし
くは約1.16〜約1.25の狭いGSDとを有するト
ナーの製造方法を提供することにある。
た後に、ガードナー光沢計によるトナーと紙とのマッチ
ングの測定により約20〜70GGUの光沢を有する画
像をもたらすようなトナーの製造方法を提供することに
ある。
となくトナーの約90〜約100重量%という高収率に
て複合の極性もしくは非極性トナー組成物を提供するこ
とにある。
トン・ロイ社から入手しうるマッチ・スキャンIIスペ
クトロホトメータにより測定して約75〜約95%の効
率のような高い投影効率を有するトナー組成物を提供す
ることにある。
のカールをもたらさないトナー組成物を提供することに
ある。得られる粒度は一般に約3〜約8μmの範囲であ
り、GSDは約1.18〜約1.26の範囲である。
例において本発明のトナーおよびその処理法を提供する
ことにより解決される。本発明の各具体例においては改
善されかつ制御された凝集もしくはヘテロ凝固、並びに
融合により経済的かつ直接的にトナー組成物を製造する
方法が提供され、選択される陽イオン性界面活性剤の量
は最終的なトナー粒度、すなわち平均容積直径を制御す
るよう用いられ、均質配合物がここに説明するように形
成される。
はトナー組成物の製造方法に向けられ、この方法は最初
にたとえばフタロシアニン、キナクリドンもしくはロー
ダミンB(商標名)などの顔料と、たとえば塩化ベンズ
アルコニウムのような陽イオン性界面活性剤との水性混
合物を、たとえばブリンクマン・ポリトロン、ソニケー
タ、ミクロフルーダイザIKA SD41またはディス
パックス・リアクタなどここに例示した高剪断装置を用
いることにより分散させてイオン性、陰イオン型もしく
は陽イオン性の顔料分散物を生ぜしめ、次いでこの混合
物をたとえばIKA SD41もしくはディスパックス
・リアクタのような高速度の高剪断装置を用いて、たと
えばポリ(スチレン、ブタジエン)もしくはポリ(スチ
レンブチルアクリレート)のような0.01〜約0.5
μmの範囲の粒度を有するポリマー粒子を含むたとえば
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムのような陰イオ
ン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤とを含有する水
性界面活性剤混合物における懸濁樹脂混合物と共に剪断
して樹脂粒子と顔料粒子との均質配合物もしくは凝集物
を生ぜしめ、これは樹脂粒子に吸収された陰イオン性界
面活性剤と顔料粒子に吸収された反対帯電の陽イオン性
界面活性剤とによる中和によって生ずると思われ、この
混合物をさらに500rpmで機械攪拌機を用いて攪拌
し、一般に攪拌範囲は約200〜約1,000rpm、
好ましくは300〜700rpmにすると共に必要に応
じ樹脂Tgより約5℃〜約25℃低い温度で加熱し、こ
の樹脂Tgは好ましくは54℃に等しく、一般に約40
〜約80℃の範囲、好ましくは50〜75℃の範囲であ
り、約0.5〜約10μmの寸法範囲における静電安定
化した凝集体を形成させ、次いで水に対し約0.02〜
約5重量%の陰イオン性もしくは非イオン性界面活性剤
を添加して凝集体の寸法を「凍結」させ、すなわち保持
すると共に約60℃〜約90℃に加熱してポリマーもし
くは樹脂と顔料粒子との粒子融合もしくは融着を生ぜし
め、次いでたとえば熱水により洗浄して界面活性剤を除
去し、さらにたとえばエアロマチック(Aeromat
ic)流動床乾燥器、凍結乾燥器もしくはスプレードラ
イヤなどの使用により乾燥させ、これによりクールター
・カウンタにより測定し平均容積粒子直径にて約1〜約
10μmの種々の粒度直径を有する樹脂および顔料から
なるトナーを得ることができる。
法を含み、この方法は: (i)水中にて陰帯電もしくは陽帯電した顔料分散物を
調製し、この分散物はイオン性界面活性剤における顔料
で構成されており; (ii)この顔料分散物を、約0.5〜約1μmの範囲
のサブミクロン寸法を有する樹脂と、前記イオン性界面
活性剤の極性とは反対符号の帯電極性(陽性もしくは陰
性)を有する対イオン性界面活性剤と、非イオン性界面
活性剤とで構成されたポリマーラテックスと共に高速度
で剪断することにより平均容積直径にて約0.5〜約1
μm未満もしくはそれに等しい大きさの粒子とのフロッ
クの均一かつ均質な配合物を生成させ、これら粒子は樹
脂と顔料とで構成され; (iii)剪断された均質配合物を樹脂のガラス転移温
度(Tg)より約5〜約25℃低い温度に加熱し、樹脂
のTgは約40〜約85℃の範囲、好ましくは約50〜
約75℃の範囲であり、その間に毎分約200〜約1,
000回転(rpm)、好ましくは毎分約300〜約7
00回転で連続攪拌して、静電結合した或いは付着した
狭い粒度分布を有するトナー寸法の凝集体を形成させ; (iv)静電結合した凝集粒子をほぼTg(このTgは
一般に40〜85℃の範囲、好ましくは50〜75℃の
範囲である)より約5〜50℃高い温度(60〜105
℃の温度)で加熱して、ポリマー樹脂と顔料と必要に応
じ電荷調節剤とで構成されたトナーの融合粒子を生成さ
せることからなっている。
も提供され、この方法は: (i)水中にて顔料分散物を調製し、この分散物は約
0.01〜約1μmの直径を有する顔料とイオン性界面
活性剤とで構成されており; (ii)この顔料分散物を、約0.01〜約1μmのサ
ブミクロン寸法の樹脂と、前記イオン性界面活性剤の極
性とは反対符号の帯電極性を有する対イオン性界面活性
剤と非イオン性界面活性剤とで構成された好ましくは陽
帯電したラテックス配合物と共に高速度で剪断して、生
成された顔料と樹脂と電荷調節剤との粒子の凝集もしく
はヘテロ凝固を生ぜしめることにより樹脂と顔料と必要
に応じ帯電添加剤との固形分(固体)を水と、陰イオン
性/非イオン性/陽イオン性の界面活性剤系における均
一分散物を形成させ; (iii)前記剪断された配合物を樹脂のTgより約5
℃〜約25℃低い温度(この樹脂Tgは一般に40〜8
0℃の範囲、好ましくは50〜75℃の範囲である)に
て連続攪拌しながら加熱して、静電結合した比較的安定
(クールター・カウンタ測定につき)な狭い粒度分布を
有するトナー寸法の凝集体を形成させ; (iv)静電結合した凝集粒子を樹脂粒子のTgより約
5〜約50℃高い温度(この樹脂Tgは一般に40〜8
0℃の範囲、好ましくは50〜75℃の範囲である)で
加熱して、ポリマー樹脂と顔料と必要に応じ電荷調節剤
とで構成された機械的に安定なトナー組成物を生成さ
せ; (v)生成したトナーを水配合物から濾過のような公知
手段によって分離し; (vi)トナーを乾燥させることからなっている。
物の製造方法も提供され、この方法は: (i)水における顔料分散物を調製し、この分散物は顔
料とイオン性界面活性剤とで構成され; (ii)この顔料分散物を樹脂粒子と、前記イオン性界
面活性剤の極性とは反対符号の帯電極性を有する対イオ
ン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤とで構成された
ラテックス配合物と共に約3,000〜約15,000
rpmの高速度で剪断して、顔料と樹脂との形成粒子の
凝集もしくはヘテロ凝固を生ぜしめることにより水およ
び界面活性剤における固体の均一分散物を形成させ; (iii)上記剪断された配合物を樹脂粒子のほぼガラ
ス転移温度(Tg)より低い温度で連続攪拌しながら加
熱して、狭い粒度分布を有する静電結合したトナー寸法
の凝集体を形成させ; (iv)これら静電結合した凝集粒子をほぼTgよりも
