JP3449860B2 - 画像のシャープネス処理装置 - Google Patents

画像のシャープネス処理装置

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JP3449860B2
JP3449860B2 JP16901496A JP16901496A JP3449860B2 JP 3449860 B2 JP3449860 B2 JP 3449860B2 JP 16901496 A JP16901496 A JP 16901496A JP 16901496 A JP16901496 A JP 16901496A JP 3449860 B2 JP3449860 B2 JP 3449860B2
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gray
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繁男 村上
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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    • H04N1/56Processing of colour picture signals
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/73Deblurring; Sharpening
    • G06T5/75Unsharp masking

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  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば印刷製版工
程等において、画像のシャープネス(鮮鋭度)を制御す
る装置に係り、特に、赤(R),緑(G),青(B)な
どに色分解されたカラー画像のシャープネスを、アンシ
ャープマスクを用いて制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、アンシャープマスク処理
は、画像のシャープネスを制御して複製画像の視覚的印
象を高める手段として極めて効果的で、かつ広く実施さ
れている。以下に、アンシャープマスク処理の原理を、
デジタル化されたモノクロ画像を例に採って説明する。
【0003】アンシャープマスク処理は次の(1)〜(3)
の手順で実行される。 (1) まず、原画像から、いわゆるぼけ画像(アンシャ
ープマスク)を作成する。これは、原画像の注目画素を
隣接画素の平均値で置き換えるという操作を、原画像全
体について行うことにより得られる。 (2) 原画像とぼけ画像の差を各画素について求め、そ
の差を各画像のエッジ成分とする。 (3) 原画像の各画素に、各々の画素に対応したエッジ
成分を加える。また、エッジ成分を加える前に、エッジ
成分に適当な数値を乗算することで、シャープネス強調
の程度を制御することができる。
【0004】カラー画像の場合も、上記の手法に準じた
処理が行われるが、エッジ成分の生成手法に関連して、
次の2つの方式が用いられている。
【0005】〔第1手法〕カラー画像がRGB成分に色
分解されて、各成分がデジタル化されているとして以下
に説明する。 (1) 原画像からグレー成分を抽出して、原画像のグレ
ー画像を作成する。このグレー画像をもとに、グレー成
分のぼけ画像を作成する。 (2) グレー画像と、グレー成分のぼけ画像の差を各画
素について求め、各画素のエッジ成分とする。 (3) 各画素のエッジ成分を原画像の各画素のRGB成
分に共通に加える。 以上の(1)〜(3)の手順で、シャープネス強調されたカ
ラー画像を得ることができる。
【0006】〔第2手法〕同様に、カラー画像がRGB
成分に色分解されて、各成分がデジタル化されていると
して説明する。 (1) 原画像のRGB成分の各プレーンから、RGBそ
れぞれのぼけ画像を作成する。 (2) 原画像のR成分のプレーンと、R成分のぼけ画像
との差を各画素について求め、これを各画素のRエッジ
成分とする。同様にGエッジ成分、Bエッジ成分を求め
る。 (3) 原画像の各画素のR成分にRエッジ成分を、同様
にG成分にGエッジ成分を、B成分にBエッジ成分をそ
れぞれ加える。 以上の(1)〜(3)の手順で、シャープネス強調されたカ
ラー画像を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のシャープネス処
理装置は、上述した第1手法または第2手法のいずれか
を採用するものであるが、それぞれについて次のような
