JP3448666B2 - 接合型電界効果トランジスタの製造方法 - Google Patents

接合型電界効果トランジスタの製造方法

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JP3448666B2
JP3448666B2 JP16858595A JP16858595A JP3448666B2 JP 3448666 B2 JP3448666 B2 JP 3448666B2 JP 16858595 A JP16858595 A JP 16858595A JP 16858595 A JP16858595 A JP 16858595A JP 3448666 B2 JP3448666 B2 JP 3448666B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は接合型電界効果トランジ
スタとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】接合型電界効果トランジスタ(以下JF
ET)は、MOSFET、バイポーラトランジスタと並
んで一般的なトランジスタの一つである。図22に従来
のJFETを示す。図22(a)は平面図であり、図2
2(b)はそのE−E’部の断面図である。JFET
は、ソース領域305とドレイン領域306の間に流れ
る電流をゲート領域308とバックゲート領域(ここで
は基板301)に印加させる電圧で制御させるものであ
る。JFETは、ソース領域とドレイン領域間の電流経
路(チャネル領域)が半導体内部にあり、このため、半
導体表面が空乏化されず表面準位に起因する1/fノイ
ズが少ない。これは、MOSFETにはない特徴であ
る。このため、高性能なデバイスを得ることができる。
このようなJFETの用途として、例えば低ノイズが要
求されるアナログ回路のアンプがある。
【0003】図18から図21は、従来の製造方法を説
明する各工程のJFETの断面図である。まず、P型シ
リコン基板301上にエピタキシャル成長法によりN型
シリコンエピタキシャル層(以下単にエピタキシャル層
と言う)302を形成し、熱酸化法によって表面にプロ
テクトとしての(シリコン)酸化膜303を形成する。
エピタキシャル層302は、JFETのチャネル領域と
して使用する。
【0004】次に、後に形成されるソース領域及びドレ
イン領域を囲むように、P型拡散領域を形成する。すな
わち、まず、P型拡散領域を開口部とするレジストパタ
ーン307を形成し、これをマスクとしてP型不純物を
イオン注入する。この状態を示したのが図18である。
次いで、レジストパターン307を除去した後にアニー
ルし、P型拡散領域304を形成する。このP型拡散領
域304は、バックゲートである基板301にゲート領
域やソース領域が形成されている主表面から電圧を印加
させるため、及び、後に形成されるソース領域とドレイ
ン領域を分離するために配置される。
【0005】次に、図19に示したように、ソース領域
及びドレイン領域の形成予定位置に開口部を有するレジ
ストパターン311を新たに形成し、このレジストパタ
ーン311をマスクとしてソース・ドレイン領域の形成
予定位置にN型不純物をイオン注入する。次いで、レジ
ストパターン311を除去した後にアニールしてソース
領域305及びドレイン領域306を形成する。
【0006】次に、図20に示すように、ゲート領域の
形成予定位置に開口部を有するレジストパターン312
を形成し、このレジストパターン312をマスクとして
ゲート領域にP型不純物をイオン注入する。次に、レジ
ストパターン312を除去してアニールを行い、P型ゲ
ート領域308を形成する。この状態を示したのが、図
21である。
【0007】なお、JFETにおいて、チャネル領域で
あるエピタキシャル層とソース領域305及びドレイン
領域306には同じ導電型の不純物(ここではN型)が
拡散されている。このため、この接合部が不明瞭とな
る。ここでは、チャネル領域における不純物濃度が1×
1018/cm3 以上の領域をソース・ドレイン領域と定
義する。なお、ソース領域とドレイン領域間の電流の流
れる領域をチャネル領域と言う。次に、ゲート領域30
8、ソース領域305及びドレイン領域306上の酸化
膜303にコンタクトホールを形成し、一般的な配線工
程によって配線310を形成する。最後に保護膜309
を形成し、図22に示す従来のFETは完成する。
【0008】JFETは、ゲート領域308と基板30
1に信号電圧を印加させ、ソース領域305とドレイン
領域306の間に流れる電流を変調させて使用する。従
って、基板301にもゲート領域308と同じ信号電圧
を印加させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】JFETのような一般
的に使用されるトランジスタは、これに過度の電圧が印
加されても正常に動作することが望まれる。即ち、耐圧
が大きいことが望まれる。なぜならば、トランジスタを
