JP3450784B2 - ワーク投入装置 - Google Patents

ワーク投入装置

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JP3450784B2
JP3450784B2 JP2000040666A JP2000040666A JP3450784B2 JP 3450784 B2 JP3450784 B2 JP 3450784B2 JP 2000040666 A JP2000040666 A JP 2000040666A JP 2000040666 A JP2000040666 A JP 2000040666A JP 3450784 B2 JP3450784 B2 JP 3450784B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子部品等のワ
ークをワークキャリアのエンボス内に投入するためのワ
ーク投入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のワーク投入装置としては、従来
より、例えば図6中の符号60で示すものが知られてい
る。ここで、図6(A)は従来例に係るワークキャリア
のテーピング装置を示し、図6(B)はそのテーピング
装置に搭載されたワーク投入装置の立面図、図6(C)
はそのワーク投入装置の動作を示す平面図である。ま
た、図7はワークキャリアを示し、図7(A)はそのワ
ークキャリアの要部を破断した側面図、図7(B)はそ
のワークキャリアの斜視図である。
【0003】上記ワークキャリア10は、例えば図7
(A)(B)に示すように、左右の上縁鍔部11a・1
1bと、この上縁鍔部11a・11bと一体に形成され
た縦断面視で略U字状をなす多数のエンボス部13とを
備えている。なお、図7(B)中の符号12は、ワーク
キャリア10を搬送するためのスプロケット用ピン孔を
示す。他方、電子部品等のワークWは、図6に示すワー
ク投入装置60により上記テーピング装置の巻出リール
6から繰り出されるワークキャリア10のエンボス13
内に投入され、カバーテープPを上縁鍔部11a・11
bに加熱・接着して封止される。
【0004】上記テーピング装置は、図6(A)に示す
ように、装置本体50の後方と前方にそれぞれ上記ワー
クキャリア10の巻出リール6と巻取リール7を配設
し、上記装置本体50にワークキャリア10のガイドレ
ール51を配設し、ガイドレール51の横側にワーク投
入装置60を配設し、そのワーク投入装置60によりエ
ンボス13内にワークWを投入するように構成し、その
下流側にワークキャリア10にカバーテープPを接着す
る加熱接着装置70を配設し、この加熱接着装置70の
上側に上記カバーテープPの繰り出し供給装置90を配
設して構成されている。
【0005】図6(B)に示すように、ワークWのリー
ド検査装置4の下流側に上記ワーク投入装置60が配設
されており、このワーク投入装置60は、第1チャック
61と、第2チャック62と、バッファ台63とを備
え、図6(C)に示すように、ワーク搬入部Eで検査終
了後のワークWを第1チャック61で吸着保持して持ち
上げ、略90°水平旋回してからエア噴射して当該ワー
クWをバッファ台63上に移し、次いで第2チャック6
2でバッファ台63上にあるワークWを吸着保持して持
ち上げ、略90°水平旋回してからワーク投入部Gでエ
ア噴射して当該ワークWを前記ワークキャリア10のエ
ンボス13内に投入するように構成されている。これに
よりリードの検査を終えたワークWは、略180°その
方向を転換してエンボス13内に投入されることとな
る。
【0006】また、上記バッファ台63はワークWを吸
着保持するとともに、必要に応じて設定角度だけ正・逆
旋回するように構成されており、第1チャック61と第
2チャック62の旋回角度を考慮して、バッファ台63
を所定角度(例えば90°)だけ右旋回又は左旋回させ
ることにより、エンボス13内に投入されるワークWの
方向(姿勢)を自在に設定できるように構成されてい
る。
【0007】上記第1チャック61及び第2チャック6
2は、いずれも支軸64と水平アーム65とを介して水
平揺動可能に設けられている。そしてこれらのチャック
61・62は、図示しない弾発バネで上昇位置に付勢さ