問題点がある。まず、第1手法を採用する装置では、カ
ラー原画像中の高い彩度を持っていた画素が、アンシャ
ープマスク処理の結果、色味を失い、白または黒になる
(以下、『シロフチ・クロフチ』とも言う)現象が生じ
る。また、第2手法を採用する装置では、カラー原画像
中の無彩色または無彩色に近い画素が、アンシャープマ
スク処理の結果、強い色味を帯びる(以下、『イロフ
チ』とも言う)。以下に、上記のようなイロフチやシロ
フチ・クロフチが発生する理由を説明する。
【0008】〔シロフチ・クロフチの発生理由〕図4を
参照する。いま、原画像の1走査線上の画素列に注目し
た場合に、図4(a)に示すように、グレーと赤とが隣
り合っているとする。原画像のこの部分を構成するRG
B成分は図4(b),(c),(d)に示すようにな
る。以下では、この部分に第1手法によるアンシャープ
マスク処理が行われた場合について説明する。
【0009】図4(a)に示した原画像から抽出したグ
レー成分(グレー画像)を図4(e)に示す。このグレ
ー成分のぼけ画像(アンシャープ信号)は図4(f)の
ようになる。グレー画像(図4(e))から、グレー成
分のぼけ画像(図4(f))を減算すると、図4(g)
に示したようなグレーのエッジ成分が得られる。このエ
ッジ成分を原画像の各画素のRGB成分(図4(b),
(c),(d))に共通に加えると、図4(h),
(i),(j)に示すようなシャープネス強調されたR
GB成分が得られる。
【0010】図4(h),(i),(j)から理解でき
るように、グレーと赤の境界部分にあるグレーの画素
は、シャープネス強調の結果、より黒くなる(RGB成
分のレベルが均等に減少する)ので、視覚的に違和感を
生じることはない。しかし、境界部分にある赤の画素
は、各RGB成分にグレーのエッジ成分が加わって、各
々の成分のレベルが上がる結果、境界部分の赤画素が白
くなり、シロフチが発生する。この場合、本来は赤い部
分に白いスジが入るので視覚的に違和感が生じる。ま
た、はっきりした白・黒のスジが見えないまでも、アン
シャープマスク処理を強く行えば行うほど、画像の鮮や
かさが損なわれる傾向を持ち、特に、原画像の中に色の
鮮やかな細い線があるときは、その線の色情報が失われ
て画像の品位が著しく低下する。
【0011】〔イロフチの発生理由〕図5を参照する。
先の説明と同様に、図5(a)に示すように、グレーと
赤とが隣り合っている部分に、第2手法によるアンシャ
ープマスク処理が行われた場合を説明する。なお、図5
(b),(c),(d)は、図5(a)に対応したRG
B成分である。
【0012】図5(b),(c),(d)に示したRG
B成分のぼけ画像(アンシャープ信号)を図5(e),
(f),(g)に示す。図5(b),(c),(d)に
示したRGB成分から、図5(e),(f),(g)に
示したぼけ画像を減算すると、図5(h),(i),
(j)のRGBそれぞれのエッジ成分が得られる。これ
らのRGBエッジ成分を原画像の各画素のRGB成分
(図5(b),(c),(d))に個別に加えると、図
B(k),(l),(m)に示すようなシャープネス強
調されたRGB成分が得られる。
【0013】図5(k),(l),(m)から理解でき
るように、グレーと赤の境界部分にあるグレーの画素
は、シャープネス処理の結果、R成分が減少し(図5
(k)参照)、GB成分が増加する(図5(l),
(m)参照)ので、青ないし緑色になり、その境界部分
のグレー側にイロフチが発生して、視覚的に違和感を生
じる。なお、境界部分にある赤い画素は、R成分が加算
され、GB成分が減少するが、本来、赤い部分が、より
赤く強調されるだけであるので、視覚的に違和感を生じ
ることはない。
【0014】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、シャープネス強調された輪郭部分に、
上記のようなイロフチ,シロフチ,クロフチと呼ばれる
現象が発生することを防止して、アンシャープマスク処
理による画像の視覚的印象をより高めることができる画
像のシャープネス処理装置を提供することを主たる目的
としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、次のような構成をとる。すなわち、請
求項1に記載の発明は、色分解された原画像のシャープ
ネスを、アンシャープマスクを用いて制御する画像のシ
ャープネス処理装置であって、原画像からグレー成分を
抽出して、原画像のグレー画像を作成するとともに、こ
のグレー画像をもとに、グレーのぼけ画像であるアンシ
ャープマスクを作成し、前記グレー画像と、グレーのア
ンシャープマスクとの差を各画素について求め、各画素
のエッジ成分とする第1のエッジ成分生成手段と、原画