部品として組み込まれた装置を設計する際、その自由度
が増大するからである。しかし、従来のJFETは、耐
圧を大きくすれば、素子面積が増大し、また、相互コン
ダクタンス(gm)が減少して素子特性の悪化をきたし
てしまった。
【0010】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、耐圧を向上させたJFETの製造方法
を提供する。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究の
結果、JFETにおいて、ゲート領域とドレイン領域間
の濃度勾配を緩和させることにより電界強度を小さくす
れば、耐圧が向上することを見出し、その製造方法を発
明するに至った。本発明は、第1に 「接合型電界効果ト
ランジスタの製造方法において、第1導電型の半導体基
板の主表面上に第2導電型のエピタキシャル層を成長さ
せる工程と、該エピタキシャル層の表面にイオン注入を
遮断させるための無機膜を形成する工程と、少なくとも
ソース領域及びドレイン領域の形成予定位置を開口部と
する第1レジストパターンを形成する工程と、前記第1
レジストパターンをマスクとして、前記無機膜を選択除
去し開口部を設ける工程と、前記第1レジストパターン
を除去し、少なくとも前記ドレイン領域を開口部とする
第2レジストパターンを形成する工程と、前記第2レジ
ストパターン及び前記無機膜をマスクとして、前記半導
体基板とは逆導電型である第2導電型の不純物をイオン
注入する工程と、前記第2レジストパターンを除去し、
前記ソース領域及び前記ドレイン領域の一部を開口部と
する第3レジストパターンを形成する工程と、前記第3
レジストパターンをマスクとして、第2導電型の不純物
をイオン注入する工程と、前記第3レジストパターン及
び前記無機膜を除去し、少なくともゲート領域の形成予
定位置を開口部とする第4レジストパターンを形成する
工程、及び、前記第4レジストパターンをマスクとし
て、第1導電型の不純物をイオン注入する工程とを含む
ことを特徴とする接合型電界効果トランジスタの製造方
(請求項1)」を提供する。
【0015】また、本発明は、第2に「接合型電界効果
トランジスタの製造方法において、半導体基板の主表面
上に該半導体基板とは逆導電型である第1導電型のウエ
ル領域を形成する工程と、該ウエル領域表面に第2導電
型の不純物をイオン注入してチャネル領域を形成する工
程と、前記チャネル領域の表面にイオン注入を遮断させ
るための無機膜を形成する工程と、少なくともソース領
域及びドレイン領域の形成予定位置を開口部とする第1
レジストパターンを形成する工程と、前記第1レジスト
パターンをマスクとして、前記無機膜を選択除去し開口
部を設ける工程と、前記第1レジストパターンを除去
し、少なくとも前記ドレイン領域を開口部とする第2レ
ジストパターンを形成する工程と、前記第2レジストパ
ターン及び前記無機膜をマスクとして、前記半導体基板
とは逆導電型である第2導電型の不純物をイオン注入す
る工程と、前記第2レジストパターンを除去し、前記ソ
ース領域及び前記ドレイン領域の一部を開口部とする第
3レジストパターンを形成する工程と、前記第3レジス
トパターンをマスクとして、第2導電型の不純物をイオ
ン注入する工程と、前記第3レジストパターン及び前記
無機膜を除去し、少なくともゲート領域の形成予定位置
を開口部とする第4レジストパターンを形成する工程、
及び、前記第4レジストパターンをマスクとして、第1
導電型の不純物をイオン注入する工程とを含むことを特
徴とする接合型電界効果トランジスタの製造方法(請求
項2)」を提供する。
【0016】
【作用】本発明のJFETの製造方法は、耐圧を向上さ
せるべき2つの領域間の不純物濃度の勾配を緩和させ
る。そのため、一方の領域に低濃度部と高濃度部を形成
させ、低濃度部を接合部に配置させるのである。このよ
うにすれば、この2つの領域間の耐圧は高くなる。
【0017】一般に、JFETは、ゲート領域とドレイ
ン領域間の電圧差をゲート領域とソース領域間の電圧差
よりも大きくして使用される。このため、ゲート領域と
ドレイン領域間の耐圧を高くすることは、ゲート領域と
ソース領域間の耐圧を高くすることよりも重要である。
図1に示したJFETは、基板をバックゲートとした構
造において、ドレイン領域に低濃度部と高濃度部を形成
させ、低濃度部をゲート領域と接合させたものである。
このようにすれば、ゲート領域とドレイン領域との耐圧
が高められるばかりでなく、以下のような作用もある。
【0018】JFETは、図23の概念図に示されたよ
うに、ドレイン領域からチャネル領域を通ってソース領
域に電流が流れる。電流が流れる部分には抵抗が生ずる
ので、ドレイン寄生抵抗(RD)、チャネル寄生抵抗(R
C)、ソース寄生抵抗(RS)が生ずる。ここで、ゲート領
域とソース領域、ゲート領域とドレイン領域のそれぞれ
の濃度勾配を緩和させると、RS 及びRD は、増大して