れており、検査の終点に相当するワーク搬入部E、バッ
ファ部F及びワーク投入部Gにそれぞれ配置された押圧
下降手段67a・67b・67cにより押圧下降され、
その下降位置でエアを吸排してワークWを着脱するよう
に構成されている。
【0008】この従来技術によれば、それぞれ第1チャ
ック61と第2チャック62により、ワークWの吸着保
持、持ち上げ、90°水平旋回、持ち下げ、エア噴射に
よるワークWの放棄、という動作が2回も繰り返され、
前記バッファ台63上のワークWの方向(姿勢)を設定
するために、第1チャック61によるワークWの放棄と
第2チャック62によるワークWの吸着保持との間に、
当該バッファ台63の旋回方向の制御が行われることと
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、第
1チャック61と第2チャック62により、ワークWの
吸着保持、持ち上げ、90°水平旋回、持ち下げ、エア
噴射によるワークWの放棄、という動作が2回も繰り返
され、第1チャック61によるワークWの放棄と第2チ
ャック62によるワークWの吸着保持との間にバッファ
台63の旋回方向の制御が行われるため、検査終了後の
ワークWをワークキャリア10のエンボス13内に投入
するのに手間取り、ワーク投入動作の一層の迅速化が要
請されていた。
【0010】ちなみに、この従来技術では、ワーク搬入
部EでワークWを吸着保持し、当該ワークWをワーク投
入部Gで上記エンボス13内に投入するまでの時間は、
最短で0.6秒程度を要していた。そこでワークWの取
扱いのスピードを上げると、第1チャック61及び第2
チャック62による吸着保持の際に、当該ワークWに衝
撃が加わり破損する虞れがある。
【0011】また、上記従来技術では、第1チャック6
1と第2チャック62とをそれぞれ水平旋回するための
旋回駆動源が二つ、ワークWの吸着保持とエア噴射によ
るワークWの放棄、ワークWの持ち上げと持ち下げの各
動作の他に、バッファ台63の旋回方向の制御を要する
ため、ワーク投入装置の構成が複雑となり、製造コスト
が高くつくという問題があった。本発明は、このような
事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワーク
の取り扱い時の衝撃による破損を防止しつつ、ワーク投
入動作の一層の迅速化とワーク投入装置の構成の簡素化
ひいては製造コストの低減を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のように構成される。即ち、請求項1
に記載の発明は、水平旋回可能に設けた回転円盤1の周
縁部にワーク収容室2を設け、上記回転円盤1の周縁部
にワーク搬入部Eとワーク投入部Gとを臨ませ、上記ワ
ーク搬入部Eで受け取ったワークWを上記ワーク収容室
2内に収容してワーク受け板3で受け止め、上記回転円
盤1を水平旋回させてワーク収容室2を上記ワーク投入
部Gに臨ませ、当該ワークWを上記ワーク受け板3より
落下させてワークキャリア10のエンボス13内に投入
するように構成したワーク投入装置において、上記回転
円盤(1)の周縁部に複数のワーク収容室(2)を設
け、上記ワーク受け板(3)を各ワーク収容室(2)に
対応させて個別に設けるとともに、上記ワーク投入部
(G)に押圧手段(5)を待機させて設け、この押圧手
段(5)で上記ワーク受け板(3)をワーク収容室
(2)から後退させて当該ワーク(W)を落下させるよ
うに構成したとを特徴とする。ここで、ワーク投入部G
は、後述する正常投入部G1及び正逆反転投入部G2を
含む概念である。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
したワーク投入装置において、上記回転円盤(1)に等
角度間隔で四つのワーク収容室(2)を設け、上記ワー
ク収容室(2)に位置整合させて、ワーク(W)を各ワ
ーク収容室(2)内に搬入するワーク搬入部(E)と、
正常向きのワーク(W)をエンボス(13)内に投入す
る正常投入部(G1)と、逆向きのワーク(W)を正し
い向きでエンボス(13)内に投入する正逆反転投入部
(G2)と、不良ワーク(W)を回収する不良ワーク回
収部(H)とを配置するとともに、上記正常投入部(G
