JP3450698B2 - 静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法 - Google Patents
静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法Info
- Publication number
- JP3450698B2 JP3450698B2 JP04655898A JP4655898A JP3450698B2 JP 3450698 B2 JP3450698 B2 JP 3450698B2 JP 04655898 A JP04655898 A JP 04655898A JP 4655898 A JP4655898 A JP 4655898A JP 3450698 B2 JP3450698 B2 JP 3450698B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molecular weight
- developer
- developing
- toner
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
刷の如き画像形成方法において、静電荷潜像を顕像化す
る為の現像剤に関する。
7,691号明細書、特公昭42−23910号公報お
よび特公昭43−24748号公報等に記載されている
ように多数の方法が知られている。一般には光導電性物
質を利用し、種々の手段により感光ドラムの如き静電潜
像担持体に電気的潜像を形成し、次いで該潜像をトナー
を用いて現像し、必要に応じて、紙等の転写材にトナー
画像を転写した後、加熱、圧力、加熱加圧あるいは溶剤
蒸気等により定着し複写物を得るものである。さらに感
光ドラム上に転写されず残ったトナーは種々の方法でク
リーニングされ、上述の工程が繰り返される。
去する方法としては、ブレードクリーニング方式、ファ
ーブラシクリーニング方式、磁気ブラシクリーニング方
式などが挙げられるが、マシンの小型化、コスト的な面
からブレードクリーニング方式が主流となっている。こ
のブレードクリーニング方式は、クリーニングブレード
を感光ドラムに適当な圧力で圧接させるものであるが、
近年の高画像、高画質化の要望に対応すべく、現像剤の
微粒子化が進むにつれ、現像剤のブレードすり抜け等の
クリーニング不良が発生し易くなっている。これらの対
策として単純にクリーニングブレードの硬度を増し、感
光ドラムとの当接圧を強くするだけでは、クリーニング
ブレード及び転写残トナーとの摩擦により感光ドラムが
傷ついたり、さらには、高温高湿環境下においてはクリ
ーニングブレード自体が摩擦に耐えられずめくれてしま
う現象が発生する。この現象は近年の高速現像系におい
てさらに顕著になる。そのため、これらの問題を克服す
るため高転写性、クリーニング性良好なトナー設計が求
められている。
の処理等が検討されている。
26518号公報において、シリカ等の粉末にシリコー
ンオイル処理する事により、特にトナー流動性を改良す
ることが開示されている。
は、シリコーンオイル処理した湿式シリカを含有するト
ナー、特開昭61−277964号公報には、シリコー
ンオイル処理された疎水化度90%以上のシリカを含有
するトナーが開示され、それぞれトナー流動性、帯電特
性を改良する事が示されている。
は、近年求められている高画質、高転写性、高クリーニ
ング性、高耐久性、高環境特性に対して未だ不十分であ
る。
転写性、更には、上述した問題点を解決できない。
は、トナー表面に疎水性シリカとシリコーンオイル処理
された親水性シリカとを担持する磁性現像剤が提案さ
れ、更には、特開平4−264453号公報には、シリ
コーンオイルで表面処理されたBET比表面積10〜1
00m2/gを有する無機酸化物粒子とBET比表面積
100m2/g以上の無機酸化物を有するトナーをAC
印加現像方式に用いることにより、カブリを軽減する方
法が提案されている。
のと同様、高転写性、高クリーニング性を良好には達成
するに至っていない。更には、高速プリントにおけるト
ナーの帯電安定性、環境安定性に問題がある。
る工程に関して種々の方法や装置が開発されているが、
現在最も一般的な方法は熱ローラーによる加熱圧着方式
である。熱ローラーによる加熱圧着方式はトナーに対し
離型性を有する材料で表面を形成した熱ローラーの表面
に被定着シートのトナー像面を加圧下で接触しながら通
過せしめることにより定着を行うものである。この方法
は熱ローラーの表面と被定着シートのトナー像とが加圧
下で接触するため、トナー像を被定着シート上に定着す
る際の熱効率が極めて良好であり迅速に定着を行うこと
ができ、高速電子写真複写機において非常に有効であ
る。
熱ローラー定着では、下記問題が発生しやすい。
の画像形成作動禁止の時間、所謂ウエイト時間がある; (2)転写材の通過あるいは他の外的要因で加熱ローラ
ーの温度が変動することによる定着不良、および加熱ロ
ーラーへのトナーの転移所謂オフセット現象を防止する
ために加熱ローラーを最適な温度に維持する必要があ
り、このためには加熱ローラーあるいは加熱体の熱容量
を大きくしなければならず、これには大きな電力を要す
ると共に、画像形成装置内の機内昇温の原因ともなる; (3)加熱ローラーが高温度であるため、転写材が加熱
ローラーを通過排出される際は、転写材および転写材上
の定着画像が緩慢に冷却され、トナー及び定着画像は粘
着性を有し、加熱ローラーにオフセットしたりあるいは
転写材を巻き込むことによる紙づまりを生ずることがあ
る。
は、パルス状に通電発熱させた低熱容量の発熱体によっ
て移動する耐熱性シートを介してトナー顕画像を加熱
し、記録材へ定着させる定着装置によってウエイト時間
が短く低消費電力の画像形成装置が提案されている。特
開平1−187582号公報においては、トナーの顕画
像を耐熱性シートを介して記録材へ加熱定着する定着装
置において、該耐熱性シートが耐熱層と離型層あるいは
低抵抗層を有することで、オフセット現象を有効に防止
する定着装置が提案されている。
材への定着性、オフセットの防止等を達成しつつ、ウエ
イト時間が短く低消費電力である定着方法を実現するた
めには、上述の如き定着装置に加えて、トナーの特性に
負うところが非常に大きい。
脂に改良を加える工夫がいろいろと試みられている。
ス転移温度(Tg)や分子量を高めトナーの溶融粘弾性
を向上させる方法も知られている。しかしながら、この
ような方法は、オフセット現象を改善した場合、定着性
が不十分となり、高速現像化や省エネルギー化において
要求される低温度下での定着性、即ち低温定着性が劣る
という問題が生じる。
は、溶融時におけるトナーの粘度を低下させ記録材との
接着面積を大きくする必要があり、このために使用する
バインダー樹脂のTgや分子量を低くすることが好まし
い。
相反する一面を有することから、これらの機能を同時に
満足するトナーの開発は非常に困難なことである。
昭51−23354号公報には、架橋剤と分子量調整剤
を加え、適度に架橋されたビニル系重合体からなるトナ
ーが、特公昭55−6805号公報には、α,β不飽和
エチレン系単量体を構成単位とした重量平均分子量と数
平均分子量との比が3.5〜4.0となるように分子量
分布を広くしたトナーが提案されている。
子量分布の狭い単一の樹脂からなるトナーに比べて、定
着下限温度(定着可能な最も低い温度)とオフセット温
度(オフセットが発生しはじめる温度)の間の定着可能
温度範囲は広がるものの、十分なオフセット防止性能を
付与した場合には、その定着温度を十分低くすることが
難しい。反対に低温定着性を重視すると、オフセット防
止性能が不十分となるという問題が存在した。
着性という点で本質的にビニル系樹脂よりも優れている
とされているポリエステル樹脂に架橋を施し、更にオフ
セット防止剤を加えたトナーが特開昭57−20855
9号公報に提案されている。このものは低温定着性及び
オフセット防止性ともに優れたものであるが、トナーと
しての生産性(粉砕性)という点で問題がある。
反応性ポリエステル樹脂の存在下でビニル系単量体を重
合し、重合の過程で架橋反応、付加反応、グラフト化反
応を介して高分子化させた樹脂を用いたトナーが提案さ
れている。粉砕性の点では改善されているが、低温定着
性、オフセット防止性の点で互いの樹脂の機能を充分に
生かすことが困難である。
ントが異なる2種類(ゲル含有量80%以上とゲル含有
量10%未満)のビニル系樹脂をブレンドした樹脂を用
いたトナーが特公平1−15063号公報で提案されて
おり、このものは低温定着性については良いが、オフセ
ット防止性、粉砕性の点でまだ充分ではない。耐オフセ
ット性を改善する目的でゲル含有量80%以上のビニル
系樹脂の割合を多くすると、オフセット防止性は良くな
るが、逆に低温定着性が著しく低下する。またゲル含有
量10%未満のビニル系樹脂を含有させただけではトナ
ー製造時の混練物の充分な粉砕性を得ることは困難であ
る。
を有する重合体と金属化合物とを反応させて架橋を施す
(特開昭57−178249号、同57−178250
号各公報)、或いはビニル系樹脂単量体と更に特異なモ
ノエステル化合物とを必須構成単位とするバインダーと
多価金属化合物とを反応させ、金属を介して架橋する
(特開昭61−110155号、同61−110156
号公報)ということが紹介されている。
63−217362号、同63−217363号、同6
3−217364号公報では、低分子量と高分子量の2
群に分かれる分子量分布を有し、低分子量側に含有せし
められたカルボン酸基と多価金属イオンを反応させ架橋
せしめる(溶液重合して得られた溶液に金属化合物の分
散液を加え、加温して反応せしめる)ということが開示
されているが、いずれの方法でもバインダーと金属化合
物との反応或いはバインダー中への該金属化合物の分散
が十分ではなく、トナーに要求されている物性、特に定
着性や耐オフセット性を満足するには至っていない。そ
のうえ、該金属化合物を多量にバインダー樹脂と配合さ
せる必要があるため、配合した金属化合物が条件によっ