像の色成分から、色成分それぞれのぼけ画像であるアン
シャープマスクを作成し、前記色成分と、色成分のアン
シャープマスクとの差を各画素について求め、これらを
各画素の色成分のエッジ成分とする第2のエッジ成分生
成手段と、原画像の各画素の彩度を順に判定し、前記彩
度が小さいときは、第1のエッジ成分生成手段によるエ
ッジ成分が第2のエッジ成分生成手段によるエッジ成分
よりも多くなるように、両エッジ成分の混合比率を画素
ごとに決定し、一方、前記彩度が大きいときは、第2の
エッジ成分生成手段によるエッジ成分が第1のエッジ成
分生成手段によるエッジ成分よりも多くなるように、ま
たは彩度が小さい場合に比して相対的に多くなるよう
に、両エッジ成分の混合比率を画素ごとに決定する混合
比率決定手段と、前記混合比率決定手段によって決定さ
れた画素ごとの混合比率に応じて、第1のエッジ成分生
成手段によって生成された各画素のグレーのエッジ成分
と、第2のエッジ成分生成手段によって生成された各画
素の色成分のエッジ成分とを混合するエッジ成分混合手
段と、原画像の各画素の色成分に前記エッジ成分混合手
段で得られた各画素の混合エッジ成分を加える加算手段
とを備えたものである。
【0016】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、混合比率決定手段に替えて、第
1のエッジ成分生成手段によるエッジ成分と第2のエッ
ジ成分生成手段によるエッジ成分との混合比率を画一に
指定するための混合比率指定手段を備えたものである。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。第1のエッジ成分生成手段を用いたアンシャープマ
スク処理は、画像のグレー成分を強調するので、画像の
グレー部分にイロフチが発生することは無い反面、高彩
度の画素がグレーの部分に隣接していると、その画素が
各色成分ともに同じ方向に変化を受けるので、彩度が低
下して白または黒になりやすい。したがって、この第1
のエッジ成分生成手段で生成されたグレーのエッジ成分
を効かしたシャープネス処理は、比較的低い彩度の画素
に適している。
【0018】一方、第2のエッジ成分生成手段を用いた
アンシャープマスク処理は、各画素の色成分の差を強調
するので、高彩度の画素が白または黒くなって画像の鮮
やかさが失われることは無い反面、グレー(彩度の低い
画素)が高彩度の部分に隣接していると、グレーの画素
が強い色味を帯びる(イロフチが発生する)傾向があ
る。したがって、この第2のエッジ成分生成手段で生成
された各色成分のエッジ成分を効かしたシャープネス処
理は、比較的高い彩度の画素に適している。
【0019】そこで、混合比率決定手段は、原画像の各
画素の彩度を順に判定し、注目画素の彩度が小さいとき
は、第1のエッジ成分生成手段で生成されたグレーのエ
ッジ成分が多くなるように、両エッジ成分の混合比率を
決定する。一方、注目画素の彩度が大きいときは、第2
のエッジ成分生成手段で生成された色成分のエッジ成分
が彩度が小さい場合に比して相対的に多くなるように、
両エッジ成分の混合比率を決定する。
【0020】エッジ成分混合手段は、各画素ごとに決定
された混合比率に基づいて、各画素のグレーのエッジ成
分と、各画素の色成分のエッジ成分とを混合する。加算
手段は、このようにして得られた混合エッジ成分を原画
像の各画素の色成分に加える。以上のように、各画素の
彩度に応じてグレーのエッジ成分を効かしたり、あるい
は色成分のエッジ成分を効かすというシャープネス処理
がなされるので、グレー部分でのイロフチの発生、高彩
度の部分ではシロフチ,クロフチの発生を共に防止する
ことができる。
【0021】請求項2に記載の発明の作用は次のとおり
である。本発明によれば、オペレータが原画像を観て得
た表現意図を、混合比率指定手段を介してグレーのエッ
ジ成分と色成分のエッジ成分との混合比率を指定するこ
とにより、直接に反映される。例えば、シャープネス処
理によって、原画像の鮮やかさをより強調したいと意図
する場合は、第2のエッジ成分生成手段による色成分の
エッジ成分が第1のエッジ成分生成手段によるグレーの
エッジ成分よりも多くなるように両エッジ成分の混合比
率を指定する。あるいは、シャープネス処理によって、
鮮やかさよりも、明度の差を強調したいと意図する場合
は、第1のエッジ成分生成手段によるグレーのエッジ成
分が第2のエッジ成分生成手段による色成分のエッジ成
分よりも多くなるように混合比率を指定する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。 <第1実施例>図1は本発明に係る画像のシャープネス