1)と回転円盤(1)の回転軸心(Z)と正逆反転投入
部(G2)とを平面視で略直線状に配置して、この直線
下でワークキャリア(10)を走行させるように構成し
たことを特徴とする。
【0014】
【発明の作用・効果】本発明によれば、以下の作用・効
果を奏する。(イ)請求項1に記載の発明によれば、ワ
ーク取扱い時の衝撃による破損を防止しつつ、ワーク投
入動作の一層の迅速化とワーク投入装置の構成の簡素化
ひいては製造コストの低減を図ることができる。
【0015】即ち、請求項1に記載の発明では、水平旋
回可能に設けた回転円盤1の周縁部にワーク収容室2を
設け、上記回転円盤1の周縁部にワーク搬入部Eとワー
ク投入部Gとを臨ませ、上記ワーク搬入部Eで受け取っ
たワークWを上記ワーク収容室2内に収容してワーク受
け板3で受け止め、上記回転円盤1を水平旋回させてワ
ーク収容室2を上記ワーク投入部Gに臨ませ、当該ワー
クWを上記ワーク受け板3より落下させてワークキャリ
ア10のエンボス13内に投入するように構成したこと
から、従来技術における「ワークWの吸着、持ち上げ、
持ち下げ、エア噴射によるワークWの放棄」という動作
の繰り返しと「バッファ台63の旋回方向の制御」に代
えて、本発明では「ワークWの搬入、回転円盤1の旋
回、ワーク受け板3からのワークWの落下」という三つ
の基本動作でワークの投入が完了する。従って、ワーク
取扱い時の衝撃による破損を防止しつつ、ワーク投入動
作の一層の迅速化を図ることができる。
【0016】(ロ)また、請求項1に記載の発明では、
「ワーク収容室2内へのワークの搬入手段、回転円盤1
の旋回駆動源が一つ、ワーク受け板3からワークWを落
下させる手段」があれば足りるので、ワーク投入装置の
構成が簡素になり、その製造コストを低減できる。
【0017】(ハ)さらに請求項1に記載の発明では、
上記回転円盤1に複数のワーク収容室2を設け、上記ワ
ーク受け板3を各ワーク収容室2に対応させて個別に設
けるとともに、上記ワーク投入部Gに押圧手段5を待機
させて設け、この押圧手段5で上記ワーク受け板3をワ
ーク収容室2から後退させて当該ワークWを落下させる
ように構成したことから、回転円盤1が旋回して一つの
ワーク収容室2がワーク投入部Gに臨むと、ワーク投入
部Gに設けられた押圧手段5は、各ワーク収容室2に対
応させて個別に設けたワーク受け板3をワーク収容室2
から後退させてワークWを落下させる。つまり、押圧手
段5はワーク投入部Gに待機しており、回転円盤1には
搭載されていないので、当該回転円盤全体の質量、ひい
ては回転慣性モーメントを小さくして、小出力の旋回駆
動源で足り、旋回位置の位置決め精度を高めることもで
きる。
【0018】(ニ)請求項に記載の発明では、請求項
に記載したワーク投入装置において、上記回転円盤1
に等角度間隔で四つのワーク収容室2を設け、上記ワー
ク収容室2に位置整合させて、ワークWを各ワーク収容
室2内に搬入するワーク搬入部Eと、正常向きのワーク
Wをエンボス13内に投入する正常投入部G1と、逆向
きのワークWを正しい向きでエンボス13内に投入する
正逆反転投入部G2と、不良ワークWを回収する不良ワ
ーク回収部Hとを配置するとともに、上記正常投入部G
1と転円盤1の回転軸心Zと正逆反転投入部G2とを平
面視で略直線状に配置して、この直線下にワークキャリ
ア10を走行させるように構成したことから、上記回転
円盤1をワーク搬入部Eを起点にして略90°又は27
0°正転させ、あるいは90°逆転させるだけで、ワー
クWを正しい姿勢(向き)でエンボス13内に投入する
ことができる。しかも、ワーク搬入部Eを起点にして略
180°だけ正転又は逆転させるだけで、不良ワークW
を不良ワーク回収部Hに回収することができる。つま
り、回転円盤1の旋回駆動制御のみにより、ワークWの
投下先を分別することができるので、安価な構成で容易
に実施でき、かつ、至便である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るワーク投入装
置の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図
1は本発明の実施形態に係るワーク投入装置の要部平面
図、図2はそのワーク投入装置の正面図、図3はそのワ
ーク投入装置の側面図、図4はそのワーク投入装置の部