てはバインダー樹脂に対して触媒作用を示し、バインダ
ー樹脂がゲル化し易くなり、その結果金属化合物を配合
して所望のトナーを得るための製造条件を決定すること
が困難であり、例え製造条件を決定できたとしても、再
現性が得られ難い等の問題点を有する。
は、トナーの帯電特性(立ち上がり),環境特性(高湿
下放置特性),画像特性(カブリ,濃度特性)を、トナ
ーに弾性をもたせることによりクリーニング性をさらに
改良することが好ましい。
2−235069号公報,同5−173363号公報,
同5−173366号公報,同5−241371号公報
では、結着樹脂中の低分子量成分と高分子量成分の分子
量,混合比,酸価およびその比率をコントロールし、定
着性,非オフセット性,画像特性および耐ブロッキング
性,帯電の立ち上がり特性等を改良したトナー用バイン
ダー組成物及びトナーが提案されている。
剤,電荷制御剤(帯電制御剤),その他の添加剤の分散
性不良が生じやすく、キャリアやスリーブ等の現像剤担
持体表面への汚染によるカブリや画像濃度低下が生じや
すい。
分子量と樹脂酸価が異なる2種類のビニル系樹脂をブレ
ンドしたトナー用バインダー組成物について開示されて
いる。しかし、この様なバインダー樹脂を用いた場合、
トナー構成成分の相溶性、分散性を改善する為に混練条
件を強化する必要がある。該バインダー樹脂は、ポリマ
ー分子の切断等の影響を受けやすく、特に耐オフセット
性等の所望の性能を発揮することが困難となる。また、
分子切断が発生しない程度の混練を行うならば、他の添
加剤の分散不良を生じ、キャリアやスリーブ等の現像剤
担持体表面への汚染を促進させ、現像性に関してカブリ
や飛び散り等の重大な問題を生じてしまう。特に重量平
均分子量が100万以上の重合体を用いた場合、これら
の現象が顕在化しやすい。
開始剤を用いた分子量30万以上のビニル系トナーバイ
ンダーについて開示されている。この様な樹脂を用いた
場合、定着性はある程度満足できるものの、前述の問題
に加え、トナーの高温放置下での性能の低下が発生しや
すい。この現象の原因は、明確ではないが、トナーの製
造時、バインダー樹脂の分子切断が促進される為、トナ
ー組成物中に高分子量の樹脂成分の割合が低くなり、耐
熱性が低下するためであると推察される。
性を与える技術の一つとしてポリオレフィン等より成る
低軟化点離型剤(ワックス)を含有させることが知られ
ている。
同57−148752号公報,同58−97056号公
報,同60−247250号公報,特開平4−3629
53号公報及び特開平6−230600号公報に、離型
剤として固形シリコーンワニス、高級脂肪酸系ワック
ス、高級アルコール系ワックス、植物系天然ワックス
(カルナバ、ライス)、モンタン系エステルワックスが
記載されている。しかしながら、トナーの低温定着性と
耐オフセット性を改良する必要があり、また、これらの
トナーの現像性(帯電性)及び耐久性も向上させる必要
がある。
含有させると、トナーの流動性が低下するため、現像
性、転写性が低下する。また、帯電性、耐久性、保存性
にも悪影響を及ぼしやすい。
フト或いはブロック共重合せしめた変性ワックスが提案
されている。
にはα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステルモノマ
ーによりグラフト/ブロック共重合せしめたポリオレフ
ィンが開示され、特開昭56−15470号公報,特開
昭59−121053号公報,特開昭60−93456
号公報及び特開昭63−34550号公報には、芳香族
ビニルモノマーによりグラフト/ブロック共重合せしめ
たポリオレフィンが開示されている。これらのトナーは
流動性に関し改善されているが、耐オフセット性に劣
り、さらに、現像性(帯電性)及び耐久性をさらに向上
させる必要がある。
63−139365号公報,特開平3−50559号公
報及び特開平6−208244号公報では、カルボン酸
又はマレイン酸で変性されたポリプロピレンを含有した
トナー或いはトナー用樹脂組成物が提案されている。こ
れらのトナーでは離型剤と樹脂組成との関係の規定はな
く、流動性の維持並びに耐ホットオフセット性の向上が
さらに望まれる。
め、2種以上の離型剤をトナーに含有させることが特開
昭60−93457号公報,特開平4−274247号
公報,特開平4−299357号公報,特開平4−33
7737号公報,特開平6−208244号公報及び特
開平7−281478号公報に提案されている。これら
のトナーにおいては、離型剤と樹脂組成との関係との規
定はなく、離型剤のトナー粒子への均一分散に未だ問題
がある。
の問題点を解消した静電荷像現像用現像剤を提供するこ
とにある。
ピードにおいても、ブレードめくれ等のクリーニング不
良の発生しない静電荷像現像用現像剤を提供することに
ある。
セット性に優れている静電荷像現像用現像剤を提供する
ことにある。
分散性に優れており、その結果、現像性(帯電性)に優
れ、カブリも少ない静電荷像現像用現像剤を提供するこ
とにある。
静電荷像担持体上に残存する現像剤を、静電荷像担持体
に当接させたクリーニングブレードによって除去する工
程を有する画像形成方法に用いられる静電荷像現像用現
像剤であって、該静電荷像現像用現像剤は、少なくとも
重合体成分を含有する樹脂組成物、着色剤及び離型剤を
含有するトナー粒子と外添剤とを有し、 (a)トナー粒子中において、該樹脂組成物は、TH
F不溶分の含有量が5重量%以下であり、 (b)該トナー粒子のTHF可溶分は、GPCクロマト
グラムにおいて、少なくとも分子量1×103〜5×1
04の領域にメインピークを有し、且つ分子量1×105
〜3×106の領域にサブピーク又はショルダーを有
し、分子量100万以上の成分の面積比が10%以下で
あり、かつ (c)トナー粒子中における該樹脂組成物において、G
PCクロマトグラムにおける分子量5×10 4 未満の領
域の低分子量重合体成分の酸価(A VL )が21〜35m
gKOH/gであり、GPCクロマトグラムにおける分
子量5×10 4 以上の領域の高分子量重合体成分の酸価
(A VH )が0.5〜11mgKOH/gであり、該離
型剤が、酸価(A VWax )1〜15mgKOH/gを有す
るワックスを含有し、該ワックスの酸価と低分子量重
合体成分の酸価とが下記の関係を満足し、 0.5×A VL >A VWax >0.05×A VL 該外添剤は、少なくとも粘度1乃至100,000m
m2/sであるシリコーンオイル処理されたシリカ微粉
体を含有し、シリカ微粉体のシリコーンオイル処理量が
処理後のシリカ微粉体を基準にして30乃至90重量%
であることを特徴とする静電荷像現像用現像剤に関す
る。また、本発明は、前記静電荷像現像用現像剤を用い
る画像形成方法に関する。
面積が、10乃至50m2/gであることを特徴とする
静電荷像現像用現像剤に関する。
いるシリコーンオイルの粘度が、1乃至3,000mm
2 /gであることを特徴とする静電荷像現像用現像剤に
関する。
gKOH/gの酸価を有する酸変性ポリオレフィンであ
ることを特徴とする静電荷像現像用現像剤に関する。
酸,マレイン酸ハーフエステル又はマレイン酸無水物の
少なくとも1種以上から選択される酸モノマーにより変
性されたポリオレフィンワックスであることを特徴とす
る静電荷像現像用現像剤に関する。
及び該低分子量重合体成分が有する酸成分がマレイン
酸、マレイン酸ハーフエステル、マレイン酸無水物の少
なくとも1種以上から選択される酸モノマーから生成さ
れたものであることを特徴とする静電荷像現像用現像剤
に関する。
分子量重合体成分の酸価(AVL)が21〜35mgKO
H/gであり、且つトナー粒子中における高分子量重合
体成分の酸価(AVH)が0.5〜11mgKOH/gで
あり、且つその差の関係が 10≦(AVL−AVH)≦27 であることを特徴とする静電荷像現像用現像剤に関す
る。
分のGPCクロマトグラムにおいて、分子量3×104
以上1×105未満の領域に極小値を有することを特徴
とする静電荷像現像用現像剤に関する。
点(Tg)が50〜70℃であり、かつ該組成物の低分
子量重合体のTgLと高分子量重合体のTgHの関係が TgL≧TgH−5 の範囲にあることを特徴とする静電荷像現像用現像剤に
関する。
〜65℃であり、かつ該組成物の低分子量重合体成分の
TgLと高分子量重合体成分のTgHの関係が TgL≧TgH の範囲にあることを特徴とする静電荷像現像用現像剤に
関する。
樹脂組成物が下記の式を満足することを特徴とする静電
荷像現像用現像剤に関する。
高分子量重合体成分は、いずれも、少なくともスチレン
系単量体成分ユニットを65重量%以上含有しているこ
とを特徴とする静電荷像現像用現像剤に関する。
重合開始剤で重合された重合体を有することを特徴とす
る静電荷像現像用現像剤に関する。
合体成分が、多官能性重合開始剤と単官能性重合開始剤
を少なくとも併用して重合された重合体を有することを
特徴とする静電荷像現像用現像剤に関する。
記の如く重合体成分とワックス成分及びオイル処理無機
微粉体を組み合わせることにより、本発明の目的を十分
に満足することを見い出した。
及びクリーニングブレード表面にシリコーンオイルが供
給されることで、静電潜像担持体及びクリーニングブレ
ード上にシリコーンオイルの薄膜が形成される。本発明
のトナーは重合体成分及びワックス成分中に酸基を有し
ており、それらの酸基はシリコーンオイルとなじみにく
いため、トナーが表面に酸基を有することで静電潜像担
持体及びクリーニングブレードにトナーが付着しにくく
なり、クリーニングブレードめくれ等のクリーニング不
良、トナー融着、フィルミング等の問題を防ぐことがで
きる。その際に重合体成分とワックス成分が共に酸価を
有していることでそれぞれの分散がトナー中で均一にな
り、トナー表面においても均一に酸基を表出させること
ができるので、上記作用をより効果的に引き出すことが
できる。更に本発明の樹脂組成物が実質的にTHF不溶
分を含まず、適度な分子量分布を有することで、不溶分
がシリコーンオイルを削り取ってしまうことを避けられ
るので、長期にわたってシリコーンオイルの効果を持続