処理装置の第1実施例の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0023】例えば製版工程では、カラー原画像はカラ
ースキャナで線順次に走査されることにより赤(R),
緑(G),青(B)などの色成分に分解される。これら
の色成分画像データは光磁気ディスクなどに格納され
る。光磁気ディスクに格納された原画像データは、図1
中の光磁気ディスクドライバ1を介して本装置内に取り
込まれる。本装置への原画像データの取り込み手法は任
意であり、カラースキャナから直接に取り込んでもよい
し、あるいは磁気テープなどの別の記録媒体を介して取
り込んでもよい。本装置に取り込まれた原画像データは
RGBの色成分ごとに原画像メモリ2に記憶される。
【0024】本装置は、原画像メモリ2に記憶された原
画像の各画素からグレーのエッジ成分を生成する第1エ
ッジ成分生成部3と、各画素のRGB色成分のエッジ成
分を生成する第2エッジ成分生成部4とを備えている。
【0025】第1エッジ成分生成部3は、原画像データ
からグレー成分を抽出して、原画像のグレー画像を作成
するとともに、このグレー画像をもとに、グレー成分の
ぼけ画像であるアンシャープマスクを作成し、前記グレ
ー画像と、グレー成分のアンシャープマスクとの差を各
画素について求め、これを各画素のグレーのエッジ成分
とするものである。グレー成分の抽出は必ずしも測色的
に厳密に行う必要はない。本装置では、次式(1)に示す
ような簡便な演算手法で各画素の概略のグレー成分を求
めている。(1)式中、Grayはグレー成分、R,G,B
は、例えば0〜255の数値で表された赤(R)、緑
(G)、青(B)の各色成分の画像データである。 Gray=(R+G+B)/3 ……(1) 原画像の全ての画素についてグレー成分Grayを求めるこ
とにより、原画像のグレー画像を得ることができる。
【0026】グレー成分のぼけ画像(アンシャープマス
ク)は、グレー画像の着目画素を隣接画素(例えば、着
目画素を中心として縦横3画素のエリア内にある合計9
個の画素)の平均値で置き換えるという操作を、グレー
画像の全画素について行うことにより得ることができ
る。エリアサイズは必ずしも3×3である必要はなく、
5×5などであってもよい。上記のグレー画像とグレー
成分のアンシャープマスクとの差を、対応する各画素に
ついて求めることにより、グレーのエッジ成分が得られ
る。
【0027】第2エッジ成分生成部4は、原画像のRG
B色成分から、RGB色成分それぞれのぼけ画像である
アンシャープマスクを作成し、前記RGB色成分と、R
GB色成分のアンシャープマスクとの差を各画素につい
て求め、これらを各画素のRGB色成分のエッジ成分と
するものである。例えば、R成分のエッジ成分は、上述
したグレー成分の場合と同様に、R成分で構成される画
像(Rプレーン)の着目画素を隣接画素の平均値で置き
換えるという操作を、Rプレーンの全画素について行う
ことによりR成分のアンシャープマスクを求め、続い
て、RプレーンとR成分のアンシャープマスクとの差を
各画素について求めることにより得ることができる。同
様の処理をG,B成分について行うことにより、G,B
成分のエッジ成分が得られる。
【0028】彩度判定部5は、原画像メモリ2に記憶さ
れた原画像のRGB画像データに基づき、原画像の各画
素の彩度を判定する。彩度の検出も必ずしも厳密に行う
必要はない。本装置では、次式(2)に示すように、Rと
Gの差、GとBの差、およびBとRの差の、各々の絶対
値の和でもって各画素の彩度を簡便に算出している。な
お、(2)式において、Sは彩度、abs は絶対値を示す。 S=abs(R−G)+abs(G−B)+abs(B−R) ……(2) 本装置において、画像データが8ビット精度でデジタル
化されている場合、RGBは0〜255の数値で表され
るので、彩度Sは0〜510の数値で表されることにな
る。
【0029】混合比率決定部6は、彩度判定部5の各画
素の彩度の判定に基づき、着目画素の彩度が小さいとき
は、第1エッジ成分生成部3によるグレーのエッジ成分
が第2エッジ成分生成部4によるRGBのエッジ成分よ
りも多くなるように、両エッジ成分の混合比率を決定
し、一方、前記彩度が大きいときは、RGBのエッジ成
分がグレーのエッジ成分よりも多くなるように、または
彩度が小さい場合に比して相対的に多くなるように、両
エッジ成分の混合比率を決定するという操作を、原画像
の全ての画素について行うものである。本装置では、両
エッジ成分の混合比率MRを次式(3)によって決定して
いる。(3)式において、Sは彩度判定部5で算出された
彩度、S0 は彩度の最大値(=510)である。 MR=S/S0 ……(3)
