JP3452775B2 - 炊飯器の水位検知装置 - Google Patents

炊飯器の水位検知装置

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JP3452775B2
JP3452775B2 JP28378897A JP28378897A JP3452775B2 JP 3452775 B2 JP3452775 B2 JP 3452775B2 JP 28378897 A JP28378897 A JP 28378897A JP 28378897 A JP28378897 A JP 28378897A JP 3452775 B2 JP3452775 B2 JP 3452775B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炊飯器の水位検
知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炊飯ジャー等の炊飯器において、炊飯に
必要な水量を検知するために超音波センサーを用い、超
音波が水面で反射して戻るまでの時間を水位に換算する
方法が従来から知られている(例えば、特開平1−20
4622号公報参照)。
【0003】上記公報に示されたものは、炊飯器本体の
肩部分にセンサーアームを水平方向に回動自在に取付け
ると共に、上記センサーアームの先端に超音波センサー
を取付け、水位を検知するときはセンサーアームを回動
してその先端が内釜上部に臨むようにしている。また、
その他の例として、センサーアームを炊飯器本体の蓋周
縁部の下面に起伏自在に取付け、水位を検知するときは
蓋を開けて起立せしめ、センサーアームを水平に突き出
してその先端を内釜上部に臨むようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき従来の水
位検知装置では、水位を検知するたびにセンサーアーム
を所定の姿勢となるように使用者が手で操作しなければ
ならない不便があり、また、センサーアームの位置や姿
勢が一定しないため検知誤差が生じやすい問題がある。
【0005】そこで、この発明は使用者が何らの操作を
する必要がなく、通常の炊飯行程の中で水位検知が自動
的に行われ、しかも検知精度の高い水位検知装置を提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は炊飯器本体に着脱自在に内釜を収納
し、上記内釜を覆う蓋を上記炊飯器本体に取付けてなる
炊飯器の水位検知装置において、上記内釜に設けた取手
に内釜の内方に突き出したセンサー取付け部を設け、上
記センサー取付け部に内釜の下方に向けて送受信併用型
の超音波センサーを取付け、上記超音波センサーの駆動
用電源として、上記取手内部に電池を内蔵するか又は上
記炊飯器本体側の一次コイルと電磁結合される二次コイ
ルを内蔵し、上記超音波センサーからの受信データを上
記炊飯器本体側へ送信する受信データ送信回路を上記取
手に内蔵した構成としたものである。
【0007】上記取手は、上記内釜上縁のつばを上下か
ら挾む取手上部材と取手下部材を有し、上記取手上部材
を上記つば上を越えて内釜の内方に突き出して上記のセ
ンサー取付け部を形成した構成を採用することができ
る。
【0008】また、上記内釜上縁のつばの下方に内外に
貫通した取付け穴を設け、上記取手の内側部に設けたセ
ンサー取付け部を上記取付け穴に通して内釜の内方に突
き出した構成、更に上記超音波センサーから発信される
超音波の水面に対する角度が75度以上である構成、上
記受信データ送信回路と対向した受信回路を上記炊飯器
本体に設け、両者の回路間の信号を光信号により伝送す
る構成を採用することができる。
【0009】上記構成の水位検知装置は、炊飯に際して
内釜を炊飯器本体に収納して超音波センサーを駆動させ
ると、内釜の内方に突き出したセンサー取付け部の超音
波センサーから内釜の底面に向けて超音波が発信され
る。
【0010】内釜の水は炊飯器本体に収納する前に入れ
ておいてもよいが、収納した後に超音波を発信させなが
ら水を入れるようにしてもよい。いずれの場合も水面か
ら反射した超音波を受信し、その受信データを受信デー
タ送信回路を経て炊飯器本体に送信し、炊飯器本体側で
水位表示を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面に基づいて説明する。図1から図3に示した第1実