することができる。更に、離型剤成分中のワックスと、
トナー重合体成分中の高・低分子重合体との相溶性をそ
れぞれを制御することにより低温定着性、耐オフセット
性を飛躍的に良化させることができる。
シリコーンオイル処理された無機微粉体を含有し、無機
微粉体のシリコーンオイル処理量が処理後の無機微粉体
を基準にして30乃至90重量%であることを特徴とし
ている。
である場合、静電潜像担持体上への、オイルの配給量が
少なくなり、クリーニング不良、感光ドラム削れ等が発
生する。
%を超える場合、帯電及びトナー流動性に悪影響を与え
る。
トナー流動性、帯電安定性の面からシリカ微粉体が用い
られる。
微粉体は、BET比表面積が、1乃至50m2/gであ
ることが好ましい(より好ましくは10乃至50m2/
g)。
場合、トナー流動性に悪影響を及ぼしやすい。また、B
ET比表面積が、50m2/gを超える場合、カブリ等
の画像劣化を引き起こしやすい。
用するシリコーンオイルの粘度は、1〜100000m
m2/sであることが好ましい(より好ましくは1乃至
3000mm2/s)。
mm2/sを超える場合、感光体ドラムへのオイル塗布
が不十分となりやすい。
は、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化により生成され
たいわゆる乾式法又はヒュームドシリカと称される乾式
シリカ、及び水ガラス等から製造されるいわゆる湿式シ
リカの両方が使用可能である。表面及びシリカ微粉体の
内部にあるシラノール基が少なく、またNa2O,SO3
2-等の製造残査のない乾式シリカの方が好ましい。
いて例えば、塩化アルミニウム又は塩化チタンなど他の
金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン化合物と共に用い
ることによってシリカと他の金属酸化物の複合微粉体を
得ることも可能であり、それらも包含する。
カップリング剤等で疎水化処理することが好ましい。シ
ランカップリング剤としては、一般式
シラン,トリメチルクロルシラン,アリルジメチルクロ
ルシラン,ヘキサメチルジシラザン,アリルフェニルジ
クロルシラン,ベンジルジメチルクロルシラン,ビニル
トリエトキシシラン,γ−メタクリルオキシプロピルト
リメトキシシラン,ビニルトリアセトキシシラン,ジビ
ニルクロルシラン,ジメチルビニルクロルシラン等をあ
げることができる。
処理は、シリカ微粉体を撹拌等によりクラウド状とした
ものに気化したシランカップリング剤を反応させる乾式
処理又は、シリカを溶媒中に分散させたシランカップリ
ング剤を滴下反応させる湿式法等、一般に知られた方法
で処理することができる。
一般に次の式で示されるものが好ましい。
性フェニル等のシリコーンオイル変性基 R”:C1〜C3のアルキル基又はアルコキシ基
キル変性シリコーンオイル,α−メチルスチレン変性シ
リコーンオイル、クロルフェニルシリコーンオイル,フ
ッ素変性シリコーンオイル等があげられる。
が用いられ、例えばシリカ微粉体とシリコーンオイルと
をヘンシェルミキサー等の混合機を用いて直接混合して
も良いし、ベースシリカへシリコーンオイルを噴霧する
方法によっても良い。あるいは適当な溶剤にシリコーン
オイルを溶解あるいは分散せしめた後、ベースのシリカ
微粉体とを混合した後、溶剤を除去して作製しても良
い。
る外添剤は、他の無機微粉体または疎水化無機微粉体と
共に用いても良い。例えば、本発明以外のシリカ微粉
末、あるいは酸化チタン微粉末又はそれらの疎水化物が
挙げられる。それらは、単独あるいは併用して用いる事
が好ましい。
は、実質的にテトラヒドロフランに不溶な成分(THF
不溶分)を含まない。具体的には、重合体成分基準で5
重量%以下、好ましくは3重量%以下である。
重合体成分中のTHF溶媒に対して不溶性となったポリ
マー成分(実質的に架橋ポリマー)の重量割合を示し、
架橋成分を含む重合体成分の架橋の程度を示すパラメー
ターとして使うことができる。THF不溶分とは、以下
のように測定された値をもって定義する。
秤量し(w1g)、円筒濾紙(例えば東洋濾紙製No.
86R)に入れてソックスレー抽出器にかけ、溶媒とし
てTHF100〜200mlを用いて6時間抽出し、溶
媒によって抽出された可溶成分をエバポレートした後、
100℃で数時間真空乾燥し、THF可溶樹脂成分量を
秤量する(w2g)。トナー中の磁性体あるいは顔料や
ワックスの如き樹脂成分以外の成分の重量を(w3g)
とする。THF不溶分は、下記式から求められる。
2)}/(w1−w3)〕×100
と、低温定着性が低下する。
HF可溶分により測定されるGPCのクロマトグラムが
少なくとも分子量1×103〜5×104(より好ましく
は、3×103〜3×104)の領域にメインピークを有
し、且つ、分子量1×105〜3×106(より好ましく
は、5×105〜1×106)の領域にサブピークもしく
はショルダーを有する。
合体成分の分子量分布は、GPC(ゲルパーミェーショ
ンクロマトグラフィ)によって次の条件で測定される。
l注入
ワックス成分は、共に酸価を有することを特徴としてい
る。このことにより、それぞれの相溶性を増すことがで
き、クリーニング性を向上させている。
トナー粒子中において、低分子量重合体成分(GPCク
ロマトグラムにおいて分子量5×104未満の領域)の
酸価(AVL)と高分子量重合体成分(GPCクロマトグ
ラムにおいて分子量5×104以上の領域)の酸価(A
VH)とが、AVL>AVHの関係を満足していることが好ま
しい。
により、酸価を有して上記の如くより低く分子量を規定
したワックスは、高分子量重合体成分よりも低分子量重
合体成分に、より作用し、さらにその可塑効果により低
温定着性を発揮する。
ナーの帯電安定性が悪化し、酸価を有する離型剤成分を
含有させても低温定着性、耐オフセット性を有効に良化
させることが困難である。
ックスの酸価(AVWax)が下記条件 AVL>AVWax 、AVWax>0(mgKOH/g) を満足する範囲で、よりトナーの流動性、帯電安定性が
長期にわたり安定することが明らかとなった。
湿下におけるトナー帯電性が低下する。
量重合体成分の酸価に対し、下記条件を満足することが
好ましい。
gKOH/gであることが好ましい。
ハーフエステル、マレイン酸無水物の少なくとも1種以
上から選択される酸モノマーにより変性されたポリオレ
フィンであることが好ましい。
ハーフエステル、マレイン酸無水物の少なくとも1種以
上から選択される酸モノマーにより変性されたポリプロ
ピレン系ワックスであることが好ましい。
分子量重合体成分に含有される酸成分が、マレイン酸、
マレイン酸ハーフエステル、マレイン酸無水物の少なく
とも1種以上から選択される酸モノマーから生成されて
いることが好ましい。
としては、プロピレンの単独重合体、プロピレンと他の
オレフィン(特にエチレンが好ましい)の共重合体が挙
げられる。プロピレン共重合体はプロピレン成分を60
重量%以上有していることが好ましい。
合体成分の酸価を調整するのに用いるものと同様のもの
が使用可能である。
分子量重合体成分の酸価(AVL)が21〜35mgKO
H/gであり、且つトナー粒子中における高分子量重合
体成分の酸価(AVH)が0.5〜11mgKOH/gで
あり、且つその関係が10≦(AVL−AVH)≦27であ
ることが好ましい。
及び分子量分布に影響されるが、この成分中に酸成分を
含有すること、更には高分子量重合体成分の酸価よりも
10mgKOH/g以上大きくすることにより、同一の
Tg及び同一の分子量分布を有する酸価が上記範囲外の
樹脂組成物より、低粘度化できる。
分子量重合体成分の酸価を10mgKOH/g以上低く
設定(酸価0.5〜11mgKOH/g)することによ
り、低分子量重合体成分と高分子量重合体成分及び本発
明の離型剤成分の分子鎖のからみ合いをある程度抑制
し、このため、低温側での低粘度化、高温側での弾性特
性維持、更には、離型剤成分がある程度のドメイン径を
もってトナー中に存在するため、十分な離型効果が得ら
れるものと考えられる。またこのことは、高速機におけ
る低温定着化,現像特性の向上につながるものである。
を超えると、低分子量重合体成分と高分子量重合体成分
の混合性及びトナーにした際のワックス成分の分散性に
不具合が生じ、耐久オフセット性,現像性が低下する傾
向にある。
mgKOH/g以上の場合に、帯電の立ち上がり性が良
好となる。
gKOH/gを超えると、環境特性、特に高湿下の現像
性が低下する傾向にある。
mgKOH/g未満の場合では、低分子量重合体成分
(酸価21〜35mgKOH/g)及び本発明のワック
ス成分との混合性が不具合となり、耐オフセット性が低
下し、カブリが発生しやすくなる。
0.7以下(より好ましくは、0.4〜0.6)である
ことがより好ましい。酸価/全酸価の値が0.7を超え
ると、トナーの帯電のバランス(摩擦帯電と電荷の放電
のバランス)が、帯電傾向となり、トナーの帯電安定性
が低下しやすく、トナーがチャージアップする傾向にな
る。
のGPCクロマトグラムにおいて分子量5×104以上
1×105未満の領域に極小値(Min)を有すること
が好ましい。低温定着性と耐高温オフセット性を両立す
るために、低分子量重合体成分及び高分子量重合体成分
それぞれ独立した分子量分布を形成していることが好ま
しい。
成分は、低分子量重合体成分と高分子量重合体成分との
関係において、その混合割合(重量基準)に関して、 WL:WH=50:50〜90:10 を満足することが好ましい。その理由は、低分子量重合
体成分と高分子量重合体成分の割合が、この範囲内であ
ると、定着性及び耐オフセット性が向上するからであ
る。すなわち、低分子量成分は50重量%未満であると
定着性が低下し、一方、高分子量成分が10重量%未満
となると耐高温オフセット性が低下する。
いては、
重合体成分及び高分子重合体成分の酸価(JIS酸価)
は以下の方法により求める。
カラム)
離しておく。分取方法としては、分子量が5×104と
なる溶出時間を予め測定し、その前後で低分子重合体成
分及び高分子重合体成分を分取する。分取したサンプル
から溶剤を除去し酸価測定用試料とする。