【0030】(3)式から明らかなように、混合比率決定
部6で決定される混合比率は0〜1の数値で表される。
後述するエッジ成分混合部7の説明で明らかになるが、
(1−MR)がグレーのエッジ成分の混合比率、MRが
RGBのエッジ成分の混合比率になる。なお、混合比率
は必ずしも(3)式で決定するものに限らず、例えば次式
(4)で決定してもよい。 MR=(S/S0 )×α ……(4) 係数αは、グレーあるいはRGBのどちらのエッジ成分
に重きを置くかに応じて予め設定される定数であって、
グレーのエッジ成分に重きを置きたい場合はαとして1
未満の数値が設定され、RGBのエッジ成分に重きを置
きたい場合は1を越える数値が設定される。
【0031】上述した彩度判定部5および混合比率決定
部6は、本発明における混合比率決定手段に相当する。
【0032】エッジ成分混合部7は、第1エッジ成分生
成部3で生成された各画素のグレーのエッジ成分と、第
2エッジ成分生成部4で生成された各画素のRGBのエ
ッジ成分とを、混合比率決定部6で決定された混合比率
に応じて混合して、原画像の全画素のRGB色成分につ
いて混合エッジ成分を求めるものである。本装置では、
例えば次式(5)〜(7)によって各画素のRGB成分につ
いて、混合エッジ成分を求めている。 ERMIX =EGRAY×(1−MR)+ER ×MR ……(5) EGMIX =EGRAY×(1−MR)+EG ×MR ……(6) EBMIX =EGRAY×(1−MR)+EB ×MR ……(7) 上式(5)〜(7)において、ERMIX ,EGMIX ,EB
MIX はRGBそれぞれの混合エッジ成分、EGRAYはグレ
ーのエッジ成分、ER ,EG ,EB は、RGBそれぞれ
のエッジ成分、MRは混合比率、である。
【0033】加算部8は、原画像メモリ2に記憶された
原画像の各画素のRGB色成分それぞれに、エッジ成分
混合部7で得られた各画素のRGB色成分の混合エッジ
成分を加えることにより、シャープネス強調された画像
データを得るものである。すなわち、シャープネス強調
された各画素の色成分R’,G’,B’は、次式(8),
(9),(10) で表される。 R’=R+ERMIX ……(8) G’=G+EGMIX ……(9) B’=B+EGMIX ……(10) このとき、各混合エッジ成分に適当な数値(例えば、
0.2〜5)を乗算することによって、シャープネス強
調の程度が制御できることは周知のとおりである。
【0034】出力メモリ9は、シャープネス強調された
各画素の色成分R’,G’,B’を記憶する。これらの
色成分R’,G’,B’が表示器10に与えられること
により、表示器10にシャープネス強調後の画像が表示
される。シャープネス強調後の画像データの出力形態は
任意であり、光磁気ディスクや磁気テープなどの記録媒
体に格納してもよいし、画像記録用スキャナに直接に出
力してもよい。
【0035】なお、本実施例装置において、上述した第
1エッジ成分生成部3、第2エッジ成分生成部4、彩度
判定部5、混合率決定部6、エッジ成分混合部7、およ
び加算部8は、コンピュータのソフトウェアで構成され
ている。
【0036】次に、上述したような構成を備えた実施例
装置の動作を説明する。原画像メモリ2に原画像のデジ
タル化されたRGB色成分の画像データが記憶される
と、彩度判定部5が原画像メモリ2内の各画素のRGB
色成分の画像データを順に読み出して、各画素の彩度S
を判定する。各画素の彩度Sは混合比率決定部6に与え
られ、混合比率決定部6が各画素のグレーのエッジ成分
とRGBのエッジ成分との混合比率MRを決定する。
【0037】一方、彩度判定部5へのRGB画像データ
の転送に同期して、各画素のRGB画像データが第1エ
ッジ成分生成部3および第2エッジ成分生成部4に送ら
れる。第1エッジ成分生成部3は各画素のグレーのエッ
ジ成分EGRAYを生成し、第2エッジ成分生成部4は各画
素のRGBのエッジ成分ER ,EG ,EB を生成する。
これらのエッジ成分EGRAY,ER ,EG ,EB はエッジ
成分混合部7に与えられる。
【0038】エッジ成分混合部7は、混合比率決定部6
から与えられた混合比率MRに従って、各画素ごとにグ
レーのエッジ成分EGRAYと、RGBのエッジ成分ER
G,EB を混合して、各画素ごとにRGBの混合エッ
ジ成分ERMIX ,EGMIX ,EBMIX を生成する。
【0039】加算部8は、原画像メモリ2から順に与え
られる原画像のRGB画像データに、エッジ成分混合部
7から与えられるRGBの混合エッジ成分ERMIX ,E
MI X ,EBMIX を加算することにより、シャープネス
強調された色成分R’,G’,B’を生成する。色成分
R’,G’,B’は出力メモリ9に記憶され、必要に応
じて表示器10に表示される。
