JP2014140529A - 医用画像診断装置、医用画像処理装置、医用画像処理方法および医用画像処理プログラム - Google Patents

医用画像診断装置、医用画像処理装置、医用画像処理方法および医用画像処理プログラム Download PDF

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吉昭 飯島
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Abstract

【課題】操作者が所望する関心点に関する断面画像を発生可能な医用画像診断装置、医用画像処理、医用画像処理方法、および医用画像処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本実施形態に係る医用画像診断装置1は、所定の焦点からX線を発生するX線発生部3と、X線発生部3から発生され、天板11に載置された被検体を透過したX線を検出するX線検出部5と、被検体に関するボリュームデータを記憶する記憶部17と、ボリュームデータと天板11に対する焦点の相対的な位置とに基づいて、天板11の短軸方向に平行であって焦点の位置を含む複数の面にそれぞれ対応する複数の断面画像を発生する断面画像発生部21と、断面画像を表示する表示部25と、を具備することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、医用画像診断装置、医用画像処理装置、医用画像処理方法および医用画像処理プログラムに関する。
従来、X線コンピュータ断層撮影(Computed Tomography:以下、CTと呼ぶ)装置とX線診断装置とを組み合わせたインターベンショナルラジオロジー(Interventional radiology:以下、IVRと呼ぶ)−CT装置がある。IVR−CT装置は、例えば、穿刺などの施術を支援する機能を有する。このとき、IVR−CT装置は、発生した投影画像上に指定されたポイントに基づいて、アキシャル画像、サジタル画像、コロナル画像からなる断面変換(Multi−Planar Reconstruction:以下、MPRと呼ぶ)画像を発生することができる。
すなわち、従来のIVR−CT装置は、3種のMPR画像を表示することができる。アキシャル画像は、図10、図11、及び図12に示すように、例えば、予め設定された仮の高さと投影画像上に指定された位置とに基づいて計算されたアキシャル断面に従って発生される。このとき、アキシャル画像は、予め設定された仮の高さと投影画像上に指定された位置とに基づいて仮定された関心点を有する。しかしながら、仮定された関心点と操作者が所望する関心点とはずれることがある。このため、従来のIVR−CT装置は、操作者が所望する関心点を表示できない問題がある。
目的は、操作者が所望する関心点に関する断面画像を発生可能な医用画像診断装置、医用画像処理、医用画像処理方法および医用画像処理プログラムを提供することにある。
本実施形態に係る医用画像診断装置は、所定の焦点からX線を発生するX線発生部と、前記X線発生部から発生され、天板に載置された被検体を透過したX線を検出するX線検出部と、前記被検体に関するボリュームデータを記憶する記憶部と、前記ボリュームデータと前記天板に対する前記焦点の相対的な位置とに基づいて、前記天板の短軸方向に平行であって前記焦点の位置を含む複数の面にそれぞれ対応する複数の断面画像を発生する断面画像発生部と、前記断面画像を表示する表示部と、を具備することを特徴とする。
図1は、本実施形態に係る医用画像診断装置の構成の一例を示す図である。 図2は、本実施形態に係り、発生された複数の断面画像の一例を、X線検出部における検出面、ボリュームデータ、管球焦点とともに示す図である。 図3は、本実施形態に係り、発生された複数の断面画像の表示の一例を示す図である。 図4は、本実施形態に係り、断面画像発生処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、本実施形態の変形例に係り、投影画像に指定された指定位置の一例を示す図である。 