をW(g)とする。
トルエン/エタノール(2:1)の混合溶液10ccを
加え溶解する。
アルコール溶液数滴を加える。
を用いてフラスコ内の溶液をビュレットを用いて滴定す
る。この時のKOH溶液の量をS(ml)とする。同時
にブランクテストをし、この時のKOH溶液の量をB
(ml)とする。
り行う。
る。試料の粉砕品約2gを精秤し、その重さをw′
(g)とする。
れ、1,4−ジオキサン30cc、ピリジン10cc、
4−ジメチルアミノピリジン20mgを加え1時間溶解
する。
還流する。その後冷却する。
アルコール溶液数滴を加える。
いてフラスコ内の溶液をビュレットを用いて滴定する。
この時のKOH溶液の量をS′(ml)とする。同時に
ブランクテストをし、この時のKOH溶液量をB′(m
l)とする。
6gをイオン交換水20ccに加え溶解し、次でTHF
720cc、イオン交換水100ccを加え、その後撹
拌しながらメタノールを透明になるまで加えたものを用
いる。
マーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、α
−エチルアクリル酸、クロトン酸などのアクリル酸及び
そのα−或いはβ−アルキル誘導体、フマル酸、マレイ
ン酸、シトラコン酸などの不飽和ジカルボン酸及びその
モノエステル誘導体又は無水マレイン酸などがあり、こ
のようなモノマーを単独、或いは混合して、他のモノマ
ーと共重合させることにより所望の重合体を作ることが
できる。この中でも、特に不飽和ジカルボン酸のモノエ
ステル誘導体を用いることが酸価/全酸価値をコントロ
ールする上で好ましい。
メチル、マレイン酸モノエチル、マレイン酸モノブチ
ル、マレイン酸モノオクチル、マレイン酸モノアリル、
マレイン酸モノフェニル、フマル酸モノメチル、フマル
酸モノエチル、フマル酸モノブチル、フマル酸モノフェ
ニルなどのようなα,β−不飽和ジカルボン酸のモノエ
ステル類;n−ブテニルコハク酸モノブチル、n−オク
テニルコハク酸モノメチル、n−ブテニルマロン酸モノ
エチル、n−ドデセニルグルタル酸モノメチル、n−ブ
テニルアジピン酸モノブチルなどのようなアルケニルジ
カルボン酸のモノエステル類;フタル酸モノメチルエス
テル、フタル酸モノエチルエステル、フタル酸モノブチ
ルエステルなどのような芳香族ジカルボン酸のモノエス
テル類;などが挙げられる。
は、結着樹脂の高分子側を構成している全モノマーに対
し1〜20重量%、好ましくは3〜15重量%添加すれ
ばよい。
モノマーが選択される理由としては、該懸濁重合では水
系の懸濁液に対して、溶解度の高い酸モノマーの形で使
用するのは適切でなく、溶解度の低いエステルの形で用
いるのが好ましいからである。
れた共重合体中のカルボン酸基及びカルボン酸エステル
部位はアルカリ処理を行い、ケン化させることもでき
る。即ち、アルカリのカチオン成分と反応させて、カル
ボン酸基或いはカルボン酸エステル部位を極性官能基に
変化させることで制御することが可能である。
後、重合時に使用した溶媒中に水溶液として投入し、撹
拌しながら行なえばよい。本発明に用いることのできる
アルカリとしては、Na,K,Ca,Li,Mg,Ba
などのアルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物;
Zn,Ag,Pb,Niなどの遷移金属の水酸化物;ア
ンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、ピリジウム塩
などの4級アンモニウム塩の水酸化物などがあり、特に
好ましい例として、NaOHやKOHが挙げられる。
体中のカルボン酸基及びカルボン酸エステル部位の全て
に渡って行われる必要はなく、部分的にケン化反応が進
行し、極性官能基に変わっていればよい。
は、バインダー樹脂中の極性基の種類、分散方法、構成
モノマーの種類などにより一概に決定し難いのである
が、バインダー樹脂の酸価の0.02〜5倍当量であれ
ばよい。0.02倍当量より少ない場合はケン化反応が
十分でなく、反応によって生じる極性官能基の数が少な
くなり、結果として後の架橋反応が不十分となる。逆に
5倍当量を超える場合は、カルボン酸エステル部位など
の官能基に対し、エステルの加水分解、ケン化反応によ
る塩の生成などによって官能基に悪影響を及ぼす。
処理を施した時は、処理後の残存カチオン濃度が5〜1
000ppmの間に含まれ、アルカリの量を規定するの
に好ましく用いることができる。
から、ガラス転移温度(Tg)が50〜70℃、好まし
くは55〜65℃であり、Tgが50℃より低いと高温
雰囲気下でのトナーの劣化や定着時でのオフセットの原
因となる。また、Tgが70℃を超えると、定着性が低
下する傾向にある。
成分のTgLと高分子量重合体成分のTgHの関係は、 TgL≧TgH−5(℃) の範囲にあることが好ましく、TgLがTgH−5未満で
ある場合、現像性が低下する傾向がある。より好ましく
はTgL≧TgHがよい。
法として、溶液重合法により高分子量重合体と低分子量
重合体を別々に合成した後にこれらを溶液状態で混合
し、次いで脱溶剤する溶液ブレンド法、また、押出機等
により溶融混練するドライブレンド法、さらに溶液重合
法等により得られた低分子量重合体を溶解した高分子量
重合体を構成するモノマーに溶解し、懸濁重合を行い、
水洗・乾燥し、樹脂組成物を得る2段階重合法等が挙げ
られる。しかし、ドライブレンド法では、均一な分散、
相溶の点で問題があり、また、2段階重合法だと均一な
分散性等に利点が多いものの、低分子量重合体成分を高
分子量重合体成分以上に増量することが困難であり、低
分子量重合体成分の存在下では、分子量の大きい高分子
量重合体成分の合成が困難であるだけでなく、不必要な
低分子量重合体成分が副生成する等の欠点が有ることか
ら、本発明に適用するには、該溶液ブレンド法が最も好
適である。また、低分子量重合体成分に所定の酸価を導
入する方法としては、水系の重合法に比べ酸価の設定が
容易である溶液重合が好ましい。
合成方法として本発明に用いることの出来る重合法とし
て、溶液重合法、乳化重合法や懸濁重合法が挙げられ
る。
溶の単量体(モノマー)を乳化剤で小さい粒子として水
相中に分散させ、水溶性の重合開始剤を用いて重合を行
う方法である。この方法では反応熱の調節が容易であ
り、重合の行われる相(重合体と単量体からなる油相)
と水相とが別であるから停止反応速度が小さく、その結
果重合速度が大きく、高重合度のものが得られる。更
に、重合プロセスが比較的簡単であること、及び重合生
成物が微細粒子であるために、トナーの製造において、
着色剤及び荷電制御剤その他の添加物との混合が容易で
あること等の理由から、トナー用バインダー樹脂の製造
方法として有利な点がある。
が不純になり易く、重合体を取り出すには塩析などの操
作が必要で、この不便を避けるためには懸濁重合が好都
合である。
部に対して、モノマー100重量部以下(好ましくは1
0〜90重量部)で行うのが良い。使用可能な分散剤と
しては、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール
部分ケン化物、リン酸カルシウム等が用いられ、一般に
水系溶媒100重量部に対して0.05〜1重量部で用
いられる。重合温度は50〜95℃が適当であるが、使
用する開始剤、目的とするポリマーによって適宜選択す
べきである。
重合体成分は、本発明の目的を達成する為に以下に例示
する様な多官能性重合開始剤単独あるいは単官能性重合
開始剤を併用する。
具体例としては、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシ−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,3−ビス
−(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、
2,5−ジメチル−2,5−(t−ブチルパーオキシ)
ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキシン−3、トリス−(t−ブチルパ
ーオキシ)トリアジン、1,1−ジ−t−ブチルパーオ
キシシクロヘキサン、2,2−ジ−t−ブチルパーオキ
シブタン、4,4−ジ−t−ブチルパーオキシバレリッ
クアシッド−n−ブチルエステル、ジ−t−ブチルパー
オキシヘキサハイドロテレフタレート、ジ−t−ブチル
パーオキシアゼレート、ジ−t−ブチルパーオキシトリ
メチルアジペート、2,2−ビス−(4,4−ジ−t−
ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−
t−ブチルパーオキシオクタン及び各種ポリマーオキサ
イド等の1分子内に2つ以上のパーオキサイド基などの
重合開始機能を有する官能基を有する多官能性重合開始
剤、及びジアリルパーオキシジカーボネート、t−ブチ
ルパーオキシマレイン酸、t−ブチルパーオキシアリル
カーボネート及びt−ブチルパーオキシイソプロピルフ
マレート等の1分子内に、パーオキサイド基などの重合
開始機能を有する官能基と重合性不飽和基の両方を有す
る多官能性重合開始剤から選択される。
−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチル
シクロヘキサン、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシシ
クロヘキサン、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサハイド
ロテレフタレート、ジ−t−ブチルパーオキシアゼレー
ト及び2,2−ビス−(4,4−ジ−t−ブチルパーオ
キシシクロヘキシル)プロパン、及びt−ブチルパーオ
キシアリルカーボネートである。
バインダーとして要求される種々の性能を満足する為に
は、単官能性重合開始剤と併用されることが好ましい。
特に該多官能性重合開始剤の半減期10時間を得る為の
分解温度よりも低いそれを有する重合開始剤と併用する
ことが好ましい。