【0040】以下に、図2を参照して、本装置によるア
ンシャープマスク処理の具体例を説明する。アンシャー
プマスク処理は原画像の各走査線に沿って画素ごとに順
に進められるが、ここでは図2(a)に示すようにグレ
ーと赤とが隣り合っている部分にある、グレーの画素P
GRAY、続いて赤の画素PR に対してアンシャープマスク
処理を行う場合を例に採って説明する。ここでは図2
(b),(c),(d)に示すように、グレーの画素P
GRAYの色成分がR=50、G=50、B=50、赤の画
素PR の色成分がR=200,G=10,B=10であ
ったとする。
【0041】まず、彩度判定部5において、(2)式を用
いてグレーの画素PGRAYの彩度Sを判定すると、 S=abs(50−50)+abs(50−50)+abs(50−
50) となって、S=0になる。その結果、(3)で表される混
合比率MRはMR=0になる。したがって、エッジ成分
混合部7で、(5)〜(7)式によって得られる混合エッジ
成分ERMIX ,EGMIX ,EBMIX は、グレーのみのエ
ッジ成分EGRAYになる(ERMIX =EGMIX =EBMIX
=EGRAY)。
【0042】このグレーのエッジ成分EGRAYは、第1エ
ッジ成分生成部3において、以下のように求められる。
まず、(1)に基づいてグレー画像を求めると、グレー領
域のグレー成分は、Gray=(50+50+50)/3=
50になり、赤領域のグレー成分は、Gray=(200+
10+10)/3≒73になる。次に、着目画素PGR AY
とその周辺隣接画素3×3のグレー成分に基づいて、着
目画素PGRAYのグレー成分のアンシャープ信号Uを求め
ると、U=(50×6+73×3)/9≒58になる。
着目画素PGRAYのグレー成分Gray(=50)から、着目
画素PGRAYのグレー成分のアンシャープ信号Uを差し引
いて、着目画素PGRAYのグレーのエッジ成分EGRAYを求
めると、EGRAY=50−58=−8になる。
【0043】この着目画素のグレーのエッジ成分EGRAY
が混合エッジ成分ERMIX ,EGMI X ,EBMIX として
加算部8に与えられて、着目画素PGRAYのRGB成分に
加算されると、シャープネス処理後の着目画素PGRAY
色成分R’,G’,B’は次のようになる(図2
(e),(f),(g)参照)。 R’=50+(−8)=42 G’=50+(−8)=42 B’=50+(−8)=42
【0044】上記のシャープネス処理後の着目画素P
GRAYの色成分R’,G’,B’の値から理解できるよう
に、グレーの着目画素PGRAYのRGB成分は均等に減少
している。つまりグレーと赤の境界部分のグレー画素
は、この例では若干黒いグレーに変化して強調される
が、グレー部分にRGB成分のバランスの崩れ、すなわ
ち、イロフチは発生していない。
【0045】グレーの画素PGRAYに続いて、赤の画素P
R (R=200,G=10,B=10)がアンシャープ
マスク処理の対象となる。この着目画素PR の彩度S
は、 S=abs(200−10)+abs(10−10)+abs(10−200) =190+0+190=380 となる。その結果、混合比率MRは、MR=380/5
10≒0.75となる。したがって、エッジ成分混合部
7で生成される混合エッジ成分は次のようになるる。 ERMIX =EGRAY×(1−0.75)+ER ×0.75 EGMIX =EGRAY×(1−0.75)+EG ×0.75 EBMIX =EGRAY×(1−0.75)+EB ×0.75
【0046】ここで、赤の着目画素PR のグレーのエッ
ジ成分EGRAYは、第1エッジ成分生成部3で生成され
る。具体的には、着目画素PR のグレー成分は約73で
あり、また、そのアンシャープ信号は約65である。し
たがって、グレーのエッジ成分EGRAYは、EGRAY=8に
なる。
【0047】一方、赤の着目画素PR のRGBのエッジ
成分ER ,EG ,EB は、第2エッジ成分生成部4で生
成される。具体的には、着目画素PR のRGBのアンシ
ャープ信号RU ,GU ,BU は次のようになる。 RU =(50×3+200×6)/9=150 GU =(50×3+10×6)/9≒23 BU =(50×3+10×6)/9≒23 したがって、エッジ成分ER ,EG ,EB は次のように
なる。 ER =200−150=50 EG =10−23=−13 EB =10−23=−13
【0048】第1エッジ成分生成部3および第2エッジ
成分生成部4で生成された両エッジ成分が、着目画素P
R の彩度に応じた混合比率MR(=0.75)で混合さ
れると、混合エッジ成分ERMIX ,EGMIX ,EBMIX
は次のようになる。 ERMIX =8×(1−0.75)+50×0.75≒4