図6は、本実施形態の変形例に係り、X線検出面の中心位置と管球焦点とを有し天板の短軸方向に平行な第1面と、特定位置と管球焦点とを有し天板の短軸方向に平行な第2面とを、第1面と第2面との間の角度θとともにを示す図である。 図7は、本実施形態の変形例に係り、図6における第1面、第2面を天板の短軸方向から見た図である。 図8は、本実施形態の変形例に係り、第2面に対応する断面画像を、ボリュームデータと、X線検出部と、管球焦点と、特定位置とともに示す図である。 図9は、本実施形態の変形例に係り、断面画像発生処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、従来技術に係る図面である。 図11は、従来技術に係る図面である。 図12は、従来技術に係る図面である。
以下、図面を参照しながら実施形態に係る医用画像診断装置を説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1は、本実施形態に係る医用画像診断装置1の構成を示している。医用画像診断装置1は、X線発生部3と、X線検出部5と、支持機構7と、支持機構駆動部9と、天板11と、投影画像発生部13と、インターフェース部15と、記憶部17と、角度決定部19と、断面画像発生部21と、入力部23と、表示部25と、制御部27とを有する。
X線発生部3は、図示していないX線管と高電圧発生部とを有する。高電圧発生部は、X線管に供給する管電流と、X線管に印加する管電圧とを発生する。高電圧発生部は、X線撮影およびX線透視にそれぞれ適した管電流をX線管に供給し、X線撮影およびX線透視各々にそれぞれ適した管電圧をX線管に印加する。X線管は、高電圧発生部から供給された管電流と、高電圧発生部により印加された管電圧とに基づいて、X線の焦点(以下、管球焦点と呼ぶ)からX線を発生する。
X線検出部5は、X線発生部3から発生され、被検体Pを透過したX線を検出する。例えば、X線検出部5は、フラットパネルディテクタ(Flat Panel Detecter:以下、FPDと呼ぶ)を有する。FPDは、複数の半導体検出素子を有する。半導体検出素子には、直接変換形と間接変換形とがある。直接変換形とは、入射X線を直接的に電気信号に変換する形式である。間接変換形とは、入射X線を蛍光体で光に変換し、その光を電気信号に変換する形式である。X線の入射に伴って複数の半導体検出素子で発生された電気信号は、図示していないアナログディジタル変換器(Analog to Digital converter:以下、A/D変換器と呼ぶ)に出力される。A/D変換器は、電気信号をディジタルデータに変換する。A/D変換器は、ディジタルデータを、図示していない前処理部に出力する。なお、X線検出部5として、イメージインテンシファイア(Imageintensifier)が用いられてもよい。以下、便宜上、複数の半導体検出素子のうち、天板の短軸方向に沿って平行な複数の半導体検出素子を短軸方向平行素子群と呼ぶ。FPDは、天板の長軸方向に沿って、複数の短軸方向平行素子群を有する。
支持機構7は、X線発生部3とX線検出部5とを移動可能に支持する。具体的には、支持機構7は、例えば、図示していないCアームとCアーム支持部とを有する。Cアームは、X線発生部3とX線検出部5とを、互いに向き合うように搭載する。なお、Cアームの代わりにΩアームが用いられてもよい。Cアーム支持部は、そのC形状に沿う方向(以下、第1方向と呼ぶ)に、Cアームをスライド可能に支持する。また、Cアーム支持部は、CアームとCアーム支持器との接続部を中心として、第1方向に直交する方向(以下、第2方向と呼ぶ)に回転可能にCアームを支持する。なお、Cアーム支持部は、後述する天板11の短軸方向(図1のX方向)と長軸方向(図2のY方向)とに平行移動可能にCアームを支持することも可能である。また、Cアームは、X線発生部3とX線検出部5との距離(線源受像面間距離(Source Image Distance:以下、SIDと呼ぶ))を変更可能に、X線発生部3とX線検出部5とを支持する。