1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサン、n−ブチル−4,4−ジ(t
−ブチルパーオキシ)バレレート、ジクミルパーオキシ
ド、α,α’−ビス(t−ブチルパーオキシジイソプロ
ピル)ベンゼン、t−ブチルパーオキシクメン、ジ−t
−ブチルパーオキシド等の有機過酸化物、アゾビスイソ
ブチロニトリル、ジアゾアミノアゾベンゼン等のアゾお
よびジアゾ化合物等が利用出来る。
能性重合開始剤と同時にモノマー中に添加しても良い
が、該多官能性重合開始剤の開始剤効率を適正に保つ為
には、任意の重合条件下で、重合時間が該多官能性重合
開始剤の示す半減期を経過した後に添加するのが好まし
い。
100重量部に対し0.05〜2重量部で用いるのが好
ましい。
重合体成分は、本発明の目的を達成する為に以下に例示
する様な架橋性モノマーで架橋されていることが好まし
い。
の重合可能な二重結合を有するモノマーが用いられ、具
体例としては、芳香族ジビニル化合物、例えば、ジビニ
ルベンゼン、ジビニルナフタレン等;アルキル鎖で結ば
れたジアクリレート化合物類、例えば、エチレングリコ
ールジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジア
クリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、
1,5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジアクリレート、及び以上の化合物のアクリレートを
メタクリレートに代えたもの;エーテル結合を含むアル
キル鎖で結ばれたジアクリレート化合物類、例えば、ジ
エチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリ
コールジアクリレート、テトラエチレングリコールジア
クリレート、ポリエチレングリコール#400ジアクリ
レート、ポリエチレングリコール#600ジアクリレー
ト、ジプロピレングリコールジアクリレート、及び以上
の化合物のアクリレートをメタクリレートに代えたも
の;芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれたジア
クリレート化合物類、例えば、ポリオキシエチレン
(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パンジアクリレート、ポリオキシエチレン(4)−2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジアクリ
レート、及び、以上の化合物のアクリレートをメタクリ
レートに代えたもの;更には、ポリエステル型ジアクリ
レート化合物類、例えば、商品名MANDA(日本化
薬)が挙げられる。多官能の架橋剤としては、ペンタエ
リスリトールアクリレート、トリメチロールエタントリ
アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、テトラメチロールプロパントリアクリレート、テト
ラメチロールメタンテトラアクリレート、オリゴエステ
ルアクリレート、及び以上の化合物のアクリレートをメ
タアクリレートに代えたもの;トリアリルシアヌレー
ト、トリアリルトリメリテート;等が挙げられる。
0重量部に対して、1重量部以下、好ましくは0.00
1〜0.05重量部の範囲で用いることが好ましい。
定着性,耐オフセット性の点から好適に用いられるもの
として、芳香族ジビニル化合物(特にジビニルベンゼ
ン)、芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれたジ
アクリレート化合物類が挙げられる。
分の合成方法としては、公知の方法を用いることが出来
る。しかし、塊状重合法では、高温で重合させて停止反
応速度を速めることで、低分子量の重合体を得ることが
できるが、反応をコントロールしにくい問題点がある。
その点、溶液重合法では、溶媒によるラジカルの連鎖移
動の差を利用して、また、重合開始剤量や反応温度を調
整することで低分子量重合体を温和な条件で容易に得る
ことができ、本発明で用いる樹脂組成物中の低分子量体
を得るには好ましい。特に、重合開始剤使用量を最小限
に抑え、重合開始剤残渣の影響を極力抑えるという点
で、加圧条件下での溶液重合法も好ましい。
び、低分子量重合体成分を得る為のモノマーとしては、
次のようなものが挙げられる。
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシ
スチレン、p−フェニルスチレン、p−クロルスチレ
ン、3,4−ジクロルスチレン、p−エチルスチレン、
2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、
p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチ
レン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチ
レン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチ
レン等のスチレン及びその誘導体;エチレン、プロピレ
ン、ブチレン、イソブチレンなどのエチレン不飽和モノ
オレフィン類;ブタジエン等の不飽和ポリエン類;塩化
ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、沸化ビニルなど
のハロゲン化ビニル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、ベンゾエ酸ビニルなどのビニルエステル類;メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロ
ピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチ
ル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシ
ル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸
ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメ
チルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル
などのα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類;
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−
ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロピル、
アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アク
リル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニルなどのア
クリル酸エステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエ
チルエーテル、ビニルイソブチルエーテルなどのビニル
エーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケト
ン、メチルイソプロペニルケトンなどのビニルケトン
類;N−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾール、N
−ビニルインドール、N−ビニルピロリドンなどのN−
ビニル化合物;ビニルナフタリン類;アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなどのアクリ
ル酸もしくはメタクリル酸誘導体;のビニル系モノマー
が単独もしくは2つ以上で用いられる。
レン−アクリル系共重合体となるようなモノマーの組み
合わせが好ましい。
双方が、少なくともスチレン系重合体成分又は共重合体
成分を65重量部以上含有することが混合性の点で好ま
しい。
は、プロピレンの単独重合体、プロピレンと他のオレフ
ィン(特にエチレンが好ましい)の共重合体等が使用可
能である。
する酸モノマーとしては、重合体成分の酸価を調整する
のに用いたものと同様にものが使用可能である。
価を持たない離型剤を併用することも可能である。
分子量は3万以下、好ましくは1万以下のものが好まし
く、添加量としてバインダー重合体成分100重量部に
対し、約1〜20重量部が好ましい。
ンダー重合体成分中に添加、混合しても良い。特に、重
合体成分の調製時に、低分子量ワックスと高分子量重合
体とを溶剤に予備溶解した後、低分子量重合体溶液と混
合する方法でも良い。
時の樹脂の変質防止、操作性を考慮し、5〜70重量%
であり、高分子量重合体成分とポリオレフィン重合体の
予備溶液の固体濃度は5〜60重量%、低分子量重合体
溶液の固体濃度は5〜70重量%の固体濃度であること
が一例として挙げられる。
溶解又は分散させる方法は、撹拌混合により行われ、撹
拌は回分式又は連続式で行っても良い。
法は、該予備溶液の固形分量100重量部に対して、該
低分子量重合体溶液を10〜1000重量部添加し撹拌
混合を行うことが挙げられる。この場合、回分式でも連
続式でも良い。
としては、ベンゼン、トルオール、キシロール、ソルベ
ントナフサ1号、ソルベントナフサ2号、ソルベントナ
フサ3号、シクロヘキサン、エチルベンゼン、ソルベッ
ソ100、ソルベッソ150、ミネラルスピリットの如
き炭化水素系溶剤;メタノール、エタノール、iso−
プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−
ブチルアルコール、iso−ブチルアルコール、アミル
アルコール、シクロヘキサノールの如きアルコール系溶
剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノンの如きケトン系溶剤;酢酸エ
