JP3447362B2 - 放射線治療計画装置 - Google Patents

放射線治療計画装置

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JP3447362B2 JP05637394A JP5637394A JP3447362B2 JP 3447362 B2 JP3447362 B2 JP 3447362B2 JP 05637394 A JP05637394 A JP 05637394A JP 5637394 A JP5637394 A JP 5637394A JP 3447362 B2 JP3447362 B2 JP 3447362B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は放射線治療計画装置に
係り、とくに、X線CT装置,MRI装置などから得ら
れた断層像を用いて放射線治療の計画を行う放射線治療
計画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、癌などの病変部に放射線を照射す
る放射線治療が臨床の場で行われており、その有効性が
認められている。
【0003】この放射線治療を行う放射線治療装置とし
ては一般に、リニアアクセラレータが使われている。こ
のリニアアクセラレータは、治療台に横たわった患者の
患部に、加速電子線をターゲットに当てることにより発
生する放射線(X線)を照射装置本体側から照射するも
のである。
【0004】このような放射線治療装置を利用して治療
するには、事前の種々の準備作業が必要になる。その第
1段階は、例えばX線CTスキャナにより疾患部の画像
を取得することである。そして、第2段階では、その画
像を用いて患部の位置大きさ形状数などを正確に
把握し、どのようなアイソセンタの位置及び線量分布
照射法(視野、角度,門数など)を選択したら患部のみ
に的確に放射線を照射できるかを決める。さらに第3段
階では、X線シミュレータにより決定したアイソセン
線量分布及び照射条件を使ってアイソセンタの設
透視による患者位置決め体表マーキング(アイソ
センタ照射野)及び決定した照射法によるシミュレ
ーションが行われる。
【0005】このようにしてシミュレーションまでが完
了すると、その後、通常、適宜な期間を置いて、放射線
治療装置による治療に至る。この治療に先立ち、照合用
透視画像で照射野を照合するとともに、患者に付いてい
る体表マークの内、アイソセンタマークにより患者が
置決めされ、照射野マークによりコリメータの照射範囲
が設定される。この後、実際の放射線治療が決められた
照射法に従って行われる。
【0006】近年、癌治療に対する種々のアプローチが
なされている中で根治療法や姑息療法として、放射線治
療の意義が見直されてきており、より正確な患部の位置
決め、より綿密な治療計画及びより高精度な治療が要
求されつつある。
【0007】かかる現状において、治療計画を立てる場
合、一般に、被検体のスキャノ像と予め再構成されたア
キシャル像とを用いていた。つまり、スキャノ像で病変
部(ターゲット)に対する照射野を決め、線錐をアキシ
ャル像で確認するというものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スキャノ像とアキシャル像を用いる治療計画の手法にあ
っては、既にスキャン済みの画像(アキシャル像)を治
療計画に用いるため、アイソセンタを設定すべき病変部
の適宜な位置を含むCT画像がスキャン済みの画像群の
中に無いことがあった。そのような場合、再スキャンの
実施を余儀なくされ、治療計画に多くの時間を費すこと
になり、またオペレータや患者の負担も増大することに
なる。
【0009】また、かかる適宜な位置を含むCT画像が
スキャン済みの画像群の中に在る場合でも、必ずしも再
構成中心位置とアイソセンタを設定すべき位置とが一致
し、且つ、スライス厚がマルチリーフ形コリメータの各
リーフの幅に合致することは殆ど無く、治療計画で欲し
い放射線パスに沿った高画質の画像が得られ難いという
状況にあった。
【0010】本発明は、このような従来の状況に鑑みて
なされたもので、とくに、マルチリーフ形のコリメータ
の各リーフの幅を重視した画像に基づいてより高精度な
治療計画を立てることができるようにすることを、その
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】 上述した目的を達成する
ために、本発明は、放射線源から被検体に照射される
射線の当該被検体上の照射野を決めるための複数対のリ
ーフを当該放射線に対して開閉可能に設けたマルチリー
フ形コリメータを搭載した放射線治療装置により行われ
る放射線治療の計画を、前記被検体にX線を曝射して収
集された画像のボリュームデータに基づいて立てる放射
線治療計画装置が提供される。この放射線治療計画装置
は、前記マルチリーフ形コリメータの複数対のリーフの
うち、指定された対のリーフが前記線源からの放射線パ
スに沿って前記放射線に対する開閉を担当するボリュー
ム範囲を演算するボリューム範囲演算手段と、このボリ
ューム範囲演算手段により演算されたボリューム範囲に
対応した前記ボリュームデータを用いて当該ボリューム
範囲内に位置する断面への投影データを演算する投影デ
ータ演算手段と、この投影データ演算手段により演算さ
れた投影データに前記放射線パスの線錐を重畳してモニ
タに表示する表示手段とを 備えたことを特徴とする。
【0012】また、好適には、前記モニタに表示されて
いる線錐として示されるリーフ開度を操作情報に応じて
調整可能な開度調整手段が備えられる。 さらに、例え
ば、前記断面は、前記指定されたリーフ対を成す各リー
フの幅方向の中心位置と前記放射線源とを通る平面上に
位置するように設定される。 一例として、前記投影デー
タは、MPR(Multi-Planar Reconstruction:断面変
換)像である。
【0013】
【作用】 この発明によれば 、マルチリーフ形コリメータ
の各リーフ対放射線に対する開閉を担当するボリュー
ム範囲毎に投影像画面上に表示でき、しかもリーフ開
度をその画面上で調整できるようにしたので、治療計画
利便性に優れるとともにその治療計画をより迅速に
且つ高精度に行うことができる
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1実施例に係る放射線治療
計画装置を備えた放射線治療システムの全体を図1〜図
9に基づいて説明する。
【0015】この放射線治療システム、図1に示すよう
に、放射線治療に際し、画像取得から治療計画及び位置
合わせ(シミュレーション)までを一貫して行うための
放射線治療計画装置としての放射線治療計画用CTシス
テム1と、この放射線治療計画用CTシステム1で計画
及びシミュレートされた治療計画データに従って放射線
治療を行う放射線治療装置2とを備えるとともに、放射
線治療装置2に内蔵された、後述するコリメータを自動
制御するため、放射線治療計画用CTシステム1と放射
線治療装置2との間を信号伝送線としての信号線3によ
り接続している。この信号線3の途中には、上記コリメ
ータの開度をオペレータが実際の放射線治療時に微調整
可能な照合記録装置4が介挿されている。さらに、放射
線治療計画用CTシステム1には、放射線の線量分布計
算などの専門の演算処理を行う治療計画用専用処理装置
5及び計画データを出力するレーザプリンタ6が伝送ラ
イン7及び8を介して各々、接続されている。
【0016】これらの各構成要素の内、最初に、放射線
治療計画用CTシステム1(以下、単に「CTシステ
ム」という)から説明する。
【0017】このCTシステム1は、通常のX線CTス
キャナを応用して構成したものであって、図1に示す如
く、ガントリ11寝台12及び制御用のコンソール1
3を備え、例えばR−R方式で駆動する装置である。寝
台12の上面には、その長手方向(Z軸(体軸)方向)
にスライド可能に支持された状態で天板12aが配設さ
れており、その天板12aの上面に被検体Pが載せられ
る。天板12aは、電動モータ13により代表されるス
ライド機構の駆動によって、ガントリ11の診断用開口
部OPに進退可能に挿入される。
【0018】ガントリ11は、図2に示すように、その
開口部OPに挿入された被検体Pを挟んだ対向するX線
管20及びX線検出器21を内蔵している。X線検出器
21で検出された透過X線に相当する微弱な電流信号
は、データ収集部22にてデジタル量に変換され、コン
ソール13に送られる。図2中、符号23はガントリ1
1内のコリメータやフィルタを示し、符号24はX線フ
ァンを示している。
【0019】さらに、ガントリ11の前面側、すなわち
寝台12側に位置するフロントカバー11aの内側に、
アイソセンタをマーキングするときに作動させる3台の
位置決め用のレーザ投光器27a,27b,27cが配
設されている。
【0020】コンソール13は、このCTシステム全体
を統括する主制御部40のほか、この主制御部40から
指令を受けて作動する寝台制御部41及び架台制御部4
2を有し、内部バスを介して相互に接続されている。主
制御部40はまた、コンソール外部のX線制御器43に
接続され、X線制御器43からの駆動信号に応じて作動
する高電圧発生装置44が備えられている。この高電圧
発生装置44で生成した高電圧がX線管20に供給さ
れ、X線曝射が行われる。さらに、コンソール13はデ
ータ収集部22の収集信号を受けて画像データを再構成
する画像再構成部45画像データを記憶しておく画像
メモリ46再構成画像を表示する表示器47及びオ
ペレータが主制御部40に指令を与えるための入力器4
8を夫々備えている。各制御部及び制御器40〜43は
コンピュータを搭載しており、予めそのメモリに格納さ
れたプログラムに基づいて動作する。
【0021】コンソール13の内部バスは更に、信号線
の拡張ボード48に接続され、この拡張ボード48に前
記投光器27a〜27cのマーカ照射位置を制御する投
光器コントローラ49が信号線50を介して接続される
とともに、前記連続プリンタ6及び照合記録装置4が信
号線8,3を介して接続されている。投光器コントロー
ラ49には、被検体のアイソセンタの位置データが主
御部40から供給されるようになっており、このデータ
供給に応答して、投光器コントローラ49は3つの投光
器27a〜27cの照光部の位置を各々、自動制御す
る。
【0022】続いて放射線治療装置2を説明する。
【0023】放射線治療装置2(以下、単に「治療装
置」という)は、本実施例ではX線を使って治療するも
ので、図1に示す如く、被検体Pを載せる治療台50
と、被検体Pの体軸(Z)方向を回転軸として回転可能
な架台51と、この架台51を回転可能に支持する架台
支持体52と、コンソール(図示せず)とを備えてい
る。
【0024】治療台50は、その上側に天板50aを備
えている。治療台50は内部の駆動機構により高さ調節
可能であるから、これにより天板50aを上下動(Y軸
方向)させることができる。また、治療台50は内部の
別の駆動機構の駆動により、天板50aをその長手方向
(Z方向)及び横方向(X方向)に所定範囲で各々移動
させることができるほか、更に別の駆動機構を作動させ
ることで、天板支柱回転及びアイソセンタを中心とした
回転が可能になっている。これらの治療台50の動作
は、被検体Pの天板50a上の位置決め及び放射線照射
のときに必要であり、コンソールからの制御信号により
制御される。
【0025】一方、架台51はクラクストロンからの加
速電子を偏向してターゲットに当て、そこから発生する
X線ビームを被検体Pに照射する照射ヘッド51aを備
えている。この照射ヘッド51aには、ターゲット、す
なわち放射線源と照射口との間に、被検体Pの体表上の
照射野を決めるコリメータ55が設置されている。この
コリメータ55は、本実施例では、多分割原体絞りの構
造を有したマルチ・リーフ・コリメータ(Multi-Leaf C
ollimator)である。すなわち、図3に示すように、複
数枚の板状のタングステン製リーフ56…56から成る
2組のリーフ群56A,56Bが放射線源SからのX線
パスを挟んで立設状態で対向配置され、リーフ56…5
6の各々がリードスクリューを要部とする移動機構57
…57によって各リーフの長さ方向(Z方向)に独立し
て駆動可能になっている。この移動機構57…57はコ
ンソールから供給される制御信号に応じて駆動し、2つ
のリーフ群56A,56Bで形成される照射開口の大き
及び形状(すなわち、体表上の照射野の大きさ及び
状に相当)をリアルタイムに変更できるようになってい
る。
【0026】更に、架台支持体52はその内蔵する駆動
機構によって、架台51全体を時計回り、反時計回りの
何れにも回転可能になっている。この駆動機構の動作は
コンソールからの制御信号に基づいて行われる。
【0027】治療装置2のコンソールは、治療装置2全
体を管理する主制御部、コリメータ制御部などを有す
る。
【0028】続いて、本第1実施例の動作を図4〜図8
を用いて説明する。
【0029】CTシステム1の主制御部40は治療計画
に際し、図4の処理を行う。まず、図4のステップ60
において被検体Pのスキャノ像の撮影を指令する。この
スキャノ像は例えば図5に示すように表示器47に表示
されるから、このスキャノ像上で病変部を囲む照射野R
FをROIなどを用いて入力器48から指定する。ま
た、同様に放射線治療時の回転中心に相当するアイソセ
ンタI/Cを指定する(このとき、深さを決めるために
は、アキシャル像も加味する)。この照射野RF及びア
イソセンタI/Cの放射線源Sに対する概念を図6に示
す。
【0030】次いでステップ61に移行し、アイソセン
タI/Cを中心としたスキャン計画を立てる。つまり、
図7に示すように線源SとアイソセンタI/Cの位置を
結ぶ放射線パスToを決めるとともに、そのスキャン中
心Scを決める。このスキャン中心Scを通り放射線パ
スToに直交する軸Qを決める。さらにFoVサイズ
スキャン及び再構成の対象となる範囲FOV,SCNを
入力器48から指定する。このように座標軸及びスキャ
ンに必要な範囲が整うと、具体的なスキャン計画情報を
得る。まず、アイソセンタI/Cの位置で、放射線パス
Toに沿って、再構成中心RcがアイソセンタI/Cの
位置と一致するようにスキャン計画(なお、ヘリカルス
キャンの場合には再構成位置の計画のみ)を立てる。こ
のアイソセンタI/Cから体軸Z方向に離れた位置で
は、放射線のパスTn…Tn+mに沿ってチルトさせた
スキャン計画を立てる。このチルトに対しては、図8に
示す如く、見たい場所Bに対して直線SBを引くと、Z
軸と交点ZBから天板位置が決まり、角度θがチルト角
になることで、ガントリ11や天板12aの制御データ
が演算される。
【0031】このようにしてスキャン計画が終わると、
ステップ63に移行して、計画したデータに沿って寝台
制御部41及び架台制御部42を駆動させ、スキャン及
びその再構成を実施する。そして、ステップ64で、そ
の結果得られた再構成画像に基づいて照射法の設定
射野の微調整線錐の確認などの放射線治療計画を立て
る。この計画データは、その後の放射線治療装置2によ
る治療に供する。
【0032】なお、スキャンは、照射野の端や重要臓器
などの関心のある部位だけを行うようにしてもよいし、
等間隔で行うようにしてもよい。等間隔で行う場合に
は、図9に示すように、マルチリーフ形コリメータ55
の各リーフ56の厚さ(例えば体表上で1cm)を考慮し
たスキャン計画を立てることもできる。すなわち、アイ
ソセンタI/Cの位置では、このアイソセンタI/C、
リーフ中心及び再構成中心を一致させるとともに、スラ
イス厚さをリーフの厚さに合わせるものである(スライ
ス厚がリーフ厚の整数倍でも可)。
【0033】また、被検体の横側から放射線を照射させ
るように計画する場合、架台又は寝台をスリューさせた
スキャン計画及びスキャンを実施する。
【0034】このように、アイソセンタ及び放射線角度
を認識したスキャンを行えることで、スライス位置(更
にはスライス厚)がアイソセンタ及びマルチリーフ形
リメータのリーフ位置(更にはリーフ厚)に合致した、
アイソセンタを再構成中心とする画像を得ることができ
る。これにより、治療計画で実際に見たいアイソセンタ
位置及び角度の画像が迅速に得られ、より正確な計画が
可能になる。
【0035】本発明の第2実施例を図10及び図11に
基づいて説明する。なお、この実施例のハード的な構成
は第1実施例と同等であるので、説明は省略する。
【0036】この第2実施例は、アイソセンタI/Cを
意識したヘリカル再構成で画像を得るもので、コンソー
ル13の主制御部40は図10の処理を行う。
【0037】すなわち、第1実施例と同様にスキャノ像
を撮像して、アイソセンタI/C及び照射野RFを指定
した後、スキャン計画に入る(図4のステップ60〜6
2の流れ参照)。ここでは、再構成中心がアイソセンタ
I/Cと同じになる画像を含むように指定するととも
に、FoVの範囲:FoVを図10のように決めると、
スキャンの両端が決まる。つまり、図10にて照射野R
Fの体軸Z方向の範囲から決まるA点B点と線源Sと
を結ぶ線SA,ABを形成でき、この線分SA,ABと
FoVの下端との交点C,Dができる。このC,D間を
再構成範囲と認識させる。
【0038】次いで、このように決めた再構成条件に基
づいてヘリカルスキャンによって得られた投影データに
基づく再構成を実施し、治療計画を立てる。
【0039】これにより、図11に示す如く、再構成中
心がアイソセンタと一致した状態で、照射範囲に相当す
る部分が再構成される。
【0040】このようにアイソセンタを再構成中心とす
る再構成機能を持たせた治療計画とすることで、第1実
施例と同様に、より正確な計画が可能になる。
【0041】次に、本発明の第3実施例を図12〜図1
を参照して説明する。この実施例のハード構成も第1
実施例のものと同等である。
【0042】この第3実施例は、ヘリカルスキャンなど
で得られたボリュームデータを利用できる場合に好適
で、マルチリーフ形コリメータ55のリーフ56…56
の各1対が放射線に対して開閉担当するボリュームをM
PR(Multi-Planar Reconstruction:断面変換の画
像で表示し、同時にリーフ開度をも表示しようとするも
のである。
【0043】このリーフ担当のボリューム範囲のMPR
表示を行うために、主制御部40は図12の処理を行
う。つまり、同図ステップ70で、入力器(トラックボ
ールなど)48で選択した一対のリーフ56a,56b
に対し、図13に示すように、リーフの中心線CLと線
源Sとを通る平面Aを想定する。次いでステップ71
で、リーフ56a,56bが開閉を担当するボリューム
範囲RVを装置の配置関係のデータに基づいて図14に
示す如く演算する。複数対の担当ボリューム範囲の配置
関係例を図15に示す。次いでステップ72に移行し、
担当するボリューム範囲RV内のボリュームデータを加
して平面Aに投影する。さらにステップ73で、平面
Aへの投影データをMPR像I MPR として、照射範囲を
示す線錐(すなわちリーフ開度)LN,LN及び担当リ
ーフ番号a,bと共に、図16に例示する如く表示す
る。
【0044】さらに、このMPR像IMPRが表示される
と、いまのリーフ開度でOKか否かを、入力器のポイン
ティングデバイス(マウス,ライトペンなど)からの操
作情報に基づいて判断し、リーフ開度調整の操作が指令
されている場合、その操作情報に基づいてリーフ開度
(線錐LN,LN)を即座に調整する。以上の表示及び
調整はリーフの対毎に実施される(図15参照)。
【0045】この結果、マルチリーフ形コリメータの各
リーフの対が担当しているボリューム範囲の画像をその
場で確認でき、しかもリーフ開度をその場で調整できる
ことから、治療計画を精度良く且つ迅速に行うことがで
きる。
【0046】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれば、
マルチリーフ形コリメータの各リーフ対が放射線に対し
開閉担当するボリューム範囲毎にその範囲の画像を画
面上に表示でき、しかもリーフ開度をその画面上で調整
できるようにしたので、高い利便性を発揮できるととと
もに、治療計画をより迅速に且つ高精度に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射線治療計画装置を適用した放射線
治療システムの一例を示す全体構成図。
【図2】放射線治療計画装置としてのCTシステムのブ
ロック図。
【図3】放射線治療装置に搭載されているマルチリーフ
形コリメータの概略斜視図。
【図4】第1実施例における主制御部による治療計画の
フローチャート。
【図5】スキャノ像とアイソセンタ,照射野の関係を例
示する図。
【図6】線源とアイソセンタ,照射野の関係を例示する
図。
【図7】スライス例を示す説明図。
【図8】架台のチルト角及び天板の移動位置を求めるた
めの説明図。
【図9】リーフ厚さを考慮したスライス例を示す説明
図。
【図10】第2実施例におけるヘリカル再構成の範囲を
説明する図。
【図11】ヘリカル再構成に係るスライス例の説明図。
【図12】第3実施例において主制御部の制御の元で
ーフ対毎に、各リーフ対が担当するMPR像を生成する
ためのフローチャート。
【図13】MPR像の表示に係る処理の一過程を説明す
る図。
【図14】MPR像の表示に係る処理の一過程を説明す
る図。
【図15】第3実施例のリーフ担当毎のボリューム範囲
を説明する図。
【図16】MPR像の表示例を示す画像図。
【符号の説明】
1 CTシステム(放射線治療計画装置) 2 放射線装置 40 主制御部 41 寝台制御部 42 架台制御部 45 画像再構成部 46 画像メモリ 47 表示器 48 入力器 55 コリメータ 56 リーフ P 被検体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 6/03 A61N 5/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線源から被検体に照射される放射線
    の当該被検体上の照射野を決めるための複数対のリーフ
    を当該放射線に対して開閉可能に設けたマルチリーフ形
    コリメータを搭載した放射線治療装置により行われる放
    射線治療の計画を、前記被検体にX線を曝射して収集さ
    れた画像のボリュームデータに基づいて立てる放射線治
    療計画装置において、前記 マルチリーフ形コリメータの複数対のリーフのう
    ち、指定された対のリーフ前記線源からの放射線パス
    に沿って前記放射線に対する開閉を担当するボリューム
    範囲を演算するボリューム範囲演算手段と、このボリュ
    ーム範囲演算手段により演算されたボリューム範囲に対
    応した前記ボリュームデータを用いて当該ボリューム範
    囲内に位置する断面への投影データを演算する投影デー
    タ演算手段と、この投影データ演算手段により演算され
    投影データに前記放射線パスの線錐を重畳してモニタ
    に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする放射線
    治療計画装置。
  2. 【請求項2】 前記モニタに表示されている線錐として
    示されるリーフ開度を操作情報に応じて調整可能な開度
    調整手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の放射
    線治療計画装置。
  3. 【請求項3】 前記断面は、前記指定されたリーフ対を
    成す各リーフの幅方向の中心位置と前記放射線源とを通
    る平面上に位置することを特徴とする請求項1又は2に
    記載の放射線治療計画装置。
  4. 【請求項4】 前記投影データは、MPR(Multi-Plan
    ar Reconstruction:断面変換)像であることを特徴と
    する1〜3の何れか一項に記載の放射線治療計画装置。
JP05637394A 1994-03-25 1994-03-25 放射線治療計画装置 Expired - Lifetime JP3447362B2 (ja)

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