高い温度(このTgは約40〜約80℃の範囲、好まし
くは50〜75℃の範囲である)で加熱して、ポリマー
樹脂と顔料とで構成されたトナー組成物を生成させるこ
とからなっている。
例において、Tg未満という記載はTgに等しい或いは
それより僅か高い温度をも包含し、Tgより高いという
記載はTgに等しい或いはこれより若干低い温度を包含
することもできる。
にて約1〜約25μmのような所定の寸法を有するトナ
ー組成物の製造方法を包含し、この方法は: (i)水における顔料分散物を調製し、この分散物は顔
料とイオン性界面活性剤と必要に応じ電荷調節剤とで構
成され; (ii)この顔料分散物を前記イオン性界面活性剤の極
性とは反対符号の電荷極性を有する対イオン性界面活性
剤と、非イオン性界面活性剤と樹脂粒子とで構成される
ラテックス混合物と共に5,000〜30,000rp
mのような高速度で剪断して、樹脂粒子と顔料粒子と必
要に応じ電荷調節剤とからなるフロックと水と上記界面
活性剤混合物との均質もしくは均一配合物を得; (iii)均質化された混合物を必要に応じ約25〜5
0℃であるが樹脂Tgより(5〜25℃)低い温度(樹
脂Tgは好ましくは54℃に等しく、45〜90℃、好
ましくは50〜約80℃の範囲である)で加熱しながら
500rpmにて、一般に約200〜約1,000rp
mの範囲、好ましくは300〜700rpmの範囲で約
1〜4時間にわたり攪拌し、顔料と樹脂と電荷調節剤と
の形成粒子の凝集もしくはヘテロ凝固を生ぜしめて静電
結合したトナー寸法の凝集体を形成させ; (iv)前記凝集体を樹脂Tgより高く加熱する前に全
ケトル容積に対し0.5〜10%の陰イオン性もしくは
非イオン性界面活性剤を追加して前記凝集体を安定化さ
せ; (v)静電結合した凝集粒子を樹脂Tgよりたとえば約
5〜約50℃高い温度(樹脂Tg(ガラス転移温度)は
約50〜約80℃の範囲、好ましくは約50〜約75℃
の範囲である)にて約60〜約95℃まで加熱して、ポ
リマー樹脂と顔料と必要に応じ電荷調節剤とで構成され
たトナー組成物を形成させることからなっている。
成物の製造方法に向けられ、この方法は(i)たとえば
リーガル(REGAL)330(商標名)、ホスタパー
ム・ピンク(HOSTAPERM PINK)(商標
名)またはPVファースト・ブルー(FAST BLU
E)(商標名)などのカーボンブラックのような顔料を
トナーに対し約2〜約10重量%の量で、たとえばカオ
ー社から入手しうるサニゾール(SANIZOL)B−
50(商標名)またはアルカリル・ケミカルス社から入
手しうるミラポール(MILAPOL)(商標名)など
のジアルキルベンゼンジアルキルアンモニウムクロライ
ドのような陽イオン性界面活性剤を水に対し約0.5〜
約2重量%の量で含有する水性混合物に分散させてイオ
ン性顔料混合物を調製し、その際たとえばブリンクマン
・ポリトロンもしくはIKAホモゲナイザーのような毎
分約3,000回転〜毎分約10,000回転の速度に
おける高速剪断装置を約1分間〜約120分間にわたっ
て用い;(ii)上記イオン性顔料混合物を、たとえば
トナーに対し約88〜約98重量%であって容積平均直
径にて約0.1〜約3μmのポリマー粒度を有するたと
えばポリ(スチレン−ブチルメタクリレート)、プリオ
トーン(PLIOTONE)(商標名)もしくはポリ
(スチレン−ブタジエン)で構成された樹脂もしくはポ
リマー粒子と、たとえば陰イオン性界面活性剤(たとえ
ばデドシル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホネ
ートもしくはネオゲン(NEOGEN)R(商標名))
のような水に対し約0.5〜約2重量%の対イオン性界
面活性剤と、たとえばGAFケミカル・カンパニー社か
ら得られる水に対し約0.5〜約3重量%のポリエチレ
ングリコールもしくはポリオキシエチレングリコールノ
ニルフェニルエーテルまたはイゲパール(IGEPA
L)897(商標名)のような非イオン性界面活性剤と
の水性懸濁物に添加し顔料、電荷調節剤及び樹脂粒子の
塊状凝集あるいはヘテロ凝固を生ぜしめ;得られた塊状
凝集体をたとえばIKA SD41もしくはIKAディ
スパックス・リアクタ、ブリンクマン・ポリトロンもし
くはIKAホモゲナイザーのような高剪断装置にて、低
い200〜800センチポアズ粘度の混合物の具体例に
ついては毎分約3,000回転〜毎分約15,000回
転(rpm)、好ましくは約5,000〜12,000
rpmの速度にて約1分間〜約120分間にわたり均質
化もしくは剪断して、ラテックスと顔料との均質混合物
を生成させ;(iii)得られた混合物を機械攪拌機に
より約250〜500rpmの速度にて樹脂Tgよりも
5〜25℃低い温度まで、好ましくは54℃の温度で加
熱しながら1〜24時間にわたり攪拌して、静電的に安
定な平均容積直径にて約0.5〜約7μmの凝集体を形
成させ;(iv)追加の陰イオン性界面活性剤もしくは
非イオン性界面活性剤を水に対し0.5〜5重量%の量
で追加して、前記工程にて生成した凝集体を安定化さ
せ;(v)静電結合した凝集複合粒子を約60〜約95
℃(樹脂Tgより5〜50℃高い温度)で約60分間〜
約600分間にわたり加熱して、容積平均直径で約3μ
m〜約7μmのトナー寸法とクールター・カウンタによ
り測定し約1.18〜約1.26の幾何学的寸法分布と
を有するトナー寸法の粒子を形成させ;(vi)洗浄、
濾過および乾燥によりトナー寸法の粒子を分離すること
により複合トナー組成物を与えることからなる。次いで
流動特性を向上させる添加剤と帯電特性を向上させる帯
電添加剤と他の公知のトナー添加剤とを必要に応じ添加
し、これにはトナーに対し上記のような添加剤(エアロ
シルス(商標名)もしくはシリカ、金属酸化物、たとえ
ば錫、チタンなどをトナーに対し約0.1〜約10重量
%の量で配合することができる。
は、用いる顔料の形態に依存する。或る場合には顔料は
水を含有するウェットケーキまたは濃厚型で得られ、ホ
モゲナイザもしくは攪拌を用いて容易に分散させること
ができる。他の場合には顔料は乾燥型で入手でき、水に
おける分散をたとえばM−110ミクロフルーダイザを
用いて微小流動させると共に顔料分散物をフルーダイザ
のチャンバに1〜10回にわたり通過させることによ
り、或いはたとえばブランソン700ソニケータを用い
るような音波処理により行い、必要に応じたとえば上記
イオン性もしくは非イオン性界面活性剤のような分散剤
を添加する。
はポリマーの例は公知のポリマー、たとえばポリ(スチ
レン−ブタジエン)、ポリ(パラ−メチルスチレン−ブ
タジエン)、ポリ(メターメチルスチレン−ブタジエ
ン)、ポリ(α−メチルスチレン−ブタジエン)、ポリ
(メチルメタクリレート−ブタジエン)、ポリ(エチル
メタクリレート−ブタジエン)、ポリ(プロピルメタク
リレート−ブタジエン)、ポリ(ブチルメタクリレート
−ブタジエン)、ポリ(メチルアクリレート−ブタジエ
ン)、ポリ(エチルアクリレート−ブタジエン)、ポリ
(プロピルアクリレート−ブタジエン)、ポリ(ブチル
アクリレート−ブタジエン)、ポリ(スチレン−イソプ
レン)、ポリ(パラ−メチルスチレン−イソプレン)、
ポリ(メタ−メチルスチレン−イソプレン)、ポリ(α
−メチルスチレン−イソプレン)、ポリ(メチルメタク
リレート−イソプレン)、ポリ(エチルメタクリレート
−イソプレン)、ポリ(プロピルメタクリレート−イソ
プレン)、ポリ(ブチルメタクリレート−イソプレ
ン)、ポリ(メチルアクリレート−イソプレン)、ポリ
(エチルアクリレート−イソプレン)、ポリ(プロピル