品図で、図4(A)は回転円盤の一部を破断した立面
図、図4(B)はその回転円盤に組つけられるワーク受
け板の斜視図、図5(A)は上記回転円盤の平面図、図
5(B)はその回転円盤の底面図である。
【0020】このワーク投入装置は、例えば前記ワーク
キャリアのテーピング装置〔図6(A)〕に適用し得る
もので、図1〜図3に示すように、支軸8を介して水平
旋回可能に軸支された回転円盤1と、この回転円盤1を
略90°間隔で位置決め可能に水平旋回する駆動モータ
14(ここではパルスモータ)と、上記回転円盤1の下
側に設けられて間欠的に走行するワークキャリア10を
案内する前後一対のガイドレール51・51とを備え、
ワーク搬入部Eで受け取ったワークWを回転円盤1に形
成した四つのワーク収容室2内に収容して水平旋回し、
後述するワーク投入部G(G1又はG2)において、当
該ワークWをワークキャリア10のエンボス13内に投
入するように構成されている。なお、左右一対のガイド
レール51・51は、図示しないレール支持具により、
その間隔をワークキャリア10の幅に適合させて変更で
きるように構成されている。
【0021】上記駆動モータ14は、図1〜図3に示す
ように、テーピング装置の本体部分を構成する基枠52
にモータ支持台53を介して固設されている。上記基枠
52には、回転円盤1の支軸8を軸受9を介して回転自
在に支持する支軸フレーム54と、前記ガイドレール5
1を支持する基台フレーム55が架設されている。上記
回転円盤1の支軸8と駆動モータ14の出力軸15と
は、カップリング16で連結されている。また、上記回
転円盤1の支軸8には位置決め用ディスク17が固定さ
れ、この位置決め用ディスク17とそれを検知するセン
サー18とを介して回転円盤1の旋回位置を検知して駆
動モータ14を位置決め制御するように構成されてい
る。
【0022】上記回転円盤1は、図4(A)及び図5
(A)(B)に示すように、支軸8の下端に固設され、
原則として矢印Cで示す時計回りの方向へ水平旋回す
る。この回転円盤1には略等角度間隔(90°)で四つ
のワーク収容室2が設けられ、各ワーク収容室2に位置
整合させて、ワークWを各ワーク収容室2内に搬入する
ワーク搬入部Eと、正常向きのワークWをエンボス13
内に投入する正常投入部G1と、逆向きのワークWを正
しい向きでエンボス13内に投入する正逆反転投入部G
2と、不良ワークWを回収する不良ワーク回収部Hとが
配置されている。
【0023】上記回転円盤1には、図4及び図5に示す
ように、四つのワーク受け板3がその回転円盤1の中央
側へスライド可能に設けられ、各ワーク収容室2内に収
容したワークWを上記ワーク受け板3で受け止め、水平
旋回させた上記回転円盤1を、上記正常投入部G1、又
は正逆反転投入部G2、あるいは不良ワーク回収部Hで
旋回停止させ、いずれかの位置でワーク受け板3を回転
円盤1の中央側へスライドさせてワークWをワーク受け
板3より落下させるように構成されている。
【0024】各ワーク受け板3は、図4(B)に示すよ
うに、縦向きの基端上部3aと、縦向きの基端下部3b
と、ワークWを受け止める受止部3cと、反転折曲部3
dとにより逆L字状に形成されている。上記縦向きの基
端上部3aは、スライド軸22と一体にスライドする移
動ブロック21にビス止めされ、上記スライド軸22は
回転円盤1の上面にビス止めされた支持ブロック20に
スライド可能に支持されている。上記移動ブロック21
は、弾発バネ23により回転円盤1の外周側へ弾発付勢
されており、後述する押圧手段5により弾発付勢力に抗
してスライド軸22を回転円盤1の中央側(矢印D方
向)へ押圧するように構成されている。
【0025】他方、上記回転円盤1には、図4(A)及
び図5(A)(B)に示すように、ワーク搬入部E、正
常投入部G1、正逆反転投入部G2、及び不良ワーク回
収部Hの各箇所に、各ワーク受け板3の基端下部3bが
貫通して進退できるスリット溝24と、ワークWの有無
を検知するための透視窓25と、ワーク収容室2内に搬
入されたワークWの位置と姿勢を規制するワーク接当部
26と、そのワーク接当部26と一体に形成されてワー
ク受け板3の受止部3cを進退可能に案内するガイド部
27とが一体に形成されている。
【0026】各ワーク受け板3は前記弾発バネ23によ