0 EGMIX =8×(1−0.75)−13×0.75≒−
7.8 EBMIX =8×(1−0.75)−13×0.75≒−
7.8
【0049】これらの混合エッジ成分ERMIX ,EG
MIX ,EBMIX が加算部8に与えられて、着目画素PR
のRGB成分に加算されると、シャープネス処理後の着
目画素PGRAYの色成分R’,G’,B’は次のようにな
る(図2(e),(f),(g)参照)。 R’=200+40=240 G’=10+(−7.8)=2.2 B’=10+(−7.8)=2.2
【0050】上記のシャープネス処理後の着目画素PR
の色成分R’,G’,B’の値から理解できるように、
元々高い彩度を有する着目画素PR の赤(R成分)が、
より強調されて鮮やかになる。また、G,B成分は抑制
されているので、境界部分の赤領域にシロフチやクロフ
チが生じることはない。
【0051】<第2実施例>図3は本発明に係る画像の
シャープネス処理装置の第2実施例の概略構成を示すブ
ロック図である。本実施例の特徴は、第1実施例で説明
した彩度判定部5および混合比率決定部6に替えて、第
1エッジ成分生成部3で生成されるグレーのエッジ成分
と、第2エッジ成分生成部4で生成されるRGBのエッ
ジ成分との混合比率を画一に指定するための混合比率指
定部11を設けた点ある。その他の構成は第1実施例の
ものと同一であるので、ここでの説明は省略する。
【0052】製版工程などでは、オペレータが原画像を
見て、その表現意図を直接に反映したいと考える場合も
ある。例えば、原画像が新緑の青葉を多く含む風景画で
ある場合は、原画像全体の彩度を強調して青葉をより鮮
やかにしたいと考える場合があり、また、原画像が無彩
色を基調とした機械的構造物である場合には、原画像全
体の明度を強調してメカニカルな質感を出したいと考え
る場合もある。
【0053】このような場合には、第1実施例のよう
に、原画像の各画素の彩度を判定してグレーのエッジ成
分とRGBのエッジ成分との混合比率を決定するより
は、オペレータ自身が両エッジ成分の混合比率を指定し
た方が、よりオペレータの表現意図に近いシャープネス
処理を行うことができることもある。
【0054】本実施例では、混合比率指定部11を介し
て、オペレータが両エッジ成分の混合比率を画一的に指
定する。したがって、エッジ成分混合部7では、原画像
の全ての画素について、指定された混合比率に基づい
て、各画素のグレーのエッジ成分とRGBのエッジ成分
とを混合することにより、各画素の混合エッジ成分を生
成する。混合比率の指定手法は任意であるが、例えば、
0〜100の数値で混合比率を指定する。そして、指定
された数値が例えば『30』である場合は、混合エッジ
成分中におけるグレーのエッジ成分が30%、RGBの
エッジ成分が70%とする。混合比率の入力手段は、キ
ーボードで入力してもよいし、マウスなどを使って表示
器10上で指定してもよい。混合比率が指定された後の
アンシャープマスク処理は、第1実施例の場合と同様で
あるので、ここでの説明は省略する。
【0055】なお、本発明は、第2実施例で説明したよ
うな混合比率指定部11を第1実施例装置に付加的に構
成し、両エッジ成分の混合比率を原画像の各画素の彩度
に基づいて自動的に決定するか、あるいは、混合比率指
定部11を介してオペレータが指定するか、いずれかの
処理を選択できるように構成してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を奏する。すなわち、請求項1
に記載の発明によれば、原画像の各画素の彩度を判定し
て、その画素の彩度が低い場合はグレーのエッジ成分を
効かしたアンシャープマスク処理を行い、逆に、その画
素の彩度が高い場合は色成分のエッジ成分を効かしたア
ンシャープマスク処理を行うので、グレー部分でのイロ
フチの発生、高彩度の部分でのシロフチ,クロフチの発
生を共に防止して、画像の視覚的印象をより高めること
ができる。
【0057】また、請求項2に記載の発明によれば、原
画像の各画素の色成分に加えられる混合エッジ成分中の
グレーのエッジ成分と色成分のエッジ成分との混合比率
を任意に指定することができるので、オペレータの意図
に応じたアンシャープマスク処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像のシャープネス処理装置の第
1実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例装置のアンシャープマスク処理の説
明に供する図である。
【図3】第2実施例の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図4】従来のアンシャープマスク処理の一例の説明に
供する図である。
【図5】従来のアンシャープマスク処理のその他の例の
説明に供する図である。
【符号の説明】
2…原画像メモリ 3…第1エッジ成分生成部(第1のエッジ成分生成手
段) 4…第2エッジ成分生成部(第2のエッジ成分生成手
段) 5…彩度判定部(混合比率決定手段) 6…混合比率決定部(混合比率決定手段) 7…エッジ成分混合部(エッジ成分混合手段) 8…加算部(加算手段) 11…混合比率指定部(混合比率指定手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−200359(JP,A) 特開 昭59−141871(JP,A) 特開 平3−64263(JP,A) 特開 平1−264847(JP,A) 特開 平7−170420(JP,A) 特開 平5−14722(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 H04N 1/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色分解された原画像のシャープネスを、
    アンシャープマスクを用いて制御する画像のシャープネ
    ス処理装置であって、 原画像からグレー成分を抽出して、原画像のグレー画像
    を作成するとともに、このグレー画像をもとに、グレー
    のぼけ画像であるアンシャープマスクを作成し、前記グ
    レー画像と、グレーのアンシャープマスクとの差を各画
    素について求め、各画素のエッジ成分とする第1のエッ
    ジ成分生成手段と、 原画像の色成分から、色成分それぞれのぼけ画像である
    アンシャープマスクを作成し、前記色成分と、色成分の
    アンシャープマスクとの差を各画素について求め、これ
    らを各画素の色成分のエッジ成分とする第2のエッジ成
    分生成手段と、 原画像の各画素の彩度を順に判定し、前記彩度が小さい
    ときは、第1のエッジ成分生成手段によるエッジ成分が
    第2のエッジ成分生成手段によるエッジ成分よりも多く
    なるように、両エッジ成分の混合比率を画素ごとに決定
    し、一方、前記彩度が大きいときは、第2のエッジ成分
    生成手段によるエッジ成分が第1のエッジ成分生成手段
    によるエッジ成分よりも多くなるように、または彩度が
    小さい場合に比して相対的に多くなるように、両エッジ
    成分の混合比率を画素ごとに決定する混合比率決定手段
    と、 前記混合比率決定手段によって決定された画素ごとの混
    合比率に応じて、第1のエッジ成分生成手段によって生
    成された各画素のグレーのエッジ成分と、第2のエッジ
    成分生成手段によって生成された各画素の色成分のエッ
    ジ成分とを混合するエッジ成分混合手段と、 原画像の各画素の色成分に前記エッジ成分混合手段で得
    られた各画素の混合エッジ成分を加える加算手段とを備
    えたことを特徴とする画像のシャープネス処理装置。
  2. 【請求項2】 色分解された原画像のシャープネスを、
    アンシャープマスクを用いて制御する画像のシャープネ
    ス処理装置であって、 原画像からグレー成分を抽出して、原画像のグレー画像
    を作成するとともに、このグレー画像をもとに、グレー
    のぼけ画像であるアンシャープマスクを作成し、前記グ
    レー画像と、グレーのアンシャープマスクとの差を各画
    素について求め、各画素のエッジ成分とする第1のエッ
    ジ成分生成手段と、 原画像の色成分から、色成分それぞれのぼけ画像である
    アンシャープマスクを作成し、前記色成分と、色成分の
    アンシャープマスクとの差を各画素について求め、これ
    らを各画素の色成分のエッジ成分とする第2のエッジ成
    分生成手段と、 第1のエッジ成分生成手段によるエッジ成分と第2のエ
    ッジ成分生成手段によるエッジ成分との混合比率を画一
    に指定するための混合比率指定手段と、 前記混合比率指定手段によって指定された画一の混合比
    率に応じて、第1のエッジ成分生成手段によって生成さ
    れた各画素のグレーのエッジ成分と、第2のエッジ成分
    生成手段によって生成された各画素の色成分のエッジ成
    分とを混合するエッジ成分混合手段と、 原画像の各画素の色成分に前記エッジ成分混合手段で得
    られた各画素の混合エッジ成分を加える加算手段とを備
    えたことを特徴とする画像のシャープネス処理装置。
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