しまう。そして、RSが増大すると、相互コンダクタン
ス(gm)が小さくなってしまう。このため、JFET
は、動作速度が遅くなり、JFETに接続させる負荷
は、より小さい負荷でなければ駆動させることが出来な
くなる。あるいは、もし、同じ負荷を駆動させるなら、
JFETのサイズは、大きくせねばならなくなる。即
ち、JFETの特性が悪化してしまうのである。しか
し、図1に示したJFETのようにソース領域、ドレイ
ン領域のうち、ドレイン領域だけに濃度勾配を形成すれ
ば、JFETは、耐圧が高められるばかりでなく、相互
コンダンタンスの低下さえも最小限に抑えることが可能
となる。
【0019】JFETのゲート領域には、大きな電圧の
変動が印加させられることがある。このような使用状況
においては、例えgmが低下しても、ゲート領域とドレ
イン領域間ばかりでなく、ゲート領域とソース領域間の
耐圧も大きくさせることが望ましい。図8に示したJF
ETは、基板をバックゲートとした構造において、ソー
ス領域及びドレイン領域に濃度の勾配が形成される。こ
の勾配は、ゲート領域に隣接する部分の濃度が薄くなる
ように形成される。すなわち、ソース領域及びドレイン
領域に低濃度部と高濃度部を形成し、低濃度部がゲート
領域に接合するように配置させるのである。このように
すれば、ゲート領域とソース領域間、ゲート領域とドレ
イン領域間は、それぞれ耐圧が高くなる。
【0020】図8に示したJFETは、基板をバックゲ
ートとした構造において、ソース領域及びドレイン領域
を囲むように、P型拡散領域が形成される。これによ
り、バックゲート(基板)に印加させる電圧は、ゲート
領域やソース領域が形成されている主表面から印加させ
ることが可能となる。基板をバックゲートに使用する構
造では、製造されるJFETがNPNであるのか、ある
いは、PNPであるのか基板の導電型により定まってし
まう。例えば、基板がP型であれば、NPN型のJFE
Tが製造される。即ち、ゲート領域の導電型が基板と同
じ導電型のJFETが製造される。このため、トランジ
スタを設計する自由度が狭まってしまう。図9に示した
JFETは、ウエルをバックゲートとした構造におい
て、ドレイン領域に低濃度部と高濃度部を形成させ、低
濃度部をゲート領域と接合させたものである。このよう
にすれば、JFETは、基板の導電型とは逆の導電型の
ゲート領域を形成されることが可能となる。また、耐圧
が高められるばかりでなく、相互コンダンタンスの低下
さえも最小限に抑えることが可能となる。
【0021】図17に示したJFETは、ウエルをバッ
クゲートとした構造において、ソース領域及びドレイン
領域に低濃度部と高濃度部を形成させ、低濃度部をゲー
ト領域と接合させたものである。このようにすれば、J
FETは、基板の導電型とは逆の導電型のゲート領域を
形成されることが可能となるばかりでなく、ゲート領域
とソース領域間、ゲート領域とドレイン領域間の耐圧が
高くなる。
【0022】請求項1に記載されたJFETの製造方法
は、基板をバックゲートとし、ドレイン領域に低濃度部
と高濃度部を形成するものである。即ち、半導体基板上
にエピタキシャル層を形成し、無機膜をマスクとしてイ
オン注入して低濃度部のドレイン領域を形成し、次に、
レジストパターンをマスクとしてイオン注入して高濃度
部のドレイン領域及びソース領域を形成し、次に、ソー
ス領域とゲート領域の間にゲート領域を形成する。この
ようにすれば、基板をバックゲートとした構造であっ
て、ドレイン領域とゲート領域の間の耐圧が高められた
JFETの製造が可能となる。また、ゲート長が無機膜
をマスクとして自己整合によって定まるので、ゲート長
は精度良く定めることも可能となる。ここでは、ドレイ
ン領域だけに低濃度領域を形成したが、ソース領域にも
同時に形成することも可能である。このようにすれば、
基板をバックゲートとした構造であって、ドレイン領域
とゲート領域の間の耐圧と、ソース領域とゲート領域の
間の耐圧を高めたJFETの製造が可能となる。
【0023】請求項2に記載されたJFETの製造方法
は、ウエルをバックゲートとし、ドレイン領域に低濃度
部と高濃度部を形成するものである。即ち、半導体基板
上にウエル領域を形成し、このウエル領域表面にチャネ
ル領域を形成し、さらにその表面に無機膜をマスクとし
てイオン注入して低濃度部のドレイン領域を形成し、次
に、レジストパターンをマスクとしてイオン注入して高
濃度部のドレイン領域及びソース領域を形成し、次に、
ソース領域とゲート領域の間にゲート領域を形成する。
このようにすれば、ウエルをバックゲートとした構造で
あって、ドレイン領域とゲート領域の間の耐圧が高めら
れたJFETの製造が可能となる。また、ゲート長が無
機膜をマスクとして自己整合によって定まるので、ゲー
ト長は精度良く定めることも可能となる。ここでは、ド
レイン領域だけに低濃度領域を形成したが、ソース領域
にも同時に形成することも可能である。このようにすれ
ば、ウエルをバックゲートとした構造であって、ドレイ