支持機構駆動部9は、後述する制御部27の制御のもとで、支持機構7を駆動する。具体的には、支持機構駆動部9は、制御部27からの制御信号に応じた駆動信号をCアーム支持部に供給して、Cアームを第1方向にスライド、第2方向(CRAまたはCAU)に回転させる。X線透視時およびX線撮影時においては、X線発生部3とX線検出部5との間に、天板11に載置された被検体Pが配置される。支持機構駆動部9は、天板11に対するX線検出部5における検出面(以下、X線検出面と呼ぶ)の傾きを、後述する角度決定部19に出力する。
図示していない天板駆動部は、後述する制御部27の制御のもとで、天板11を駆動することにより、天板11を移動させる。具体的には、天板駆動部は、制御部27からの制御信号に基づいて、天板11の短軸方向(図1のX方向)または天板11の長軸方向(図1のY方向)に、天板11をスライドさせる。また、天板駆動部は、鉛直方向(図1のZ方向)に関して、天板11を昇降する。加えて、天板駆動部は、長軸方向と短軸方向とのうち少なくとも一つの方向を回転軸(図1のX軸、Y軸)として、天板11を傾けるために天板11を回転してもよい。
図示していない前処理部は、X線検出部5から出力されたディジタルデータに対して、前処理を実行する。前処理とは、X線検出部5におけるチャンネル間の感度不均一の補正、および金属等のX線強吸収体による極端な信号の低下またはデータの脱落に関する補正等である。前処理されたディジタルデータは、後述する投影画像発生部13に出力される。
投影画像発生部13は、撮影位置においてX線撮影された後に前処理されたディジタルデータに基づいて、撮影画像を発生する。投影画像発生部13は、透視位置でX線透視された後に前処理されたディジタルデータに基づいて、透視画像を発生する。以下、撮影画像と透視画像とをまとめて投影画像と呼ぶ。投影画像発生部13は、発生した投影画像を、後述する表示部25および記憶部17に出力する。
インターフェース部15は、例えば、ネットワーク、図示していない外部記憶装置に関するインターフェースである。本医用画像診断装置1によって得られた投影画像等のデータおよび解析結果などは、インターフェース部15およびネットワークを介して他の装置に転送可能である。インターフェース部15は、ネットワークを介して、被検体にボリュームデータを、図示していない医用画像発生装置から取り込む。インターフェース部15は、取り込んだボリュームデータを、後述する記憶部17に出力する。ここで、医用画像発生装置とは、例えば、ボリュームデータを発生可能なX線コンピュータ断層撮影装置、磁気共鳴イメージング装置、X線診断装置などである。
記憶部17は、投影画像発生部13で発生された種々の投影画像、本医用画像診断装置1の制御プログラム、診断プロトコル、後述する入力部23から送られてくる操作者の指示、撮影条件、透視条件などの各種データ群、インターフェース部15とネットワークとを介して送られてくる被検体のボリュームデータ、後述する断面画像発生処理に関する所定の間隔などを記憶する。所定の間隔とは、例えば、長軸方向に沿って互いに隣接する2つの短軸方向平行素子群の間隔である。なお、所定の間隔は、長軸方向に沿った所定の長さであってもよい。また、記憶部17は、記憶された投影画像に関する管球焦点の位置と天板11との相対的な位置、およびSIDを記憶する。記憶部17は、相対的な位置および所定の間隔を入力値として、ボリュームデータに基づいて複数の断面画像を発生する断面画像発生処理に関するプログラム(以下、医用画像処理プログラムと呼ぶ)を記憶してもよい。
角度決定部19は、複数の短軸方向平行素子群各々と管球焦点との相対的な位置に基づいて、SIDに関する線分を含み短軸方向に平行な面と、管球焦点の位置と複数の短軸方向平行素子群各々とを含み短軸方向に平行な面との間の角度を決定する。すなわち、角度決定部19は、複数の短軸平行素子群にそれぞれ対応する複数の角度を決定する。角度決定部19は、決定した複数の角度を、後述する断面画像発生部21に出力する。これにより、管球焦点の位置とひとつの短軸方向平行素子群を含み短軸方向に平行な複数の面(以下、特定面と呼ぶ)が特定される。なお、角度決定部19は、X線検出面が天板11と非平行である場合、天板11に対するX線検出面の傾きと上記相対的な位置とに基づいて、角度を決定してもよい。
断面画像発生部21は、決定された複数の角度とボリュームデータとに基づいて、複数の角度にそれぞれ対応する複数の断面画像を発生する。すなわち、断面画像発生部21は、複数の特定面にそれぞれ対応する複数の断面画像を発生する。図2は、発生された複数の断面画像の一例を、X線検出面、ボリュームデータ、管球焦点とともに示す図である。図2に示すように、複数の断面画像各々は、管球焦点を中心として長軸方向に沿って扇形状に発生される。断面画像発生部21は、発生した複数の断面画像を、後述する入力部23を介した所定の操作に従って、後述する表示部25に出力する。具体的には、断面画像発生部21は、後述する入力部23からの指示を契機として、複数の断面画像を発生する。
なお、断面画像発生部21は、後述する入力部23を介して断面画像上に入力された位置と、ボリュームデータとに基づいて、天板11に平行な断面画像(コロナル画像)と、コロナル画像に垂直であって、長軸方向に平行な断面画像(サジタル画像)とを発生してもよい。このとき、断面画像発生部21は、発生したコロナル画像とサジタル画像とを、後述する表示部25に出力する。
入力部23は、操作者が所望するX線撮影の撮影条件およびX線透視の透視条件、透視・撮影位置、X線透視の開始および終了と、投影画像の表示と複数の断面画像の表示とを表示させる切り替えなどを入力する。具体的には、入力部23は、操作者からの各種指示・命令・情報・選択・設定を本医用画像診断装置1に取り込む。透視・撮影位置とは、例えば、基準位置に対する角度で規定される。例えば、第1斜位方向(RAO)、第2斜位方向(LAO)、尾頭方向(CRA)、頭尾方向(CAU)の起点を透視・撮影位置とし、基準位置を図1の直交3軸の原点とすると、透視位置の角度は0°である。
入力部23は、図示しないが、関心領域の設定などを行うためのトラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード等を有する。入力部23は、表示画面上に表示されるカーソルの座標を検出し、検出した座標を後述する制御部27に出力する。なお、入力部23は、表示画面を覆うように設けられたタッチパネルでもよい。この場合、入力部23は、電磁誘導式、電磁歪式、感圧式等の座標読み取り原理でタッチ指示された座標を検出し、検出した座標を制御部27に出力する。
入力部23は、複数の断面画像に関する表示に関するボタン(以下、断面画像表示ボタンと呼ぶ)を有する。断面画像表示ボタンが押下されると、入力部23は、断面画像を発生させる指示を、断面画像発生部21に出力する。入力部23は、発生された複数の断面画像を、長軸方向に沿って、画像めくりさせる指示を入力する。画像めくりの指示は、例えば、マウスに設けられたホイールの回転により入力される。なお、入力部23は、表示された断面画像上に、サジタル画像とコロナル画像の発生に関する位置を入力することも可能である。
表示部25は、投影画像発生部13により発生された投影画像を表示する。表示部25は、断面画像発生部21で発生された断面画像を表示する。表示部25は、ホイールの回転に従って、表示された断面画像に対して画像めくりを実行する。具体的には、表示部25は、ホールの回転に応じて、長軸方向に沿った複数の断面画像を、順次切り替えて表示する。図3は、発生された複数の断面画像の表示の一例を示す図である。図3に示すように、表示部25は、傾きに応じた断面画像を表示する。また、表示部25は、画像めくり時において、扇状にすなわち傾きθの角度を変更させながら、断面画像を表示する。なお、表示部25は、断面画像発生部21で発生されたサジタル画像およびコロナル画像を、断面画像とともに表示してもよい。
制御部27は、図示していないCPU(Central Processing Unit)とメモリを備える。制御部27は、入力部23から送られてくる操作者の指示、撮影条件、透視条件などの情報を、図示していなメモリに一時的に記憶する。制御部27は、メモリに記憶された操作者の指示、撮影条件などに従って、X線撮影を実行するために、X線発生部3、支持機構駆動部9などを制御する。制御部27は、メモリに記憶された操作者の指示、透視条件などに従って、X線透視を実行するために、X線発生部3、支持機構駆動部9、天板駆動部などを制御する。制御部27は、断面画像表示ボタンの押下を契機として、複数の断面画像を発生するために、断面画像発生部21などを制御してもよい。
(断面画像発生機能)
断面画像発生機能とは、決定された複数の角度とボリュームデータとに基づいて、複数の断面画像を発生する機能である。以下、断面画像発生機能に関する処理(以下、断面画像発生処理と呼ぶ)について説明する。
図4は、断面画像発生処理の手順の一例を示すフローチャートである。
天板11に載置された被検体に対して、X線撮影(または透視)が実行される(ステップSa1)。X線検出部5からの出力に基づいて、被検体の投影画像が発生される(ステップSa2)。天板11に対する管球焦点の相対的な位置と所定の間隔とに基づいて、複数の特定面にそれぞれ対応する複数の角度が決定される(ステップSa3)。決定された角度とボリュームデータとに基づいて、複数の特定面にそれぞれ対応する複数の断面画像が発生される(ステップSa4)。複数の断面画像が投影画像とともに表示される(ステップSa5)。
なお、複数の断面画像のうち少なくとも1枚の断面画像が投影画像とともに表示されてもよい。この時、入力部23を介して入力された画像めくりの指示に従って、複数の断面画像に対して、長軸方向に沿って順に画像めくりが実行されてもよい。この時、画像めくりは、例えば、図2、図3に示すように扇状に実行される。また、入力部23を介して、断面画像上に、サジタル画像とコロナル画像の発生に関する位置が入力されると、サジタル画像とコロナル画像とが発生されてもよい。この時、表示部25は、発生されたサジタル画像とコロナル画像を、断面画像とともに表示してもよい。
(変形例)
上記実施形態との相違は、投影画像上に指定された位置(以下、指定位置と呼ぶ)に基づいて、断面画像を発生することにある。
入力部23は、表示部25に表示された投影画像上に指定された指定位置を入力する。図5は、投影画像に指定された指定位置の一例を示す図である。なお、図5における投影画像は、透視画像のうちラストイメージホールド(Last Image Hold:以下、LIHと呼ぶ)が実行された投影画像(LIH画像)であってもよい。また、指定位置が入力される投影画像は、被検体に対するX線撮影による撮影画像であってもよい。以下、説明を簡便にするために、指定位置の入力に関する画像は、投影画像であるものとする。入力部23は、投影画像上に指定された指定位置に関する情報を、角度決定部19に出力する。また、入力部23は、後述する断面画像発生部21により発生された断面画像上に、サジタル画像とコロナル画像との発生に関する位置を入力することも可能である。
角度決定部19は、投影画像上における指定位置に対応するX線検出面の位置(以下、特定位置と呼ぶ)と、X線検出面の中心位置とに基づいて、管球焦点と中心位置とを含み短軸方向に平行な第1面と、検出面指定位置と管球焦点とを含み短軸方向に平行な第2面との間の角度を決定する。具体的には、角度決定部19は、指定位置に基づいて、特定位置を特定する。次いで、角度決定部19は、特定位置と管球位置と中心位置とに基づいて、第2面を決定する。より詳細には、角度決定部19は、中心位置を原点とした特定位置の座標に基づいて、長軸方向に沿った特定位置と中心位置との距離(以下、長軸方向距離と呼ぶ)を決定する。最後に、角度決定部19は、長軸方向距離とSID(管球焦点と中心意位置との間の距離)とに基づいて、第1面と第2面との間の角度を決定する。
図6は、X線検出面の中心位置と管球焦点とを有し天板の短軸方向に平行な第1面と、特定位置と管球焦点とを有し天板の短軸方向に平行な第2面との間の角度θを示す図である。図7は、図6における第1面、第2面を天板11の短軸方向から見た図である。図6、図7に示すように、角度θは、tan−1(長軸方向距離/SID)を計算することにより決定される。なお、X線検出面が天板11に非平行である場合、角度決定部19は、天板11に対するX線検出面の傾きに応じた回転行列を、特定位置の座標に掛ける処理を実行することにより、上記処理を実行して角度を決定することができる。
断面画像発生部21は、ボリュームデータと角度とに基づいて、第2面に対応する断面画像を発生する。図8は、断面画像発生部21により発生される断面画像の一例を示す図である。図8に示すように、入力部23を介して投影画像上に指定位置が入力されると、X線検出面上に特定位置が特定される。断面画像発生部21は、ボリュームデータと決定された角度とに基づいて、特定位置と管球焦点とを結ぶ線分を有する第2面に対応する断面画像を発生する。
なお、断面画像発生部21は、入力部23を介して断面画像上に入力された位置と、ボリュームデータとに基づいて、コロナル画像とサジタル画像とを発生してもよい。このとき、断面画像発生部21は、発生したコロナル画像とサジタル画像とを、後述する表示部25に出力する。
表示部25は、断面画像発生部21により発生された断面画像を、指定位置が入力された投影画像とともに表示する。なお、表示部25は、断面画像発生部21により発生された断面画像を、サジタル画像とコロナル画像とともに表示してもよい。
(断面画像発生機能)
本変形例における断面画像発生機能とは、投影画像上に指定された指定位置と中心位置と管球焦点とに基づいて第1面と第2面との間の角度を決定し、ボリュームデータと決定された角度とに基づいて第2面に対応する断面画像を発生することにある。
図9は、本変形例に係り、断面画像発生処理の手順の一例を示すフローチャートである。
被検体に対してX線透視が実行される(ステップSb1)。表示部25にX線透視像が表示される。表示されたX線透視像において、ラストイメージホールドが実行されたとき、X線検出部5からの出力に基づいて、投影画像が発生される(ステップSb2)。入力部23を介して投影画像上に指定された指定位置が入力される(ステップSb3)。入力された指定位置に対応するX線検出面上の特定位置が特定される(ステップSb4)。特定位置と中心位置と管球焦点とに基づいて、第1面と第2面との間の角度が決定される(ステップSb5)。
決定された角度とボリュームデータとに基づいて、第2面に対応する断面画像が発生される(ステップSb6)。発生した断面画像が、投影画像とともに表示される(ステップSb7)。
以上に述べた構成によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態に係る医用画像診断装置1によれば、決定された複数の角度とボリュームデータとに基づいて、天板11の短軸方向に平行であって管球焦点を含む複数の特定面にそれぞれ対応する複数の断面画像を発生することができる。すなわち、管球焦点から複数の半導体検出素子各々に到達したX線のレイに一致する複数の断面画像を発生することができる。また、本医用画像診断装置1によれば、発生された複数の断面画像を、操作者の指示に従って、長軸方向に沿って扇形状に画像めくりを実行することができる。これにより、投影画像上において、操作者が所望する位置(関心部分)を有する断面画像を発生することができる。これらのことから、本実施形態に係る医用画像診断装置1によれば、操作者が所望する関心点を有する断面画像を発生することができる。
また、本実施形態の変形例に係る医用画像診断装置1によれば、投影画像上に指定された位置とボリュームデータとに基づいて第1面と第2面との間の角度を決定し、ボリュームデータと決定された角度とに基づいて第2面に対応する断面画像を発生することができる。これにより、本変形例に係る医用画像診断装置1によれば、投影画像上に指定された指定位置に関する断面画像を発生することができる。
以上のことから、本医用画像診断装置1によれば、投影画像上において操作者が所望する関心点に関する関心部位を有する断面画像を発生することができる。
なお、本実施形態の変形例として、本医用画像診断装置1の技術的思想を医用画像処理装置で実現する場合には、例えば図1の構成図における点線2内の構成要素を有するものとなる。本実施形態に関する断面画像発生機能における各処理は、例えば、図4において、ステップSa3乃至ステップSa5に対応する処理となる。加えて、本実施形態の変形例に関する断面画像発生機能における各処理は、例えば、図9において、ステップSb3乃至ステップSb7に対応する処理となる。
また、本実施形態に係る機能は、断面画像発生処理を実行するプログラムをワークステーション等のコンピュータにインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても実現することができる。このとき、コンピュータに当該手法を実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することも可能である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…医用画像診断装置、2…医用画像処理装置、3…X線発生部、5…X線検出部、7…支持機構、9…支持機構駆動部、11…天板、13…投影画像発生部、15…インターフェース部、17…記憶部、19…角度決定部、21…断面画像発生部、23…入力部、25…表示部、27…制御部

Claims (8)

  1. 所定の焦点からX線を発生するX線発生部と、
    前記X線発生部から発生され、天板に載置された被検体を透過したX線を検出するX線検出部と、
    前記被検体に関するボリュームデータを記憶する記憶部と、
    前記ボリュームデータと前記天板に対する前記焦点の相対的な位置とに基づいて、前記天板の短軸方向に平行であって前記焦点を含む複数の面にそれぞれ対応する複数の断面画像を発生する断面画像発生部と、
    前記断面画像を表示する表示部と、
    を具備することを特徴とする医用画像診断装置。
  2. 前記断面画像発生部は、前記天板の長軸方向に沿った所定の間隔で、前記複数の断面画像を発生すること、
    を特徴とする請求項1に記載の医用画像診断装置。
  3. 前記表示部は、
    前記長軸方向に沿った並びの順で、前記複数の断面画像を表示すること、
    を特徴とする請求項2に記載の医用画像診断装置。
  4. 前記X線検出部からの出力に基づいて、前記被検体の投影画像を発生する投影画像発生部と、
    前記投影画像上に指定された位置に対応する前記X線検出部におけるX線検出面の位置と前記焦点の位置と前記X線検出面の中心位置とに基づいて、前記焦点の位置と前記中心位置とを含み前記短軸方向に平行な第1面と、前記焦点の位置と前記X線検出面の位置とを含み前記短軸方向に平行な第2面との間の角度を決定する角度決定部とを具備し、
    前記断面画像発生部は、
    前記ボリュームデータと前記角度とに基づいて、前記第2面に対応する断面画像を発生すること、
    を特徴とする請求項1に記載の医用画像診断装置。
  5. 前記X線発生部と前記X線検出部とを移動可能に支持する支持機構とを具備し、
    前記角度決定部は、前記支持機構の傾きと前記X線検出面の位置と前記焦点の位置と前記中心位置とに基づいて、前記角度を決定すること、
    を特徴とする請求項4に記載の医用画像診断装置。
  6. 天板に載置された被検体に関するボリュームデータと投影画像とを記憶する記憶部と、
    前記投影画像に関するX線の焦点と前記天板との相対的な位置と前記ボリュームデータとに基づいて、前記天板の短軸方向に平行であって前記焦点を含む複数の面にそれぞれ対応する複数の断面画像を発生する断面画像発生部と、
    前記断面画像を表示する表示部と、
    を具備することを特徴とする医用画像処理装置。
  7. 天板に載置された被検体に関するボリュームデータと投影画像とを記憶し、
    前記投影画像に関するX線の焦点と前記天板との相対的な位置と前記ボリュームデータとに基づいて、前記天板の短軸方向に平行であって前記焦点の位置を含む複数の面にそれぞれ対応する複数の断面画像を発生し、
    前記断面画像を表示すること、
    を具備することを特徴とする医用画像処理方法。
  8. コンピュータに、
    天板に載置された被検体に関するボリュームデータと投影画像とを記憶させ、
    前記投影画像に関するX線の焦点と前記天板との相対的な位置と前記ボリュームデータとに基づいて、前記天板の短軸方向に平行であって前記焦点の位置を含む複数の面にそれぞれ対応する複数の断面画像を発生させ、
    前記断面画像を表示させること、
    を具備することを特徴とする医用画像処理プログラム。
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