り弾発付勢されて、その受止部3cが回転円盤1の外周
寄りへ位置している。このとき、上記受止部3cの上側
空間にワーク収容室2が形成され、この受止部3c上に
ワークWが載置されることとなる。この受止部3cに載
置されたワークWは、ワーク受け板3を回転円盤1の中
央側(矢印D方向)へスライドさせることにより、その
載置状態での移動が上記ワーク接当部26で規制されて
受止部3cより落下する。
【0027】図2及び図3に示すように、前記支軸フレ
ーム54にはそれぞれブラケツト30を介して三つの押
圧手段5が設けられている。これらの押圧手段5は、図
1に示すように、正常投入部G1と、正逆反転投入部G
2と、不良ワーク回収部Hとに対応させて付設配置され
ているが、ワーク搬入部Eには付設されていない。その
代わりに当該ワーク搬入部Eには、ワークWをワーク収
容室2に向けて搬入するためのワーク搬入ガイド29
と、順次搬入されてくるワークWをワーク収容室2内に
押し込む押込手段(図示せず)が付設配置されている。
【0028】上記押圧手段5は、上記ブラケツト30に
その固定位置を進退調節可能に支持されたエアアクチュ
エータ31と、揺動アーム34と、その揺動アーム34
の中間部を水平揺動可能に軸支する軸支ピン35とから
成り、上記揺動アーム34の一端部34aを上記出力ロ
ッド32の先端部33に係合させ、当該揺動アーム34
の他端部34bを前記スライド軸22の一端に押圧接当
させるように構成されている。これにより、回転円盤1
が旋回して一つのワーク収容室2が前記ワーク投入部G
(正常投入部G1又は正逆反転投入部G2)あるいは不
良ワーク回収部Hに臨むと、各部(G1、G2、H)に
待機している押圧手段5のエアアクチュエータ31が作
動して各ワーク受け板3を回転円盤1の中央側へスライ
ドさせ、ワーク受け板3よりワークWを落下させる。な
お、図1及び図3中の符号37は、不良ワーク回収部H
で落下した不良ワークを回収す回収用ガイドを示す。
【0029】上記正常投入部G1と回転円盤1の回転軸
心Zと正逆反転投入部Hとは、図1及び図5(A)に示
すように、平面視で略直線状に配置され、この直線下に
ワークキャリア10を案内する左右一対の前記ガイドレ
ール51・51が配置されている。これは、回転円盤1
をワーク搬入部Eを起点にして略90°又は270°正
転させ、あるいは略90°逆転させることにより、ワー
クWを正しい姿勢(向き)でエンボス13内に投入する
ように構成したものである。なお、上記ワークキャリア
10は矢印J方向へ走行するものとする。
【0030】次に、本実施形態に係るワーク投入装置の
動作について簡単に説明する。回転円盤1は、前記駆動
モータ14により支軸8を介して時計回りに略90°づ
つ間欠的に水平旋回する。そして当該回転円盤1が停止
している状態では、空のワーク収容室2がワーク搬入部
Eに臨み、ワークWを収容しているワーク収容室2が前
記いずれかの投入部G(正常投入部G1、正逆反転投入
部G2)又は不良ワーク回収部Hに臨む。他方、ワーク
Wは、図1及び図5(A)に示すように、ワーク搬入ガ
イド29の案内溝29aに沿って順次搬入され、ワーク
搬入部Eにおいて図示しない押込手段により当該ワーク
Wは空のワーク収容室2内に押し込まれる。
【0031】ワークWの方向(正逆)は、ワーク収容室
2内に収容される前にあらかじめ図示しない方向検知手
段により認識され、ワークWの方向及び姿勢が正しい場
合には、回転円盤1が右旋回してワーク収容室2が正常
投入部G1に臨む。するとそこに待機しているエアアク
チュエータ31が作動して、スライド軸22を退入側
(矢印D方向)へ押圧してワーク受け板3を回転円盤1
の中央側へスライドさせ、ワーク受け板3上のワークW
を落下させる。これによりワークWはワークキャリア1
0のエンボス13内に正しい姿勢(搬入姿勢から90°
右旋回した姿勢)で投入される。
【0032】また、ワークWの方向が左右反転した状態
でワーク収容室2内に収容された場合には、回転円盤1
が略270°右旋回し又は略90°左旋回して当該ワー
ク収容室2が正逆反転投入部G2に臨む。するとそこに
待機しているエアアクチュエータ31が作動してワーク
受け板3を回転円盤1の中央側へスライドさせ、ワーク
受け板3上のワークWを落下させる。ただし、これに先