ン領域とゲート領域の間の耐圧と、ソース領域とゲート
領域の間の耐圧を高めたJFETの製造が可能となる。
【0024】
【実施例】次に、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。しかし、本発明は、これらの例に限られるものでは
なく、例えば、実施例のP型とN型を入れ換えても、本
発明が成り立つことは言うまでもない。 (第1実施例)図1は本発明の第1の実施例に係るJF
ETの図であり、(a)は平面図、(b)はそのA−
A’の断面図である。本実施例は、シリコン基板をバッ
クゲートに使用したものである。不純物濃度2×1016
cm-3のP型シリコン基板101上に厚さ1.5μm、
不純物濃度1×1016cm-3のN型エピタキシャル層1
02が配置される。これは、JFETのチャネル領域と
して配置される。
【0025】エピタキシャル層102表面には不純物濃
度2×1017cm-3、拡散深さ0.2μmのP型のゲー
ト領域108が配置される。このゲート領域108を挟
んで一方にはソース領域105、他方にはドレイン領域
106、107が配置される。ソース領域105は、不
純物濃度1×1021cm-3、拡散深さ0.4μmの高濃
度のN型領域である。
【0026】ドレイン領域は、さらに高濃度部106と
低濃度部107からなる。高濃度部106は、ソース領
域105と同じく、不純物濃度1×1021cm-3、拡散
深さ0.4μmのN型領域である。低濃度部107は、
不純物濃度1×1018cm-3、拡散深さ0.3μmのN
型領域である。この低濃度部107は、ゲート領域10
8とドレイン領域の高濃度部106との間に配置され
る。このため、ドレイン領域は、低濃度部107にてゲ
ート領域108とPN接合される。
【0027】エピタキシャル層102には、ゲート領域
108、ソース領域105、ドレイン領域106、10
7を囲むように、不純物濃度1×1016cm-3のP型拡
散領域104が配置される。P型拡散領域104は基板
101まで達しており、また、ゲート領域108とも接
続されている。このため、ゲート領域108に印加され
た電位は、同時に基板にも印加される。ソース領域10
5、ドレイン領域の高濃度部106、ゲート領域108
にはアルミ配線110が接続されている。基板表面は酸
化膜103およびPSG(燐珪酸ガラス)109で覆わ
れている。
【0028】ドレイン領域の高濃度部106とゲート領
域108が接している従来のJFETにおいて、これら
の領域間の逆バイアス耐圧はおよそ10Vである。本実
施例のJFETは、低濃度部のドレイン領域107を設
け、ゲート領域108とドレイン領域間の電界を小さく
した。このため、逆バイアス耐圧が15Vになった。一
方、ソース領域105とゲート領域108は直接接して
いる。ソース寄生抵抗は、従来のJFETと同じであ
る。このため、gmの低下はない。
【0029】図2から図7は、本実施例によるJFET
の製造工程途中における各断面図を示したものである。
まず、比抵抗1.2〜1.4Ω・cmのP型基板101
上に濃度1×1016cm-3の燐がドープされたエピタキ
シャル層102を堆積する。次に、熱酸化法に従いエピ
タキシャル層表面に50nmの酸化膜111を形成し、
周知のフォトリソグラフィ技術に従い、P型拡散領域の
形成予定位置を開口部とするレジストパターン112を
設ける。次にこのレジストパターン112をマスクとし
11+ を加速エネルギー60KeV、注入量1×10
13cm-2で注入する。この状態を示したのが図2であ
る。
【0030】次に、レジスト112を剥離し、1100
゜C、240min、N2 雰囲気中でアニールする。こ
れにより、基板101まで到達するP型拡散領域104
が形成される。本実施例において、バックゲートである
基板101には、ゲート領域やソース領域が形成されて
いる主表面から電圧を印加させる。このためにP型拡散
領域104を配置する。
【0031】次に酸化膜111を除去し、厚さ100n
mの酸化膜113を形成する。次に、ソース領域及びド
レイン領域の形成予定位置を開口部とする第1レジスト
パターン114を形成する。この状態を示したのが図3
である。次に、第1レジストパターン114をマスクと
して酸化膜113をエッチングし、ソース領域及びドレ
イン領域の形成予定位置上の酸化膜113を選択除去す
る。
【0032】第1レジストパターン114を除去した
後、ソース領域形成予定位置を覆い、且つ、少なくとも
ドレイン領域形成予定位置を開口部とする第2レジスト
パターン115を設け、これをマスクとして31+ を加
速エネルギー20KeV、注入量2×1013cm-2で注
入する。この状態を示したのが図4である。次に、第2
レジストパターン115を除去し、第3レジストパター
ン116を形成する。第3レジストパターン116は、
ソース領域形成予定位置全体、及び、ドレイン領域形成
予定位置のうち高濃度部形成予定位置を開口部として形
成される。ここでは、高濃度部を酸化膜113b(即ち
ゲート領域)から0.3μm隔てた部分より外側とし
た。次に、75As+ を加速エネルギー120KeV、注
入量3×1015cm-2で注入する。この状態を示したの
が図5である。
【0033】次に、第3レジストパターン116を除去
し、1000゜C、30min、N2 雰囲気中でアニー
ルしてソース領域105、ドレイン領域高濃度部10
6,ドレイン領域低濃度部107を形成する。次に、熱
酸化膜113を除去し、再度、厚さ50nmの熱酸化膜
103を形成する。次に、ゲート領域形成予定位置と、
それに隣接するソース領域及びドレイン領域の一部(ソ
ース領域、ドレイン領域側へ0.3μmまで)を開口部
とする第4レジストパターン117を形成する。次に、
49BF2+を加速エネルギー70KeV、注入量1×10
13cm-2で注入する。この状態を示したのが図6であ
る。
【0034】次に、第4レジストパターン117を除去
して950゜C、30min、N2雰囲気中でアニール
し、ゲート領域108を形成する。この状態を示したの
が図7である。次に、ソース領域105、ドレイン領域
の高濃度部106、ゲート領域108、P型拡散領域1
04にアルミ配線110を形成し、最後に、保護膜10
9を形成し、図1に示したJFETが完成する。
【0035】本実施例において、ドレイン領域は、低濃
度部107を先に形成したが、高濃度部106を先に形
成しても構わない。 (第2実施例)図8は、本発明の第2の実施例に係るJ
FETの図であり、(a)は平面図、(b)はそのB−
B’の断面図である。第1実施例と同様にシリコン基板
をバックゲートに使用したものである。不純物濃度2×
1016cm-3のP型シリコン基板101上に厚さ1.5
μm、不純物濃度1×1016cm-3のN型エピタキシャ
ル層102が配置される。これは、JFETのチャネル
領域として配置される。エピタキシャル層102表面に
は不純物濃度2×1017cm-3、拡散深さ0.2μmの
P型のゲート領域108が配置される。このゲート領域
108を挟んで一方にはソース領域118、119、他
方にはドレイン領域106、107が配置される。
【0036】ソース領域及びドレイン領域は、共に高濃
度部118、106と低濃度部119、107からな
る。それぞれの領域の高濃度部118、106は、不純
物濃度1×1021cm-3、拡散深さ0.4μmのN型領
域である。また、それぞれの領域の低濃度部119、1
07は、不純物濃度1×1018cm-3、拡散深さ0.3
μmのN型領域である。ソース領域の低濃度部119
は、ゲート領域108とソース領域の高濃度部118と
の間に配置され、ドレイン領域の低濃度部107は、ゲ
ート領域108とドレイン領域の高濃度部106との間
に配置される。このため、ソース領域及びドレイン領域
は、それぞれの低濃度部にてゲート領域108とPN接
合される。
【0037】ゲート領域108、ソース領域118、1
19、ドレイン領域106、107を囲むように、不純
物濃度1×1016cm-3のP型拡散領域104が配置さ
れる。P型拡散領域104は基板101まで達してお
り、また、ゲート領域108とも接続されている。この
ため、ゲート領域に印加された電位は、同時に基板10
1にも印加される。ソース領域、ドレイン領域、ゲート
領域にはアルミ配線110が接続されている。基板表面
は酸化膜103およびPSG(燐珪酸ガラス)による保
護膜109で覆われている。
【0038】本実施例のJFETは、ソース領域の低濃
度部119及びドレイン領域の低濃度部107がゲート
領域108と隣接する部分に配置されている。これによ
り、ゲート領域108とソース領域間、及び、ゲート領
域108とドレイン領域間の電界を小さくすることが可
能となった。従って、大きな電圧の変動がゲート領域に
印加されても、ゲート領域とソース領域間、及び、ゲー
ト領域とドレイン領域間は、それぞれ耐圧が高くなる。 (第3実施例)図9は本発明の第3の実施例に係るJF
ETの図であり、(a)は平面図、(b)はそのC−
C’の断面図である。本実施例は、ウエル領域をバック
ゲートに使用したものである。
【0039】不純物濃度1×1015cm-3のN型シリコ
ン基板201上に不純物濃度1×1015cm-3、拡散深
さ2.5μmのP型ウエル領域202が配置される。こ
れは、JFETのバックゲートとして配置される。この
P型ウエル領域202内に、不純物濃度1×1016cm
-3,拡散深さ1.0μmのN型チャネル領域204が配
置される。
【0040】チャネル領域204表面には不純物濃度2
×1017cm-3、拡散深さ0.2μmのP型のゲート領
域208が配置される。このゲート領域208を挟んで
一方にはソース領域205、他方にはドレイン領域が配
置される。ソース領域205は、不純物濃度1×1021
cm-3、拡散深さ0.4μmの高濃度のN型領域であ
る。
【0041】ドレイン領域は、さらに高濃度部206と
低濃度部207からなる。高濃度部206は、ソース領
域205と同じく、不純物濃度1×1021cm-3、拡散
深さ0.4μmのN型領域である。低濃度部207は、
不純物濃度1×1018cm-3、拡散深さ0.3μmのN
型領域である。この低濃度部207は、ゲート領域20
8とドレイン領域の高濃度部206との間に配置され
る。このため、ドレイン領域は、低濃度部207にてゲ
ート領域208とPN接合される。
【0042】ゲート領域208とウエル領域202と
は、電気的に接続されている。このため、ゲート領域に
印加された電位は、同時にウエル領域202にも印加さ
れる。ソース領域、ドレイン領域、ゲート領域、及びシ
リコン基板にはアルミ配線210が接続されている。基
板表面は、酸化膜203およびPSG(燐珪酸ガラス)
による保護膜209で覆われている。
【0043】ドレイン領域の高濃度部206とゲート領
域208が接している従来のJFETにおいて、これら
の領域関の逆バイアス耐圧はおよそ10Vである。本実
施例のJFETは、低濃度部のドレイン領域207を設
け、ゲート領域208とドレイン領域間の電界を小さく
した。このため、逆バイアス耐圧が15Vになった。一
方、ソース領域205とゲート領域208は直接接して
いる。よって、ソース寄生抵抗は、従来のJFETと同
じである。このため、gmの低下はない。
【0044】図10から図16は、本実施例によるJF
ETの製造工程途中におけるの各断面図を示したもので
ある。まず比抵抗4〜6Ω・cmのN型基板201に熱
酸化法による厚さ50nmの酸化膜211を形成し、周
知のフォトリソグラフィー技術によってP型ウエル領域
形成予定位置を開口部とするレジストパターン212を
設ける。次に、このレジストパターン212をマスクと
して11+ を加速エネルギー60KeV、注入量6×1
12cm-2で注入する。この状態を示したのが図10で
ある。 次に、レジストパターン212を除去し、窒素
雰囲気中で1150゜C、90min間アニールしてP
型ウエル202を形成する。次に、N型チャネル領域形
成予定位置を開口部とするレジストパターン213を形
成し、レジストパターン213をマスクとして31+
加速エネルギー150KeV、注入量7×1012cm-2
で注入する。この状態を示したのが図11である。
【0045】次に、レジスト213を剥離し、窒素雰囲
気で1125゜C、30min間アニールし、N型チャ
ネル領域204を形成する。次に、酸化膜211を除去
し、再度、厚さ100nmの酸化膜214を形成する。
次に、ソース領域及びドレイン領域の形成予定位置を開
口部とする第1レジストパターン215を形成する。こ
の状態を示したのが図12である。次に、第1レジスト
パターン215をマスクとして熱酸化膜214をエッチ
ングし、ソース領域及びドレイン領域の形成予定位置上
の酸化膜214を選択除去する。
【0046】第1レジストパターン215を除去した
後、ソース領域形成予定位置を覆い、且つ、少なくとも
ドレイン領域形成予定位置を開口部とする第2レジスト
パターン216を設け、これをマスクとして31+ を加
速エネルギー20KeV、注入量2×1013cm-2で注
入する。この状態を示したのが図13である。次に、第
2レジストパターン216を除去し、第3レジストパタ
ーン217を形成する。第3レジストパターン217
は、ソース領域形成予定位置全体、及び、ドレイン領域
形成予定位置のうち高濃度部形成予定位置を開口部とし
て形成される。ここでは、酸化膜214b(即ちゲート
領域)から0.3μm隔てた部分より外側を高濃度部と
した。次に、75As+ を加速エネルギー120KeV、
注入量3×1015cm-2で注入する。この状態を示した
のが図14である。
【0047】次に、第3レジストパターン217を除去
し、1000゜C、30min間、N2 雰囲気中でアニ
ールしてソース領域205、ドレイン領域高濃度部20
6,ドレイン領域低濃度部207を形成する。次に、熱
酸化膜214を除去し、再度、厚さ50nmの熱酸化膜
203を形成する。次に、ゲート領域形成予定位置と、
それに隣接するソース領域及びドレイン領域の一部(ソ
ース領域、ドレイン領域側へ0.3μmまで)を開口部
とする第4レジストパターン218を形成する。そし
て、49BF2+を加速エネルギー70KeV、注入量1×
1013cm-2で注入する。この状態を示したのが図15
である。
【0048】次に、第4レジストパターン218を除去
して950゜C、30min間、N2 雰囲気中でアニー
ルし、ゲート領域208を形成する。この状態を示した
のが図16である。次に、ソース領域、ドレイン領域,
ゲート領域,基板にアルミ配線を接続し、最後に、保護
膜を形成して図9に示したJFETが完成する。本実施
例において、ドレイン領域は、低濃度部207を先に形
成したが、高濃度部206を先に形成しても構わない。 (第4実施例)図17は本発明の第4の実施例に係るJ
FETの図であり、(a)は平面図、(b)はそのD−
D’の断面図である。本実施例は、ウエル領域をバック
ゲートに使用したものである。
【0049】不純物濃度1×1015cm-3のN型シリコ
ン基板201上に不純物濃度1×1015cm-3、拡散深
さ2.5μmのP型ウエル領域202が配置される。こ
れは、JFETのバックゲートとして配置される。この
P型ウエル領域内に、不純物濃度1×1016cm-3,拡
散深さ1.0μmのN型チャネル領域204が配置され
る。
【0050】チャネル領域204表面には不純物濃度2
×1017cm-3、拡散深さ0.2μmのP型のゲート領
域208が配置される。このゲート領域208を挟んで
一方にはソース領域219、220、他方にはドレイン
領域206、207が配置される。ソース領域及びドレ
イン領域は、共に高濃度部219、206と低濃度部2
20、207からなる。各々の高濃度部219、206
は、不純物濃度1×1021cm-3、拡散深さ0.4μm
のN型領域である。また、各々の低濃度部220、20
7は、不純物濃度1×1018cm-3、拡散深さ0.3μ
mのN型領域である。ソース領域の低濃度部220は、
ゲート領域208とソース領域の高濃度部219との間
に配置され、ドレイン領域の低濃度部207は、ゲート
領域208とドレイン領域の高濃度部206との間に配
置される。このため、ソース領域及びドレイン領域は、
それぞれの低濃度部にてゲート領域208とPN接合さ
れる。
【0051】ゲート領域208とウエル領域202と
は、電気的に接続されている。このため、ゲート領域2
08に印加された電位は、同時にウエル領域202にも
印加される。ソース領域、ドレイン領域、ゲート領域、
及び基板にはアルミ配線210が接続されている。基板
表面は、酸化膜203およびPSG(燐珪酸ガラス)2
09で覆われている。
【0052】本実施例のJFETは、低濃度部のソース
領域220及び低濃度部のドレイン領域207がゲート
領域208と隣接する部分に配置されている。これによ
り、ゲート領域208とソース領域間、及び、ゲート領
域208とドレイン領域間の電界を小さくすることが可
能となった。従って、大きな電圧の変動がゲート領域に
印加されても、ゲート領域とソース領域間、及び、ゲー
ト領域とドレイン領域間は、それぞれ耐圧が高くなる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明のJFETは、ソ
ース領域やドレイン領域に低濃度部が配置されているの
で、ゲート領域との濃度勾配が緩和される。このため、
耐圧が向上する。また、ドレイン領域だけに低濃度部を
配置させた本発明のJFETは、ソース寄生抵抗が増大
しない。このため、相互コンダクタンスを増大させない
という効果もある。ソース領域及びドレイン領域に低濃
度部を配置させた本発明のJFETは、大きなゲート電
圧の変化が生じても、十分な耐圧を有する。
【0054】また、本発明のJFETの製造方法に従え
ば、耐圧の向上したJFETを製造することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るJFETの図であ
り、(a)は平面図、(b)はそのA−A’の断面図で
ある。
【図2】第1の実施例によるJFETの製造工程途中に
おける断面図を示したものである。
【図3】第1の実施例によるJFETの図2に続く製造
工程途中における断面図を示したものである。
【図4】第1の実施例によるJFETの図3に続く製造
工程途中における断面図を示したものである。
【図5】第1の実施例によるJFETの図4に続く製造
工程途中における断面図を示したものである。
【図6】第1の実施例によるJFETの図5に続く製造
工程途中における断面図を示したものである。
【図7】第1の実施例によるJFETの図6に続く製造
工程途中における断面図を示したものである。
【図8】本発明の第2の実施例に係るJFETの図であ
り、(a)は平面図、(b)はそのB−B’の断面図で
ある。
【図9】本発明の第3の実施例に係るJFETの図であ
り、(a)は平面図、(b)はそのC−C’の断面図で
ある。
【図10】第3の実施例によるJFETの製造工程途中
における断面図を示したものである。
【図11】第3の実施例によるJFETの図10に続く
製造工程途中における断面図を示したものである。
【図12】第3の実施例によるJFETの図11に続く
製造工程途中における断面図を示したものである。
【図13】第3の実施例によるJFETの図12に続く
製造工程途中における断面図を示したものである。
【図14】第3の実施例によるJFETの図13に続く
製造工程途中における断面図を示したものである。
【図15】第3の実施例によるJFETの図14に続く
製造工程途中における断面図を示したものである。
【図16】第3の実施例によるJFETの図15に続く
製造工程途中における断面図を示したものである。
【図17】本発明の第4の実施例に係るJFETの図で
あり、(a)は平面図、(b)はそのD−D’の断面図
である。
【図18】従来のJFETの製造工程途中における断面
図を示したものである。