アクリレート−イソプレン)、ポリ(ブチルアクリレー
ト−イソプレン)、ポリ(スチレン−ブタジエン−アク
リル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン−メタクリル
酸)、グッドイヤー社から入手しうるプリオトーン(商
標名)、ポリエチレン−テレフタレート、ポリプロピレ
ン−テレフタレート、ポリブチレン−テレフタレート、
ポリペンチレン−テレフタレート、ポリヘキサレン−テ
レフタレート、ポリヘプタレン−テレフタレート、ポリ
オクタレン−テレフタレート、ポリライト(POLYL
ITE)(商標名)(ライヒホールド・ケミカル・イン
コーポレーション社)、プラストホール(PLASTH
ALL)(商標名)(ローム・アンド・ハース社)、サ
イガル(CYGAL)(商標名)(アメリカン・シアナ
ミド社)、アームコ(ARMCO)(商標名)(アーム
コ・コンポジット社)、セラネックス(CELANE
X)(商標名)(セラニーズ・エング社)、ライナイト
(RYNITE)(商標名)(デュポン社)、スチポー
ル(STYPOL)(商標名)を包含する。一般に各具
体例にてスチレンアクリレート、スチレンブタジエン、
スチレンメタクリレートもしくはポリエステルとしうる
選択される樹脂は、たとえばトナーに対し約85重量%
〜約98重量%のような種々の有効量で存在させること
ができ、たとえばブルックハーベン・ナノサイザー粒子
分析装置で測定して平均容積直径にて約0.01〜約1
μmのような小さい平均粒度を有することができる。
しくは乳化重合技術により調製され、この種の方法に用
いるモノマーはたとえばスチレン、アクリレート、メタ
クリレート、ブダジエン、イソプレンおよび必要に応じ
酸性もしくは塩基性オレフィン系モノマー、たとえばア
クリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、メタクリル
アミド、ジアルキルもしくはトリアルキルアクリルアミ
ドもしくはメタクリルアミドの第四アンモニウムハロゲ
ン化物、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、ビニル−
N−メチルピリジニウムクロライドなどとすることがで
きる。酸性もしくは塩基性基の存在は任意であり、この
種の基はポリマー樹脂に対し約0.1〜約10重量%の
種々の量で存在させることができる。乳化重合により樹
脂粒子を調製する場合は、たとえばドデカンチオールも
しくは四臭化炭素のような公知の連鎖移動剤も選択する
ことができる。約0.01〜約3μmの樹脂粒子を得る
ための他の方法は、たとえば米国特許第3,674,7
36号に開示されたようなポリマー微小懸濁法またはポ
リマー溶液微小懸濁法から選択することができ、機械的
磨砕法および他の公知の方法も用いることができる。
の有効量、好ましくは約1〜約15重量%の量にてトナ
ー中に存在させる各種公知の選択しうる着色料もしくは
顔料はリーガル330(商標名)、リーガル330R
(商標名)、リーガル660(商標名)、リーガル66
0R(商標名)、リーガル400(商標名)、リーガル
400R(商標名)のようなカーボンブラック、並びに
他の均等な黒色顔料を包含する。着色顔料としては、公
知のシアン、マジェンタおよび黄色成分を選択すること
ができる。選択される顔料もしくは染料は、たとえばト
ナーに対し約1〜約65重量%、好ましくは約2〜約1
2重量%のような種々の有効量にて存在させる。
44,493号;第4,007,293号;第4,07
9,014号;第4,394,430号および第4,5
60,635号(これはジステアリルジメチルアンモニ
ウムメチルサルフェート帯電添加剤、アルミニウム錯体
のような陰性帯電添加剤などを有するトナーを例示して
いる)のアルキルピリジニウムハロゲン化物、重硫酸
塩、電荷調節添加剤などの公知の帯電添加剤をたとえば
0.1〜5重量%の有効量にて含むこともできる。
%の量の界面活性剤は、たとえばローン・プーラン社か
らイゲパール(IGEPAL)CA−210(商標
名)、イゲパールCA−520(商標名)、イゲパール
CA−720(商標名)、イゲパールCO−890(商
標名)、イゲパールCO−210(商標名)、アンタロ
ックス890(商標名)などとして入手しうるジアルキ
ル−フェノキシポリ(エチレンオキシ)エタノールのよ
うな非イオン性界面活性剤を包含する。界面活性剤の有
効濃度は好ましくは各具体例において、たとえばコポリ
マー樹脂を製造すべく使用するモノマーに対し約0.0
1〜約10重量%、好ましくは約0.1〜約5重量%で
ある。
び陽イオン性界面活性剤を包含し、本発明のトナーおよ
び方法につき選択される陰イオン性界面活性剤の例はた
とえばドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルナフタレン硫酸
ナトリウム、ジアルキルベンゼンアルキルサルフェート
およびスルホネート、アルドリッチ社から入手しうるア
ビチン酸、カオー社から入手しうるネオゲン(NEOG
EN)R(商標名)、ネオゲンSC(商標名)などであ
る。一般に用いられる陰イオン性界面活性剤の有効濃度
は、たとえばコポリマー樹脂を調製すべく使用されるモ
ノマーに対し約0.01〜約10重量%、好ましくは約
0.1〜約5重量%である。
る陽イオン性界面活性剤の例はたとえばジアルキルベン
ゼンアルキルアンモニウムクロライド、ラウリルトリメ
チルアンモニウムクロライド、アルキルベンジルメチル
アンモニウムクロライド、アルキルベンジルジメチルア
ンモニウムブロマイド、ベンズアルコニウムクロライ
ド、セチルピリジニウムブロマイド、C12、C15、C17
トリメチルアンモニウムブロマイド、四級化ポリオキシ
エチルアルキルアミンのハロゲン化物、ドデシルベンジ
ルトリエチルアンモニウムクロライド、アルカリル・ケ
ミカル・カンパニー社から入手しうるミラポール(MI
RAPOL)(商標名)およびアルカクワット(ALK
AQUAT)(商標名)、カオー・ケミカルス社から入
手しうるサニゾール(SANIZOL)(商標名)(ベ
ンズアルコニウムクロライド)など、並びにその混合物
を包含する。この界面活性剤は、たとえば水に対し約
0.1〜約5重量%のような種々の有効量にて使用され
る。好ましくは凝集に用いる陽イオン性界面活性剤とラ
テックス調製に用いる陰イオン性界面活性剤とのモル比
は約0.5〜約4の範囲、好ましくは約0.5〜約2の
範囲である。
よびGSDを「凍結」、すなわち保持する界面活性剤の
例はたとえばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
ドデシルナフタレン硫酸ナトリウム、ジアルキルベンゼ
ンアルキルサルフェートおよびスルホネート(アルドリ
ッチ社から入手しうる)、ネオゲンR(商標名)、ネオ
ゲンSC(商標名)(カオー社から入手しうる)などの
陰イオン性界面活性剤から選択することができる。この
界面活性剤はたとえばポリビニルアルコール、ポリアク
リル酸、メタロース、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、プロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ポリオキシエチレン
セチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオクチルエーテル、ポリオキシ
エチレンオクチルフェールエーテル、ポリオキシエチレ
ンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノラウレート、ポリオキシエチレンステアリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ジア
ルキルフェノキシポリ(エチレンオキシ)エタノール
(ローン・プーラン社からイゲパールCA−210(商
標名)、イゲパールCA−520(商標名)、イゲパー
ルCA−720(商標名)、イゲパールC0−890
(商標名)、イゲパールCO−720(商標名)、イゲ
パールCO−290(商標名)、イゲパールCA−21
0(商標名)、アンタロックス890(商標名)および
アンタロックス897(商標名)として入手しうる)の
ような非イオン性界面活性剤から選択することができ
る。
的に用いられる陰イオン性もしくは非イオン性界面活性
剤の有効濃度はたとえば凝集混合物の全重量に対し約
0.01〜約30重量%、好ましくは約0.5〜約5重
量%であり、ホイップトクリーム均一配合物は狭い所望
のGSDを得ることを可能にする。
成物に添加しうる表面添加剤はたとえば金属塩、脂肪酸
の金属塩、コロイド状シリカ、その混合物などを包含
し、これら添加剤は一般に約0.1〜約2重量%の量で
存在させ、これについては米国特許第3,590,00
0号;第3,720,617号;第3、655、374
号および第3,983,045号を参照することができ
る。好適添加剤はステアリン酸亜鉛およびデグッサ社か
ら入手しうるエアロシルR972(商標名)を包含し、
その量は0.1〜2%であり、これら添加剤はたとえば
凝集過程の間に添加し或いは形成したトナー生成物に配
合することができる。
たトナーをたとえばスチール、鉄、フェライトなど(米
国特許第4,937,166号および第4,935,3
26号参照)の被覆されたキャリヤを包含するたとえば
約2〜約8%トナー濃度の公知のキャリヤ粒子と混合し
て調製することができる。画像形成法は、電子写真潜像
を光導電性画像形成部材(たとえば米国特許第4,26
5,660号参照)に本発明の方法で得られたトナーに
より現像し、たとえば紙のような適する支持体に移し、
これにたとえば熱により固定することを含む。
る。
リル酸ラテックスの凝集: 顔料分散:7gの乾燥顔料サン・ファースト・ブルー
(商標名)と1.46gの陽イオン性界面活性剤サニゾ
ールB−50(商標名)とを200gの水にブレンダー
により4,000rpmにて分散させた。
酸(82/18/2部)を非イオン性/陰イオン性界面
活性剤溶液(3%)中で乳化重合することにより次のよ
うにポリマーラテックスを調製した。352gのスチレ
ンと48gのブチルアクリレートと8gのアクリル酸と
12gのドデカンチオールとを、9gのドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム陰イオン性界面活性剤(60%
の活性成分を含有するネオゲンR(商標名))と8.6
gのポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(非イ
オン性界面活性剤アンタロックス897(商標名)、7
0%活性成分)と4gの過硫酸アンモニウム開始剤とが
溶解された600mlの脱イオン水と混合した。次いで
エマルジョンを70℃にて8時間にわたり重合させた。
得られたラテックスは60%の水と40%の主としてポ
リスチレン/ポリブチルアクリレート/ポリアクリル酸
の82/18/2樹脂の固形物とを含有した。ラテック
ス乾燥試料のTgはデュポンDSCで測定して53.1
℃であった。ヒューレット・パッカードGPCで測定し
てMw=20,000およびMn=6,000であっ
た。ペン・ケム・インコーポレーション社のレーザー・
ジー・メーター(Laser Zee Meter )で測定したζ−電
位は−90ミリボルトであった。ブルックハーベンBI
−90パーチクル・ナノサイザで測定したラテックスの
粒度は160ナノメータであった。トナー寸法粒子の調製:上記樹脂粒子(95%)と顔料
粒子(5%)とからなり、剪断された11.7%の固形
物: 凝集粒子の調製:208.5gの上記で調製したサン・
ファースト・ブルー(商標名)分散物を、1.5gの陽
イオン性界面活性剤アルキルベンジルジメチルアンモニ
ウムクロライド(サニゾールB−50(商標名))を含
有する300mlの水に添加した。次いで、この分散物
を同時に325gの上記で調製したラテックスと共に3
00gの水を含有するSD41連続攪拌装置(ヤンケ・
アンド・クンケルIKAレーバーテクニーク社)に添加
した。顔料分散物とラテックスとを、10,000rp
mの高速度で操作する剪断チャンバ中に8分間にわたり
連続ポンプ輸送して充分混合した。均質配合物が得ら
れ、次いでこれを加熱外套内に設置されて機械攪拌機と
温度プローブとを装着したケトルに移した。次いでケト
ル内の温度を室温から45℃まで上昇させ、2時間にわ
たり凝集を400rpmで攪拌しながら行った。4.7
μmの粒度(平均容積直径)と1.20のGSD(クー
ルター・カウンタで測定)とを有する凝集体が得られ
た。SD41のような高剪断装置を用いて均質配合物
(実施例I、II、III、IV)を与えることにより
通常の攪拌機を高速度で用いる例(例IA、IIA、I
IIA、IVA)と比較してGSDにおける改善が見ら
れた。
の20%陰イオン性界面活性剤(ネオゲンR(商標
名))を添加し、攪拌速度を700rpmから150r
pmまで減少させた。ケトル内の温度を45℃から85
℃まで1℃/minの速度で上昇させた。ラテックスお
よび顔料粒子の凝集体を85℃にて4時間にわたり融合
させた。85℃にて30分間の加熱の後、平均容積直径
で4.7μmのトナー粒度とクールター・カウンタで測
定して1.20のGSDとが得られた。4時間の加熱の
後、1.21のGSDを有する4.6μm(全体として
平均容積直径)のトナー粒子が得られ、これは融合工程
に際し粒度とGSDとの両者が保持されたことを示す。
得られたトナーはトナーに対し95重量%のポリ(スチ
レン/ブチルアクリレート/アクリル酸)と5重量%の
シアン顔料とで構成された。次いでトナー粒子を熱水
(50℃)を用いる濾過によって洗浄し、凍結乾燥機で
乾燥させた。乾燥トナー粒子の収率は95%であった。
リル酸ラテックスの凝集: 顔料分散:7gの乾燥顔料サン・ファースト・ブルー
(商標名)と1.46gの陽イオン性界面活性剤サニゾ
ールB−50(商標名)とを200gの水にポリトロン
により4,000rpmで分散させた。
酸(82/18/2部)を非イオン性/陰イオン性界面
活性剤溶液(3%)中で乳化重合することにより次のよ
うにポリマーラテックスを調製した。352gのスチレ
ンと48gのブチルアクリレートと8gのアクリル酸と
12gのドデカンチオールとを、9gのドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム陰イオン性界面活性剤(ネオゲ
ンR(商標名)、これは60%の活性成分を含有する)
と8.6gのポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル(非イオン性界面活性剤)アンタロックス897(商
標名)、70%活性成分)と4gの過硫酸アンモニウム
開始剤とが溶解された600mlの脱イオン水と混合し
た。。次いで、得られたエマルジョンを70℃にて8時
間にわたり重合させた。得られたラテックスは60%の
水とポリ(スチレン/ブチルアクリレート/アクリル
酸)樹脂からなる40%の固形物とを含有した。ラテッ
クス乾燥試料のTgはデュポンDSCで測定して53.