立ってワークキャリア10は、矢印J方向へ8コマ分だ
け移動して空のエンボス13が待機する。これによりワ
ークWは空のエンボス13内に正しい姿勢(搬入姿勢か
ら90°左旋回した姿勢)で投入される。
【0033】また、前記リード検査装置によりワークW
のリード折れ曲がり等が検認され、ワークWが不良品と
認定された場合、回転円盤1が略180°右旋回又は左
旋回して当該ワーク収容室2が不良ワーク回収部Hに臨
む。すると同様に待機しているエアアクチュエータ31
が作動してワーク受け板3よりワークWを落下させ、回
収用ガイド37を介してその不良ワークを回収する。な
お、ワークWの方向が正しく不良品でない場合には、ワ
ークWは正常投入部G1において正しい方向で、かつ、
正しい姿勢で(姿勢が崩れることなく)ワークキャリア
10のエンボス13内に投入される。
【0034】本実施形態によれば、従来技術における
「ワークWの吸着、持ち上げ、持ち下げ、エア噴射によ
るワークWの放棄」という動作の繰り返しに代わり、
「ワークの搬入、回転円盤1の旋回、ワーク受け板3か
らのワークWの落下」という三つの基本動作で投入が完
了するので、ワーク取扱い時の衝撃による破損を防止し
つつ、ワーク投入動作の一層の迅速化を図ることができ
る。また、ワークの投入と収容室内へのワークの搬入と
が同時にできるので、ワークの投入を引き続き連続的に
実行することができる。ちなみに、本実施形態によれ
ば、回転円盤1の正転時におけるワークの搬入からワー
クWの投下までに要する時間は0.2秒で、従来例の1
/3に短縮できた。
【0035】また、押圧手段5は前記各部(G1、G
2、H)に待機させて設けられており、回転円盤1には
搭載されていないので、当該回転円盤1全体の質量、ひ
いては回転慣性モーメントが小さくなる。つまり、回転
円盤1の旋回駆動源である駆動モータ14は小出力で足
り、旋回位置の位置決め精度等を高めることもできる。
しかも、ワーク搬入部Eを起点にして略180°だけ正
転又は逆転させるだけで、不良ワークWを不良ワーク回
収部Jに回収することができる。これにより回転円盤1
の旋回駆動制御のみでワークWの投下先を分別すること
ができるので、安価な構成で容易に実施でき、かつ、至
便である。
【0036】この発明は上記実施形態に限定されるもの
ではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内におい
て、下記のように種々の設計変更を施すことが可能であ
る。 上記実施形態では、揺動アーム34を介在させ
てその他端部34bをスライド軸22の一端に押圧接当
させるように構成したが、エアアクチュエータ31の出
力軸22の先端部33で直接スライド軸22を押圧して
ワーク受け板3をスライドさせるように構成しても差し
支えない。
【0037】 上記実施形態では、エアアクチュエー
タ31によりスライド軸22を押圧してワーク受け板3
をスライドさせるように構成したが、これに代えて電磁
アクチュエータ等を用いても差し支えない。また、上記
実施形態では、複数のワーク投入部(正常投入部G1、
正逆反転投入部G2)、及び不良ワーク回収部Hを備え
るものについて例示したが、少なくとも一つのワーク投
入部Gを備えるものであればよく、それに応じてワーク
受け板の配置や押圧手段の具体的な構成についても、適
宜変更を加えて実施することができる。
【0038】 上記実施形態では、ワークを収容室2
内に収容する前に、方向検知手段やリード検査装置によ
り当該ワークWの姿勢やリードの折れ曲がり等を検査し
ているが、ワークを収容室2内に収容した後で当該ワー
クWの姿勢やリードの折れ曲がりを検査するようにして
も差し支えない。この場合には、回転円盤1の全体、あ
るいは少なくともワーク収容室2を透視可能な部材で構
成するとともに、ワーク搬入部Eと正常投入部G1との
間にワークWの姿勢やリードの折れ曲がり等を検認する
検認手段を設ける。
【0039】 上記実施形態では、回転円盤1に形成
した複数のワーク収容室2に対応させて、それぞれワー
ク受け板3を個別に設けるとともに、各ワーク投入部
(正常投入部G1、正逆反転投入部G2)、及び不良ワ
ーク回収部Hにそれぞれ押圧手段5を設け、各押圧手段
5でワーク受け板3をスライドさせてワークWを落下さ
せるように構成したが、上記構成に代えて、回転円盤1
の下側に単一のワーク受け板3を固定し、各ワーク投入
部G(G1、G2)に位置整合させてワーク受け板3に
落下口を開口し、その落下口より当該ワークWを落下さ
せるように構成しても差し支えない。
【0040】この場合には、不良ワーク回収部Hを設け
ず、ワークWはワーク搬入部Eから各ワーク投入部(G
1又はG2)までワーク受け板3上を摺動しながら移動
することとなる。なお、回転円盤1は、少なくとも空の
ワーク収容室2がワーク搬入部Eに臨む時だけ停止し、
ワークWを収容しているワーク収容室2がワーク投入部
G(G1、G2)に臨む時には、必ずしも当該回転円盤
1を停止させる必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るワーク投入装置の要部
平面図である。
【図2】上記ワーク投入装置の正面図である。
【図3】上記ワーク投入装置の側面図である。
【図4】上記ワーク投入装置の部品図で、図4(A)は
回転円盤一部を破断した立面図、図4(B)はその回転
円盤に組つけられるワーク受け板の斜視図である。
【図5】図5は本発明の実施形態に係る回転円盤を示
し、図5(A)はその回転円盤の平面図、図5(B)は
その回転円盤の底面図である。
【図6】従来例を示し、図6(A)はワークキャリアの
テーピング装置を示し、図6(B)はそのテーピング装
置に搭載されたワーク投入装置の立面図、図6(C)は
そのワーク投入装置の動作を示す平面図である。
【図7】ワークキャリアを示し、図7(A)はそのワー
クキャリアの要部を破断した側面図、図7(B)はその
ワークキャリアの斜視図である。
【符号の説明】
1…回転円盤、2…ワーク収容室、3…ワーク受け板、
5…押圧手段、10…ワークキャリア、13…エンボ
ス、E…ワーク搬入部、G…ワーク投入部、G1…正常
投入部、G2…正逆反転投入部、H…不良ワーク回収
部、W…ワーク。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平旋回可能に設けた回転円盤(1)の
    周縁部にワーク収容室(2)を設け、上記回転円盤
    (1)の周縁部にワーク搬入部(E)とワーク投入部
    (G)とを臨ませ、上記ワーク搬入部(E)で受け取っ
    たワーク(W)を上記ワーク収容室(2)内に収容して
    ワーク受け板(3)で受け止め、上記回転円盤(1)を
    水平旋回させてワーク収容室(2)を上記ワーク投入部
    (G)に臨ませ、当該ワーク(W)を上記ワーク受け板
    (3)より落下させてワークキャリア(10)のエンボ
    ス(13)内に投入するように構成したワーク投入装置
    において、上記回転円盤(1)の周縁部に複数のワーク
    収容室(2)を設け、上記ワーク受け板(3)を各ワー
    ク収容室(2)に対応させて個別に設けるとともに、上
    記ワーク投入部(G)に押圧手段(5)を待機させて設
    け、この押圧手段(5)で上記ワーク受け板(3)をワ
    ーク収容室(2)から後退させて当該ワーク(W)を落
    下させるように構成したことを特徴とするワーク投入装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したワーク投入装置にお
    いて、上記回転円盤(1)に等角度間隔で四つのワーク収容室
    (2)を設け、上記ワーク収容室(2)に位置整合させ
    て、ワーク(W)を各ワーク収容室(2)内に搬入する
    ワーク搬入部(E)と、正常向きのワーク(W)をエン
    ボス(13)内に投入する正常投入部(G1)と、逆向
    きのワーク(W)を正しい向きでエンボス(13)内に
    投入する正逆反転投入部(G2)と、不良ワーク(W)
    を回収する不良ワーク回収部(H)とを配置するととも
    に、上記正常投入部(G1)と回転円盤(1)の回転軸
    心(Z)と正逆反転投入部(G2)とを平面視で略直線
    状に配置して、この直線下でワークキャリア(10)を
    走行させるように構成した、ことを特徴とするワーク投
    入装置
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