チル、n−酢酸ブチル、セロソルブアセテートの如きエ
ステル系溶剤;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、
ブチルセロソルブ、メチルカルビトールの如きエーテル
系溶剤等が挙げられる。これらの中で芳香族、ケトン系
又はエステル系の溶剤が好ましい。また、これらを混合
して用いても差し支えない。
溶剤溶液を加熱後、常圧下で有機溶剤の10〜80重量
%を除去した後、減圧下で、残存溶剤を除去する方法が
好ましい。この時、有機溶剤溶液は、用いた有機溶剤の
沸点以上、200℃以下に保持することが好ましい。有
機溶剤の沸点を下回ると溶剤留去時の効率が悪いだけで
なく、有機溶剤中の重合体に不必要な剪断力がかかった
り、各構成重合体の再分散が促進され、ミクロな状態で
の相分離を起こす場合がある。また、200℃を超える
と重合体が解重合し、分子切断によるオリゴマーが生成
し、樹脂組成物内への不純物の混入を招くので好ましく
ない。
トナーとして用いても良い。
は、結着樹脂100重量部に対して、20重量部乃至2
00重量部を用いることが好ましい。さらに好ましくは
30〜150重量部を用いることが良い。
ランカップリング剤、チタンカップリング剤、チタネー
ト、アミノシラン、有機ケイ素化合物等で処理しても良
い。
ランカップリング剤としては、例えばヘキサメチルジシ
ラザン、トリメチルシラン、トリメチルクロルシラン、
トリメチルエトキシシラン、ジメチルジクロルシラン、
メチルトリクロルシラン、アリルジメチルクロルシラ
ン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメチル
クロルシラン、ブロムメチルジメチルクロルシラン、α
−クロルエチルトリクロルシラン、β−クロルエチルト
リクロルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラン、
トリオルガノシランメルカプタン、トリメチルシリルメ
ルカプタン、トリオルガノシリルアクリレート、ビニル
ジメチルアセトキシシラン、ジメチルエトキシシラン、
ジメチルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラ
ン、ヘキサメチルジシロキサン、1,3−ジビニルテト
ラメチルジシロキサン、1,3−ジフェニルテトラメチ
ルジシロキサン等が挙げられる。
ソプロポキシチタン・トリイソステアレート、イソプロ
ポキシチタン・ジメタクリレート・イソステアレート、
イソプロポキシチタン・トリドデシルベンゼンスルホネ
ート、イソプロポキシチタン・トリスジオクチルホスフ
ェート、イソプロポキシチタントリN−エチルアミノエ
チルアミナト、チタニウムビスジオクチルピロホスフェ
ートオキシアセテート、ビスジオクチルホスフェートエ
チレンジオクチルホスファイト、ジn−ブトキシ・ビス
トリエタノールアミナトチタン等が挙げられる。
イルが挙げられる。好ましいシリコーンオイルとして
は、25℃における粘度がおよそ30〜1,000セン
チストークスのものが用いられ、例えばジメチルシリコ
ーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、α−メ
チルスチレン変性シリコーンオイル、クロルフェニルシ
リコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル等が好ま
しい。
は、添加し得る着色材料として、従来公知のカーボンブ
ラック、銅フタロシアニンの如き顔料または染料などが
使用できる。
電制御剤として含金属有機化合物を含有することが好ま
しい。負帯電性トナーの場合、モノアゾ染料の金属錯化
合物、サリチル酸、アルキルサリチル酸、ジアルキルサ
リチル酸またはナフトエ酸の金属錯化合物等の負帯電制
御剤が用いられる。
式[I]で示される含金属有機化合物がある。
金属錯化合物も負帯電性を有し、本発明に使用できる。
例を示す。
2種以上組み合わせて用いることが可能である。
帯電量の点から結着樹脂100重量部あたり0.1〜
5.0重量部が好ましい。
に応じてシリカ微粉体又は酸化チタン微粉体以外の外部
添加剤を添加してもよい。
付与剤、ケーキング防止剤、熱ロール定着時の離型剤、
滑剤、研磨剤等の働きをする樹脂微粒子や無機微粒子で
ある。
03〜1.0μmのものが好ましく、その樹脂を構成す
る重合性単量体としては、スチレン・o−メチルスチレ
ン・m−メチルスチレン・p−メチルスチレン・p−メ
トキシスチレン・p−エチルスチレン等のスチレン系単
量体、アクリル酸・メタクリル酸等のメタクリル酸類、
アクリル酸メチル・アクリル酸エチル・アクリル酸n−
ブチル・アクリル酸イソブチル・アクリル酸n−プロピ
ル・アクリル酸n−オクチル・アクリル酸ドデシル・ア
クリル酸2−エチルヘキシル・アクリル酸ステアリル・
アクリル酸2−クロルエチル・アクリル酸フェニル等の
アクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル・メタクリ
ル酸エチル・メタクリル酸n−プロピル・メタクリル酸
n−ブチル・メタクリル酸イソブチル・メタクリル酸n
−オクチル・メタクリル酸ドデシル・メタクリル酸2−
エチルヘキシル・メタクリル酸ステアリル・メタクリル
酸フェニル・メタクリル酸ジメチルアミノエチル・メタ
クリル酸ジエチルアミノエチル等のメタクリル酸エステ
ル類、その他のアクリロニトリル・メタクリロニトリル
・アクリルアミド等の単量体が挙げられる。
ソープフリー重合等、が使用可能であるが、より好まし
くは、ソープフリー重合によって得られる粒子が良い。
してローラ、ブラシあるいは、ブレード等の接触帯電系
において、トナーのドラム融着防止に多大な効果をもた
らすことが確認されている。
ン、ステアリン酸亜鉛、ポリ弗化ビニリデンの如き滑
剤、中でもポリ弗化ビニリデンが好ましい。或いは酸化
セリウム、炭化ケイ素、チタン酸ストロンチウム等の研
磨剤、中でもチタン酸ストロンチウムが好ましい。或い
は例えば酸化チタン、酸化アルミニウム等の流動性付与
剤、中でも特に疎水性のものが好ましい。ケーキング防
止剤、或いは例えばカーボンブラック、酸化亜鉛、酸化
アンチモン、酸化スズ等の導電性付与剤、また逆極性の
白色微粒子及び黒色微粒子を現像性向上剤として少量用
いることもできる。
微粉体または疎水性無機微粉体等は、トナー100重量
部に対して0.1〜5重量部(好ましくは、0.1〜3
重量部)使用するのが良い。
成分及び着色剤としての顔料、染料又は磁性体、帯電制
御剤、その他の添加剤等をボールミルの如き混合機によ
り充分混合してから加熱ロール、ニーダー、エクストル
ーダーの如き熱混練機を用いて溶融、捏和及び練肉し、
冷却固化後粉砕及び厳密な分級をおこなうことにより生
成することができる。
るための他の方法として、重合法によってトナーを製造
することが可能である。この重合法トナーは重合性単量
体及び本発明の帯電制御剤、顔料又は染料、磁性酸化
鉄、重合開始剤(更に必要に応じて架橋剤及びその他の
添加剤)を均一に溶解または分散せしめて単量体組成物
とした後、この単量体組成物あるいは、この単量体組成
物をあらかじめ重合したものを分散安定剤を含有する連
続相(例えば水)中に適当な攪拌機を用いて分散し、同
時に重合反応を行わせ、所望の粒径を有するトナー粒子
としたものである。なお、重合法では磁性酸化鉄を使用
する場合、あらかじめ疎水化処理することが好ましい。
るが、本発明は何らこれらに限定されるものではない。
式法で合成されたシリカ微粉末(BET300m2/
g)処理後のシリカ微粉末から換算して50重量%にな
るように、ジメチルシリコーンオイル(100mm2/
s)で処理を行い、オイル処理無機微粉体を得た。
ET比表面積は、38.5m2/sであった。
造]オイル処理無機微粉体と同様にして、表1に示す
とおりの無機微粉体及びシリコーンオイルを用いて、オ
イル処理無機微粉体,及びを得た。その処方、物
性を表1に示す。
拌しながら容器内を十分に窒素で置換した後、昇温して
還流させた。
リル酸−n−ブチル18重量部、マレイン酸モノブチル
7重量部及びジ−tert−ブチルパーオキサイド2重
量部の混合液を4時間かけて滴下した後、2時間保持し
重合を完了し、低分子量重合体(L−1)溶液を得た。
減圧下で乾燥させ、得られた低分子量重合体(L−1)
のGPC、及びガラス転移点(Tg)の測定を行ったと
ころ、重量平均分子量(Mw)=9,600、数平均分
子量(Mn)=6,000、ピーク分子量(PMw)=
8,500、Tg=62℃、酸価25mgKOH/gで
あった。
った。
ルコールの2重量%水溶液20重量部を投入した後、ス
チレン70重量部、アクリル酸−n−ブチル25重量
部、マレイン酸モノブチル5重量部、ジビニルベンゼン
0.005重量部、及び2,2−ビス(4,4−ジ−t
ert−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン
(半減期10時間温度;92℃)0.1重量部の混合液
を加え、撹拌し懸濁液とした。
5℃まで昇温して、重合を開始した。同温度に24時間
保持した後、ベンゾイルパーオキサイド(半減期10時
間温度;72℃)0.1重量部を追加添加した。さら
に、12時間保持して重合を完了した。
重合体(H−1)の酸価(AV=7.8)の6倍当量の
NaOH水溶液を投入し、2時間撹拌を行った。
洗、乾燥した後、分析したところ、Mw=180万、P
Mw=120万、Tg=62℃、酸価6mgKOH/g
であった。
子量重合体(H−1)25重量部を投入し、昇温して還
流下で撹拌し、予備溶解を行った。この状態で12時間
保持した後、高分子重合体(H−1)の均一な予備溶解
液(Y−1)を得た。
1)の均一溶液300重量部を投入し、還流させた。
体(L−1)溶液を還流下で混合した後、有機溶剤を留
去し、得られた樹脂を冷却、固化後粉砕してトナー用樹
脂組成物Iを得た。
=110万、分子量100万以上の樹脂組成物のGPC
の分子量分布における面積比は9.2%、Tg=62.