1℃であった。ヒューレット・パッカードGPCで測定
してMw=20,000およびMn=6,000であっ
た。ペン・ケム・インコーポレーション社のレーザー・
ジー・メーターで測定したζ−電位は−90ミリボルト
であった。ブルックハーベンB1−90パーチクル・ナ
ノサイザで測定したラテックスの粒度は160ナノメー
タであった。上記ラテックスを実施例I、IA、II、
IIA、III、IIIA、IVおよびIVAのトナー
製造につき選択することができる。トナー寸法粒子の調製:上記樹脂粒子(95重量%)と
顔料粒子(5%)とからなる剪断されてない11.7%
の固形分: 凝集粒子の調製:208.5gのサン・ファースト・ブ
ルー(商標名)分散物を、1.5gの陽イオン性界面活
性剤アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライド
(サニゾールB−50(商標名))を含有する300m
lの水に添加した。次いで、この分散物を同時に325
gの上記で調製したラテックスと共に300gの水を含
有するケトルに350rpmで攪拌しながら添加した。
次いで攪拌速度を粘度が上昇する際(約2センチポアズ
から2,000〜3,000センチポアズまで)に65
0rpmまで増大させ、この粘度上昇はラテックスのヘ
トロ凝析と顔料分散とから生じた。次いでケトルの温度
を室温から45℃まで上昇させ、凝集を600rpmで
攪拌しながら3時間行った。4.2μmの粒度と1.9
2のGSD(クールター・カウンタで測定)とを有する
凝集体が形成した。得られた貧弱なGSDは、650r
pmの攪拌速度を凝集過程で用いたが殆どまたは全く剪
断力が配合段階で発生せず、大きいクラスタもしくはフ
ロックを形成したことを示す。
0重量%の(水に対し)陰イオン性界面活性剤(ネオゲ
ンR(商標名))を添加し、速度を600rpmTO1
50rpmまで減少させた。次いでケトルの温度を45
℃TO85℃まで1℃/minの速度で上昇させた。ラ
テックスおよび顔料粒子の凝集体を85℃にて4時間に
わたり融合させた。1.91のGSDを有する平均容積
直径で4.2μmの粒度が85℃にて30分間の加熱の
後に測定された。4時間の加熱の後、1.92のGSD
を有する4.3μmのトナー粒子がクールター・カウン
タで測定され、これは粒度とGSDとの両者が融合工程
に際し保持されたことを示す。得られたトナー粒子は9
5重量%のポリ(スチレン/ブチルアクリレート/アク
リル酸)とトナーに対し5重量%のシアン顔料とで構成
された。次いでトナー粒子を熱水(50℃)を用いる濾
過によって洗浄し、凍結乾燥機で乾燥させた。
アクリル酸樹脂ラテックスの凝集: 顔料分散:7gの乾燥サン・ファースト・レッド(商標
名)顔料と1.46gの陽イオン性界面活性剤サニゾー
ルB−50(商標名)とを200gの水にポリトロンを
用いて4,000rpmで分散させた。
酸(82/18/2部)を非イオン性/陰イオン性界面
活性剤溶液(3%)中で乳化重合することにより次のよ
うにポリマーラテックスを調製した。352gのスチレ
ンと48gのブチルアクリレートと8gのアクリル酸と
12gのドデカンチオールとを、9gのドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム陰イオン性界面活性剤(60%
の活性成分を含有するネオゲンR(商標名))と8.6
gのポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(非イ
オン性界面活性剤アンタロックス897(商標名)、7
0%活性成分)と4gの過硫酸アンモニウム開始剤とが
溶解された600mlの脱イオン水と混合した。次いで
エマルジョンを70℃にて8時間にわたり重合させた。
得られたラテックスは40%の固形物を含有した。ラテ
ックス乾燥試料のTgはデュポンDSCで測定して5
3.1℃であり、ヒューレット・パッカードGPCで測
定してMw=20,000およびMn=6,000であ
った。ペン・ケム・インコーポレーション社のレーザー
・ジー・メーターで測定したζ−電位は−90ミリボル
トであった。ブルックハーベンB1−90パーチクル・
ナノサイザで測定したラテックスの粒度は160ナノメ
ータであった。トナー寸法粒子の調製:上記樹脂粒子(95%)と顔料
粒子(5%)とからなり剪断された14%の固形物: 凝集粒子の調製:208.5gのサン・ファースト・レ
ッド(商標名)分散物を、1.5gの陽イオン性界面活
性剤アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライド
(サニゾールB−50(商標名))を含有する200m
lの水に添加した。次いで、これを同時に325gの上
記ラテックスと共に200gの水を含有するSD41連
続攪拌装置(ヤンケ・アンド・クンケルIKAレーバー
テクニーク社)に添加した。顔料分散物とラテックスと
を、10,000rpmの高剪断速度で操作する剪断チ
ャンバに8分間にわたり連続ポンプ輸送して充分混合し
た。スチレン/ブチルアクリレート/アクリル酸の樹脂
と顔料粒子とからなる均質配合物が得られた。次いで、
この配合物を機械攪拌機と温度プローブとが装着されか
つ加熱外套内に設置されたケトルに移した。ケトルの温
度を次いで室温から45℃まで上昇させ、3時間にわた
り凝集を400rpmで攪拌しながら行った(攪拌範囲
は250〜1,000rpmの範囲、好ましくは350
〜700rpmの範囲である)。3.9μmの粒度と
1.20のGSD(クールター・カウンタで測定)とを
有する凝集体が得られた。
0%陰イオン性界面活性剤(ネオゲンR(商標名))を
添加し、攪拌速度を400rpmから150rpmまで
減少させた。ケトル内の温度を45℃から85℃まで1
℃/minの速度で上昇させた。ラテックスおよび顔料
粒子の凝集体を85℃にて4時間にわたり融合させた。
85℃にて30分間の加熱の後、1.20のGSDを有
する4.0μmの粒度がクールター・カウンタで測定し
て得られた。4時間の加熱の後、3.9μmの寸法と
1.21のGSDとを有するトナー粒子が得られ、これ
は粒度とGSDとの両者が融合工程に際し保持されたこ
とを示す。得られたトナーは95%のポリ(スチレン−
コ−ブチルアクリレート−コ−アクリル酸)とトナーに
対し5重量%のマジェンタ顔料とで構成された。次いで
トナー粒子を熱水(50℃)を用いる濾過によって洗浄
し、凍結乾燥機で乾燥させた。乾燥トナー粒子の収率は
95%であった。
リル酸ラテックスの凝集: 顔料分散:7gの乾燥顔料サン・ファースト・レッド
(商標名)と1.46gの陽イオン性界面活性剤サニゾ
ールB−50(商標名)とを、ブレンダーを用いて4,
000rpmで200gの水に分散させた。
(3%)におけるスチレン/ブチルアクリレート/アク
リル酸(82/18/2部)の乳化重合により次のよう
にポリマーラテックスを調製した。352gのスチレン
と48gのブチルアクリレートと8gのアクリル酸と1
2gのドデカンチオールとを、9gのドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム陰イオン性界面活性剤(60%の
活性成分を含有するネオゲンR(商標名))と8.6g
のポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(非イオ
ン性界面活性剤アンタロックス897(商標名)、70
%活性成分)と4gの過硫酸アンモニウム開始剤とを溶
解させた600mlの脱イオン水と混合した。次いでエ
マルジョンを70℃にて8時間にわたり重合させた。得
れたラテックスは40%のスチレン/ブチルアクリレー
ト/アクリル酸樹脂の固形物を含有した。ラテックス乾
燥試料のTgはデュポンDSCで測定して53.1℃で
あった。ヒューレット・パッカードGPCで測定してM
w=20,000およびMn=6,000であった。ペ
ン・ケム・インコーポレーション社のレーザー・ジー・
メーターで測定したζ−電位は−90ミリボルトであっ
た。ブルックハーベンB1−90パーチクル・ナノサイ
ザで測定したラテックスの粒度は160ナノメータであ
った。トナー寸法粒子の調製:上記樹脂粒子(95重量%)と
顔料粒子(5%)とからなり剪断されてない14%の固
形物: 凝集粒子の調製:208.5gのサン・ファースト・レ
ッド(商標名)分散物を、1.5gの陽イオン性界面活
性剤アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライド
(サニゾールB−50(商標名))を含有する200m
lの水に添加した。次いで、これを325gのラテック
スと共に200gの水を含有するケトルに350rpm
で攪拌しながら添加した。次いで攪拌速度を、粘度がラ
テックスのヘテロ凝固および顔料分散によって増大する
際(約2センチポアズから2,000〜3,000セン
チポアズまで)に700rpmまで増大させた。次いで
ケトルの温度を室温から45℃まで上昇させ、凝集を6
00rpmで攪拌しながら3時間にわたり行った。3.
7μmの粒度と3.54のGSD(クールター・カウン
タで測定)とを有する凝集体が得られた。
0%陰イオン性界面活性剤(ネオゲンR(商標名))を
添加し、速度を600rpmから150rpmまで減少
させた。次いでケトルの温度を45℃〜85℃まで1℃
/minにて上昇させた。ラテックスおよび顔料粒子の
凝集体を85℃にて4時間にわたり融合させた。3.5
2のGSDを有する3.9μmのトナー粒子が85℃に
おける30分間の加熱の後に測定された。4時間の加熱
の後、3.8μmの粒度と3.51のGSDとを有する
トナー粒子がクールター・カウンタで測定され、これは
粒度とGSDとの両者が融合工程に際し保持されたこと
を示す。得られたトナーは、95%のポリ(スチレン−
コ−ブチルアクリレート−コ−アクリル酸)とトナーの
重量に対し5重量%のマジェンタ顔料とで構成された。
次いでトナー粒子を熱水(50℃)を用いる濾過によっ
て洗浄し、凍結乾燥機で乾燥させた。乾燥トナー粒子の
収率は95%であった。
リル酸樹脂ラテックスの凝集: 顔料分散:7gの乾燥顔料サン・ファースト・ブルー
(商標名)と1.46gの陽イオン性界面活性剤サニゾ
ールB−50(商標名)とを200gの水にポリトロン
を用いて4,000rpmで分散させた。
(3%)におけるスチレン/ブチルアクリレート/アク
リル酸(82/18/2部)の乳化重合により次のよう
にポリマーラテックスを調製した。352gのスチレン
と48gのブチルアクリレートと8gのアクリル酸と1
2gのドデカンチオールとを、9gのドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム陰イオン性界面活性剤(60%の
活性成分を含有するネオゲンR(商標名))と8.6g
のポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル非イオン
性界面活性剤(アンタロックス897(商標名)、70
%活性成分)と4gの過硫酸アンモニウム開始剤とが溶
解された600mlの脱イオン水と混合した。次いでエ
マルジョンを70℃にて8時間にわたり重合させた。得
られたラテックスは40%の固形物を含有した。ラテッ
クス乾燥試料のTgはデュポンDSCで測定して53.
1℃であった。ヒューレット・パッカードGPCで測定
してMw=20,000およびMn=6,000であっ
た。ペン・ケム・インコーポレーション社のレーザー・
ジー・メーターで測定したζ−電位は−90ミリボルト
であった。ブルックハーベンB1−90パーチクル・ナ
ノサイザで測定したラテックスの粒度は160ナノメー
タであった。トナー寸法粒子の調製:上記樹脂粒子(95%)と顔料
粒子(5%)とからなり剪断された15%の固形物: 凝集粒子の調製:208.5gのサン・ファースト・ブ
ルー(商標名)分散物を、1.5gの陽イオン性界面活
性剤アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライド
(サニゾールB−50(商標名))を含有する150m
lの水に添加した。次いで、これを同時に325gの上
記ラテックスと共に200gの水を含有するSD41連
続攪拌装置(ヤンケ・アンド・クンケルIKAレーバー
テクニーク)社に添加した。顔料分散物とラテックスと
を、10,000rpmで操作する剪断チャンバに8分
間にわたり連続ポンプ輸送して充分混合した。樹脂粒子
と顔料粒子とからなる均質配合物が得られた。次いで、
この配合物を機械攪拌機と温度プローブとが装着されか
つ加熱外套内に設置されたケトルに移した。ケトル内の
温度を次いで室温から45℃まで上昇させ、3時間にわ
たり凝集を400rpmで攪拌しながら行った(攪拌範
囲は250〜1,000rpmの範囲、好ましくは35
0〜700rpmの範囲である)。3.5μmの粒度と
1.22のGSD(クールター・カウンタで測定)とを
有する凝集体が得られた。
0%陰イオン性界面活性剤(ネオゲンR(商標名))を
添加し、攪拌速度を400rpmから150rpmまで
減少させた。次いでケトル内の温度を45℃から85℃
まで1℃/minの速度で上昇させた。ラテックスおよ
び顔料粒子の凝集体を85℃にて4時間にわたり融合さ
せた。85℃にて30分間加熱した後、トナー粒度は
3.6μmであり、クールター・カウンタにより測定し
て1.21のGSDであった。4時間の加熱の後、3.