施形態の炊飯器は、炊飯器本体1とこれに取付けた蓋2
及び炊飯器本体1に着脱自在に収納される内釜3とから
成る。炊飯器本体1は、水位検知ボタン4、炊飯スター
トボタン5を始め各種の操作ボタン及び液晶等による表
示部6が設けられる。
【0012】上記の内釜3の左右両側には合成樹脂製の
一対の取手7が装着される。この取手7は図3(a)に
示すように、取手上部材7aと取手下部材7bを上下に
合わせ、内部に所要の空所8があるように形成したもの
である。取手下部材7bは、内釜3のつば9の下面に沿
った取付け部11が設けられ、つば9の上面から挿入し
たビス12により取付け部11をつば9に固定する。取
手上部材7aは、つば9の上面を越えて内釜3の内方に
延び、内釜3の内方でL形に屈曲し、その屈曲端を内釜
3の内面に当てることにより、センサー取付け部13を
形成している。
【0013】上記の取手上部材7aと取手下部材7bと
は上下の合せ面において接着或いは強制嵌合により一体
化される。取手7を上記のように取付けた場合、内釜3
のつば9の上面と取手上部材7aの上面とは、図3
(b)に示す段差aが生じるので、この段差aを無くす
るために、同じ厚さを有する断面コの字形の合成樹脂製
の上縁部材14が二つの取手7相互間のつば9に装着さ
れる(図1参照)。
【0014】上記のセンサー取付け部13の内部には超
音波センサー15が取付けられる。この超音波センサー
15は、ここから発信される超音波の水面に対する角度
θ(図2参照)が75度以上の角度となるよう所定の傾
き角をもって下向きに取付けられる。この角度が75度
未満となると、検知精度が低下する。
【0015】また、取手7の内部の空所8には、炊飯器
本体1側の一次コイル16と電磁結合される二次コイル
17が取付けられ、一次コイル16側の商用電源を二次
コイル17側に所要の電圧比で誘導するようにしてい
る。また、上記の空所8には、超音波センサー15の駆
動回路18及び超音波センサー15からの受信データを
外部に送信する受信データ送信回路19が設けられる。
これら回路18、19は、前記の二次コイル17の出力
側に接続され、電源を得られるようになっている。超音
波センサー15の2本のリード線21、22はそれぞれ
駆動回路18及び受信データ送信回路19に接続され
る。
【0016】また、上記の受信データ送信回路19の出
力端は、取手下部材7bに設けた穴23に対向してお
り、その穴23の下方の炊飯器本体1の内部に受信回路
24が設けられる。両者の間の信号の伝送は赤外線等に
よる光伝送が行われる。
【0017】上記の受信データ送信回路19は、超音波
センサー15から入力される信号に基づき、超音波の発
信から反射波の受信までの時間を距離に換算する換算手
段、換算結果をディジタル信号に変換し更に電−光変換
を行って光信号として発信する変換手段等を含むもので
ある。
【0018】なお、受信回路24で受信された信号は、
炊飯器本体1内のマイコンで処理され、表示部6におい
て水位を表わす数値として表示される。
【0019】第1実施形態は以上のごときものであり、
この炊飯器を使用する際は、水で研いだ白米を内釜3内
に少な目の水と共に入れ、その内釜3を炊飯器本体1に
収納すると共に水位検知ボタン4を操作する。内釜3の
取手7が炊飯器本体1の肩部に形成した嵌合部25に嵌
まると、一次コイル16と二次コイル17の電磁結合に
より駆動回路18及び受信データ送信回路19に電源が
供給され、超音波センサー15から超音波が内釜3内に
向けて発信される。使用者は表示部6に表示される水位
が、そのときの白米の量及び炊き上がり状態に必要な数
値に上昇するまで給水し、所定水位に達すると給水を停
止する。
【0020】以後、蓋2を閉めて炊飯スタートボタン5
を操作して炊飯工程に入る。蓋2のパッキン26は図2
に示すように取手7の上面及びこれと同一面の上縁部材
14の上面に接触してシールを図る。
【0021】次に、図4(a)(b)に示した第2実施
形態は、取手7の内側面にセンサー取付け部13を内方
に突き出して設け、内釜3のつば9の下方に内外に貫通
して設けた取付け穴27に上記のセンサー取付け部13
を挿通するようにしている。内釜3の内部に突き出した
センサー取付け部13の内部に超音波センサー15が前
記と同様の姿勢で取付けられる。
【0022】上記の取手7を構成する取手上部材7aの
上面に係合溝28が設けられ、その係合溝28をつば9
の外周縁に係合し、取手上部材7aの下面からねじ込ん
だビス29をつば9の下面に押当て、その反力で係合溝
28をつば9の上面に係合させて固定するようにしてい
る。蓋2のパッキン26は、係合溝28から露出したつ
ば9の上面に接触される。
【0023】その他の構成及び作用は前述の第1実施形
態の場合と同じである。
【0024】上記の各実施形態では一次コイル16と二
次コイル17の電磁結合により二次コイル17側に誘導
される電圧をもって駆動回路18等の電源としている
が、空所8に電池を収納してこれらの電源としてもよ
い。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明は内釜の取手に
該内釜の内方に突き出して設けたセンサー取付け部に超
音波センサーを取付けるようにしたので、使用者は内釜
を単に炊飯器本体に収納するだけで、通常の炊飯手順を
増加することなく水位を知ることができる便利さがあ
る。しかも超音波センサーの姿勢や内釜に対する位置は
不変であるので、高い精度で水位を検知することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の分解斜視図
【図2】同上の一部省略断面図
【図3】(a)図1のX−X線の拡大断面図 (b)図1のY−Y線の拡大断面図 (c)図3(a)のC−C矢視図
【図4】(a)第2実施形態の一部断面図 (b)同上の一部分解斜視図
【符号の説明】
1 炊飯器本体 2 蓋 3 内釜 4 水位検知ボタン 5 炊飯スタートボタン 6 表示部 7 取手 7a 取手上部材 7b 取手下部材 8 空所 9 つば 11 取付け部 12 ビス 13 センサー取付け部 14 上縁部材 15 超音波センサー 16 一次コイル 17 二次コイル 18 駆動回路 19 受信データ送信回路 21、22 リード線 23 穴 24 受信回路 25 嵌合部 26 パッキン 27 取付け穴 28 係合溝 29 ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−212516(JP,A) 特開 平1−212512(JP,A) 特開 平1−204622(JP,A) 特開 平5−15437(JP,A) 特開 平5−42044(JP,A) 特開 平6−124(JP,A) 特開 平4−317609(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯器本体に着脱自在に内釜を収納し、
    上記内釜を覆う蓋を上記炊飯器本体に取付けてなる炊飯
    器の水位検知装置において、上記内釜に設けた取手に内
    釜の内方に突き出したセンサー取付け部を設け、上記セ
    ンサー取付け部に内釜の下方に向けて送受信併用型の超
    音波センサーを取付け、上記超音波センサーの駆動用電
    源として、上記取手内部に電池を内蔵するか又は上記炊
    飯器本体側の一次コイルと電磁結合される二次コイルを
    内蔵し、上記超音波センサーからの受信データを上記炊
    飯器本体側へ送信する受信データ送信回路を上記取手に
    内蔵したことを特徴とする炊飯器の水位検知装置。
  2. 【請求項2】 上記取手は、上記内釜上縁のつばを上下
    から挾む取手上部材と取手下部材を有し、上記取手上部
    材を上記つば上を越えて内釜の内方に突き出して上記の
    センサー取付け部を形成したことを特徴とする請求項1
    に記載の炊飯器の水位検知装置。
  3. 【請求項3】 上記内釜上縁のつばの下方に内外に貫通
    した取付け穴を設け、上記取手の内側部に設けたセンサ
    ー取付け部を上記取付け穴に通して内釜の内方に突き出
    したことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器の水位検
    知装置。
  4. 【請求項4】 上記超音波センサーから発信される超音
    波の水面に対する角度が75度以上であることを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載の炊飯器の水位検
    知装置。
  5. 【請求項5】 上記受信データ送信回路と対向した受信
    回路を上記炊飯器本体に設け、両者の回路間の信号を光
    信号により伝送することを特徴とする請求項1から4の
    いずれかに記載の炊飯器の水位検知装置。
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