5℃、THF不溶分は2.1重量%であった。
製造例2]樹脂組成物の製造例1と同様に、マレイン酸
モノブチル、スチレン、アクリル酸n−ブチル量及び開
始剤量を調整し、低分子量重合体(L−2)、(L−
3)及び(L−6)を得、高分子量重合体(H−1)を
所定量ブレンドして樹脂組成物II、III、VI及び
iiを得た。その分子量分布等の結果を表2に示す。
例1]樹脂組成物の製造例1と同様に、マレイン酸モノ
ブチル、スチレン、アクリル酸n−ブチル量及び重合開
始剤量を調整し、低分子量重合体(L−4)及び(L−
5)、高分子量重合体(H−2)及び(H−3)を得、
低分子量重合体(L−1)、(L−4)又は(L−5)
を所定量ブレンドして樹脂組成物IV、VII及びiを
得た。その分子量分布等の結果を表2に示す。
エクストルーダで溶融混練し、冷却した混練物をハンマ
ーミルで粗粉砕し、粗粉砕物をジェットミルで微粉砕
し、得られた微粉砕粉を固定壁型風力分級機で分級して
分級粉を生成した。さらに、得られた分級粉をコアンダ
効果を利用した多分割分級装置(日鉄鉱業社製エルボジ
ェット分級機)で超微粉及び粗粉を同時に厳密に分級除
去して重量平均粒径(D4)6.1μmの負帯電性磁性
トナーを得た。得られたトナーの物性を表3及び表4
に、GPCクロマトグラムのチャートを図1に示す。
ジクロロシラン処理した後、ヘキサメチルジシラザン処
理し、次いでジメチルシリコーンオイル処理を行った疎
水性シリカ微粉体(BET160m2/g)1.2重量
部と、ソープフリー重合により得られたスチレン−アク
リル系微粒子(平均粒径0.05μm)0.08重量部
と、さらにオイル処理無機微粉体0.2重量部とをヘ
ンシェルミキサーで混合して磁性トナーを調製した(磁
性トナーNo.A)。
1〜4> 樹脂組成物Iの代りに樹脂組成物II〜VII及びi,
iiを使用し、更にワックスを種類及び酸価の異なるも
のに代え、また表3に示すとおりにオイル処理無機微粉
体を変更し、それ以外は実施例1と同様にして負帯電性
磁性トナー〔磁性トナーNo.B〜J及びNo.(a)
〜(d)〕を得た。得られた磁性トナーの物性を表3及
び表4に示す。
項目及び方法にて、評価を行った。
ン製レーザービームプリンターLBP−A309HII
(OPC感光ドラムを使用)をA4横送りで16枚/分
から36枚/分に改造し、さらに図2に示す転写装置を
組み込んだ改造機を用いて画出し評価を行った。このと
きのプロセススピードは、165mm/secであっ
た。
ゴム硬度27°、転写電流1μA、転写電圧+2000
V、当接圧50[g/cm]とした。転写ローラーの導
電性弾性層は、導電性カーボンを分散したEPDMで形
成されており、体積抵抗108Ω・cmを有していた。
カートリッジに設置し、一次帯電を行った。帯電ローラ
ー42の外径は12mmφであり、導電性ゴム層42b
にはEPDM、表面層42cには厚み10μmのナイロ
ン系樹脂を用いた。帯電ローラー42の硬度は54.5
°(ASKER−C)とした。Eはこの帯電ローラー4
2に電圧を印加する電源で、所定の電圧を帯電ローラー
42の芯金42aに供給する。図3においてEは直流電
圧に交流電圧を重畳した系を示している。条件としては
上記条件で行った。
部材の一つとしての機能を有するウレタンゴム製弾性ブ
レードを現像スリーブを押圧するように設置して用い
た。
ドラムと現像スリーブ(磁石内包)上の磁性トナー層が
非接触に間隙を設定し、交流バイアス(f=1800H
z、Vpp=1800V)及び直流バイアス(VDC=−
500V)とを現像スリーブに印加しながら、VLを−
170Vにして、静電荷像を現像して磁性トナー像をO
PC感光体上に形成した。
電位で普通紙へ転写し、磁性トナー像を有する普通紙を
加熱加圧ローラー定着器を通して磁性トナー像を定着し
た。
ローラーの表面温度を190℃、加熱ローラーと加圧ロ
ーラー間の総圧を19kg、ニップを6mmに設定し
た。
ゴム製弾性ブレードをドラム感光体に当接して用いた。
この時当接圧は38gf/cmとした。
90%)においてトナーを補給しながら20,000枚
のプリントアウトを行い、プリントアウト画像、感光ド
ラム及びクリーニングブレード上の観察を行った。 A:非常に良好(クリーニングブレード及び感光ドラム
上に傷の発生見られず。) B:良好 (クリーニングブレード上に傷跡が見ら
れるが、感光ドラム上での傷の発生見られず。) C:実用可 (クリーニングブレード、感光ドラム上
共に傷跡が見られるが、画像上の発生はない。) D:実用不可 (クリーニングブレード、感光ドラム上
の傷跡が、画像上に発生する。或いは、ブレードがめく
れ、クリーニング不良が発生する。)
%RH)及び低温低湿環境下(15℃,10%RH)に
おいて画出し試験を行い、得られた画像を下記の項目に
ついて評価した。プリントモードは2枚/20secと
した。
枚プリントアウト終了時の画像濃度維持により評価し
た。尚、画像濃度は「マクベス反射濃度計」(マクベス
社製)を用いて、原稿濃度が0.00の白地部分のプリ
ントアウト画像に対する相対濃度を測定した。
た転写紙の白色度と、ベタ白をプリント後の転写紙の白
色度との比較からカブリを算出した。尚、環境は、低温
低湿下(15℃,10%RH)とし、プリントモードは
2枚/20secとした。
を評価した。 A:非常に良好(欠損2個以下/100個) B:良好 (欠損3〜5個/100個) C:実用可 (欠損6〜10個/100個) D:実用不可 (欠損11個以上/100個)
の画像濃度の最高値と最低値の差により、画像濃度ムラ
を評価した。表5に画像濃度差を示す。
ン製レーザービームプリンターLBP−309GIIを
16枚/分から24枚/分(線圧18kg)に改造し、
加熱加圧ローラー定着器の加熱ローラーの表面温度を1
40〜230℃まで外部から変更できるように改造する
以外は上述の画出し試験機と同様の帯電、現像、転写条
件を設定し、設定温度を5℃刻みに変更させながら常温
常湿環境下(20℃,60%RH)にて画像サンプルの
プリントアウトを行った。
より定着画像を摺擦し。摺擦前後での画像濃度の低下率
(%)が、10%以下である最低の温度を最低定着温度
として評価を行った。表5に、最低定着温度を示す。
尚、試験紙としてトナーが定着しにくい複写機用普通紙
(75g/m2)紙を使用した。
プリントアウトし、画像上の汚れの程度により評価し
た。画像上の汚れの発生しない最高温度を表5に示す。
尚、試験紙としてオフセットの発生しやすい複写機用普
通紙(65g/m2)紙を使用した。
イル処理した無機微粉体と、酸価を有する重合体成分と
ワックスを同時に含有する事により、高温高湿環境下に
おいても高クリーニング性を達成し、組成物中の重合体
成分の分子量分布並びに低分子量成分と高分子量成分の
酸価調整し、ワックスの分子量及び酸価を調整すること
により、従来よりもより低温定着性、耐オフセット性に
優れ、且つトナー流動性、帯電性に優れ、カブリを低減
し、画像品質に優れ、長期耐久性を可能にする。更に、
装置の高速化に適用しても長期の帯電安定性を可能にす
るものである。
クロマトグラムのチャート図である。
模様の説明図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 転写工程後に静電荷像担持体上に残存す
る現像剤を、静電荷像担持体に当接させたクリーニング
ブレードによって除去する工程を有する画像形成方法に
用いられる静電荷像現像用現像剤であって、 該静電荷像現像用現像剤は、少なくとも重合体成分を含
有する樹脂組成物、着色剤及び離型剤を含有するトナー
粒子と外添剤とを有し、 (a)トナー粒子中において、該樹脂組成物は、TH
F不溶分の含有量が5重量%以下であり、 (b)該トナー粒子のTHF可溶分は、GPCクロマト
グラムにおいて、少なくとも分子量1×103〜5×1
04の領域にメインピークを有し、且つ分子量1×105
〜3×106の領域にサブピーク又はショルダーを有
し、分子量100万以上の成分の面積比が10%以下で
あり、かつ (c)トナー粒子中における該樹脂組成物において、G
PCクロマトグラムにおける分子量5×10 4 未満の領
域の低分子量重合体成分の酸価(A VL )が21〜35m
gKOH/gであり、GPCクロマトグラムにおける分
子量5×10 4 以上の領域の高分子量重合体成分の酸価
(A VH )が0.5〜11mgKOH/gであり、 該離型剤が、酸価(A VWax )1〜15mgKOH/g
を有するワックスを含有し、該ワックスの酸価と低分子量重合体成分の酸価とが下
記の関係を満足し、 0.5×A VL >A VWax >0.05×A VL 該外添剤は、少なくとも粘度1乃至100,000m
m2/sであるシリコーンオイル処理されたシリカ微粉
体を含有し、シリカ微粉体のシリコーンオイル処理量が
処理後のシリカ微粉体を基準にして30乃至90重量%
であることを特徴とする静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項2】 該無機微粉体のBET比表面積が、1乃
至50m2/gであることを特徴とする請求項1に記載
の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項3】 該無機微粉体のBET比表面積が、10
乃至50m2/gであることを特徴とする請求項1に記
載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項4】 該無機微粉体に使用されているシリコー
ンオイルの粘度が、1乃至3,000mm2/sである
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の静
電荷像現像用現像剤。 - 【請求項5】 該離型剤成分が1〜15mgKOH/g
の酸価を有する酸変性ポリオレフィンであることを特徴
とする請求項1乃至4のいずれかに記載の静電荷像現像
用現像剤。 - 【請求項6】 該離型剤成分がマレイン酸,マレイン酸
ハーフエステル又はマレイン酸無水物の少なくとも1種
以上から選択される酸モノマーにより変性されたポリオ
レフィンワックスであることを特徴とする請求項1乃至
5のいずれかに記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項7】 該離型剤成分がマレイン酸,マレイン酸
ハーフエステル又はマレイン酸無水物の少なくとも1種
以上から選択される酸モノマーにより変性されたポリプ
ロピレン系ワックスであることを特徴とする請求項1乃