5μmの寸法と1.21のGSDとを有するトナー粒子
が得られ、これは粒度とGSDとの両者が融合工程に際
し保持されたことを示す。
チレン−コ−ブチルアクリレート−コ−アクリル酸)と
トナーの重量に対し5重量%のシアン顔料とで構成され
た。次いでトナー粒子を熱水(50℃)を用いる濾過に
よって洗浄し、凍結乾燥機で乾燥させた。乾燥トナー粒
子の収率は95%であった。
リル酸ラテックスの凝集: 顔料分散:7gの乾燥顔料サン・ファースト・ブルー
(商標名)と1.46gの陽イオン性界面活性剤サニゾ
ールB−50(商標名)とを、ポリトロンを用いて4,
000rpmで200gの水に分散させた。
(3%)におけるスチレン/ブチルアクリレート/アク
リル酸(82/18/2部)の乳化重合により次のよう
にポリマーラテックスを調製した。352gのスチレン
と48gのブチルアクリレートと8gのアクリル酸と1
2gのドデカンチオールとを、9gのドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム陰イオン性界面活性剤(60%の
活性成分を含有するネオゲンR(商標名))と8.6g
のポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル非イオン
性界面活性剤(アンタロックス897(商標名)、70
%活性成分)と4gの過硫酸アンモニウム開始剤とが溶
解された混合物と混合した。次いでエマルジョンを70
℃にて8時間にわたり重合させた。得られたラテックス
は40%の固形物を含有した。ラテックス乾燥試料のT
gはデュポンDSCで測定して53.1℃であった。ヒ
ューレット・パッカードGPCで測定してMw=23,
000およびMn=6,000であった。ペン・ケム・
インコーポレーション社のレーザー・ジー・メーターで
測定したζ−電位は−90ミリボルトであった。ブルッ
クハーベンB1−90パーチクル・ナノサイザで測定し
たラテックスの粒度は160ナノメータであった。トナー寸法粒子の調製:上記樹脂粒子(95%)と顔料
粒子(5%)とからなり剪断されてない15%の固形
物: 凝集粒子の調製:208.5gのサン・ファースト・ブ
ルー(商標名)分散物を、1.5gの陽イオン性界面活
性剤アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライド
(サニゾールB−50(商標名))を含有する150m
lの水に添加した。次いで、この分散物を同時に325
gの上記ラテックスと共に200gの水を含有するケト
ル中に350rpmで攪拌しながら添加した。次いで攪
拌速度を、粘度がラテックスのヘテロ凝固および顔料分
散により上昇する際(約2センチポアズから2,000
〜3,000センチポアズまで)に700rpmまで増
大させた。次いでケトルの温度を室温から45℃まで上
昇させ、凝集を600rpmで攪拌しながら3時間にわ
たり行った(攪拌範囲は250〜1,000rpmであ
り、好ましくは350〜800rpmの範囲である)。
3.7μmの粒度と3.24のGSD(クールター・カ
ウンタで測定)とを有する凝集体が得られた。
0%陰イオン性界面活性剤(ネオゲンR(商標名))を
添加し、攪拌速度を700rpmから150rpmまで
減少させた。次いでケトルの温度を45℃から85℃ま
で1℃/minにて上昇させた。ラテックスおよび顔料
粒子の凝集体を85℃にて4時間にわたり融合させた。
3.7μmの粒度と3.22のGSDとが30分間の8
5℃における加熱の後に測定された。4時間の加熱の
後、3.9μmの粒度と3.21のGSDとを有するト
ナー粒子がクールター・カウンタで測定され、これは粒
度とGSDとの両者が融合工程に際し保持されたことを
示す。得られたトナー粒子は95%のポリ(スチレン−
コ−ブチルアクリレート−コ−アクリル酸)とトナーに
対し5重量%のシアン顔料とで構成された。次いでトナ
ー粒子を熱水(50℃)を用いる濾過によって洗浄し、
凍結乾燥機で乾燥させた。乾燥トナー粒子の収率は93
%であった。
クリル酸樹脂ラテックスの凝集: 顔料分散:14.6gの乾燥した或いは45gの湿潤ケ
ーキ(32.5%固形物)のサン・ファースト・イエロ
ー(商標名)顔料と1.46gの陽イオン性界面活性剤
サニゾールB−50(商標名)とを、ブレンダーを用い
て4,000rpmで200gの水に分散させた。
(3%)におけるスチレン/ブチルアクリレート/アク
リル酸(82/18/2部)の乳化重合により次のよう
にポリマーラテックスを調製した。352gのスチレン
と48gのブチルアクリレートと8gのアクリル酸と1
2gのドデカンチオールとを、9gのドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム陰イオン性界面活性剤(60%の
活性成分を含有するネオゲンR(商標名))と8.6g
のポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル非イオン
性界面活性剤(アンタロックス897(商標名)、70
%活性成分)と4gの過硫酸アンモニウム開始剤とが溶
解された600mlの脱イオン水と混合した。次いでエ
マルジョンを70℃にて8時間にわたり重合させた。得
られたラテックスは40%の固形物を含有した。ラテッ
クス乾燥試料のTgはデュポンDSCで測定して53.
1℃であった。ヒューレット・パッカードGPCで測定
してMw=20,000およびMn=6,000であっ
た。ペン・ケム・インコーポレーション社のレーザー・
ジー・メーターで測定したζ−電位は−90ミリボルト
であった。ブルックハーベンB1−90パーチクル・ナ
ノサイザで測定したラテックスの粒度は160ナノメー
タであった。トナー寸法粒子の調製:ポリマーラテックス粒子(90
%)と顔料粒子(10%)とからなり高速度で剪断した
11.7%の固形物: 凝集粒子の調製:208.5gのサン・ファースト・イ
エロー(商標名)分散物を、1.5gの陽イオン性界面
活性剤アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライ
ド(サニゾールB−50(商標名))を含有する300
mlの水に添加した。次いで、これを同時に325gの
上記ラテックスと共に300gの水を含有するSD41
連続攪拌装置(ヤンケ・アンド・クンケルIKAレーバ
ーテクニーク社)に添加した。顔料分散物とラテックス
とを、600rpmの低速度でなく10,000rpm
の高速度で操作する剪断チャンバに8分間にわたり連続
ポンプ輸送して充分混合した。樹脂と顔料粒子とからな
る均質配合物が得られた。次いで、この配合物を機械攪
拌機と温度プローブとが装着されかつ加熱外套内に設置
されたケトルに移した。ケトルの温度を次いで室温から
45℃まで上昇させ、3時間にわたり凝集を400rp
mで攪拌しながら行った。4.7μmの粒度と1.22
のGSD(クールター・カウンタで測定)とを有する凝
集体が得られた。
0%陰イオン性界面活性剤(ネオゲンR(商標名))を
添加し、攪拌速度を400rpmから150rpmまで
減少させた。ケトル内の温度を45℃から85℃まで1
℃/minにて上昇させた。ラテックスおよび顔料粒子
の凝集体を85℃にて4時間にわたり融合させた。85
℃にて30分間加熱した後、4.6μmの粒度と1.2
2のGSDとがクールター・カウンタで測定して得られ
た。4時間加熱した後、4.7μmの寸法と1.23の
GSDとを有するトナー粒子が得られ、これは粒度とG
SDとの両者が融合工程に際し保持されたことを示す。
得られたトナー粒子は90%のポリ(スチレン/ブチル
アクリレート/アクリル酸)とトナーの重量に対し10
重量%のイエロー顔料とで構成された。次いでトナー粒
子を熱水(50℃)を用いる濾過によって洗浄し、凍結
乾燥機で乾燥させた。乾燥トナー粒子の収率は95%で
あった。
クリル酸ラテックスの凝集: 顔料分散:14.6gの乾燥した或いは45gの湿潤ケ
ーキ(32.5%固形物)のサン・ファースト・イエロ
ー(商標名)顔料と1.46gの陽イオン性界面活性剤
サニゾールB−50(商標名)とをポリトロンを用い
4,000rpmで200gの水に分散させ、次いで2
分間にわたり音波処理した。
(3%)におけるスチレン/ブチルアクリレート/アク
リル酸(82/18/2部)の乳化重合により次のよう
にポリマーラテックスを調製した。352gのスチレン
と48gのブチルアクリレートと8gのアクリル酸と1
2gのドデカンチオールとを、9gのドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム陰イオン性界面活性剤(60%の
活性成分を含有するネオゲンR(商標名))と8.6g
のポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル非イオン
性界面活性剤(アンタロックス897(商標名)、70
%活性成分)と4gの過硫酸アンモニウム開始剤とが溶
解された600mlの脱イオン水と混合した。次いでエ
マルジョンを70℃で8時間重合させた。得られたラテ
ックスは40%の固形物を含有した。ラテックス乾燥試
料のTgはデュポンDSCで測定して53.1℃であっ
た。ヒューレット・パッカードGPCで測定してMw=
20,000およびMn=6,000であった。ペン・
ケム・インコーポレーション社のレーザー・ジー・メー
ターで測定したζ−電位は−90ミリボルトであった。
ブルックハーベンB1−90パーチクル・ナノサイザで
測定したラテックスの粒度は160ナノメータであっ
た。トナー寸法粒子の調製:ラテックス粒子(90%)と顔
料粒子(10%)とからなり剪断されてない11.7%
の固形物: 凝集粒子の調製:208.5gのサン・ファースト・イ
エロー(商標名)分散物を、1.5gの陽イオン性界面
活性剤アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライ
ド(サニゾールB−50(商標名))を含有する300
mlの水に添加した。次いで、この分散物を同時に32
5gの上記ラテックスと共に300gの水を含有するケ
トル中に350rpmで攪拌しながら添加した。次いで
攪拌速度を、粘度がラテックスのヘテロ凝固および顔料
分散により2センチポアズから2,000〜3,000
センチポアズまで上昇する際に650rpmまで増大さ
せた。ケトルの温度を次いで室温から45℃まで上昇さ
せ、凝集を600rpmで攪拌しながら3時間にわたり
行った。4.5μmの粒度と1.95のGSD(クール
ター・カウンタで測定)とを有する凝集体が得られた。
0%陰イオン性界面活性剤(ネオゲンR(商標名))を
添加し、速度を600rpmから150rpmまで減少
させた。次いでケトルの温度を45℃から85℃まで1
℃/minにて上昇させた。ラテックスおよび顔料粒子
の凝集体を85℃にて4時間にわたり凝集させた。4.
7μmのトナー粒度と1.95のGSDとが30分間の
85℃における加熱の後に測定された。4時間の加熱の
後、平均容積直径にて4.7μmの粒度と1.96のG
SDとを有するトナー粒子がクールター・カウンタで測
定され、これは粒度とGSDとの両者が凝集工程に際し
保持されたことを示す。得られたトナー粒子は90%の
ポリ(スチレン−コ−ブチルアクリレート−コ−アクリ
ル酸)とトナーの重量に対し10重量%の黄色顔料とで
構成された。次いでトナー粒子を熱水(50℃)を用い
る濾過によって洗浄し、凍結乾燥機で乾燥させた。乾燥
トナー粒子の収率は96%であった。
データを要約する。表が示すように、非剪断と対比して
高速度で剪断した混合物は優秀な粒度分布(GSD)を
有する。剪断は、この方法の工程(ii)で行った。さ
らに凝集の温度と共に、GSDのトナーを得ることがで
きる。
/アクリル酸のような樹脂又はポリマーを意味し、「寸
法」すなわちミクロンは別途示してなければ平均容積直
径を意味する。
を有するトナー組成物を簡単かつ経済的に直接製造する
ことができるという効果を奏する。さらに本発明のトナ
ー組成物の製造方法は極めて高収率でトナー組成物を調
製することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 (i)水中に、着色剤とイオン性界面活
性剤とを含む着色剤分散物を調製し; (ii)この着色剤分散物を、樹脂と前記イオン性界面
活性剤の帯電極性とは反対符号の帯電極性を有する対イ
オン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤とを含むポリ
マーラテックスと共に剪断して、樹脂と着色剤とを含有
する均一な均質配合分散物を形成し; (iii)前記剪断された均質配合物を樹脂のガラス転
位温度(Tg)未満で連続攪拌しながら加熱して、粒度
分布がクールター・カウンタにより測定し1.18〜
1.26の幾何学的寸法分布であり、容積平均直径で3
μm〜8μmのトナー寸法の、静電結合した凝集体を形
成し; (iv)前記静電結合した凝集体を樹脂のTgより高い
温度で加熱して樹脂と着色剤とを含有する融合トナーを
生成することを含む調節された粒度を有するトナー組成
物の製造方法。 - 【請求項2】 前記(i)の着色剤分散物が電荷調節剤
を含み、前記(iv)の工程の後に、(v)前記トナー
を分離し、(vi)前記トナーを乾燥させる請求項1に
記載のトナー組成物の製造方法。 - 【請求項3】 (i)水中に、顔料とイオン性界面活性
剤とを含む顔料分散物を調製し; (ii)この顔料分散物を、0.5〜1μmの範囲にお
けるサブミクロン寸法の樹脂と前記イオン性界面活性剤
の極性とは反対符号の帯電極性を有する対イオン性界面
活性剤と非イオン性界面活性剤とを含むポリマーラテッ
クスと共に毎分3,000〜15,000回転の高速度
で剪断して、平均容積直径にて0.5〜1μmの粒子の
均一な品質配合物を生成し、ここにこれら粒子は樹脂と
顔料とを含有し; (iii)前記剪断された均質配合物を樹脂のガラス転
位温度(Tg)より5〜25℃低い温度で加熱し、ここ
に樹脂のTgは40〜85℃の範囲であり、その間に毎
分200〜1,000回転で連続攪拌して、粒度分布が
クールター・カウンタにより測定し1.18〜1.26
の幾何学的寸法分布であり、容積平均直径 で3μm〜8
μmのトナー寸法の、静電結合した凝集体を形成し; (iv)静電結合した凝集体を樹脂のTgよりも5〜5
0℃高い温度で加熱して、ポリマー樹脂と顔料とを含有
するトナー組成物の融合粒子を生成することを含むトナ
ーの製造方法。 - 【請求項4】 (i)顔料とイオン性界面活性剤とを含
む顔料分散物を調製し; (ii)この顔料分散物を、樹脂と前記イオン性界面活
性剤の極性とは反対符号の帯電極性を有する対イオン性
界面活性剤と非イオン性界面活性剤とを含むラテックス
配合物と共に毎分3,000〜15,000回転の高速
度で剪断することにより顔料と樹脂とを含有する粒子の
凝集もしくはヘテロ凝固を生ぜしめて、水中5〜25重
量%の樹脂及び顔料の固体と陰イオン性/非イオン性/
陽イオン性界面活性剤系との均一な粘性分散物を形成
し; (iii)前記剪断された配合物を樹脂のTgより5〜
25℃低い温度で連続攪拌しながら加熱して、クールタ
ー・カウンタ測定につき比較的安定な粒度分布がクール
ター・カウンタにより測定し1.18〜1.26の幾何
学的寸法分布であり、容積平均直径で3μm〜8μmの
トナー寸法の、静電結合した凝集体を形成し; (iv)静電結合した凝集体を樹脂のTgより5〜50
℃高い温度で加熱して、樹脂と顔料とを含有する機械的
に安定なトナー組成物を生成することを含むトナーの製
造方法。
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