【図19】従来のJFETの図18に続く製造工程途中
における断面図を示したものである。
【図20】従来のJFETの図19に続く製造工程途中
における断面図を示したものである。
【図21】従来のJFETの図20に続く製造工程途中
における断面図を示したものである。
【図22】従来のJFETの図21に続く製造工程途中
における断面図を示したものである。
【図23】JFETの概念断面図である。
【符号の説明】
101・・・P型シリコン基板 102、302・・・N型エピタキシャル層 103、203、303、111、211・・・酸化膜 104、304・・・P型拡散領域 105、205、305・・・(N型)ソース拡散 106、206・・・(N型)ドレイン領域高濃度部 107、207・・・(N型)ドレイン領域低濃度部 108、208、308・・・(P型)ゲート領域 109、209、309・・・PSG(保護膜) 110、210、310・・・配線 112、212、213、307、311、312・・
・レジストパターン 113、113a、113b、113c・・・酸化膜
(無機膜) 114、215・・・第1レジストパターン 115、216・・・第2レジストパターン 116、217・・・第3レジストパターン 117、218・・・第4レジストパターン 118、219・・・ソース領域高濃度部 119、220・・・ソース領域低濃度部 201・・・N型シリコン基板 202・・・P型ウエル領域 204・・・N型チャネル領域 214・214a・214b・214c・・・酸化膜
(無機膜) 301・・・P型シリコン基板, 306・・・ドレイン領域 以上

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合型電界効果トランジスタの製造方法
    において、 第1導電型の半導体基板の主表面上に第2導電型のエピ
    タキシャル層を成長させる工程と、 該エピタキシャル層の表面にイオン注入を遮断させるた
    めの無機膜を形成する工程と、 少なくともソース領域及びドレイン領域の形成予定位置
    を開口部とする第1レジストパターンを形成する工程
    と、 前記第1レジストパターンをマスクとして、前記無機膜
    を選択除去し開口部を設ける工程と、 前記第1レジストパターンを除去し、少なくとも前記ド
    レイン領域を開口部とする第2レジストパターンを形成
    する工程と、 前記第2レジストパターン及び前記無機膜をマスクとし
    て、前記半導体基板とは逆導電型である第2導電型の不
    純物をイオン注入する工程と、 前記第2レジストパターンを除去し、前記ソース領域及
    び前記ドレイン領域の一部を開口部とする第3レジスト
    パターンを形成する工程と、 前記第3レジストパターンをマスクとして、第2導電型
    の不純物をイオン注入する工程と、 前記第3レジストパターン及び前記無機膜を除去し、少
    なくともゲート領域の形成予定位置を開口部とする第4
    レジストパターンを形成する工程、及び、 前記第4レジストパターンをマスクとして、第1導電型
    の不純物をイオン注入する工程とを含むことを特徴とす
    る接合型電界効果トランジスタの製造方法。
  2. 【請求項2】 接合型電界効果トランジスタの製造方法
    において、 半導体基板の主表面上に該半導体基板とは逆導電型であ
    る第1導電型のウエル領域を形成する工程と、 該ウエル領域表面に第2導電型の不純物をイオン注入し
    てチャネル領域を形成する工程と、 前記チャネル領域の表面にイオン注入を遮断させるため
    の無機膜を形成する工程と、 少なくともソース領域及びドレイン領域の形成予定位置
    を開口部とする第1レジストパターンを形成する工程
    と、 前記第1レジストパターンをマスクとして、前記無機膜
    を選択除去し開口部を設ける工程と、 前記第1レジストパターンを除去し、少なくとも前記ド
    レイン領域を開口部とする第2レジストパターンを形成
    する工程と、 前記第2レジストパターン及び前記無機膜をマスクとし
    て、前記半導体基板とは逆導電型である第2導電型の不
    純物をイオン注入する工程と、 前記第2レジストパターンを除去し、前記ソース領域及
    び前記ドレイン領域の一部を開口部とする第3レジスト
    パターンを形成する工程と、 前記第3レジストパターンをマスクとして、第2導電型
    の不純物をイオン注入する工程と、 前記第3レジストパターン及び前記無機膜を除去し、少
    なくともゲート領域の形成予定位置を開口部とする第4
    レジストパターンを形成する工程、及び、 前記第4レジストパターンをマスクとして、第1導電型
    の不純物をイオン注入する工程とを含むことを特徴とす
    る接合型電界効果トランジスタの製造方法。
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