至6のいずれかに記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項8】 該ワックスが有する酸成分及び該低分子
量重合体成分が有する酸成分がマレイン酸、マレイン酸
ハーフエステル、マレイン酸無水物の少なくとも1種以
上から選択される酸モノマーから生成されたものである
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の静
電荷像現像用現像剤。 - 【請求項9】 トナー粒子中における該低分子量重合体
の酸価(A VL )とトナー粒子中における該高分子量重合
体の酸価(A VH )とが下記関係 10≦(A VL )−(A VH )≦27 を満足する ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか
に記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項10】 該トナー粒子のTHF可溶分のGPC
クロマトグラムにおいて、分子量3×104以上1×1
05未満の領域に極小値を有することを特徴とする請求
項1乃至9のいずれかに記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項11】 該樹脂組成物のガラス転移点(Tg)
が50〜70℃であり、かつ該組成物の低分子量重合体
のTgLと高分子量重合体のTgHの関係が TgL≧TgH−5 の範囲にあることを特徴とする請求項1乃至10のいず
れかに記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項12】 該樹脂組成物のTgが55〜65℃で
あり、かつ該組成物の低分子量重合体成分のTgLと高
分子量重合体成分のTgHの関係が TgL≧TgH の範囲にあることを特徴とする請求項1乃至10のいず
れかに記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項13】 トナー粒子中において、該樹脂組成物
が下記の式を満足することを特徴とする請求項1乃至1
2のいずれかに記載の静電荷像現像用現像剤。 【数1】 - 【請求項14】 該樹脂組成物の低分子量重合体成分及
び高分子量重合体成分は、いずれも、少なくともスチレ
ン系単量体成分ユニットを65重量%以上含有している
ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の
静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項15】 該樹脂組成物の高分子量重合体成分が
多官能性重合開始剤で重合された重合体を有することを
特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の静電荷
像現像用現像剤。 - 【請求項16】 該樹脂組成物の高分子量重合体成分
が、多官能性重合開始剤と単官能性重合開始剤を少なく
とも併用して重合された重合体を有することを特徴とす
る請求項1乃至15のいずれかに記載の静電荷像現像用
現像剤。 - 【請求項17】 転写工程後に静電荷像担持体上に残存
する現像剤を、静電荷像担持体に当接させたクリーニン
グブレードによって除去する工程を有する画像形成方法
であって、 該現像剤が、少なくとも重合体成分を含有する樹脂組成
物、着色剤及び離型剤を含有するトナー粒子と外添剤と
を有し、 (a)トナー粒子中において、該樹脂組成物は、TH
F不溶分の含有量が5重量%以下であり、(b)該トナ
ー粒子のTHF可溶分は、GPCクロマトグラムにおい
て、少なくとも分子量1×103〜5×104の領域にメ
インピークを有し、且つ分子量1×105〜3×106の
領域にサブピーク又はショルダーを有し、分子量100
万以上の成分の面積比が10%以下であり、かつ(c)
トナー粒子中における該樹脂組成物において、GPCク
ロマトグラムにおける分子量5×10 4 未満の領域の低
分子量重合体成分の酸価(A VL )が21〜35mgKO
H/gであり、GPCクロマトグラムにおける分子量5
×10 4 以上の領域の高分子量重合体成分の酸価
(A VH )が0.5〜11mgKOH/gであり、 該離型剤が、酸価(A VWax )1〜15mgKOH/g
を有するワックスを含有し、 該ワックスの酸価と低分子量重合体成分の酸価とが下
記の関係を満足し、 0.5×A VL >A VWax >0.05×A VL 該外添剤は、少なくとも粘度1乃至100,000m
m2/sであるシリコーンオイル処理されたシリカ微粉
体を含有し、シリカ微粉体のシリコーンオイル処理量が
処理後のシリカ微粉体を基準にして30乃至90重量%
である静電荷像現像用現像剤であることを特徴とする画
像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04655898A JP3450698B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04655898A JP3450698B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11249338A JPH11249338A (ja) | 1999-09-17 |
JP3450698B2 true JP3450698B2 (ja) | 2003-09-29 |
Family
ID=12750666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04655898A Expired - Fee Related JP3450698B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3450698B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7243407B2 (ja) | 2019-04-16 | 2023-03-22 | 株式会社リコー | トナー、トナー収容ユニット、画像形成装置、及び画像形成方法 |
JP7478343B2 (ja) | 2020-04-07 | 2024-05-07 | 株式会社リコー | 画像形成方法および画像形成装置 |
-
1998
- 1998-02-27 JP JP04655898A patent/JP3450698B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11249338A (ja) | 1999-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR0184328B1 (ko) | 정전하상 현상용 토너, 프로세스 카트리지 및 화상 형성 방법 | |
US6002895A (en) | Process cartridge | |
US5736288A (en) | Toner for developing electrostatic images, process cartridge, and image forming method | |
JP3976917B2 (ja) | 負摩擦帯電性のトナーおよび現像方法 | |
JP3262505B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、装置ユニット及び画像形成方法 | |
JP3428835B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、プロセスカートリッジ及び画像形成方法 | |
JP3976935B2 (ja) | 乾式トナー | |
JP3311199B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP3450698B2 (ja) | 静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法 | |
JP3347557B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP3287716B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP3278313B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、プロセスカートリッジ及び画像形成方法 | |
JP3275225B2 (ja) | 静電荷像現像用磁性トナー、及び、画像形成方法 | |
JP3230042B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP3256830B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP3244983B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP3210201B2 (ja) | 画像形成方法及び磁性トナー | |
JP3300874B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 | |
JP4124918B2 (ja) | 負摩擦帯電性トナー及び画像形成方法 | |
JP3990839B2 (ja) | トナー | |
JP3347509B2 (ja) | 磁性トナー | |
JPH09127723A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP3683967B2 (ja) | 静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法 | |
JP2769895B2 (ja) | 静電荷像現像用非磁性トナー | |
JP3230040B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030121 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030701 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070711 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |